JP2009268637A - ダミークリップ、連結クリップパッケージ、クリップ装填方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】操作ワイヤと、連発式クリップの後端に連結されたダミークリップとが外れないように、かつ簡単に接続する。
【解決手段】ダミークリップ13は、ケース82に収容されている連結クリップユニット17の後端に連結されている。ダミークリップ13の後端に設けられている接続部材19は、ケース82の後端部に設けられたダミークリップ収容部85に収容されている。操作ワイヤ20の先端に設けられているフック49を接続部材19の腕部48、48内に挿入し、フック49で接続部材19を押して、嵌合部84の奥に設けられている連結クリップ収容部に挿入させる。腕部48、48は、連結クリップ収容部の内壁に当接して塑性変形し、先端の係合部48bがフック49に係合する。
【選択図】図8

Description

本発明は、生体内等において止血や傷口の閉塞等を行う内視鏡用クリップに関し、詳しくは、クリップを連続して使用できる連発式クリップ処置具において、クリップと操作ワイヤとの接続に用いられるダミークリップと、複数のクリップ及び連結リングとダミークリップとが連結状態とされた連結クリップユニットを流通及び保管するための連結クリップパッケージと、連結クリップパッケージからシースに連結クリップユニットを装填するクリップ装填方法とに関する。
内視鏡用クリップ処置具は、生体内に挿入した内規鏡の先端からクリップを突出させて、出血部や病変組織除去後の処置部をクリップで摘み、止血や傷口の閉塞を行うために用いられる。従来用いられている内視鏡用クリップ処置具は、操作ワイヤの先端に1つのクリップが取り外し可能に取り付けられたもので、一回のクリッピングを行うごとにシース全体を内視鏡から引き出し、次のクリップをセットして再び内視鏡内に挿入し、次のクリッピングを行うという煩瑣な操作が必要となっている。
これに対し、連続的なクリッピング処置を可能にする内視鏡用クリップ処置具が提案されている。例えば、特許文献1には、前のクリップの後端部分に形成された連結孔に、後ろのクリップの先端爪部を係合させることにより、複数のクリップが90度ずつ交互に向きを変えて直接連結されるようにした内視鏡用クリップ処置具が記載されている。クリップと操作ワイヤとの接続には、操作ワイヤの先端に設けられた連結部材を用いている。連結部材は、クリップとほぼ同様の形態を有しており、シース内に装填された最後尾のクリップに連結している。
クリップは、全長が数mm程度の微細な金属板からなり、その耐久性は低い。特許文献1記載の連結部材もクリップと同程度の耐久性しか有していないので、操作ワイヤに対して交換可能であることが望ましい。そこで、本発明者は、最後尾のクリップに連結される連結部と、操作ワイヤの先端に接続される接続部とを有するダミークリップを備えた連発式クリップ処置具を開発している。
単発式のクリップ処置具に係る特許文献2には、クリップの後端に連結された連結部材と、操作ワイヤの先端に設けられた弾性変形自在なフックとを用いて、クリップと操作ワイヤとを接続する接続構造が記載されている。この接続構造は、本発明者が開発中のダミークリップの接続部にも適用可能である。
特開2006−187391号公報 特開2002−191609号公報
特許文献2記載のフック部は、弾性変形自在であるため、連結部材に対する接続と取り外しとが容易である。しかし、フック部は、体腔内で屈曲された内視鏡の曲率半径が小さな部分を通過する際に弾性変形し、操作ワイヤとの接続が外れてしまうおそれがある。操作ワイヤとダミークリップとの接続が外れた場合、シース内に装填されている複数個のクリップは使用不能となる
本発明の目的は、操作ワイヤとの接続を簡単に行うことができ、かつシース内で接続が外れないダミークリップを提供することにある。
本発明のダミークリップは、筒状のケースに収容されたクリップの後端に連結される連結手段と、クリップの操作に用いられる操作ワイヤの先端に設けられたフックが挿入され、塑性変形されることによりフックに接続する接続手段とを備えている。
接続手段は、フックに押されてケース内に挿入されて、ケースの内壁に当接したときに塑性変形するのが好ましい。
接続手段は、フックが挿入できるように開かれた一対の腕部を有している。腕部は、ケース内に挿入されたときにケースの内壁に当接して腕部を閉じる第1の傾斜部と、腕部の先端に設けられ、腕部が閉じたときにフックに係合する係合部とを有している。
係合部には、フックと接続手段との接続後に操作ワイヤが筒状のシース内に引き込まれる際に、シースに対する腕部の挿入をガイドする第2傾斜部が設けられている。
本発明の連結クリップパッケージは、連結クリップユニットと、連結クリップユニットを収容するケースとから構成されている。連結クリップユニットは、前後のクリップと係合して一列に並ぶ複数のクリップと、クリップの係合部を覆ってクリップの連結状態を維持する複数の連結リングと、最後尾に配されたクリップに係合する上記ダミークリップとを有している。ケースは、連結リングの外径よりもわずかに大きい内径を有し、連結クリップユニットを収容する連結クリップ収容部と、フックが挿入可能な状態で接続手段を収容するダミークリップ収容部とを有している。なお、ケースには、シースの先端が嵌合する嵌合部が設けられているのが好ましい。
本発明のクリップ装填方法は、接続工程と装填工程とを有している。接続工程は、フックにより接続手段を押してケース内に挿入させ、接続手段を塑性変形させてダミークリップとフックとを接続している。装填工程は、シースをケースの嵌合部に嵌合し、シース及びケースを操作ワイヤに対して先端側に移動させ、ケースからシース内に連結クリップユニットを装填している。
本発明のダミークリップによれば、接続手段の塑性変形によりダミークリップと操作ワイヤとを接続するので、ダミークリップが小さな曲率半径内を移動する際に、接続手段が弾性変形して接続が外れることはない。
また、フックで接続手段を押してケース内に挿入させるだけで、ダミークリップと操作ワイヤとを接続することができるので、接続操作が簡単である。接続手段として一対の腕部を用い、腕部の第1傾斜部により腕部を閉じるようにしたので、ダミークリップと操作ワイヤとの接続を確実に行うことができる。また、操作ワイヤのフックに係合する係合部は、腕部がシースに挿入される際にガイドする第2傾斜部として作用するので、腕部を抵抗なくシース内に挿入することができる。
本発明の連結クリップパッケージによれば、複数のクリップ及び連結リングと、ダミークリップとを連結状態で収容することができる。また、接続手段を構成する腕部が閉じないように収容することができる。更に、シースが挿入される嵌合部を設けたので、シースとケースとの接続を確実にすることができる。
本発明の連結クリップ装填方法は、フックで接続手段を押してケース内に挿入させる接続工程と、シースを操作ワイヤに対して移動させる装填工程という簡単な手順で行うことができるので、迅速な作業が必要な医療現場に最適である。
