JP2009272473A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】半導体装置を製造するに際し、縦型の半導体素子が多数形成された半導体ウエハに対し、多チャンネルで電気的特性を検査できる方法の提供。
【解決手段】各導電性材料52が絶縁性材料53によって絶縁されて構成されたダイシングテープ50を半導体ウエハ30の裏面側に貼り付ける。ダイシングテープ50の他面55において、電気的特性を検査したい半導体素子に対応した場所にテスタ60を対向配置する。続いて、テスタ60をダイシングテープ50の他面55に押し付け、各導電性材料52どうしを接触させて、第1電極18、縦型の半導体素子、第2電極19、導電性材料52、およびテスタ60を経由する経路を形成する。そして、各テスタ60に異なる電位を与えることで、多チャンネルで電気的特性の検査を行う。
【選択図】図4

Description

本発明は、ウエハレベルで縦型の半導体素子の電気的特性の評価を行う半導体装置の製造方法に関する。
従来より、半導体装置を製造するに際し、ウエハレベルで半導体素子の電気的特性を検査するウエハプローブ検査工程を行うことが、例えば特許文献1で提案されている。具体的に、特許文献1では、半導体ウエハの表面側にMOSFETなどの横型の半導体素子を形成した後、ウエハプローブ検査を行なう方法が提案されている。
ウエハプローブ検査工程では、ウエハプローバを用いて半導体ウエハの素子形成面に設けられた電極にプローブをあてることにより、横型の半導体素子の電気的特性を検査する。この後、半導体ウエハの裏面を研削し、半導体ウエハをダイシングカットすることにより、個々のチップに分割することで半導体装置が完成する。
特開平8−181197号公報
しかしながら、上記従来の技術では、半導体ウエハに横型の半導体素子が形成されたものについてはウエハプローブ検査工程を行うことができたが、半導体ウエハに縦型の半導体素子が形成されたものについて電気的特性を検査する場合、半導体ウエハの表面のみならず裏面にも電位を与えなければならない。半導体ウエハの裏面には同じ電位(1チャンネル)しか与えることができないため、多チャンネルでの電気的特性の検査ができず、検査が長時間になってしまうという問題がある。
本発明は、上記点に鑑み、半導体装置を製造するに際し、縦型の半導体素子が多数形成された半導体ウエハに対し、多チャンネルで電気的特性を検査できるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、半導体ウエハ(30)が半導体基板(11)の表面(12)側に形成された第1電極(18)と裏面(13)側に形成された第2電極(19)とを有し、第1電極(18)と第2電極(19)との間に電流を流すように構成された縦型の半導体素子(14)が備えられてなる半導体装置の製造方法であって、半導体ウエハ(30)の表面(31)側の表層部に縦型の半導体素子(14)が複数形成され、半導体ウエハ(30)の表面(31)側に第1電極(18)が形成されたものを用意する工程と、半導体ウエハ(30)の裏面(32)を研削し、研削した半導体ウエハ(30)の裏面(32)に第2電極(19)を形成する工程と、第2電極(19)が形成された半導体ウエハ(30)の裏面(32)に、複数の導電性材料(52)それぞれが絶縁性材料(53)によって絶縁されて構成されたダイシングテープ(50)を貼り付ける工程と、ダイシングテープ(50)のうち半導体ウエハ(30)が貼り付けられた一面(51)とは反対側の他面(55)にテスタ(60)を押し付けてダイシングテープ(50)を半導体ウエハ(30)とテスタ(60)とで挟み込むことで半導体ウエハ(30)とテスタ(60)との間の導電性材料(52)どうしを接触させ、第1電極(18)とテスタ(60)とにそれぞれ電位を与えることにより、第1電極(18)、縦型の半導体素子(14)、第2電極(19)、導電性材料(52)、テスタ(60)を経由する経路を形成して縦型の半導体素子(14)の電気的特性を検査する工程とを含んでいることを特徴とする。
これにより、ダイシングテープ(50)のうちテスタ(60)を押し付けた場所に対応する第2電極(19)にテスタ(60)に印加した電位を与えることができる。したがって、それぞれ電気的に独立した複数のテスタ(60)をダイシングテープ(50)に押し付け、各テスタ(60)にそれぞれ異なる電位を与えることにより、半導体ウエハ(30)の裏面(32)に対して複数の電位を同時に与えることができる。
