JP4996340B2 - 携帯電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、携帯電話機等の携帯電子機器に関する。詳細には、筐体に形成された開口を閉塞するカバー部材を有する携帯電子機器に関する。
近年、携帯電子機器としての携帯電話機は、その機能が高度化している。これに伴い、筐体に外部機器と接続するためのコードコネクタや、外部メモリ等を装着可能なカードコネクタ等が配置されている。このコードコネクタやカードコネクタ等のコネクタ部は、筐体に収容配置されると共に、該筐体に形成された開口から外部に露出するように配置される。そして、開口には、該開口に嵌合する保護カバーとしてのカバー部材が配置される。このカバー部材は、コネクタ部が使用されない場合には開口に嵌合されて該開口を閉塞し、コネクタ部が使用される場合には開口から脱離されてコネクタ部を外部に露出させる。ここで、カバー部材は、取り付け性や使用性の観点から、筐体にスライド可能に取り付けられている。
具体的には、携帯電話機のコネクタキャップ(カバー部材)の取り付け構造として、カバー本体と、カバー本体に筐体内部側へ延びるようにして連設される舌片部と、舌片部にスライド方向へ延設される係合孔とを有するコネクタキャップと、筐体内部に形成される先端が幅広な係合突起(キノコ状、T字状)部とを有し、この係合突起を係合孔に挿通させることにより、コネクタキャップを筐体にスライド可能に取り付ける構成が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−109061号公報
しかし、特許文献1に開示されたコネクタキャップの取り付け構造では、コネクタキャップのスライド方向に対して左右の幅方向や上下の垂直方向への移動を好適に規制することができず、スライド操作時にがたつくため、スライド操作感が良好であるとはいえなかった。また、係合突起は、コネクタキャップが係合突起から離脱することを抑制するために先端に幅広な部分を有することが必要であるため、筐体を薄型化する場合には不利な構造であった。また、コネクタキャップは、係合突起の上面から係合孔を挿通させて取り付ける必要があるので、コネクタキャップを筐体に取り付ける場合には、筐体を構成する複数のケース部材を互いに係合させる前の段階でコネクタキャップを取り付けることが必要であるという問題があった。
本発明は、開口部が形成された筐体と、開口に嵌合するカバー本体とカバー本体に延設される舌片部とを有するカバー部材と、を備える携帯電子機器であって、舌片部のスライド方向への移動を規制する規制部と、舌片部のスライド方向に垂直な方向への移動を規制する規制部と有することで、スライド操作時におけるカバー部材のがたつきが抑制された携帯電子機器を提供することを目的とする。
本発明は、開口部が形成された筐体と、前記開口部に嵌合されて該開部を閉塞するカバー本体部と前記カバー本体部から第1方向に延びるように延設される舌片部とを有するカバー部材と、前記筐体内に形成され前記舌片部を前記第1方向にスライド可能に保持する保持部材と、を備え、前記舌片部には、前記第1方向に垂直な第2方向における一方側の面に前記第1方向へ延びるように段差部が形成され、前記保持部材には、前記段差部に係合して前記舌片部の前記第2方向への移動と、前記第1方向と前記第2方向とに垂直な第3方向への移動とを規制する第1規制部と、前記第2方向における前記一方側で前記舌片部に係合して該舌片部の前記第1方向における前記筐体の外側への移動を規制する第2規制部とが形成され、 前記第1規制部と前記第2規制部は、前記筐体を構成するフロントケースとリアケースとのうちリアケースに配設されていることを特徴とする携帯電子機器に関する。
また、前記舌片部は、前記第2方向における前記一方側に、前記第2規制部が係合する凹部又は開口部が形成されることが好ましい。
また、記段差部は、前記第1規制部と前記リアケースの一部とにより挟持されることが好ましい。
また、前記第1規制部と前記第2規制部とは、前記カバー部材を前記筐体に取り付ける場合において、前記舌片部に前記第1規制部と前記第2規制部とが係合して取り付けられるよう前記第1方向に所定間隔をあけて形成されることが好ましい。
また、前記第1規制部は、前記第2規制部よりも前記第1方向における前記筐体外側に形成されることが好ましい。
また、前記第2規制部は、前記舌片部の前記第2方向における前記一方側から前記第2方向における他方側へ向かう方向の面側に突出して形成される突起部であり、前記第2規制部又は前記舌片部の少なくとも一方には、前記カバー部材を前記筐体に取り付ける場合に、前記舌片部の先端部が前記第2規制部を乗り越えるための構造を有することが好ましい。
