JP2006326995A - 射出成形金型の型開き制御機構 - Google Patents

射出成形金型の型開き制御機構 Download PDF

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孝司 志村
Shusaku Mochizuki
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Abstract

【課題】 PL開き量を広く確保する。
【解決手段】 射出成形金型1は固定側取付板2、ストリッパープレート3及び固定側型板4から成る固定側金型22と、可動側型板5、可動側受板6、スペーサブロック7及び可動側取付板9から成る可動側金型23とで構成されている。可動側金型23を貫通して段付き穴11が形成されている。段付き穴11に配設されたプラーボルトスリブ13は、外周は段付き穴11の径小部を摺動するとともに後端の鍔部13aは段付き穴11の径大部を摺動し、中心には段付き穴13bを有する。プラーボルト12の胴部はプラーボルトスリブ13の径小部に挿通され、頭部12aはプラーボルトスリブ13の径大部に挿通されて固定側型板4に螺合している。L1はプラーボルトスリブ13の段付き穴13bの径大部の底面からプラーボルト12の頭部12a下までの寸法を、L2は段付き穴11の径大部の底面からプラーボルトスリブ13の鍔下までの寸法を示している。
【選択図】 図1

Description

本発明はプラスチック射出成形金型に関し、更に詳しくは射出成形金型の型開き制御機構に関する。
従来、固定側金型と可動側金型とから成り、両者の間に形成したキャビティにプラスチック樹脂を射出して成形品を得る射出成形金型において、金型が開いたときに取付板に固定されたランナーロックピンがランナーを保持することによって、製品とランナーとを切り離している。その後、ランナーロックピンとランナーとを切り離す際には、ストリッパープレートがプラーボルト又は引っ張りリンクによって開きに制限を与えることで切り離される(例えば、非特許文献1参照)。図4は従来の射出成形金型を示す断面図である。図5は型開き状態の従来の射出成形金型を示す断面図である。
図4において、51は3プレート構造の射出成形金型を示している。52は固定側金型を示しており、53は可動側金型を示している。2は図示しないランナーロックピンが固定された固定側取付板を示している。3はストリッパープレートを示している。4は固定側型板を示している。10はストップボルトを示しており、固定側取付板2内に頭部を有してストリッパープレート3に螺合されている。5は可動側型板を示している。6は可動側受板を示している。固定側型板4と可動側型板5との間に図示しないキャビティ及びランナー部が形成されている。7はスペーサブロックを示しており、8はスペーサブロック7内に配設された図示しないエジェクターピンを駆動するエジェクタープレートを示している。9は可動側取付板を示している。11は可動側型板5から可動側取付板9までの可動側金型53内を貫通するように形成された段付き穴を示しており、12は段付き穴11に挿通されストリッパープレート3に螺合により固定されている頭部12a付のプラーボルトを示している。L3はプラーボルト12の頭部12aから段付き穴11の径大部底面までの首下寸法を示している。
図6は他の従来の射出成形金型を示す正面図である。図7は型開き状態の他の従来の射出成形金型を示す部分断面正面図である。図6において、71は射出成形金型を示している。72は固定側金型を示しており、73は可動側金型を示している。74は長穴74aを有する引っ張りリンクを示しており、75は長穴74aを介して固定側型板4及び可動側型板5とに螺合されているボルトを示している。L4は長穴74aの長さを示している。その他の構成は射出成形金型51と同様なので同じ構成要素には同じ符号と名称とを付して詳細な説明を省略する。
以上説明した従来の射出成形金型51及び71は射出成形機にセットされて、射出成形動作が行われた後、型開きとなって成形品及びランナーが取り出されるが、その際に、射出成形金型51の型開きは、図5に示すように、プラーボルト12の頭部12aが段付き穴11の径大部底面に当接するまで行われてストロークL3によってパーティングライン(PL)の開き量が規制されている。また、射出成形金型71の型開きは、図7に示すように、ボルト75が引っ張りリンク74の長穴74aの後端に当接するまで行われて長穴74aの長さ寸法L4によってPLの開き量が規制されている。
福島有一「よくわかるプラスチック射出成形金型設計」 日刊工業新聞社 2002年11月 p146(2)プラーボルト
しかし、成形機の仕様により最大型厚、型開き量、型締めストロークが制限されるため、金型総厚によりプラーボルトや引っ張りリンクの長さが制限されることになる。そこで、例えばスライド機構を持つ射出成形金型などでは型開き量が少なくなり、成形品やランナーの取り出しが困難になるという問題があった。
上記発明は、このような従来の問題を解決するためになされたものであり、その目的は、PL開き量を広く確保できる射出成形金型の型開き制御機構を提供することである。
