JP2005336802A - 横ビーム式オープンダム - Google Patents

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Abstract

【課題】土石流等の衝撃力に対して大きな剪断強度や耐摩耗性を有し、堆積した土砂や石礫等の除去や、部材の交換等のメインテナンスが簡単な横ビーム式オープンダムを実現する。
【解決手段】河川の横断方向に一定の間隔をおいて開口部4を形成するように配置された複数のバットレス3と、複数のバットレス3の上端に架設された天端スラブ6と、複数のバットレス3のうち互いに隣接するバットレス3間に上下方向にスリット間隔で着脱可能に取り付けられる複数の横ビーム24とを備えており、バットレス3には、複数の支持梁16がスリット間隔に対応して側方に向けて突出して設けられており、横ビーム16は、その両端に支持梁16と嵌合する切り欠き25(嵌合部)が形成されており、切り欠き25を支持梁16に嵌合して横置きしてバットレス3間に着脱可能に取り付けることができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、主に、土石流が発生するような渓流の土石流区間において、土石流の捕捉や土石流ピーク流量の減少を目的とし、さらに、中小の出水で堆砂することなく次の土石流に対して貯砂容量を維持することができ、しかも流木止めとしても機能する透過型砂防ダムの技術分野に関する発明である。
土石流区間の透過型砂防ダムとして、透過型鋼製砂防ダムが知られている(特許文献1、特許文献2参照)。この透過型鋼製砂防ダムは、鋼管をフランジ継手によって接合させた骨組構造であり、いわゆる格子形鋼製砂防ダム、或いは鋼製スリットB型ダムなどと呼ばれているものである。
さらに、土石流区間の透過型砂防ダムとして、ハイブリッドバットレス型オープンダムが知られている(特許文献3参照)。従来のハイブリッドバットレス型オープンダムは、図1(a)に示すように、基礎コンクリート5上に、鉄骨及び鋼製の側面パネルで補強したコンクリート造の複数のバットレス31を、河川の横断方向に適切な間隔で配置し、複数のバットレスの天端部を天端スラブ32で連結した構造である。
又、図7(a)は、同じく従来のバットレス型オープンダムの別の構成を示しているが、このバットレス型オープンダムは、その開口幅(水通し幅)が狭い(例えば、6m程度)構造のものを示し、バットレス31の数が少ない構成である。
特開平7−3749号公報 特開昭57−29717号公報 特開2002−180441号公報
従来の透過型鋼製砂防ダムは、フランジ継手で鋼管部材を連結した構造であるから、河川を流下する土石や礫等衝突が予想外に多く繰り返されたり、或いは大きな土石流が作用し、部材の損傷が激しい場合にも、その部材だけ取り替えるというようなことは難しい。さらに堆積した土石等を取り除く場合は、ダムの上流側からしか行えないので、進入路を整備する必要がある等、メインテナンス上いろいろと困難であり、不便な点が多い。
また、ハイブリッドバットレス型オープンダムは、土石流等の衝撃力に対して大きな剪断強度を有するとともに、耐摩耗性を有するという利点はある。しかしながら、土石流の対象礫径が小さくなると、バットレス径間を狭くして礫径に対応したスリット間隔を確保する必要が生じ、バットレスの連数が増えることとなり、コストが高くなる。また、除石についても、鋼製砂防ダムと同様に、ダムの上流側だけからしか行えないので、進入路を整備する必要がある。
本発明は、上記従来の問題を解決することを目的とするものであり、土石流等の衝撃力に対して大きな剪断強度や耐摩耗性を有し、堆積した土砂や石礫等の除去や、部材の交換等のメインテナンスが簡単なオープンダムを実現することを課題とする。
本発明は上記課題を解決するために、河川の横断方向に一定の間隔をおいて開口部を形成するように配置された複数のバットレスと、該複数のバットレスの上端に架設された天端スラブと、前記複数のバットレスのうち互いに隣接するバットレス間に上下方向にスリット間隔で着脱可能に取り付けられる複数の横ビームとを備えた横ビーム式オープンダムであって、前記バットレスには、複数の支持梁が前記スリット間隔に対応して側方に向けて突出して設けられており、前記横ビームは、その両端に前記支持梁が嵌合する嵌合部が形成されており、該嵌合部を前記支持梁に嵌合して横置きしてバットレス間に着脱可能に取り付けられることができる土石流捕捉用の透過型砂防ダムであることを特徴とする横ビーム式型オープンダムを提供する。