また、前記舌片部の前記第2方向における前記他方側の面と対向して配置される部材と、を更に備え、前記舌片部は、前記部材によっても前記第2方向における前記他方側への移動が規制されることが好ましい。
本発明によれば、開口部が形成された筐体と、開口に嵌合するカバー本体とカバー本体に延設される舌片部とを有するカバー部材と、を備える携帯電子機器であって、舌片部のスライド方向への移動を規制する規制部と、舌片部のスライド方向に垂直な方向への移動を規制する規制部と有することで、スライド操作時におけるカバー部材のがたつきが抑制された携帯電子機器を提供することができる。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態を説明する。なお、以下、携帯電子機器として携帯電話機1について説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、PHS(Personal Handy phone System)、PDA(Personal Digital Assistant)、ポータブルナビゲーション装置、ノートパソコン、電子辞書、携帯音楽再生装置等であってもよい。
図1及び図2により、携帯電話機1の概要について説明する。図1は、携帯電話機1を開いた状態における正面からの外観斜視図である。図2は、携帯電話機1を開いた状態における裏面からの外観斜視図である。
図1及び図2に示すように、携帯電話機1は、操作部側筐体2と、表示部側筐体3と、を備える。操作部側筐体2と表示部側筐体3とは、ヒンジ機構を備える連結部4を介して開閉可能に連結されている。具体的には、操作部側筐体2の上端部と表示部側筐体3の下端部とは、連結部4を介して連結されている。これにより、携帯電話機1は、ヒンジ機構を介して連結された操作部側筐体2と表示部側筐体3とを相対的に動かすことが可能になる。つまり、携帯電話機1は、操作部側筐体2と表示部側筐体3とが開いた状態(開状態)にしたり、操作部側筐体2と表示部側筐体3とが折り畳まれた状態(閉状態)にしたりすることができる。ここで、閉状態とは、両筐体が互いに重なるように配置された状態であり、開状態とは、両筐体が互いに重ならないように配置された状態をいう。
操作部側筐体2は、外面がフロントケース2aとリアケース2bとにより構成される。この操作部側筐体2は、フロントケース2a側に、操作キー群11と、携帯電話機1の使用者が通話時に発した音声が入力されるマイクのための音声入力部12とがそれぞれ露出するように構成される。
操作キー群11は、各種設定や電話帳機能やメール機能等の各種機能を作動させるための第1キー操作部としての機能設定操作キー13、電話番号の数字やメール等の文字等を入力するための入力操作キー14、各種操作における決定や上下左右方向のスクロール等を行う操作部材としての決定操作キー15により構成されている。決定操作キー15は、第2キー操作部としての環状キー16と、環状の中央部に形成される中央キー17とにより構成される。
操作キー群11を構成する各キーそれぞれには、操作部側筐体2と表示部側筐体3との開閉状態や各種モード、或いは起動されているアプリケーション等の種類に応じて所定の機能が割り当てられている(キー・アサイン)。そして、使用者が各キーを押圧することにより、各キーに割り当てられている機能に応じた動作が実行される。
音声入力部12は、操作部側筐体2の長手方向における連結部4側と反対の外端部側に配置される。つまり、音声入力部12は、携帯電話機1が開状態において一方の外端部側に配置される。
操作部側筐体2における一方側の側面には、外部機器(例えば、PCなど)との接続のための外部接続ケーブルや充電ケーブルやイヤホンケーブルなどが接続される外部コネクタ18が配置されており、外部コネクタ18は、カバー部材としてのキャップ19により覆われている。具体的には、外部コネクタ18は、操作部側筐体2に形成される開口18aから外部に露出可能に操作部側筐体2内に配置される。そして、キャップ19は、開口18aに嵌合して該開口18aを閉塞し、外部コネクタ18が外部に露出しないようにすることができる。また、キャップ19は、開口18aに嵌合しない状態にすることも可能であり、この場合、外部コネクタ18は開口18aを介して外部に露出される。
