JP2009267724A - 電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】筐体の小型化を阻害することなく、筐体を構成する第1ケースと第2ケースとの係合を確実に行える電子機器を提供すること。
【解決手段】電子機器1は、第1ケース22及び第2ケース21を有し開口部25が形成された筐体2と、本体部91、及び本体部91から延設される腕部92、を有するカバー部材90と、第1ケースの側面における開口部25の近傍に設けられる第1係合爪221と、第2ケース21に設けられ第1係合爪221に係合する第2係合爪211と、を備え、カバー部材90の腕部92は、第2係合爪211よりも筐体2の内部側に配置され、第1ケース22における側面22aには、内面から突出し腕部92の先端側に当接して腕部92と第1ケース22の側面22aとを離間させる規制リブ29が設けられる。
【選択図】図7

Description

本発明は、携帯電話機等の電子機器に関する。詳細には、筐体に設けられた開口部を覆うカバー部材を備えた電子機器に関する。
近年、電子機器としての携帯電話機においては、その機能の高度化に伴い、携帯電話機を構成する筐体の内部に各種コネクタ(外部機器と接続するためのケーブルコネクタ、外部メモリ等を装着可能なカードコネクタ、イヤホンコネクタ等)が設けられている。また、筐体の内部には、回路基板、シールドケース等の内部部品が収納されている。コネクタ等の電子部品は、回路基板に実装されている。
筐体は、第1ケース及び第2ケースを備えており、これら第1ケースと第2ケースとが互いに結合されて構成されている。コネクタは、筐体に形成された開口部に対応して配置されており、該開口部を通じて筐体の外部に露出する。また、開口部は、カバー部材としてのキャップにより閉塞される。
筐体の開口部を閉塞するキャップとしては、各種形態があるが、例えば、開口部に嵌合される本体部と、本体部から延設される腕部とを有するキャップ(「腕部付きキャップ」ともいう)がある。腕部付きキャップによれば、腕部を筐体の内部に挿入配置し、腕部をスライド可能に保持する構造とすることにより、キャップが筐体にスライド可能に保持される。
このような腕部付きキャップを備える携帯電話機は、例えば以下のようにして組み立てられる。
まず、筐体を構成する第1ケースに回路基板等の内部部材を配置する。次に、内部部材が配置された第1ケースに、腕部付きキャップを、腕部が筐体の内側に位置し、本体部が筐体の外側に位置するように配置する。
その後、第1ケースに設けられた第1係合爪と、第2ケースに設けられた第2係合爪とを互いに係合させて、第1ケースと第2ケースとを結合する。
ところで、筐体の側面に開口部を有する携帯電話機では、開口部において筐体の側面が切り欠かれた状態となっている。そのため、筐体は、開口部の近傍における剛性が低下する。また、開口部に設けられたコネクタには、外部機器が着脱されるため、この外部機器の着脱により、互いに結合されている第1ケースと第2ケースとの係合が解かれて筐体が開いてしまう場合がある。
ここで、開口部の近傍における筐体の剛性を向上させ、外部機器の着脱による筐体の開放を防止するために、開口部の近傍に第1ケースと第2ケースとを結合する第1係合爪及び第2係合爪を設けると、筐体の内部に配置された腕部が、第2係合爪の第1係合爪への係合を妨げ、第1ケースと第2ケースとの結合を阻害する場合があった。
つまり、第1係合爪と第2係合爪とが係合する場合には、第2係合爪は、第1係合爪よりも筐体の内部側に配置されて係合する。この場合に、腕部付きキャップを備えた携帯電話機では、第2係合爪が配置される位置に腕部が配置されてしまうことで第2係合爪が所定の位置に配置できず、第1係合爪への係合が阻害される場合があった。
そこで、腕部が第2係合爪と第1係合爪との係合を阻害しないように、腕部を筐体の側面に対して略垂直に挿入配置させることで第1ケースの側面から離間させることが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−109061号公報
しかし、特許文献1で提案された携帯電話機では、腕部が筐体内に挿入配置された場合に、この腕部と接触するおそれのある位置に回路基板等の内部部材を配置できない。そのため、筐体内には、利用されない空間が生じてしまい、筐体の小型化が阻害されてしまうという問題があった。
また、腕部と第1係合爪とを筐体の厚さ方向に離間させて配置した場合には、筐体の厚みが増してしまい、筐体の小型化が阻害されてしまうという問題があった。
