JP2009047997A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】搬送不良が発生した場合のダウンタイムを短縮し、装置の生産性を向上させる媒体搬送を行う画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像形成装置は、搬送不良の発生が検知された場合には、媒体の搬送をクリア搬送に切り替え、搬送動作自体は続行する。このクリア搬送によって、媒体は、所定の排紙エリアに搬送される。画像形成装置は、画像形成装置は、クリア搬送の途中でさらに搬送不良の発生が検知された場合には、媒体の搬送動作を止める。
【選択図】 図1
【解決手段】画像形成装置は、搬送不良の発生が検知された場合には、媒体の搬送をクリア搬送に切り替え、搬送動作自体は続行する。このクリア搬送によって、媒体は、所定の排紙エリアに搬送される。画像形成装置は、画像形成装置は、クリア搬送の途中でさらに搬送不良の発生が検知された場合には、媒体の搬送動作を止める。
【選択図】 図1
Description
この発明は、画像形成装置に関する。特に、高速動作が可能な画像形成装置において、ダウンタイムを短縮することのできる画像形成装置に関する。
複写機、プリンタなどの画像形成装置は、記録媒体としての用紙を装置内部で搬送し、この用紙にトナー画像やインク画像などを転写している。そのため、用紙搬送に起因するジャムが発生することが避けられない。従来の画像形成装置においては、ジャム発生が検知されると搬送動作を停止し、ユーザーに警告を発して、ユーザーによりジャム用紙を取り除かせる処理を行っている。
一方、画像形成装置の内部は機能ごとにユニット化されていることが多い。すなわち、画像形成装置の内部には複数のユニットが存在し、ユーザーはこれらのユニットを引き出してジャム用紙を取り除くことになる。このような場合、ジャム用紙が複数のユニット間に跨って停止してしまっている、いわゆる泣き別れという状況が生じていると、ユーザーが一つのユニットを引き出すと、その用紙が破損してしまい、ジャム用紙を取り除く作業は非常に手間のかかるものであった。
このような問題を解決するため、ジャム発生した場合に、装置内を搬送されている用紙がユニット間を跨らないように適切な場所で停止させることにより、泣き別れの状況が発生しない画像形成装置が提案されている。これによりユーザーがジャム処理する時間を短縮することが可能となる。
しかし、ジャム修復時間短縮のため、ジャム発生した際に用紙がユニット間に跨らないような搬送制御を行ったとしても、ユーザーがジャム修復する必要があることには変わりない。
特に高速機の場合は、高速に行われる画像形成動作に対応させるため、装置内部を還流する用紙間の距離を詰めて、装置内により多くの用紙を還流させる必要がある。すなわち高速機では、ジャムが発生した場合に、より多くの箇所に用紙が留まるようになると推測される。
すると、ジャムが発生した場合、用紙が留まる箇所が多くなることにより、より多くの場所についてジャム処理を行わなければならない。こうなると、たとえ泣き別れ防止を行い、個々のジャム発生箇所のジャム処理に要する時間を短くしたとしても、結局、全体としてジャム処理に要する時間は短縮されないこととなる。
よって、この発明は、ジャム発生などの搬送不良が生じた場合のダウンタイムを短縮し、装置の生産性を向上させる媒体搬送を行う画像形成装置を提供することを目的とする。
この発明は、上記のような事情に鑑みてなされたものであり、画像形成装置は、搬送不良が検知された場合でも媒体の搬送動作を停止せず、媒体の排紙動作に移行する。媒体は、この排紙動作により搬送経路中の特定箇所に集約される。
この発明によれば、搬送不良が生じた場合、媒体は、搬送経路中の特定箇所に集約される。したがってユーザーは、搬送経路上の多数の箇所に留まっている媒体を処理せずとも、限られた特定箇所のみで媒体を処理することができる。したがって、搬送不良が発生した場合のダウンタイムを短縮し、生産性を向上させる媒体搬送方法を行う画像形成装置を提供することができる。
まず、この発明の実施例における基本的な考え方を説明する。ジャムの原因として考えられる事態としては、第1に、用紙が搬送路で蛇腹状に折れ曲がり、詰まってしまっている状態を想定することができる。第2に、ローラーのスリップなどの理由で、用紙の搬送が正規のタイミングに比べて遅れているだけの状態も想定することができる。
