JP2009270257A - 鋼製スリットダム - Google Patents

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智徳 衛藤
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佐野  清
Joji Shima
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Abstract

【課題】スリットダム本体に対して中小礫の捕捉を容易とする部材を取り付けた場合においても温度応力の影響を受けにくく、係る部材が損傷した場合において補修作業が容易な鋼製スリットダムを提供する。
【解決手段】川幅方向に間隔をあけて互いに略平行に設けられた複数の鋼管部材30と、鋼管部材の軸方向に沿って取り付けられる受け部材43と、上側にフランジ部46を有するとともに、下側が受け部材43上において固定され、鋼管部材30の軸方向に間隔をあけて配置される複数のスペーサ45と、端部41aが受け部材43上における複数のスペーサの間に配置されて、複数の鋼管部材30間に架設される横架部材41と、受け部材43との間において横架部材41の端部41aを挟むように、複数のスペーサのフランジ部46上に亘って配置される蓋部材49とを備える。
【選択図】図5

Description

本発明は、河川の土石流対策用或いは流木対策用に好適な鋼製スリットダムに関するものである。
従来より、河川においては、種々のタイプの鋼製スリットダムが提案されている。この鋼製スリットダムは、河川を流下してくる流下物のうち、比較的粒径の細かい土や砂等の中小礫、微小礫を積極的に下流側に透過させてダム上流の貯砂容量を確保しつつ、粒径が巨大な岩石、流水等の巨礫のみを捕捉して、これら巨礫の下流側への流出を防止可能とするものである。
図13、14は、このような鋼製スリットダム100の代表的な実施形態の一例を示すものである。鋼製スリットダム100は、河川Rの幅方向に間隔をあけて形成されるコンクリート構造体101と、コンクリート構造体101間に配置されるスリットダム本体102とを備えている。スリットダム本体102は、複数の鋼管部材103を組み合わせた骨組構造として形成されるものであり、コンクリート基礎104上に立設される柱部材121と、河川Rの流れ方向に隣り合う柱部材121間に架設される奥行部材123と、河川Rの川幅方向に隣り合う柱部材121間に架設される水平部材125とを備えている。
この鋼製スリットダム100においては、主として上流側に配置される柱部材121や水平部材125によって巨礫を捕捉し、中小礫や微小礫を各鋼管部材103間で透過させて、これによって巨礫のみの捕捉を可能としている。
近年においては、このような複数の鋼管部材からなるスリットダム本体102に対して、更に他の部材を設けることにより、巨礫に加えて中小礫の捕捉を容易とした鋼製スリットダム100が提案されている(例えば、特許文献1及び2を参照。)。
特許文献1においては、リングネットやエキスパンドメタル、H形鋼等によって構成される間隙形成部材を、スリットダム本体の上流側に取り付けることによって、スリットダム本体の各鋼管部材が形成する格子目よりも小さな格子目をスリットダム本体の上流側に形成し、これによって、中小礫の捕捉を容易にした構成が開示されている。
特許文献2においては、複数本の縦桟、横桟をそのまま、又は格子状に組んで構成される中小礫捕捉部材を、スリットダム本体102の上流側に取り付けることによって、中小礫の捕捉を容易にした構成が開示されている。
特開2005−201019号公報 特開2007−191936号公報
しかしながら、特許文献1に開示の技術では、スリットダム本体の各鋼管部材に対してH形鋼のような間隙形成部材を取り付ける場合、この間隙形成部材をボルト接合、溶接等によって直接固定して取り付けることになると考えられる。この場合、間隙形成部材がスリットダム本体に対して拘束された状態とされているため、間隙形成部材とスリットダム本体とに生じる温度変化による温度応力の影響を受け易く、最適な強度設計を行いにくくなってしまう。
