JP2009271157A - 画像形成装置 - Google Patents

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JP2009271157A JP2008119466A JP2008119466A JP2009271157A JP 2009271157 A JP2009271157 A JP 2009271157A JP 2008119466 A JP2008119466 A JP 2008119466A JP 2008119466 A JP2008119466 A JP 2008119466A JP 2009271157 A JP2009271157 A JP 2009271157A
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Abstract

【課題】画像形成に備えて搬送される転写紙に紙曲がりが生じた場合に、装置の中断を招いたり、転写紙を無駄に排紙することを回避する。
【解決手段】給紙部、画像形成部及び排紙部と、給紙部から排紙部にかけて転写紙が搬送される通常搬送経路と、転写紙の曲がりを検出する紙曲がり検出部と、紙曲がり検出部の下流側ら上流側に転写紙が再搬送される再搬送経路と、転写紙を搬送する搬送部と、紙曲がり検出部の検出結果を受けて転写紙の紙曲がりの有無を判定し、紙曲がり無しの場合、搬送部によって転写紙を通常搬送経路を介して搬送するとともに画像形成部によって転写紙に画像を転写する制御を行い、紙曲がり有りの場合、画像形成部によって転写紙に画像を転写することなく、搬送部によって転写紙を再搬送経路を介して再搬送する制御を行って紙曲がり検出に基づく紙曲がり判定を再度行う制御部を備える。
【選択図】図5

Description

この発明は、画像データに基づいて転写紙に画像形成を行う画像形成装置に関するものである。
画像データに基づいて転写紙に画像形成を行う複写機、プリンタ、ファクシミリ、複合機などの画像形成装置では、搬送経路を介して搬送される転写紙に精度良く画像形成を行うため、転写紙は搬送経路において曲がりなく画像形成部にまで搬送されることが必要である。しかし、転写紙を収納する給紙トレイに転写紙が曲がった状態で収納されていたり、搬送経路途中の搬送ローラでスリップが生じるなどして転写紙が紙曲がりをした状態で搬送される可能性がある。このため、一般には、搬送路の途中にレジストローラを配置して、上流側のループローラで転写紙にループを発生させつつレジストローラに転写紙先端を突き当てて紙曲がりの矯正を行う方法が採用されている。また、曲がりの矯正によって十分な矯正効果が得られない場合もあり、紙曲がり矯正後の転写紙に対しセンサを用いて紙曲がりの検出を行っている。
検出された紙曲がりが許容範囲を超える場合、画像形成を精度良く行うことができないため、当該転写紙を用紙排出またはJAM紙扱いする。このようなJAM紙を装置外に自動的に排紙する画像形成装置も提案されており(特許文献1、2参照)、操作者が用紙を取り除く手間を省くことができる。
特開平7−287425号公報 特開2001−253591号公報
しかし、紙曲がりの転写紙をJAM紙とすると、一般には操作者が取り除くことが必要になり、中断動作によるダウンタイムが発生するという問題がある。また、特許文献1、2に示すようにJAM紙を自動的に排紙して、中断無しの動作継続とすることも可能であるが、転写紙が無駄になるという問題がある。また給紙トレイにセットした転写紙を順序通りに印刷する必要がある場合などには、JAM紙を自動的に排紙してしまうと該当する画像を順序通りに再印刷する必要が生じるという新たな問題が生じる。
本発明は、上記事情を背景としてなされたものであり、転写紙の紙曲がりが生じた場合にも中断動作をすることなく装置の稼働を継続することができ、さらに転写紙を無駄にすることなく使用することが可能になる画像形成装置を提供することを目的とする。
すなわち、本発明の画像形成装置のうち、第1の本発明は、
転写紙を給紙する給紙部と、
前記転写紙に画像形成を行う画像形成部と、
前記転写紙が排紙される排紙部と、
前記給紙部から前記排紙部にかけて前記転写紙が搬送される通常搬送経路と、
該通常搬送経路上に設けられ、転写紙への画像転写前に転写紙の曲がりを検出する紙曲がり検出部と、
前記紙曲がり検出部の下流側の前記通常搬送経路から前記紙曲がり検出部の上流側の前記通常搬送経路に、前記転写紙が再搬送される再搬送経路と、
