JP4909827B2 - 携帯電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、携帯電話機や簡易型携帯電話機等の移動通信機、或いはPDA(Personal Digital Assistants)といった携帯電子機器に関する。特には、スライド可能に構成された携帯電子機器の構造に関する。
近年、携帯電子機器の1つである携帯電話機には、表示部と操作部とが一の筐体に形成される一体型の携帯電話機(いわゆる、ストレートタイプ)のほか、液晶表示画面を拡大させるために、表示部と操作部とを構成する筐体をそれぞれ別々に形成し、それらを折り畳み可能に連結させた折り畳み式のものや、スライド自在に連結させたスライド式のものが種々提案されている。
例えば、スライド式の携帯電話機においては、操作部を有する操作部側筐体に対し、表示部を有する表示部側筐体を所定方向にスライド移動可能とすることにより、使用時においては、両筐体が互いに離間するように伸展させて所定の大きさで使用可能となると共に、不使用時においては、両筐体が重なるように移動させておくことによりコンパクトに携帯することが可能になる。
ところで、このように構成されたスライド式の携帯電話機は、表示部側筐体と操作部側筐体とが別体として構成されていることより、それぞれの回路基板に実装される電子回路を電気的に接続させる必要があった。そして、この電気的な接続は、一般に、FPC(Flexible Printed Circuit)を用いることにより行われていた(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−157465号公報
ここで、特許文献1に記載のスライド式の携帯電話機のように操作部側筐体と表示部側筐体とをスライド可能に構成させるためには、各筐体の移動量に応じてFPCを所定量撓ませておく、いわゆる遊びを設ける必要がある。しかしながら、FPCは帯状に形成されているため、この遊びを設けるためには、FPCを厚さ方向に積層するようにして撓ませておくことしかできなかった。これにより、撓ませたFPCを収納するFPC収納部も厚さ方向に厚いものとなってしまい、筐体の薄型化が困難となるという問題があった。
本発明は、筐体の薄型化を可能とした携帯電子機器を提供することを目的とする。
本発明の携帯電子機器は、表示部を有する第1の筐体と、操作部を有する第2の筐体と、前記第1の筐体と前記第2の筐体とを平面方向に沿って相対移動可能に連結する連結機構と、前記第1の筐体に実装される回路と前記第2の筐体に実装される回路とを電気的に接続する配線部材と、を備え、前記第1の筐体と前記第2の筐体とは、前記連結機構による相対移動により、前記第1の筐体と前記第2の筐体とが前記平面方向と直交する厚さ方向に重ね合わされた閉状態と、前記閉状態から前記第1の筐体又は前記第2の筐体のいずれか一方を前記平面方向に相対移動させた開状態と、に遷移可能であり、前記配線部材は、一端側が前記第1の筐体における前記第2の筐体と対向する側において保持され、他端側が前記第2の筐体における前記第1の筐体と対向する側において保持されると共に、前記閉状態のときには前記第1の筐体と前記第2の筐体との間で前記平面方向において、S字状に折り返した状態で配置されることを特徴とする。
また、携帯電子機器は、前記第1の筐体と前記第2の筐体とが、それぞれの間において前記配線部材を収納可能な所定の収納部が形成されるように構成されており、前記配線部材は、前記収納部において前記平面方向に撓むように配置されることが好ましい。
また、携帯電子機器は、前記配線部材の前記一端側が前記第1の筐体において、前記収納部の前記平面方向に沿うように保持され、前記他端側が前記第2の筐体において、前記収納部の前記平面方向に沿うように保持されることが好ましい。
また、携帯電子機器は、前記配線部材の前記一端側が、前記第1の筐体又は前記第2の筐体の相対移動方向と直交する方向における一方端側において前記第1の筐体に保持されており、前記他端側は、前記第1の筐体又は前記第2の筐体の相対移動方向と直交する方向における他方端側において前記第2の筐体に保持され好ましい。
