JP2009182553A - 電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】互いに結合される一対のケースを備え、外観不良を防止できる電子機器を提供する。
【解決手段】互いに結合される第1のケース21及び第2のケース22と、側縁の少なくとも一部に該側縁に沿う第1の方向Xに沿って延びるフレームリブ73を有するフレーム部材70と備える電子機器であって、フレームリブ73の少なくとも一部には、第1の方向Xと略垂直な第2の方向Yであって、電子機器の外側方向に凸に形成される凸部72が形成されており、第1のケース21には、凸部72に対応した位置に、肉厚が薄くなされた肉盗み部26が設けられ、第2のケース22における第1のケース21と対向する部位の少なくとも一部には、第1のケース21に向けて起立する規制リブ25が設けられ、規制リブ25が凸部72の内側に配置されると共に凸部72が肉盗み部26の内側に配置された状態で、第1のケース21と第2のケース22とが結合される。
【選択図】図10

Description

本発明は、携帯電話機などの電子機器に関する。
携帯電話機においては、一般的に、対向する一対のフロントケースとリアケースとが結合されてなる筐体ケースの内部に、電子部品が実装された回路基板、回路基板に実装された電子部品からのノイズ等を遮断するためのシールドケース、電源となるバッテリなどの複数の筐体構成部品が収納されている(例えば、下記特許文献1参照)。フロントケースとリアケースとの結合は、主として数カ所のネジ締結によって行われ、ネジ締結を行うことができない箇所には、フロントケース及びリアケースそれぞれに外側向けの爪又は内側向けの爪を設け、両爪を係合させて、両ケースの結合を補強している(例えば、下記特許文献2参照)。
前述の爪を係合させる構造では、内側向けの爪を備えたケースが広がった場合などにおいて、両ケースが対向する方向と直交する方向(以下「対向面方向」ともいう)に、爪の係合が外れることがある。この爪の係合が外れる現象を防止するために、内側向けの爪を有するケースに、内側向けの爪の内側にリブ(以下「規制リブ」ともいう)を設け、この規制リブを、他方のケースの内壁に当接させた構造を採用することにより、爪の係合が外れる前記現象を防止する技術が知られている。
また、両ケースにおける爪が設けられていない箇所においても同様に、両ケースに対向面方向のズレが生じ、両ケースの合わせ面に段差が生じる等の外観不良が発生しないように、一方のケースに前述の規制リブを設け、この規制リブを他方のケースの内壁に当接させた構造を採用している場合がある。
特開2004−54661号公報 特開2001−332873号公報
ところで、携帯電話機においては、その筐体の小型化(特に狭幅化)及び薄型化が一層求められている。携帯電話機の筐体構成部品において一般的に最も幅の広い部品は、バッテリである。従って、筐体ケースの幅狭化が最も困難な部分は、バッテリが配置された部分である。
また、筐体の薄型化を図る場合、シールドケースの側縁などに補強リブを設け、シールドケースの剛性を向上させることによって、筐体の剛性(強度)を確保することが行われる。
筐体において、このような幅狭化及び薄型化を図ると共に、規制リブを設ける場合には、バッテリが配置された部分において、規制リブ、補強リブ及びケースの側壁が重なることになり、その結果、筐体の幅狭化が阻害される。
一方、バッテリが配置された部分において、規制リブや補強リブを省略して、筐体の幅狭化を図ることが考えられる。
しかし、規制リブを省略した場合には、両ケースの合わせ面に段差が生じる等の前記外観不良が発生しやすくなる。また、補強リブを省略した場合には、シールドケースの剛性の低下、延いては筐体全体の剛性が低下する。
このような問題点は、携帯電話機以外の携帯電子機器にも生じる場合があり、また携帯電子機器以外の電子機器においても生じる場合がある。
従って、本発明は、互いに結合される一対のケースを備えた電子機器において、外観不良を防止することができる電子機器を提供することを目的とする。
