JP2009269271A - 突き合わせバリを抑制しアンダーカット処理する成形方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】油圧及び空圧シリンダー等を用いずに、型開閉動作を利用した2段階でのアンダーカット処理及びバリを発生しにくくする。
【解決手段】金型を型締めしたキャビティに樹脂を射出して成形品1を形成し、またスライドピン3は固定側入子4に密着して当接し、穴部2を形成する。金型(固定側型板7)が動き、ショルダーボルト10のスプリング9で、ストリッパー板19と固定側型板7間にランナー取り出しスペースが開く。同時に、シャフト31がスプリング32により、ストリッパー板19側へ押し付けられて、スライドピン3から離れる。シャフト31から開放されたスライドピン3は、スプリング30により固定側入子4に密着した当接を解除する。この時、スライドピン3は固定側入子4から離れるのみで、穴部2から完全に抜けていない。さらに、製品取り出しスペースが開き、同時にスライドコア21の移動によりスライドピン3は穴部2から完全に抜ける。
【選択図】図2
【解決手段】金型を型締めしたキャビティに樹脂を射出して成形品1を形成し、またスライドピン3は固定側入子4に密着して当接し、穴部2を形成する。金型(固定側型板7)が動き、ショルダーボルト10のスプリング9で、ストリッパー板19と固定側型板7間にランナー取り出しスペースが開く。同時に、シャフト31がスプリング32により、ストリッパー板19側へ押し付けられて、スライドピン3から離れる。シャフト31から開放されたスライドピン3は、スプリング30により固定側入子4に密着した当接を解除する。この時、スライドピン3は固定側入子4から離れるのみで、穴部2から完全に抜けていない。さらに、製品取り出しスペースが開き、同時にスライドコア21の移動によりスライドピン3は穴部2から完全に抜ける。
【選択図】図2
Description
本発明は、樹脂成形品を製造する金型に係り、詳しくは、アンダーカット処理が必要な形状を有し、かつその箇所が厳密なバリの管理が要求される成形品を製造する金型で、従来は金型のサイズやコストのアップ要因であった油圧シリンダー等の大型付帯設備を使用せず、型開閉動作を利用した2段階でのアンダーカット処理及びバリを発生しにくくした、突き合わせバリを抑制しアンダーカット処理する成形方法に関するものである。
近年、成形部品も軽薄短小化が加速され、それに伴い部品の寸法や外観もさらに厳密な管理が要求されてきている。例えば、図5のような成形品1の概略図を例にすると、このようなアンダーカット形状の穴部2を有する成形品1でも、他の部品との構成上からどうしてもバリの量を数μ以内にする必要があるという事例も数多く見られるようになってきている。
一方で、図5に示すようなアンダーカット形状の穴部2を有する成形品1を金型で構成する場合、図6に示すような一般的なアンダーカット形状を処理する金型構造で対応していた。
成形品1はアンダーカット形状の穴部2を有しており、その穴部2はスライドピン3により形成され、そのスライドピン3は、固定側入子4と密着した面を形成している。
この面の密着度の如何により、アンダーカット形状の穴部2に発生するバリの大小が左右される。
その結果、前述の微細なバリしか許されない成形品1の場合、このスライドピン3と固定側入子4との密着面の当たり強さを、かなり強くして対応しているのが通常である。
なお、成形品1の箇所に射出充填完了後の状態(金型が閉じた状態)が図6の状態である。
その後、ランナー取り出し開き状態を示す図7のように、成形機の可動側プラテン5が駆動することで、可動側金型(可動側型板6)も駆動して金型が開き始める。
これは、スプリング9の張力により固定側型板7は可動側型板6側に押し付けられているためであり、またショルダーボルト10が固定側型板7の座面11に当たるまで、ランナー取り出しスペース8は開く構成となっている。
さらに、図8に示すようにランナー取り出しスペース8が開ききった後、引っ張りリンク12の長穴部13がショルダーボルト14に当たるまで、製品取り出しスペース15が開く。