用紙が蛇腹状に詰まっている状態が生じている場合を、用紙の搬送経路の特定の場所との関係において考える。その特定場所よりも搬送路の上流で蛇腹による詰まりが生じている場合、その特定場所では、用紙が到達していない未達ジャムとして検知される。一方、まさにその特定の場所で蛇腹による詰まりが生じている場合は、その特定場所では、用紙がその場所から下流に移動していかない滞留ジャムとして検知される。
用紙が蛇腹状に詰まってこれらのジャムが検知された場合には、装置の動作を止めて、ユーザーが蛇腹状になった用紙を取り除く必要がある。なお、ここで上流とは、その特定場所を基準として、用紙が搬送されてくる方向、すなわち給紙トレイに近い方向をいう。また下流とは、その特定場所を基準として、用紙が搬送されていく方向、すなわち排紙トレイに近い方向をいう。
ところで未達ジャムの原因としては、前述したように、ローラーのスリップなどの理由で、用紙が特定場所に適切なタイミングで到達せずに遅れているだけという状態が考えられる。このような場合は、用紙の搬送自体は行われているので、このような場合までジャムとして搬送動作を止めてしまうことは、むしろ画像形成の生産性を下げることになる。
この発明の発明者は、特に高速機においては、未達ジャムのうち多くの場合が、用紙が特定場所に適切なタイミングで到達していないジャムであることを割り出した。そこで、画像形成装置の高速動作ひいては高生産性を達成するため、未達ジャムが検知されたとしても搬送動作を止めることなく、ジャムが発生した場合には、当該用紙を排紙する処理に切替え、当該用紙を排紙先に搬送する制御を行うようにした。
この排紙搬送を行っている過程で、さらにジャムが検知された場合には、搬送経路にて蛇腹による詰まりが生じた可能性が高いと判断できる。このような場合にまで用紙の排紙搬送動作を続行してしまうと、蛇腹が生じている用紙に後続の用紙が到達、衝突してしまうことにより、さらに複雑なジャムの原因となる。よって、このような場合には用紙の搬送動作を止める。
ところで、画像形成装置においては、上述した未達ジャムおよび滞留ジャムの他にも、複数の用紙が重なって搬送される重送や、用紙が搬送方向に対して傾いて搬送されるスキューという状態も生じ得る。これら重送やスキューは、すぐに画像形成装置が停止するような事態につながる可能性は低い。しかし、これらの状態が生じると、その後に用紙詰まりが生じる可能性も高まる。また、仮に用紙詰まりが発生しないとしても、重送やスキューは画像形成の品質劣化につながる。このため、これら重送やスキューも、ジャムとして扱うことが望ましい。
よって、この発明では、これら重送やスキューが発生した場合も、未達ジャムが発生した場合と同様に扱う。以下、用紙詰まり、ローラーのスリップなどの理由による未達、重送およびスキューを総称して搬送不良と記載する。
以下、この発明の実施形態を、図面を参照しながら説明する。図1は、この発明の実施形態の画像形成装置を示す全体構成図である。
画像形成装置1は、給紙部2を有する。この給紙部2には、トナー画像を転写、記録される記録媒体としての用紙が複数枚格納されている。この給紙部2に格納されている用紙は、ピックアップローラ、搬送ローラ(いずれも図示せず)などにより搬送され、画像形成部3に供給される。
画像形成部3は、画像形成ステーション4Y、4M、4Cおよび4Kを有する。それぞれの画像形成ステーション4Y、4M、4Cおよび4Kは、カラー画像形成時の基本色であるY(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、およびK(黒)の感光体ドラム5Y、5M、5Cおよび5Kを有する。また、それぞれの画像形成ステーションに対して、画像データを重畳されたレーザー光を照射するためのレーザーユニット6が配置されている。レーザーユニット6から照射されたレーザー光が感光体ドラム5Y、5M、5Cおよび5Kの表面を走査することにより、それぞれの感光体ドラムの表面に静電潜像が形成される。
それぞれの感光体ドラムの表面に形成された静電潜像は、周知の現像プロセスを経て、トナー画像に顕像化される。そのため、感光体ドラム5Y、5M、5Cおよび5Kの周辺には、帯電ユニット、現像ユニット、クリーニングユニットなどが配置されているが、これらについては図示および詳細な説明は省略する。それぞれの画像形成ステーションにて現像され可視化された、それぞれの基本色のトナー像は、転写ベルト7上に重ね合わされて転写される。これによりカラー画像が形成される。
