JP2009275571A - コネクター - Google Patents
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Abstract
【課題】 ワッシャーの横ズレ防止とガタツキの低減が可能なコネクターの提供。
【解決手段】 流体輸送ライン上で使用されて取付パネル9に固定されるコネクター1において、取付孔10が穿設された上記取付パネル9の一面側に拡大フランジ4を有すると共に、同取付パネル9の他面側に上記取付孔10の孔縁に対向して係止する一対の弾性係止脚5を有し、且つ、上記拡大フランジ4の下面に柔軟性を有するワッシャー8を装着してなるコネクター1であって、拡大フランジ4の下面に上記ワッシャー8に刺さる突起7を設ける一方、上記一対の弾性係止脚5が存在しない対向部位に取付パネル9の取付孔10に嵌合する一対の突壁6を設けたことを特徴とする。
【選択図】 図3
【解決手段】 流体輸送ライン上で使用されて取付パネル9に固定されるコネクター1において、取付孔10が穿設された上記取付パネル9の一面側に拡大フランジ4を有すると共に、同取付パネル9の他面側に上記取付孔10の孔縁に対向して係止する一対の弾性係止脚5を有し、且つ、上記拡大フランジ4の下面に柔軟性を有するワッシャー8を装着してなるコネクター1であって、拡大フランジ4の下面に上記ワッシャー8に刺さる突起7を設ける一方、上記一対の弾性係止脚5が存在しない対向部位に取付パネル9の取付孔10に嵌合する一対の突壁6を設けたことを特徴とする。
【選択図】 図3
Description
本発明は、例えば、自動車燃料タンクから続くキャニスターのブリーザーライン上で使用されるコネクターに関するものである。
従来のこの種コネクター100は、図6に示す如く、自動車の燃料タンク101からエバポライン102を介して続くキャニスター103のブリーザーライン104上に取付パネル105を介して配されて、キャニスター103で燃料が吸着された空気を外気に放出するために使用されるものである(例えば、特許文献1参照)が、構造的には、上記取付パネル105に固定される関係で、樹脂製のコネクター100自体に取付パネル105の一面側に位置する拡大フランジ106を形成し、同取付パネル105の他面側にその取付孔に対向して係止する一対の弾性係止脚107を形成して、取付パネル105の取付孔の孔縁を該拡大フランジ106と一対の弾性係止脚107とで内外側から挾持することにより、取付パネル105に固定されるように構成されている。そして、その固定に際しては、コネクター100の取付パネル105に対するガタツキを防止するために、通常は、拡大フランジ106の下面にクロロプレンゴム等からなる柔軟なワッシャー108(例えば、特許文献2参照)が装着されている。
特開平9−14060号公報
実開昭62−105040号公報
従って、この柔軟なワッシャー108の装着により、理屈の上では、コネクター100自体の取付パネル105に対するガタツキを防止できることとなるが、実際には、自動車の走行振動などで、上記したブリーザーライン104を構成するホースが大きく揺動などすると、特に、コネクター100の拡大フランジ106と弾性係止脚107に不測の外力が加わって、ワッシャー108自体が不用意に横ズレしたり、その端縁が潰されてしてしまう恐れがあった。この為、従来にあっては、折角のワッシャー108の機能を十分に得られない恐れがあった。
本発明は、斯かる従来のコネクターが抱える課題を有効に解決するために開発されたもので、請求項1記載の発明は、流体輸送ライン上で使用されて取付パネルに固定されるコネクターにおいて、取付孔が穿設された上記取付パネルの一面側に拡大フランジを有すると共に、同取付パネルの他面側に上記取付孔の孔縁に対向して係止する一対の弾性係止脚を有し、且つ、上記拡大フランジの下面に柔軟性を有するワッシャーを装着してなるコネクターであって、拡大フランジの下面に上記ワッシャーに刺さる突起を設ける一方、上記一対の弾性係止脚が存在しない対向部位に取付パネルの取付孔に嵌合する一対の突壁を設けたことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1を前提として、拡大フランジの下面に形成される突起の高さは、ワッシャーが取付パネルと拡大フランジとで圧縮される厚みよりも小さく設定されていることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1乃至請求項2を前提として、拡大フランジの下面に形成される突起を一対の弾性係止脚を結ぶ線上に配列させたことを特徴とする。
