JP2018130318A - ミシン - Google Patents
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Abstract
Description
一定の送り方向に被縫製物を送る複数の送りベルトとその送り動作の駆動源となる送りモーターとを備えた上ベルト機構を備え、
前記上ベルト機構の複数の送りベルトは、前記テープ状被縫製物に接する中央ベルトと、当該中央ベルトの両隣で前記シート状被縫製物に接する側方ベルトとを有し、
前記送りモーターは、前記中央ベルトの搬送を行う第一の送りモーターと前記側方ベルトの搬送を行う第二の送りモーターとを個別に有することを特徴とする。
前記中央ベルトは、前記テープ状被縫製物に接する位置と針落ち位置とが前記送り方向に沿って並ぶように配置され、且つ、前記針落ち位置に対して前記送り方向下流側で前記テープ状被縫製物に接するように配置されていることを特徴とする。
前記送りモーターの送り速度を制御する制御装置を備え、
前記制御装置は、前記第一の送りモーターの送り速度と前記第二の送りモーターの送り速度とを個別に設定入力する設定部を備えることを特徴とする。
前記テープ状被縫製物の供給装置を備え、
当該供給装置は、前記中央ベルトの送り方向に直交する方向について、当該中央ベルトに一致する配置で前記テープ状被縫製物の供給を行うように配置されていることを特徴とする。
前記テープ状被縫製物の供給装置を備え、
当該供給装置は、前記中央ベルトの送り方向に直交する方向について、当該中央ベルトに一致する配置で前記テープ状被縫製物の供給を行うように配置されおり、
前記テープ状被縫製物の供給装置は、一定の送り方向に前記テープ状被縫製物を送るローラーと、その送り動作の駆動源となるテープ送りモーターとを備え、
前記制御装置は、前記テープ送りモーターの送り速度を制御し、前記テープ送りモーターの送り速度と前記第一の送りモーターおよび前記第二の送りモーターの送り速度とを個別に設定入力する設定部を備えることを特徴とする。
さらに、中央ベルトと両側の側方ベルトとを第一の送りモーターと第二の送りモーターとで個別に搬送するので、テープ状被縫製物とシート状被縫製物の送り速度の差を調整することが可能となり、これらの速度差の影響を低減し或いは制御することができ、テープ状被縫製物の縫着縫製による縫い品質の向上を図ることが可能となる。
本発明の実施形態であるミシン10について図1〜図11に基づいて説明する。
図1はミシン10の斜視図、図2はミシン10の針落ち位置周辺の斜視図である。
なお、以下の説明において、水平な一方向をX軸方向、水平且つX軸方向に直交する方向をY軸方向、鉛直上下方向をZ軸方向と定義する。また、図1に示すように、X軸方向の一方を「前」、他方を「後」とし、Y軸方向の一方の「左」、他方を「右」として以下の説明を行う。
ミシン10は、一本のテープ状被縫製物につき二本針による二重環縫いを行う二重環縫いミシンであり、シート状被縫製物である生地Cに対してテープ状被縫製物であるテープTの縫着を行う。なお、生地C及びテープTを総称して被縫製物という場合がある。
なお、本実施形態では、三本のテープTの縫着を行うミシンを例示しているが、テープTの本数は三本に限らず、単数又は三本以外の複数本の縫着を対象とするものでも良い。
ミシンフレーム20は、ミシン10の下部においてY軸方向に沿って延在するミシンベッド部21と、ミシンベッド部21の一端部から立設された立胴部22と、立胴部22の上端部からミシンベッド部21と同方向に延出されたミシンアーム部23とを備えている。
ミシンベッド部21の立胴部22とは逆側の端部上面には針板12が設けられ、当該針板12に形成された針穴に六本の縫い針11による針落ちが行われる。
針上下動機構は、ミシンアーム部23の先端部においてZ軸方向に沿って上下動可能に支持された針棒15(図3参照)と、当該針棒15の下端部に保持された六本の縫い針11と、ミシンモーター16から針棒15に上下動動作を付与するクランク機構とを備えている。
針棒15はその下端部において、六本の縫い針11をY軸方向に沿って並んだ状態で保持している。
ミシン10は、X軸方向前方に向かって被縫製物を搬送し、テープTの幅方向(短手方向)の両端部にテープTの長手方向(X軸方向)に沿って二本の縫い目を形成し、生地Cに縫着を行う。