まず、本発明に用いる連発式クリップ処置具について説明する。図1及び図2は、連発式クリップ処置具の一例を示す模式的断面図である。図1(B)は、図1(A)と90度異なる角度から見た図である。図2(A),(B)は、図1(A),(B)の先端部分の拡大図である。
クリップ処置具10は、クリップを連続して使用できる連発式のクリップ処置具であり、複数のクリップ12(12A、12B、12C、12D)を備えている。各クリップ12A〜12Dは、前方のクリップの後端に後方のクリップが係合して連結されている。最後尾のクリップ12Dには、ダミークリップ13のクリップ部材18が連結されている。各クリップ12A〜12Dとダミーグリップ13の外側には、前後して配置されているクリップ12の係合部を覆ってクリップ12の連結状態を維持する連結リング14(14A、14B、14C、14D)が嵌着されている。
連結状態とされた複数のクリップ12及び連結リング14と、ダミークリップ13からなる連結クリップユニット17は、シース16内に嵌入されている。ダミークリップ13の後端に設けられた接続部材19は、シース16内に牽引自在に挿通されている操作ワイヤ20に接続されている。
1つのクリップ12と1つの連結リング14は、1つの内視鏡用止血クリップ体を構成している。クリップ処置具10は、この止血クリップ体を連結状態とした連結クリップユニット17を、長尺なシース16の先端内部に装填したものである。操作ワイヤ20は、シース16の基端部まで延びて、後述する操作部につながっている。操作部から操作ワイヤ20を所定の長さだけ牽引し、ダミークリップ13を一方向に所定長さ移動させることで、連結クリップユニット17が同量だけ移動する。先頭のクリップ12は、これを保持する連結リング14によって締め付けられ、先頭のクリップ12による止血やマーキング等のためのクリップ処置(クリッピング)が行われる。先頭のクリップ12によるクリップ処置が完了した後、シース16を操作部側へ所定の長さだけ引くことで、次のクリップ12が使用可能な状態(スタンバイ状態)となり、続けてクリップ処置を行うことができる。
図1及び図2は、先頭のクリップ12によるクリップ処置動作開始直前の初期状態を示している。先頭のクリップ12Aは、シース16の先端から突出した状態である。なお、クリップ12等をシース16へ装填するときは、後述する図7(A)に示すように、先頭のクリップ12Aがシース16の内部に完全に納まった状態でセットされる。また、図1ではクリップ12を4つとし、4連発式のクリップ処置具としてあるが、クリップ12の数は、2つ以上いくつであってもよい。
図3は、クリップ12の斜視図である。クリップ12は、爪部22に対して180度ターンしたターン部24を有するクローズクリップである。すなわち、クリップ12は、一枚の細長い板を180度湾曲させて閉塞端を作った後、その両片を交差させ、かつ、2つの開放端に、端部が対向するように屈曲させて爪部22,22を形成した形状をしている。細長い板を交差させた交差部26を境にして、開放端側が腕部28,28であり、閉塞端側がターン部24である。腕部28,28の中央部分には、部分的に広幅とされた凸部30,30が形成されている。クリップ12には、生体適合性のある金属を用いることができ、例えば、ばね用ステンレス鋼であるSUS631を用いることができる。
クリップ12は、その交差部26に嵌められた連結リング14の先端部分(後述する締付部40)が、腕部28,28を押圧しながら爪部22,22の方へ向かって所定量移動することにより、その腕部28,28および爪部22,22が閉じ、爪部22,22において所定の嵌合力を発揮する。
爪部22,22は、対象部を確実に摘むために、V字のオス型とメス型に形成されている。また、図3に示すように、クリップ12の腕部28は、交差部26から凸部30に掛けて徐々に幅が広くなっている。
凸部30は、連結リング14の先端側の開口および基端側の開口の、凸部30が当接する部分よりも広い幅とされている。したがって、クリップ12の凸部30以外の部分は、連結リング14の内部に侵入できるが、凸部30は、連結リング14の先端側からも基端側からも、その内部に侵入できない。
図1及び図2に示すように、先頭のクリップ12Aと次のクリップ12Bは、クリップ12Bの爪部22がクリップ12Aのターン部24に係合して閉じた状態で連結リング14Aに保持されることで、連結状態とされる。クリップ12Bの爪部22,22は、クリップ12Aのターン部24に直交方向に噛みあって結合し、クリップ12Aとクリップ12Bは、90度異なる向きで連結される。同様に、以下の各クリップ12C、12Dは、90度ずつ交互に向きを変えて連結される。
連結リング14は、2つのクリップ12,12の係合部を覆って連結状態を維持しつつ、シース16に進退可能に嵌入されている。すなわち、連結リング14は、外径がシース16の内径とほぼ等しく、クリップ12の移動に伴ってシース16内をスムーズに進退移動することができる。図4(A)〜(D)に、連結リング14の概略構成を示す。同図(A)は、連結リング14の正面図、同図(B)は断面図である。また、同図(C)は、同図(A)のA−A断面図であり、同図(D)は、底面図である。
連結リング14は、締付部40と保持部42とから成る。連結リング14は、樹脂製の保持部42の先端に、金属製の締付部40を固定し、2部材で一体構造とされている。樹脂製の保持部42が連結状態の維持およびクリップの連結リング内での保持を担当し、金属製の締付部40がクリップの締め付けを担当する。なお、連結リング14は、締付部40および保持部42の両機能を発揮できれば、1部材で形成してもよい。
締付部40は、連結リング14の先端側に取り付けられた金属製の円筒状(リング状)の部品であり、クリップ12の交差部26近傍の幅よりも大きく、凸部30の幅よりも小さい内径の穴40aが形成されている。したがって、締付部40は、保持するクリップ12の交差部26の近傍を移動することができるが、凸部30を超えて先端側へは抜けられない。すなわち凸部30が、クリップ12に対して前進する連結リング14の移動限界を決めるストッパーとして機能する。
締付部40は、クリップ12の交差部26の近傍に設定された所定位置にセットされる。締付部40は、その初期位置から、クリップ12の腕部28が幅広になる、交差部26から凸部30の側へ移動することで、拡開しているクリップ12の両方の腕部28,28を閉じさせて固定する締め付け機能を有している。締付部40には、生体適合性のある金属が用いられ、例えばステンレス鋼SUS304を用いることができる。締付部40を金属製としたことで、金属製のクリップ12に対して締付力となる摩擦力を発揮させることができる。
保持部42は、樹脂成形された概略円筒状(リング状)の部品である。保持部42は、先のクリップ12を保持する第1領域32と、先のクリップに連結した状態で次のクリップ12を保持する連結保持領域である第2領域34とを有している。