前記転写紙を通常搬送経路または再搬送経路を介して搬送する搬送部と、
前記紙曲がり検出部の検出結果を受けて前記転写紙の紙曲がりの有無を判定し、紙曲がり無しと判定した場合、前記搬送部によって紙曲がり無しの判定がなされた前記転写紙を通常搬送経路を介して搬送するとともに前記画像形成部によって該転写紙に画像を転写する制御を行い、紙曲がり有りと判定した場合、前記画像形成部によって前記転写紙に画像を転写することなく、前記搬送部によって紙曲がり有りの判定がなされた前記転写紙を再搬送経路を介して再搬送する制御を行う制御部と、
を備えることを特徴とする。
第2の本発明の画像形成装置は、前記第1の本発明において、前記制御部は、再搬送された転写紙に対し、前記紙曲がり検出に基づく紙曲がり判定を再度行うことを特徴とする。
第3の本発明の画像形成装置は、前記第1または第2の本発明において、前記紙曲がり検出部の上流側に、転写紙の曲がり矯正を行なう紙曲がり矯正部を備え、前記再搬送経路を介して再搬送される転写紙は、該紙曲がり矯正部による再矯正が可能となるように前記通常搬送経路に再搬送されることを特徴とする。
第4の本発明の画像形成装置は、前記第3の本発明において、前記紙曲がり矯正部は、前記制御部の制御を受けて、通常搬送時は、規定の矯正量により転写紙の曲がり矯正を行ない、前記再搬送時には、前記規定より大きい矯正量により転写紙の曲がり矯正を行なうことを特徴とする。
第5の本発明の画像形成装置は、前記第1〜第4の本発明のいずれかにおいて、前記通常搬送経路には、画像形成を行った転写紙が反転されて画像形成部の上流側に搬送される両面印刷経路を有しており、前記制御部は、該両面印刷経路を前記再搬送経路として使用し、前記再搬送時には、前記両面印刷経路における転写紙の反転を禁止することを特徴とする。
第6の本発明の画像形成装置は、前記第1〜第4の本発明のいずれかにおいて、前記制御部は、前記紙曲がり有りの判定がなされた場合、紙曲がり有りの判定がなされた転写紙に対応する画像の転写が完了するまで、前記搬送部による次の転写紙の搬送を停止することを特徴とする。
以上説明したように、本発明の画像形成装置によれば、転写紙を給紙する給紙部と、前記転写紙に画像形成を行う画像形成部と、前記転写紙が装置外に排紙される排紙部と、前記給紙部から前記排紙部にかけて前記転写紙が搬送される通常搬送経路と、該通常搬送経路上に設けられ、転写紙への画像転写前に転写紙の曲がりを検出する紙曲がり検出部と、前記紙曲がり検出部の下流側の前記通常搬送経路から前記紙曲がり検出部の上流側の前記通常搬送経路に、前記転写紙が再搬送される再搬送経路と、前記転写紙を通常搬送経路または再搬送経路を介して搬送する搬送部と、前記紙曲がり検出部の検出結果を受けて前記転写紙の紙曲がりの有無を判定し、紙曲がり無しと判定した場合、前記搬送部によって紙曲がり無しの判定がなされた前記転写紙を通常搬送経路を介して搬送するとともに前記画像形成部によって該転写紙に画像を転写する制御を行い、紙曲がり有りと判定した場合、前記画像形成部によって前記転写紙に画像を転写することなく、前記搬送部によって紙曲がり有りの判定がなされた前記転写紙を再搬送経路を介して再搬送する制御を行う制御部と、を備えるので、紙曲がりを生じた場合、再搬送によって紙曲がりを矯正する機会を得ることで動作を中断することなく継続して行うことが可能になる。また、紙曲がりによるJAM紙および用紙排出を低減し、転写紙を有効活用できる効果がある。
以下に、本発明の一実施形態を添付図面に基づいて説明する。
図1は、画像形成装置の機械的構成を示すものである。
画像形成装置1は、プリンタ、スキャナ、コピア機能を有するデジタル複合機であり、装置上部側に、スキャナ部130、流し込みタイプの自動原稿給送装置(ADF)135が設けられている。その近傍には、画像形成装置1の情報の表示、操作者による各種入力などが可能となった操作部140が設けられている。操作部140は、例えば、LCDを用いたタッチパネルにより構成することができる。
また、画像形成装置1の下部側には、転写紙を収納する複数段の給紙トレイ161を備えており、これら給紙トレイ161には給紙ローラ(図示しない)が設けられて給紙が可能になっている。前記給紙トレイ161、給紙ローラなどによって給紙部160が構成されている。