このように、従来提案された携帯電話機では、開口部の近傍に係合爪を設けた場合、腕部を、係合爪同士の係合を阻害しないように配置すると、筐体の小型化が阻害されてしまうという問題があった。
従って、本発明は、筐体の小型化を阻害することなく、筐体を構成する第1ケースと第2ケースとの係合を確実に行える電子機器を提供することを目的とする。
本発明は、第1ケース及び該第1ケースに結合される第2ケースを有すると共に側面に開口部が形成された筐体と、前記開口部を覆う本体部、及び該本体部から延設され前記筐体の内部に挿入される腕部、を有するカバー部材と、前記第1ケースの側面における前記開口部の近傍に設けられ、前記筐体の内部側に突出するように形成される第1係合部と、前記第2ケースの側面における前記開口部の近傍に設けられ、前記第1係合部に係合して該第1係合部よりも前記筐体の内部側に配置される第2係合部と、を備え、前記カバー部材の前記腕部は、前記第2係合部よりも前記筐体の内部側に配置され、前記第1ケースにおける前記側面の内面には、該側面の内面から突出し前記腕部の先端側に当接して該腕部と前記第1ケースの側面とを離間させる凸部が設けられる電子機器に関する。
また、前記凸部は、前記第1ケースの厚さ方向において前記第1係合部と重なり合う位置に設けられることが好ましい。
また、前記凸部は、前記開口部からの距離が離れるにしたがって該凸部の突出長さが長くなる傾斜部を備えることが好ましい。
また、前記凸部の突出長さは、前記第1係合部の突出長さよりも長いことが好ましい。
また、前記カバー部材は、前記腕部の先端側に、前記第1ケースの側面側に向けて湾曲した湾曲部を備えることが好ましい。
本発明によれば、筐体の小型化を阻害することなく、筐体を構成する第1ケースと第2ケースとの係合を確実に行える電子機器を提供できる。
以下、本発明を実施するための好ましい一実施形態について、図面を参照しながら説明する。まず、本発明の電子機器の一実施形態である携帯電話機1の基本構造について、図1及び図2を参照しながら説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る携帯電話機1について、操作部側筐体2と表示部側筐体3とを開いた状態で示す斜視図である。図2は、図1に示す携帯電話機1を折り畳んだ状態で、表示部側筐体3のリアケース30b側から視た斜視図である。
携帯電話機1は、折り畳み型の携帯電話機1であり、略直方体形状の操作部側筐体2と、略直方体形状の表示部側筐体3と、操作部側筐体2と表示部側筐体3とを連結する連結部4と、を備える。
操作部側筐体2の上端部と表示部側筐体3の下端部とは、連結部4を介して開閉可能に連結されている。つまり、連結部4は、表示部側筐体3と操作部側筐体2とを開閉軸Pを中心に開閉可能に連結している。
携帯電話機1は、連結部4を介して連結された操作部側筐体2と表示部側筐体3とを相対的に回転(回動)することにより、操作部側筐体2と表示部側筐体3とを互いに開いた状態(開放状態)にしたり、操作部側筐体2と表示部側筐体3とを折り畳んだ状態(折畳み状態)にしたりできる。
表示部側筐体3は、図1及び図2に示すように、その外面が、フロントケース30a及びリアケース30bを主体として構成される。
表示部側筐体3の前面3aは、フロントケース30a及びフロントパネル33を主体として構成されている。前面3aは、携帯電話機1を折り畳んだ状態で操作部側筐体2と向かい合う面である。表示部側筐体3の背面3bは、リアケース30bを主体として構成されている。背面3bは、前面3aとは反対側の面である。
表示部側筐体3内には、各種情報を表示させるメイン液晶モジュール34が配置されており、メイン液晶モジュール34は、その一方の面に設けられたメイン表示部34aが、透明部分を主体とするフロントパネル33を介して、フロントケース30aに形成された開口部から表示部側筐体3の前面3aに露出するように配置されている。
また、フロントケース30aには、通話の相手側における音声を出力する音声出力部31が形成されている。音声出力部31は、表示部側筐体3の長手方向における連結部4とは反対の端部側に配置される。つまり、音声出力部31は、携帯電話機1の開状態における表示部側筐体3側の端部近傍に配置される。
表示部側筐体3のリアケース30b側には、図2に示すように、各種情報を表示させるサブ液晶モジュール36が配置されており、サブ液晶モジュール36は、その一方の面に設けられたサブ表示部36aが、リアケース30bの透明部分を介して表示部側筐体3の背面3bに露出するように配置されている。