また、特許文献1や特許文献2に開示の技術では、H形鋼のような間隙形成部材や中小礫捕捉部材の補修作業時において、損傷した間隙形成部材等を所定位置に配置した状態を保持しつつ、間隙形成部材等をスリットダム本体に固定しているボルト等の接合を外してその損傷した部材を取り除いた後、新たに用意した間隙形成部材等を所定位置に位置合わせして配置し、その状態を保持した上で、スリットダム本体にボルト等によって固定して、補修作業を行う必要があると考えられる。この場合、損傷した間隙形成部材等の部材一つにつき少なくとも一回は位置合わせ作業をする必要があり、取り替えるべき部材数が多い場合はその作業が非常に煩雑なものとなってしまう。
そこで、本発明は、上述した問題点に鑑みて案出されたものであり、その目的とするところは、スリットダム本体に対して中小礫の捕捉を容易とする部材を取り付けた場合においても温度応力の影響を受けにくく、係る部材が損傷した場合において補修作業が容易な鋼製スリットダムを提供することにある。
本発明者は、上述した課題を解決するために、川幅方向に間隔をあけて互いに略平行に設けられた複数の鋼管部材と、鋼管部材の軸方向に沿って取り付けられる受け部材と、上端にフランジ部を有するとともに、下端が受け部材上において固定され、鋼管部材の軸方向に間隔をあけて配置される複数のスペーサと、端部が受け部材上における複数のスペーサの間に配置されて、複数の鋼管部材間に架設される横架部材と、受け部材との間において横架部材の端部を挟むように、複数のスペーサのフランジ部上に亘って配置される蓋部材とを備えること鋼製スリットダムを発明した。
本願請求項1に記載の鋼製スリットダムは、河川の川幅方向に間隔をあけて形成された土木構造体間に配置される鋼製スリットダムにおいて、上記川幅方向に間隔をあけて互いに略平行に設けられた複数の鋼管部材と、上記鋼管部材の軸方向に沿って取り付けられる受け部材と、上端にフランジ部を有するとともに、下端が上記受け部材上において固定され、当該鋼管部材の軸方向に間隔をあけて配置される複数のスペーサと、端部が上記受け部材上における複数のスペーサの間に配置されて、上記複数の鋼管部材間に架設される横架部材と、上記受け部材との間において上記横架部材の端部を挟むように、上記複数のスペーサのフランジ部上に亘って配置される蓋部材とを備えることを特徴とする。
本願請求項2に記載の鋼製スリットダムは、本願請求項1に記載の発明において、上記横架部材は、その両側の端部が上記受け部材及び/又は上記スペーサに対して載置されることによって、上記複数の鋼管部材間に架設されることを特徴とする。
本願請求項3に記載の鋼製スリットダムは、本願請求項1又は2に記載の発明において、上記蓋部材は、上記スペーサのフランジ部に対してボルト接合により固定されていることを特徴とする。
本願請求項4に記載の鋼製スリットダムは、本願請求項1〜3の何れか1項に記載の発明において、上記スペーサは、その下側が上記受け部材に対して溶接により固定されていることを特徴とする。
本願請求項5に記載の鋼製スリットダムは、本願請求項1〜4の何れか1項に記載の発明において、上記スペーサは、複数枚の鋼板を組み合わせることにより構成されてなることを特徴とする。
また、本願発明者は、本願請求項1〜5の何れか1項に記載の鋼製スリットダムの損傷した横架部材を補修する鋼製スリットダムの補修方法であって、損傷した横架部材が間に配置されている上記複数のスペーサのフランジ部から蓋部材を取り外すとともに、損傷した横架部材を当該複数のスペーサ間から取り除き、新たに用意した横架部材の端部を上記受け部材上における複数のスペーサの間に配置して、上記複数の鋼管部材間に当該新たに用意した横架部材を架設し、上記横架部材の端部と上記複数のスペーサとの上方に蓋部材を配置するとともに、当該複数のスペーサのフランジ部に対して当該蓋部材を固定することを特徴とする、本願請求項6に記載の鋼製スリットダムの補修方法を発明した。
本発明において中小礫の捕捉を容易とする部材である横架部材41は、その端部41aが受け部材43やスペーサ45に対して載置された状態で配置されており、これら受け部材43やスペーサ45、更にはスリットダム本体3の鋼管部材30に対して非固定の状態で架設されている。このため、本発明における横架部材41は、横架部材41が他の部材に対して拘束されていない状態となっており、他の部材との間に生じる温度変化による温度応力の影響を受けにくい構成とされている。温度応力の影響を考慮する必要が無い場合、低強度、低剛性、小サイズの部材を横架部材41に対して用いることができ、これによって鋼製スリットダム1全体の軽量化、並びに施工時、補修時におけるコストダウンを図ることが可能となる。