また、携帯電子機器は、前記配線部材が同軸ケーブルと、前記同軸ケーブルの周域を被覆する弾性部材とを有して構成されることが好ましい。
本発明によれば、筐体の薄型化を可能とした携帯電子機器を提供することができる。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態を説明する。なお、以下、携帯電子機器として携帯電話機1について説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、PHS(登録商標:Personal Handy phone System)、PDA(Personal Digital Assistant)、ポータブルナビゲーション装置等であってもよい。
図1は、本発明に係る携帯電子機器の一例である携帯電話機1の閉状態を示す正面図である。図2は、図1の側面図である。図3は、図1のA−A断面を示す模式図である。図4は、本実施形態に係る携帯電話機1の開状態を示す正面図である。図5は、図4の側面図である。図6は、図4のC−C断面を示す模式図である。図7は、操作部側筐体における同軸ケーブルの保持状態を示す部分拡大図である。図8は、図1のB−B断面を示す模式図である。図9は、操作部側筐体をフロントケース側から見た背面図である。図10は、表示部側筐体をリアケース側から見た背面図である。図11は、携帯電話機1の機能を示す機能ブロック図である。図12は、配線ケーブルの断面図である。
図1から図6に示すように、本実施形態に係る携帯電話機1は、縦長状の操作部側筐体2と、縦長状の表示部側筐体3と、を備える。操作部側筐体2と表示部側筐体3とは、スライド機構によりスライド自在に連結されて構成されている。具体的には、図8から図10に示すように、操作部側筐体2に設けられる一対の摺動部25、25が表示部側筐体3に設けられる一対のスリット部31、31に係合した状態で摺動することにより、表示部側筐体3が操作部側筐体2の長手方向にスライド可能となる。
そして、このようなスライド機構を設けることにより、携帯電話機1は、図1に示すような表示部側筐体3を操作部側筐体2と重なり合った状態(閉状態)にしたり、図4に示すような表示部側筐体3を操作部側筐体2の長手方向にスライドさせることにより伸長した状態(開状態)にしたりすることができる。
なお、閉状態とは、両筐体の端部が互いに重なるように配置された状態であり、開状態とは、両筐体の端部が互いに重ならないように配置された状態を含む。
ここで、図11に、携帯電話機1の機能を示す機能ブロック図を示す。図11に示すように、携帯電話機1は、主操作部(以下、入力操作キーという)11と、マイク26と、メインアンテナ40と、RF回路部41と、LCD制御部42と、音声処理部43と、メモリ44と、CPU(制御部)45と、電源部(バッテリ)46と、電源回路部(制御IC)47と、が操作部側筐体2に備えられ、LCD表示部21と、スピーカ22と、ドライバIC23と、副操作部24とが表示部側筐体3に備えられている。
メインアンテナ40は、第1の使用周波数帯(例えば、800MHz)で外部装置と通信を行う。なお、本実施形態においては、第1の使用周波数帯として、800MHzの周波数帯を使用したが、これ以外の周波数帯であってもよい。また、メインアンテナ40は、第1の使用周波数帯の他に、他の使用周波数帯(例えば、2GHz)に対応できる、いわゆるデュアルバンド対応型による構成であってもよい。
RF回路部41は、メインアンテナ40によって受信した信号を復調処理し、処理後の信号をCPU45に供給する。そして、CPU45から供給された信号を変調処理し、メインアンテナ40を介して外部装置(基地局)に送信する。
LCD制御部42は、CPU45の制御にしたがって、所定の画像処理を行い、処理後の画像データをドライバIC23に出力する。ドライバIC23は、LCD制御部42から供給された画像データをフレームメモリに蓄え、所定のタイミングでLCD表示部21に出力する。
音声処理部43は、CPU45の制御にしたがって、RF回路部41から供給された信号に対して所定の音声処理を行い、処理後の信号をスピーカ22に出力する。スピーカ22は、音声処理部43から供給された信号を外部に出力する。