なお、テープTは三本供給され、一本のテープTにつき二本の縫い針11により二本の上糸及び二本のルーパー糸を用いて縫製が行われる。
ミシン10は、上糸とルーパー糸とによる縫製を行い、糸調子機構13は、これら各糸に糸張力を付与する複数の糸調子器から構成されている。
ルーパー機構は、ミシンベッド部21の内部に配置され、Y軸方向に沿って往復の進退動作を行う六つのルーパーと、ミシンモーター16からルーパーに進退動作を付与する伝達機構とを備えている。
各ルーパーは、Y軸方向左側に向かって延出された尖鋭の部材であり、その先端部には、ルーパー糸を挿通する糸通し穴が形成され、針板12の下側に配置されている。そして、左方に向かって前進したときに、各ルーパーは下降した六本の縫い針11に通された上糸のループに個別に突入し、ルーパー糸を上糸のループに挿通することを可能としている。
また、各ルーパーが右方に後退する際に形成されるルーパー糸のループに下降してきた各縫い針11が個別に突入し、上糸が挿通される。これらを交互に繰り返すことにより、X軸方向に沿った二重環縫いの縫い目が形成されるようになっている。
下送り機構は、針板12の開口部から歯先を出没させる送り歯と、送り歯をX−Z平面に沿った長円軌跡で周回させる周回機構とを備えている。
周回機構は、ミシンモーター16を駆動源として往復回動を行う水平送り軸と上下送り軸とを備え、送り歯を支持する送り台に上下の往復動作とX軸方向に平行な往復動作を付与して両動作の組み合わせにより送り歯にX−Z平面に沿った長円の周回動作を付与している。
送り歯は、長円軌跡の上部を通過する際に針板の開口部から歯先が上方に突出し、その際、送り歯は前方に向かって移動を行う。これにより、針板上の被縫製物に対して下側から歯先が接して、間欠的に一定の送りピッチで被縫製物を前方に送ることができる。
また、送り歯は、テープ供給装置70によりY軸方向に沿って並んで供給される三本のテープTの全範囲に対応して送りを行うことができるように、Y軸方向について通常の三倍の幅を有している。
図3は布押さえ機構30及び上ベルト機構50の側面図、図4は布押さえ機構30及び上ベルト機構50の下端部の斜視図、図5は布押さえ31の斜視図である。
図2〜図5に示すように、布押さえ機構30と上ベルト機構50は、三本のテープTに対応して三基ずつミシン10に搭載されている。また、図3では、一基の布押さえ機構30と一基の上ベルト機構50を図示している。
そして、各バルブ331,332は、それぞれエアーの供給と停止とを切り替える手動の押しボタン333,334を有しており、これらの押しボタン333,334の切り替え操作により、布押さえ31の押さえ圧の強弱を切り替えることができるようになっている。
なお、バルブ331,332は、三基の押さえ機構30において共用されており、一つの押しボタン333又は334を操作することにより、三基の押さえ機構30について押さえ圧の強弱の切り替えが同時に行われる。
この構成により、押さえ上げレバーを手動で図3の紙面に垂直な軸回りに入力軸342を反時計方向に回動させると、入力軸342を介して回動アーム343の回動端部が上方に回動し、リンク部材344を介して押さえ棒32及び布押さえ31を引き上げることができる。
なお、手動の押さえ上げレバー及び入力軸342も、三基の押さえ機構30において共用されており、一つの押さえ上げレバーを操作することにより、三つの布押さえ31を同時に引き上げることができる。
立設部312の上端部には、押さえ棒32の下端部を挿入可能な連結穴が設けられており、頭無しネジにより押さえ棒32を保持することができる。
このため、押さえ板311の左後端部と左前端上部には、左ベルト512を搬送するための第一左ローラー351と第二左ローラー352とが回転可能に配置されている。
また、押さえ板311の右後端部と右前端上部には、右ベルト513を搬送するための第一右ローラー353と第二右ローラー354とが回転可能に配置されている。
なお、第二左ローラー352、第二右ローラー354及び第三中央ローラー357は、押さえ板311ではなく、立設部312によって支持されている。
そして、左ベルト512及び右ベルト513は、押さえ板311の押さえ圧で生地Cの上面に接触しつつ、生地Cを前方に送り出すことができるようになっている。
また、中央ベルト511は、押さえ板311の押さえ圧でテープTの上面に接触しつつ、テープTを前方に送り出すことができるようになっている。