このキャップ19は、開口18aに嵌合するカバー本体部としてのキャップ本体部19aと、キャップ本体部19aにおける外部コネクタ18側の面(図4におけるX2方向側の面)から該キャップ本体部19aに対して略垂直方向に延びるように延設される舌片部19bとを有する。キャップ19は、操作部側筐体2にスライド可能に取り付けられる。キャップ本体部19aが開口18aに嵌合された状態で、舌片部19bは、スライド方向である第1方向(図4におけるX方向)に延びるように配置される。つまり、舌片部19bは、キャップ本体部19aに第1方向に延びるように延設される。このキャップ19及び開口18a等の構造は、後に詳述する。
操作部側筐体2の他方側の側面には、所定の機能が割り当てられているサイドキー31と、外部メモリの挿入及び取り出しが行われるインターフェース(図示せず)とが配置されており、インターフェースは、キャップ32により覆われている。
表示部側筐体3は、外面がフロントパネル3aとフロントケース3bとリアケース3cとリアパネル3dとにより構成される。表示部側筐体3におけるフロントケース3bには、各種情報を表示するための表示部21と、通話の相手側の音声を出力するレシーバのための音声出力部22と、が露出するように構成される。ここで、表示部21は、液晶パネルと、この液晶パネルを駆動する駆動回路と、この液晶パネルの背面側から光を照射するバックライト等の光源部とから構成される。
次いで操作部側筐体2及び表示部側筐体3の内部構造について説明する。
操作部側筐体2は、フロントケース2aと、キー構造部と、フレキシブル配線基板と、シールドケース体と、基準電位パターン層及び携帯電話機用のRF(Radio Frequency)モジュール等の各種電子部品を備える回路基板と、バッテリリッド2cを備えたリアケース2bと、バッテリ80とを備える。
フロントケース2aとリアケース2bとは、互いの凹状の内側面が向き合うように配置され、互いの外周縁が重なり合うようにして結合される。また、フロントケース2aとリアケース2bとの間には、キー構造部と、フレキシブル配線基板と、シールドケース体と、回路基板とが挟まれるようにして内蔵される。つまり、回路基板を覆うようにしてシールドケース体が積層配置され、また、シールドケース体の上面側にフレキシブル配線基板が積層配置され、また、フレキシブル配線基板の上面にキー構造部が積層配置される。
フロントケース2aには、携帯電話機1を折り畳んだ状態で表示部側筐体3の表示部21と対向する内側面に複数のキー孔が形成される。複数のキー孔それぞれからは、機能設定操作キー13を構成する機能設定操作キー部材の押圧面、入力操作キー14を構成する入力操作キー部材の押圧面、及び決定操作キー15に含まれる環状キー16を構成する環状キー部材及び中央キーを構成する中央キー部材の押圧面が露出される。
この露出した機能設定操作キー部材、入力操作キー部材、環状キー部材及び中央キー部材押圧面を押し下げるように押圧することで、対応するキースイッチそれぞれに設けられる後述のメタルドーム(椀状形状)の頂点が押圧され、スイッチ端子に接触して電気的に導通する。
キー構造部は、操作部材と、キーフレームと、キーシートと、により構成される。
操作部材は、複数のキー操作部材により構成される。具体的には、機能設定操作キー部材と、入力操作キー部材と、環状キー部材と、中央キー部材とにより構成される。操作部材を構成する各操作キー部材それぞれは、後述するキーフレームを挟んでキーシートに接着される。キーシートに接着された各操作キー部材それぞれにおける押圧面は、上述の通り、複数のキー孔それぞれから外部に露出して配置される。
キーフレームは、孔部が複数形成された金属性の板状部材である。キーフレームは、入力操作キー部材の押圧による回路基板等への悪影響を防ぐための部材である。また、キーフレームは導電性の部材であり、入力操作キー部材における静電気を逃がすための部材としても機能する。
キーシートは、可撓性を有するシリコンゴム製のシート状部材により構成される。キーシートには、キー操作部材が接合されると共に、キー操作部材を支持する。
フレキシブル配線基板は、キーシート側に配置される複数のキースイッチを有する。複数のキースイッチそれぞれは、キーシートを間に挟んでキー操作部材それぞれと対向(対応)する位置に配置される。複数のキースイッチそれぞれは、椀状に湾曲して立体的に形成された金属板のメタルドームを有する構造になっている。メタルドームは、その椀状形状の頂点が押圧されると、フレキシブル配線基板の表面に印刷された電気回路(図示せず)に形成されるスイッチ端子に接触して電気的に導通するように構成される。なお、フレキシブル配線基板は、複数の絶縁フィルムの間に配線を挟み込んだものである。フレキシブル配線基板は、後述するケース体における平板部に載置される。フレキシブル配線基板がケース体における平板部に載置されるので、操作部材それぞれが押圧されることによる圧力や撓みは、ケース体の下方に配置される回路基板に伝達されにくい。