本発明は、互いに結合される第1のケース及び第2のケースと、側縁の少なくとも一部に該側縁に沿う第1の方向に沿って延びるフレームリブを有するフレーム部材と備える電子機器であって、前記フレームリブの少なくとも一部には、前記第1の方向と略垂直な第2の方向であって、電子機器の外側方向に凸に形成される凸部が形成されており、前記第1のケースには、前記凸部に対応した位置に、肉厚が薄くなされた肉盗み部が設けられ、前記第2のケースにおける前記第1のケースと対向する部位の少なくとも一部には、該第1のケースに向けて起立する規制リブが設けられ、前記規制リブが前記凸部の内側に配置されると共に該凸部が前記肉盗み部の内側に配置された状態で、前記第1のケースと前記第2のケースとが結合される電子機器に関する。
前記フレーム部材に積層される第1構成部品を更に有し、前記フレームリブは、前記第1構成部品側に起立することが好ましい。
また、前記フレーム部材における前記第1構成部品が位置する側に積層する第1回路基板を更に有し、前記第1構成部品と前記第1回路基板とは、前記フレーム部材を所定方向側から平面視した状態において互いに重なることなく配列していることが好ましい。
また、前記第1構成部品はバッテリであることが好ましい。
また、前記フレーム部材は、前記第1回路基板に実装された電子部品を覆うシールドケースからなることが好ましい。
本発明の電子機器によれば、互いに結合される一対のケースを備えた電子機器において、外観不良を防止することができる。
以下、本発明を実施するための好ましい一実施形態について、図面を参照しながら説明する。まず、本発明の電子機器の一実施形態である携帯電話機1の基本構造について、図1及び図2を参照しながら説明する。
図1は、本発明の一実施形態の携帯電話機1について、操作部側筐体2と表示部側筐体3とを開いた状態で示す斜視図である。図2は、図1に示す携帯電話機1を折り畳んだ状態で表示部側筐体3のリアケース30b側から視た斜視図である。
本実施形態における携帯電話機1は、図1及び図2に示すように、折り畳み型の携帯電話機1であり、略直方体形状の操作部側筐体2と、略直方体形状の表示部側筐体3と、操作部側筐体2と表示部側筐体3とを連結する連結部4と、を備える。
操作部側筐体2の上端部と表示部側筐体3の下端部とは、連結部4を介して開閉可能に連結されている。つまり、連結部4は、表示部側筐体3と操作部側筐体2とを開閉軸Pを中心に開閉可能に連結している。
携帯電話機1は、連結部4を介して連結された操作部側筐体2と表示部側筐体3とを相対的に回転(回動)することにより、操作部側筐体2と表示部側筐体3とを互いに開いた状態(開放状態)にしたり、操作部側筐体2と表示部側筐体3とを折り畳んだ状態(折畳み状態)にすることができる。
次に、表示部側筐体3の詳細について説明する。表示部側筐体3は、図1及び図2に示すように、その外面が、フロントケース30a及びリアケース30bを主体として構成される。
表示部側筐体3の前面3aは、フロントケース30a及びキャップ33を主体として構成されている。前面3aは、携帯電話機1を折り畳んだ状態で操作部側筐体2と向かい合う面である。表示部側筐体3の背面3bは、リアケース30bを主体として構成されている。背面3bは、前面3aとは反対側の面である。
表示部側筐体3内には、各種情報を表示させるメイン液晶モジュール34が配置されており、メイン液晶モジュール34は、その一方の面に設けられたメイン表示部34aが、透明部分を主体とするキャップ33を介して、フロントケース30aに形成された開口部から表示部側筐体3の前面3aに露出するように配置されている。
また、フロントケース30aには、通話の相手側における音声を出力する音声出力部31が形成されている。音声出力部31は、表示部側筐体3の長手方向における連結部4とは反対の端部側に配置される。つまり、音声出力部31は、携帯電話機1の開状態における表示部側筐体3側の端部近傍に配置される。
表示部側筐体3のリアケース30b側には、図2に示すように、各種情報を表示させるサブ液晶モジュール36が配置されており、サブ液晶モジュール36は、その一方の面に設けられたサブ表示部36aが、リアケース30bの透明部分を介して表示部側筐体3の背面3bに露出するように配置されている。