以上により、縦型の半導体素子(14)が多数形成された半導体ウエハ(30)に対し、多チャンネルで電気的特性を検査することができる。また、多チャンネルで電気的特性の検査が可能になるため、短時間で検査工程を完了させることができる。
請求項2に記載の発明のように、導電性材料(52)として、粒状をなしているものを用いることができる。
請求項3に記載の発明のように、導電性材料(52)として、繊維状をなしているものを用いることができる。
請求項4に記載の発明のように、導電性材料(52)として、ダイシングテープ(50)の一面(51)もしくは他面(55)に対して垂直に延設された直線状をなしているものを用いることができる。
請求項5に記載の発明では、半導体ウエハ(30)が半導体基板(11)の表面(12)側に形成された第1電極(18)と裏面(13)側に形成された第2電極(19)とを有し、第1電極(18)と第2電極(19)との間に電流を流すように構成された縦型の半導体素子(14)が備えられてなる半導体装置の製造方法であって、半導体ウエハ(30)の表面(31)側の表層部に縦型の半導体素子(14)が複数形成され、半導体ウエハ(30)の表面(31)側に第1電極(18)が形成されたものを用意する工程と、半導体ウエハ(30)の裏面(32)を研削し、研削した半導体ウエハ(30)の裏面(32)に第2電極(19)を形成する工程と、第2電極(19)が形成された半導体ウエハ(30)の裏面(32)に、一面(51)と該一面(51)の反対側の他面(55)を有し、一面(51)と他面(55)とを貫通する貫通孔(56)が設けられたダイシングテープ(50)を貼り付ける工程と、ダイシングテープ(50)の貫通孔(56)に露出する第2電極(19)と第1電極(18)とにそれぞれプローブ(70)を押し当て、第1電極(18)と第2電極(19)とにそれぞれ電位を与えることにより、第1電極(18)、縦型の半導体素子(14)、第2電極(19)を経由する電気的経路を形成して縦型の半導体素子(14)の電気的特性を検査する工程とを含んでいることを特徴とする。
これにより、ダイシングテープ(50)の貫通孔(56)それぞれにプローブ(70)を配置し、各第2電極(19)に押し当てた各プローブ(70)にそれぞれ異なる電位を与えることにより、半導体ウエハ(30)の裏面(32)に対して複数の電位を同時に与えることができる。したがって、多チャンネルで電気的特性を検査することができる。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態について図を参照して説明する。以下では、半導体装置として、縦型の半導体素子が形成された半導体ウエハの一部を例に説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る半導体装置の断面図である。
半導体ウエハの一部10は、半導体基板11を用いて構成されている。半導体基板11には、該半導体基板11の表面12と裏面13との間に電流を流すように構成された縦型の半導体素子14が形成されている。半導体素子14としては、例えばIGBTやMOSFETなどが採用される。また、各半導体素子14はLOCOS酸化膜15を用いて構成されている。
半導体基板11の表面12を介して半導体素子14に配線16が接続されている。該配線16は第1保護膜17によって覆われている。さらに、配線16に接続され、第1保護膜17から露出するように第1電極18が形成されている。
一方、半導体基板11の裏面13には、第2電極19が形成されている。また、半導体基板11の裏面13を覆うと共に、第2電極19が露出するように第2保護膜20が形成されている。
以上が、本実施形態に係る半導体ウエハの一部10の概略である。このような構成の半導体ウエハの一部10では、第1電極18と第2電極19とに電位が与えられることで、縦型の半導体素子14が動作するようになっている。
次に、図1に示される半導体ウエハの一部10の製造方法について、図2〜図4を参照して説明する。なお、図4では、半導体ウエハ30のうち一つの半導体素子14についての断面図を示してある。
