JP2009270313A - 土を用いた断熱工法 - Google Patents

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Abstract

【課題】安価にして良好な断熱効果が得られる土を用いた断熱工法を提供する。
【解決手段】、建築物の壁材1に断熱層12を設ける断熱工法である。壁材1にポンプ22により土11を吹き付け、該吹付けた土11を壁材1に付着させることにより断熱層11を形成するから、現場において断熱層12を安価かつ簡便に形成することができる。そして、土11の断熱層12により湿度調整機能が得られ、結露も防止でき、耐火性にも優れたものとなる。また、他の固化材を含まないため、建築物のリサイクルの際などは断熱層12をそのまま土に返すことができ、リフォームに最適な断熱材が得られる。
【選択図】図1

Description

本発明は、土を用いた断熱工法に関する。
従来、この種の土などを用いた断熱材として、粘土などの耐火物と、保水剤、糊剤、減水剤などの添加剤一種類以上と、アルミナセメントなどの硬化材とを配合し、この耐火物を吹き付けて付着させるもの(例えば特許文献1)が提案されている。
上記断熱材では、粘土を用いているが、他に保水剤、糊剤、減水剤などの添加剤一種類以上と、アルミナセメントなどの硬化材と配合するため、材料費が掛かる問題がある。
これに対して、ユニット枠体と、ユニット枠体内に配設された断熱部材と、ユニット枠体の片側に取り付けられた複数の板状部材と、ユニット枠体及び断熱部材と複数の板状部材との間に介在させた透湿防水性シートと、複数の板状部材の表面側に取り付けられたプレート状壁体とを備えた建築用ユニット壁体において、前記プレート状壁体の表面側に壁土を塗ったもの(例えば特許文献2)が提案されている。
特開平9−183673号公報 特開2005−97454号公報
上記の建築用ユニット壁体では、安価な土を用い、その表面に塗った壁土により断熱性を向上することができる。
しかし、壁土を塗る方法では、手間とコストが掛かり、また、凹凸がある部分では作業が煩雑になることが予想される。
そこで、本発明は、安価にして良好な断熱効果が得られる土を用いた断熱工法を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、建築物の構成材に断熱層を設ける断熱工法において、前記構成材に吹付手段により土を吹き付け、該吹付けた土を構成材に付着させることにより前記断熱層を形成する工法である。
また、請求項2の発明は、前記土が自然に採取した土であり、他の固化材を含まない工法である。
また、請求項3の発明は、前記土に炭を混合した工法である。
また、請求項4の発明は、前記構成材が壁材である工法である。
請求項1の構成によれば、土を吹き付けることにより、現場において断熱層を安価かつ簡便に形成することができる。そして、土の断熱層により湿度調整機能が得られ、結露も防止でき、耐火性にも優れたものとなる。また、凹凸の部分にも容易に土の層を設けることができる。
また、請求項2の構成によれば、材料費を安価に抑えることができる。また、他の固化材を含まないため、建築物のリサイクルの際などは断熱層をそのまま土に返すことができ、リフォームに最適な断熱材が得られる。
また、請求項3の構成によれば、炭により、臭い取り効果と空気清浄化効果とが得られる。
また、請求項4の構成によれば、建築物の壁に簡便に断熱層を設けることができる。
本発明における好適な実施の形態について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を限定するものではない。また、以下に説明される構成の全てが、本発明の必須要件であるとは限らない。各実施例では、従来とは異なる土を用いた断熱工法を採用することにより、従来にない土を用いた断熱工法が得られ、その土を用いた断熱工法を夫々記述する。
以下、本発明の実施例について図1〜図3を参照して説明する。建築物の構造材として壁材1を例に説明すると、壁材1は、木製の柱2,2の間に、木製の板材である横材3を上下に間隔4を置いて多段に設けている。尚、それら柱2,2間には所定間隔で複数の間柱5が設けられている。
前記横材3の上下幅は100〜120mm程度であり、上下の横材3,3の間には15mm程度の間隔4を設ける。この間隔4は横材3の上下幅より狭い。また、それら横材3,3の両面又は一面に、断熱層との密着性を向上するために、金属又は木質材料からなる網状体6を土11を吹付ける箇所の全面に設けるようにしてもよい。この場合、木質材料からなる網状体6を用いることがリサイクルの面から好ましく、植物製である竹材を縦横格子状に配置した網状体6を例示している。
前記壁材1には、現場において、土11を吹き付けて断熱層12を形成する。使用する土11は、現場の近くの畑や田圃,或いは地表に露出する土を用いることができる。尚、ある程度粘土質を含むことが好ましい。
