JP2009271622A - オーダ管理装置、方法及びプログラム - Google Patents

オーダ管理装置、方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】医用レポートの作成作業に関する業務効率を改善する。
【解決手段】レポート作成支援システムは、レポートの作成依頼の内容が記録されたオーダが登録されるオーダテーブルを備えている。ディスプレイにワークリストを表示すると、オーダテーブル内のオーダのリストが表示される。ワークリストで処理対象のオーダを選択すると、選択されたオーダに関連するオーダがある場合には、案内画面61が表示される。案内画面61には、選択されたオーダに関連するオーダが存在することを通知するメッセージ、及び各オーダを個別に処理するか、各オーダを統合して処理するかを選択すべきことを通知するメッセージが表示される。
【選択図】図7

Description

本発明は、医用レポートのオーダを管理するオーダ管理装置、方法及びプログラムに関するものである。
患者を主に担当する医師が所属し、外来患者や入院患者の診療活動の中心となる診療科(外科や内科など)と、診療科の医師の依頼に基づいて医療検査(以下、単に検査という)を実施する検査科が分科している病院においては、診療科から検査科への検査依頼が、医療情報システムを利用してオンラインで行われることが多い。
検査依頼をする診療科の医師(以下、依頼医という)は、診療科に配置された診療科端末に検査の依頼内容を入力し、診療科端末を通じて検査のオーダを発行する。オーダは、1件の検査に対して1件ずつ発行される。
検査科では、オーダ受付装置によって診療科からのオーダを受信し、受信したオーダの受付とその内容の確認を行って、オーダに従った検査を実施する。また、依頼医が検査に加えて医用レポートの作成を依頼している場合には、検査科では、検査で得られた検査データ(検査画像や数値データなど)に関する所見を記入した医用レポートを作成する。医用レポートの作成依頼は、例えば、検査のオーダに付随して行われる。作成された医用レポートは、検査データとともに依頼医に提供される。
特許文献1に記載されているオーダ受付装置では、微生物検査のオーダを受け付けた際に、そのオーダの内容から、指定された微生物検査と内容的に類似する、同種の別の微生物検査を検索して、依頼医に通知する通知機能を備えている。微生物検査は、患者の検体(喀痰、尿、便、血液、髄液、膿など)から、感染症の原因となる原因菌を検出して、検出した原因菌に対する抗生剤(TEIC:teicoplanin、TOB:tobramycin、VCM:vancomycinなど)を調べる検査である。上記オーダ受付装置は、例えば、1つの抗生剤を指定した微生物検査のオーダを受け付けた際に、指定された抗生剤に関連する他の抗生剤を検索し、検索した抗生剤に関する微生物検査のオーダを促すメッセージを依頼医に通知する。依頼医は、こうした通知を受けることで、オーダした検査内容が類似する、他の検査の存在を知ることが可能となり、必要に応じて、類似の検査を追加的にオーダすることができる。
特開2006−099397号公報
ところで、患者の病状について多角的な分析を行うために、1人の患者に対して、検査種が異なるなど、検査内容が異なる複数の検査を実施することも多い。これらの検査は、患者及び依頼医が共通する点で、関連する検査である。依頼医が検査科に対してこのような関連する複数の検査を依頼する場合には、検査科に対して、各検査で得られた検査データに対する個々の所見をそれぞれ記入した複数の医用レポートではなく、複数の検査の検査データを総合的に考察して、その考察結果を所見として記入した1つの医用レポートの作成を希望することがある。
しかし、上述のとおり、医用レポートの作成依頼は、1つの検査のオーダに付随して行われるため、複数の検査に関連性が有る場合でも、検査が異なれば、オーダが別々になるため、医用レポートのオーダも別々に行わざるを得ない。そのため、依頼医は、関連する複数の検査に関する総合的な医用レポートを希望する場合には、その旨を電話やメールによって検査科へ伝えている。
しかしながら、電話やメールによる連絡方法は、依頼医の連絡のし忘れや検査科内のスタッフ間の伝達ミスといった人為ミスが生じやすいという懸念がある。人為ミスが発生すると、最悪の場合、関連する複数の検査について、いったん別々に医用レポートを作成した後、改めて1つの医用レポートにまとめ直さなければならない。こうした作業のやり直しは、業務効率を大幅に悪化させる原因となっていた。
上記特許文献1に記載のオーダ受付装置では、オーダを受け付けた際に、検査内容が類似する検査を依頼医に通知しているのみであり、発行済みの複数のオーダの関連性を調べるなど、医用レポートの作成作業の業務効率を改善することに関して、何ら考慮されていない。
本発明は、上記背景に鑑みてなされたもので、医用レポートの作成作業に関する業務効率を改善することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のオーダ管理装置は、医用レポートの作成を依頼するための依頼内容が記録された複数のオーダを医療検査単位で登録したオーダテーブルの中から、複数のオーダに対応する複数の検査データに基づく総合的な所見を含む1つの医用レポートを作成することにより、各オーダを統合して処理する統合処理が可能な、関連するオーダを検索する検索手段と、前記検索手段により関連するオーダが検索された場合に、関連するオーダが存在することを警告する警告手段とを備えたことを特徴とする。