依って、請求項1記載の発明にあっては、コネクターの拡大フランジ下面に柔軟なワッシャーに刺さる突起を設けたので、その固定状態にあっては、ワッシャー自体が横ズレすることを有効に防止できると共に、一対の突壁の存在でも、ワッシャー自体の横ズレを併せて防止できる。又、コネクター自体に不測の外力が加わり、特に、一対の弾性係止脚の傾きが大きくなった場合でも、拡大フランジ側の突起が取付パネルに接触して、それ以上の傾きを抑制することとなる。
請求項2記載の発明にあっては、突起の高さがワッシャーが取付パネルと拡大フランジとで圧縮される厚みよりも小さく設定されているので、突起が取付パネルに直接当たることがなく、取付パネルと突起との接触音が発生しない。
請求項3記載の発明にあっては、突起が一対の弾性係止脚を結ぶ線上に位置しているので、一対の弾性係止脚の傾きを効果的に抑制できると共に、ワッシャー自体の横ズレも効果的に防止できる。
本発明は、取付孔が穿設された取付パネルの一面側に拡大フランジを有すると共に、同取付パネルの他面側に上記取付孔の孔縁に対向して係止する一対の弾性係止脚を有し、且つ、上記拡大フランジの下面に柔軟性を有するワッシャーを装着してなるコネクターを前提として、拡大フランジの下面に上記ワッシャーに刺さる突起を設ける一方、上記一対の弾性係止脚が存在しない対向部位に取付パネルの取付孔に嵌合する一対の突壁を設けることにより、ワッシャーの横ズレ防止とガタツキの低減を有効に図らんとするものである。
以下、本発明を図示する好適な実施例に基づいて詳述すれば、該実施例に係るコネクターも、自動車燃料タンクから続くキャニスターのブリーザーライン上に取付パネルを介して配されて、キャニスターで燃料が吸着された空気を外気に放出するために使用されるもので、従来と同様に、その拡大フランジの下面にクロロプレンゴム等からなる柔軟性を有するリング状のワッシャーを装着することを前提とする。
これを具体的に説明すると、本実施例に係るコネクター1は、合成樹脂の一体成形品で、図1・図2に示す如く、キャニスター側に接続される導入接続配管2と外気側に開放される導出接続配管3を直線状に有する形態を呈して、その中央部に上記取付パネルの一面側に位置する拡大フランジ4を形成すると共に、同取付パネルの他面側にその取付孔の孔縁に対向して係止する一対の弾性係止脚5を形成する一方、該各弾性係止脚5が存在しない対向部位に取付パネルの取付孔に嵌合する一対の突壁6を突設する構成となっている。
そして、本実施例にあっては、斯かる構成を前提として、上記拡大フランジ4の下面両側に柔軟なワッシャー8に突き刺さる先端形状を有する突起7を2個づつ一定の間隔をおいて垂設する構成となっているが、垂設に関しては、図示する如く、下面両側の各突起7を一対の弾性係止脚5を結ぶ線上に配列させるものとする。又、これら突起7の高さは、ワッシャー8が取付パネルと拡大フランジ4間とで圧縮される厚みよりも小さくなるように設定するものとする。
依って、実際に、このコネクター1をキャニスター側のブリーザーライン上で使用する場合には、まず、拡大フランジ4の下面にワッシャー8を装着して、キャニスター側に接続されているホース(図示せず)を導入接続配管2に連結する状態を得て、取付パネル9の一面側からコネクター1をその導出接続配管3から取付孔10内に挿入すると、当該取付パネル9の一面側にはワッシャー8と拡大フランジ4が位置し、同取付パネル9の他面側には一対の弾性係止脚5が取付孔10に係止した状態をもって位置することとなる。従って、後は、導出接続配管3に大気中に開放されるホース(図示せず)を接続すれば、これにより、キャニスターで燃料が吸着された空気が外気に放出されることとなる。尚、この場合、導出接続配管3にホースを接続せずに、直接、導出接続配管3から空気を放出することも可能である。
又、斯かる固定状態にあっては、図3に示す如く、拡大フランジ4の下面に垂設された各突起7は、柔軟なワッシャー8に突き刺さってその移動を防止するので、ワッシャー8自体の横ズレが抑制できることとなるが、この場合には、各突起7が一対の弾性係止脚5を結ぶ線上に位置している関係で、弾性係止脚5が撓んだ時に、各突起7がワッシャー8に突き刺さり、一対の弾性係止脚5方向に対する横ズレが有効に防止される。尚、この状態にあっては、コネクター1の拡大フランジ4と取付パネル9でワッシャー8が圧縮されることとなるが、各突起7の高さは、既述した如く、ワッシャー8の圧縮された厚みよりも小さく設定されているので、突起7が取付パネル9に直に接触して接触音を発生させる心配がない。
これに加えて、一対の弾性係止脚5が存在しない対向する部位は、図4に示す如く、今度は、一対の突壁6が取付パネル9の取付孔10に嵌合して、同方向に対するワッシャー8の横ズレを防止することとなるので、これにより、ワッシャー8は、全周囲からその横ズレが確実に防止されることとなる。
