JP2009268788A - サージングマシン - Google Patents

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Yutaka Hirasawa
裕 平澤
Hidenori Takase
秀紀 高瀬
Tooru Usui
徹 薄井
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Abstract

【課題】生地の縫製の仕方に応じて効率よく縫製を行うこと。
【解決手段】縫製を行うミシン本体と、被縫製物が載置されるテーブル(2)と、ミシン本体の駆動を制御する制御手段(3)と、を備えるサージングマシン(10)において、テーブルは、ミシン本体が設けられる主テーブル(21)と、当該主テーブルに連結自在の補助テーブル(22)と、主テーブルと補助テーブルを連結する連結部材(23)と、を備え、主テーブル又は補助テーブルには、両テーブルが連結されているか否かを検出する検出手段(6)が設けられ、制御手段は、検出手段の検出の有無によって単独縫いモードとサイクル縫いモードとに縫製動作を変更する。
【選択図】図1

Description

本発明は、サージングマシンに関する。
ズボン等の生地の側縁を縫製するサージングマシンが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
図6に従来のサージングマシン100の一例を示す。このサージングマシン100は、縫い針等を備え、生地の縫製を行うミシン本体101と、このミシン本体101が設けられると共に上面に生地が載置されるテーブル102と、を備えている。テーブル102は、複数の脚部103によって支持され、その上面がほぼ水平方向に沿うように設置されている。ミシン本体101の上方には、糸の供給源となる糸巻きが設けられるスタンド104が設けられている。テーブル102の下面側には、ミシン本体101を駆動させるミシンモータ105や、ミシンモータ105等の駆動を制御する制御装置106が設けられている。制御装置106には、操作パネル107が接続され、操作パネル107は、ユーザが操作しやすいミシン本体101の上方に設けられている。
ここで、ミシン本体101は、テーブル102の一端部側(布送り方向Aの下流側)に設けられている。これは、次に縫製される生地をテーブル102の上に載置できるようにするためであり、他端部側(布送り方向Aの上流側)に大きなスペースが確保されている。ユーザは、ミシン本体101の側面部に対向する位置で生地をテーブル102の他端部側から一端部側に送ることで縫製作業をする。テーブル102の一端部側には、スタッカ(図示略)が設けられており、縫製が終了した生地はスタッカにより順次搬出され、布受け台108にストックされる。このように、テーブル102が比較的大きなサージングマシン100においては、図7に示すような生地の片側の側縁だけを縫製する場合に使用されることが多い。
図8に従来のサージングマシン200の一例を示す。このサージングマシン200は、サージングマシン100と同様、ミシン本体201と、テーブル202と、を備えている。テーブル202は、複数の脚部203によって支持され、その上面がほぼ水平方向に沿うように設置されている。ミシン本体201の上方には、糸の供給源となる糸巻きが設けられるスタンド204が設けられている。テーブル202の下面側には、ミシン本体201を駆動させるミシンモータ205や、ミシンモータ205等の駆動を制御する制御装置(図示略)が設けられている。
ここで、サージングマシン200は、サージングマシン100に比べてテーブル202が小さく形成されている。ユーザは、ミシン本体201の正面部に対向する位置(図8右手前位置)で生地をテーブル202の前方から後方(矢印B方向)に送ることで縫製作業をする。テーブル202の後方には、スタッカ(図示略)が設けられている。スタッカは、ユーザがスイッチを押すことにより動作し、縫製が終了した生地はスタッカにより順次搬出され、別の場所にストックされる。このように、テーブル202が比較的小さなサージングマシン200においては、図9に示すような生地の周囲の複数の側縁を縫製する場合に使用されることが多い。また、テーブル202を小さく形成されているので、ユーザは生地を回転させやすくなっている。具体的には、図9に示すように、生地のS地点からA地点までの側縁を最初に縫い、次に、生地を回してA地点からB地点まで縫い、次に、生地を回してB地点からC地点まで縫い、次に、生地を回してC地点からE地点まで縫う。ユーザは、C地点からE地点までの縫製の際にスイッチを押すことでE地点まで縫い終えるとスタッカが駆動して生地を搬出し、布受け台にストックする。