前記検索手段は、例えば、各オーダに含まれる、前記医用レポートの作成の依頼元情報及び前記医療検査を受けた患者の患者IDを照合して、関連するオーダを検索する。
前記オーダテーブルに登録された複数のオーダのリストが表示されるリスト画面の出力を制御する制御手段を備えることが好ましい。
前記警告手段は、例えば、前記リスト画面内に、前記関連するオーダがある旨の情報を表示する。
前記警告手段は、前記リスト画面の表示に加えて、または、その代わりに、前記リスト画面で1つのオーダが選択されたときに、選択されたオーダに関連するオーダがある場合、その旨の第1メッセージを表示する。さらに、前記警告手段は、前記第1メッセージに加えて、関連するオーダの処理方法について、オーダ毎に医用レポートを1つずつ作成する個別処理、又は、前記統合処理のいずれかを選択すべきことを通知する第2メッセージを表示してもよい。
オーダ管理装置は、前記医用レポートの作成を支援するレポート作成支援システムに組み込まれていることが好ましい。
本発明のオーダ管理方法は、医用レポートの作成を依頼するための依頼内容が記録された複数のオーダを医療検査単位で登録したオーダテーブルの中から、複数のオーダに対応する複数の検査データに基づく総合的な所見を含む1つの医用レポートを作成することにより、各オーダを統合して処理する統合処理が可能な、関連するオーダを検索する検索ステップと、前記検索手段により関連するオーダが検索された場合に、関連するオーダが存在することを警告する警告ステップとを含むことを特徴とする。
本発明のオーダ管理プログラムは、医用レポートの作成を依頼するための依頼内容が記録された複数のオーダを医療検査単位で登録したオーダテーブルの中から、複数のオーダに対応する複数の検査データに基づく総合的な所見を含む1つの医用レポートを作成することにより、各オーダを統合して処理する統合処理が可能な、関連するオーダを検索する検索機能と、前記検索手段により関連するオーダが検索された場合に、関連するオーダが存在することを警告する警告機能とをコンピュータに実現させることを特徴とする。
本発明によれば、オーダが登録されるオーダテーブルの中から、複数のオーダに対応する複数の検査データに基づく総合的な所見を含む1つの医用レポートを作成することにより、各オーダを統合して処理する統合処理が可能な、関連するオーダを検索して、その存在を警告するようにしたため、医用レポートの作成作業に関する業務効率を改善することができる。
図1に示す医療情報システムは、例えば、病院などの医療施設に構築される。医療情報システムは、診療科10に設置されるカルテシステム11、放射線検査科(以下、単に検査科という)12に設置されるRIS(Radiology Information System)13、画像サーバ14、及び読影室18に設置されるレポートシステム17からなる。これらはネットワーク20を通じて通信可能に接続される。ネットワーク20は、例えば、院内に敷設されたLAN(Local Area Network)である。
検査科12には、画像診断を専門に行う医師(以下、読影医という)が所属しており、読影医は、撮影された検査画像を読影して、検査画像から把握される病変の状態などの観察記録や、それに基づく診断内容を、読影医の所見としてまとめたレポートを作成する。
カルテシステム11は、カルテサーバ21と、内科や外科といった各診療科10にそれぞれ配置された診療科端末23とからなる。カルテサーバ21には、患者毎のカルテデータが検索可能に格納されるカルテDB(Data Base)24が構築されている。診療科端末23は、診療科10の医師や看護師などの診療科10のスタッフによって操作され、カルテの閲覧や入力の他、検査科12に対して検査を依頼するためのオーダの発行に利用される。
RIS13は、診療科端末23が発行するオーダを、ネットワーク20を介して受信して、オーダの受付処理を行うオーダ受付システムである。RIS13は、RISサーバ25とRIS端末26からなる。RISサーバ25には、受信したオーダを格納するDB(図示せず)が構築されている。検査科12のスタッフは、RIS13を使用して、オーダの確認、検査終了の連絡や検査結果の報告といった依頼元への連絡を行う。
また、RIS13は、受け付けたオーダの内容に応じて、検査科12内において業務の振り分けを行う。具体的には、RIS13は、受け付けたオーダに基づいて、CR(Computed Radiography)装置、CT(Computed Tomography)装置、MRI(Magnetic Resonance Imaging)装置といったモダリティ27に対して撮影のオーダを送信するとともに、オーダに読影依頼が含まれている場合には、レポートシステム17に読影のオーダを送信する。撮影のオーダは、モダリティ27のコンソールを通じて、モダリティ27を操作する検査技師に通知される。
画像サーバ14は、モダリティ27とともにPACS(Picture Archiving and Communication Systems)を構成し、モダリティ27が取得したデータを、ネットワーク20を通じて受信して格納する、いわゆるPACSサーバである。モダリティ27は、例えば、1回の検査で、頭部、胸部、腹部、あるいは全身といった指定された部位をスキャンして、スキャンした部位の複数枚の断層画像群(ボリュームデータ)を取得する。このボリュームデータが画像サーバ14に送信され、ボリュームデータから切り出された各断層画像が、それぞれ1枚の検査画像として画像サーバ14に格納される。