これに対して、第一左ローラー351及び第一右ローラー353は、針挿通部313,314の左側と右側とにそれぞれ配置され、針挿通部313,314よりも後方(送り方向上流側)に配置されている。
これにより、中央ベルト511は、針落ち位置よりも送り方向下流側でテープTに接して送りを行い、左ベルト512と右ベルト513は、針落ち位置よりも送り方向上流側で生地Cに接して送りを行う。
また、中央ベルト511の幅はテープTの幅と同一か若干広く又は若干狭く設定されており、中央ベルト511が生地Cに接触しないようになっている。
なお、中央ベルト511の押さえ板311の底面通過の高さは、第一中央ローラー355及び第二中央ローラー356の設置高さによって調節されており、左ベルト512と右ベルト513の押さえ板311の底面通過の高さは、押さえ板311の底面側に形成されたそれぞれのベルトをガイドする溝311a,311bの深さによって調節されている。
さらに、押さえ板311の左側面には、段ネジ315によって弾性部材としてのねじりコイルバネ316が装備されており、当該ねじりコイルバネ316の一端部は立設部312側に係止され、他端部は押さえ板311の後端部上面に圧接している。これにより、押さえ板311は、その後端部に下方側への弾性力が付与された状態となっている。
なお、上記図7では、各ベルト511〜513及び各ローラー351〜357の図示を省略している。
しかしながら、押さえ板311は、前述したように立設部312に対して揺動可能であることから、被縫製物に段部があり、当該段部が後方から前方に向かって送られてくると、ねじりコイルバネ316に抗して押さえ板311の後端部が上方に揺動して段部を容易に乗り越え、段部がある被縫製物に対しても円滑且つ良好な送りを行うことができるようになっている。
上ベルト機構50は、複数の送りベルトとしての無端環状の中央ベルト511,左ベルト512,右ベルト513と、中央ベルト511のベルト送りの駆動源となる第一の送りモーター52と、左ベルト512及び右ベルト513のベルト送りの駆動源となる第二の送りモーター55と、第一又は第二の送りモーター52,55から布押さえ31まで各ベルト511〜513をガイドするガイド機構53とを備えている。
そして、第一の送りモーター52は、出力軸を左方に向けた状態で、モーターブラケット521を介してミシンアーム部23の先端部の前面側に固定装備されている。
また、第二の送りモーター55は、出力軸を左方に向けた状態で、モーターブラケット521を介してミシンアーム部23の先端部の前面側において、第一の送りモーター52の上方に固定装備されている。
また、第二の送りモーター55の出力軸には左ベルト512,右ベルト513の一端部が巻回されるモータープーリ552が装備されている。
なお、第一の送りモーター52のモータープーリ522は、左ベルト512,右ベルト513の通過線上に配置されているが、当該モータープーリ522が左ベルト512,右ベルト513に接触、干渉しないように、これらを回避するための溝523がその外周に形成されている。
従って、モータープーリ522,552は、いずれもY軸方向に長い円柱状であって、一方のモータープーリ522には、三本の中央ベルト511が掛け渡されており、他方のモータープーリ552には、三本の左ベルト512と三本の右ベルト513とが掛け渡されている。
第二のリンク部材532の他端部は、布押さえ31のすぐ上側で押さえ棒32の下端部に抱き締めされた締結部材535に対してY軸回りに回動可能に連結されている。
それぞれのガイドローラー534は、所定のベルト経路を形成するために経路の角部等に配置されたものに加えて、各ベルト511〜513に弛みが生じないように圧接状態で配置されたテンションローラーとして機能するものも含まれている。
これにより、中央ベルト511は、第一の送りモーター52が駆動すると、そのトルクによって、布押さえ31の底面側において前方に向かって搬送される。
また、左ベルト512及び右ベルト513は、第二の送りモーター55が駆動すると、そのトルクによって、布押さえ31の底面側において前方に向かって搬送される。
但し、生地CとテープTとで送り速度に差が生じるような場合には、第一の送りモーター52と第二の送りモーター55の回転数を個別に増減させて調整が行われる。
図8はテープ供給装置70の斜視図、図9は側面図である。テープ供給装置70は、三本のテープTをY軸方向に並列した状態で三つの布押さえ31に対して、その後側(送り方向上流側)から供給するように配置されている。
