JPH07171280A - 生地片をスライドファスナーチェーンに縫着する装置 - Google Patents

生地片をスライドファスナーチェーンに縫着する装置

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JPH07171280A
JPH07171280A JP6324023A JP32402394A JPH07171280A JP H07171280 A JPH07171280 A JP H07171280A JP 6324023 A JP6324023 A JP 6324023A JP 32402394 A JP32402394 A JP 32402394A JP H07171280 A JPH07171280 A JP H07171280A
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JP
Japan
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pair
endless belt
sewing
pieces
slide fastener
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JP6324023A
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English (en)
Inventor
Deyudetsuku Chietsuto
デュデック チェット
Kiichiro Ishikawa
紀一郎 石川
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YKK Corp
Original Assignee
YKK Corp
Yoshida Kogyo KK
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Publication date
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D05SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
    • D05BSEWING
    • D05B35/00Work-feeding or -handling elements not otherwise provided for
    • D05B35/06Work-feeding or -handling elements not otherwise provided for for attaching bands, ribbons, strips, or tapes or for binding
    • D05B35/064Work-feeding or -handling elements not otherwise provided for for attaching bands, ribbons, strips, or tapes or for binding for attaching slide fasteners
    • DTEXTILES; PAPER
    • D05SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
    • D05DINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES D05B AND D05C, RELATING TO SEWING, EMBROIDERING AND TUFTING
    • D05D2305/00Operations on the work before or after sewing
    • D05D2305/02Folding
    • D05D2305/04Folding longitudinally to the sewing direction

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Sewing Machines And Sewing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 並列した一対の生地片夫々の対向する長手縁
部を内側に折り曲げ、この様に折り曲げた長手縁部をス
ライドファスナーチェーンのファスナーテープの外側長
手縁部に沿って縫着する装置を提供する。 【構成】 生地片をスライドファスナーチェーンに縫着
する縫着ステーションの上流に、スライドファスナーチ
ェーンを縫着するステーションへ案内するための案内手
段と、案内手段の上方に配され、生地片を載置し、縫着
ステーションの方へ搬送し得るようにした載置板と、一
対の生地片の対向する長手縁部を漸次内側に折り曲げる
ために載置板の中心部に沿って長手方向に平行に配され
た一対の折り曲げ手段と、一対の折り曲げ手段夫々の対
向する側とは反対側寄りの載置板面上において、折り曲
げ手段に平行する適宜長さに亘って生地片に圧接し、こ
れを縫着ステーションの方へ搬送することが出来るよう
に配置した一対の無端ベルトを有する駆動無端ベルトユ
ニットとを設けてなる装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば衣服、バッグ、
カバン等を構成する一対の生地片を並列し、この様に並
列した一対の生地片の対向する長手縁部、特にこれらの
長手縁部の平行する適宜幅部分を一対の生地片の対向す
る側とは反対側の内側に折り曲げ、このように折り曲げ
て二層に重積した長手縁部夫々を、噛合ファスナーエレ
メント列を備えたスライドファスナーチェーンの一対の
ファスナーテープ夫々の長手外側縁部に沿って縫着する