また、音声処理部43は、CPU45の制御にしたがって、マイク26から入力された信号を処理し、処理後の信号をRF回路部41に出力する。そして、RF回路部41は、音声処理部43から供給された信号に所定の処理を行い、処理後の信号をメインアンテナ40に出力する。
次に、携帯電話機1の形状に係る基本構造について説明する。携帯電話機1は、操作部側筐体2と表示部側筐体3とが別体に構成されており、互いにスライド可能に連結されている。また、操作部側筐体2と表示部側筐体3とは、それぞれの内部に配置される回路基板51、53に実装される電子回路(図示せず)同士が配線部材としての中継ケーブル200により接続されている。以下、具体的に説明する。
操作部側筐体2は、外面がフロントケース2aとリアケース2bとにより構成される。操作部側筐体2のフロントケース2a側には、主操作部である電話番号の数字やメール等の文字等を入力するための入力操作キー11と、携帯電話機1の使用者が通話時に発した音声が入力されるマイク26と、がそれぞれ露出するように構成される。
なお、入力操作キー11及びマイク26は、図4に示すように、表示部側筐体3を長手方向にスライドさせ、開状態とした場合に露出可能になるように形成される。つまり、入力操作キー11及びマイク26は、図1に示すような閉状態においては、表示部側筐体3に覆われて露出されず、開状態においてのみ露出されるように構成される。
また、マイク26は、操作部側筐体2の長手方向におけるスライド機構が設けられる側とは反対側の外端部に配置される。つまり、マイク26は、携帯電話機1が開状態において一方の端部側に配置される。
操作部側筐体2の一方側の側面には、外部機器(例えば、ホスト装置)と通信を行うためのインターフェース(図示せず)が配置されており、インターフェースは、図2に示すように、キャップ27により覆われている。また、操作部側筐体2の他方側の側面には、所定の機能が割り当てられているサイドキー(図示せず)と、外部メモリの挿入及び取り出しが行われるキャップに覆われたインターフェース(図示せず)とが配置されている。
操作部側筐体2のフロントケース2aには、図9に示すように、操作部側筐体2の幅方向(図9における左右方向)における両側において、表示部側筐体3がスライドする方向(操作部側筐体2の長手方向)に伸びる一対の摺動部25、25が設けられている。摺動部25、25は、操作部側筐体2の長手方向(図9における上下方向)において、入力操作キー11が配置される側と反対側に設けられる。つまり、摺動部25、25は、開状態においても表示部側筐体3と連結されて表示部側筐体3により覆われるため露出されない構成となる。
また、摺動部25、25は、図8に示すように、フランジ部25aと胴部25bとから構成され、断面が略T字状に形成されている。なお、摺動部25、25は、側方からの水の侵入を防ぐ機能や、操作部側筐体2と表示部側筐体3とが互いに対向する面を隔てる僅かな隙間を保つためのスペーサとしての機能も有する。
摺動部25と摺動部25の間には、後述の中継ケーブル200が収納される矩形状の開口を備えた収納部100が形成される。収納部100は、図9に示すように、操作部側筐体2のフロントケース2aにおいて凹状に形成されたものであり、フロントケース2aの幅方向において互いに対向するように形成される側壁101、102と、長手方向において互いに対向するように形成される側壁103、104と、側壁101、102、103、104のそれぞれと直交するように形成される底面105と、から構成される。なお、収納部100は、図3及び図6に示すように、操作部側筐体2と表示部側筐体3とが連結されると、開口が表示部側筐体3により塞がれ、略箱形となる。
側壁104には、側壁102側における端部に中継ケーブル200を操作部側筐体2の内部に貫通させると共に、中継ケーブル200をフロントケース2aで保持する第1保持孔106が形成される。第1保持孔106は、中継ケーブル200の直径よりも僅かに小さい直径を有するように略円形に形成される。