特開平08−000863号公報
ところで、生地の複数の側縁を縫製する場合においては、ユーザが生地を回転させる必要があるが、図6に示すサージングマシン100では、大きなテーブル102が邪魔となり、作業性が悪い。
一方、図8に示すサージングマシン200は、テーブル202が小さいので、生地を回転させる際にもテーブル202が邪魔とならず、作業性はよい。
しかし、一つの側縁だけを縫製するような場合においては、テーブル202が小さいため、次に縫製する生地をテーブル202上にスタンバイさせておくことができず、生地を縫製することが困難であった。
そこで、本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、生地の縫製の仕方に応じて効率よく縫製を行うことができるサージングマシンを提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、縫製を行うミシン本体(1)と、被縫製物が載置されるテーブル(2)と、前記ミシン本体の駆動を制御する制御手段(3)と、を備えるサージングマシン(10)において、
前記テーブルは、前記ミシン本体が設けられる主テーブル(21)と、当該主テーブルに連結自在の補助テーブル(22)と、前記主テーブルと前記補助テーブルを連結する連結部材(23)と、を備え、
前記主テーブル又は前記補助テーブルには、両テーブルが連結されているか否かを検出する検出手段(6)が設けられ、
前記制御手段は、前記検出手段の検出の有無によって単独縫いモードとサイクル縫いモードとに縫製動作を変更することを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のサージングマシンにおいて、
前記制御手段は、一つの縫製条件で縫製する単独縫いモードと、予め設定された複数の縫製条件のそれぞれに基づいて順に縫製するサイクル縫いモードとによる縫製の制御が可能であり、
前記制御手段は、前記検出手段が両テーブルの連結を検出した場合に、前記単独縫いモードによる縫製に切り替え、
前記検出手段が両テーブルの連結を検出しなかった場合に、前記サイクル縫いモードによる縫製に切り替えることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のサージングマシンにおいて、
被縫製物の縫い終わりを検出する生地センサ(7)と、
縫い終わった被縫製物を前記テーブルから搬送するスタッカ装置(5)と、
入力操作により前記スタッカ装置の駆動時期を決定する操作スイッチ(52)と、
前記サイクル縫いモードにより縫製を行う際において、前記スタッカ装置の駆動を自動で行う自動サイクル縫いモードと、前記操作スイッチの入力操作により決定された駆動時期に基づいて前記スタッカ装置の駆動を行う手動サイクル縫いモードのいずれのモードで縫製を行うかを選択する選択手段(8)と、を備え、
前記制御手段は、
前記選択手段により自動サイクル縫いモードが選択された場合には、最後の縫製条件による縫製の際に前記生地センサが被縫製物の縫い終わりを検出すると、前記スタッカ装置を駆動させ、
前記選択手段により手動サイクル縫いモードが選択された場合には、縫製中に前記操作スイッチが入力操作された後に前記生地センサが被縫製物の縫い終わりを検出すると、前記スタッカ装置を駆動させることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、生地の一つの側縁だけを縫製する場合には、次に縫製する生地をテーブルにスタンバイさせておくことができるよう、連結部材を用いて補助テーブルを主テーブルに連結すればよい。一方、生地の複数の側縁を縫製する場合には、主テーブルだけで縫製をすればよい。
ここで、検出手段は、主テーブルと補助テーブルが連結されているか否かを検出し、制御手段は検出手段の検出の有無に応じて単独縫いモードとサイクル縫いモードとに縫製動作を変更する。すなわち、セットされたテーブルの状態から制御手段が自動的に縫いモードを切り替えてくれる。
よって、生地の縫製の仕方に応じて効率よく縫製を行うことができるようになる。
請求項2に記載の発明によれば、制御手段は、検出手段が両テーブルの連結を検出した場合に、単独縫いモードによる縫製に切り替え、検出手段が両テーブルの連結を検出しなかった場合に、サイクル縫いモードによる縫製に切り替える。