シールドケース体は、薄型の直方体における一の広い面が開口した形状を有する導電性の部材である。シールドケース体は、平板部における開口側の面に略垂直に形成されるリブを有する。リブは、回路基板に実装される各種電子部品のうち最も高さのある電子部品の高さと同等又はそれよりも十分に高くなるよう形成される。リブは、平板部の周縁及び内側に基準電位パターン層に対応するように形成される。具体的には、シールドケース体が回路基板に載置された状態で、基準電位パターン層上に配置されるようにリブが形成される。なお、シールドケース体は、金属により形成するほか、骨格を樹脂により形成し、その表面に導体膜を形成したものでもよい。シールドケース体は、リブの底面が基準電位パターン層に当接されることで、基準電位パターン層と電気的に接続される。シールドケース体は、基準電位パターン層と電気的に導通して該基準電位パターン層と同じ大きさの電位を有するようになる。つまり、シールドケース体は、シールドケースとして機能する。シールドケース体は、シールドケースとして外部からのノイズが回路基板に配置される不図示の各種電子部品に作用するのを防ぐと共に、RF(Radio Frequency)回路等の高周波回路から放出されるノイズを吸収して、他の電子部品に作用することを防ぐ。
回路基板には、不図示の各種電子部品や回路が配置される。各種電子部品は、所定の組み合わせにより複数の回路ブロックを形成する。例えば、RF(Radio Frequency)回路、電源回路等を含む各種回路ブロックが形成される。回路基板には、基準電位パターン層が形成される。基準電位パターン層は、導電性の部材を回路基板表面に所定パターンで印刷することで形成される。
リアケース2bには、ユーザの音声を入力する図示しないマイクが収容される。また、図2に示すように、リアケース2bには、操作部側筐体2にスライド係合可能で取り外し可能なカバー部材としてのバッテリリッド2cが設けられている。バッテリリッド2cは、バッテリ80をリアケース2bの外側から収納した後、リアケース2bにスライド係合して装着される。逆に、バッテリリッド2cを外側にスライドさせることで、バッテリリッド2cを操作部側筐体2から外すことができる。
表示部側筐体3は、フロントパネル3aと、音声出力部22と、フロントケース3bと、表示部21と、表示部21が接続されたプリント基板と、リアケース3cと、リアパネル3dと、を備える。
表示部側筐体3は、フロントパネル3aと、フロントケース3bと、表示部21と、プリント基板と、リアケース3cと、リアパネル3dとがそれぞれが積層的に配置される。具体的には、フロントケース3bとリアケース3cとは、互いの凹状の内側面が向き合うように配置され、互いの外周縁が重なり合うようにして結合される。
そして、フロントケース3bとリアケース3cとの間には、表示部21が接続されたプリント基板が挟まれるようにして内蔵される。プリント基板には、不図示のアンプと接続されるスピーカが接続される。
なお、本実施形態においては、連結部4により折り畳み可能な携帯電話機1の説明をしているが、このような折り畳み式ではなく、操作部側筐体2と表示部側筐体3との重ね合わせた状態から一方の筐体を一方向にスライドさせるようにしたスライド式や、操作部側筐体2と表示部側筐体3との重ね合せ方向に沿う軸線を中心に一方の筐体を回転させるようにした回転(リボルバ)式や、操作部側筐体2と表示部側筐体3とが一つの筐体に配置され連結部を有さない型式(ストレートタイプ)でもよい。
続けて、図3から図6により、キャップ19の係合構造について説明する。図3は、キャップ19の取り付け構造を説明するキャップ1近傍の断面図である。図4は、キャップ19とキャップ19をスライド可能に保持する保持部材の構造を説明する図である。図5は、キャップ19が保持部材にスライド可能に保持された状態を説明する図である。図6(A)は、キャップ19の構造を説明する図である。図6(B)は、キャップ19の構造を説明する他の図である。
図3に示すように、操作部側筐体2には、外部コネクタ18(ここではイヤホンケーブルが接続されるイヤホンコネクタ)が収容配置される。外部コネクタ18は、操作部側筐体2に形成される開口18aを介して外部に露出可能に配置される。この開口18aには、キャップ19本体と舌片部19bとを有するキャップ19が、操作部側筐体2の内部に形成される保持部材によりスライド可能に保持される。