画像サーバ14には、検査画像を格納する画像DB28が構築されている。検査画像は、例えば、DICOM(Digital Imaging and Communication in Medicine)に準拠したファイル形式で格納される。検査画像には、1つのファイル毎に1つの画像IDが与えられる。また、ファイル内には、患者ID、検査日、検査種といった項目を含む付帯情報を記録したDICOMタグが付与される。画像DB28に格納された検査画像は、DICOMタグに含まれる項目を検索キーとして、検索が可能になっている。
レポートシステム17は、レポート作成端末29と、レポートサーバ30からなり、読影医によるレポート作成を支援する医用レポート作成支援システムを構成する。レポートサーバ30には、レポート32を検索可能に格納するためのレポートDB31が構築されている。
レポートシステム17は、RIS13から送信された読影のオーダを受信して、受信したオーダを管理するオーダ管理機能が組み込まれている。受信したオーダのデータは、レポートDB31に格納される。読影医は、レポート作成端末29を通じて、レポートDB31からオーダを読み出し、その内容を確認する。そして、読影医は、読影のオーダに従って、レポート作成端末29を使用して、画像サーバ14から読影の対象となる検査画像を読み出し、その検査画像を読影し、読影結果を所見としてまとめたレポート32を作成する。作成されたレポート32のデータは、レポートサーバ30に格納される。
レポート32の作成が完了すると、検査の依頼元である依頼医の診療科端末23に対して、作成完了通知が送信される。作成完了通知には、検査画像やレポート32のデータが格納される、画像サーバ14やレポートサーバ30内のアドレスが含まれている。診療科10の医師は、診療科端末23を通じてそのアドレスにアクセスして、検査画像やレポート32を閲覧する。
これらの各サーバ14、21、25、30、各端末23、26、29は、それぞれ、サーバ用コンピュータ、パーソナルコンピュータ、ワークステーションといったコンピュータをベースに、オペレーティングシステムなどの制御プログラムや、クライアントプログラム又はサーバプログラムといったアプリケーションプログラムをインストールして構成される。
図2に示すように、上記サーバや端末などを構成するコンピュータは、基本的な構成は略同じであり、それぞれ、CPU41、メモリ42、ストレージデバイス43、LANポート44、及びコンソール46を備えている。これらはデータバス47を介して接続されている。コンソール46は、ディスプレイ48と、キーボードやマウスなどの入力デバイス49とからなる。
ストレージデバイス43は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)であり、制御プログラムやアプリケーションプログラム(AP)50が格納される。また、DBが構築されるサーバには、プログラムを格納するHDDとは別に、DB用のストレージデバイス43として、例えば、HDDを複数台連装したディスクアレイが設けられる。ディスクアレイは、サーバ本体に内蔵されるものでもよいし、サーバ本体とは別に設けられ、サーバ本体にケーブルやネットワークを通じて接続されるものでもよい。
メモリ42は、CPU41が処理を実行するためのワークメモリである。CPU41は、ストレージデバイス43に格納された制御プログラムをメモリ42へロードして、プログラムに従った処理を実行することにより、コンピュータの各部を統括的に制御する。LANポート44は、ネットワーク20との間の伝送制御を行うネットワークインタフェースである。
画像サーバ14及びレポートサーバ30には、AP50として、クライアントからの要求に応じて処理を実行し、処理結果を応答するサーバプログラムがインストールされている。画像サーバ14及びレポートサーバ30のサーバプログラムは、モダリティ27やレポート作成端末29といったクライアントからのデータ(検査画像、レポート32)の格納要求に応じて、各DB28、31への格納処理を実行する。また、診療科端末23、レポート作成端末29からの検査画像やレポート32の閲覧要求に応答して、要求された検査画像やレポート32をそれぞれのDB28、31から検索して、検索されたデータを要求元へ配信する。
診療科端末23には、AP50として、カルテの閲覧や編集を行うカルテ用のクライアントプログラムがインストールされている。カルテ用のクライアントプログラムが起動されると、診療科端末23のディスプレイには、GUI(Graphical User Interface)によるカルテ用の操作画面が表示される。操作画面には、入力デバイスによって選択され、カルテDB24から読み出された患者のカルテデータが表示される。
診療科端末23には、コンソールを通じて、カルテの入力・編集の指示や、オーダの入力・発行の指示といった操作指示が入力される。入力されたカルテやオーダのデータは、カルテDB24に格納される。また、診療科端末23は、カルテ用のクライアントプログラムやブラウザによって、画像サーバ14やレポートサーバ30にアクセスして、検査画像やレポート32を読み出して、ディスプレイに表示する。
依頼医は、検査依頼をする場合には、診療科端末23のコンソールからそれぞれの検査依頼の内容を入力して、オーダ発行の指示を行う。発行されたオーダは、RIS13へ送信される。RIS13は、診療科端末23から受信したオーダに対して、検査IDを付与し、オーダの受付を完了した旨の通知に検査IDを含めて、診療科端末23に送信する。