また、本発明においては、横架部材41が損傷した場合に、蓋部材49のボルト接合等による固定を外した後に新たな横架部材41を配置して、再度蓋部材49を配置してこれをボルト接合等により固定するという簡単な作業によって補修作業を完了させることができる。特に、一組の受け部材43、蓋部材49間には、複数の横架部材41を配置することが可能となっていることから、仮にこれら総ての横架部材41が損傷した場合でも、これらの横架部材41の両側に配置されている蓋部材49を取り外した後に損傷した総ての横架部材41を取り替えて、再度蓋部材49を位置合わせして配置固定するのみで補修作業が完了するため、補修作業を一層簡単に完了させることが可能となっている。
以下、本発明を適用した鋼製スリットダムを実施するための形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、鋼製スリットダム1の一部横断正面図を示しており、図2は、図1のA−A線断面図を示している。
鋼製スリットダム1は、河川Rの川幅方向に間隔をあけて形成されたコンクリート等からなる土木構造体5と、土木構造体5間に配置され、複数の鋼管部材30を組み合わせて形成される骨組構造のスリットダム本体3とを備えている。スリットダム本体3は、土木構造体5間のコンクリート基礎7の上に配置されている。この鋼製スリットダム1においては、河川Rの川幅方向に間隔をあけて互いに略平行なスリットダム本体3の一部を構成する鋼管部材30間において、その鋼管部材30よりも小径の鋼管部材からなる横架部材41が架設されている。
図3は、スリットダム本体3の一部横断正面図を示しており、図4は、図3のB−B線断面図を示している。
スリットダム本体3は、河川Rの川幅方向や河川Rの流れ方向に間隔をあけてコンクリート基礎7上に立設される柱部材31、32、33と、河川Rの流れ方向に隣り合う柱部材31、32、33間に架設される奥行部材34、35と、河川Rの川幅方向に隣り合う柱部材31、32、33や奥行部材34間に架設される水平部材36とを備えている。
本実施の形態においては、図4に示すように、柱部材として、河川Rの上流側から下流側にかけて順に上流側柱部材31、中間柱部材32、下流側柱部材33が間隔をあけて配置されている。何れの柱部材31、32、33も一端側がコンクリート基礎7内に埋め込み固定され、他端側が他の鋼管部材30に対して連結された状態となっている。下流側柱部材33の上端部高さは、上流側柱部材31、中間柱部材32の上端部高さよりも高く構成されている。
本実施の形態においては、図4に示すように、奥行部材として、上流側柱部材31と中間柱部材32との間に架設される上流側奥行部材34と、中間柱部材32と下流側柱部材33との間に架設される下流側奥行部材35とが設けられている。上流側奥行部材34は、その上流側奥行部材34を構成する鋼管部材30の軸方向と河川Rの流れ方向とが略平行をなして設けられている。下流側奥行部材35は、中間柱部材32と下流側柱部材33の上端部高さが異なることにより、その下流側奥行部材35を構成する鋼管部材30の軸方向が河川Rの流れ方向に対して傾斜して設けられていることになる。
横架部材41は、図1に示すように、スリットダム本体3の一部を構成する鋼管部材30のうち、河川Rの川幅方向に間隔をあけて互いに略平行に配置されている上流側奥行部材34や下流側奥行部材35の間に架設されている。
図5は、横架部材41のスリットダム本体3に対する架設状態を示している。また、図6は、図5のC部の拡大断面図を示している。また、図7は、図5のD−D線断面図を示している。横架部材41は、受け部材43と、スペーサ45と、蓋部材49とを用いることによって、河川Rの川幅方向に間隔をあけて互いに略平行な上流側奥行部材34や下流側奥行部材35の間に架設されている。
受け部材43は、スリットダム本体3の上流側奥行部材34、下流側奥行部材35の側面において、上流側奥行部材34や下流側奥行部材35を構成する鋼管部材30の軸方向に沿って取り付けられている。この受け部材43は、所定長さの平板状の鋼板から構成されている。この受け部材43は、図7に示すように、溶接Wによって上流側奥行部材34、下流側奥行部材35の側面に固着されている。なお、ここでいう上流側奥行部材34の軸方向とは、図5における矢印E1が示す方向のことであり、下流側奥行部材35の軸方向とは、図5における矢印E2が示す方向のことをいう。