第1領域32には、クリップ12のターン部24を収容可能な、締付部40の穴よりも大きな円形の穴32aが形成されている。第1領域32の先端部の外面には、締付部40を嵌めるための段付き部32bが形成されており、締付部40と保持部42とは、シース16に装填された状態およびクリッピング操作時において外れない程度の締まり嵌めで嵌め合わされている。また、第1領域32は、連結リング14本体の軸に対してスカート状に傾斜して広がるスカート部38を有している。
スカート部38は、先端側、すなわち図4における上方の付け根が保持部42の本体につながっており、同図(C)に示すように、下方の広がり部分が、本体から一部切り離されて、半径方向に広がったり閉じたりするようになっている。スカート部38は、保持部42の周方向に2つ設けられている。その位置は、クリップ12の牽引方向、すなわち図4の上下方向において同じ位置に、180度離れた2箇所に形成されている。
スカート部38,38は、外力が付与されない自然状態では、図3(A)に示すように、スカート状に広がる。このとき、保持部42の第1領域32の内部は、同図(B)に示すように、円柱状の空間となっている。一方、連結リング14がシース16内へ装填されるときは、例えば、図2(B)の連結リング14Bに示すように、スカート部38が内側に押し込まれて内部空間へ入り込み、スカート部38の内周側の部分が、第1領域32に保持されるクリップ12Bのターン部24の側面(エッジ部)を押圧して、クリップ12Bが連結リング14B内で回転方向および進退方向に移動しないように保持する。なお、スカート部38が、第2領域34に保持されるクリップ、すなわち後ろ側のクリップを押圧して保持するようにしてもよい。
スカート部38,38は、図2(A)の1つめの連結リング14Aに示すように、シース16の先端から抜け出ると同時に、それ自体の弾性によって開き、クリップ12Aの保持を解除するとともに、シース16の内径よりも広幅となって、連結リング14Aのシース16内への後退を阻止する。この状態で操作ワイヤ20が引かれ、クリップ12Aが後退することで、連結リング14Aがクリップ12Aに対して相対的に前進し、クリップ12Aを締め付ける。
したがって、スカート部38は、シース16の内部では内側へ閉じることができ、シース16の先端から出て外力から解放されるとスカート状に広がるように、弾性を有していることが必要である。それとともに、スカート部38は、シース16の内部でクリップ12を保持できる剛性と、シース16の先端でクリップ12の締付力の反力に耐える剛性とを有していることも必要である。
これらの観点から、保持部42には、生体適合性があり、かつ、スカート部38に要求される弾性および剛性を満たす材料が用いられる。また、その形状は、スカート部38に要求される弾性および剛性を満たすように定められる。このような保持部42の材料としては、例えば、PPSU(ポリフェニルサルホン、polyphenylsulfone)を用いることが
できる。製造の容易さから、保持部42は、一体成形されるのが好ましい。
スカート部38、38の外周面には、半径方向に突出された凸部38a、38aが設けられている。凸部38a,38aは、連結リング14がシース16の先端側からシース16内に装填される際に、スカート部38、38の後端側のエッジがシース16の先端に引っ掛からないようにスカート部38、38を閉じるために設けられている。また、凸部38a,38aは、シース16内でシース16の内壁面と当接することにより、連結リング14とシース16との摩擦を小さくする。
第2領域34は、第1領域32の基端側に設けられている。第2領域34は、第1領域32に保持されるクリップ12に係合する次のクリップ12が、その爪部22,22により先のクリップ12のターン部24を挟んで閉じている状態を保持する。
第2領域34は、領域長さとして、クリップ12に対して初期位置にセットされた締付部40が、クリップ12の締め付けを完了するまでに要する移動長さとほぼ等しい長さを有している。すなわち、連結リング14の第2領域34は、クリップ12が連結リング14に対して相対的に後退して締め付けられていく間、その内部に保持する2つのクリップ12,12の連結を保持して、後ろのクリップ12の牽引力が先端のクリップ12へ伝達されるようにするとともに、締め付けが完了したときには、2つのクリップ12,12の係合部が第2領域34から外れることにより、そのクリップ12,12の連結を解除する。
第2領域34には、図4(D)に示すように、第1領域32の基端側部分と同じ内径の穴43が形成され、さらに、その対向する2箇所に、溝(凹部)43aが形成されている。溝43a,43aは、第2領域34に保持されるクリップ12の腕部28,28を、爪部22,22が閉じた状態で収容可能である。また、第2領域34には、図4(A)、(D)に示すように、その基端から切り込むスリット44が2箇所に形成されている。
溝43a,43aは、第2領域34に保持されるクリップ12の爪部22の開閉方向(図3中、左右方向)に沿って2箇所に設けられている。第2領域34に保持されるクリップ12の腕部28,28の板面は、溝43a,43aの内壁に当接する。溝43aの幅(開口幅)は、クリップ12の腕部28の最大幅よりわずかに大きく、一方の溝43aの壁面から他方の溝43aの壁面までの距離は、クリップ12の2つの爪部22,22の長さ(拡開方向の長さ)を足し合わせた長さにほぼ等しい。また、溝43aの幅は、腕部28に形成された凸部30の幅よりは小さい。したがって、第2領域34に保持されるクリップ12の凸部30は、溝43aに進入できない。
なお、両溝43a,43aの壁面から壁面までの距離は、先のクリップ12のターン部24と、次のクリップ12の爪部22,22との係合が外れない寸法にすればよく、2つの爪部22,22の長さと、ターン部24の爪部22,22が係合する部分の幅とを足し合わせた長さよりも短くすればよい。例えば、第2領域34に保持されるクリップ12の爪部22,22は、少し重なった状態となっていてもよいし、爪部22,22の間にわずかな隙間がある状態で、先のクリップ12との連結が維持されるようにしてもよい。
2つのクリップ12,12の係合部は、第2領域34の、第1領域32との境目に近接する部分に保持される。先のクリップ12(例えば、図2(B)の連結リング14Bにおけるクリップ12B)は、シース16の内部においては、ターン部24が第1領域32の閉じたスカート部38によって保持されているので、進退移動および回転移動が抑えられている。また、先のクリップ12に係合する次のクリップ12(例えば、図2(B)の連結リング14Bにおけるクリップ12C)は、第2領域34の溝43aによって先のクリップと90度異なる方向に保持されることにより、回転移動が抑えられ、進退移動が抑えられた先のクリップに係合することにより、進退移動が抑えられている。すなわち、前後のクリップの係合部は、遊びが非常に小さい状態で、連結リング14によって保持される。