図3に示すように、1人の患者について、CT検査及びCR検査といった複数の検査をオーダする場合には、検査毎にそれぞれのオーダが発行される。1人の患者について、同時期に複数種類の検査を実施することは、患者の病状を多角的に分析するのに役立つため、患者の診療方針の決定や確定診断を下す際に、しばしば行われる。CTオーダ51aは、CT検査のオーダの例であり、CRオーダ51bは、CR検査のオーダの例である。
各オーダ51a、51bには、依頼内容として、患者ID、患者名、依頼日、依頼元、検査内容、読影の要否といった項目の情報が記録される。依頼元の情報には、依頼科や依頼医の識別情報が含まれる。検査内容には、検査種(CR、CTなど)、検査部位(頭部、胸部など)、撮影方向(正面、背面、左右の4方向など)といった項目が含まれる。CTオーダ51a、CRオーダ51bは、同日(「08/02/13」)に、同一の依頼元(「内科:鈴木」)から発行されたオーダである。また、1人の患者の検査に関するオーダであるため、患者ID(「1234」)、患者名(「富士一郎」)が共通している。検査内容は、CTオーダ51aでは、「頭部」が指定されており、CRオーダ51bでは、「頭部4方向」が指定されている。撮影方向の指定が無い場合には、例えば、撮影方向として、正面の1方向のみの指定が行われたものとみなされる。CTオーダ51a及びCRオーダ51bは、読影の要否がどちらも「要」であるため、RIS13を経由して、読影のオーダとしてレポートシステム17に送信される。
図4に示すように、レポート作成端末29には、AP50として、レポート作成支援を行うレポート編集用のクライアントプログラムがインストールされており、レポート作成端末29のCPUは、レポート編集用のクライアントプログラムを起動すると、制御部29aとして機能する。レポートサーバ30のCPUは、上記サーバプログラムが起動されると、オーダ受信部30a、DB管理部30bとして機能する。レポートDB31には、レポート作成端末29で作成されたレポート32のデータファイルと、オーダテーブル56が格納される。
DB管理部30bは、レポートDB31にアクセスして、オーダテーブル56やレポート32の読み取り及び書き込みを行う。オーダ受信部30aは、RIS13から読影のオーダを受信する。DB管理部30bは、オーダ受信部30aからの登録指令に基づいて、オーダ受信部30aが受信した読影のオーダをオーダテーブル56に登録する。
また、DB管理部30bは、制御部29aからのレポート32やオーダテーブル56の読み出しや書き込みの要求を受けて、レポートDB31にアクセスして、要求に応じた処理を実行する。さらに、DB管理部30bは、診療科端末23からのレポート32の配信要求を受け付けて、要求されたレポート32を配信する。
制御部29aは、コンソール制御処理、具体的には、レポート作成端末29のディスプレイに、GUI(Graphical User Interface)による操作画面を出力する制御と、この操作画面を通じて、入力デバイスからの操作指示の入力を受け付ける入力制御とを行う。操作画面には、レポートを編集するためのレポート編集画面59(図6参照)や、オーダテーブル56に登録された複数の読影のオーダのリストを表示するリスト画面(図6の読影ワークリスト57参照)が含まれる。制御部29aは、レポート編集画面59を通じて、所見の入力を受け付けて、レポート32の編集処理を実行する。また、制御部29aは、レポートサーバ30に対して、データの読み出し、検索、格納といった処理要求を送信して、レポートサーバ30から処理結果を受信する。
レポート編集用のクライアントプログラムとしては、専用のプログラムを使用してもよいし、HTTP(Hyper Text Transfer Protocol)に対応した汎用的なWebブラウザを使用してもよい。専用のプログラムを使用する場合には、操作画面は、専用のプログラムで定義された画面データに基づいて生成される。汎用的なWebブラウザを使用する場合には、レポートサーバ30から画面データを含むWebページをダウンロードして操作画面が生成される。
図5において、オーダテーブル56には、オーダ毎に、患者ID、患者名、検査ID、依頼日、依頼元(依頼科及び依頼医)、検査内容(検査種、検査部位など)、検査予定日、検査ステータス、読影ステータス、関連情報といった項目の情報を記録するフィールドが設けられている。患者ID、患者名、依頼日、依頼元、検査内容のフィールドには、各オーダ51a、51bから読み出された情報が記録される。検査予定日のフィールドには、検査を実施する予定日が記録される。
検査ステータスは、モダリティ27による撮影の進捗状況を表す情報である。検査ステータスのフィールドには、撮影が完了したことを表す「完了」、撮影中であることを表す「検査中」、撮影が開始されていないことを表す「未了」といった情報が記録される。検査ステータスの情報は、例えば、RIS13を経由して取得される。読影ステータスは、読影医による読影の進捗状況を表す情報である。読影ステータスのフィールドには、読影(レポートの作成を含む)が完了したことを表す「完了」、読影中であることを表す「読影中」、読影が開始されていないことを表す「未処理」といった情報が記録される。
関連情報のフィールドは、各オーダに関連するオーダの情報が記録されるフィールドである。CTオーダ51aやCRオーダ51bは、検査種が異なるだけで、患者名、患者ID、依頼元の情報が共通しており、オーダの発行時期も同時期(依頼日が同じ)である。こうしたオーダの場合、上述したとおり、依頼医は、それぞれの検査結果を総合的に考慮して、診療方針の決定に利用する可能性が高い。そのため、読影医に対しては、各検査のそれぞれの検査画像に関する総合的な所見が記入されたレポート32の作成を望んでいる可能性が高い。そこで、レポートシステム17では、オーダテーブル56に登録されたオーダを調べて、患者ID、依頼元の情報及び依頼日の3つの項目を照合して、その照合結果に基づいて関連するオーダを検索する。