スペーサ45は、受け部材43上において、上流側奥行部材34、下流側奥行部材35の軸方向に間隔をあけて複数に亘って配置されている。このスペーサ45は、図6、図7に示すように、本実施の形態において、複数枚の平板状の鋼板を組み合わせることにより構成されている。スペーサ45は、受け部材43に対して直交して配置され、上流側奥行部材34、下流側奥行部材35の軸方向に間隔をあけて配置される二枚の側板45aと、二枚の側板45aの上端に亘って配置される天板45bとを備えている。このスペーサ45を構成する側板45aは、図6、図7に示すように、溶接Wによって受け部材43、上流側奥行部材34、下流側奥行部材35に固着されており、天板45bは、側板45aに対して溶接Wにより固着されている。天板45bには、ボルト挿通用の挿通孔45cが形成されている。受け材43の端部43a上に配置されるスペーサ45は、一枚の側板45aと、その側板45aの上端において配置、固定される天板45bとを有して構成されている。なお、受け部材43に対するスペーサ45の側板45aの角度は特に限定するものではない。
スペーサ45は、その下側において受け部材43に対して固定されており、その上側においてフランジ部46を有している。本実施の形態におけるスペーサ45のフランジ部46とは、天板45bのことをいう。一つの受け部材43上に配置される複数のスペーサ45は、図5に示すように、それぞれのフランジ部46の上面が略同一平面を形成するように配置されている。
上流側奥行部材34、下流側奥行部材35間には、スペーサ45が上流側奥行部材34、下流側奥行部材35の軸方向に間隔をあけて複数に亘って配置されることによって、図6に示すように、各スペーサ45と、受け部材43と、上流側奥行部材34、下流側奥行部材35を構成する鋼管部材30とによって囲まれた収容空間47が形成されている。収容空間47は、河川Rの川幅方向に間隔をあけて一組形成されていることになる。この収容空間47は、川幅方向に間隔をあけて互いに略平行な上流側奥行部材34、下流側奥行部材35が互いに近接する方向に開口された状態となっている。
この一組の収容空間47内には、図7に示すように、横架部材41の両側の端部41aが配置されている。これは、横架部材41の端部41aが、受け部材43上における複数のスペーサ45の間に配置されること意味しており、これによって、河川Rの川幅方向に間隔をあけた上流側奥行部材34、下流側奥行部材35間に、横架部材41が架設されている。
蓋部材49は、受け部材43との間において横架部材41の端部41aを挟むように、複数のスペーサ45のフランジ部46上に亘って配置されている。蓋部材49は、所定長さの平板状の鋼板から構成されている。蓋部材49は、略同一平面を形成するように配置されたスペーサ45のそれぞれのフランジ部46上面に対して、その蓋部材49の下面を当接させた状態で配置されている。蓋部材49は、受け部材43と同様に、上流側奥行部材34、下流側奥行部材35の軸方向に沿って配置されている。
蓋部材49には、図6に示すように、ボルト挿通用の挿通孔49aが予め形成されている。蓋部材49の挿通孔49aと、スペーサ45の挿通孔45cとは、互いに対応した位置に配置されるように予めその形成される位置が調整されており、スペーサ45と蓋部材49とは、これら挿通孔45c、49aにボルトを挿通した後にボルト接合することにより固定されている。なお、蓋部材49の挿通孔49aやスペーサ45の挿通孔45cは、スペーサ45のフランジ部46上面に蓋部材49を配置後にドリル等によって穴あき加工を施すことよって形成されていてもよい。
受け部材43との間において雄横架部材41の端部41aを挟むように蓋部材49が配置されていることにより、スペーサ45間に形成されている収容空間47の上部が塞がれており、これにより、受け部材43、複数のスペーサ45並びに蓋部材49によって囲まれた収容空間47内に対して横架部材41の端部41aが配置されて、抜け止め状態とされることになる。この場合において、横架部材41の端部41aは、受け部材43やスペーサ45に対して載置された状態で、受け部材43上における複数のスペーサ45間に配置されていることになる。