スリット44は、スカート部38,38から90度ずれた2箇所に、第2領域34の上端よりも浅い位置まで形成されている。言い換えれば、スリット44は、第2領域34に保持されるクリップ12の拡開方向から90度ずれた位置に設けられている。
スリット44を設けることにより、連結リング14のフレキシブル性を向上させることができ、クリップ処置具10は、曲率の小さい湾曲部を通過することができる。また、スリット44を設けることにより、連結リング14の裾(基端部)が一部めくれるようになるため、シース16へのクリップ12の装填前に前後のクリップ12,12を連結させる際に、連結リング14の裾をめくることで容易に連結させることができるという利点もある。
スリット44の深さは、スカート部38よりも浅い位置までとされており、連結リング14の強度が大幅に低下するのが防止されている。また、スリット44の深さは、第1領域32に保持されるクリップ12の後端の位置、すなわちクリップ12,12の係合位置よりも浅い位置までとされている。これにより、シース16に装填される前の連結クリップユニット17においても、連結リング14の第2領域34におけるクリップ12の保持を保つことができる。
図1に示すように、先頭のクリップ12Aのターン部24に次のクリップ12Bの爪部22,22が係合し、その係合部を連結リング14Aが保持する。連結リング14A(その第2領域34)の内壁によって、クリップ12Bの爪部22,22は閉じた状態に保持されている。それにより、クリップ12Aとクリップ12Bの連結状態が維持される。同様に、クリップ12Bとクリップ12Cとの連結状態は、連結リング14Bによって維持される。また、クリップ12Cとクリップ12Dとの連結状態は、連結リング14Cによって維持される。同様に、クリップ12Dとダミークリップ13との連結状態は、連結リング14Dによって維持される。
図1に示すように、最後尾のクリップ12Dには、クリップ処置には用いられないダミークリップ13が係合している。図5に示すように、ダミークリップ13は、クリップ部材18と、接続部材19とを備えている。クリップ部材18は、クリップ12の交差部26から開放端側半分の部分と同じ形状を有しており、クリップ12と同じ材質で形成され、同様に弾性を有している。クリップ部材18には、クリップ12Dの後端に係合する爪部22,22と、連結リング14Dの後端を押す凸部30とが設けられている。
接続部材19は、クリップ部材18を保持する円柱状の保持部47と、操作ワイヤ20が挿入可能なように開かれた一対の腕部48、48とを有している。腕部48、48は、根元側に、腕部48、48を閉じるための第1傾斜部48aが設けられている。また、腕部48、48の先端側には、操作ワイヤ20に係合する係合部48bが設けられている。係合部48bは、連結クリップユニット17をシース16内に装填する際に、ダミークリップ13のシース16への挿入をガイドする第2傾斜部としても機能する。
接続部材19のうち、少なくとも腕部48、48は、塑性変形可能なプラスチック、例えば、剛性に異方性を有する液晶ポリマーによって形成されている。これにより、腕部48、48は、閉じられて操作ワイヤ20に接続されたときに、その状態を維持することができる。
操作ワイヤ20の先端には、略円錐状のフック49が設けられている。フック49は、ダミークリップ13の腕部48、48の間に挿入され、腕部48、48が閉じるように塑性変形することにより、ダミークリップ13と接続される。フック49は、生体適合性のある金属(例えばステンレス鋼等)により形成されている。
シース16は、例えば、金属ワイヤを密着巻きした可撓性のコイルシースである。シース16の内径は、先のクリップ12のターン部24と、次のクリップ12の爪部22,22との係合が解除される寸法とされている。すなわち、シース16の内径は、2つの爪部22,22の長さと、ターン部24の爪部22,22が係合する部分の幅とを足し合わせた長さよりも大きい。
操作ワイヤ20及びシース16の基端は、操作部に取り付けられている。図6は、操作部の一例の概略構成を示す部分断面図であり、図6(A)は平面図、図6(B)は正面図である。図6(A)および(B)において、左側がクリップ処置具10に接続する先端側、右側が後端側(または基端側)である。操作部50は、ワイヤ操作ハンドル52と、シース操作ハンドル54とを有している。
ワイヤ操作ハンドル52は、円筒状のケース58と、ケース58の先端に軸を一致させて固定された位置決めパイプ56と、ケース58の内部に保持されたレバー60およびスプリング62とを有している。
レバー60は、ケース58の内部において、前後方向(ワイヤ操作ハンドル52の軸方向)に移動可能に保持されている。レバー60の後端側の一部は、ケース58の中央部分に設けられた貫通窓59に現れており、操作者が指を掛けてレバー60を後端側に引けるようになっている。レバー60の後端にはスプリング62が取り付けられている。スプリング62は、レバー60が後方へ引かれることによって圧縮され、レバー60を引く力が解除されると、反発力によって、レバー60を前方へ押し戻す。それにより、レバー60は、元の位置(ホームポジション)へ戻る。
レバー60の後方への移動限界は、貫通窓59によって規定される。すなわち、レバー60の指が掛かる面60aが、貫通窓59の後端に一致する位置が、レバー60の移動限界である。なお、レバー60の後方に規制板を設け、レバー60の後端がその規制板に当たることにより、レバー60の後方への移動限界を規定するようにしてもよい。
一方、レバー60の前方には、規制板61が設けられており、レバー60のホームポジションを規定している。レバー60は、スプリング62に付勢されて前方へ移動し、規制板61に当たって停止してホームポジションに戻る。図6では、スプリング62をコイルスプリングとして示しているが、スプリング62は、レバー60を前方へ付勢できればよく、板ばねやその他の弾性体を用いても良い。
レバー60の先端には、クリップ12を牽引するための操作ワイヤ20が固定されている。操作ワイヤ20は、シース操作ハンドル54および位置決めパイプ56の内部を通過して、レバー60に到達している。
操作者が貫通窓59に指を挿入してレバー60を引くことで、レバー60が後方へ移動すると、レバー60の先端に取り付けられた操作ワイヤ20も同様に移動して、操作ワイヤ20の先端が後方へ移動する。また、レバー60を引く力が解除されてレバー60が元の位置に戻ると、操作ワイヤ20も同様に移動して、その先端が元の位置に戻る。
なお、クリップ処置における操作ワイヤ20の牽引量は、例えば3.1mmなどの非常に小さい量なので、操作部50における確かな操作感覚を与えるために、操作ワイヤ20の牽引量とレバー60の操作量との間に、操作ワイヤ20の牽引量の変倍機構を設けてもよい。