更に、ブリーザーラインを構成するホースが大きく揺動などして、コネクター1自体に不測の外力が加わり、特に、一対の弾性係止脚5の傾きが大きくなった場合でも、図5に示す如く、拡大フランジ4側の突起7が取付パネル9に接触して、それ以上の傾きを抑制することとなるので、各突起7の取付パネル9に対するガタツキを効果的に低減できることとなる。尚、この時には、取付パネル9と突起7の間に常にワッシャー8が存在するので、取付パネル9と突起7との接触音が発生しない。従って、傾きを防止する上では、外側に配列される突起7は、図示する如く、可能な限り、拡大フランジ4の外周縁寄りに垂設することが好ましい。
本発明に係るコネクターは、ワッシャーの横ズレ防止とガタツキの低減が可能となるので、これを、例えば、自動車燃料タンクから続くキャニスターのブリーザーライン上で使用すれば、頗る好都合なものとなる。
1 コネクター
2 導入接続配管
3 導出接続配管
4 拡大フランジ
5 弾性係止脚
6 突壁
7 突起
8 ワッシャー
9 取付パネル
10 取付パネルの取付孔
2 導入接続配管
3 導出接続配管
4 拡大フランジ
5 弾性係止脚
6 突壁
7 突起
8 ワッシャー
9 取付パネル
10 取付パネルの取付孔
Claims (3)
- 流体輸送ライン上で使用されて取付パネルに固定されるコネクターにおいて、取付孔が穿設された上記取付パネルの一面側に拡大フランジを有すると共に、同取付パネルの他面側に上記取付孔の孔縁に対向して係止する一対の弾性係止脚を有し、且つ、上記拡大フランジの下面に柔軟性を有するワッシャーを装着してなるコネクターであって、拡大フランジの下面に上記ワッシャーに刺さる突起を設ける一方、上記一対の弾性係止脚が存在しない対向部位に取付パネルの取付孔に嵌合する一対の突壁を設けたことを特徴とするコネクター。
- 拡大フランジの下面に形成される突起の高さは、ワッシャーが取付パネルと拡大フランジとで圧縮される厚みよりも小さく設定されていることを特徴とする請求項1記載のコネクター。
- 拡大フランジの下面に形成される突起を一対の弾性係止脚を結ぶ線上に配列させたことを特徴とする請求項1乃至請求項2のいずれかに記載のコネクター。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008126921A JP2009275571A (ja) | 2008-05-14 | 2008-05-14 | コネクター |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008126921A JP2009275571A (ja) | 2008-05-14 | 2008-05-14 | コネクター |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2009275571A true JP2009275571A (ja) | 2009-11-26 |
Family
ID=41441241
Family Applications (1)
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JP2008126921A Pending JP2009275571A (ja) | 2008-05-14 | 2008-05-14 | コネクター |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2009275571A (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000280764A (ja) * | 1999-01-28 | 2000-10-10 | Toyoda Gosei Co Ltd | 燃料タンクの給油装置 |
JP2003072399A (ja) * | 2001-09-07 | 2003-03-12 | Kyosan Denki Co Ltd | 樹脂部品の溶着構造 |
JP2004138023A (ja) * | 2002-10-21 | 2004-05-13 | Aisan Ind Co Ltd | 内燃機関の排気還流装置 |
JP2005090327A (ja) * | 2003-09-17 | 2005-04-07 | Honda Motor Co Ltd | 空気吸入パイプの端末構造 |
-
2008
- 2008-05-14 JP JP2008126921A patent/JP2009275571A/ja active Pending
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