前記バットレスは、鋼製の柱材を支保工として組み立てられた鋼製の両側の側面パネル、上流面材及び下流面材で囲まれた函体の内部空間に、内部コンクリートが充填されて成る構成としてもよい。
前記側面パネルは軽量矢板又は軽量形鋼であり、前記柱材の両側に配置される水平な取付杆に、複数の軽量矢板又は軽量形鋼のパネルが集合して組み立てられる構成としてもよい。
本発明は上記課題を解決するために、非越流部側面間に、上下方向にスリット間隔で着脱可能に取り付けられる複数の横ビームを備えた横ビーム式オープンダムであって、前記非越流部側面には、複数の支持梁が前記スリット間隔に対応して側方に向けて突出して設けられており、前記横ビームは、その両端に前記支持梁と嵌合する嵌合部が形成されており、該嵌合部を前記支持梁に嵌合して横置きし前記非越流部側面間に着脱可能に取り付けられることができる最下流における土石流捕捉用の透過型砂防ダムであることを特徴とする横ビーム式型オープンダムを提供する。
前記横ビームは、鋼管から形成されており、前記横ビームの嵌合部は、前記支持梁が嵌合可能な切り欠きから成る構成としてもよい。
本発明に係る横ビーム式オープンダムは、次のような効果が生じる。
(1)本発明に係る横ビーム式オープンダムの横ビームは、その両端の嵌合部(凹部)を支持梁に嵌合することにより、簡単に着脱可能な構造であるから、横ビームの開閉を任意に行え、堆砂後に横ビームを取り外せば、バットレス間に重機により、除石を効果的に行うことができる。
(2)本発明に係る横ビーム式オープンダムの横ビームは、着脱可能であるから、簡単に新らしい横ビームと交換でき、メインテナンスが簡単となる。横ビームは、円柱状の鋼材、鋼管等を利用するが、特に、鋼管等を利用すれば、河川を流下する礫衝突による衝突エネルギーを、衝突点のへこみ変形や梁としての塑性変形で吸収することが可能であり、衝突力に対して抵抗を向上させることが可能である。
(3)本発明に係る横ビーム式オープンダムのバットレスは、内外を鋼材で補強した構造であるから、耐衝撃性、耐摩耗性が極めて大きく、従来のハイブリッドバットレス型オープンダムに較べて、柱材については、大型化し、本数を削減可能であり、側面パネルについては軽量矢板又は軽量形鋼のパネルを使用し、集合し側面壁を組み立てれば、設計施工の単純合理化を図ることが可能となる。
(4)本発明に係る横ビーム式オープンダムでは、バットレスだけでなく、横ビームでも土石等の捕捉が可能となるから、バットレスの径間(間隔)を広くとれば、バットレスの設置数を少なくすることができるので、バットレスの鋼材量を減らし、従来のハイブリッドバットレス型オープンダムに比較して、コストを低減することができる。
本発明に係る横ビーム式オープンダムを実施するための最良の形態を実施例に基づいて図面を参照して説明する。
図1〜6は、本発明の実施例1(但し、図1(a)は従来例)を説明する図である。図1は、本発明に係る横ビーム式オープンダムの実施例の概略構造を示す斜視図である。図2は、横ビーム式オープンダムの要部を説明する斜視図であり、図3は、バットレスを説明する図である。図4〜6は、本発明に係るハイブリッドバットレス型オープンダムの実施例の施工手順を説明する図である。
(全体構造)
この横ビーム式オープンダム1は、コンクリートで構築された左右の非越流部2(「不透過部」とも言う。)の間に、複数のバットレス3が、河川横断方向に設けられている。複数のバットレス3間に、中小出水での流水や土砂が流れる開口部4が設けられている。バットレス3は、コンクリート構造の内外を鋼材で補強したハイブリッド構造(複合構造)であることを特徴とする透過型の砂防ダムである。
図1、図2において、この横ビーム式オープンダム1は、基礎コンクリート5上に、河川横断方向に適切な間隔をおいて開口部4を形成するように設けられた複数のバットレス3(扶壁)を設置し、この複数のバットレス3の天端部(上端部)に天端スラブ6を架設して全体が構築される。複数のバットレス3の間の開口部4を通して中小出水での流水や土砂が流下する。