次に、上述した構成からなる鋼製スリットダム1を構築方法について説明する。この鋼製スリットダム1の構築方法について説明するにあたっては、特に横架部材41を架設するために必要となる手順に主眼をおいて説明する。
まず、スリットダム本体3や土木構造体5を河川Rの河床上に構築する。スリットダム本体3は、例えば、各柱部材31、32、33や奥行部材34、35等を構成する鋼管部材30を工場等において作製し、これを施工現場となる河川Rへ搬送し、現場にて組立てる。この場合、まず、河川Rの河床上にコンクリートを打設、固化させた後、その上に各柱部材31、32、33の下端を配置し、更にこれら柱部材31、32、33に対して奥行部材34、35や水平部材36を架設してスリットダム本体3を構築する。この後に、スリットダム本体3の下端から所定高さにまでコンクリートを打設して、コンクリート基礎7内にスリットダム本体3の下端を埋設、定着させる。各鋼管部材30は、それぞれの端部に設けられたフランジ継手を当接させてボルト接合したり、鋼管部材30同士を所定位置に突き合わせて配置した後に溶接によって接合することとなる。土木構造体5は、スリットダム本体3の構築と平行して行なわれ、土木構造体5がコンクリート構造物の場合、河川Rの川幅方向に間隔をあけた所定位置にコンクリートを打設、固化させて構築される。
スリットダム本体3、土木構造体5の構築後においては、受け部材43とスペーサ45とを上流側奥行部材34、下流側奥行部材35を構成する鋼管部材30に対して取り付ける。この場合において本実施の形態では、図8に示すように、受け部材43上の所定位置に予めスペーサ45が固定された一体的な部材を、上流側奥行部材34、下流側奥行部材35に対して取り付けることとし、受け部材43とスペーサ45とを現場で別々に取り付ける作業を行なわないこととし、現場作業での施工性を向上させている。因みに、受け部材43とスペーサ45とを別々に上流側奥行部材34、下流側奥行部材35に対して取り付けてもよいのは勿論である。
次に、図9に示すように、受け部材43上における複数のスペーサ45の間に横架部材41の端部41aを配置し、河川Rの川幅方向に間隔をあけて互いに略平行な上流側奥行部材34、下流側奥行部材35間に横架部材41を架設する。この場合、横架部材41の端部41aは、受け部材43やスペーサ45に対して載置させる状態で配置することになる。
次に、図10に示すように、受け部材43との間において横架部材41の端部41aを挟むように蓋部材49を配置し、この蓋部材49をスペーサ45のフランジ部46に対してボルト接合等によって固定する。これによって、横架部材41の架設、鋼製スリットダム1の構築が完了することになる。
次に、このような構成からなる鋼製スリットダム1の作用効果について説明する。
巨礫、中小礫や微小礫が河川Rの上流側から下流側に向けて流下してきた場合、巨礫は主としてスリットダム本体3の鋼管部材30によって捕捉され、中小礫は主として横架部材41によって捕捉され、微小礫はそのまま下流側に向けて透過されることになる。この場合に、巨礫や中小礫等との衝突により横架部材41に加えられる衝撃力は、横架部材41からスペーサ45や受け部材43を介してスリットダム本体3に伝達され、最終的にコンクリート基礎4から周囲の地盤に伝達されることになる。
ここで、本発明において中小礫の捕捉を容易とする部材である横架部材41は、その端部41aが受け部材43やスペーサ45に対して載置された状態で配置されており、これら受け部材43やスペーサ45、更にはスリットダム本体3の鋼管部材30に対して非固定の状態で架設されている。このため、本発明における横架部材41は、横架部材41が他の部材に対して拘束されていない状態となっており、他の部材との間に生じる温度変化による温度応力の影響を受けにくい構成とされている。温度応力の影響を考慮する必要が無い場合、低強度、低剛性、小サイズの部材を横架部材41に対して用いることができ、これによって鋼製スリットダム1全体の軽量化、並びに施工時、補修時におけるコストダウンを図ることが可能となる。
また、上述のような構成からなる鋼製スリットダム1の横架部材41に損傷が発生した場合においては、以下に説明するように、非常に簡単な作業によって横架部材41を取り替えて鋼製スリットダム1の補修作業を完了させることが可能となっている。以下、上述のような構成からなる鋼製スリットダム1の横架部材41が損傷した場合における補修作業工程について説明する。