そこで、ショルダーボルト14及び引っ張りリンク12に規制されているため、最後にショルダーボルト16が固定側取付け板17の座面18に当たるまで、ストリッパー板19が開く。
この図8に示す状態は、最終的に金型がすべて開ききった状態で製品及びランナーを取り出す工程へ移る前の状態を示す図である。
なお、逆に次の成形に移るために金型を閉じる場合、製品取り出しスペース15が最初に閉じ、その後ランナー取り出しスペース8、ストリッパー板19の順で閉じる構造になるのが、3プレート構造といわれる一般的な金型構造である。
また、製品取り出しスペース15が開き始めると同時に、固定側型板7に固定してあるカム部品20が、スライドコア21の斜め穴22から外れようとすることで、スライドコア21が後退する。その後退する動きによって、前述のアンダーカット形状の穴部2からスライドピン3が抜けて、はじめて成形品1を金型から取り出すことが可能になる。この時、製品取り出しスペース15が開き始めると同時に、密着していた固定側入子4からスライドピン3が離れようとする。
しかし、バリ発生の抑制目的で、固定側入子4とスライドピン3の当たり面の密着度を強くしているため、固定側入子4からスライドピン3はかなり強くこすり合いながら離れていく。
このため、スライドピン3の磨耗が早期に進行することで、先端部にダレが生じてしまい、固定側入子4との密着面に微細隙間が生じ、バリが拡大してしまうということが従来多々あった。
この結果、微細なバリ抑制のために何度も、スライドピン3と固定側入子4の当たり調整を実施する必要があるため、生産の稼動があがらないという課題があった。
そこで、このような微細なバリ抑制のために、従来は図9のような構造をとることが一般的であった。成形品1のアンダーカット形状の穴部2を形成しているスライドピン3はスライドコア21に組み込まれている。そのスライドコア21は後方から、油圧及び空圧シリンダー23と連結しており、金型の開閉動作とは関係なく駆動させることができるため、金型が開く前に油圧及び空圧シリンダー23を駆動させて、アンダーカット形状の穴部2からスライドピン3を外すことができる。
このため、アンダーカット形状の穴部2に発生する微細なバリを抑制するため、スライドピン3と固定側入子4とが強く当たった状態から、金型の開閉動作時にこすりながら離れていくということを回避することができ、結果として微細なバリも抑制が可能となるのである。
このように、微細なバリの抑制の目的だけでなく、アンダーカット処理の一般的な構造として幅広く、油圧及び空圧シリンダー23は使用されてきていた(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−245955号公報
しかしながら、前記従来の構成では(図9参照)、油圧及び空圧シリンダー23を使用するため、金型サイズも通常より大きくなり、金型交換作業性がより困難になることが予想される。また金型製作費においても、シリンダーの使用に伴い大幅にコストアップすることになり、あまり使用されていないのが現状である。
さらに、仮に図5に示す成形品1のような形状の場合、油圧及び空圧シリンダー23の駆動で、アンダーカット形状の穴部2からスライドピン3を一気に抜いてしまわないと、金型を開くことができない。このため、スライドピン3が抜かれてしまうことで、可動側に製品が追従するための引っ掛けの役割を果たす形状がなくなり、成形品1の固定側入子4で形成している箇所が一番樹脂の食らい付き抵抗が大きくなって、固定側型板7側の方へ成形品1が残ってしまうことになる。
このため、連続した成形品の安定取り出し稼動が損なわれ易く、生産の稼動にも支障をきたす恐れがでてしまう。
このように、前記従来の構成では、微細な穴バリの抑制手段として一般的ではあるが、安定稼動面や作業性及び価格面等の課題からなかなか採用されることが少なかった。