バットレス3は、柱材7(本実施例では2本設けている。)を支保工として、両側の側面壁8、上流面材9、及び下流面材10で組み立てられた函体11の内部空間に打設された内部コンクリート12(バットレス3内部コンクリート)とから構築される。
さらに、バットレス3は、後述する側面パネル13を取り付けるための水平な取付杆14(「腹起こし」とも言う。)、基礎コンクリート5に下端が埋設されている補強鉄筋15及び複数の支持梁16を備えている。
柱材7は、基礎コンクリート5上に立設し、支保工として機能するものであり、対衝撃抵抗力をもたせるためにH形鋼柱が使用される。両側の側面壁8は、それぞれ複数の側面パネル13を集合して形成されている。
側面パネル13としては、本実施例1では、耐磨耗性を有する軽量矢板又は軽量形鋼のパネルが使用され、複数の側面パネル13を組み合わせて集合し、取付杆14に取り付けられている。これにより、両側の側面壁8が構成される。
取付杆14は、図3(a)〜(c)に示すように、柱材7の両側部に2本が対となって互いに向かい合うように、上下流方向に水平に取り付けられている。取付杆14は、柱材7の両側部に形成されている孔に挿通されて取り付るか、又は柱材7の両側部の外側面に適宜、締着材で取り付ける。そして、互いに向かい合う1対の取付杆14は、複数の水平タイ材17で互いに連結されている。
上流面材9は、図2(a)に示すように、水平断面が湾曲状でU型の流体抵抗の小さい耐磨耗性を有する形鋼が使用されている。そして、上流面材9はその側部に、支持梁16を側方から水平に嵌め込めるように嵌め込み孔(図示せず)が形成されている。
補強鉄筋15は、内部コンクリート12のうち、上流面材9でカバーされた上流側の内部に補強用として挿入されている。下流面材10は、後述する図5(a)に示すように、耐磨耗性を有するU字形鋼が使用される。なお、上流面材9及び下流面材10は、それぞれその下端にベースプレートが溶接等で固定されており、このベースプレートをアンカーボルトで基礎コンクリート5に締着することで、基礎コンクリート上5に設置するむ構成となっている。
本発明のバットレス3は、このように対衝撃抵抗力を有する鋼製の柱材7、耐磨耗性を有する側面パネル13、上流面材9、下流面材10、取付杆14、補強鉄筋15等から成る鋼製構造体と、内部コンクリート12とから形成されるハイブリッド構造であるから、土石流の衝撃力に対してきわめて大きな強度を有するだけでなく、土石流や土砂流にその表面が接触しても、壁面材の耐磨耗性によりその表面の損耗を抑えることができる。
なお、上記鋼製構造体は、構造強度を高める部材として機能するだけでなく、函体11として、内部コンクリート12を打設するための型枠支保工や型枠パネルとしても機能する。
支持梁16は角形鋼管が使用されており、図2(a)、(b)に示すように、上流面材9の両側の側面から水平方向に突設されており、上下方向にスリット間隔sをおいて複数段(本実施例では5段)設けられている。支持梁16の上面には、留め金具18が上方に向けて突設されている。
なお、非越流部2の内側側面又は側縁には形鋼9’がアンカーボルト等により固定されており、支持梁16が、上記上流面材9から突出すると同様な構成で側方に向けて水平方向に突設されている。
天端スラブ6は、複数のバットレス3上に河川横断方向に架設されるスラブ底面材19と、上流側に面して設けられるスラブ上流面材20と、下流側に面して設けられるスラブ下流面材21と、スラブ底面材19と上下流面材10を結合し補強する斜めタイ材22と、これらの面材19、20、21で囲まれる空間に打設される天端コンクリート23と、から構築される。
スラブ底面材19、スラブ上流面材20、スラブ下流面材21は、土石流や流木が衝突することを考え、耐衝撃性、耐磨耗性をもたせるために形鋼を使用するとよい。なお、図示はしないが、スラブ底面材19の上に同じ方向に設けられたH形鋼等からなるスラブ桁材を配置して補強してもよい。
本発明は、以上のようなバットレス型のオープンダムにおいて、図1、図2に示すように、複数のバットレス3のうち、互いに隣接するバットレス3の間に横ビーム24を着脱可能に複数段、水平に設けた構成を特徴とする。この構成を次に詳述する。