前述した課題を解決するための本発明の手段は固定側取付板とストリッパープレートと固定側型板とから成る固定側金型並びに可動側型板と可動側受板とスペーサブロックと可動側取付板とから成る可動側金型から成り、前記固定側型板と可動側型板との間にキャビティを有してプラスチック樹脂を成形する射出成形金型であって、前記固定側型板に固定されて前記可動側金型内に形成された段付き穴内を摺動するプラーボルトの頭部が前記段付き穴の径大部底面に当接することにより型開きを規制するように構成した射出成形金型の型開き制御機構において、前記段付き穴内にこの段付き穴内を摺動する鍔部付きプラーボルトスリブを配設して、このプラーボルトスリブの段付き穴内に前記プラーボルトを挿通することによって型開きを規制するように構成したことを特徴とする。
また、前記プラーボルトの頭部が前記プラーボルトスリブの前記段付き穴の径大部底面に当接し、更に前記プラーボルトスリブの前記鍔部が前記可動側金型に形成された前記段付き穴の前記径大部底面に当接することにより型開きを規制するように構成したことを特徴とする。
また、前記プラーボルトと前記プラーボルトスリブが一定の開き量に達すると前記固定側取付板と前記ストリッパープレートとが切り離されることを特徴とする。
本発明によれば、固定側取付板とストリッパープレートと固定側型板とから成る固定側金型並びに可動側型板と可動側受板とスペーサブロックと可動側取付板とから成る可動側金型から成り、前記固定側型板と可動側型板との間にキャビティを有してプラスチック樹脂を成形する射出成形金型であって、前記固定側型板に固定されて前記可動側金型内に形成された段付き穴内を摺動するプラーボルトの頭部が前記段付き穴の径大部底面に当接することにより型開きを規制するように構成した射出成形金型の型開き制御機構において、前記段付き穴内にこの段付き穴内を摺動する鍔部付きプラーボルトスリブを配設して、このプラーボルトスリブの段付き穴内に前記プラーボルトを挿通することによって型開きを規制するように構成したので、PL開き量を広く確保できるため、製品とランナーの取り出しを2回に分けなくて済み、サイクルタイムの削減や取り出し装置を簡略にすることができ、コストの削減に寄与する。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明の実施の形態である射出成型金型を示す要部断面図である。初めにこの金型の構成について説明する。図1において、1は射出成形金型を示しており、22は固定側金型を示しており、23は可動側金型を示している。13は中心に段付き穴13bを有し、外周が段付き穴11の径小部を摺動して後端の鍔部13aが段付き穴11の径大部を挿通するプラーボルトスリブを示している。12は胴部がプラーボルトスリブ13の段付き穴13bの径小部に挿通され、頭部12aが段付き穴13bの径大部に挿通されて固定側型板4に螺合により固定されたプラーボルトを示している。L1はプラーボルトスリブ13の段付き穴13bの径大部底面からプラーボルト12の頭部12a下までの寸法を示している。L2は段付き穴11の径大部の底面からプラーボルトスリブ13の鍔部13a下までの寸法を示している。その他の構成は従来の射出成形金型の構成と同様なので同じ構成要素には同じ符号と名称とを付して詳細な説明を省略する。
次に、この射出成形金型の動作を説明する。図2、図3は図1の金型の型開き状態を示す要部断面図である。図2において、射出成形金型1の型開きは、プラーボルト12の頭部12aがプラーボルトスリブ13の段付き穴13b径大部底面に到達しており、この段階での型開き量は従来の金型での型開き量に相当している。型開きは更に進んで、図3に示すように、プラーボルトスリブ13はプラーボルト12の頭部12aによって引っ張られて、鍔部13aが段付き穴11の径大部底面に当接するまで可動側金型23から突出して、ストロークが(L1+L2)になるところまでPLが開く。プラーボルト12の頭部12aがプラーボルトスリブ13の段付き穴13b径大部底面に到達し、プラーボルトスリブ13の鍔部13aが段付き穴11の径大部底面に当接して、金型が一定の開き量である(L1+L2)に達すると固定側取付板2とストリッパープレート3とが切り離されてストップボルト9の頭部が固定側取付板2の段付き穴の径大部底面に当接する。
次に、本発明の実施の形態の効果について説明する。プラーボルト12をプラーボルトスリブ13を介して金型に配設するようにしたので、プラーボルトスリブ13のストロークL2の分だけ従来の金型の型開きに比べて大きく開くようになった。型開き量が広がることで、成形品やランナーの取り出しが容易になる。スライド機構で型開き量が狭いものや成形品が長い形状のものでも取り出しスペースの確保ができる。PL開き量を広く確保できるために、成形品とランナーの取り出しを2回に分けて行う必要がなくなり、サイクルタイムの削減や取り出し装置が簡略にできるので、製品のコスト削減に寄与することができる。
本発明の型開き制御機構は、射出成形金型に広く適用することができる。
本発明の実施の形態である射出成形金型を示す要部断面図である。 本発明の実施の形態である射出成形金型の動作を示す要部断面図である。 本発明の実施の形態である射出成形金型の動作を示す要部断面図である。 従来の射出成形金型を示す要部断面図である。 従来の射出成形金型の動作を示す要部断面図である。 他の従来の射出成形金型を示す要部断面図である。 他の従来の射出成形金型の動作を示す要部断面図である。
符号の説明
1 射出成形金型
2 固定側取付板
3 ストリッパープレート
4 固定側型板
5 可動側型板
6 スペーサブロック
9 可動側取付板
11 段付き穴
12 プラーボルト
12a 頭部
13 プラーボルトスリブ
13a 鍔部
13b 段付き穴
22 固定側金型
23 可動側金型