そこで、本発明は前記従来の課題を解決するために、油圧及び空圧シリンダー等を使用せず、型開閉動作を利用した2段階でのアンダーカット処理及びバリを発生しにくくした、突き合わせバリを抑制しアンダーカット処理する成形方法を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明に係る請求項1に記載した突き合わせバリを抑制しアンダーカット処理する成形方法は、第1金型と第2金型とを型締めして形成したキャビティに樹脂を射出して成形する成形方法において、第1,第2金型によりキャビティを形成した型締め状態で、第2金型に設けたスライドピンを型締め方向と垂直な第1の方向に動かし、スライドピン先端の端面と第1金型の金型表面とを密着して当接させるA工程と、キャビティ内に樹脂を射出するB工程と、スライドピンを動かした第1の方向とは逆の第2の方向に動かし、スライドピンの端面と金型表面との密着した当接を解除するC工程と、第1金型と第2金型とを型開きする動作と並行して、キャビティ内の成形品からスライドピンを引き抜くD工程と、により構成したことを特徴とする。
また、請求項2に記載した発明は、請求項1の成形方法でA工程におけるスライドピン先端の端面と金型表面との密着した当接は、第1金型に設けた型締め方向に移動するシャフトの先端部と、弾性体により第2の方向に付勢されたスライドピン後端の端面とを当接することにより行うことを特徴とする。
また、請求項3に記載された発明は、請求項1の成形方法でC工程におけるスライドピン先端の端面と金型表面との密着した当接の解除は、第1金型に設けたシャフトを型開き方向に移動することにより、シャフトの先端部とスライドピン後端の端面との当接を解除し、第2の方向に付勢する弾性体によりスライドピンを移動することにより行うことを特徴とする。
前記成形方法によれば、ランナー取り出しスペースが開き始め、製品取り出しスペースが開く前の状態で、スライドピンの後方に配置されたシャフトが、スプリングの張力により上方へ移動することで、固定側入子に密着し当接していたスライドピンがわずかに離れるが、穴部からは完全には外れていない状態を維持し、その後、製品取り出しスペースが開き始めた時に、カム部品によりスライドコアを後方へ移動させて通常のアンダーカット処理を行う、これにより、製品取り出しスペースが開き始めると同時に生じるスライドピンと固定側入子との摩擦をなくすことができる。
また、逆に金型が閉じる場合は、最後にランナー取り出しスペースが閉じるまで、シャフトはスライドピン後端の端面に当接することがないため、最後の型締めが完了するまで固定側入子とスライドピンが擦りながら密着することを防ぐことができる。
このように、金型の開閉動作に伴いシャフトを利用したスライドピンによる2段階の動きによって、アンダーカット処理を可能とした。
本発明によれば、金型内にアンダーカット処理を2段階に分けるためのシャフト部品を組み入れることにより、従来は油圧及び空圧シリンダー等でアンダーカット処理及び微細なバリを抑制する目的と同等の機能を果たすことができ、金型サイズもよりコンパクトになり、金型交換の作業性も維持しながら、金型製作費も大幅な削減が可能であって、さらにアンダーカット処理を2段階に分けて実施することで、最初に密着している金型部品同士が型開閉時にこすれながら離れるという現象を防止し、最後に製品を金型から取り出すことができアンダーカット処理を実施することができるという効果を奏する。
以下、図面を参照して本発明における実施の形態を詳細に説明する。
図1は本発明の実施形態における金型が閉じた状態の断面図を示す図である。ここで、前記従来例を示す図5〜図9において説明した構成部材に対応し同等の機能を有するものには同一の符号を付して示し、以下の各図においても同様とする。
図1に示すように、成形品1にはアンダーカット処理が必要な穴部2を有しており、その穴部2は、スライドピン3により形成されている。
一方で、第1金型の固定側金型に設けた固定側入子4の金型表面は、前述のアンダーカット処理が必要な穴部2を形成しているスライドピン3先端の端面と密着している状態で微細な穴バリを抑制している。
また、第2金型の可動側金型に設けたスライドピン3には、弾性体であるスプリング30の付勢力によって、後方へスライドしようとする張力がかかっており、スライドピン3の後方をシャフト31が受けている状態となっている。なお、シャフト31はストリッパー板19に組み込まれており、固定側型板7に組み込まれたスプリング32により、上方への張力がかかっている。
この固定側金型と可動側金型を型締めして形成したキャビティに樹脂を射出して成形品1を形成し、成形品1に穴部2を形成するスライドピン3は、型締め方向と垂直な方向に移動することで固定側入子4に密着して当接している。