これにより、いずれの縫製であっても、適した状態のテーブルで縫製することができるので、生地の縫製の仕方に応じて効率よく縫製を行うことができるようになる。
請求項3に記載の発明によれば、選択手段により自動サイクル縫いモードが選択された場合には、制御手段は、最後の縫製条件による縫製の際に生地センサが縫い終わりを検出すると、スタッカ装置を自動的に駆動させる。
これにより、縫製の終了間際になってユーザが手動でスタッカ装置を駆動させる必要がなく、ユーザへの作業負担を軽減できる。
一方、選択手段により手動サイクル縫いモードが選択された場合には、制御手段は、縫製中に操作スイッチが入力操作された後に生地センサが縫い終わりを検出すると、スタッカ装置を駆動させる。
これにより、ユーザが縫製すべき生地の側縁の数に合わせて任意にスタッカ装置の動作を決定することができるので、他品種少量生産のように縫製すべき生地の側縁の数に合わせて頻繁に縫製条件を設定するのは非効率的である場合であっても容易に対応することができる。
以下、図面を参照して、本発明に係るサージングマシンの最良の実施形態について詳細に説明する。
<サージングマシンの構成>
図1〜図3に示すように、サージングマシン10は、ズボン等の生地(被縫製物)の縁かがり縫いを行うミシンである。
サージングマシン10は、縫い針等を備え、生地の縫製を行うミシン本体1と、生地が載置されるテーブル2と、ミシン本体1に設けられている各駆動源の駆動を制御する制御手段としての制御装置3と、を備えている。
(ミシン本体、テーブル)
ミシン本体1は、例えば、公知の環縫いミシンであり、縫い針の上下動によりテーブル2上の生地に縫製を施すものである。ミシン本体1は、テーブル2の上面に設けられている。ミシン本体1の下方には、ミシン本体1の駆動源となるミシンモータ11や、制御装置3が設けられている。
テーブル2は、ミシン本体1が設けられる主テーブル21と、当該主テーブル21に連結自在の補助テーブル22と、主テーブル21と補助テーブル22を連結する連結部材23と、を備えている。
図1〜図3に示すように、主テーブル21は、ユーザが生地の回転を楽に行えるよう、比較的小さく形成されたテーブルである。主テーブル21だけを用いて縫製を行う場合、ミシン本体1の正面側、言い換えると、図1に示す生地の送り方向Fの上流側がユーザの作業位置となる。
主テーブル21は、土台部21aに立設された脚部21bの上端に設けられている。主テーブル21は、床に設置した際にその上面が水平方向に沿うように設けられている。
主テーブル21の下方では、ミシンモータ11、制御装置3が、主テーブル21や脚部21bに支持されている。
主テーブル21における生地の送り方向Fの下流側には、縫製が終わった生地を主テーブル21から搬出して主テーブル21に隣接する布受け台4にストックするスタッカ装置5が設けられている。スタッカ装置5は、搬送バー51を備えており、制御装置3によって駆動が制御される。搬送バー51は、エアシリンダ50(図4参照)等により駆動し、その上端部が主テーブル21と布受け台4との間を往復運動することができる。そして、搬送バー51は、生地の一部が載置されて主テーブル21との間で生地を保持し、その状態において生地の下面側からエアが吹き付けられることで生地が反転し、布受け台4に載置され、ストックされる。
スタッカ装置5には、図4に示すように、入力操作によりスタッカ装置5の駆動時期を決定する操作スイッチ52が接続されている。
図1〜図3に示すように、補助テーブル22は、主テーブル21を生地の送り方向Fに沿う方向に延長するものであり、主テーブル21との連結時に主テーブル21の上面と面一となるような平面を有している。補助テーブル22は、主テーブル21における生地の送り方向Fの上流側で連結されている。主テーブル21と補助テーブル22を連結することにより、生地の送り方向Fに延びる一つの大きなテーブルが形成されるため、次に縫製する生地を補助テーブル22に待機させておくことができる。主テーブル21に補助テーブル22を連結して縫製を行う場合、ミシン本体1の左側面側、言い換えると、生地の送り方向がユーザから見て左右方向となる図1の紙面の手前側がユーザの作業位置となる。
補助テーブル22は、土台部22aに立設された脚部22bの上端に設けられている。主テーブル22は、床に設置した際にその上面が水平方向に沿うように設けられている。
主テーブル21と補助テーブル22との連結には、連結部材23が用いられる。