メイン液晶モジュール34及びサブ液晶モジュール36は、それぞれ、メイン表示部34a及びサブ表示部36aを構成する液晶パネル、この液晶パネルを駆動する駆動回路、この液晶パネルの背面側から光を照射するバックライト等の光源部等から構成される。
次に、操作部側筐体2について説明する。図3は、操作部側筐体2の分解斜視図である。
図1及び図3に示すように、操作部側筐体2は、その外面が第2ケースとしてのフロントケース21及び第1ケースとしてのリアケース22を主体として構成されている。フロントケース21は、操作部側筐体2の前面2a側を構成する。操作部側筐体2の前面2aは、携帯電話機1を折り畳んだ状態で表示部側筐体3と向かい合う面である。リアケース22は、前面2aと反対側の面である背面2b側を構成する。
また、操作部側筐体2の側面2cには、開口部25が形成されている(図3参照)。開口部25は、カバー部材としてのキャップ90により閉塞される。キャップ90及び開口部25近傍の構造については、後述する。
図1に示すように、フロントケース21は、操作キー群11が前面2aに露出するように構成されている。操作キー群11は、各種設定や電話帳機能やメール機能等の各種機能を作動させるための機能設定操作キー13と、電話番号の数字やメール等の文字等を入力するためのテンキー等の入力操作キー14と、各種操作における決定や上下左右方向のスクロール等を行う決定操作キー15と、から構成されている。
操作キー群11を構成する各キーそれぞれには、操作部側筐体2と表示部側筐体3との開閉状態や、起動されているアプリケーションの種類に応じて所定の機能が割り当てられる(キー・アサイン)。携帯電話機1において、操作キー群11を構成する各キーが使用者により押圧されることで、各キーに割り当てられている機能に応じた動作が実行される。
操作部側筐体2の前面2aには、携帯電話機1の使用者が通話時に発した音声が入力される音声入力部12が形成されている。音声入力部12は、操作部側筐体2の長手方向における連結部4とは反対側の端部近傍に配置される。つまり、音声入力部12は、携帯電話機1の開状態において長手方向の一方の端部側に配置される。
フロントケース21とリアケース22との間には、フロントケース21側から順に、キーシート50と、フレキシブル配線基板60と、縦長のシールドケース70と、回路基板80と、バッテリQと、が、積層配置されて内蔵される(図3参照)。
回路基板80の上面80a側(操作部側筐体2の前面2a側)及び下面80b側(操作部側筐体2の背面2b側)には複数の電子部品81が実装されている。複数の電子部品81は、所定の組み合わせにより回路ブロック(図示せず)等を形成する。各種の電子部品81のうち、開口部25に対向して配置される部品を「第1電子部品81a」という。
回路基板80の所定箇所には、基準電位パターン層(図示せず)が設けられている。基準電位パターン層は、例えば、回路基板80の下面80bにおける側縁部近傍に設けられている。
シールドケース70は、回路基板80の上面80a側に実装された複数の電子部品81を覆う部材である。シールドケース70は、導電性の部材からなり、回路基板80における回路ブロックを遮蔽するために設けられる。また、シールドケース70は操作部側筐体2の強度を向上させる役目も果たす。
シールドケース70は、強度を確保する観点から金属から形成されていることが好ましいが、インサート成形により部分的に合成樹脂から形成することもできる。
フレキシブル配線基板60は、シールドケース70の上面70a側に積層配置され、複数のキースイッチ61〜63を有する。フレキシブル配線基板60は、複数の絶縁層(絶縁フィルム)の間に配線を挟み込んで形成されている。フレキシブル配線基板60は、キーシート50側に、キートップとしての機能設定操作キー13、入力操作キー14及び決定操作キー15にそれぞれ対応して、複数のキースイッチ61、62、63を備える。キースイッチ61、62、63は、椀状に湾曲して立体的に形成された金属板のメタルドームを有する。メタルドームは、その椀状形状の頂点が押圧されると、フレキシブル配線基板60の表面に印刷された電気回路(図示せず)に形成されるスイッチ端子に接触して、電気的に導通するように構成される。