転写ベルト7は、駆動ローラ7a、従動ローラ7bおよび7c、さらに2次転写ローラ8に架け渡されている。転写ベルト7は、駆動ローラ7aにより駆動されており、図1に示す矢印A方向に移動する。転写ベルト7に転写されたカラーのトナー像は、転写ローラ8において、搬送されてきた用紙に転写される。カラー画像が転写された用紙は、転写ローラ8を通過して、搬送ベルト9上に送られる。搬送ベルト9は、用紙を搬送して、次段の定着ユニット10に供給する。
定着ユニット10は、定着ローラ11および加圧ローラ12を有する。定着ローラ11は、ハロゲンヒータ、IHヒータなどの加熱手段により加熱されており、用紙上のトナー像を加熱、溶融する。こうして溶融したトナーは、定着ローラ11および加圧ローラ12の接点で形成されるニップ部にて加圧され、用紙上に定着される。定着ユニット10を通過した用紙は、排紙トレイ13に排紙される。あるいは両面コピーを行うのであれば、両面搬送路へ供給される。
以下、用紙の搬送について、より詳細に説明する。以下では、この実施形態の画像形成装置における用紙搬送路を、複数のエリアに区分して説明する。
すなわち、この実施形態の画像形成装置における用紙搬送路は、上流から下流に向けて、順に給紙エリア20、レジストエリア30、2次転写エリア40、定着エリア50、反転・排紙エリア60に区分される。反転・排紙エリア60は、排紙トレイ13に向けて用紙を排紙する。また、反転・排紙エリア60は、両面搬送エリア70へも接続される。両面搬送エリア70の下流は、給紙エリア20に接続している。
なお、用紙搬送路には、用紙を搬送するためのローラーやコロ、用紙ガイドなどが多数配置されているが、これらは、この発明の主要な構成ではないので、図示および説明は省略する。
給紙部2からピックアップされた用紙は、まず給紙エリア20に導かれる。給紙エリア20は、およそ、給紙部2のピックアップローラ(図示せず)からレジストローラ(図示せず)までの間と把握される。このレジストローラは、転写ベルト7に転写されたトナー画像を用紙に転写するタイミングを調整するため、用紙を一時停止させておくなどの機能を有している。
給紙エリア20を通過し、レジストエリア30へ到達した用紙は、レジストエリア30内の搬送路において、重送やスキューが生じているか否かを検知される。レジストエリア30は、レジストローラ(図示せず)直後から、2次転写ローラ40の直前までのエリアと把握される。
レジストエリア30を通過し、2次転写エリア40へ到達した用紙には、前述したように、2次転写ローラ8において、転写ぺルト7上に形成されているトナー像が転写される。2次転写エリア40は、2次転写ローラ40前後のエリアと把握される。
2次転写エリア40を通過し、定着エリア50へ到達した用紙は、搬送ベルト9にて定着ユニット10へと搬送される。そして前述したように、定着ローラ11および加圧ローラ12にて加熱・加圧され、用紙上のトナー像が用紙に定着される。定着エリア50は、搬送ベルト9から、定着ユニット10までを含むエリアと把握される。
定着エリア50を通過し、反転・排紙エリア60へ到達した用紙が片面コピーすべきものである場合は、この用紙は反転・排紙エリア60にて反転経路Cに導かれる。次いで、この用紙が反転経路Cから排紙トレイ13に向けて引き出されることで、用紙の表面・裏面が反転される。この結果、この用紙は画像形成された面が下に向くフェイスダウンにて、排紙トレイ13に排出される。
一方、反転・排紙エリア60へ到達した用紙が両面コピーすべきものである場合にも、この用紙は反転・排紙エリア60にて反転経路Cに導かれる。次いで、この用紙が反転経路Cから両面搬送エリア70に向けて引き出されることで、用紙の表面・裏面が反転される。この用紙は、両面搬送エリア70を介して、再度給紙エリア20へ到達する。
給紙エリア20へ到達した用紙は、レジストエリア30を経由して2次転写エリア40に到達する。ここで用紙は、先に画像形成された面とは別の面にトナー画像を転写される。この用紙は、定着エリア50を通過し、反転・排紙エリア60へ到達する。この時は、用紙は反転経路Cには導かれず、そのまま排紙トレイ13に導かれ、排出される。
これらの経路上に、用紙を検知するセンサが各所に配置されている。たとえば、レジストエリア30の入り口部分には、用紙がレジストエリア30に到達したか否かを検出するためのレジストエントランスセンサが配置されている。また、レジストエリア30には、用紙が重送されていることを検出するための重送センサや、用紙がスキューしていることを検出するスキュー検知センサが配置されている。転写エリア40には、転写ベルト7のトナー画像を用紙に転写するタイミングを把握するため、転写タイミングセンサが配置されている。