また、画像形成装置1内に備える画像形成部150は、各色(イエロー、マゼンダ、シアン、ブラックなど)に合わせて帯電部、LD部、感光体、現像部を備えており、さらに転写部、クリーニング部、定着部などを備えている。転写部は、感光体151付近に配置された二次転写ベルト152と、転写紙への転写位置付近に配置した転写ローラ153とによって構成されている。画像が転写された転写紙は、定着部154を経て装置外部の排紙部200に排紙される。前記給紙部160から転写ローラ153による転写位置および排紙部200にかけて通常搬送経路170が設けられている。
定着部154の下流側では、前記通常搬送経路170から両面印刷経路175が分岐している。分岐部分には、経路を切り替えるゲート173が設けられており、搬送経路の選択が可能になっている。該ゲート173で切り替えられる経路として上記両面印刷経路175が設けられている。また、両面印刷経路175の下流側に搬送経路を切り替えるゲート176が設けられており、ゲート176による切替側に、転写紙が往復搬送される反転路175aが設けられている。さらに両面印刷経路175の下流端は、転写ローラ153による転写位置の上流側で、前記通常搬送経路170に合流している。両面印刷経路175では、ゲート176の動作によって、反転路175aを経ることなく、両面印刷経路175のみによって転写紙の搬送が可能になっており、反転路175aを経ない該経路が再搬送経路180に割り当てられている。
上記通常搬送経路170、両面印刷経路175、再搬送経路180における転写紙の搬送は、搬送ローラ等を含む搬送部190によって行われる、上記ゲート173、176は、搬送部190に含まれるものであり、該搬送部190の制御動作によって切替動作がなされる。
また、通常搬送経路170には、転写ローラ153による転写位置の上流側であって、前記両面印刷経路175が合流する位置の下流側にかけて、紙曲がり矯正部171が設けられている。紙曲がり矯正部171は、図2に示すように、転写紙の先端を突き合わせ可能なレジストローラ171cと、レジストローラ171cの上流側に位置するループローラ171aと、レジストローラ171cとループローラ171aとの間に位置する紙端部検出センサ171bとによって構成されている。
紙曲がり矯正部171では、回転するループローラ171aを通過した転写紙が紙端部センサ171bで検出されると、レジストローラ171cが停止するとともに、所定時間ループローラ171aが回転して転写紙にループが形成され、その直後にループローラ171aが停止することで、転写紙の弾性力によって転写紙の曲がりが矯正される。この際に、ループが大きすぎると、転写紙の腰折れが生じるおそれがあるため、ループの形成は腰折れが生じない確実に安全なループ量としている。ループ量は、紙端部検出センサ171bで転写紙の端部を検出した後のループローラ171aの回転継続時間によって調整することができる。なお、図2では、一つのループローラについて図示されているが、両面印刷経路175にも同様にループローラが設けられており、両面印刷経路175と通常搬送経路170に跨る転写紙を同様に紙曲がり矯正することが可能になっている。上記紙曲がり矯正部171は、上記搬送部190によって制御される。
また、紙曲がり矯正部171と、二次転写ローラ153による転写位置との間には、紙曲がり検出部172が設けられている。紙曲がり検出部172は、図3に示すように、通常搬送経路170に対し、用紙幅方向(搬送方向と直交する方向)に沿って、二つのセンサ172a、172bが配置されており、これらセンサ172a、172bによって搬送される転写紙の紙端部をそれぞれ検出する。転写紙に曲がりが生じていると、センサ172a、172bによる検出時機が異なり、時間差が生じる。すなわち、紙曲がりは、この時間差によって検出される。紙曲がり検出部172は、転写紙の搬送を制御する搬送部190によって動作制御がなされる。
次に、図4は画像形成装置1の機能的な構成の一部を示すブロック図である。
制御部10は、主としてCPUとこれを動作させるプログラムによって構成され、作業エリアとなるRAMや、設定データなどを格納した不揮発メモリ、プログラムを格納したROMなどを有している。制御部10は、画像形成装置1全体の動作を制御するものであり、前記した搬送部190による転写紙の搬送、紙曲がり矯正や画像形成部150における画像形成動作の制御を行う。