まず、損傷した横架部材41が間に配置されている複数のスペーサ45に対して固定されている蓋部材49を、スペーサ45から取り外す。この場合、蓋部材49は、スペーサ45に対してボルト接合されているのみであるので、これに取り付けられているナットを取り外すのみで蓋部材49を取り外すことができる。
次に、損傷した横架部材41を複数のスペーサ45間から取り除く。そして、新たに用意した横架部材41の端部41aを、横架部材41が取り除かれた受け部材43上におけるスペーサ45間に配置する。総ての損傷した横架部材41を新たな横架部材41に交換した後は、再度、横架部材41の端部41aと複数のスペーサ45との上方に亘って蓋部材49を配置し、この蓋部材49をスペーサ45のフランジ部46に対してボルト接合等によって固定する。
このように、本発明においては、横架部材41が損傷した場合に、蓋部材49のボルト接合等による固定を外した後に新たな横架部材41を配置して、再度蓋部材49を配置してこれをボルト接合等により固定するという簡単な作業によって補修作業を完了させることができる。特に、一組の受け部材43、蓋部材49間には、複数の横架部材41を配置することが可能となっていることから、仮にこれら総ての横架部材41が損傷した場合でも、これらの横架部材41の両側に配置されている蓋部材49を取り外した後に損傷した総ての横架部材41を取り替えて、再度蓋部材49を位置合わせして配置固定するのみで補修作業が完了するため、補修作業を一層簡単に完了させることが可能となっている。
また、横架部材41を一本単位で取り替えることが可能であるため、損傷していない他の横架部材41についてはそのまま残すことができ、補修作業時における補修費用を抑えることが可能となっている。
なお、本発明におけるスペーサ45と蓋部材49とは、図6に示すように、蓋部材49の上面からボルトを挿通させて、蓋部材49の挿通孔49a、スペーサ45の挿通孔45cを挿通されたボルト下部の雄ネジに対して、スペーサ45のフランジ部46の下面からナットを螺合させることにより固定されている。ここで、スペーサ45は、フランジ部46の下面のナットの接合状態を確認可能となるように、図7に示すような方向Fに向けて開口されている。このため、この開口からスペーサ45と蓋部材49とを連結しているボルトナットの接合状態の管理が容易となる。なお、ここでいう方向Fとは、川幅方向に間隔をあけて配置されている鋼管部材30が互いに近接する方向のことをいう。
また、本発明におけるスペーサ45は、図5に示すように、その下側が溶接により受け部材41に固定されている。これは、受け部材43がリブ補強されていることを意味しており、これにより、巨礫等との衝突により横架部材41に加えられた衝撃力が受け部材43を介してスリットダム本体3、コンクリート基礎4に伝達される場合において、受け部材43がこの衝撃力に対して十分に抵抗可能とされる。なお、受け部材43のリブ補強の効果を得られないこととなるが、スペーサ45の下側にもフランジ部を設け、この下側のフランジ部を受け部材43に対してボルト接合等によって固定することとしてもよい。
また、一般に、鋼製スリットダム1は、その構築される場所の周囲の地形等に応じて、各横架部材41間の間隔等を適宜調整することが求められるところ、本発明においては、受け部材41上における複数のスペーサ45の間隔を調整するのみで、各横架部材41の間隔を調整可能となっている。
また、仮に、横架部材41をスリットダム本体3の一つの鋼管部材30の側面から他の鋼管部材30の側面に亘って架設するのではなく、一つの鋼管部材30の前面から他の鋼管部材30の前面に亘って架設する場合、横架部材41によって前側を覆われている鋼管部材30の一部の箇所に対して、巨礫等が直接に衝突しない構成とされることになる。これは、その横架部材41によって覆われている一部の箇所によって巨礫等に対する衝撃吸収性能を発揮できないことを意味しており、その分において余計な部材を設けることによる材料コストの高騰を招いていることになる。本発明においては、横架部材41をスリットダム本体3の一つの鋼管部材30の側面から他の鋼管部材30の側面に亘って架設する構成としているので、スリットダム本体3の各鋼管部材30によって効率よく衝撃吸収性能を発生させて、余計な部材を設けないことによって材料コストの低減を図っている。
次に、本発明を適用した鋼製スリットダム1の各構成要素の詳細について説明する。