定着エリア50には、搬送ベルト9上でのジャムを検知するための搬送ジャムセンサ、また、定着ユニット10におけるジャムを検知するための定着ジャムセンサが配置されている。搬送ジャムセンサは、転写エリア40から与えられた用紙が、搬送ベルト9により正常に搬送されているか否かを検知することにより、搬送ベルト9におけるジャムを検知するものである。定着ジャムセンサは、定着ユニット10から用紙が下流に向けて搬送されたか否かを検知することにより、定着ユニット10におけるジャムを検知するものである。
反転・排紙エリア60には、用紙が反転経路Cに導かれたか否かを検知するためのスイッチバックセンサが配置されている。
なお、以上の各センサについては、いずれも図示は省略するが、これらは搬送経路に沿って配置されている。また。上述した以外にも、適切な場所にセンサを配置してよい。これらのセンサは、たとえば発光素子と受光素子とから構成されている。そして、発光素子から射出された光が用紙表面で反射した位置に、受光素子が配置されている。このような構成により、用紙がセンサ位置を通過した際に、反射光が受光素子に入射する。この結果、受光素子から電流が出力される。この出力電流が検出されれば、そのセンサを用紙が通過したと理解される。
よって、これらセンサは、画像形成装置の制御部(図示せず)に接続されている。この制御部は、各センサの受光素子からの出力電流を検知することにより、センサを用紙が通過したことを認識する。制御部は、画像形成スピードなどの画像形成条件から、それぞれのセンサをどのタイミングで用紙が通過すべきか、適切なタイミングを算出する。あるいは、このようなタイミングはあらかじめ計算され、何らかの記憶手段に格納されていてもよい。
制御部は、適切なタイミングと、実際にセンサが用紙を検出したタイミングとを比較することにより、用紙が適切なタイミングの時点でそのセンサの箇所に到達、通過したか否かを判断できる。すなわち制御部は、未達ジャムの発生、および、その未達ジャムの発生位置を検知することができる。
この実施形態の画像形成装置は、いずれかのセンサで搬送不良が検知された場合、1度目に搬送不良が検知された場合には、当該用紙を排紙する処理に切替え、当該用紙を排紙先に搬送する。なお、この実施形態において1度目とは、この画像形成装置が正常に稼動している場合に搬送不良が検知された場合をいう。
この実施形態では、いずれかのセンサで2度目に搬送不良が検知された場合には、蛇腹ジャムなど用紙が停止する状況が生じていると考えて、当該用紙を排紙先へ搬送している動作を止める。なお、この実施形態において2度目とは、1度目の搬送不良が検知されて搬送動作を続行した場合に、同じセンサでさらに搬送不良が検知された場合をいう。
2度目の搬送不良検知により搬送動作が止められた場合には、画像形成装置は、搬送経路にて蛇腹による詰まりが生じた可能性が高いと判断し、さらに複雑なジャムのの発生を避けるため、用紙を排紙先に搬送している動作を止める。画像形成装置は、搬送動作を止めるとともに、ユーザーに対してエラーメッセージを提示する。これにより画像形成装置は、ユーザーに対して、搬送不良が生じた用紙を取り除くように促す。なお、この提示に応じてユーザーが搬送不良が生じた用紙を取り除き、画像形成装置が正常な稼動状態に戻った場合には、それ以降に検知された搬送不良は、再度1度目として把握される。
以下、未達ジャムの場合を例にとり、具体的に説明する。この実施形態においては、画像形成装置は、当該用紙を排紙エリアに搬送する排紙搬送動作に切り替える。以下、この実施形態の画像形成装置の各エリアにおいて、1度目の未達ジャムが検知された場合の動作について、未達ジャムが検知された場所との関係に着目しながら説明する。
給紙エリア20にて未達ジャムが検知された場合、画像形成装置は、給紙部2から新たな用紙をピックアップすることを止める。そして、ジャム検知された用紙の下流側に滞留している用紙は、可能な限り排紙トレイ13に搬送する。たとえば、片面コピーすべき用紙が下流に搬送されている場合、それらの用紙については通常通り画像形成、転写、定着を行い、反転・排紙エリア60にて表裏反転させて排紙トレイ13に排紙する。
同様に、ジャム検知された用紙の下流側に、両面コピーすべき用紙が両面ともコピー終了して搬送されている場合、それらの用紙も排紙トレイ13に排紙する。ただしこの場合、反転・排紙エリア60にて表裏反転させることはない。