位置決めパイプ56は、中空のパイプ状の部材であり、その中を操作ワイヤ20が通過する。また、位置決めパイプ56の内径はシース16の外径よりも大きく、位置決めパイプ56の内部にシース16を挿入可能である。図6(B)に示すように、位置決めパイプ56の上側表面には、軸線方向に所定の間隔で刻まれた複数のノッチ66が形成されている。また、位置決めパイプ56の先端部は、シース操作ハンドル54の中に挿入され、その先端部に抜け止めリング64が取り付けられている。
図6(A)に示すように、抜け止めリング64の中心部には、シース16の外径よりわずかに大きい穴が形成されている。抜け止めリング64は、シース16を軸線方向に移動可能に保持する。
シース操作ハンドル54は、円筒状のケース68と、支持ブロック70と、シース保持リング72とを有する。支持ブロック70は、シース操作ハンドル54の後端部分に配置されており、シース操作ハンドル54に挿入された位置決めパイプ56を支持する。また、支持ブロック70は、図6(B)に示すように、その先端側の面が、位置決めパイプ56の先端に取り付けられた抜け止めリング64に当接して、位置決めパイプ56がシース操作ハンドル54から外れるのを防止する。
シース保持リング72は、ケース68の先端に、シース操作ハンドル54の軸線上に設けられており、シース操作ハンドル54に挿入されたシース16の外周を固定的に保持する。したがって、シース操作ハンドル54が移動すると、シース16も共に移動する。
シース操作ハンドル54は、さらに、ケース68の外部に突出するボタン74と、ケース68の内部に設けられ、ボタン74の動きに連動する爪76を有している。爪76は、位置決めパイプ56に押し付ける方向に付勢されており、位置決めパイプ56のノッチ66に引っ掛かって、ワイヤ操作ハンドル52に対するシース操作ハンドル54の位置を決め、かつ、その移動を止める。
ボタン74が押されると、爪76が持ち上げられてノッチ66から乗り上げ、シース操作ハンドル54がシース操作ハンドル54に対して移動可能となる。ボタン74から手を離してシース操作ハンドル54をワイヤ操作ハンドル52に対して移動させると、爪76が次のノッチ66に引っ掛かった時点で移動が止められる。したがって、シース操作ハンドル54およびシース16は、ノッチ66の間隔を1ストロークとして、その1ストロークの長さ単位で移動できる。なお、図6の操作部50は、位置決めパイプ56にノッチ66が6個形成されており、5連発のクリップ処置具にも適用可能なものである。
シース操作ハンドル54の移動に伴ってシース16が移動すると、シース16の基端側端部は、抜け止めリング64の穴を進んで、位置決めパイプ56の内部に侵入する。
次に、連発式のクリップ処置具10の作用について、図7を参照して説明する。図7(A)〜(E)は、クリップ処置具10のクリップ処置動作時における段階的な状態を示す部分断面図である。
まず、図7(A)に示すように、シース16にクリップ12A〜12D及び連結リング14A〜14Dからなる4つの止血クリップ体(以下単にクリップ体という。)が装填された後、シース16が内視鏡の鉗子チャンネルに挿入される。クリップ体の装填は、例えば、予め4つのクリップ体(クリップ12に連結リング14を嵌めたもの)とダミークリップ13が連結された連結クリップユニット17を用意しておき、ダミークリップ13をシース16の先端から突出させた操作ワイヤ20の先端に取り付け、その後、シース16を操作ワイヤ20に対して相対的に前進させて、先頭のクリップ12Aを完全にシース16内に収容することで行うことができる。この方法については、後に詳述する。
図示例では、図7(A)に示すように、クリップ12Aの先端がシース16の先端にほぼ一致している。なお、先頭のクリップ12Aは、シース16の先端から所定量引っ込んだ位置にセットするようにしてもよい。
先頭のクリップ12Aは、シース16の内壁によって閉じた状態に保持される。各連結リング14A〜14Dは、その締付部40がクリップ12A〜12Dの交差部26の近傍に設定された初期位置に来るように嵌め込まれている。このとき、クリップ12B〜12Dの凸部30の上端が、それぞれ、連結リング14A〜14Cの直下に位置する。
シース16の先端が、生体内に挿入された内視鏡の挿入部の先端まで到達し、内視鏡先端から突出すると、図6に示した操作部50において、シース操作ハンドル54の爪76が1番目のノッチ66から2番目のノッチ66へ移動するように、シース操作ハンドル54が引かれる。シース操作ハンドル54にはシース16が固定されているので、シース操作ハンドル54の移動量と同じ量だけシース16が後退する。この操作により、操作ワイヤ20は移動せず、シース16のみが操作部側に引かれる。なお、シース16と連結リング14は、凸部38a,38aによって当接しているので、シース16はスムースに牽引操作することができる。
シース16が1番目のノッチ66と2番目のノッチ66の間隔に対応する所定量だけ引っ張られると、シース16の先端が、先頭の連結リング14Aのスカート部38が開く位置まで下がり、シース16から突出したクリップ12Aの爪部22,22は付勢力によって広がって、図7(B)の状態となる。これにより、1発目のクリップ12Aが使用可能な状態となる。なお、図7(B)では、連結リング14Aのスカート部38は紙面垂直方向にあるため、図に表れていない。
クリップ12Aとクリップ12Bの結合部は、連結リング14Aのスカート部38の直下に位置しているため、図7(B)の状態のとき、クリップ12Bの先端が、シース16の先端にほぼ一致している。
シース16を引くとき、シース16とシース16に嵌入されている連結リング14A〜14Dとの間に摩擦力が働く。しかし、連結リング14A〜14Dとクリップ12A〜12Dとの間には、閉じたスカート部38の内側部分によるクリップ12の押圧力、及び後ろ側のクリップ12の爪部22が開こうとするバネ力による連結リング14(その第2領域34、図4参照。)の内壁面への押圧力が働いている。さらに、クリップ12B〜12Dの凸部30が連結リング14A〜14Cの基端に当接し、連結リング14の穴43(図4参照)には進入できない。そのため、シース16を引いても連結リング14A〜14Dは不要に移動することがない。したがって、連結リング14A〜14Dは、それぞれ、クリップ12A〜12Dを保持した状態を維持することができる。
次に、図7(B)の状態のクリップ処置具10を移動させて、拡開したクリップ12Aの爪部22,22をクリップ処置したい部位に押し付けて、操作部50(図6参照)のレバー60を引くことにより、操作ワイヤ20を所定量引っ張る。操作ワイヤ20を引くことで、ダミークリップ13から順に係合している全クリップ12A〜12Dが、一様に引っ張られる。