キーシート50は、フレキシブル配線基板60に積層配置され、複数のキースイッチ61、62、63を押圧可能な押し子と、操作面を有するキートップとが、弾性を有するシリコン等で構成されたシートに設けられて構成されている。
キーシート50は、シリコンゴム製の基体シート51の表面に操作キー群11のキートップが接着剤により貼り付けられて構成される。キーシート50における操作キー群11を構成する機能設定操作キー13、入力操作キー14及び決定操作キー15は、フレキシブル配線基板60におけるキースイッチ61、62、63と対向する位置に配置されると共に、フロントケース21に形成されるキー孔13a、14a、15aから露出するように配置される。
フロントケース21における操作部側筐体2の前面2a側には、キー孔13a、14a、15aが形成されている。キー孔13a、14a、15aのそれぞれからは、機能設定操作キー13の押圧面、入力操作キー14の押圧面、及び決定操作キー15の押圧面が露出する。この露出した機能設定操作キー13の押圧面、入力操作キー14の押圧面及び決定操作キー15の押圧面を押し下げるように押圧することで、対応するキースイッチ61、62、63それぞれに設けられるメタルドームにおける椀状形状の頂点は、押圧されて、スイッチ端子に接触して電気的に導通する。
リアケース22は、回路基板80の下面80b側に配置される。
リアケース22には、その厚み方向(背面2bから前面2aに向かう方向)に貫通したバッテリ収納空間23が形成されており、このバッテリ収納空間23にバッテリQが収納される。
バッテリ収納空間23の背面2b側は、リアケース22と取り外し可能な蓋部24によって開放又は封鎖自在となっている。
バッテリQは、リアケース22のバッテリ収納空間23に背面2b側から収納され、バッテリ収納空間23が蓋部24によって封鎖されることにより、操作部側筐体2に装着される。
フロントケース21とリアケース22とは、互いの凹状の内側面が向き合うように配置され、互いの外周縁が重なり合うようにして結合される。リアケース22には、操作部側筐体2の内部側に突出するように形成された複数のリアケース側係合爪220が設けられており、フロントケース21には、複数のリアケース側係合爪220それぞれに係合可能な複数のフロントケース側係合爪210が設けられている。
フロントケース21とリアケース22とは、複数のフロントケース側係合爪210それぞれが、複数のリアケース側係合爪220それぞれよりも操作部側筐体2の内部側に配置された状態で、これら複数のリアケース側係合爪220に係合して結合される(図10参照)。
次に、携帯電話機1における開口部25及びキャップ90近傍の構造について、図4から図10等を参照しながら説明する。図4は、リアケース22に回路基板80が配置された状態を示す斜視図であり、図5は、図4の部分拡大図である。
図6は、リアケース22に、回路基板80及びキャップ90が配置された状態を示す斜視図である。図7は、図6の部分拡大図である。図8は、図6のA−A線断面図である。図9は、キャップ90を示す斜視図である。図10は、図1のB−B線断面図であり、リアケース22とフロントケース21とが結合されて操作部側筐体2が組み立てられた状態を示す図である。
図3及び図4に示すように、操作部側筐体2の側面2cには、リアケース22の側面22aの一部が切り欠かれて形成された開口部25が設けられている。
また、操作部側筐体2の側面2cの内部には、第1電子部品であるコネクタ81aが配置される。コネクタ81aは、回路基板80の下面80b側(操作部側筐体2の背面2b側)に実装されている。コネクタ81aは、開口部25に対向して配置されており、開口部25を通じて露出している。
図6及び図7に示すように、開口部25は、キャップ90により覆われる。つまり、キャップ90は、開口部25に嵌合して開口部25を閉塞し、コネクタ81aが操作部側筐体2の外部に露出しないようにする。また、キャップ90は、図示はしないが、開口部25に嵌合しない状態にすることも可能である。この場合には、コネクタ81aは開口部25を通じて操作部側筐体2の外部に露出する。
図9に示すように、キャップ90は、開口部25に嵌合される本体部91と、本体部91から延設される腕部92と、を備える。
本体部91は、操作部側筐体2の開口部25に嵌合し得る形状及び大きさを有する略矩形板状の部材からなる。
腕部92は、弾性変形可能な略矩形板状の部材からなり、本体部91の長手方向における一端側から、図6、図7、図9等に示すX1方向に延設される。腕部92の基端92b側は、Y2方向に屈曲して本体部91の内面(コネクタ81a側の面)に連結している。腕部92の先端92a側は、Y2方向側に向けて湾曲している。