図3に示すように、連結部材23は、主テーブル21及び補助テーブル22に渡って配置される連結板23aと、この連結板23aを主テーブル21及び補助テーブル22に着脱自在に固定するねじ23bと、を備えている。すなわち、ねじ23bの着脱により、主テーブル21と補助テーブル22とを連結することができる。
主テーブル21には、両テーブル21,22が連結されているか否かを検出する検出手段としての連結スイッチ6が設けられている。
連結スイッチ6は、主テーブル21の裏面における生地の送り方向上流側の縁部に設けられている。そして、連結部材23により補助テーブル22を主テーブル21に連結した際に、補助テーブル22の生地の送り方向F下流側の縁部が連結スイッチ6に当接して押下されることで両テーブル21,22が連結されていることを検出する。連結スイッチ6により検出された検出信号は制御装置3に送信され、制御装置3は、両テーブル21,22の連結の有無を認識することができる。
なお、連結スイッチ6は、本実施形態においては、主テーブル21に設けられているが、補助テーブル22に設けられていてもよい。連結スイッチ6は、補助テーブル22に設けられていても、制御装置3で押下の有無を検出できるようにしておくことが必要である。
また、ミシン本体1の縫い針の上下動経路近傍には主テーブル21に向けて光を発光する発光部71(図4参照)が設けられている。ミシン本体1の発光部71の下方には、この発光部71から照射された光を受光する受光センサ72が設けられている。この発光部71と受光センサ72とを備えることで生地センサ7を構成している。すなわち、発光部71と受光センサ72との間に生地があれば受光センサ72が発光部71からの光を受光できず、縫製が終わる等して生地がなくなれば、受光センサ72が受光を検出できる。これを利用して生地センサ7は、生地の縫製を開始させるために用いられるとともに、生地の縫製が終了したことを検出するために用いられる。
発光部71及び受光センサ72は、ともに制御装置3に接続されている。制御装置3は、発光部71を発光させ、受光センサ72からの検出信号を受信する。
(制御装置)
図4に示すように、制御装置3は、公知のCPU、RAM、ROM、EEPROMを備えている。制御装置3には、ミシン本体1、スタッカ装置5、ミシンモータ11、操作スイッチ52、連結スイッチ6、生地センサ7、操作パネル8等が接続されている。
制御装置3は、連結スイッチ6のON/OFF(検出の有無)によって縫製動作を変更することができる。制御装置3は、予め設定された一つの縫製条件で縫製する単独縫いモードによる縫製をミシン本体1にさせることができる。また、制御装置3は、予め設定された複数の縫製条件のそれぞれに基づいて順に縫製するサイクル縫いモードによる縫製をミシン本体1にさせることができる。なお、サージングマシン10で設定できる縫製条件としては、例えば、縫い始めまたは縫い終わりの止め縫い針数、通常縫製中の縫いピッチ、ミシンモータ11の回転速度で決定される縫い速度の少なくとも何れか一つを含むものとし、それぞれ操作パネル8で設定される。
単独縫いモードは、図7に示すように、生地の一つの側縁に縁かがり縫いを行う場合に用いられる。サイクル縫いモードは、図9に示すように、生地の複数の側縁に縁かがり縫いを行う場合に用いられる。
サイクル縫いモードは、さらに、スタッカ装置5の駆動を自動で行う自動サイクル縫いモードと、操作スイッチ52で決定された駆動時期にスタッカ装置5の駆動を行う手動サイクル縫いモードとを有している。
制御装置3は、連結スイッチ6のON/OFFによって単独縫いモードとサイクル縫いモードの切り替えを行うことができる。具体的には、連結スイッチ6が両テーブルの連結を検出した場合(ON)、制御装置3は、単独縫いモードによる縫製に切り替える。一方、連結スイッチ6が両テーブルの連結を検出しなかった場合(OFF)、制御装置3は、サイクル縫いモードによる縫製に切り替える。
また、制御装置3には、サイクル縫いモードにより縫製を行う際において、スタッカ装置5の駆動を自動で行う自動サイクル縫いモードと、操作スイッチ52で決定された駆動時期にスタッカ装置5の駆動を行う手動サイクル縫いモードのいずれのモードで縫製を行うかを選択する選択手段としての操作パネル8が接続されている。この自動又は手動サイクル縫いモードの選択は、ユーザにより操作パネル8から選択入力されることにより選択される。
制御装置3は、最後の縫製条件(単独縫いモードではその縫製条件)による縫製の際に生地センサ7が縫い終わりを検出すると、スタッカ装置5を駆動させる制御を行う。