このとき、図7(B)および(C)の状態では、シース16の先端に出た連結リング14Aは、スカート部38が開いており、スカート部38によるクリップ12Aの押圧保持は解除されている。また、連結リング14Aは、スカート部38がシース16先端で開いていることにより、シース16内への後退が阻止されている。そのため、図7(C)に示すように、先頭のクリップ12Aは連結リング14Aに対して後退する。連結リング14Aの先端、すなわち締付部40が、クリップ12Aの凸部30の直下まで押し込まれることにより、連結リング14Aによるクリップ12Aの締め付けが完了する。
それと同時に、クリップ12Aと次のクリップ12Bとの係合部が連結リング14Aの後端から抜け出る。クリップ12Aとクリップ12Bの係合部が連結リング14Aから外れると、クリップ12Bのバネ力によって腕部28がシース16の内壁に当たるまで拡開し、爪部22,22の間がクリップ12Aのターン部24の幅よりも広く開いて、クリップ12Aとクリップ12Bとの連結が解除される。それにより、クリップ12Aおよび連結リング14Aは、シース16から離脱可能となり、クリップ12Aおよび連結リング14Aによるクリップ処置が完了する。
一方、後続のクリップ12B〜12Dは、スカート部38が閉じた連結リング14B〜14Dによって、連結リング14B〜14Dに対して回転方向および進退方向に移動しないように保持されている。さらに、クリップ12B〜12Dに係合するクリップ12C、12Dの爪部22およびダミークリップ13の爪部の広がろうとする力(付勢力)によって、爪部22が連結リング14B〜14Dの第2領域34(図4参照)の内壁に押し付けられており、クリップ12B〜12Dと連結リング14B〜14Dとの間の摩擦力が高まっている。そのため、連結リング14B〜14Dは、クリップ12B〜12Dの移動とともに移動する。
すなわち、先頭のクリップ12A、及びそれを保持する連結リング14A以外のクリップ12B〜12Dと連結リング14B〜14Dは、シース16に対して一体的に進退移動し、クリップ12B〜12D及びダミークリップ13の連結状態は、連結リング14B〜14Dによって維持される。
操作ワイヤ20は、初期状態から一定量引けるように構成されている。この一定量とは、連結リング14の第2領域34の領域長さに等しいか、それよりもわずかに大きい量であると同時に、クリップ12の凸部30の下端からそのクリップ12を保持している連結リング14の先端までの長さと等しいか、それよりもわずかに小さい量である。この一定量は、図6(A)の操作部50において、レバー60のホームポジションから後方への移動限界までの長さによって定められる。
操作ワイヤ20は、操作部50のレバー60を付勢するスプリング62により、一定量引いた後、すぐにその一定量だけ戻るようになっている。図7(B)の状態から図7(C)の状態まで引っ張った操作ワイヤ20は、操作部50においてレバー60の引っ張り力を解放すると、レバー60が元の位置に戻り、それにより、操作ワイヤ20が元の位置に戻って、図7(D)の状態となる。すなわち、2発目のクリップ12Bの先端は、図7(B)のときと同様の、シース16の先端にほぼ一致する位置に戻る。
次に、2発目のクリップ12Bを使用可能な状態とするために、シース16が所定の1ストローク分引っ張られる。図6(A)の操作部50において、シース操作ハンドル54が、2番目のノッチ66から3番目のノッチ66へ動かされる。それにより、シース16の先端が、次の連結リング14Bのスカート部38が開く位置まで下がり、シース16から突出したクリップ12Bの爪部22,22は広がって、図7(E)の状態となる。
シース16を引く1ストローク分の長さは、シース16に装填された前後2つのクリップ12における先端の距離にほぼ等しい。また、シース16を引く1ストローク分の長さは、操作部50のノッチ66間の長さで定められる。
その後、上述のクリップ12Aのときと同様に、クリップ処置したい部位にクリップ12Bの爪部を押し付けて、操作ワイヤ20を所定量引っ張る。これにより、連結リング14Bによるクリップ12Bの締め付けが完了すると同時に、クリップ12Bとクリップ12Cとの連結が解除され、クリップ12Bによるクリップ処置が完了する。
以上に説明したように、本発明のクリップ処置具10では、連結リング14でクリップ12の連結部を覆って保持するため、複数のクリップ12の連結状態が確実に維持される。そして、操作ワイヤ20でダミークリップ13およびそれに連結する複数のクリップ12を所定長分だけ一方向に牽引することで、連結リング14の締付部40による先頭のクリップ12の締め付けと、次のクリップ12との連結解除とを同時に行って、先頭のクリップ12によるクリップ処置を行うことができ、さらに、シース16を操作部側へ所定長分だけ引くことで、次のクリップ12が使用可能となり、続けてクリップ処置を行うことができる。
また、クリップ12の連結部を連結リング14で覆っているため、クリップ処置操作時等にクリップ12の連結部の角部などでシース16の内壁を傷付ける心配が無く、シース16を内視鏡に挿入する時などにも、連結部において、クリップ12にこじれや歪みを生じる可能性が極めて小さい。
次に、本発明の連結クリップパッケージについて説明する。本発明の連結クリップパッケージは、上述のような連発式クリップ処置具10において用いられる連結クリップユニット17をケースに収納し、パッケージ化したものである。
図8及び図9(A)に示すように、本発明の連結クリップパッケージ80は、略板状のケース82と、ケース82内に収容されている連結クリップユニット17から構成されている。なお、以下では、図8及び図9における左側を先端、右側を後端と呼ぶ。上記のクリップ処置具10の説明では、4つのクリップ体が連結されている例について説明したが、ここでは、5つのクリップ体が連結されている例について説明する。
ケース82は、板状でほぼ同形状である2つのケース部品82a,82bを組み合わせて構成されている。 図9(A)に示すように、ケース82には、連結リング14の外径とほぼ等しい内径を有する円筒状の連結クリップ収容部83が形成されている。連結クリップ収容部83は、各ケース部品82a,82bにそれぞれ設けられた半円筒状の凹部により構成されている。連結クリップ収容部83には、5つのクリップ12A〜12E及びダミークリップ13と、その連結部分を覆う5つの連結リング14A〜14Eからなる連結クリップユニット17が収容されている。
連結クリップ収容部83の後端側には、シース16の外径とほぼ等しい内径を有する嵌合部84が設けられている。シース16の先端は、ケース82からシース16内に連結クリップユニット17を装填する際に、嵌合部84内に挿入される。
ケース82の後端側には、嵌合部84に連設された凹状のダミークリップ収容部85が設けられている。ダミークリップ収容部85内には、嵌合部84から突出されたダミークリップ13の接続部材19が突出されている。ダミークリップ収容部85は、開いた状態にある腕部48がぶつかって塑性変形しないように保護している。また、ダミークリップ収容部85は、嵌合部84の後端側を開放することで、操作ワイヤ20とダミークリップ13との接続と、シース16への連結クリップユニット17の装填とを行えるようにしている。