図2(a)、(b)に示すように、横ビーム24は、全体的には円柱状に形成されており、その両端部に、それぞれ支持梁16に嵌合できる嵌合部として切り欠き25(凹部)が形成されている。本実施例1では、支持梁16の断面が矩形であるから、横ビーム24の切り欠き25は断面矩形状に形成されている。横ビーム24の切り欠き25には、留め金具18を挿通することができる留め金具挿通孔(図示せず)が形成されている。
横ビーム24は、その両端の切り欠き25を支持梁16に嵌合させて載置し、留め金具18を横ビーム24の嵌め込み孔に挿通することで、ずれ止めして定置される。横ビーム24は、図2(a)に示すように、クレーンにより吊り下げてバットレス3の間に装着することができるとともに、逆に、クレーンにより吊り上げてバットレス3の間から取り外すことができる。
このような横ビーム24をバットレス間に着脱自在に装着する作業は、図2(b)に示すように、横ビーム24の両端の切り欠き25を支持梁16に嵌合させる構造であるから、きわめて簡単に行うことができる。
(細部構造および施工法)
本発明に係る横ビーム式オープンダム1の細部構造について、図4〜6によりその施工手順の説明を通して、さらにその構造を明確にする。
(イ)足場の組立(図4(a))
基礎コンクリート5上に作業用の足場を組立てる。
(ロ)柱材の設置(図4(b))
基礎コンクリート5内に埋め込んだアンカーボルト7’で、柱材7を固定して立設する。柱材7については、この実施例1では、それぞれH形鋼が利用される。
(ハ)1リフト分の下流面材及び側面パネル等の取り付け(図5(a))
一対の取付杆14(腹起こし)を、柱材7の両側に位置して互いに向かい合うようにして上下流方向に向けて水平に配置し、柱材7の両側部の孔に挿通して取り付けるか、又は柱材7の両側部の外側面に適宜、締着手段で固定する。なお、取付杆14は、必要に応じて添接板により継ぎながら配置される。そして互いに向かい合う取付杆14を、水平タイ材17(図3(b)、(c)参照)で連結する。
次に、複数の側面パネル13(軽量矢板又は軽量形鋼のパネル)を、互いに向かい合う取付杆14の外側から当接するようにして取付け、集合して組み立てて、1リフト分の両側の側面壁8を形成する。さらに、下流面材10を、その下端に固定されたベースプレート(図示せず)をアンカーボルトで基礎コンクリート5上に締着することにより、設置する。
(ニ)上流面材及び支持梁の設置、1リフト分のコンクリートの打設(図5(b))
上流面材9を側面パネル13に被せるようにして、その下端に固定されたベースプレート(図示せず)をアンカーボルトで基礎コンクリート5上に締着することにより、設置する。このようにして函体11を構築する。函体11は、1リフト分の内部コンクリート12を充填する内部空間を有する。
そして、上流面材9の両側の嵌め込み孔から支持梁16を嵌め込み、さらに補強鉄筋15を上流面材9の内方に建て込む。なお、非越流部2の内側側面又は側縁にも形鋼9’をアンカーボルト等により固定し、支持梁16を、上流面材9から突出すると同様な構成で側方に向けて水平方向に突設する。この後で、1リフト分の内部コンクリート12を打設する。支持梁16は、上流面材9の内方において内部コンクリート12内に埋設されて固定され、その先端は、上流面材9の両側から側方に突出した構造となる。
(ホ)上記工程((ハ)及び(ニ))を繰り返す
このようにして、1リフト分の内部コンクリート12を函体11内に充填した後で、上記工程((ハ)及び(ニ))を繰り返す。即ち、上記(ハ)の工程と同様に、取付杆14を柱材7に固定してから、この柱材7に側面パネル13を取り付け、さらに上位の側面壁8を形成するとともに、下流面材10を取り付け、さらに上記(ニ)の工程と同様に、上流面材9及び支持梁16を取り付けて上位の内部コンクリート12を充填する。このような(ハ)及び(ニ)の工程を、スラブ底面材19に到達するまで、上方に向けて繰り返す。
(ヘ)天端スラブの構築(図6(a))
上記のようにして構築された複数のバットレス3の天端上(バットレス3の上端の上)に、河川横断方向にスラブ底面材19を架設する。さらに、上流側に面してスラブ上流面材20を配置し、下流側に面してスラブ下流面材21を配置する。