また、制御部10では、紙曲がり矯正部171の紙端部センサ171bの検出結果を受けており、該検出結果を受けて所定の回転継続時間で搬送部190に対し、ループローラ171aのON−OFFを指令する。必要な回転継続時間は、制御部10において前記した不揮発メモリに矯正用データとして記憶しておき、必要に応じて当該データを読み出して搬送部190に対する指示を行う。なお、通常搬送時の矯正用データの他に、再搬送磁の矯正用データも合わせて不揮発メモリに記憶しておく。搬送部190は、この指令を受けて、ループローラ171aおよびレジストローラ171cの回転および停止を行う。
また、制御部10は、前記紙曲がり検出部172の検出結果を受けて、紙曲がりの有無を判定する。すなわち、制御部10では、紙曲がりの有無を判定するための判定基準データを前記した不揮発メモリに格納しておき、判定に際し、この基準データを不揮発メモリから読み出す。紙曲がり検出部172からは、前記したように紙曲がりに応じてセンサ172a、172b間で生じる検出時間の差が検出結果として送信されており、制御部10では、転写紙の搬送速度と検出された時間差とによって紙曲がり量を算出することができる。この検出された紙曲がり量と前記判定基準データとを比較して、検出紙曲がり量が判定基準以上であれば紙曲がり有りと判定し、検出紙曲がり量が判定基準未満であれば紙曲がり無しと判定する。
以下に、画像形成時の紙曲がり検出に伴う制御手順を図5に基づいて説明する。
操作部140によって操作者が動作開始指令を行うなどして画像形成動作が開始される。例えば、自動原稿給送装置(ADF)135にセットされた原稿が一枚ずつ順次送り出され、スキャナ部130で画像が読み取られて画像データが生成され、制御部10によって管理されて画像メモリなどに格納される。制御部10では、給紙部160に対し給紙の指令をし、さらに搬送部190に対し通常搬送を指令する。この指令によって給紙部160では、必要な転写紙が給紙トレイ161から給紙され、搬送部190によって通常搬送経路170を介して該転写紙が搬送される(ステップs1)。
通常搬送においては、制御部10では通常搬送時の矯正用データを不揮発メモリから読み出して、矯正に備える(ステップs2)。通常搬送経路170を搬送される転写紙が紙曲がり矯正部171に達すると、紙端部センサ171bにより紙端部が検出され、検出結果が制御部10に送信される。制御部10は搬送部190にレジストローラ171cを停止させる指令をする。また、制御部10は、上記矯正用データに基づいて、搬送部190に対し転写紙の紙端部が検出されてから所定時間経過するタイミングでループローラ171aを停止させる指令を行う。搬送部190では、当該指令に従って、ループローラ171aおよびレジストローラ171cを回転、停止する。
上記制御において、転写紙の紙端部が検出された後、レジストローラ171cは停止し、この停止したレジストローラ171cに、ループローラ171aで搬送される転写紙が突き当たる。突き当たり後、所定の時間ループローラ171aが回転することで、図2(a)に示すように転写紙にループが生成され、その後ループローラ171aを停止することで、転写紙の弾性によって紙曲がりが矯正される(ステップs3)。その後、レジストローラ171cを回転させることで、転写紙の搬送が続行される。前記紙端部センサ171bの検出にタイミングを合わせて、制御部10の指令によって、前記画像データに基づいて前記画像形成部150において感光体151への画像形成が行われ、二次転写ベルト152へ画像の転写がなされる。
紙曲がりが矯正された転写紙は、通常搬送経路170を移動して紙曲がり検出部172に達し、紙曲がりが検出される(ステップs4)。この紙曲がり検出部172の検出結果は、上記したように制御部10に送信され、紙曲がりがあるか否かの判定がなされる(ステップs5)。該判定において、紙曲がり無しと判定されると(ステップs5、NO)、二次転写ベルト152に転写されている画像は、転写ローラ153によって、通常搬送経路170を搬送されている転写紙に転写され、その後、定着部154によって画像の定着がなされ、通常搬送経路170を通して排紙部200に排紙される(ステップs6)。また、上記転写に際し、次頁用の画像が感光体151に形成され、次頁の転写紙が順次、給紙部160から給紙され、また通常搬送経路170を介して搬送される。なお、この実施形態では、排紙部200として、排紙トレイを図示しているが、本発明としては、排紙部が後処理装置に連続するものであてもよい。