また、腕部92の先端部には、Y1方向及びY2方向に突出して幅広となった係合突起93が設けられている。
ここで、「X1方向」とは、本体部91の長手方向に沿う方向のうち、腕部92の基端92b側から先端92a側に向かう方向である。「X2方向」とは、X1方向とは反対向きの方向である。X1方向及びX2方向を合わせて「X方向」という。
「Y1方向」とは、本体部91に対して略垂直に延びる方向のうち、本体部91から操作部側筐体2の内部に向かう方向である。「Y2方向」とは、Y1方向とは反対向きの方向である。Y1方向及びY2方向を合わせて「Y方向」という。
図4及び図5に示すように、リアケース22の側面22aにおける開口部25近傍のX1方向側には、操作部側筐体2の内部側(Y1方向側)に突出するように形成される第1係合部としての第1係合爪221が設けられている。この第1係合爪221は、複数のリアケース側係合爪のうちの1つである。
また、フロントケース21の側面21aにおける開口部25近傍には、第1係合爪221よりも操作部側筐体2の内部側に配置されて第1係合爪221と係合する第2係合部としての第2係合爪211が設けられている(図3及び図10参照)。この第2係合爪211は、複数のフロントケース側係合爪のうちの1つである。
図4から図8に示すように、リアケース22の内部には、リアケース22における側面22aの内面から突出して腕部92をリアケース22の側面22aから離間させる凸部である規制リブ29が設けられる。
規制リブ29は、図8に示すように、リアケース22の厚さ方向において第1係合爪221と重なり合う位置に設けられる。詳細には、第1係合爪221は、リアケース22の側面22aにおける上縁に設けられており、規制リブ29は、リアケース22の側面22aにおける底面近傍に設けられている。そして、第1係合爪221と規制リブ29とは、リアケース22の厚さ方向に互いに離間して設けられている。
規制リブ29の突出長さL1は、第1係合爪221の突出長さL2よりも長い。つまり、規制リブ29の先端は、第1係合爪の先端部よりも操作部側筐体2の内部側(Y1方向側)に位置する。
また、図5に示すように、規制リブ29は、開口部25側の側面に開口部25からの距離が離れるにしたがって規制リブ29の突出長さが長くなる傾斜部291を備えている。
本実施形態においては、規制リブ29は、平面視で略三角形状を有している(図5参照)。
図7に示すように、キャップ90の腕部92は、操作部側筐体2の内部において、開口部25からX1方向側に延びて配置される。また、キャップ90の本体部91が開口部25に嵌合された状態では、操作部側筐体2の内部に挿入配置された腕部92は、その先端92a側が規制リブ29に当接する。
また、リアケース22における第1係合爪221の内部側(Y1方向側)には、腕部92が配置されない空間100が形成される(図7参照)。
そして、腕部92は、リアケース22とフロントケース21が結合された状態で、第2係合爪211よりも操作部側筐体2の内部側(Y1方向側)を操作部側筐体2の側面に沿うように配置される(図10参照)。
図5に示すように、リアケース22における開口部25の近傍には、腕部92をX方向にスライド可能に保持する第1保持部材27及び第2保持部材28が設けられる。第1保持部材27及び第2保持部材28は、腕部92を挟み込んでX方向にスライド可能に保持すると共に(図7参照)、キャップ90を引き出したときに、腕部92の係合突起93の突き当て部として(換言すると、腕部92の抜け止めとして)機能する(図示せず)。
続いて、本実施形態の携帯電話機1の操作部側筐体2を組み立てる手順について説明する。
まず、図4に示すように、操作部側筐体2を構成するリアケース22に回路基板80等の内部部材を配置する。ここで、第1電子部品81aを、開口部25に対向するように配置する。
次に、図6に示すように、内部部材が配置されたリアケース22に、キャップ90を配置する。キャップ90は、本体部91がリアケース22の外側で開口部25を閉塞し、腕部92がリアケース22の内側に位置するように配置する。
ここで、腕部92の先端92a側は、リアケース22の側面22aから突出する規制リブ29に当接するので、腕部92のリアケース22の側面22a側への移動が規制される(図7参照)。言い換えると、腕部92は、リアケース22の側面22aからY1方向に離間した状態で維持される。