図3又は図4に示すように、キャップ19は、舌片部19bが保持部材を構成する第1規制部としてのガイド部81、81により第1方向(図4に示すX方向)に垂直な第2方向としてのY方向におけるY1側への移動が規制された状態で取り付けられる。また、キャップ19は、舌片部19bが保持部材を構成する第2規制部としてのリブ82により第1方向としてのX方向における操作部側筐体2の外側であるX1方向への移動が規制された状態で取り付けられる。ここで、X方向はスライド方向である。
図4又は図6(A)(B)に示すように、キャップ19は、キャップ本体部19aと舌片部19bとを有する。舌片部19bはキャップ本体部19aの短手方向(図4に示すY方向)における一方の辺側に偏って形成される。舌片部19bは、弾性変形可能な板状の部材である。
舌片部19bの第2方向としてのY方向側面の両側には、第1方向としてのX方向に延びるように厚さが薄くなるように形成された段差部85、85が形成される。この段差部85、85は、第1規制部としてのガイド部81、81と開口18aを構成する操作部側筐体2の一部との間に挿入されるように配置される。
舌片部19bは、ガイド部81、81における板部81a、81aによりY方向におけるY1方向への移動が規制されると共に、後述する側壁部81c、81cによりY方向に対して垂直であるZ方向(横方向)への移動が規制される。また、舌片部19bは、開口18aを構成する操作部側筐体2の一部によりY方向におけるY2方向への移動が規制される。これにより、舌片部19bは、ガイド部81、81により、その移動がX方向に規制されると共に、X方向にスライド可能に保持される。
また、舌片部19bの先端部におけるY方向における段差部85、85が形成される側とは反対側のY2方向側の面には、第1傾斜部87が形成される。第1傾斜部87は、舌片部19bの先端側に向かうに従ってY方向におけるY1方向に向かって傾斜するように形成される。この第1傾斜部87は、舌片部19bのY方向におけるY1方向側を先端側に向かうに従って厚さが薄くなるようにすることで形成される。
この第1傾斜部87は、舌片部19b(段差部85、85)をガイド部81、81(板部81a、81a)に挿嵌させてキャップ19をX方向におけるX2方向に移動させて取り付ける場合に、リブ82における後述する第2傾斜部82aに沿ってスライドする部分である。第1傾斜部87が第2傾斜部82aに沿ってスライド移動することで、舌片部19bにおける先端はリブ82を乗り越える。これにより、リブ82が後述の長孔部86に挿入された状態になる。
舌片部19bにおける中央には、被係合部としての長孔部86が形成される。長孔部86は、X方向に延びる長孔状に形成され、リブ82が挿入可能であると共に係合可能に形成される。長孔部86のX方向における領域に応じて、舌片部19b(キャップ本体部19a)はスライド可能に構成される。また、後述のように、長孔部86は、リブ82と共にキャップ19の抜けを防止する。
図3に示すように、舌片部19bのY方向におけるY1方向には、外部コネクタ18が配置される。この外部コネクタ18は、舌片部19bのY1方向における移動を規制する。外部コネクタ18は、ガイド部81、81と協働して、舌片部19bにおけるY1方向への移動を規制する。特に、舌片部19bの先端が内部の奥深く挿入された状態において、該舌片部19bの先端側の部分におけるY1方向への移動を規制し、キャップ19のスライド操作性を向上させる。
図4又は図5に示すように、操作部側筐体2を構成するリアケース2bには、ガイド部81、81が形成される。ガイド部81は、Y方向に所定高さで立ち上がる側壁部81c、81cと、側壁部81c、81cの端部に形成されZ方向における開口18aの中央側に突出する板部81a、81aとにより構成される。
ガイド部81、81における板部81a、81aと、操作部側筐体2の一部である領域81bとの間には、上述の通り、舌片部19bにおける段差部85、85が挿入される。ガイド部81、81における板部81a、81aと領域81bとは、段差部85、85を挟持するように保持して舌片部19bをX方向にスライド可能に保持する。