まず、図2(a)に示す工程では、半導体ウエハ30を用意し、該半導体ウエハ30の表面31側の表層部に縦型の半導体素子14を複数形成すると共に、半導体ウエハ30の表面31側に配線16、第1保護膜17、および第1電極18等を形成する素子形成工程を行う。なお、素子形成工程を行わずに該素子形成工程で得られるものを用意しても良い。
続いて、図2(b)に示す工程では、第1電極18等が形成された半導体ウエハ30の表面31側に表面保護シート40を貼り付ける表面保護テープ工程を行う。そして、図2(c)に示す工程では、半導体ウエハ30の裏面32を研削する裏面研削工程を行う。半導体ウエハ30の厚さは、図1に示される半導体基板11の厚さにまで研削される。
この後、図2(d)に示す工程では、研削した半導体ウエハ30の裏面32に第2保護膜20および第2電極19を形成する裏面電極形成工程を行う。
図3(a)に示す工程では、ダイシングテープ50を用意し、該ダイシングテープ50の一面51を第2電極19等が形成された半導体ウエハ30の裏面32に貼り付けるウエハマウント工程を行う。
本実施形態では、ダイシングテープ50は、複数の導電性材料52それぞれが絶縁性材料53によって絶縁されて構成されている。つまり、単独の導電性材料52が絶縁性材料53により封止され、個々の導電性材料それぞれは互いに電気的に絶縁されている。もちろん、複数の導電性材料52が接触した一塊が絶縁性材料53によって封止されているものもあるが、他の導電性材料52とは電気的に絶縁されている。
このようなダイシングテープ50は、軟らかい状態の樹脂に粒状の金属が撹拌されて樹脂が固められることによって形成される。絶縁性材料53として、塩化ビニル等の樹脂材料が採用される。また、導電性材料52は粒状をなしており、Au、Al、Cu等の金属が採用される。なお、導電性材料52は、金属ではなく、導電性を有する材料であっても良い。
そして、上記のようなダイシングテープ50を用意し、該ダイシングテープ50の一面51にダイシングリング54を貼り付ける。具体的には、半導体ウエハ30よりも径が大きいリング状のダイシングリング54を用意し、ダイシングテープ50の一面51にダイシングリング54を貼り付ける。ダイシングテープ50の一面51は粘着性を持っているため、ダイシングリング54は容易にダイシングテープ50に貼り付く。
そして、ダイシングテープ50の一面51においてダイシングリング54内に半導体ウエハ30の裏面32側を貼り付け、ダイシングテープ50のうちダイシングリング54よりも外側の部位を切り取る。これにより、図3(a)に示されるものを得る。
図3(b)に示す工程では、第1電極18等が形成された半導体ウエハ30の表面31側から表面保護シート40を剥がす表面保護テープ剥離工程を行う。これにより、ダイシングテープ50の一面51に半導体ウエハ30が配置された状態となる。
この後、縦型の半導体素子14の電気的特性の検査を行う。ここでは、一つの半導体素子14について電気的特性を検査することについて説明する。
まず、図4(a)に示すように、ダイシングテープ50のうち半導体ウエハ30が貼り付けられた一面51とは反対側の他面55において、電気的特性を検査したい半導体素子14に対応した場所にテスタ60を対向配置する。テスタ60は、ステージ61に配置されていると共に、ステージ61を介して電位が与えられる、いわゆるプローブである。
続いて、図4(b)に示すように、半導体ウエハ30をテスタ60側に押し付け、テスタ60をダイシングテープ50の他面55に押し付けることにより、ダイシングテープ50を半導体ウエハ30とテスタ60とで挟み込む。これにより、ダイシングテープ50を変形させて、半導体ウエハ30の裏面32とテスタ60との間の各導電性材料52どうしを接触させ、導電性材料52と第2電極19とを接触させ、導電性材料52とテスタ60とを接触させる。これにより、第1電極18、縦型の半導体素子14、第2電極19、導電性材料52、テスタ60を経由する経路が形成される。
上述のように、各導電性材料52は、個々では絶縁性材料53によって絶縁されていたが、ダイシングテープ50の一面51と他面55とが近づくように押さえつけられることで、離ればなれになっていた各導電性材料52が近づいて接触し、その結果、電気的経路が形成される。この電気的経路は、ダイシングテープ50のうちテスタ60で押さえ込まれた部位にのみ形成される。このため、ダイシングテープ50のうちテスタ60で押さえ込まれていない部位では、導電性材料52による電気的経路は形成されず、引き続き、各導電性材料52がそれぞれ絶縁された状態が維持される。