本発明の鋼製スリットダム1は、河川Rに対して適用される。この河川Rは、上流側から下流側に向けて流水しており、泥流、土、砂等の比較的粒径の細かい中小礫、微小礫や、流木、落石等の粒径の大きい巨礫を含む各種の流下物が流下している。大雨、台風等に伴う集中豪雨によって土石流が発生した場合、非常に大きな運動エネルギー、流速を有する巨礫等が土石流中に多く含まれて流下することとなる。
スリットダム本体3を構成する各鋼管部材30の配置態様としては、横架部材41の両側において、横架部材41の端部を連結可能な奥行部材34、35が配置されていれば、その他の柱部材31、32、33が河川Rの流れ方向や河川Rの川幅方向に間隔をあけて配置される個数や水平面に対する傾斜角等について何ら限定するものではない。また、上述の実施形態においては、柱部材31、32、33や奥行部材34、35、水平部材36を組み合わせて形成される一つのユニットとしてのスリットダム本体3を、河川Rの川幅方向の両側の土木構造体5間に一つ配置する例を示したが、このようなユニットとしてのスリットダム本体3を川幅方向に間隔をあけて複数個に亘って配置するようにしてもよい。
また、横架部材41を架設することになる鋼管部材30は、水平面に対して、傾斜又は略平行とされて配置されている。これにより、図9に示すように、スペーサ45間に形成される収容空間47が上方に向けて開口された状態となり、横架部材41の架設作業時において、横架部材41の端部41aを受け部材43やスペーサ45上に載置させた後に、蓋部材49とスペーサ45との間でのボルト締結作業を行うことが可能となっている。
スリットダム本体3の形態としては、例えば、図11に示すように、上述の実施形態の例から上流側奥行部材34を省略して、奥行部材37のみとしたような形態や、図12に示すように、図11に示す形態の奥行部材37の一端をコンクリート基礎7に埋め込み配置してこれを柱部材38とした形態が挙げられる。図11に示す形態の場合、横架部材41は奥行部材37間に架設され、図12に示す形態の場合、横架部材41は柱部材38に架設される。このように、架設材41は、河川Rの川幅方向に間隔をあけて互いに略平行に設けられており、かつ、水平面に対して傾斜又は略平行に設けられている鋼管部材30間であれば、特にその架設される位置について限定するものではない。なお、この場合において、横架部材41が架設されることとなる鋼管部材30は、河川Rの上流側に面する鋼管部材30とすることが好ましく、これによって、巨礫等との衝突時に受ける荷重を柱部材31、32、33等を介して有効にコンクリート基礎7にまで分散させることができる。
また、スリットダム本体3を構成する鋼管部材30は、上述の実施形態において、その形状が断面円形からなるものであったが、断面角形であってもよい。
土木構造体5は、いわゆる袖部と呼ばれるものであり、河川R周囲の基礎地盤上に立設された剛性に優れた構造体である。土木構造体5は、コンクリートの他に、例えば、鉄鋼、石材等によって形成されていてもよいが、公知の材質であれば特に限定するものではない。また、土木構造体5の大きさ、形態は任意の設計事項であり、特に限定するものではない。
横架部材41は、断面円形、角形の鋼管から構成されており、巨礫等との衝突時において横架部材41そのものが変形することにより衝突時の衝撃を吸収し易い構成とされている。なお、このような衝突時の衝撃を容易に吸収する機能が発揮されないことになるが、横架部材41は、各種断面形状の形鋼等の棒状、板状の部材によって構成されていてもよい。また、上述の実施形態では、横架材41が河川Rの川幅方向に間隔をあけて互いに略平行な鋼管部材30間において、河川Rの流れ方向に向けて間隔をあけて複数配置された例を説明したが、横架材41の架設される本数については特に限定するものではない。また、横架材41を鋼管から構成する場合、その肉厚、直径については特に限定するものではないが、製造コスト、材料コストを低減させる観点から、例えば、スリットダム本体3を構成する鋼管部材30の直径、肉厚に対して1/2〜3/4程度で構成することが好ましい。
スペーサ45は、その上側において蓋部材49の下面を当接させて配置可能なフランジ部46を有するものであり、複数枚の鋼板を組み合わせて構成する場合の他に、T形鋼、溝形鋼、H形鋼、Z形鋼等のフランジ部を有する各種断面形状の形鋼で構成されていてもよいし、角形鋼管で構成されていてもよい。