また、図2は可動側金型(固定側型板)が下方へ動き、最初にランナー取り出しスペースが開き始めた状態を示した図である。
ショルダーボルト10に組み込まれたスプリング9の張力で、ストリッパー板19と固定側型板7との間が開き始める。それと同時に、シャフト31はスプリング32の張力で、ストリッパー板19側へ押し付けられるため、スライドピン3から離れようとする。その時、シャフト31から開放された成形品1のアンダーカット形状の穴部2を形成しているスライドピン3は、スプリング30により固定側入子4に密着して当接する方向とは逆で、当接を解除する後方へ移動する。
この時の移動量は、スライドピン3と密着していた固定側入子4から離れる目的だけのため、製品の肉厚内に留まる移動量はその都度設定する。なお、この状態はまだスライドピン3はアンダーカット形状の穴部2から完全に抜けきっていない状態とする。
さらに、図3はランナー取り出しスペースが開き、製品取り出しスペースが開いた状態を示した図である。
前述のランナー取り出しスペース8は、ショルダーボルト10が固定側型板7の座面11に当たるまで開く。その後、引っ張りリンク12の長穴部13が、可動側型板6に取り付けられているショルダーボルト14と当たるまで、製品取り出しスペース15が開いて型開き状態となる。
これと並行して、固定側型板7に組み込まれたカム部品20がスライドコア21の斜め穴22と接触しながらスライドコア21を後方にさらに移動させるため、スライドコア21に連結されたスライドピン3は成形品1のアンダーカット形状の穴部2から完全に抜けてしまう。この状態が製品取り出し前の状態である。
また、逆に金型が閉じていく場合は、金型の各スペースが開いていった順番の逆から金型は閉じていく。この時、前述の図1に示すようにストリッパー板19が閉じる時に始めて、スライドピン3が固定側入子4に密着していくので、スライドピン3と固定側入子4がこすれながら金型が閉じていくという現象を防止することができる。
図4は本実施形態における成形品のアンダーカット形状の穴部を処理する成形方法のフローチャートである。この成形方法について、図1〜図3を参照しながら図4のフローチャートに基づき説明する。
まず、固定側金型と可動側金型とを型締めしキャビティを形成する(S1)。この状態で、可動側金型に設けたスライドピン3を型締め方向とは垂直な第1の方向に動かして、図1に示すように、固定側金型に設けた固定側入子4の表面とスライドピン3先端の端面とを密着させる(S2)。キャビティに樹脂を射出し成形品1を形成する(S3)。
この時、スライドピン3はスプリング30の付勢力に抗し、その後端の端面がシャフト31の先端部と当接することで、その先端の端面は固定側入子4の表面に密着し、成形品1に穴部2を形成するとともに微細な穴バリを抑制している。
その後、固定側金型と可動側金型の型開きにより、まず、図2に示すように、固定側金型の固定側型板7とストリッパー板19との間にランナー取り出しスペース8ができ、ストリッパー板19に設けたシャフト31がスプリング32の付勢力で型開き方向へ移動する。このシャフト31の移動により先端部とスライドピン3後端の端面と当接が外れて、スプリング30の付勢力によりスライドピン3先端の端面と固定側入子4の表面との密着が解除される(S4)。
スライドピン3の移動量は、端面が密着した固定側入子4から離れるだけで、成形品1の肉厚内に留まっており、まだスライドピン3はアンダーカット形状の穴部2から完全に抜けきってはいない。後述するスライドコア21の移動により穴部2から抜けた状態となる。
さらに、固定側金型と可動側金型の型開きにより、ランナー取り出しスペース8が開くとともに、固定側型板7の移動により可動側型板6との間の製品取り出しスペース15も開いていく。これと並行して、固定側型板7に組み込まれたカム部品20がスライドコア21の斜め穴22と接触しながらスライドコア21を後方にさらに移動させ、連結されたスライドピン3は成形品1の穴部2から完全に抜けてしまう(S5)。
この状態が製品取り出し前の状態である(図3参照)。以上の動作によって、固定側金型と可動側金型の型開きによる移動においても、固定側型板7の固定側入子4に成形品1が残ることがなくなり、可動側型板6上の成形品1を取り出すことができる(S6)。