また、リアケース2bには、Y方向におけるY1方向側に突出するリブ82が形成される。リブ82は、ガイド部81、81よりも操作部側筐体2の内側(図4に示すX2方向側)に形成される。また、リブ82、82は、キャップ19を外側から挿入して取り付ける場合に、舌片部19bがガイド部81とリブ82の双方に係合した状態で取り付けられるに十分なX方向の間隔をあけて形成される。つまり、舌片部19bの段差部85、85がガイド部81、81に挿嵌された状態で舌片部19bがリブ82を乗り越えるために変形するのに十分な間隔を有して形成される。
また、リブ82は、舌片部19bにける段差部85、85が形成される側とは反対側の面に対向して形成される。リブ82は、舌片部19bにおける段差部85、85が形成される面とは反対側から長孔部86に挿入して係合される。
また、リブ82は、操作部側筐体2における外側(図4に示すX1方向側)に形成される第2傾斜部82aを有する。第2傾斜部82aは、リブ82の先端側に向かうに従ってY方向におけるY1方向側に向かう傾斜が形成される。第2傾斜部82aは、スライド移動された舌片部19bが、リブ82を乗り越えやすくするための構造である。また、第2傾斜部82aは、上述の第1傾斜部87と共に、舌片部19bがリブ82を乗り越えやすくするための構造である。
リブ82は、長孔部86に挿入して該長孔部86を形成する舌片部19bのX2方向における壁部と係合することで、舌片部19bのX方向におけるX1方向への移動を規制する。つまり、リブ82は、キャップ19が抜けることを防止するための抜け防止部材として機能する。
また、図5に示すように、舌片部19bの一方側の面にガイド部81、81における板部81aが配置されるので、舌片部19bにおける他方側の面側から係合するリブ82の長孔部86への係合が維持される。つまり、リブ82による長孔部86への係合が解除されにくいので、キャップ19が抜けにくい。ここで、逆に、キャップ19を取り付ける場合には、開口18a外側から舌片部19bにおける段差部85、85をガイド部81、81に挿入すると共に、X方向におけるX1方向にスライド移動させるだけで、第1傾斜部87及び第2傾斜部82aによって舌片部19bの先端部がリブ82を乗り越えて、リブ82が長孔部86に係合され、キャップ19が操作部側筐体2に取り付けられる。
続けて、キャップ19を操作部側筐体2に取り付ける手順について説明する。
まず、舌片部19bに形成される段差部85、85をガイド部81、81に挿入する。そして、段差部85、85がガイド部81、81に挿入された状態で、舌片部19bが操作部側筐体2の内部側(図4に示すX2方向側)に移動するようキャップ本体部19aに力を加える。ガイド部81、81により舌片部19bの移動はX方向に規制されるので、舌片部19bは操作部側筐体2の内部側にスライド移動する。
舌片部19bが操作部側筐体2の内部側にスライド移動することで、舌片部19bの先端側に形成される第1傾斜部87がリブ82に形成される第2傾斜部82aに当接される。そして、更に舌片部19bを移動させるよう外部から力を更に加えることで、第1傾斜部87が第2傾斜部82aに沿ってスライド移動すると共に、舌片部19bにおける先端がリブ82を乗り越える。これにより、リブ82が長孔部86に挿入され係合状態となる。
更に、舌片部19bを操作部側筐体2の内部側に移動させるよう力を加えることで、キャップ本体部19aが開口18aに嵌合して該開口18aを閉塞する。このようにして、キャップ19を操作部側筐体2に取り付けることができる。
続けて、操作部側筐体2に取り付けられたキャップ19の開閉動作について説明する。
まず、開口18aに嵌合するように配置されるキャップ本体部19aをX方向におけるX1方向側に移動させる。キャップ本体部19aに連設される舌片部19bがガイド部81、81により保持されるので、キャップ本体部19aはX方向におけるX1方向にスライド移動される。
そして、キャップ本体部19aをX方向におけるX1方向側に所定距離だけ移動した時点で、リブ82が長孔部86の内縁に当接される。これにより、キャップ本体部19aのX1方向へのそれ以上のスライド移動が規制される。
ついで、キャップ本体部19aをこの状態からX方向におけるX2方向側へ移動させる。この場合においても、キャップ本体部19aに連設される舌片部19bがガイド部81、81により保持されるので、キャップ本体部19aはX2方向にスライド移動される。
本実施形態によれば、スライド操作時におけるカバー部材のがたつきが抑制された携帯電子機器を提供することができる。
また、本実施形態によれば、リブ82において、被係合部である長孔部86からリブ82が抜けることを防止する幅広部を舌片部19bよりもY1方向側に形成することが不要なので、携帯電子機器を薄型化することができる。