ようにした生地片をスライドファスナーチェーンに縫着
する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】物品を構成する一対の生地片、例えば衣
服の左側と右側の部分又はバッグの前側と後側などの対
向する長手縁部を縫着されているスライドファスナーを
生産する際には、一対の生地片の対向する長手縁部が内
側に折曲げられ、そしてこの様に折り曲げて二層に重積
した長手縁部を連続スライドファスナーチェーンの一対
のファスナーテープの外側長手縁部に縫着することから
なっている。上記の様な縫着作業を行うために使用され
る公知の装置の幾つかの例として、米国特許21312
50,2977904,3286669,467442
2,49996933及び5070799等に開示され
ている。此処に開示されている全ての装置に共通するこ
とであるが、物品を構成する並列した一対の生地片と噛
合ファスナーエレメント列を有するスライドファスナー
チェーンが一対の縫着針を備えた縫着ミシンへ同時に供
給される。ミシンは一対の生地片の対向する長手縁部を
スライドファスナーチェーンの一対のファスナーテープ
の外側長手縁部に縫着することによって生地片をスライ
ドファスナーチェーンに取り付けるように機能する。当
該ミシンの上流には折り曲げ手段が配されている。当該
折り曲げ手段は、生地片がミシンの方向に前進するにつ
れて、一対の生地片の対向する長手縁部を漸次内側に折
り曲げるために生地片の供給の軌道に沿って長手方向に
延びている。折り曲げ手段がこの様に設けられているの
で、一対の生地片の対向する長手縁部はミシンに対して
内側に折り曲げられた状態で供給される。この様に折り
曲げられた長手縁部は、次にミシンによってファスナー
テープの外側長手縁部に縫着される。折り曲げ手段は、
一般に、生地片の供給の軌道の上流側から下流側に延び
ている一対の螺旋状案内溝を有する。当該折り曲げ手段
の上流側端部において、生地片の長手縁部の先導の適宜
幅部分を案内溝にセットし、そしてこの状態のもとで、
生地片をミシンの方へ移送すれば、案内溝にセットして
あった長手縁部は下方に折り曲げられ、次に漸次内側に
折り曲げられ、そして最後に生地片の長手縁部の長手方
向に連続して完全に折り曲げられて二層に重積した長手
縁部が形成される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】米国特許467442
2に開示された装置を除いて全ての公知の装置は一対の
生地片の対向する長手縁部を折り曲げ手段の方へ案内す
る手段を有していない。この場合の折り曲げ作業は、生
地片が前進する際に生ずる引っ張り力によるものとなっ
ている。従って、生地片の材料の硬軟如何によって影響
を受けるものとなっている。例えば、生地片が比較的堅
く柔軟性が無いものであれば、一対の生地片の対向する
長手縁部を折り曲げ手段の案内溝への引き入れが不十分
になりやすいのである。反対に、生地片が比較的柔らか
く、柔軟性に富むものであれば、一対の生地片の対向す
る長手縁部は折り曲げ手段の案内溝に過度に引き入れら
れてしまいやすいのである。いずれの場合においても、
折り曲げ手段によって正確に折り曲げられた長手縁部が
得られない。長手縁部の折り曲げが不正確であると、生
地片のスライドファスナーチェーンに対する縫着が不正
確になる。
【0004】一方、米国特許4674422に開示され
た装置は一対の生地片の対向する長手縁部を折り曲げ手
段の方へ誘導するための駆動手段を有している。しか
し、当該駆動手段は対向する長手縁部の先導部分のみに
働くに過ぎない。従って、先導部分以外の生地片の長手
縁部の折り曲げ手段への駆動手段による誘導作用は存在
していないものとなっている。又、当該装置は折り曲げ
手段の近くに生地片に圧接し、一対の生地片の対向する
長手縁部を折り曲げ手段の方へ方向付けるような誘導手
段を設けてあるが、しかし、当該誘導手段は生地片の前
進運動に呼応してのみ機能するので、誘導手段の誘導機
能は生地片の材料の硬軟如何によって大きく影響を受け
るものとなっている。従って、生地片の材料の硬軟如何
によって、上に記載した先行技術と同じように不正確に
折り曲げられた長手縁部を有する生地片が生産されてし
まう可能性が大きいものとなっている。加えて、当該装
置自体の構造が複雑で、その操作が難しいものとなって
いる。
【0005】以上の困難性に鑑みて、本発明の目的は生
地片の材料の硬軟如何に拘らず、一対の生地片夫々の対
向する長手縁部を正確に折り曲げ、そして正確に折り曲
げられて二層に重積した長手縁部を連続スライドファス
ナーチェーンの一対のファスナーテープの外側長手縁部
に沿って縫着することができる装置を提供することであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、並列し
た一対の生地片の対向する長手縁部を、噛合ファスナー
エレメント列を有する連続スライドファスナーチェーン
の一対のファスナーテープの外側長手縁部に縫着するよ
うにした生地片をスライドファスナーチェーンに縫着す
る装置であって、当該装置は長手方向に延びる縫目列を
形成するための一対の横方向に離隔した縫着針を有する
縫着ステーションと、スライドファスナーチェーンを当
該縫着ステーションの方へ案内するために当該縫着ステ
ーションの上流に配されている案内手段と、一対の生地
片を並列しながら縫着ステーションの方へ搬送するため
に前記案内手段の上方に配された搬送手段とからなり、
当該搬送手段は一対の生地片を並列して載置し、これら
一対の生地片を縫着ステーションの方へ搬送し得るよう
にした載置板と、生地片が縫着ステーションの方へ前進
するにつれて、一対の生地片の対向する長手縁部を漸次
内側に折り曲げるために載置板の中心部に沿って長手方