本発明に係る突き合わせバリを抑制しアンダーカット処理する成形方法は、金型内にアンダーカット処理を2段階に分けるためのシャフト部品を組み入れることにより、アンダーカット処理及び微細なバリを抑制して、金型のサイズをよりコンパクト、かつ交換作業性の維持と、製作費も大幅に削減することが可能となり、密着した金型部品同士が型開閉時にこすれることを防止し、製品を取り出し易くでき、一般的なアンダーカット処理で微細なバリを抑制することが必要な成形品全般に適用可能である。
1 成形品
2 穴部
3 スライドピン
4 固定側入子
6 可動側型板
5 可動側プラテン
7 固定側型板
8 ランナー取り出しスペース
9,30,32 スプリング
10,14,16 ショルダーボルト
11,18 座面
12 引っ張りリンク
13 長穴部
15 製品取り出しスペース
17 固定側取付け板
19 ストリッパー板
20 カム部品
21 スライドコア
22 斜め穴
23 油圧及び空圧シリンダー
31 シャフト
2 穴部
3 スライドピン
4 固定側入子
6 可動側型板
5 可動側プラテン
7 固定側型板
8 ランナー取り出しスペース
9,30,32 スプリング
10,14,16 ショルダーボルト
11,18 座面
12 引っ張りリンク
13 長穴部
15 製品取り出しスペース
17 固定側取付け板
19 ストリッパー板
20 カム部品
21 スライドコア
22 斜め穴
23 油圧及び空圧シリンダー
31 シャフト
Claims (3)
- 第1金型と第2金型とを型締めして形成したキャビティに樹脂を射出して成形する成形方法において、
前記第1,第2金型によりキャビティを形成した型締め状態で、前記第2金型に設けたスライドピンを型締め方向と垂直な第1の方向に動かし、前記スライドピン先端の端面と前記第1金型の金型表面とを密着して当接させるA工程と、
前記キャビティ内に樹脂を射出するB工程と、
前記スライドピンを動かした第1の方向とは逆の第2の方向に動かし、前記スライドピンの端面と前記金型表面との密着した当接を解除するC工程と、
前記第1金型と前記第2金型とを型開きする動作と並行して、前記キャビティ内の成形品から前記スライドピンを引き抜くD工程と、
により構成したことを特徴とする突き合わせバリを抑制しアンダーカット処理する成形方法。 - 前記A工程におけるスライドピン先端の端面と金型表面との密着した当接は、第1金型に設けた型締め方向に移動するシャフトの先端部と、弾性体により第2の方向に付勢された前記スライドピン後端の端面とを当接することにより行うことを特徴とする請求項1記載の突き合わせバリを抑制しアンダーカット処理する成形方法。
- 前記C工程におけるスライドピン先端の端面と金型表面との密着した当接の解除は、第1金型に設けたシャフトを型開き方向に移動することにより、前記シャフトの先端部と前記スライドピン後端の端面との当接を解除し、第2の方向に付勢する弾性体により前記スライドピンを移動することにより行うことを特徴とする請求項1記載の突き合わせバリを抑制しアンダーカット処理する成形方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008121106A JP2009269271A (ja) | 2008-05-07 | 2008-05-07 | 突き合わせバリを抑制しアンダーカット処理する成形方法 |
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JP2008121106A JP2009269271A (ja) | 2008-05-07 | 2008-05-07 | 突き合わせバリを抑制しアンダーカット処理する成形方法 |
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-
2008
- 2008-05-07 JP JP2008121106A patent/JP2009269271A/ja active Pending
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