図10は、図9(A)の部分拡大図である。図10に示すように、連結クリップ収容部83には、連結リング14A〜14Eが収容される位置に、スカート部38の形状に対応して凹状にされたスカート収容部90が設けられている。スカート収容部90は、自然状態におけるスカート部38の傾斜とほぼ同じ角度で、スカート部38の広がりにほぼ一致して、外側へ半径方向に広がる第1斜部92と、第1斜部92の広がった端部(後端)から半径方向に狭まる第2斜部94とによって形成される。
上述したように、クリップ12A〜12Eは90度ずつ向きを変えて連結されており、それに対応して、連結リング14A〜14Eも前後の連結リング14と90度向きを変えてクリップ12A〜12Eに嵌められている。したがって、ケース82におけるスカート収容部90の位置も、各連結リング14A〜14Eに対応する位置において、周方向に90度ずつずれている。図9(A)には、連結リング14A,14C,14Eのスカート部38に対応するスカート収容部90が上下2箇所に示されている。連結リング14B,14Dのスカート部38に対応するスカート収容部90は、図9(A)の紙面に垂直な方向の2箇所に形成されている。なお、スカート収容部90は、前後方向(図中左右方向)のスカート部38に対応する位置に、全周に亘って形成してもよい。
スカート収容部90の第1斜部92により、連結リング14A〜14Eは、スカート部38が外力を受けずに広がった状態でケース82に収納される。そのため、ケース82に保管されている間にスカート部38の弾性が劣化することを防止でき、連結リング14A〜14Eの性能を維持することができる。
また、スカート収容部90がスカート部38とほぼ同形状であるので、連結リング14の外径よりも大きな内径を有する連結クリップ収容部83内で、連結クリップユニット17を位置決めすることができる。
ケース82は、内部が見えるように、透明または半透明とするのが好ましい。また、耐衝撃性、扱い易さ、および成形の容易さから、周辺温度の変動範囲(例えば5℃〜38℃)で変質しない樹脂によって形成するのが好ましい。なお、本実施形態では、ケース82を板状としているが、ケース82の外形は、板状に限定されず、円柱、または角柱であってもよい。
クリップ体のケース82への収納は、次のように行う。まず、クリップ12A〜12Eを順に連結させる。クリップ12A〜12Eの連結は、クリップ12に嵌められた連結リング14の第2領域34をスリット44からめくり、クリップ12のターン部24に次のクリップ12の爪部22を係合させて、係合部を連結リング14の所定位置にセットすることで行う。最後のクリップ12Eには、同様の方法でダミークリップ13を連結させる。これにより、連結クリップユニット17が完成する。
連結クリップユニット17は、ダミークリップ13の接続部材19が連結クリップ収容部83から突出され、かつダミークリップ収容部85内に収容されるように、ケース部品82bに収納する。その後、もう一方のケース部品82aをケース部品82bに被せることにより、ケース82は完成する。
次に、図9(A)〜(C)を参照して、連結クリップパッケージ80からシース16に連結クリップユニット17を装填する方法について説明する。まず、図9(A)に示すように、シース16の先端から操作ワイヤ20を突出させる。
操作ワイヤ20は、図6の操作部50の操作によって、シース16から突出させることができる。すなわち、図1のクリップ処置具10において、全てのクリップ12を使用した後は、図6の操作部50は、シース操作ハンドル54がワイヤ操作ハンドル52の側へ移動している。例えば、シース操作ハンドル54の爪76は、一番後ろのノッチ66に掛かっている。その状態において、ワイヤ操作ハンドル52とシース操作ハンドル54との間には、所定の間隔が空いており、シース操作ハンドル54をその間隔分だけ引いて、シース16を操作ワイヤ20に対して引くことにより、操作ワイヤ20をシース16の先端から突出させることができる。位置決めパイプ56に、操作ワイヤ20を突出させる位置に対応するノッチを設けておいてもよい。
既に使用したクリップ12の最後尾に係合していたダミークリップ13は、シース16から操作ワイヤ20を突出させた状態で、予め取り外される。
シース16と操作ワイヤ20とをダミークリップ収容部85に挿入し、フック49を一対の腕部48、48の間に挿入する。次いで、フック49で接続部材19を押しながら、シース16を嵌合部84に挿入する。連結クリップユニット17は、ダミークリップ13がフック49に押されることにより、連結クリップ収容部83内で先端側に移動される。
図9(B)に示すように、シース16は、先端が嵌合部84の端部に突き当たる位置まで挿入される。ダミークリップ13の腕部48、48は、第1傾斜部48aが連結クリップ収容部83に当接することにより、先端部分を閉じるように塑性変形する。腕部48、48の先端に設けられている係合部48bは、フック49の後端側に係合する。これにより、ダミークリップ13と操作ワイヤ20とが接続される。
操作ワイヤ20をダミークリップ13に接続したら、図9(C)に示すように、シース16と、シース16の先端に装着されているケース82を操作ワイヤ20の先端側に移動させる。シース16は、例えば、操作者がケース82を持ち、操作部50(図4参照)のシース操作ハンドル54を、ワイヤ操作ハンドル52に対して前進させることで、操作ワイヤ20に対して先端側に移動させることができる。
操作ワイヤ20は、シース16とケース82とが先端側に移動することにより、シース16とケース82とに対して、相対的に後端側に移動することになる。その際に、操作ワイヤ20に接続されている連結クリップユニット17もシース16内に一緒に引き込まれる。
図11に示すように、腕部48、48の先端の係合部48bは第2傾斜部として作用し、腕部48、48がシース16内に挿入される際にガイドする。また、スカート部38、38は、後端側のエッジが第2斜部94に当接して閉じられる。スカート部38、38は、凸部38a,38aが連結クリップ収容部83の内面に当接するので、後端側のエッジが連結リング14の外周面から外側に突出しないように閉じられる。これにより、連結クリップユニット17は、シース16の先端に引っ掛かることなく、シース16内に引き込まれる。また、シース16内に引き込まれた連結リング14は、凸部38a,38aがシース16の内面に当接するので、連結クリップユニット17を所定位置までスムースに装填することができる。
連結リング14A〜14Eは、その後端側の第2領域34(図4参照)の内壁が、後ろ側のクリップ12B〜12Eおよびダミークリップ13の爪部22が広がろうとする付勢力によって、押圧されている。そのため、ケース82内において、クリップの連結状態、および、クリップ12A〜12Eと連結リング14A〜14Eとの位置関係が維持される。