向に配され、縫着ステーションの方へ延びている一対の
平行に配された折り曲げ手段と、当該一対の折り曲げ手
段夫々の対向する側とは反対側寄りの載置板面上におい
て、前記折り曲げ手段に平行する適宜長さに亘って生地
片に圧接しながら、一対の生地片を前記縫着ステーショ
ンの方へ搬送することが出来るように配置した一対の無
端ベルトを有する駆動無端ベルトユニットとからなるこ
とを特徴とする生地片をスライドファスナーチェーンに
縫着する装置が提供される。
【0007】
【作用】本発明の生地片をスライドファスナーチェーン
に縫着する装置によると、先ず、スライドファスナーチ
ェーンを縫着ステーションへ案内するように案内手段に
セットし、次に、一対の生地片を載置板面上に並列して
載置するが、この際、一対の生地片夫々を載置板と駆動
無端ベルトユニットの一対の無端ベルト夫々との間にセ
ットするとともに一対の生地片夫々の対向する長手端部
の先導する所定幅部分夫々を一対の平行に配された折り
曲げ手段夫々に下方向に折り曲げて収容する。この状態
のもとで駆動無端ベルトユニットを駆動すれば、一対の
生地片夫々は平行した状態でミシンの縫着ステーション
の方へ積極的に搬送され、この間に、一対の平行に配さ
れた折り曲げ手段において、一対の生地片夫々の対向す
る長手縁部の所定幅部分夫々は長手方向に沿って漸次内
側に折り曲げられて、二層に重積した長手縁部に形成さ
れる。この様にして、一対の生地片夫々の折り曲げられ
た長手縁部は縫着ステーションにおいて、スライドファ
スナーチェーンのファスナーテープの外側縁部に縫着列
によって縫着される。
【0008】
【実施例】本発明は物品の並列した一対の生地片10
1,101をスライドファスナーチェーンFCに縫着す
るための装置Aに具現化したときに特に役に立つものと
なっている。
【0009】当該装置Aの説明に入る前に、当該装置A
によって生産される物品の一例を先ず説明することにす
る。
【0010】図12に示されているように、衣料品の左
右の身頃片、バック類の前後胴片等の一対の生地片10
1,101は開口部を形成する一対の対向する長手縁部
102,102を有する。当該開口部は生地片101,
101の対向する長手縁部102,102に縫着された
スライドファスナー104のコイル状噛合ファスナーエ
レメント列103によって開閉されるようになってい
る。物品の外観を良くするために、そして長手縁部10
2,102における生地片101,101のほつれを防
ぐために、対向する長手縁部102,102の所定幅部
分105,105が生地片101,101の下側方向の
内側に折り曲げられている。この様にして折り曲げられ
た長手縁部102,102夫々はファスナーテープの外
側長手縁部に縫着される。ファスナーエレメント列10
3は生地片101の折り曲げられた長手縁部102,1
02によって隠される。
【0011】一対の生地片101,101の材料は織物
生地、編物生地、不織布、レザー、プラスチックシート
等である。
【0012】図1に示されているように、装置Aは作業
テーブル1に取り付けられた一対の縫着針6,6を備え
たミシン2からなる縫着ステーション3と、当該縫着ス
テーション3の方ヘ連続スライドファスナーチェーンF
Cを案内するために当該縫着ステーション3の上流に配
された案内手段4(図6に良く示されている)と、当該
縫着ステーション3の方へ並列した一対の生地片10
1,101を平行にしながら搬送するために案内手段4
の上に配された搬送手段5とからなっている。
【0013】縫着ステーション3は一対の生地片10
1,101の対向する長手縁部102,102夫々をス
ライドファスナーチェーンFCの一対のファスナーテー
プ106,106の外側長手縁部夫々に沿って縫着する
ように構成されている。この目的のために縫着ステーシ
ョン3のミシン2は一対の横方向に離隔した縫着針6,
6と、スライドファスナーチェーンFCを供給するため
に対応する縫着針6,6,と協同する一対の横方向に離
隔したミシン押え7,7及フィードドッグ(図示せず)
とを有する。ミシン2は電動モーター(図示せず)によ
って駆動されており、当該電動モーターはフットスイッ
チ(図示せず)を入れたり切ったりすることによって始
動したり停止したりすることが出来る。当該ミシンの構
造はそれ自体周知であるので、更に詳しくは説明しない
ことにする。
【0014】案内手段4はスライドファスナチェーンF
Cを縫着ステーション3の方へ案内するために縫着ステ
ーション3の上流に配されている。当該案内手段4は図
6に示されているように、作業テーブル1にネジで固定
された平坦な矩形のプレート4aからなっている。案内
プレート4aは縫着ステーション3の近くの下流端部か
ら案内プレート4aの中心部に延びている長尺の案内ス
ロット8を有している。当該案内スロット8はスライド
ファスナーチェーンFCがボビンから縫着ステーション
3へ供給される際に、当該スライドファスナーチェーン
FCを案内するためのものである。安定した案内効果を
提供するために、案内スロット8はスライドファスナー
チェーンFCの幅よりも多少幅広である。スライドファ
スナーチェーンFCはミシン押え7,7及びフィードド
ッグの協同作業によって供給される。従って、スライド
ファスナーチェーンFCを供給するために案内手段4側
にはいかなる手段も不要なのである。案内プレート4a
の中心に位置する案内スロット8の上流端部は符号8a
で示すごとく拡大している。これはスライドファスナー
チェーンFCを縫着ステーション3に対してセットする
ことを容易にするためである。
【0015】搬送手段5は並列する一対の生地片10
1,101を縫着ステーション3の方へ搬送するために
案内手段4の上方に配されている。搬送手段5は、生地
片101,101が前進する間、当該一対の生地片10
1,101の対向する長手縁部102,102夫々の所