このように、中継ケーブル200を保持する第1保持孔106を側壁104に配設することにより、中継ケーブル200は、操作部筐体2に収納部100の平面方向(底面105と略平行な平面方向であって、両筐体のスライド方向を含む平面と平行な方向)に沿うように保持されることとなる。
ここで、携帯電話機1に用いられる中継ケーブル200について説明する。図3及び図6に示すように、中継ケーブル200は、操作部側筐体2の内部に収納されて、電源回路などの図示しない電子回路や電子部品が実装されている回路基板51に実装される接続コネクタ52と、表示部側筐体3の内部に収納されて各種電子回路や電子部品が実装されるとともに、液晶ディスプレイやスピーカなどの電装部品が接続されている回路基板53に実装される接続コネクタ54とを電気的に接続するために用いられる。つまり、中継ケーブル200は、表示部側筐体3の回路基板53と操作部側筐体2の回路基板51とを電気的に接続している。
そして、中継ケーブル200は、図12に示すように、複数の同軸ケーブル201を束ね合わせ、この束ね合わせた同軸ケーブル201の集合体の胴周域を弾性変形可能な低圧成形樹脂203により一体化するように成形し、一の中継ケーブル200として形成したものである。同軸ケーブル201をこのように成形することにより、中継ケーブル200は、FPCの代わりに使用することが可能になる。
操作部側筐体2のフロントケース2aは、第1保持孔106を二分する2つの部材から形成されている。そして、中継ケーブル200は、上述のように、その外周を弾性部材で被覆されるように形成されている。これにより、この中継ケーブル200を第1保持孔106に挿通するように配置させた状態でフロントケース2aの2つの部材を嵌合させること、フロントケース2aを構成する2つの部材により低圧成形樹脂203が押圧されると共に低圧成形樹脂203が弾性変形するため、中継ケーブル200を保持した状態が形成される(図7参照)。
なお、中継ケーブル200の保持構造として、フロントケース2aを2つの部材に二分する構成以外に、中継ケーブル200が挿通されて中継ケーブル200を弾性変形した状態で保持する保持部材をフロントケース2aとは別体に設けて、この保持部材をフロントケース2aの第1保持孔106に対応した位置に装着させる構成としてもよい。
なお、本実施形態においては、第1保持孔106は、長手方向における一方側の側壁104に形成したが、本発明においてはこれに限らない。例えば、第1保持孔106は、収納部100の底面105に形成してもよい。この場合においても、中継ケーブル200は、収納部100で上述した平面方向に沿うように保持される構成とするのが好ましい。
また、本実施形態においては、収納部100を操作部側筐体2に形成したが、本発明にいてはこれに限らない。例えば、収納部100を表示部側筐体3のリアケース3bに操作部側筐体2に対向する側で凹状になるように形成してもよく、例えば、操作部側筐体2のフロントケース2a及び表示部側筐体3のリアケース3bのそれぞれに凹状部を形成し、それぞれからなる収納部100を構成してもよい。
表示部側筐体3は、外面がフロントケース3aとリアケース3bとにより構成される。表示部側筐体3におけるフロントケース3aには、各種情報を表示するためのLCD表示部21と、通話の相手側の音声を出力するレシーバとしてのスピーカ22と、各種操作キーにより構成される副操作部24と、が露出するように構成される。
表示部21は、液晶パネルと、この液晶パネルを駆動する駆動回路(図示せず)と、この液晶パネルの背面側から光を照射するバックライト等の光源部(図示せず)とから構成される。また、副操作部24は、各種設定や電話帳機能やメール機能等の各種機能を作動させるための機能設定操作キー13と、各種操作における決定や上下左右方向のスクロール等を行う操作部材としての決定操作キー15と、から構成される。スピーカ22は、表示部側筐体3の長手方向におけるスライド機構が設けられる側とは反対側の外端部に配置される。つまり、スピーカ22は、携帯電話機1の開状態においてマイク26が配置される側と反対側の外端部側に配置される。