そして、関連するオーダが見つかった場合には、それぞれのオーダの関連情報のフィールドに、それぞれのオーダの検査IDを記録する。具体的には、CTオーダ51aに対応する関連情報のフィールドには、CRオーダ51bの検査ID(「CR046」)が記録され、CRオーダ51bに対応する関連情報のフィールドには、CTオーダ51aの検査ID(「CT012」)が記録される。こうして、CTオーダ51a、CRオーダ51bのように関連するオーダ同士が相互に関連付けられる。
関連するオーダの検索処理や関連付け処理は、具体的には、DB管理部(検索手段に相当)30bによって、以下のような手順で行われる。DB管理部30bは、オーダ受信部30aが取得したオーダをオーダテーブル56に登録する際に、オーダテーブル56内の登録済みのオーダの中から、取得したオーダと関連するオーダの検索処理を実行する。検索処理においては、取得したオーダと、登録済みの各オーダのそれぞれの3つの照合項目(患者ID、依頼元の情報、依頼日)を照合して、各照合項目の内容が全て一致するオーダがあるか否かを調べる。
そして、登録済みのオーダの中に、3つの照合項目の内容が全て一致するオーダが見つかった場合には、その登録済みのオーダを関連するオーダと判定する。関連するオーダと判定された登録済みのオーダと、取得したオーダとは、互いに関連するオーダであり、両オーダに対して、関連付け処理が実行される。関連付け処理においては、各オーダの関連情報のフィールドに互いの検査IDが記録される。
なお、本例では、患者ID、依頼元情報、依頼日の3つの項目を照合項目として、それらのすべての照合項目の内容が一致した場合に関連するオーダと判定しているが、日にちがずれて、関連する複数のオーダが発行されることもあるので、患者IDと依頼元情報の2項目のみで判定してもよい。また、依頼日を照合項目にした場合には、数日の日にちのずれがあっても、関連するオーダと判定されるように、関連するオーダと判定する基準となる、日数の範囲を設定しておいてもよい。この場合には、DB管理部30bは、その設定に基づいて検索処理や関連付け処理を行う。
また、上記依頼日に加えて、または、その代わりに、検査予定日を照合項目として使用してもよい。検査予定日を使用する場合にも、依頼日と同様に、関連するオーダと判定する基準となる、日数の範囲を設定しておくとよい。
図6に示す読影ワークリスト57は、レポート作成端末29のディスプレイに表示されるリスト画面の例である。制御部29aは、レポート作成端末29の入力デバイスから入力された操作指示に基づいて、レポートサーバ30からオーダテーブル56の情報を読み出して、読影ワークリスト57を生成し、ディスプレイに出力する。
読影ワークリスト57には、オーダテーブル56の各フィールドに対応して、検査ID、依頼日、患者ID、患者名、依頼元、検査内容、検査予定日、検査ステータス、読影ステータス、関連情報の各フィールドが設けられている。関連情報のフィールドには、関連するオーダ(CTオーダ51a、CRオーダ51b)の検査IDが表示される。この表示は、関連するオーダを他のオーダと識別するための識別情報の役割を果たし、関連するオーダが存在することを読影医に通知するための警告として機能する。したがって、制御部29aは、警告手段に相当する。
関連する複数のオーダは、各オーダに対応する検査画像に基づく総合的な所見が記入される1つのレポート32を作成することが可能なオーダである。そのため、上記警告により、関連する複数のオーダの処理方法について、オーダ毎にレポートを個別に作成する個別処理、又は、関連する複数の検査データに基づく総合的な所見をまとめた1つのレポートを作成することにより、各オーダを統合して処理する統合処理の選択を誤ることがないように、読影医に対して注意を喚起することができる。すなわち、関連するオーダの存在を知ることができれば、読影医にとっては、それらのオーダを統合処理するか否かを確認する契機となり、必要に応じて、依頼医の意向を問い合わせるといったアクションを起こすことも可能となる。
これにより、統合処理を行うべきオーダに対して、誤って個別処理を行ってしまい、改めて1つのレポート32にまとめ直すといった、レポート作成作業のやり直しが防止され、業務効率が改善される。
読影ワークリスト57において、マウスのポインタ58でいずれかのオーダを選択して、クリック操作すると、選択したオーダに対応するレポート32を作成するためのレポート編集画面59へ移行する。読影医は、レポート編集画面59を通じて所見を入力して、レポート32を作成する。図6に示すように、検査IDが「CR045」のオーダのように、関連するオーダが存在しないオーダが選択された場合には、無条件でレポート編集画面59へ移行する。
レポート編集画面59で作成されたレポート32のデータは、対応するオーダと関連付けて、レポートDB31に格納される。具体的には、レポート32のデータには、対応するオーダに含まれる、検査ID、患者ID、患者名といった情報が付与されて、レポートDB31に記録される。
一方、CTオーダ51aやCRオーダ51bに対応する、検査IDが「CT012」や検査IDが「CR046」のオーダが選択された場合には、レポート編集画面59に直ちに移行せず、図7(A)に示すように、制御部29aは、選択されたオーダについて、関連するオーダが存在することを読影医に知らせるための案内画面61をディスプレイに表示して、警告を行う。