定の幅部分105,105を長手方向に沿って漸次対向
する側とは反対側に内側に折り曲げて2層に重積するこ
とが出来るように構成されている。この目的のために、
搬送手段5は一対の生地片101,101を並列して載
置し、これら一対の生地片101,101を縫着ステー
ション3の方へ搬送するための載置板9と、当該載置板
9の中心部に沿って長手方向に配され、縫着ステーショ
ン3の方へ下流に延びており、一対の生地片101,1
01の対向する長手縁部102,102を折り曲げるた
めに設けられている一対の平行に配された折り曲げ手段
10,10(図3及び図4)と、当該一対の折り曲げ手
段10,10夫々の対向する側とは反対側寄りの載置板
9面上において、当該折り曲げ手段10,10に平行す
る適宜長さに亘って生地片101,101に圧接しなが
ら一対の生地片101,101を縫着ステーション3の
方へ強制的に搬送するために供する駆動無端ベルトユニ
ット11とからなる。
【0016】載置板9及びこれと協同する折り曲げ手段
10,10を先ず更に詳しく説明することにする。図5
に示されているように、載置板9は実質的に矩形のプレ
ートからなっており、その裏側には一対の横方向に離隔
したブラケット12(一つだけを図示する)を有してい
る。当該一対のブラケット12,12は案内プレート4
aの前面に取り付けられた一対の横方向に離隔したブラ
ケット13,13(図6)に一対のネジ(図示せず)に
よって固定される。当該載置板9は案内プレート4aの
上に傾斜した姿勢で支持されており、これによって、載
置板9は図1に示されているように、縫着ステーション
3の方へ下方に傾斜している。載置板9の下流端部と案
内プレート4aの下流端部は、それらの間に互いに間隙
を残して近接して配されている。この間隙が存在するこ
とにより、スライドファスナーチェーンFCが自由に通
過できる。折り曲げ手段10,10は一つの長尺の上面
板14を共有する。当該上面板14は、載置板9の中心
部の上に配されており、当該中心部に沿って延びてい
る。上面板14は支持板9の下流端部から上流端部方向
に延びており、載置板9の上流端部まで至らずに終了し
ている。上面板14はその両側において長手方向に凹部
を形成している。当該凹部14a,14aは所定の長さ
を有しており、上面板14の上流端部よりも下流端部に
近い位置に配されているのである。図3及び図4に示さ
れているように、折り曲げ手段10,10は更に共通の
本体15を有しており、当該本体15は上面14の下に
配され、載置板9から下方に突出しているのである。
【0017】折り曲げ手段10,10の本体15を図7
乃至図10を参照に更に詳細に説明する。これらの図面
は図5の夫々VII−VII線、VIII−VIII
線、IX−IX線及びX−X線に沿って切った本体15
の横断面図である。当該本体15は一対の螺旋状案内壁
16,17からなり、当該案内壁16,17は垂直面に
対して互いに対称的に配されており、上面板14の上流
端部から下流端部まで延びている。案内壁16,17は
その上流端部において互いに一体的になっており、概ね
U字状の曲げられたおり、図7で示されているように、
その両端部で上面板14と載置板9と一体的に連結して
いる。U字状案内壁16,17の夫々は一対の生地片1
01,101の対向する長手縁部102,102夫々の
所定の幅部分105105の対応する一つの幅と実質的
等しい深さを有している。従って、一対の生地片10
1,101が載置板9上に手作業によってセットされた
とき、当該一対の生地片101,101の対向する長手
縁部102,102夫々の所定の幅部分105,105
は対応するU字状の案内壁16,17に安定した状態で
収容することが出来る。図8に示されている位置におい
て、案内壁16,17はまだ一体的であるが、載置板9
から離れそして上面板14から垂直方向下に延びてい
る。案内壁16,17が下流端部の方へ更に前進するに
つれて、案内壁16,17は二股に別れ、図9及び図1
0に示されているように漸次互いから別れるように螺旋
状に曲がっている。図10に示された位置において、案
内壁16,17は載置板9と平行に延びており、載置板
9の下側に取り付けられたブラケット18に支持され
る。
【0018】折り曲げ手段10,10はこの様に構成さ
れているので、一対の生地片101,101が載置板9
の上流側端部にセットされると、当該一対の生地片10
1,101夫々の対向する長手縁部の先導端部は下方に
折り曲げられ、一対の生地片101,101の対向する
長手縁部102,102夫々の所定の幅部分105,1
05が折り曲げ手段10,10のU字状案内壁16,1
7内に完全に収容されるまで、折り曲げられる。次に、
駆動無端ベルトユニット11が始動すると、生地片10
1,101夫々は平行にしながら下流方向にある縫着ス
テーション3の方へ積極的に搬送される。この様に積極
的に下流方向に搬送されるので、下方に折り曲げられた
長手縁部102,102夫々の所定の幅部分105,1
05は漸次内側に折り曲げられ、これら所定の幅部分1
05,105が一対の生地片101,101の二層に重
積した折り曲げ長手縁部102,102を形成するま
で、折り曲げられる。
【0019】ここに図示された実施例の装置は図12に
示された物品を生産するように構成されている。当該物
品の一対の生地片101,101の対向する長手縁部1
02,102夫々の所定の幅部分105,105の両方
の幅が互いに異なるので、U字状案内壁16,17は対
応する所定の幅部分105,105を収容するために深
さが互いに異なる。
【0020】図1乃至図4に示されているように、駆動
無端ベルトユニット11は上面板14の凹部14a,1
4aに沿って延びている長尺水平基盤19と、駆動無端
ベルトユニット11の胴体21を形成するために基盤1