そして、スラブ底面材19と上流面材9を斜めタイ材22で結合し、またスラブ底面材19と下流面材10を斜めタイ材22で結合して支持する。このようにして形成されたスラブ底面材19、スラブ上流面材20及びスラブ下流面材21で囲まれる空間内に、天端コンクリート23を打設し、天端スラブ64を構築する。
(ト)横ビームの設置(図6(b))
クレーン等の重機で横ビーム24を吊り下ろし、横ビーム24の切り欠き25(嵌合部である凹部)を支持梁16に嵌合させて、留め金具18で固定して、横ビーム24を支持梁16上にセットする。これにより、横ビーム式オープンダム1の施工が完了する。
以上が本発明に係る横ビーム式オープンダム1の施工法における施工手順である。なお、高さが6m程度までバットレス3については、施工現場の周辺で仮組ヤードやクレーン稼働ヤードがとれるのであれば、バットレス3を横倒しの状態で、現場溶接等を利用して、柱材7、取付杆14(腹起こし)、側面パネル13を仮組みして鋼製構造体(柱材7を支保工とした函体11)とし、この仮組みされた鋼製構造体を立ち起こして所定のところに設置し、そこに内部コンクリート12を打設してバットレス3を構築することもできる。
本発明に係る横ビーム式オープンダム1の実施規模のイメージを把握するために、実施規模の1例を以下に示す。
ダム高・・・3m以上(バットレス高:2m以上)
天端幅・・・1.5m〜5m
勾配・・・・上流面 直立〜1:1.0、下流面 直立〜1:0.5
バットレス径間(隣接するバットレスの間の開口幅)・・・3m〜6m
バットレス幅・・・0.6m〜1.5m
横ビーム径・・・0.2m〜0.8m
横ビーム純間隔・・・0.2m〜3.0m
天端スラブ厚・・・0.5m〜2.0m
(作用)
本発明に係る横ビーム式オープンダム1は、複数のバットレス3により、土石流を捕捉するとともに、土石流のピーク流量をコントロールし、さらに流木等も捕捉することができる。なお、中小出水時での土砂は、バットレス3間の開口部4を通して流下する。
本発明のこの実施例1では、横ビーム24は、その両端の切り欠き25を支持梁16に対して係脱することにより、簡単に着脱可能な構造であるから、横ビーム24の取り付け、取り外しにより、バットレス3間の開口の開閉を任意に行える、いわゆる「ゲート機能」を付加した透過型砂防ダムを実現できる。
そして、本発明の横ビーム式オープンダム1において、土砂や土石等の堆砂後に、横ビーム24を取り外せば、重機により、バットレス3間の除石や土砂の取り除きが効果的に行うことができる。
なお、横ビーム24は、円柱状の鋼材、鋼管等を利用するが、特に、鋼管を利用すれば、河川を流下する礫衝突による衝突エネルギーを、衝突点のへこみ変形や梁としての塑性変形で吸収することが可能であり、衝突力に対して抵抗を有する構成とすることが可能である。このように、横ビーム24が部分的にへこんだり、塑性変形しても、本発明では、横ビーム24が着脱可能であるから、簡単に新らしい横ビーム24と交換でき、メインテナンスが簡単となる。
図7(b)は、本発明に係る横ビーム式オープンダムの実施例2を示す斜視図である。図7(a)は、前述のとおり従来のバットレス型オープンダムを示しているが、このダムのように、その開口幅(水通し幅)が狭い(例えば、6m程度)の場合には、図7(b)に示す実施例2の横ビーム式オープンダム26が適している。
実施例2の横ビーム式オープンダム26は、実施例1のようにバットレスは設けることなく、横ビーム27を開口部28の上流側に、上下方向に間隔をおいて複数本、着脱可能に設置した構成である。 詳細に図示はしないが、コンクリートで構築された非越流部29(ダムの不透過部)の上流側の側縁部又は側面部に沿って、基礎コンクリート5の上方に伸びる鋼製の形鋼30を、例えばアンカーボルト等で固定する。
そして、この形鋼30の開口部28側に面する左右互いに対向する側面に、実施例1の図2(b)で示す支持梁16と同じ構造の支持梁(図示せず)を、左右互いに向き合うように、複数段、突設した構成とする。なお、形鋼30を配置せずに、支持梁を単にコンクリートに埋め込んで突設する構成としてもよい。