上述のとおり、読影ワークリスト57には、関連情報のフィールドが設けられており、このフィールドに表示される検査IDが、警告として機能する。しかし、その表示だけでは、見過ごしや見落としが生じる危険性もあるので、読影ワークリスト57において1つのオーダが選択されたときに、案内画面61を表示することで、より積極的な警告を行っている。
図7(A)に示す案内画面61は、読影ワークリスト57において、検査IDが「CT012」のオーダが選択された場合に表示される案内画面の例である。案内画面61には、選択されたオーダ(検査ID:「CT012」)には関連するオーダ(検査ID:「CR046」)が存在する旨のメッセージ(第1メッセージに相当する)、関連するオーダの内容(患者名、依頼元の情報、検査ID、検査ステータスなど)が表示される。
さらに、案内画面61には、「各オーダの読影をまとめて行いますか?」というように、関連する複数のオーダの処理方法について、統合処理と個別処理のいずれかを選択すべきことを通知するメッセージ(第2メッセージに相当する)が表示されるとともに、統合処理及び個別処理のそれぞれを選択するためのGUIによる操作ツールである選択ボタン61a、61bが設けられる。
読影医は、統合処理を選択する場合には、選択ボタン61aをマウスでクリック操作し、個別処理を選択する場合には、選択ボタン61bをマウスでクリック操作する。制御部29aは、選択ボタン61bがクリック操作されて、個別処理が選択された場合には、読影ワークリスト57からレポート編集画面59へ移行させる。個別処理が選択された場合には、図7(A)の左側のレポート32に示すように、制御部29aは、レポート32のデータに、対応するオーダの検査ID(「CT012」)が1つだけ付与する。
一方、選択ボタン61aがクリック操作されて、統合処理が選択された場合には、関連するオーダの進捗状況に応じて、レポート編集画面59へ移行させる否かを決定する。すなわち、制御部29aは、関連するオーダの検査ステータスを調べて、検査が完了している場合には、レポート編集画面59へ移行させる。検査が完了していない場合(「未了」又は「検査中」)には、図7(B)に示す案内画面62を表示する。案内画面62には、「関連するオーダの検査は完了していません」といった、検査の進捗状況を通知するメッセージが表示される。案内画面62の確認ボタン62aをクリック操作すると、案内画面62が閉じられる。
統合処理が選択された場合のレポート編集画面59には、関連する複数のオーダの検査IDが表示される。読影医は、このレポート編集画面59を通じて、複数のオーダの検査画像に基づく総合的な所見を入力して、レポート32を作成する。
このように統合処理が選択された場合には、図7(A)の右側に示すレポート32のように、関連する複数のオーダの検査ID(「CT012」、「CR046」)が付与される。こうして関連する複数のオーダと関連付けが行われた状態で、レポート32のデータがレポートDB31に格納される。依頼医の診療科端末23には、オーダ毎に作成完了通知が送信されるが、統合処理された複数のオーダに対応する作成完了通知には、統合処理によって作成された1つのレポート32のデータの格納先のアドレスが付加される。
また、図7(A)に示す案内画面61には、選択ボタン61a、61bに加えて、統合処理の対象となるオーダを選択するための選択ボタン61cが設けられている。選択ボタン61cをクリック操作すると、読影ワークリスト57のオーダ中から、統合処理の対象となるオーダを読影医がマニュアルで選択することができる。
以下、上記構成による作用について、図8、9に示すフローチャートを参照しながら説明する。図8のフローチャートに示すように、レポートシステム17は、RIS13からオーダを取得した場合には、DB管理部30bが取得したオーダをオーダテーブル56に登録する。DB管理部30bは、取得したオーダに関連するオーダの検索処理を実行する。検索処理において、オーダテーブル56に登録済みのオーダの中に、取得したオーダと照合項目(患者ID、依頼元情報、依頼日)が一致する関連するオーダが見つかった場合には、関連付け処理が実行される。関連付け処理においては、オーダテーブル56内の、関連する各オーダの関連情報のフィールドに、互いの検査IDが記録される。
図9に示すように、読影医は、レポート32を作成する場合には、レポート作成端末29のディスプレイに読影ワークリスト57を表示し、読影ステータスが「未処理」のオーダの中から、処理対象のオーダを確認する。読影ワークリスト57では、関連するオーダが存在するオーダについては、その関連情報のフィールドに検査IDが表示される。読影医は、この表示により、オーダの処理方法(統合処理又は個別処理)について、依頼医の意向に沿った適切な処理方法を確認する契機を得ることができる。
また、読影ワークリスト57において、処理対象のオーダがマウスのクリック操作によって選択されると、制御部29aは、選択されたオーダの関連情報のフィールド内の検査IDの有無を調べることにより、関連するオーダの有無を判定し、関連するオーダが有る場合には、案内画面61をディスプレイに表示する。案内画面61には、選択されたオーダに関連するオーダが存在する旨のメッセージと、統合処理及び個別処理のいずれかを選択すべきことを通知するメッセージが表示される。この案内画面61による警告によって、読影医に対して、オーダに対する適切な処理方法を確認する契機が確実に与えられるので、読影医がオーダの処理方法を誤ることがない。そのため、レポート32を作成し直すといった無駄な作業が無くなり、業務効率が改善される。オーダの処理方法が選択されると、レポート編集画面59が表示される。読影医は、レポート編集画面59を通じてレポート32を作成する。