従動スプロケット73及びテープ送りローラー75の回転軸もY軸方向に平行であり、これらは、三つの布押さえ31の後端部近傍であって、その後上方となる位置において回転可能に配置されている。
三つの折り込みガイド76は、各リールRの下方に配置されており、垂下されたテープTを送りガイド77に案内するために、前斜め下に向かって傾斜して配置されている。
従って、折り込みガイド76の他端部から一端部に向かってテープTが進行すると、一端部側の曲成部に倣ってテープTの両側縁部が内側に徐々に折り畳まれ、折り込みガイド76の他端部から一端部を通過すると、テープTの両側縁部がその長手方向に平行に一定の幅で折り畳まれた状態となる。
これらにより、リールRから垂下状態で供給されたテープTを折り込みガイド76の他端部側からその下面に沿わせてガイドし、一端部から折り畳んだ状態のテープTをテープ送りローラー75及び送りガイド77に供給することができる。
なお、テープTの両側縁部が内側に折り畳まれた部分は、二本の縫い針が個別に運針を行う縫い代となる。
この送りガイド77は、各折り畳みガイド76よりも緩やかに傾斜しており、その上面前端部は、送りローラー75の外周面下部に対して摺接或いはテープTを挟み込むことができる程度に近接している。
従って、この送りガイド77は、案内溝によって各折り込みガイド76を通過した各テープTを各布押さえ31に向かって案内すると共に、送りローラー75との間で挟み込むように各布押さえ31に向かって送り出すことができる。
このメス機構は、折り込みガイド76と送りローラー75との間で各テープTを切断するメスと、メスに切断動作を付与する切断用エアシリンダー732(図11参照)とを備えている。
そして、制御装置90は、テープ搬送モーター71の回転数を制御して、所定の目標長さ分だけ駆動を行うと、切断用エアシリンダー732を作動させて、テープTを目標とする長さで布押さえ31側に供給することができる。
なお、テープ搬送モーター71には、エンコーダー等の回転数検出手段を設けてもよい。
図11に示すように、ミシン10の制御装置90には、ミシンモーター16、上ベルト機構50の第一の送りモーター52、第二の送りモーター55、テープ供給装置70のテープ搬送モーター71が、ぞれぞれの駆動回路16a,52a,55a,71aを介して接続されている。
また、制御装置90には、布押さえ機構30の押さえ用エアシリンダー33を作動させる電磁弁33a、メス機構73の切断用エアシリンダー732を作動させる電磁弁732aが、ぞれぞれの駆動回路33b,732bを介して接続されている。
なお、前述したように、三基の押さえ用エアシリンダー33を作動させる電磁弁33aとその駆動回路33bは、一つのみであり、共用で三つのエアシリンダーを同時に作動させる。
操作パネル93は、縫製に関する各種の設定を入力するボタンやキー等の入力部と、設定作業を補助する表示を行う表示部とを備えている。
この操作パネル93からは、例えば、ミシンモーター16の回転数、上ベルト機構50による被縫製物の送り速度、縫製の開始操作等が入力される。
また、同様に、操作パネル93は、テープ搬送モーター71の送り速度について個別に設定することができる。これにより、第一の送りモーター52及び第二の送りモーター55の送り速度に対して、テープ搬送モーター71の送り速度を適正に設定することで、
テープ供給装置70と布押さえ31との間で、テープTが弛んだりすることなく、良好に供給することができる。
上記各種の数値設定の際には、例えば、増減キーを用いて、表示部で表示される設定値の増減を入力し、決定キーにより設定値を決定する。
この調節ダイヤル94は、上ベルト機構50の送り速度の調節を専用に入力する入力手段であり、正回転で生地Cの送り速度に対するテープTの送り速度の増加を入力し、逆回転で生地Cの送り速度に対するテープTの送り速度の低減を入力する。
また、調節ダイヤル94から入力される送り速度の設定値の増加又は低減は、回転操作時にリアルタイムで第一と第二の送りモーター52,55の速度制御に反映するようにしても良いし、調節ダイヤル94で回転操作して設定値を入力後に決定キー等で決定の入力操作をしてから第一と第二の送りモーター52,55の速度制御に反映するようにしても良い。また、決定キー等で決定の入力操作を行う場合には、操作パネル93の決定キーを利用しても良いし、調節ダイヤル94のダイヤルを押し込み操作、クリック操作可能とし、これら押し込み又はクリック操作で決定可能としても良い。