そして、半導体素子14の第1電極18とテスタ60とにそれぞれ電位を与えることにより、第1電極18とテスタ60との間に電流を流し、縦型の半導体素子14の電気的特性を検査する。
以上のように、テスタ60を用いることにより、個々の半導体素子14の電気的特性を検査することができる。一つのステージ61に所定の電位を与えることを1チャンネルとすると、電気的に独立したステージ61を複数用いることで、ステージ61ごとに異なる電位を与えることができるので、複数の半導体素子14に対して多チャンネルで電気的特性の検査を同時に行うことができる。
一つのステージ61に設けるテスタ60の数は、一つのステージ61でいくつの半導体素子14を検査するかによって設定すれば良い。もちろん、一つのステージ61で一つの半導体素子14を検査するようにしても良い。
電気的特性を検査した後、半導体ウエハ30をダイシングして個々に分割することで、図1に示される半導体チップ10が完成する。
以上説明したように、本実施形態では、電気的特性を検査する際、半導体ウエハ30の裏面32側に貼り付けられた導電性材料52が封止されたダイシングテープ50にテスタ60を押し付けることにより、半導体ウエハ30の第2電極19とテスタ60との間に電気的経路を形成することが特徴となっている。
これにより、ダイシングテープ50においてテスタ60を押さえつけた場所に独立した電気的経路を形成することができる。したがって、テスタ60ごとに異なる電位を与えることにより、複数の半導体素子14に対して複数の電位を同時に与えることができ、多チャンネルで電気的特性を検査することができる。
このように、多チャンネルで電気的特性の検査が可能になることで、短時間で検査工程を完了させることもできる。
また、一つの半導体ウエハ内にNch型のトランジスタとPch型のトランジスタとが形成されたものなど、それぞれ異なる電位を与えなければ電気的特性を検査できなかったものについても、同時に検査を行うことができる。
さらに、半導体ウエハ30の裏面32を研削した後においては、該裏面32にダイシングテープ50を貼り付けることになるため、薄くなった半導体ウエハ30の反りを防止することができる。
(第2実施形態)
本実施形態では、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。上記実施形態では、ダイシングテープ50に導電性材料52が含まれたものが用いているが、本実施形態では導電性材料52は含まれておらず、貫通孔が設けられたものを用いることが特徴となっている。以下、図5および図6を参照して説明する。
図5は、本実施形態で用いられるダイシングテープ50の平面図である。この図に示されるように、ダイシングテープ50は、該ダイシングテープ50の一面51と他面55とを貫通する貫通孔56が複数設けられている。各貫通孔56は、各半導体素子14の第2電極19が位置する場所にそれぞれ設けられている。なお、図5に示される破線は、半導体ウエハ30が配置される領域を示している。
このようなダイシングテープ50を用いて電気的特性を検査する場合、図3に示す工程において、図5に示すダイシングテープ50を半導体ウエハ30の裏面32に貼り付ける。
半導体素子14の電気的特性を検査する際には、図6に示されるように、第1電極18にプローブ70を接触させると共に、該第1電極18に対応した第2電極19が露出する貫通孔56にプローブ70を差し込んで該第2電極19にプローブ70を接触させる。そして、第1電極18と第2電極19とにそれぞれ電位を与えることにより、第1電極18、縦型の半導体素子14、第2電極19を経由する電気的経路を形成して縦型の半導体素子14の電気的特性を検査する。
この場合、各半導体素子14にプローブ70を接触させて、各プローブ70に異なる電位を同時に与えることにより、各半導体素子14について多チャンネルで電気的特性を検査することができる。このように、同時に複数のプローブ70を各半導体素子14に接触させるため、多数のプローブ70が設けられたプローブカードを採用しても良い。