しかし、ジャム検知された用紙の下流側に、両面コピーすべき用紙が片面のみコピー終了して搬送されている場合は異なった制御を行う。それらの用紙は、反転・排紙エリア60から両面搬送エリア70に分岐させたとしても、それらの用紙が給紙エリア20に戻ったところで、それ以上の搬送ができない。このような場合、画像形成装置は、それらの用紙を反転経路Cの下方に設けられたジャム排紙トレイ90に排紙する。
レジストエリア30にて未達ジャムが検知された場合、画像形成装置は、給紙部2から新たな用紙をピックアップすることを止める。そして、上述したと同様に、ジャム検知された用紙の下流側に滞留している用紙は、可能な限り排紙トレイ13に搬送する。2次転写エリア40、あるいは定着エリア50で未達ジャムが検知された場合にも、同様の動作が行われる。
ここで、定着ジャムセンサにおいて未達ジャムが検知された場合は、その上流である搬送ベルト9、あるいは定着ユニット10に用紙が滞留している可能性がある。特に定着ユニット10に用紙が滞留している場合は、定着ユニットの熱で用紙が過熱するおそれもあるため、定着ユニット10に対する電力供給を停止するなどの制御を行うことも有益である。
反転・排紙エリア60にて未達ジャムが検知された場合には、ジャム発生した用紙の位置によっては、このジャム用紙が障害となり、上流、下流の用紙を排紙トレイ13、あるいはジャム排紙トレイ90に導けない場合が考えられる。このような場合には、上流、下流の用紙を、画像形成装置内の適切な場所まで搬送して、その場所で停止させる。たとえば、装置のユニットを引き出したときに泣き別れしない位置、あるいは、搬送ベルト9上に搬送して、その場所で停止させるのがよい。
以上、未達ジャムが検知された場合の動作について説明したが、この実施形態における画像形成装置は、重送やスキューが検知された場合にも同様に動作する。たとえば、レジストエリア30にて重送やスキューなどの搬送不良が検知された場合、画像形成装置は、給紙部2から新たな用紙をピックアップすることを止める。そして、搬送不良用紙の下流側に滞留している用紙は、可能な限り排紙トレイ13に搬送する。
さて、この実施形態における画像形成装置は、1度目の未達ジャムが検知されて用紙を排紙搬送している過程で2度目の未達ジャムが検知された場合には、その未達ジャムを検知したセンサの上流、あるいは、そのセンサの場所において蛇腹による詰まりが生じたものと考えて、排紙搬送動作を止める。
なお、搬送不良が検知されたことにともなう上述の各処理は、画像形成装置内のコントローラ(図示せず)により行われる。このコントローラーについては特に説明しないが、一般的なプロセッサを用いて処理を行うようにすればよい。
この実施形態においては、画像形成装置は、1度目の搬送不良が検知されたタイミングでは搬送動作を止めることなく、代わりに排紙搬送動作を開始する。この排紙搬送動作により、用紙は特定箇所に集約されるため、搬送不良が検知されるごとに搬送動作を止める形態と比較して、装置のダウンタイムを少なく抑えることが可能である。
また、用紙が排紙搬送される箇所が限定されているため、ユーザーは、搬送不良が発生した場合に、これらの箇所のみにアクセスすればジャム処理が終わる可能性が大きい。すなわち、ユーザーは、搬送不良が発生する毎に多くの箇所についてジャム処理する必要がなく、それだけジャム処理に要する時間を短縮することができる。
なお上記で、いずれかのセンサで1度目に搬送不良が検知された場合には排紙搬送動作を開始し、その排紙搬送動作の過程で2度目の搬送不良が検知された場合に搬送動作を止めるという例を説明した。検知された搬送不良が1度目であるか、それとも2度目であるかを判別するには、何らかのフラグを用いるのがよい。たとえば、1ビットのフラグを用意しておき、これを、画像形成装置が正常に稼動しているかどうかの判断に際して参照すればよい。すなわちフラグとして、画像形成装置が正常に稼動している状態では「0」が、排紙搬送動作が実行されている場合には「1」がセットされる。また、このフラグのデフォルト値は「0」としておけばよい。
画像形成装置は、いずれかのセンサで搬送不良が検知された場合にフラグの値を参照する。フラグの値が「0」であれば1度目の搬送不良であると判断し、排紙搬送動作を開始するとともに、フラグの値を「1」にセットする。このフラグの値は、用紙の排紙搬送動作が終了し、用紙がジャム排紙トレイ90ないし搬送ベルト9上に集約され、ユーザーがジャム処理を完了したときに、「0」にリセットされる。