また、規制リブ29の突出長さL1は、第1係合爪221の突出長さL2よりも長いので、第1係合爪221と腕部92とは、平面視において所定の長さ離間する。つまり、リアケース22における第1係合爪221の内部側には、腕部92が配置されない空間100が形成される(図7参照)。
また、腕部92の先端92a側は、本発明の湾曲部となる部分であり、リアケース22の側面22a側(Y2方向側)に向かって湾曲している。これにより、規制リブ29と腕部92との間のクリアランスを小さくすることができる。即ち、腕部92の、規制リブ29以降のX1方向に向かう部分は、腕部92の先端92aがリアケース22の側面22a側に向かって湾曲しているため、この先端92aと規制リブ29との間のクリアランスを小さくすることができる。
次に、図10に示すように、リアケース22に設けられた第1係合爪221と、フロントケース21に設けられた第2係合爪211とを互いに係合させて、リアケース22とフロントケース21とを結合し操作部側筐体2を組み立てる。ここで、フロントケース21の第2係合爪211は、第1係合爪221の内部側(Y1方向側)に形成される腕部92が配置されない空間100に配置されて、第1係合爪221に係合する。
本実施形態によれば、リアケース22における開口部25の近傍に第1係合爪221を設けると共に、リアケース22の側面22aの内面から突出して腕部92の先端92a側に当接する規制リブ29を設けた。
これにより、腕部92をリアケース22の側面22aに沿うように配置しても、リアケース22における第1係合爪221の内部側に腕部92が配置されない空間100が形成される。よって、この空間100に第2係合爪211を配置して第1係合爪221と確実に係合させられる。その結果、操作部側筐体2の小型化を阻害することなく、操作部側筐体2を構成するリアケース22とフロントケース21との係合を確実に行える。
また、規制リブ29を、リアケース22の厚さ方向において第1係合爪221と重なり合う位置に設けた。これにより、腕部92は、少なくとも第1係合爪221が設けられた位置において、リアケース22の側面22aから離間するので、第1係合爪221の内部側(Y1方向側)には、腕部92が配置されない空間100が形成される。よって、この空間100に第2係合爪211を配置して第1係合爪221と係合させられるので、リアケース22とフロントケース21との係合をより確実に行える。
また、腕部92の先端92a側を、リアケース22の側面22a側(Y2方向側)に湾曲させた。これにより、腕部92と第1係合爪221との間に形成される空間100がより広くなる。よって、この空間100に第2係合爪211を配置して第1係合爪221と係合させられるので、リアケース22とフロントケース21との係合をより確実に行える。
また、規制リブ29の突出長さL1を第1係合爪221の突出長さL2よりも長く構成した。これにより、第1係合爪221の内部側(Y1方向側)には、腕部92が配置されない空間100が形成される。よって、この空間100に第2係合爪211を配置して第1係合爪221と係合させられるので、リアケース22とフロントケース21との係合をより確実に行える。
また、規制リブ29の開口部25側の側面に、開口部25からの距離が離れるにしたがって規制リブの突出長さが長くなる傾斜部291を設けた。これにより、腕部92が操作部側筐体2の内部に挿入されて規制リブ29に当接した場合に、腕部92の先端92a側を、傾斜部291に沿って操作部側筐体2の内部に案内できる。よって、規制リブ29の存在により腕部92の挿入が阻害されない。
また、リアケース22とフロントケース21とを結合させる第1係合爪221及び第2係合爪211をそれぞれ開口部25の近傍に設けた。これにより、開口部25の近傍における操作部側筐体2の剛性が向上すると共に、外部機器の着脱により操作部側筐体2が開放しにくくなる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は前述した実施形態に制限されるものではなく、適宜変更が可能である。
例えば、本実施形態では、リアケース22の厚さ方向において、規制リブ29と第1係合爪221とを重なり合うように配置したが、これに制限されず、規制リブと第1係合爪とを、リアケースの長手方向にずらして配置してもよい。
また、本実施形態では、規制リブ29を設けて腕部92とリアケース22の側面22aとを離間させたが、これに限らず、規制リブを設けずに、腕部の先端92a側をリアケースの側面側に湾曲させることのみによって、腕部92とリアケース22の側面22aとを離間させてもよい。