制御装置3は、最後の縫製条件(サイクル縫いモードの自動サイクル縫いモードでは最後に縫製される縫い目の縫製条件)による縫製の際に生地センサ7が縫い終わりを検出すると、スタッカ装置5を駆動させる制御を行う。
制御装置3は、サイクル縫いモードの手動サイクル縫いモードにおいて、縫製中に操作スイッチ52が入力操作されると生地センサ7が縫い終わりを検出した後にスタッカ装置5を駆動させる制御も行う。この場合、スタッカ装置5の操作スイッチ52がONになるまで縫製は継続される。
<縫製の制御>
次に、サージングマシン10により生地の縫製を行う際の制御について説明する。
図5に示すように、縫製を開始する旨の入力指示がなされると、制御装置3は、連結スイッチ6がONであるか否かを判断する(ステップS1)。
ここで、制御装置3は、連結スイッチ6がONであると判断した場合(ステップS1:YES)、制御装置3は、生地センサ7がOFFであるか否か、すなわち、ミシン本体1の縫い針の上下動経路の下方に生地がセットされたか否かを判断する(ステップS2)。ステップS2において、生地センサ7がOFFであると判断した場合(ステップS2:YES)、制御装置3は、ミシンモータ11を起動させるとともにミシン本体1の駆動を制御し、単独縫いモードで縫製を行う(ステップS3)。単独縫いモードによる縫製中において、制御装置3は、発光部71と受光センサ72との間に生地が無くなって生地センサ7がOFFからONになったか否か、すなわち、縫製中の生地が縫い終わったか否かを判断する(ステップS4)。そして、制御装置3は、生地センサ7がOFFからONになったと判断した場合(ステップS4:YES)、制御装置3は、スタッカ装置5を駆動させ(ステップS5)、縫製が終了した生地を布受け台4に搬送する。これをもって、本処理を終了させる。このように、生地の縫い始めと縫い終わりを生地センサ7による検出信号の切り替え(ON/OFF)で検出することにより、縫製の制御を的確に行うことができる。
ステップS1において、制御装置3は、連結スイッチ6がOFFであると判断した場合(ステップS1:NO)、制御装置3は、サイクル縫いモードで縫製を行うが、この縫製が操作パネル8により自動サイクル縫いモードが選択されているか否かを判断する(ステップS6)。ここで、制御装置3は、自動サイクル縫いモードが選択されていると判断した場合(ステップS6:YES)、制御装置3は、ミシン本体1の縫い針の上下動経路の下方に生地がセットされて生地センサ7がOFFとなったか否かを判断する(ステップS7)。ステップS7において、生地センサ7がOFFであると判断した場合(ステップS7:YES)、制御装置3は、予め設定された複数の縫製条件のうち、最初の縫製条件に基づいてミシン本体1及びミシンモータ11の駆動を制御し、最初の縁かがり縫いを行う(ステップS8)。なお、この自動サイクル縫いモードにおける複数の縫製条件とその縫製順序は、操作パネル8を介して予め設定され制御装置3のROMまたはEEPROMに記憶されている。
最初の縁かがり縫いの縫製中において、制御装置3は、生地センサ7がOFFからONになったか否か、すなわち、最初の縫製条件による縁かがり縫いが終了した否かを判断する(ステップS9)。そして、制御装置3は、生地センサ7がOFFからONになったと判断されるまで最初の縁かがり縫いの縫製を継続し(ステップS9:NO)、生地センサ7がOFFからONになったと判断した場合(ステップS9:YES)、制御装置3は、生地センサ7がOFFであるか否か、すなわち、最初の縁かがり縫いが終了した生地における次の縫製すべき側端部がミシン本体1の縫い針の上下動経路の下方にセットされたか否かを判断する(ステップS10)。ステップS10において、生地センサ7がOFFであると判断した場合(ステップS10:YES)、制御装置3は、予め設定された複数の縫製条件のうち、二番目の縫製条件に基づいてミシン本体1及びミシンモータ11の駆動を制御し、二番目の縁かがり縫いを行う(ステップS11)。
二番目の縁かがり縫いの縫製中において、制御装置3は、生地センサ7がOFFからONになったか否か、すなわち、2番目の縫製条件による縫製が終了したか否かを判断する(ステップS12)。そして、制御装置3は、生地センサ7がOFFからONになったと判断するまで二番目の縁かがり縫いを継続し(ステップS12:NO)、生地センサ7がOFFからONになったと判断した場合(ステップS12:YES)、制御装置3は、スタッカ装置5を駆動させ(ステップS5)、縫製が終了した生地を布受け台4に搬送する。これをもって、本処理を終了させる。