画像形成装置は、いずれかのセンサで搬送不良が検知された場合にフラグの値が「1」であれば排紙搬送動作の途中であると判断し、この排紙搬送動作を停止する。この場合にも、ユーザーがジャム処理を完了したときに、フラグの値は「0」にリセットされる。
1 画像形成装置
2 給紙部
3 画像形成部
4 画像形成ステーション
5 感光体ドラム
6 レーザーユニット
7 転写ベルト
8 2次転写ローラ
9 搬送ベルト
10 定着ユニット
11 定着ローラ
12 加圧ローラ
13 排紙トレイ
20 給紙エリア
30 レジストエリア
40 2次転写エリア
50 定着エリア
60 反転・排紙エリア
70 両面搬送エリア
90 ジャム排紙トレイ
2 給紙部
3 画像形成部
4 画像形成ステーション
5 感光体ドラム
6 レーザーユニット
7 転写ベルト
8 2次転写ローラ
9 搬送ベルト
10 定着ユニット
11 定着ローラ
12 加圧ローラ
13 排紙トレイ
20 給紙エリア
30 レジストエリア
40 2次転写エリア
50 定着エリア
60 反転・排紙エリア
70 両面搬送エリア
90 ジャム排紙トレイ
Claims (7)
- 静電潜像を顕像化してトナー画像を形成する画像形成手段と、
前記トナー画像を記録媒体に転写する画像転写手段と、
記録媒体を前記画像転写手段に供給するとともに、前記画像転写手段により
前記トナー画像が転写された記録媒体を排紙するための搬送経路とを有する
画像形成装置において、
前記搬送経路における前記記録媒体の搬送不良を検知する不良検知手段と、
この不良検知手段により第1の搬送不良が検知された場合に、前記記録媒体の
搬送動作を続行させる第1の処理を行う制御手段を
有することを特徴とする、画像形成装置。
- 請求項1記載の画像形成装置において、
前記制御手段は、
第1の搬送不良が検知された場合には、前記搬送経路の前記記録媒体を
排紙する動作を開始することを特徴とする、
画像形成装置。
- 請求項2記載の画像形成装置において、
前記制御手段は、
前記第1の搬送不良を検知した後に、さらに第2の搬送不良を検知した場合に、
前記記録媒体の排紙動作を停止させる第2の処理を行うことを特徴とする、
画像形成装置。
- 請求項3記載の画像形成装置において、
前記不良検知手段は、前記搬送経路の複数箇所に配置されており、
前記第1の搬送不良と、前記第2の搬送不良とは、前記不良検知手段のうち
同一の手段で検知されるものであることを特徴とする、
画像形成装置。
- 請求項4記載の画像形成装置において、
前記制御手段は、
前記搬送不良が生じた位置を検知する不良位置検知手段を有し、
この不良位置検知手段により検知された不良位置との関係に基づいて、
前記搬送経路上の前記記録媒体の排紙先を決定する排紙決定手段を
有することを特徴とする、画像形成装置。
- 請求項5記載の画像形成装置において、
前記記録媒体の排紙先は、前記搬送経路上の少なくとも画像定着部の上流に
設けられていることを特徴とする、画像形成装置。
- 請求項6記載の画像形成装置において、
前記画像定着部において画像が定着された記録媒体を格納する第2の排紙先を
さらに有することを特徴とする、画像形成装置。
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US12/222,323 US8160462B2 (en) | 2007-08-07 | 2008-08-07 | Image forming apparatus having a transport status detection unit |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007214872A Pending JP2009047997A (ja) | 2007-08-07 | 2007-08-21 | 画像形成装置 |
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JP (1) | JP2009047997A (ja) |
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---|---|---|---|---|
JP2011123254A (ja) * | 2009-12-10 | 2011-06-23 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像形成装置、制御装置、およびプログラム |
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