また、本実施形態によれば、キャップ19における操作部側筐体2への取り付け性を向上させることができる。また、これにより、キャップ19の操作部側筐体2への取り付け作業の負担を軽減させることができる。また、これにより、携帯電子機器の製造コストを軽減させることができる。
また、本実施形態によれば、操作部側筐体2を組み立てた後からでも、キャップ19を取り付けることができる。
以上、本形態の好適な実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されることなく種々の形態で実施することができる。例えば、本実施形態において、リブ82が係合する被係合部として長孔部86について説明しているが、これに限定されず、リブ82の高さが低い場合には段差部85が形成される面と反対側の面に形成される凹部であってもよい。
また、本実施形態において、ガイド部81と同様に舌片部19bに第2方向への移動を規制する部材として外部コネクタ18について説明しているが、これに限定されず、カードコネクタや小型バッテリコネクタ等であってもよい。
また、舌片部19bの材質は特に限定されないが、例えば、ゴムやエラストマー樹脂等の可撓性を有する部材を用いることができる。
携帯電話機1を開いた状態における正面からの外観斜視図である。 携帯電話機1を開いた状態における裏面からの外観斜視図である。 キャップ19の取り付け構造を説明するキャップ1近傍の断面図である。 キャップ19とキャップ19をスライド可能に保持する保持部材の構造を説明する図である。 キャップ19が保持部材にスライド可能に保持された状態を説明する図である。 (A)キャップ19の構造を説明する図である。(B)キャップ19の構造を説明する他の図である。
符号の説明
1 携帯電話機
2 操作部側筐体
3 表示部側筐体
18 外部コネクタ部
18a 開口部
19 キャップ
19a キャップ本体部
19b 舌片部
81 ガイド部
82 リブ
85 段差部
86 長孔部

Claims (7)

  1. 開口部が形成された筐体と、
    前記開口部に嵌合されて該開部を閉塞するカバー本体部と前記カバー本体部から第1方向に延びるように延設される舌片部とを有するカバー部材と、
    前記筐体内に形成され前記舌片部を前記第1方向にスライド可能に保持する保持部材と、を備え、
    前記舌片部には、前記第1方向に垂直な第2方向における一方側の面に前記第1方向へ延びるように段差部が形成され、
    前記保持部材には、前記段差部に係合して前記舌片部の前記第2方向への移動と、前記第1方向と前記第2方向とに垂直な第3方向への移動とを規制する第1規制部と、前記第2方向における前記一方側で前記舌片部に係合して該舌片部の前記第1方向における前記筐体の外側への移動を規制する第2規制部とが形成され、
    前記第1規制部と前記第2規制部は、前記筐体を構成するフロントケースとリアケースとのうちリアケースに配設されていることを特徴とする携帯電子機器。
  2. 前記舌片部は、前記第2方向における前記一方側に、前記第2規制部が係合する凹部又は開口部が形成される請求項1に記載の携帯電子機器。
  3. 記段差部は、前記第1規制部と前記リアケースの一部とにより挟持される請求項1又は2に記載の携帯電子機器。
  4. 前記第1規制部と前記第2規制部とは、前記カバー部材を前記筐体に取り付ける場合において、前記舌片部に前記第1規制部と前記第2規制部とが係合して取り付けられるよう前記第1方向に所定間隔をあけて形成される請求項1から3のいずれか1項に記載の携帯電子機器。
  5. 前記第1規制部は、前記第2規制部よりも前記第1方向における前記筐体外側に形成される請求項1から4のいずれか1項に記載の携帯電子機器。
  6. 前記第2規制部は、前記舌片部の前記第2方向における前記一方側から前記第2方向における他方側へ向かう方向の面側に突出して形成される突起部であり、
    前記第2規制部又は前記舌片部の少なくとも一方には、前記カバー部材を前記筐体に取り付ける場合に、前記舌片部の先端部が前記第2規制部を乗り越えるための構造を有する請求項1から5のいずれか1項に記載の携帯電子機器。
  7. 前記舌片部の前記第2方向における前記他方側の面と対向して配置される部材と、を更に備え、
    前記舌片部は、前記部材によっても前記第2方向における前記他方側への移動が規制される請求項いずれか1項に記載の携帯電子機器。
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