なお、図5のフローチャートにおいては、二つの異なる縫製条件で縁かがり縫いをする場合の例について説明したが、図9に示すように、四つの異なる縫製条件で縁かがり縫いをする場合においては、縫製と生地センサ7による検出処理を繰り返せばよい。その場合には、四番目の縁かがり縫いの縫製中において、制御装置3は、生地センサ7がOFFからONになったか否かを判断し、制御装置3は、生地センサ7がOFFからONになったと判断した場合にスタッカ装置5を駆動させて、縫製が終了した生地を布受け台4に搬送する。
ステップS6において、制御装置3は、自動サイクル縫いモードでない、すなわち、操作パネル8により手動サイクル縫いモードが選択されていると判断した場合(ステップS6:NO)、制御装置3は、手動サイクル縫いモードで縫製を行うにあたり、ミシン本体1の縫い針の上下動経路の下方に生地がセットされて生地センサ7がOFFとなったか否かを判断する(ステップS13)。ステップS13において、生地センサ7がOFFであると判断した場合(ステップS13:YES)、制御装置3は、予め設定された複数の縫製条件のうち、最初の縫製条件に基づいてミシン本体1及びミシンモータ11の駆動を制御し、縫製を行う(ステップS14)。なお、この場合も、手動サイクル縫いモードにおける複数の縫製条件とその縫製順序は、操作パネル8を介して予め設定され制御装置3のROMまたはEEPROMに記憶されている。
ステップS14における縫製中において、制御装置3は、スタッカ装置5を駆動させる時期を決定する操作スイッチ52の入力操作があったか否かを判断する(ステップS15)。ここで、制御装置3は、操作スイッチ52の入力操作があったと判断した場合(ステップS15:YES)、制御装置3は、生地センサ7がOFFからONになったか否か、すなわち、現在縫製中の生地について現在実行中の縫製条件による縫製が終了したか否かを判断する(ステップS16)。そして、制御装置3は、生地センサ7がOFFからONになったと判断しないうちは現在の縫製を継続し(ステップS16:NO)、生地センサ7がOFFからONになったと判断した場合(ステップS16:YES)、制御装置3は、スタッカ装置5を駆動させ(ステップS5)、縫製が終了した生地を布受け台4に搬送する。これをもって、本処理を終了させる。
一方、ステップS15において、制御装置3は、スタッカ装置5を駆動させる操作スイッチ52の入力操作がされていないと判断した場合(ステップS15:NO)、制御装置3は、生地センサ7がOFFからONになったか否か、すなわち、現在縫製中の生地について現在実行中の縫製条件による縫製が終了したか否かを判断する(ステップS17)。そして、制御装置3は、生地センサ7がOFFからONになったと判断した場合(ステップS17:YES)、制御装置3は、ステップS13に戻って予め設定された複数の縫製条件のうち、次の縫製条件に基づく縫製を行うためにミシン本体1の縫い針の上下動経路の下方に生地がセットされて生地センサ7がONからOFFになるのを待つ。一方、制御装置3は、生地センサ7がONになっていないと判断した場合(ステップS17:NO)、制御装置3は、ステップS14に戻って現在の縫製条件による縫製を継続する。
<作用・効果>
上記のサージングマシン1によれば、生地の一つの側縁だけを縫製する場合には、次に縫製する生地を補助テーブル22にスタンバイさせておくことができるよう、連結部材23を用いて補助テーブル22を主テーブル21に連結すればよい。一方、生地の複数の側縁を縫製する場合には、主テーブル21だけで縫製をすればよい。
ここで、連結スイッチ6は、主テーブル21と補助テーブル22が連結されているか否かを検出し、制御装置3は連結スイッチ6の検出の有無に応じて単独縫いモードとサイクル縫いモードとに縫製動作を変更する。すなわち、セットされたテーブル21,22の状態から制御装置3が自動的に縫いモードを切り替えてくれる。
よって、生地の縫製の仕方に応じて効率よく縫製を行うことができるようになる。
また、制御装置3は、連結スイッチ6が両テーブル21,22の連結を検出した場合に、単独縫いモードによる縫製に切り替え、連結スイッチ6が両テーブル21,22の連結を検出しなかった場合に、サイクル縫いモードによる縫製に切り替える。
これにより、いずれの縫製であっても、適した状態のテーブルで縫製することができるので、生地の縫製の仕方に応じて効率よく縫製を行うことができるようになる。
また、制御装置3は、縫製の制御が自動サイクル縫いモードが選択されている場合には、最後の縫製条件による縫製の際に生地センサ7が縫い終わりを検出すると、スタッカ装置5を駆動させる。