また、転写紙の両面に印刷を行う場合は、上記画像形成を行った後、制御部10からの指令によって搬送部160によって両面印刷のための搬送が行われる。すなわち、ゲート173が動作して片面を印刷した転写紙が通常搬送経路170から両面印刷経路175に導かれ、さらにゲート176が動作して転写紙が反転路175aを往復動する。反転路175aを戻る転写紙はゲート176の動作によって反転した状態で両面印刷経路175の下流側に搬送される。転写紙は、両面印刷経路175から通常搬送経路170へと搬送され、上記と同様に紙曲がり矯正、紙曲がり検出、画像形成の手順を経て、他面側への画像が転写され、排紙部200へと排紙される。なお、裏面側に画像を転写する場合にも紙曲がり有りと判定されると、他面側への画像の転写を行うことなく後述する紙曲がり有りの処理が行われる。
制御部10は、上記紙曲がり判定で紙曲がり有りと判定されると(ステップs5、YES)、転写ローラ153による転写紙への画像の転写は行うことなく、搬送部190に対し再搬送の指令を行う(ステップs7)。該再搬送では、制御部10の指令を受けた搬送部190は、先ず、通常搬送経路170によって転写紙を下流側に搬送する。この際に、次頁に対する画像は感光体151に形成せず、また、二次転写ローラ152に転写された現頁の画像はクリーニングすることなく維持する。さらに、次頁の転写紙が通常搬送経路170上にある場合には、該転写紙を通常搬送経路170を介して搬送することなく停止させておき、給紙部160からの新たな給紙も停止しておく。
転写紙の上記再搬送に際し、制御部10の指令を受けた搬送部190は、ゲート173を動作させて、画像の転写がなされることなく通常搬送経路170を搬送されている転写紙を両面印刷経路175、すなわち再搬送経路180へと導く。制御部10では、再搬送に際し、搬送部190に対し反転路175aにおける反転を禁止する指令を発信する。該禁止指令を受けた搬送部190は、ゲート176を動作させて、転写紙を反転路175aに導くことなく両面印刷経路175の下流側、すなわち再搬送経路180に沿って搬送する。再搬送経路180を搬送される転写紙は、再度通常搬送経路170に導入される。
制御部10では、再搬送に際し、再搬送時の矯正用データを不揮発メモリから読み出して、矯正に備える(ステップs2)。転写紙が紙曲がり矯正部171に達すると、上記と同様に紙端部センサ171bにより紙端部が検出され、検出結果が制御部10に送信される。制御部10では、上記矯正用データに基づいて搬送部190に対し矯正指令を発信する。該指令によって転写紙の紙端部が検出されてから、レジストローラ171cの停止が行われ、所定時間経過するタイミングでループローラ171aが停止される。なお、再搬送時の矯正用データでは、紙端部の検出後、ループローラ171aを停止させるまでの時間が通常搬送時よりも長く設定されている。この結果、レジストローラ171cに突き当たって、ループローラ171aで所定時間搬送される転写紙は、図2(b)に示すように、通常搬送時よりも大きなループが形成され、紙曲がり矯正がより確実になされる(ステップs3)。なお、ループ形成においては、転写紙の腰折れが生じないように通常搬送時でも余裕を持ったループ量としており、通常搬送時により大きなループを生成させても腰折れのおそれは低い。その後、レジストローラ171cを回転させることで、転写紙の搬送が続行される。
再搬送によって再度紙曲がりの矯正がなされた転写紙は、紙曲がり検出部172において再度紙曲がりの検出がなされる(ステップs4)。紙曲がりの検出がなされ、紙曲がり無しと判定されると、二次転写ベルト152に維持された画像が転写ローラ153によって再搬送された転写紙に転写される。この際には、感光体151に次頁の画像が形成され、次頁の転写紙の給紙、搬送がなされる。通常搬送経路170に停止していた転写紙がある場合には、搬送が再開され、給紙部160からの給紙も再開される。一方、紙曲がり有りが再度検出されると、再搬送(ステップs6)が再度行われる。
なお、再搬送の際に、転写紙の裏面にも画像を形成する必要がある場合には、片面への画像形成を行った後、上記したように両面印刷経路175によって転写紙を反転して通常搬送経路175に導き上記手順を繰り返す。
以上のように、本願発明では、紙曲がりが検出された転写紙にリトライする機会を与えることで、装置の動作中断を招くことなく動作を継続することができ、また転写紙の無駄を極力避けることができる。なお、転写紙を繰り返し再搬送しても紙曲がりが矯正されずに紙曲がり有りの状態が続く場合には、再搬送する回数を予め定めておき、当該転写紙をJAM扱いすることも可能である。再搬送する回数は、制御部10の不揮発メモリに記憶しておき、制御部10において、再搬送に際しに再搬送回数をカウントして、記憶データの比較によって、再搬送、JAM紙扱いを判定することができる。