9の両側に一体に連結されている一対の実質的に三角形
の垂直側板20,20とを有する。側板20,20の夫
々は下側に沿って自由回転するように取り付けられた複
数の従動ローラー22,23,24,25(当該実施例
においては4つ示されている)と、上側の頂点部近くに
回転自在に取り付けられた駆動ローラー26とを備えて
いる。側板20,20の夫々に取り付けられている駆動
ローラー26及び従動ローラー22,23,24,25
の回りには無端ベルト27が巻回されている。三角形側
板20の下側に沿って走る無端ベルト27部分は上面板
14の凹部14a,14a夫々の対応する外側付近の上
流から下流に、且つ折り曲げ手段10,10とは平行す
る適宜長さに亘って対向するように延びている。無端ベ
ルト27のこの部分は図5で示された想像線によって書
かれた長尺の矩形領域Bによって示されている。
【0021】図1及び図4に示されているように、駆動
無端ベルトユニット11の駆動ローラー26,26は側
板20,20に回動自在に取り付けられた駆動軸28の
両端部に一体的に取り付けられている。駆動軸28は電
動モーター29とすくば傘歯車30(図4)を介して連
係している。当該電動モーター29は駆動無端ベルトユ
ニット11の胴体21に取り付けられている。この様な
構成であるので、電動モーター29が始動すると、無端
ベルト27,27は互いに同調してローラー22−26
の回りを走行する。スリップせずに確実に駆動されるよ
うに、駆動ローラー26及無端ベルト27は夫々タイミ
ングプーリー及びタイミングベルトから出来ている。更
に又、一対の生地片101,101を確実に搬送するこ
とが出来るように、無端ベルト27は合成ゴム又は合成
樹脂で出来ているのが好ましい。無端ベルト27がこれ
らの材料で出来ていると、載置板9に載置された生地片
101,101に押圧されたときに十分な摩擦力を生ず
ることが出来る。電動モーター29は縫着ステーション
3におけるミシン2の駆動と同調して駆動することがで
きるステップモーターであることが好ましい。参照符号
31は側板20の夫々に回転自在に取り付けられ、無端
ベルト上のテンションを調節するために位置的に調節す
ることが出来るテンションローラーである。
【0022】以上説明した構成の駆動無端ベルトユニッ
ト11が以下に記載する態様で載置板9に取り付けられ
ている。
【0023】図2及び図3に示されているように、駆動
無端ベルトユニット11の長尺基盤19はその長手方向
に離隔した二つの穴19a,19bを有している。図5
に示されている上面板14は二つの内側ネジ溝を設けた
螺合孔32,32を有しており、当該孔32,32は基
盤19の穴19a,19bの間の距離と等しい距離だけ
長手方向に互いに対して離れている。二つの取り付けネ
ジ33,33が基盤19の穴19a,19aを通って上
面板14の螺合孔32,32に螺入され,これによって
駆動無端ベルトユニット11は載置板9に取り付けられ
る。駆動無端ベルトユニット11の無端ベルト27が載
置板9に載置された一対の生地片101,101に確実
に圧接することが出来るようにするため、二つの圧縮コ
イルスプリング34,34(図3及び図4)が取り付け
ネジ33,33の回りに配されており、当該スプリング
34,34は当該ネジ33,33の夫々の頭部と基盤1
9との間に介在し、基盤19及び駆動無端ベルトlユニ
ット11を全体として載置板9の方へ付勢するように働
くことが出来る。
【0024】図2に示されているように、駆動無端ベル
トユニット11には一対の生地片101,101を折り
曲げ手段10,10の方へ誘導するために補助誘導手段
35を有している。当該補助誘導手段35は図5中の載
置板9の面上にて点線で囲んで示した領域C,Cにおい
て、一対の生地片101,101夫々に圧接することが
出来るようになっている一対の車36,36からなって
いる。当該車36,36は駆動無端ベルトユニット11
の胴体21に自由回転自在に取り付けられ、この場合に
生地片の搬送方向の長手方向に対して約10度の角度で
回転できるようになっている。尚、車36,36は生地
片の搬送に伴って回転されるようになっている。
【0025】当該補助誘導手段35はこの様な構造にな
っているので、一対の生地片101,101が駆動無端
ベルトユニット11の無端ベルト27の回動によって前
進する際に、一対の生地片101,101夫々の対向す
る長手縁部102,102を車36,36によって、対
応する折り曲げ手段10,10の方へ前方且つ内方向に
誘導されることができる。
【0026】図2及び図3に示されているように、駆動
無端ベルトユニット11の上流側にはリフト手段37を
有している。当該リフト手段37は駆動無端ベルトユニ
ット11の上流端部を圧縮コイルスプリング34の付勢
力に抗して載置板19から上昇するためのものであっ
て、これによって、一対の生地片101,101は載置
板9と駆動無端ベルトユニット11の間にセットするこ
とが出来る。図3に示されているように、リフト手段3
7は駆動無端ベルトユニット11の胴体に垂直方向に取
り付けられた流体シリンダー38のような流体圧シリン
ダーからなっている。当該流体圧シリンダー38は載置
板9の上面に接近したり離れたり往復運動することが出
来るようになっているピストンロッド39を有する。当
該流体圧シリンダー38は、これに代えて、電磁ソレノ
イドを使用しても良い。
【0027】この様な構成であるので、ピストンロッド
39を伸長するために、流体圧シリンダー38が始動す
ると、駆動無端ベルトユニット11は上昇し、図3に仮
想線で示された傾斜位置に着くまで上昇するのである。
駆動無端ベルトユニット11が傾斜位置にいる間に、一
対の生地片101,101を手作業により駆動無端ベル
トユニット11と載置板との間にセットする。生地片1
01,101を完全にセットすると、流圧体シリンダー