これにより、縫製の終了間際になってユーザが手動でスタッカ装置5を駆動させる必要がなく、ユーザへの作業負担を軽減できる。
また、制御装置3は、縫製の制御が手動サイクル縫いモードが選択されている場合には、縫製中に操作スイッチ52が入力操作されると生地センサ7が縫い終わりを検出した後にスタッカ装置5を駆動させる。
これにより、ユーザが縫製すべき生地の側縁の数に合わせて任意にスタッカ装の動作を決定することができ、他品種少量生産のように縫製すべき生地の側縁の数に合わせて頻繁に縫製条件を設定するのは非効率的である場合であっても容易に対応することができる。
<その他>
なお、本発明は上記実施形態に限られるものではない。例えば、上記実施形態においては、単独縫いモードと、自動サイクル縫いモード、手動サイクル縫いモードに分けていたが、少なくとも単独縫いモードとサイクル縫いモードとに処理が切り替えられるものであればよい。また、サイクル縫いモードにおける縫製条件の数も任意である。
また、上記実施の形態におけるサイクル縫いモードにおいて予め設定され複数の縫製条件としては、一つの生地の各側縁に対してそれぞれ異なる縫製条件を設定しても良いし、一つの生地の各側縁に対して同一の縫製条件を設定しても良いことは、勿論である。
サージングマシンの正面図。 サージングマシンの上方からの斜視図。 サージングマシンの下方からの斜視図。 サージングマシンの制御装置まわりの構成を示すブロック図。 サージングマシンの制御装置による縫製制御を示すフローチャート。 従来のサージングマシンを示す斜視図。 図6のサージングマシンにより縫製される生地の縫い目を示す図。 従来のサージングマシンを示す斜視図。 図8のサージングマシンにより縫製される生地の縫い目を示す図。
符号の説明
1 ミシン本体
2 テーブル
3 制御装置(制御手段)
5 スタッカ装置
6 連結スイッチ(検出手段)
7 生地センサ
8 操作パネル(選択手段)
10 サージングマシン
21 主テーブル
22 補助テーブル
23 連結部材
52 操作スイッチ
71 発光部
72 受光センサ

Claims (3)

  1. 縫製を行うミシン本体と、被縫製物が載置されるテーブルと、前記ミシン本体の駆動を制御する制御手段と、を備えるサージングマシンにおいて、
    前記テーブルは、前記ミシン本体が設けられる主テーブルと、当該主テーブルに連結自在の補助テーブルと、前記主テーブルと前記補助テーブルを連結する連結部材と、を備え、
    前記主テーブル又は前記補助テーブルには、両テーブルが連結されているか否かを検出する検出手段が設けられ、
    前記制御手段は、前記検出手段の検出の有無によって単独縫いモードとサイクル縫いモードとに縫製動作を変更することを特徴とするサージングマシン。
  2. 前記制御手段は、一つの縫製条件で縫製する単独縫いモードと、予め設定された複数の縫製条件のそれぞれに基づいて順に縫製するサイクル縫いモードとによる縫製の制御が可能であり、
    前記制御手段は、前記検出手段が両テーブルの連結を検出した場合に、前記単独縫いモードによる縫製に切り替え、
    前記検出手段が両テーブルの連結を検出しなかった場合に、前記サイクル縫いモードによる縫製に切り替えることを特徴とする請求項1に記載のサージングマシン。
  3. 被縫製物の縫い終わりを検出する生地センサと、
    縫い終わった被縫製物を前記テーブルから搬送するスタッカ装置と、
    入力操作により前記スタッカ装置の駆動時期を決定する操作スイッチと、
    前記サイクル縫いモードにより縫製を行う際において、前記スタッカ装置の駆動を自動で行う自動サイクル縫いモードと、前記操作スイッチの入力操作により決定された駆動時期に基づいて前記スタッカ装置の駆動を行う手動サイクル縫いモードのいずれのモードで縫製を行うかを選択する選択手段と、を備え、
    前記制御手段は、
    前記選択手段により自動サイクル縫いモードが選択された場合には、最後の縫製条件による縫製の際に前記生地センサが被縫製物の縫い終わりを検出すると、前記スタッカ装置を駆動させ、
    前記選択手段により手動サイクル縫いモードが選択された場合には、縫製中に前記操作スイッチが入力操作された後に前記生地センサが被縫製物の縫い終わりを検出すると、前記スタッカ装置を駆動させることを特徴とする請求項2に記載のサージングマシン。
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