さらに、シース16への装填時には、スカート部38が閉じているので、連結リング14A〜14Eの内部のクリップ12A〜12Eがスカート部38の内側の部分によって押圧され、連結リング14A〜14Eがクリップ12A〜12Eおよびダミークリップ13の連結状態を保持する。そのため、シース16への装填時に、クリップ12A〜12E及びダミークリップ13の連結が外れ、あるいは連結リング14A〜14Eとの位置関係がずれるのを防止することができる。
操作部50(図6参照)において、シース操作ハンドル54が先端側へ移動し、爪76が最初のノッチ66に掛かったときに、連結クリップユニット17の装填が完了する。連結クリップユニット17が装填されたシース16は、ケース82から抜きとられる。
本発明によれば、フック49で接続部材19を押してケース82内に挿入させるだけで、第1傾斜部48aにより腕部48、48が塑性変形するので、簡単に操作ワイヤ20をダミークリップ13に接続することができる。また、腕部48、48は、第2傾斜部として作用する係合部48bにガイドされてシース16に挿入されるので、挿入時の抵抗を小さくすることができる。接続部材19は、腕部48,48を塑性変形させて操作ワイヤ20に係合するので、小さな曲率半径内を移動するときに、弾性変形して接続が外れることはない。
また、連結クリップパッケージ80は、クリップ12を連結した状態で流通および保管することができ、さらに、その連結状態を保ったまま、簡単な操作でシース16へ装填できる。そのため、操作者の作業負担が小さく、短時間で簡単にクリップの装填をすることができる。
また、連結クリップパッケージ80は、連結リング14のスカート部38が開いた状態で保管できるので、スカート部38の弾性を損なうのを防止でき、クリップ12の使用時(クリップ処置時)に、クリップ12および連結リング14が十分な性能を発揮することができる。さらに、連結クリップパッケージ80は、その内部で開いた状態のスカート部38を、シース16への装填前に閉じることができるので装填操作が容易である。
接続部材19は、ケース82の外にあるときに、指などで潰して塑性変形させてもよい。また、上記実施形態では、シース16を操作ワイヤ20に対して相対的に前進させて、連結クリップユニット17をシース16に装填したが、シース16を移動させずに、操作ワイヤ20を引っ張って、連結クリップユニット17をシース16内に引き込んでもよい。
なお、上記の各例ではクリップ12の向きを90度ずつ変えて連結するものとしているが、本発明はこれには限定されない。例えば、爪部22,22とターン部24との間の部分で90度だけ捻った形状のクリップを使用し、連続するクリップを同じ向きで連結するようにしてもよい。
また、ターン部を有するクローズクリップを用いることで、ターン部を押圧して腕部に拡開するバネ力(付勢力)を与えることができる点で好ましいが、本発明は、ターン部を有さないオープンクリップ(U字状のクリップ)を用いるものに適用することもできる。
以上、本発明に係る連結クリップパッケージおよび連結クリップの装填方法について詳細に説明したが、本発明は上記の実施例に限定されず、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々の改良や変更をしてもよいのはもちろんである。また、本発明の連結クリップパッケージおよび連結クリップの装填方法を用いる連発式クリップ処置具は、軟性鏡のほか、硬性鏡にも用いることができる。
連発式クリップ処置具の一例を示す部分断面図である。 図1に示す連発式クリップ処置具の先端側の拡大図である。 クリップの斜視図である。 連結リングの一例を示す側面図、断面図及び底面図である。 ダミークリップの斜視図である。 操作部の概略構成を示す部分断面図である。 連発式クリップ処置具のクリップ処置操作における段階的な状態を示す部分断面図である。 連結クリップパッケージの外観斜視図である。 連結クリップパッケージからシースへの連結クリップユニットの装填操作における段階的な状態を示す部分断面図である。 図9(A)の部分拡大図である。 ダミークリップの接続部がシース内に挿入される際の状態を示す部分断面図である。
符号の説明
10 クリップ処置具
12 クリップ
13 ダミークリップ
14 連結リング
16 シース
17 連結クリップユニット
19 接続部材
20 操作ワイヤ
38 スカート部
38a 傾斜部
42 保持部
80 クリップパッケージ
82 ケース
83 連結クリップ収容部
90 スカート収容部

Claims (7)

  1. 筒状のケースに収容されたクリップの後端に連結される連結手段と、
    前記クリップの操作に用いられる操作ワイヤの先端に設けられたフックが挿入され、塑性変形されることにより前記フックに接続する接続手段とを備えたことを特徴とするダミークリップ。
  2. 前記接続手段は、前記フックに押されて前記ケース内に挿入され、前記ケースの内壁に当接して塑性変形することを特徴とする請求項1記載のダミークリップ。
  3. 前記接続手段は、前記フックが挿入できるように開かれた一対の腕部を有し、前記腕部は、前記ケース内に挿入されたときに前記ケースの内壁に当接して前記腕部を閉じる第1の傾斜部と、前記腕部の先端に設けられ、前記腕部が閉じたときに前記フックに係合する係合部とを有することを特徴とする請求項2記載のダミークリップ。
  4. 前記係合部には、前記フックと前記接続手段との接続後に前記操作ワイヤが筒状のシース内に引き込まれる際に、前記シースに対する前記腕部の挿入をガイドする第2傾斜部が設けられていることを特徴とする請求項3記載のダミークリップ。
  5. 前後のクリップと係合して一列に並ぶ複数のクリップと、前記クリップの係合部を覆って前記クリップの連結状態を維持する複数の連結リングと、最後尾に配された前記クリップに係合する請求項2〜4いずれか記載の前記ダミークリップとを有する連結クリップユニットと、
    前記連結リングの外径よりもわずかに大きい内径を有し、前記連結クリップユニットを収容する連結クリップ収容部と、前記フックが挿入可能な状態で前記接続手段を収容するダミークリップ収容部とを有するケースを備えたことを特徴とする連結クリップパッケージ。
  6. 前記ケースは、前記シースの先端が嵌合する嵌合部を備えていることを特徴とする請求項5記載の連結クリップパッケージ。
  7. 請求項6記載の前記連結クリップパッケージから、前記シースに前記連結クリップユニットを装填するクリップ装填方法であって、
    前記フックにより前記接続手段を押して前記ケース内に挿入させ、前記接続手段を塑性変形させて前記ダミークリップと前記フックとを接続する接続工程と、
    前記シースを前記ケースの前記嵌合部に嵌合し、前記シース及び前記ケースを前記操作ワイヤに対して先端側に移動させ、前記ケースから前記シース内に前記連結クリップユニットを装填する工程とを備えたことを特徴とするクリップ装填方法。
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