表示部側筐体3のリアケース3bには、図10に示すように、表示部側筐体3の幅方向(図10における左右方向)における両側において、表示部側筐体3のスライド方向(表示部側筐体3の長手方向)に伸びる一対のスリット部31、31が設けられている。スリット部31、31は、操作部側筐体2における摺動部25、25の胴部25b(図8参照)が摺動する縦長の案内穴であり、胴部25bの幅よりも僅かに広くなるように形成されている(図10参照)。なお、図10に示される図では、図10での上方向の端部側に図1に示されるスピーカ22が配置されている。
このように、操作部側筐体2と表示部側筐体3とは、操作部側筐体2に形成される摺動部25、25のフランジ部25aが、表示部側筐体3に形成されるスリット部31、31を介してリアケース3bと係合することにより、摺動可能に連結される。そして、フランジ部25aがリアケース3bと係合すると共に、胴部25bがスリット部31、31に沿って摺動することにより、表示部側筐体3は、操作部側筐体2とスライド可能になる。
スリット部31とスリット部31の間には、図10に示すように、中継ケーブル200を表示部側筐体3の内部に貫通させると共に、中継ケーブル200をリアケース3bで保持する第2保持孔107が形成される。第2保持孔107は、第1保持孔106と同様に、中継ケーブル200の直径よりも僅かに小さい直径を有するように略円形に形成される。そして、表示部側筐体3においても、中継ケーブル200は、収納部100で上述した平面方向に沿うように保持される構成とするようにしてもよい。例えば、リアケース3bの収納部100に対向する位置に段差を設けて、縦壁部分に第2保持孔107を配設するようにしてもよい。
また、表示部側筐体3のリアケース3bは、第2保持孔107を二分する2つの部材から形成されており、中継ケーブル200は、その外周を弾性部材で覆われるように形成されている。これにより、この中継ケーブル200を第2保持孔107に挿通するように配置させた状態でリアケース3bの2つの部材を嵌合させることにより、中継ケーブル200を保持した状態が形成される。
なお、中継ケーブル200の保持構造としては、リアケース3bを2つの部材に二分する構成以外に、上述したように、中継ケーブル200が挿通されて中継ケーブル200を弾性変形した状態で保持する保持部材をリアケース3bとは別体に設けて、この保持部材をリアケース3bの第2保持孔107に対応した位置に取り付ける構成としてもよい。
なお、第2保持孔107は、表示部側筐体3と操作部側筐体22とがスライド可能に連結された状態での携帯電話機1の幅方向、即ち、両筐体が相対移動するスライド方向(筐体長手方向)と直交する方向における一方側に設けられる第1保持孔106と反対側の他方側の端部に形成される。このように、第1保持孔106と第2保持孔107とを携帯電話機1の幅方向における両側に形成する(収納部100における中継ケーブル200の入口と出口を筐体幅方向でそれぞれ相反する位置に設ける)ことにより、図1に示されるように中継ケーブル200を収納部100の中央部近傍で平面方向に撓ませて収納させることが可能になる。これにより、中継ケーブル200の筐体厚さ方向での撓みを抑制することができ、収納部100の厚さ(側壁101、102、103、104の高さ)を薄くすることができる。
また、同軸ケーブル201からなる中継ケーブル200を用いることにより、例えば、収納部100に中継ケーブル200を収納させる場合においても、中継ケーブル200が円筒形であるため平面方向(筐体の長手方向及び幅方向)に撓ませて配置させることが可能になる。これにより、収納部100を形成するための厚さを中継ケーブル200の直径に合わせて構成させることが可能になり、スライド式の携帯電話機1の厚さを薄くすることが可能になる。
また、中継ケーブル200は、携帯電話機1が開状態であるときに、図4及び図6に示されるように、収納部100で筐体長手方向(スライド方向)に延びるように配置されて、撓みが少なくなるように、一端側と他端側とが第1保持孔106と第2保持孔107とで保持される構成となっているため、閉状態における収納部100内での中継ケーブル200の撓み量をスライドに必要な量とすることができ、収納部100をコンパクトに構成でき、筐体の小型化を図ることができる。