38を再び始動し、ピストンロッド39を後退させる。
これによって、駆動無端ベルトユニット11の無端ベル
ト27は圧縮コイルスプリング34の付勢力によって生
地片101,101に圧接される。駆動無端ベルトユニ
ット11が駆動すると、無端ベルト27,27が駆動ロ
ーラー26及び従動ローラー22,23,24,25の
回りを走行する。そして、無端ベルト27,27と生地
片101,101との間には圧接に伴う摩擦力が働いて
いるので、生地片101,101を縫着ステーション3
の方へ搬送することができる。
【0028】次に、図3、図9中に示した光電検知手段
40について説明するものとする。当該光電検知手段4
0は図9に示されているように、折り曲げ手段10の本
体15と協同している。光電検知手段40は互いに対面
関係で配された投光器42と受光器43とからなってお
り、投光器42と受光器43との間には本体15の案内
壁16,17を配している。案内壁16,17は夫々一
対の水平に一直線上になっている穴41,41を有して
おり、当該孔部41,41は投光器42と受光器43と
も一直線上に配されている。
【0029】光電検知手段40はこの様な構成になって
いるので、折り曲げ手段10に一対の生地片101,1
01夫々の対向する長手縁部102,102が存在して
いるのか存在していないのかを検知することが出来る。
光電検知手段40は無端ベルト27の圧接する矩形領域
B,B(図5)の直ぐ上流に配されているので、前進す
る一対の生地片101,101の対向する長手縁部10
2,102が光電検知手段40を通過した時、光電検知
手段40は長手縁部102,102の不存在を検知し、
この検知に呼応して、駆動無端ベルトユニット11及び
ミシン2は停止することになる。駆動無端ベルトユニッ
ト11とミシン2が停止すると、生地片101,101
の前進が停止するが、この際、生地片101,101の
後端部は図1の仮想線で示された位置に位置するのであ
る。仮想線で示された位置は光電検知手段40の位置に
対応している。そして、リフト手段37が始動し、これ
によって作業者は駆動無端ベルトユニット11と載置板
9との間に、次の一対の生地片101,101をセット
することが出来るのである。この結果、多数の生地片を
スライドファスナーチェーンFCの外側長手縁部に沿っ
て連続して縫着した物品を生産することが出来る。
【0030】当該装置Aの可動部分2,11,37は以
下に説明するように作動的に連係している。
【0031】当該装置Aの作動を以下に詳しく説明す
る。まず、スライドファスナーチェーンFCがミシン2
の縫着ステーション3に対してセットされる。この際
に、スライドファスナーチェーンFCの先端部を、手作
業でもって、案内手段4の下側から案内スロット8に引
っ張り、次に案内スロット8に沿ってミシン2のミシン
押え7,7と図示されていないフィードドッグの間の位
置に案内する。次に、フットスィッチ(図示せず)を押
すと、リフト手段37が始動し、図3に想像線で示され
ているように、駆動無端ベルトユニット11の上流端部
を載置板9の上面から上方に上昇する。
【0032】次に、この様に上昇した駆動無端ベルトユ
ニット11と載置板9との間の特に載置板9の上面板1
4の両側に一対の生地片101,101夫々の先導部分
を手作業によりセットすると共に、一対の生地片10
1,101の対向する長手縁部102,102夫々の先
導する所定の幅部分105,105夫々を図7に示され
ているように上面板14の下側にある一対の折り曲げ手
段10,10の対応するU字状案内壁16,17に完全
に収容されるまでセットする。
【0033】その後、フットスィッチを再び押し、リフ
ト手段37の駆動を止める。これによって駆動無端ベル
トユニット11は載置板9の上に載置される。この際、
圧縮コイルスプリング34(図3)の弾性力によって、
無端ベルト27,27は生地片101,101の上面に
圧接される。そして、駆動無端ベルトユニット11の電
動モーター29及びミシン2の電動モーター(図示せ
ず)が同時に駆動される。無端ベルト27,27は折り
曲げ手段10,10の両側において、上流から下流に亘
って平行に配置していること、又無端ベルト27,27
が並列している一対の生地片101,101夫々に対し
て上流から下流にかけて適宜の長さに亘って圧接してい
ることからして、一対の生地片101,101は駆動無
端ベルトユニット11によってミシン2の縫着ステーシ
ョン3の方へ積極的に搬送される。その際に、一対の生
地片101,101夫々の長手縁部102,102の先
導幅部分105,105は案内壁16,17によって案
内されながら、折り曲げ手段10,10を通過するよう
に前進する。案内壁16,17は螺旋状になっているの
で、当該幅部分105,105は前進するにつれて、漸
次内側に折り曲げられ、これらの幅部分105,105
が図7乃至図10に示されているように、二層の重積し
た長手縁部102,102を形成するまで折り曲げられ
る。この様にして折り曲げられた生地片101,101
の長手縁部102,102は縫着ステーション3で、一
対の縫着糸列によってスライドファスナーチェーンFC
に縫着される。
【0034】先導した一対の生地片101,101の先
端部とは反対側の端部がやがて無端ベルト27,27夫
々の上流端部より僅かに下流の位置に達したとき、光電
検知手段40が一対の生地片101,101が存在しな
いことを検知する。光電検知手段40が検知すると、当
該検知手段40は駆動無端ベルトユニット11及びミシ
ン2の作動を停止するための命令信号を発する。この
際、一対の生地片101,101の後端部は図1に示さ
れた仮想線と一直線上になる。次に、リフト手段37が
作動し、これによって、駆動無端ベルトユニット11が
載置板から上昇し、ベルトユニット11が図3の仮想線