以上説明したように、ダイシングテープ50として、複数の貫通孔56が設けられたものを用いることにより、貫通孔56を介して第2電極19にプローブ70を接触させることが可能となる。そして、各プローブ70にそれぞれ異なる電位を与えることにより、各半導体素子14に対して複数の電位を同時に与えることができ、多チャンネルで電気的特性を検査することができる。
(第3実施形態)
本実施形態では、第1、第2実施形態と異なる部分についてのみ説明する。上記各実施形態では、粘着性のあるダイシングテープ50を用いていたため、電気的特性の検査後にダイシングされた各半導体ウエハの一部10にダイシングテープ50の粘着物が付着したまま残される可能性がある。そこで、本実施形態では、半導体ウエハの一部10に粘着物が残されないようにすることが特徴となっている。
具体的には、ダイシングテープ50において、半導体ウエハ30が貼り付けられる一面51に熱で溶ける接着剤を用いる。熱で溶けるとは、例えば温水で洗い流せるものである。接着剤として、例えば、融点が50℃〜80℃のパラフィンが採用される。この物質を用いることで、室温では凝固して半導体ウエハ30をダイシングテープ50に固定でき、熱を加えることでパラフィンを溶融してダイシングテープ50から半導体ウエハ30を取り外すことが可能となる。
ダイシングテープ50としては、第1、第2実施形態で用いられた各ダイシングテープ50を用いることができる。
図7は、電気的特性を検査した後、半導体ウエハ30をダイシングする工程を示した図である。図7(a)に示す工程では、電気的特性を検査した半導体ウエハ30の表面31側にダイシング用のシート80を貼り付ける。
続いて、図7(b)に示す工程では、ダイシングテープ50を加熱して半導体ウエハ30の裏面32側からダイシングテープ50を剥がす。すなわち、ダイシングテープ50の一面51に設けられた接着剤57を溶融することで半導体ウエハ30をダイシングテープ50から外す。これにより、接着剤57が半導体ウエハ30の裏面32側に残る。
この後、図7(c)に示す工程では、洗浄水として接着剤57の融点を超える温度の温水90を半導体ウエハ30の裏面32側に流しながら、ダイシングブレード91によって半導体ウエハ30をダイシングする。
これにより、ダイシングをしながら、同時に半導体ウエハ30の裏面32側の接着剤57を洗い流すことができる。これにより、半導体ウエハの一部10の第2電極19について接触不良を改善することができる。
(他の実施形態)
上記第1実施形態では、ダイシングテープ50に含まれる導電性材料52として粒状のものが用いられていたが、図8に示されるように、導電性材料52として繊維状をなしているものを用いても良い。
また、図9(a)はダイシングテープ50の平面図であり、図9(b)は図9(a)のA−A断面図である。図9(b)に示されるように、導電性材料52として、ダイシングテープ50の一面51もしくは他面55に対して垂直に延設された直線状をなしているものを用いても良い。これにより、ダイシングテープ50の一面51および他面55に導電性材料52が露出するため、導電性材料52のうちダイシングテープ50の一面51に露出した導電性材料52が半導体ウエハ30の第2電極19に接触し、他面55に露出した導電性材料52がテスタ60に接触することとなる。
図1〜図7に示される半導体素子14の構造は一例を示したものであり、半導体素子14の構造はこれらに限らず他の構造であっても良い。
本発明の第1実施形態に係る半導体装置の断面図である。 図1に示される半導体ウエハの製造工程を示した図である。 図2に続く製造工程を示した図である。 電気的特性を検査する工程を示した図である。 本発明の第2実施形態で用いられるダイシングテープの平面図である。 第2実施形態における電気的特性を検査する工程を示した図である。 第3実施形態において、電気的特性を検査した後、半導体ウエハをダイシングする工程を示した図である。 他の実施形態において、導電性材料の一例を示した図である。 他の実施形態において、導電性材料の一例を示した図である。
符号の説明
11 半導体基板
12 半導体基板の表面
13 半導体基板の裏面
14 半導体素子
18 第1電極
19 第2電極
30 半導体ウエハ
31 半導体ウエハ表面