また、上記実施形態では、再搬送経路として両面印刷経路を利用することで、特別に搬送経路を設けることなく転写紙の再搬送を行うことができるという利点を有している。ただし、本発明としては、両面印刷経路を再搬送経路に利用するものに限定されるものではなく、両面印刷経路とは別に再搬送経路が設けられたものであってもよい。
また、上記実施形態では、再搬送に際し、紙曲がりの矯正量を増大させて、より確実に矯正を行うものとしたが、再搬送時の矯正量を増大させることなく通常搬送時の同程度の矯正量で矯正を行うようにしていもよい。
以上、本発明について、上記実施形態に基づいて説明を行ったが、本発明は上記説明に限定をされるものではなく、本発明を逸脱しない限りにおいて適宜の変更が可能である。
本発明の一実施形態の画像形成装置における機械的構成を示す図である。 同じく、紙曲がり矯正部の概略を示す図である。 同じく、紙曲がり検出部の概略を示す図である。 同じく、制御ブロックを示す図である。 同じく、紙曲がりに対する制御手順を示すフロー図である。
符号の説明
1 画像形成装置
10 制御部
150 画像形成部
151 感光体
152 二次転写ベルト
153 転写ローラ
160 給紙部
170 通常搬送経路
171 紙曲がり矯正部
172 紙曲がり検出部
175 両面印刷経路
180 再搬送経路
200 排紙部

Claims (6)

  1. 転写紙を給紙する給紙部と、
    前記転写紙に画像形成を行う画像形成部と、
    前記転写紙が排紙される排紙部と、
    前記給紙部から前記排紙部にかけて前記転写紙が搬送される通常搬送経路と、
    該通常搬送経路上に設けられ、転写紙への画像転写前に転写紙の曲がりを検出する紙曲がり検出部と、
    前記紙曲がり検出部の下流側の前記通常搬送経路から前記紙曲がり検出部の上流側の前記通常搬送経路に、前記転写紙が再搬送される再搬送経路と、
    前記転写紙を通常搬送経路または再搬送経路を介して搬送する搬送部と、
    前記紙曲がり検出部の検出結果を受けて前記転写紙の紙曲がりの有無を判定し、紙曲がり無しと判定した場合、前記搬送部によって紙曲がり無しの判定がなされた前記転写紙を通常搬送経路を介して搬送するとともに前記画像形成部によって該転写紙に画像を転写する制御を行い、紙曲がり有りと判定した場合、前記画像形成部によって前記転写紙に画像を転写することなく、前記搬送部によって紙曲がり有りの判定がなされた前記転写紙を再搬送経路を介して再搬送する制御を行う制御部と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御部は、再搬送された転写紙に対し、前記紙曲がり検出に基づく紙曲がり判定を再度行うことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記紙曲がり検出部の上流側に、転写紙の曲がり矯正を行なう紙曲がり矯正部を備え、前記再搬送経路を介して再搬送される転写紙は、該紙曲がり矯正部による再矯正が可能となるように前記通常搬送経路に再搬送されることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記紙曲がり矯正部は、前記制御部の制御を受けて、通常搬送時は、規定の矯正量により転写紙の曲がり矯正を行ない、前記再搬送時には、前記規定より大きい矯正量により転写紙の曲がり矯正を行なうことを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
  5. 前記通常搬送経路には、画像形成を行った転写紙が反転されて画像形成部の上流側に搬送される両面印刷経路を有しており、前記制御部は、該両面印刷経路を前記再搬送経路として使用し、前記再搬送時には、前記両面印刷経路における転写紙の反転を禁止することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記制御部は、前記紙曲がり有りの判定がなされた場合、紙曲がり有りの判定がなされた転写紙に対応する画像の転写が完了するまで、前記搬送部による次の転写紙の搬送を停止することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の画像形成装置。
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