で示された傾斜位置に着くまで上昇される。その後、次
の一対の生地片101,101が載置板9にセットされ
る。この際、これらの一対の生地片101,101の先
端部は先導した一対の生地片101,101の後端部に
近接して配される。その後、上記の工程が繰り返し行わ
れ、所望数の対の生地片がスライドファスナーチェーン
FCに長手方向に沿って端部と端部を合わせて縫着され
るまで繰り返される。
【0035】又、上述したように、駆動無端ベルトユニ
ット11の上流側に設けた補助誘導手段35はこのユニ
ットの無端ベルト27による搬送中に、一対の生地片1
01,101夫々を折り曲げ手段10,10の方へ誘導
していく場合に有利にしてあるが、特に一対の生地片1
01,101夫々の幅がかなり広く重量がかなりある場
合、或いは折り曲げにくいような厚みのある生地片の場
合に一層有利に役立つことが出来る。
【0036】上述した装置によって製造された生地片付
きスライドファスナーチェーンは、スライドファスナー
チェーンFCの長手方向に多数の対の生地片101,1
01が連続して縫着したものとなっていおり、縫着後に
おいて、連接している生地片間のスライドファスナーチ
ェーンFCを適宜のカッターにて切断して単一の生地片
付きスライドファスナーとするが、図11に示している
ように、ミシン2の下流側にスライドファスナーチェー
ンFCの幅に相応するカッター44を上下動可能に設け
て、連接する生地片間のスライドファスナーチェーンF
Cの間隙部分がカッター44の位置に到着したとき、装
置A全体の作業を一時停止し、カッター44の図中の仮
想線で示す如く上下動して、単一製品を順次に加工して
いくようにしても良い。
【0037】上に記載された装置によって生産された長
尺の物品において、スライドファスナーチェーンFCの
噛合ファスナーエレメント列103は、図12に示され
ているように、一対の生地片101,101の対向する
折り曲げられた長手縁部102,102の一方によって
隠される。折り曲げ手段10,10の形状を適切に変え
ることによって、装置Aは別の長尺の物品を生産するこ
とが出来る。図13に示されているように、この物品の
噛合ファスナーエレメント列103は同一の幅を有する
生地片101´,101´の対向している折り曲げられ
た長手縁部102´,102´によって隠されてる。更
に、装置Aは折り曲げ手段10,10を適切に変えるこ
とによって、図14に示された長尺の物品を生産するこ
とも出来る。この様にして生産された物品においては噛
合ファスナーエレメント列103は生地片101”,1
01”の対向する折り曲げられた長手縁部102”,1
02”で隠されることは無い。折り曲げられた長手縁部
102”,102”は,図13に示された折り曲げられ
た長手縁部102´,102´よりも幅が狭い。当該折
り曲げられた長手縁部102”,102”はファスナー
テープ106,106の外側長手縁部に噛合ファスナー
エレメント列103に対して横方向に離して縫着され
る。
【0038】上記の開示内容を参照すれば、本発明を色
々と改良し修正することが出来ることは明白である。従
って、此処に添付したクレームの範囲内で在れば、発明
の詳細な説明の欄に特に記載された実施例以外の実施例
としても本発明を実施できるものと理解すべきである。
【0039】
【発明の効果】上記の記述から明らかなように、本発明
の生地片をスライドファスナーチェーンに縫着する装置
によれば、並列した一対の生地片夫々を載置板面上から
縫着ステーションの方へ搬送するための一対の無端ベル
トを有する駆動無端ベルトユニットは並列した一対の生
地片の対向する長手縁部夫々を漸次内側に折り曲げる一
対の平行に配された折り曲げ手段夫々の対向する側とは
反対側よりの載置面上において、前記折り曲げ手段に平
行する適宜長さに亘って生地片に圧接しながら一対の生
地片を縫着ステーションの方へ搬送することが出来るよ
うに配置してあるから、一対の生地片夫々を一対の折り
曲げ手段の長手方向に沿って正確に平行に保持して搬送
し、そして、一対の折り曲げ手段内に収容して搬送して
いる折り曲げるべき生地片の長手縁部における幅部分が
折り曲げ手段から離脱すること無く下流の方へ搬送する
ことが出来る。従って、生地片の材料における硬軟如何
に拘らず、一対の生地片夫々の長手縁部の折り曲げるべ
き幅部分が長手方向に沿って正確に折り曲げることが出
来、スライドファスナーチェーンに対して正確に縫着し
得ることが出来る。この様にして並列した一対の生地片
夫々を駆動無端ベルトユニットにセットした後は何等気
にすること無く自動的に行うことができ、簡単で取扱い
の良いものにするという優れた効果を奏することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による装置の主要部分の斜視図であり、
簡略化のためその一部を切り欠いてある。
【図2】図1に示されている装置の無端状タイミングベ
ルトベルト駆動ユニットを示す斜視図であり、下方から
見た図面である。
【図3】図1に示された装置の移送ユニットの正面図で
あり、簡略化のためその一部を切り欠いてある。
【図4】図3の左側面図である。
【図5】図1に示された装置の載置板の斜視図である。
【図6】図1に示された装置の案内手段を示す斜視図で
ある。
【図7】図5のVII−VII線に沿って切った断面図
である。
【図8】図5のVIII−VIII線に沿って切った断
面図である。
【図9】図5のIX−IX線に沿って切った断面図であ
る。
【図10】図5のX−X線に沿って切った断面図であ
る。
【図11】本発明の他の実施例による縫着ステーション
を示す正面図である。
【図12】本発明の装置に拠って生産された物品の一例
を示す横断面図である。
【図13】本発明の装置に拠って生産された物品の他の
例を示す横断面図である。