上記実施形態では、読影ワークリストに関連情報を表示することによる警告と、案内画面による警告の2種類の警告を組み合わせた例で説明しているが、例えば、読影ワークリストに関連情報を表示することなく、案内画面による警告だけを行うというように、警告は一方だけでもよい。
上記実施形態では、案内画面に、関連するオーダが存在する旨のメッセージやオーダの処理方法の選択を促すメッセージを表示しているが、これらに加えて、依頼医が過去にどのような処理方法を指定したかを示す履歴情報を表示してもよい。履歴情報を表示することで、依頼医が希望する処理方法の傾向を把握することができる。この場合には、例えば、オーダテーブル内のオーダ毎に、選択された処理方法の情報を記録しておき、制御部が依頼医毎にその記録を読み出して、履歴情報として案内画面に表示する。
また、上記実施形態では、オーダテーブルに取得したオーダを登録する際に、関連するオーダと取得したオーダとの関連付けを行って、関連するオーダ同士の検査IDをオーダテーブルに記録するようにしている。このように、オーダテーブル上で予め関連付けを行っているため、警告を行うための関連するオーダの検索速度が向上する。しかし、読影ワークリストを表示する度に、オーダの照合(患者ID、依頼元情報、依頼日の照合)を行って、関連するオーダの検索を行うようにすれば、オーダテーブル上で予め関連付けを行わなくてもよい。また、関連するオーダの検索処理を、レポートサーバのDB管理部が行うようにしているが、レポート作成端末の制御部が、オーダテーブルにアクセスして、検索処理を行ってもよい。
また、上記実施形態では、オーダに含まれる依頼元情報及び患者IDを照合して、関連するオーダを検索する例で説明している。しかし、例えば、依頼医が、複数のオーダが統合処理されるように関連付ける指示を行い、その指示内容を表す指示情報を各オーダの依頼内容に記録して各オーダを発行するというように、マニュアル入力によってオーダの処理方法が指定されている場合には、オーダに記録された指示情報を照合項目として、関連するオーダを検索してもよい。
マニュアル入力によってオーダの処理方法が指定されている場合には、レポート作成端末の制御部は、案内画面において、関連するオーダの処理方法として、統合処理が指定されている旨のメッセージを表示する。さらに、統合処理の対象となるすべてのオーダの検査が完了した後、レポートの作成作業に着手すべき旨のメッセージを表示してもよい。また、統合処理の対象となるすべてのオーダの検査が完了するまでの間、そのオーダの中に検査が完了済みのオーダがあっても、完了済みのオーダを含めた統合処理の対象となるすべてのオーダについて、読影ワークリストへの表示を禁止してもよい。こうすれば、読影医が誤って、統合処理すべきオーダを、個別処理してしまうことが確実に防止される。
上記実施形態では、レポートシステムを構成する、レポート作成端末及びレポートサーバをそれぞれ1台で構成した例で説明したが、1台のレポートサーバに複数のレポート作成端末を接続した構成でもよいし、レポートサーバを複数台で構成してもよい。また、1台のコンピュータにレポート作成端末の機能とレポートサーバの機能を統合してもよい。この場合には、レポート作成端末にインストールされたクライアントプログラムの機能とサーバプログラムの機能を統合したプログラムが、レポートプログラムを構成する。
また、上記実施形態のように、クライアント(レポート作成端末)と、サーバ(レポートサーバ)とからなるクライアントサーバ型のコンピュータシステムの場合には、上述のとおり、レポート編集用のクライアントプログラムとして、専用のプログラムを使用してもよいし、HTTP(Hyper Text Transfer Protocol)といった、WWW(World Wide Web)のプロトコルに対応した汎用的なブラウザを使用してもよい。
汎用的なブラウザを使用する場合には、例えば、Webサーバに操作画面(レポート編集画面や読影ワークリスト)のデータを格納しておき、クライアントはWebサーバにアクセスして、Webページの形式に加工された操作画面のデータをダウンロードする。クライアントのブラウザは、受信したWebページのソースコードを解釈して操作画面を生成する。Webサーバは、レポートサーバが兼用してもよいし、レポートサーバとは別のサーバでもよい。Webサーバが操作画面を生成する場合には、WebサーバのCPUが、クライアントのCPUと協働して、または、単独で、検索手段、警告手段、制御手段を構成する。
また、レポートDBをレポートサーバに構築した例で説明したが、レポートサーバの代わりに、例えば、NAS(Network Attached Storage)、SAN(Storage Area Network)といったネットワークを介して接続するストレージデバイスを使用してもよい。このように、コンピュータシステムの物理構成は適宜変更が可能である。