上記ミシン10は、上ベルト機構50が、テープTに接する中央ベルト511と、当該中央ベルト511の両隣で生地Cに接する側方ベルトとしての左ベルト512及び右ベルト513と、中央ベルト511の搬送を行う第一の送りモーター52と側方ベルトの搬送を行う第二の送りモーター55とを個別に有している。
このため、第一及び第二の送りモーター52,55の速度をミシンモーター16とは別に制御することで、被縫製物の上側部分と下側部分とで送り量の差を低減することが可能となる。
さらに、中央ベルト511と左ベルト512及び右ベルト513とを第一の送りモーター52と第二の送りモーター55とで個別に搬送するので、テープTと生地Cの送り速度の差を調整することが可能となり、これらの速度差の影響を低減し或いは制御することができ、テープTの縫着縫製による縫い品質の向上を図ることが可能となる。
このため、縫い針11がテープTに刺さっている状態では抵抗が生じて左右の生地Cよりも送りに遅れが生じ易くなるが、中央ベルト511が針落ち位置の送り方向下流側で接するように配置することで、テープTを引っ張るようにして送ることができるので、中央部の遅れを低減して、全体的に良好に縫着縫製を行うことが可能となる。
なお、上記ミシン10では、三本のテープTに対応して、布押さえ機構30、上ベルト機構50及びテープ供給装置70を三基設けている場合を例示したが、これらは縫着するテープTの本数に合わせて増減可能である。
11 縫い針
12 針板
15 針棒
16 ミシンモーター
20 ミシンフレーム
30 布押さえ機構
50 上ベルト機構
52 第一の送りモーター
53 ガイド機構
55 第二の送りモーター
70 テープ供給装置
90 制御装置
93 操作パネル(設定部)
94 調節ダイヤル(設定部)
313,314 針挿通部
511 中央ベルト
512 左ベルト(側方ベルト)
513 右ベルト(側方ベルト)
C 生地(シート状被縫製物)
T テープ(テープ状被縫製物)
Claims (5)
- シート状被縫製物にテープ状被縫製物の縫着を行うミシンにおいて、
一定の送り方向に被縫製物を送る複数の送りベルトとその送り動作の駆動源となる送りモーターとを備えた上ベルト機構を備え、
前記上ベルト機構の複数の送りベルトは、前記テープ状被縫製物に接する中央ベルトと、当該中央ベルトの両隣で前記シート状被縫製物に接する側方ベルトとを有し、
前記送りモーターは、前記中央ベルトの搬送を行う第一の送りモーターと前記側方ベルトの搬送を行う第二の送りモーターとを個別に有することを特徴とするミシン。 - 前記中央ベルトは、前記テープ状被縫製物に接する位置と針落ち位置とが前記送り方向に沿って並ぶように配置され、且つ、前記針落ち位置に対して前記送り方向下流側で前記テープ状被縫製物に接するように配置されていることを特徴とする請求項1記載のミシン。
- 前記送りモーターの送り速度を制御する制御装置を備え、
前記制御装置は、前記第一の送りモーターの送り速度と前記第二の送りモーターの送り速度とを個別に設定入力する設定部を備えることを特徴とする請求項1又は2記載のミシン。 - 前記テープ状被縫製物の供給装置を備え、
当該供給装置は、前記中央ベルトの送り方向に直交する方向について、当該中央ベルトに一致する配置で前記テープ状被縫製物の供給を行うように配置されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のミシン。 - 前記テープ状被縫製物の供給装置を備え、
当該供給装置は、前記中央ベルトの送り方向に直交する方向について、当該中央ベルトに一致する配置で前記テープ状被縫製物の供給を行うように配置されおり、
前記テープ状被縫製物の供給装置は、一定の送り方向に前記テープ状被縫製物を送るローラーと、その送り動作の駆動源となるテープ送りモーターとを備え、
前記制御装置は、前記テープ送りモーターの送り速度を制御し、前記テープ送りモーターの送り速度と前記第一の送りモーターおよび前記第二の送りモーターの送り速度とを個別に設定入力する設定部を備えることを特徴とする請求項3に記載のミシン。
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