32 半導体ウエハの裏面
50 ダイシングテープ
51 ダイシングテープの一面
52 導電性材料
53 絶縁性材料
55 ダイシングテープの他面
60 テスタ

Claims (5)

  1. 半導体ウエハ(30)が半導体基板(11)の表面(12)側に形成された第1電極(18)と裏面(13)側に形成された第2電極(19)とを有し、前記第1電極(18)と前記第2電極(19)との間に電流を流すように構成された縦型の半導体素子(14)が備えられてなる半導体装置の製造方法であって、
    前記半導体ウエハ(30)の表面(31)側の表層部に前記縦型の半導体素子(14)が複数形成され、前記半導体ウエハ(30)の表面(31)側に前記第1電極(18)が形成されたものを用意する工程と、
    前記半導体ウエハ(30)の裏面(32)を研削し、研削した前記半導体ウエハ(30)の裏面(32)に前記第2電極(19)を形成する工程と、
    前記第2電極(19)が形成された前記半導体ウエハ(30)の裏面(32)に、複数の導電性材料(52)それぞれが絶縁性材料(53)によって絶縁されて構成されたダイシングテープ(50)を貼り付ける工程と、
    前記ダイシングテープ(50)のうち前記半導体ウエハ(30)が貼り付けられた一面(51)とは反対側の他面(55)にテスタ(60)を押し付けて前記ダイシングテープ(50)を前記半導体ウエハ(30)と前記テスタ(60)とで挟み込むことで前記半導体ウエハ(30)と前記テスタ(60)との間の前記導電性材料(52)どうしを接触させ、前記第1電極(18)と前記テスタ(60)とにそれぞれ電位を与えることにより、前記第1電極(18)、前記縦型の半導体素子(14)、前記第2電極(19)、前記導電性材料(52)、および前記テスタ(60)を経由する経路を形成して前記縦型の半導体素子(14)の電気的特性を検査する工程とを含んでいることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 前記導電性材料(52)は、粒状をなしていることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  3. 前記導電性材料(52)は、繊維状をなしていることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  4. 前記導電性材料(52)は、前記ダイシングテープ(50)の一面(51)もしくは他面(55)に対して垂直に延設された直線状をなしていることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  5. 半導体ウエハ(30)が半導体基板(11)の表面(12)側に形成された第1電極(18)と裏面(13)側に形成された第2電極(19)とを有し、前記第1電極(18)と前記第2電極(19)との間に電流を流すように構成された縦型の半導体素子(14)が備えられてなる半導体装置の製造方法であって、
    前記半導体ウエハ(30)の表面(31)側の表層部に前記縦型の半導体素子(14)が複数形成され、前記半導体ウエハ(30)の表面(31)側に前記第1電極(18)が形成されたものを用意する工程と、
    前記半導体ウエハ(30)の裏面(32)を研削し、研削した前記半導体ウエハ(30)の裏面(32)に前記第2電極(19)を形成する工程と、
    前記第2電極(19)が形成された前記半導体ウエハ(30)の裏面(32)に、一面(51)と該一面(51)の反対側の他面(55)を有し、前記一面(51)と前記他面(55)とを貫通する貫通孔(56)が設けられたダイシングテープ(50)を貼り付ける工程と、
    前記ダイシングテープ(50)の前記貫通孔(56)に露出する前記第2電極(19)と前記第1電極(18)とにそれぞれプローブ(70)を押し当て、前記第1電極(18)と前記第2電極(19)とにそれぞれ電位を与えることにより、前記第1電極(18)、前記縦型の半導体素子(14)、および前記第2電極(19)を経由する電気的経路を形成して前記縦型の半導体素子(14)の電気的特性を検査する工程とを含んでいることを特徴とする半導体装置の製造方法。
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