上記実施形態では、レポートシステムに、オーダの管理機能を組み込んで、レポートシステムを、本発明のオーダ管理装置として機能させた形態で説明している。レポートシステムにオーダ管理機能を組み込むことで、レポート作成作業とオーダ確認作業を1つの端末で行うことが可能となり、便利である。しかし、オーダ管理装置を、レポートシステムを構成するコンピュータシステムから独立させて、別のコンピュータシステムによって構成してもよい。その場合には、オーダ管理装置を構成するコンピュータシステムには、上記レポートプログラムの機能のうち、オーダ管理機能のみを切り出したオーダ管理プログラムがインストールされる。また、上述したRISなどのように、検査のオーダを受け付けるオーダ受付装置に、本発明のオーダ管理装置を組み込んでもよい。
上記実施形態では、ネットワークとしてLANを例に説明しているが、診療科と検査科が複数の拠点に分散しているような場合には、ネットワークとしてLANとWAN(Wide Area Network)を組み合わせて使用してもよい。
上記実施形態では、検査の組み合わせの例として、CT検査とCR検査を例に説明したが、もちろん、検査種はこれらに限定されるものではなく、MRI検査、PET(Positron Emission Tomography)検査、超音波検査、内視鏡検査といった他の検査でもよい。また、レポートとして、検査画像を読影する読影レポートの例で説明したが、画像以外の検査データに対する所見をまとめたレポートでもよい。画像以外の検査データとしては、例えば、病理検査などの検体検査や、生理検査などで得られる数値データや心電図などの波形図がある。
上記実施形態では、1つの検査科で実施される複数種の検査(CR検査やCT検査など)のオーダのみをオーダ管理装置の管理対象としていたが、異なる検査科で実施される複数種(CR検査と病理検査など)の検査のオーダを、オーダ管理装置の管理対象としてもよい。
なお、上記実施形態で示したとおり、本発明は、プログラムの形態、さらにはプログラムを記憶する記憶媒体にも及ぶことはもちろんである。
医療情報システムの構成図である。 各サーバ及び各端末を構成するコンピュータの概略を示す構成図である。 オーダの内容の説明図である。 レポートシステムの概略を示す構成図である。 オーダテーブルの説明図である。 読影ワークリストの説明図である。 案内画面の説明図である。 オーダの関連付けの手順を示すフローチャートである。 案内画面の表示手順を示すフローチャートである。
符号の説明
10 診療科
11 カルテシステム
12 放射線検査科(検査科)
13 RIS
14 画像サーバ
17 レポートシステム
29 レポート作成端末
29a 制御部
30 レポートサーバ
30a オーダ受信部
30b DB管理部
31 レポートDB
32 レポート
56 オーダテーブル
57 読影ワークリスト
61、62 案内画面

Claims (9)

  1. 医用レポートの作成を依頼するための依頼内容が記録された複数のオーダを医療検査単位で登録したオーダテーブルの中から、複数のオーダに対応する複数の検査データに基づく総合的な所見を含む1つの医用レポートを作成することにより、各オーダを統合して処理する統合処理が可能な、関連するオーダを検索する検索手段と、
    前記検索手段により関連するオーダが検索された場合に、関連するオーダが存在することを警告する警告手段とを備えたことを特徴とするオーダ管理装置。
  2. 前記検索手段は、各オーダに含まれる、前記医用レポートの作成の依頼元情報及び前記医療検査を受けた患者の患者IDを照合して、関連するオーダを検索することを特徴とする請求項1記載のオーダ管理装置。
  3. 前記オーダテーブルに登録された複数のオーダのリストが表示されるリスト画面の出力を制御する制御手段を備えたことを特徴とする請求項1又は2記載のオーダ管理装置。
  4. 前記警告手段は、前記リスト画面内に、前記関連するオーダがある旨の情報を表示することを特徴とする請求項3記載のオーダ管理装置。
  5. 前記警告手段は、前記リスト画面で1つのオーダが選択されたときに、選択されたオーダに関連するオーダがある場合、その旨の第1メッセージを表示することを特徴とする請求項3又は4記載のオーダ管理装置。
  6. 前記警告手段は、前記第1メッセージに加えて、関連するオーダの処理方法について、オーダ毎に医用レポートを1つずつ作成する個別処理、又は、前記統合処理のいずれかを選択すべきことを通知する第2メッセージを表示することを特徴とする請求項5記載のオーダ管理装置。
  7. 前記医用レポートの作成を支援するレポート作成支援システムに組み込まれていることを特徴とする請求項1〜6いずれか記載のオーダ管理装置。
  8. 医用レポートの作成を依頼するための依頼内容が記録された複数のオーダを医療検査単位で登録したオーダテーブルの中から、複数のオーダに対応する複数の検査データに基づく総合的な所見を含む1つの医用レポートを作成することにより、各オーダを統合して処理する統合処理が可能な、関連するオーダを検索する検索ステップと、
    前記検索手段により関連するオーダが検索された場合に、関連するオーダが存在することを警告する警告ステップとを含むことを特徴とするオーダ管理方法。
  9. 医用レポートの作成を依頼するための依頼内容が記録された複数のオーダを医療検査単位で登録したオーダテーブルの中から、複数のオーダに対応する複数の検査データに基づく総合的な所見を含む1つの医用レポートを作成することにより、各オーダを統合して処理する統合処理が可能な、関連するオーダを検索する検索機能と、
    前記検索手段により関連するオーダが検索された場合に、関連するオーダが存在することを警告する警告機能とをコンピュータに実現させることを特徴とするオーダ管理プログラム。
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