そして、現場において、土11を貯泥手段である貯泥容器21に溜め、貯泥容器21内の土11は必要に応じて水を注入して含水率を調整しておき、吹付手段たるポンプ22により圧送ホース23を通して該圧送ホース23先端の吹付ノズル24から前記土11を吹付ける。
この場合、屋内側と屋外側のいずれか一方又は両方から土11を壁材1に吹付けることができ、1回に所定量だけ吹付けたら、吹付けた土11がある程度乾燥するまで待って、次の吹付を行い、少なくとも複数回の吹付により断熱層12を形成する。
断熱層12の表面を露出することにより、結露防止効果に優れたものとなるが、通気性及び通水性を備える材質であれば、同材質からなる壁紙13を断熱層12の屋内側の表面に設けるようにしてもよい。
このように本実施例では、建築物の構成材たる壁材1に断熱層12を設ける断熱工法において、壁材1に吹付手段たるポンプ22により土11を吹き付け、該吹付けた土11を壁材1に付着させることにより断熱層11を形成するから、現場において断熱層12を安価かつ簡便に形成することができる。そして、土11の断熱層12により湿度調整機能が得られ、結露も防止でき、耐火性にも優れたものとなる。
また、このように本実施例では、土11が自然に採取した土であり、他の固化材を含まないから、材料費を安価に抑えることができる。また、他の固化材を含まないため、建築物のリサイクルの際などは断熱層12をそのまま土に返すことができ、リフォームに最適な断熱材が得られる。
また、このように本実施例では、前記構成材が壁材1であるから、建築物の壁に断熱層12を設けることができる。
また、実施例上の効果として、壁材1は、間隔を置いて配置した柱2,2と、これら柱2,2の間に横設した横材3とを備えるから、壁材1に断熱層12を簡便に設けることができる。
また、壁材1は、柱2,横材3及び間柱5が木質材料からなり、さらに、必要に応じて用いる網状体6も植物製材料からなり、壁材1が全て植物製材料で、断熱層12が土であるから、一層、リサイクルに適したものとなる。
図4は本発明の実施例2を示し、上記実施例1と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述すると、この例では、土11に炭14の粉末を混合して吹付け、その土11には貯蔵容器21内などにおいて、炭14の粉末を混合する。
このように本実施例では、上記実施例と同様な作用・効果を奏し、また、このように本実施例では、土11に炭14を混合したから、混合した炭14により、臭い取り効果と空気清浄化効果とが得られる。
図5は本発明の実施例3を示し、上記各実施例と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述すると、この例では、構造材として、金属製の屋根材31と、金属製の梁材32に断熱層12を設ける例であり、梁材32としては、H型鋼などが例示される。
このように本実施例では、上記各実施例と同様な作用・効果を奏し、また、この例のように、金属製の構成材であっても、吹付けた土11が乾燥して付着することにより断熱効果が得られ、環境に考慮した断熱材が得られる。さらに、吹付を用いるから、H型鋼などの凹凸のある梁材32の表面に断熱層12を簡便に設けることができる。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、土に植物からなる藁などを混入してもよく、藁などの長尺な混入物は断熱層12の強度を向上することができる。また、本発明の工法は、一般住宅などの小規模建築物に特に適するが、各種の建築物に用いることができ、さらに、壁や屋根や梁以外でも、柱なども適用可能である。
本発明の実施例1を示す施工方法を説明する説明図である。 同上、壁材の正面図ある。 同上、壁材の要部の平断面図である。 本発明の実施例2を示す施工方法を説明する説明図である。 本発明の実施例3を示す施工方法を説明する断面図である。
符号の説明
1 壁材(構成材)
11 土
12 断熱層
14 炭
22 ポンプ(吹付手段)
31 屋根材(構成材)
32 梁材(構成材)

Claims (4)

  1. 建築物の構成材に断熱層を設ける断熱工法において、前記構成材に吹付手段により土を吹き付け、該吹付けた土を構成材に付着させることにより前記断熱層を形成することを特徴とする土を用いた断熱工法。
  2. 前記土が自然に採取した土であり、他の固化材を含まないことを特徴とする請求項1記載の土を用いた断熱工法。
  3. 前記土に炭を混合したことを特徴とする請求項2記載の土を用いた断熱工法。
  4. 前記構成材が壁材であることを特徴とする請求項1又は2記載の土を用いた断熱工法。
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