横ビーム27は、実施例1の横ビーム27と同じ構造の両端に嵌合部としての切り欠きが形成された円柱状の構成とする。横ビーム27を、その切り欠き支持梁に嵌合させて、実施例1と同様の留め金で固定して、鋼製の形鋼30にセットすることで、図7(b)に示すように、複数の横ビーム27を河川の横断方向に、着脱可能に配置する構成とする。
図8は、本発明に係る横ビーム式オープンダムの実施例3を示す図である。図8(a)は上流側から見た正面図であり、図8(b)はX−X断面図であり、8(c)はY−Y断面図である。この実施例3の横ビーム式オープンダム33は、河川の最下流のオープンダムとして適しており、土石流の先頭部を構成する礫群や後続流中に含まれる小礫を捕捉できる捕捉効果を発揮する。
この実施例3の横ビーム式オープンダム33は、実施例2の横ビーム式オープンダム26と基本的な構成は同じであるが、天端スラブ34を設けるとともに、実施例2のように横ビーム27だけでなく、その下流側に沿うように位置して縦ビーム35を、着脱自在に設けた構成を特徴とする。実施例3の構成のうち実施例2と共通する部分は、共通の符号を付してその説明を省略し、実施例3の特徴部分を中心に以下説明する。
この実施例3の横ビーム式オープンダム33は、実施例2と同様に、上下方向にスリット間隔をおいて複数の横ビーム27(横ビーム群)が配置されている。この複数の横ビーム27の下流側に沿うように少し間隔(横ビーム27が流下物が当たって下流側に撓っても縦ビーム35に衝接しない程度の間隔)をおいて、複数の縦ビーム35(縦ビーム群)が、着脱自在に設置されている。
縦ビーム35は、複数の横ビーム27の下流側に沿うように配置されているから、複数の横ビーム27(横ビーム群)の勾配と同じ勾配で縦方向に配置されることとなる。複数の縦ビーム35は、河川横断方向にスリット間隔s’をおいて設置されている。
縦ビーム35は、実施例2と同様に鋼管が使用され、その上端及び下端は、天端スラブ34及び基礎コンクリート5に着脱自在に取り付けられる。この取付構造は、実施例2における横ビーム27を非越流部2に着脱自在に取り付ける構造と同じである。
即ち、縦ビーム35の上端及び下端には、嵌合部が形成されており、一方、天端スラブ34及び基礎コンクリート5には、それぞれ複数の縦ビーム用支持梁が埋め込まれ突設されている。なお、実施例3の嵌合部及び縦ビーム用支持梁は、図8では図示しないが、実施例2の図2(b)に示す嵌合部である切り欠き25、及び留め金具18を付設した支持梁16と同じ構造である。
横ビーム式オープンダム33は、このような構成であるから、縦ビーム35の嵌合部を、天端スラブ34及び基礎コンクリート5に突設された縦ビーム用支持梁に嵌合することで、縦ビーム35を天端スラブ34及び基礎コンクリート5に着脱自在に取り付けることができる。なお、縦ビーム35の嵌合部は、縦ビーム35の下流側に形成すれば、上流側から水流や流下物の力が作用しても、縦ビーム35は縦ビーム用支持梁からはずれない。
実施例3の横ビーム式オープンダム33は、横ビーム27に付加して縦ビーム35を着脱自在に設置したので、非越流部29の間の開口部は、横ビーム27と縦ビーム35から成る格子36が形成される。
以上、本発明に係る横ビーム式オープンダムを実施するための最良の形態を実施例に基づいて説明したが、本発明はこのような実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された技術的事項の範囲内でいろいろな実施例があることは言うまでもない。
以上のとおり、本発明に係る横ビーム式オープンダムは、横ビームを着脱自在に取り付けられる構成であるから、土石流が頻繁に生じ、しかも、堆積した土砂や石の取り除き、部品交換等のメインテナンスを実施するための環境が比較的悪い山間地の河川等に構築する砂防ダムとして、最適である。