なお、一般に、各種断面形状の形鋼や角形鋼管は、鋼板と比較して、大きさ、板厚等の各種寸法の制約があるうえ、コスト高とされている。このため、スペーサ45は、複数枚の鋼板を組み合わせて構成することが好ましく、これにより、形鋼や角形鋼管により構成した場合と比較して、設計上の自由度を向上させるとともに、鋼製スリットダム1の構築時の費用を抑えることが可能となる。
蓋部材49は、上述の実施形態においては、鋼板から構成されている場合を例に説明したが、この他にも非鉄系の金属製、合成樹脂製等のいかなる材質から構成されていてもよい。
本発明を適用した鋼製スリットダムの一部横断正面図である。 図1のA−A線断面図である。 スリットダム本体の構成を示す一部横断正面図である。 図3のB−B線断面図である。 横架部材のスリットダム本体に対する架設状態を説明するための一部縦断側面図である。 図5のC部拡大図である。 図5のD−D線断面図である。 横架部材を架設させる際の手順について説明するための図である。 横架部材を架設させる際の手順について説明するための他の図である。 横架部材を架設させる際の手順について説明するための図である。 本発明の他の実施形態例について説明するための一部縦断側面図である。 本発明の他の実施形態例について説明するための他の一部縦断側面図である。 従来技術について説明するための一部横断正面図である。 従来技術について説明するための一部縦断側面図である。
符号の説明
1 鋼製スリットダム
3 スリットダム本体
5 土木構造体
7 コンクリート基礎
30 鋼管部材
31、32、33 柱部材
34、35 奥行部材
36 水平部材
41 横架部材
41a 横架部材の端部
43 受け部材
45 スペーサ
45a 側板
45b 天板
45c 挿通孔
46 フランジ部
47 収容空間
49 蓋部材
49a 挿通孔

Claims (6)

  1. 河川の川幅方向に間隔をあけて形成された土木構造体間に配置される鋼製スリットダムにおいて、
    上記川幅方向に間隔をあけて互いに略平行に設けられた複数の鋼管部材と、
    上記鋼管部材の軸方向に沿って取り付けられる受け部材と、
    上端にフランジ部を有するとともに、下端が上記受け部材上において固定され、当該鋼管部材の軸方向に間隔をあけて配置される複数のスペーサと、
    端部が上記受け部材上における複数のスペーサの間に配置されて、上記複数の鋼管部材間に架設される横架部材と、
    上記受け部材との間において上記横架部材の端部を挟むように、上記複数のスペーサのフランジ部上に亘って配置される蓋部材とを備えること
    を特徴とする鋼製スリットダム。
  2. 上記横架部材は、その端部が上記受け部材及び/又は上記スペーサに対して載置されることによって、上記複数の鋼管部材間に架設されること
    を特徴とする請求項1に記載の鋼製スリットダム。
  3. 上記蓋部材は、上記スペーサのフランジ部に対してボルト接合により固定されていること
    を特徴とする請求項1又は2に記載の鋼製スリットダム。
  4. 上記スペーサは、その下側が上記受け部材に対して溶接により固定されていること
    を特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の鋼製スリットダム。
  5. 上記スペーサは、複数枚の鋼板を組み合わせることにより構成されてなること
    を特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の鋼製スリットダム。
  6. 請求項1〜5の何れか1項に記載の鋼製スリットダムの損傷した横架部材を補修する鋼製スリットダムの補修方法であって、
    損傷した横架部材が間に配置されている上記複数のスペーサのフランジ部から蓋部材を取り外すとともに、損傷した横架部材を当該複数のスペーサ間から取り除き、
    新たに用意した横架部材の端部を上記受け部材上における複数のスペーサの間に配置して、上記複数の鋼管部材間に当該新たに用意した横架部材を架設し、
    上記複数のスペーサのフランジ部に亘って蓋部材を配置するとともに、当該複数のスペーサのフランジ部に対して当該蓋部材を固定すること
    を特徴とする鋼製スリットダムの補修方法。
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