Claims (3)

  1. 固定側取付板とストリッパープレートと固定側型板とから成る固定側金型並びに可動側型板と可動側受板とスペーサブロックと可動側取付板とから成る可動側金型から成り、前記固定側型板と前記可動側型板との間にキャビティを有してプラスチック樹脂を成形する射出成形金型であって、前記固定側型板に固定されて前記可動側金型内に形成された段付き穴内を摺動するプラーボルトの頭部が前記段付き穴の径大部底面に当接することにより型開きを規制するように構成した射出成形金型の型開き制御機構において、前記段付き穴内にこの段付き穴内を摺動する鍔部付きプラーボルトスリブを配設して、このプラーボルトスリブの段付き穴内に前記プラーボルトを挿通することによって型開きを規制するように構成したことを特徴とする射出成形金型の型開き制御機構。
  2. 前記プラーボルトの頭部が前記プラーボルトスリブの前記段付き穴の径大部底面に当接し、更に前記プラーボルトスリブの前記鍔部が前記可動側金型に形成された前記段付き穴の前記径大部底面に当接することにより型開きを規制するように構成したことを特徴とする請求項1に記載の射出成形金型の型開き制御機構。
  3. 前記プラーボルトと前記プラーボルトスリブが一定の開き量に達すると前記固定側取付板と前記ストリッパープレートとが切り離されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の射出成形金型の型開き制御機構。
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