また、本実施形態においては、本発明を操作部側筐体2に適用しているが、これに制限されず、例えば表示部側筐体3に適用してもよい。
本実施形態における連結部4は、表示部側筐体3と操作部側筐体2とを開閉軸Pを中心に開閉可能に連結しているが、連結部4は、表示部側筐体3と操作部側筐体2とを開閉軸Pを中心に開閉可能に連結すると共に、開閉軸Pに直交する回動軸を中心に回動可能に連結するいわゆる2軸ヒンジ機構を備えていてもよい。
また、本発明の電子機器は、前記実施形態のような折り畳み式ではなく、操作部側筐体2と表示部側筐体3とを重ね合わせた状態から一方の筐体を一方向にスライドさせるようにしたスライド式の電子機器であってもよい。また、操作部側筐体2と表示部側筐体3との重ね合せ方向に沿う軸線を中心に一方の筐体を回転させるようにした回転式(リボルバ)の電子機器であってもよい。
本発明は、携帯電話機以外の携帯電子機器に適用することができ、また携帯電子機器以外の電子機器にも適用することができる。携帯電話機以外の携帯電子機器としては、例えば、PHS(登録商標:Personal Handy phone System)、ポータブルゲーム機、ポータブルナビゲーション装置、PDA(Personal Digital Assistant)、ノートパソコン、操作部を備えるELディスプレイ又は液晶ディスプレイが挙げられる。
更に、携帯電子機器以外の電子機器としては、例えば、電子辞書、電卓、電子手帳、デジタルカメラ、ビデオカメラ、ラジオ等が挙げられるが、これらのみに限定されるものではない。
本発明の一実施形態に係る携帯電話機について、操作部側筐体と表示部側筐体とを開いた状態で示す斜視図である。 図1に示す携帯電話機を折り畳んだ状態で、表示部側筐体のリアケース側から視た斜視図である。 操作部側筐体の分解斜視図である。 リアケースに回路基板が配置された状態を示す斜視図である。 図4の部分拡大図である。 リアケースに、回路基板及びキャップが配置された状態を示す斜視図である。 図6の部分拡大図である。 図6のA−A線断面図である。 キャップを示す斜視図である。 図1のB−B線断面図であり、リアケース22とフロントケース21とが結合されて操作部側筐体2が組み立てられた状態を示す図である。
符号の説明
1 携帯電話機(電子機器)
2 操作部側筐体(筐体)
2c 側面
3 表示部側筐体
4 連結部
21 フロントケース(第2ケース)
22 リアケース(第1ケース)
22a 側面
25 開口部
29 規制リブ(凸部)
90 キャップ(カバー部材)
91 本体部
92 腕部
92a 先端(湾曲部)
211 第2係合爪(第2係合部)
221 第1係合爪(第1係合部)
291 傾斜部

Claims (5)

  1. 第1ケース及び該第1ケースに結合される第2ケースを有すると共に側面に開口部が形成された筐体と、
    前記開口部を覆う本体部、及び該本体部から延設され前記筐体の内部に挿入される腕部、を有するカバー部材と、
    前記第1ケースの側面における前記開口部の近傍に設けられ、前記筐体の内部側に突出するように形成される第1係合部と、
    前記第2ケースの側面における前記開口部の近傍に設けられ、前記第1係合部に係合して該第1係合部よりも前記筐体の内部側に配置される第2係合部と、を備え、
    前記カバー部材の前記腕部は、前記第2係合部よりも前記筐体の内部側に配置され、
    前記第1ケースにおける前記側面の内面には、該側面の内面から突出し前記腕部の先端側に当接して該腕部と前記第1ケースの側面とを離間させる凸部が設けられる電子機器。
  2. 前記凸部は、前記第1ケースの厚さ方向において前記第1係合部と重なり合う位置に設けられる請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記凸部は、前記開口部からの距離が離れるにしたがって該凸部の突出長さが長くなる傾斜部を備える請求項1又は2に記載の電子機器。
  4. 前記凸部の突出長さは、前記第1係合部の突出長さよりも長い請求項1から3のいずれか1項に記載の電子機器。
  5. 前記カバー部材は、前記腕部の先端側に、前記第1ケースの側面側に向けて湾曲した湾曲部を備える請求項1から4のいずれか1項に記載の電子機器。
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