また、同軸ケーブル201の周囲を弾性変形が可能な低圧成形樹脂等の弾性変形可能な弾性部材で被覆し、この被覆部分において、操作部側筐体2及び表示部側筐体3を構成する部材で挟持などにより保持させることにより、中継ケーブル200を貫通させるための第1及び第2保持孔106、107においても高い防水性を発揮させることが可能になり、防水機能を有する携帯電話機1を構成することが可能となる。
また、互換性の高い同軸ケーブル201を使用することにより、FPCよりもシールド性の高い携帯端末を提供できると共に、携帯端末の開発コストや開発期間の短縮を図ることが可能になる。
なお、弾性変形可能な弾性部材としては、例えば、ラバー等が例示できる。また、中継ケーブルは、同軸ケーブル201の集合体の胴周域を低圧成形樹脂203により一体化したものだけでなく、例えば、同軸ケーブル201の集合体を蛇腹状の弾性部材により被覆したものであってもよい。
本発明に係る携帯電子機器の一例である携帯電話機1の閉状態を示す正面図である。 図1の側面図である。 図1のA−A断面を示す模式図である。 本実施形態に係る携帯電話機1の開状態を示す正面図である。 図4の側面図である。 図4のC−C断面を示す模式図である。 操作部側筐体における同軸ケーブルの保持状態を示す部分拡大図である。 図1のB−B断面を示す模式図である。 操作部側筐体をフロントケース側から見た背面図である。 表示部側筐体をリアケース側から見た背面図である。 携帯電話機1の機能を示す機能ブロック図である。 配線ケーブルの断面図である。
符号の説明
1 携帯電話機
2 操作部側筐体
3 表示部側筐体
11 入力操作キー
21 LCD表示部
25 摺動部
31 スリット部
51、53 回路基板
52、54 電子回路
100 収納部
106 第1保持孔
107 第2保持孔
200 中継ケーブル
201 同軸ケーブル
202 低圧成型樹脂

Claims (5)

  1. 第1の筐体と、
    第2の筐体と、
    前記第1の筐体と前記第2の筐体とを平面方向に沿って相対移動可能に連結する連結機構と、
    前記第1の筐体に実装される回路と前記第2の筐体に実装される回路とを電気的に接続する配線部材と、を備える携帯電子機器であって、
    前記第1の筐体と前記第2の筐体とは、前記連結機構による相対移動により、前記第1の筐体と前記第2の筐体とが前記平面方向と直交する厚さ方向に重ね合わされた閉状態と、前記閉状態から前記第1の筐体又は前記第2の筐体のいずれか一方を前記平面方向に相対移動させた開状態と、に遷移可能であり、
    前記配線部材は、
    一端側が前記第1の筐体における前記第2の筐体と対向する側において保持され、他端側が前記第2の筐体における前記第1の筐体と対向する側において保持されると共に、前記閉状態のときには前記第1の筐体と前記第2の筐体との間で前記平面方向において、S字状に折り返した状態で配置されることを特徴とする携帯電子機器。
  2. 前記第1の筐体と前記第2の筐体とは、それぞれの間において前記配線部材を収納可能な所定の収納部が形成されるように構成されており、
    前記配線部材は、前記収納部において前記平面方向に撓むように配置される請求項1に記載の携帯電子機器。
  3. 前記配線部材は、
    前記一端側が前記第1の筐体において、前記収納部の前記平面方向に沿うように保持され、
    前記他端側が前記第2の筐体において、前記収納部の前記平面方向に沿うように保持される請求項2に記載の携帯電子機器。
  4. 前記配線部材は、
    前記一端側が、前記第1の筐体又は前記第2の筐体の相対移動方向と直交する方向における一方端側において前記第1の筐体に保持されており、
    前記他端側は、前記第1の筐体又は前記第2の筐体の相対移動方向と直交する方向における他方端側において前記第2の筐体に保持される請求項1から3のいずれか1項に記載の携帯電子機器。
  5. 前記配線部材は、同軸ケーブルと、前記同軸ケーブルの周域を被覆する弾性部材とを有して構成される請求項1から4のいずれか1項に記載の携帯電子機器。
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