(a)は従来のハイブリッドバットレス型オープンダムの斜視図であり、(b)は本発明の横ビーム式オープンダムの実施例1の斜視図である。 本発明の横ビーム式オープンダムの実施例1の斜視図である 本発明の横ビーム式オープンダムの実施例1のバットレスの要部構造を説明する図である。 本発明の横ビーム式オープンダムの実施例1の施工法を説明する図である。 本発明の横ビーム式オープンダムの実施例1の施工法を説明する図である。 本発明の横ビーム式オープンダムの実施例1の施工法を説明する図である。 (a)は従来の別のハイブリッドバットレス型オープンダムの斜視図であり、(b)は本発明の横ビーム式オープンダムの実施例2の斜視図である。 本発明の横ビーム式オープンダムの実施例3を示す図であり、(a)は上流側から見た正面図であり、(b)はX−X断面図であり、(c)はY−Y断面図である。
符号の説明
1、26、33 横ビーム式オープンダム
2、29 非越流部(ダムの不透過部)
3、31 バットレス
4、28 開口部
5 基礎コンクリート
6、32、34 天端スラブ
7 柱材
7’アンカーボルト
8 側面壁
9 上流面材
9’、30鋼製の形鋼
10 下流面材
11 函体
12 内部コンクリート
13 側面パネル
14 取付杆(腹起こし)
15 補強鉄筋
16 支持梁
17 水平タイ材
18 留め金具
19 スラブ底面材
20 スラブ上流面材
21 スラブ下流面材
22 斜めタイ材
23 天端コンクリート
24、27 横ビーム
25 切り欠き(嵌合部である凹部)
30 鋼製形鋼
35 縦ビーム
36 格子
s、s’ スリット間隔

Claims (6)

  1. 河川の横断方向に一定の間隔をおいて開口部を形成するように配置された複数のバットレスと、該複数のバットレスの上端に架設された天端スラブと、前記複数のバットレスのうち互いに隣接するバットレス間に上下方向にスリット間隔で着脱可能に取り付けられる複数の横ビームとを備えた横ビーム式オープンダムであって、
    前記バットレスには、複数の支持梁が前記スリット間隔に対応して側方に向けて突出して設けられており、
    前記横ビームは、その両端に前記支持梁と嵌合する嵌合部が形成されており、該嵌合部を前記支持梁に嵌合して横置きしてバットレス間に着脱可能に取り付けられることができる土石流捕捉用の透過型砂防ダムであることを特徴とする横ビーム式型オープンダム。
  2. 前記バットレスは、鋼製の柱材を支保工として組み立てられた鋼製の両側の側面パネル、上流面材及び下流面材で囲まれた函体の内部空間に、内部コンクリートが充填されて成る構成であることを特徴とする請求項1記載の横ビーム式型オープンダム。
  3. 前記側面パネルは軽量矢板又は軽量形鋼のパネルであり、前記柱材の両側に配置された水平な取付杆に、複数の軽量矢板又は軽量形鋼のパネルが集合して組み立てられる構成であることを特徴とする請求項1又は2記載の横ビーム式型オープンダム。
  4. 非越流部側面間に、上下方向にスリット間隔で着脱可能に取り付けられる複数の横ビームを備えた横ビーム式オープンダムであって、
    前記非越流部側面には、複数の支持梁が前記スリット間隔に対応して側方に向けて突出して設けられており、
    前記横ビームは、その両端に前記支持梁と嵌合する嵌合部が形成されており、該嵌合部を前記支持梁に嵌合して横置きし前記非越流部側面間に着脱可能に取り付けられることができる土石流捕捉用の透過型砂防ダムであることを特徴とする横ビーム式型オープンダム。
  5. 前記横ビームは、鋼管から形成されており、前記横ビームの嵌合部は、前記支持梁が嵌合可能な切り欠きから成ることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の横ビーム式型オープンダム。
  6. 前記非越流部側面間に天端スラブが配置され、
    前記横ビームの下流側に沿うように位置して、着脱自在に取り付けられる複数の縦ビームを河川の横断方向にスリット間隔で備え、
    前記天端部と基礎コンクリートには、それぞれ複数の縦ビーム用の支持梁が前記縦ビームの前記スリット間隔に対応して突出して設けられており、
    前記縦ビームは、その両端に前記縦ビーム用支持梁と嵌合する嵌合部が形成されており、該嵌合部を前記縦ビーム用支持梁に嵌合して前記天端部と基礎コンクリート間に着脱可能に取り付けられることができる最下流における土石流捕捉用の透過型砂防ダムであることを特徴とする請求項4又は5に記載の横ビーム式型オープンダム。
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