【図14】本発明の装置に拠って生産された物品の更に
他の例を示す横断面図である。
【符号の説明】
A 装置 B 矩形領域 C 領域 FC スライドファスナーチェーン 101 生地片 101’ 生地片 101” 生地片 102 生地片 102’ 生地片 102” 生地片 103 ファスナーエレメント列 104 スライドファスナー 105 幅部分 105’ 幅部分 105” 幅部分 1 作業テーブル 2 ミシン 3 縫着ステーション 4 案内手段 4a 案内プレート 5 搬送手段 6 縫着針 7 ミシン押え 8 案内スロット 8a 案内スロット拡大部 9 載置板 10 折り曲げ手段 11 駆動無端ベルトユニット 12 ブラケット 13 ブラケット 14 上面板 14a 凹部 15 本体 16 案内壁 17 案内壁 18 ブラケット 19 水平基盤 19a 穴 19b 穴 20 垂直側板 21 胴体 22 従動ローラー 23 従動ローラー 24 従動ローラー 25 従動ローラー 26 駆動ローラー 27 無端ベルト 28 駆動軸 29 電動モーター 30 すくば歯車 31 テンションローラー 32 螺合孔 33 取り付けボルト 34 圧縮コイルスプリング 35 補助誘導手段 36 車 37 リフト手段 38 流体圧シリンダー 39 ピストンロッド 40 光電検知手段 41 孔部 42 投光器 43 受光器 44 カッター

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 並列した一対の生地片の対向する長手
    縁部を、噛合ファスナーエレメント列を有する連続スラ
    イドファスナーチェーンの一対のファスナーテープの外
    側長手縁部に縫着するようにした生地片をスライドファ
    スナーチェーンに縫着する装置であって、当該装置は長
    手方向に延びる縫目列を形成するための一対の横方向に
    離隔した縫着針を有する縫着ステーションと、スライド
    ファスナーチェーンを当該縫着ステーションの方へ案内
    するために当該縫着ステーションの上流に配されている
    案内手段と、一対の生地片を並列しながら縫着ステーシ
    ョンの方へ搬送するために前記案内手段の上方に配され
    た搬送手段とからなり、当該搬送手段は一対の生地片を
    並列して載置し、これら一対の生地片を縫着ステーショ
    ンの方へ搬送し得るようにした載置板と、生地片が縫着
    ステーションの方へ前進するにつれて、一対の生地片の
    対向する長手縁部を漸次内側に折り曲げるために載置板
    の中心部に沿って長手方向に配され、縫着ステーション
    の方へ延びている一対の平行に配された折り曲げ手段
    と、当該一対の折り曲げ手段夫々の対向する側とは反対
    側寄りの載置板面上において、前記折り曲げ手段に平行
    する適宜長さに亘って生地片に圧接しながら、一対の生
    地片を前記縫着ステーションの方へ搬送することが出来
    るように配置した一対の無端ベルトを有する駆動無端ベ
    ルトユニットとからなることを特徴とする生地片をスラ
    イドファスナーチェーンに縫着する装置。
  2. 【請求項2】 当該駆動無端ベルトユニットには、生
    地片が当該駆動無端ベルトユニットによって搬送される
    間に、当該生地片を前記折り曲げ手段の方へ誘導するた
    めに当該無端ベルトの上流に配された補助誘導手段を含
    むことを特徴とする請求項1に記載された生地片をスラ
    イドファスナーチェーンに縫着する装置。
  3. 【請求項3】 当該補助誘導手段は前記駆動無端ベル
    トユニットに取り付けられ、対応する折り曲げ手段の方
    へ一定の角度で傾斜して回転自在に回転する一対の車か
    らなることを特徴とする請求項2に記載された生地片を
    スライドファスナーチェーンに縫着する装置。
  4. 【請求項4】 当該駆動無端ベルトユニットの上流側
    には駆動無端ベルトユニットと載置板との間に生地片を
    セットするために、当該駆動無端ベルトユニットを載置
    板の上面から離す方向に上昇することが出来るように配
    されたリフト手段を含むことを特徴とする請求項1に記
    載された生地片をスライドファスナーチェーンに縫着す
    る装置。
  5. 【請求項5】 当該リフト手段は駆動無端ベルトユニ
    ットを載置板の上面に接触したり離れたりするように往
    復運動するピストンロッドを有している流体圧力シリン
    ダーからなることを特徴とする請求項4に記載された生
    地片をスライドファスナーチェーンに縫着する装置。
  6. 【請求項6】 当該無端ベルトはタイミングベルトで
    あり、そして当該駆動無端ベルトユニットには当該タイ
    ミングベルトと係合している一対のタイミングプーリー
    と、当該タイミングプーリーを同時に回転するための駆
    動源とを更に有していることを特徴とする請求項1に記
    載された生地片をスライドファスナーチェーンに縫着す
    る装置。
JP6324023A 1993-12-15 1994-12-02 生地片をスライドファスナーチェーンに縫着する装置 Pending JPH07171280A (ja)

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US08/166,839 US5410975A (en) 1993-12-15 1993-12-15 Apparatus for sewing fabric pieces to slide fastener chain
US08/166,839 1993-12-15

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