メイン液晶モジュール34及びサブ液晶モジュール36は、それぞれ、メイン表示部34a及びサブ表示部36aを構成する液晶パネル、この液晶パネルを駆動する駆動回路、この液晶パネルの背面側から光を照射するバックライト等の光源部などから構成される。
次に、操作部側筐体2の詳細について、図1から図10を参照しながら説明する。図3は、図1に示す操作部側筐体2の分解斜視図である。図4は、フロントケース21とリアケース22とを分離させて、シールドケース70の下面70b側を露出させた状態を示す分解斜視図である。図5(a)は、シールドケース70を下面70b側から視た斜視図であり、図5(b)は、図5(a)に示すB矢視図である。図6(a)は、フロントケース21を内面側から視た斜視図であり、図6(b)は、図6(a)に示すB矢視図である。図7(a)は、リアケース22を内面側から視た斜視図であり、図7(b)は、図7(a)に示すB矢視図である。
図8は、フロントケース21にシールドケース70を組み合わせようとしている状態を示す斜視図である。図9は、シールドケース70が組み合わされたフロントケース21に、リアケース22を組み合わせようとしている状態を示す斜視図である。図10(a)は、規制リブ25を通るように操作部側筐体2を厚み方向に切断した断面図であり、図10(b)は、図10(a)の部分拡大図である。図11(a)は、規制リブ25を通らないように操作部側筐体2を厚み方向に切断した断面図であり、図11(b)は、図11(a)の部分拡大図である。
本実施形態の携帯電話機1においては、操作部側筐体2は、これを構成する複数の筐体構成部品と、第1のケースであるフロントケース21と第2のケースであるリアケース22とが結合されてなり、該筐体構成部品を収納する(操作部側)筐体ケース20と、を備える。
操作部側筐体2は、図1から図4に示すように、その外面が、フロントケース21及びリアケース22を主体として構成されている。フロントケース21は、操作部側筐体2の前面2a側を構成する。操作部側筐体2の前面2aは、携帯電話機1を折り畳んだ状態で表示部側筐体3と向かい合う面である。リアケース22は、前面2aと反対側の面である背面2b側を構成する。
フロントケース21は、操作キー群11が前面2aに露出するように構成されている。操作キー群11は、各種設定や電話帳機能やメール機能等の各種機能を作動させるための機能設定操作キー13と、電話番号の数字やメール等の文字等を入力するためのテンキー等の入力操作キー14と、各種操作における決定や上下左右方向のスクロール等を行う決定操作キー15と、から構成されている。
操作キー群11を構成する各キーそれぞれには、操作部側筐体2と表示部側筐体3との開閉状態や、起動されているアプリケーションの種類に応じて所定の機能が割り当てられる(キー・アサイン)。携帯電話機1において、操作キー群11を構成する各キーが使用者により押圧されることで、各キーに割り当てられている機能に応じた動作が実行される。
操作部側筐体2の前面2aには、携帯電話機1の使用者が通話時に発した音声が入力される音声入力部12が形成されている。音声入力部12は、操作部側筐体2の長手方向における連結部4とは反対側の端部近傍に配置される。つまり、音声入力部12は、携帯電話機1の開状態において長手方向の一方の端部側に配置される。
操作部側筐体2は、図3及び図4に示すように、第1回路基板である主回路基板80と、フレーム部材である縦長のシールドケース70と、キー基板60と、キー部材50と、第1構成部品であるバッテリQとを備えている。
主回路基板80の上面80a側(操作部側筐体2の前面2a側)及び下面80b側(操作部側筐体2の背面2b側)には複数の電子部品81が実装されている。複数の電子部品81は、所定の組み合わせにより回路ブロック(図示せず)などを形成する。
主回路基板80の長さは、シールドケース70の全長の約半分であり、例えばシールドケース70の全長の30〜70%であり、好ましくはシールドケースの40〜60%である。シールドケース70の約半分の長さを有する主回路基板80は、シールドケース70における連結部4寄りの約半分の領域に配設される。従って、シールドケース70における操作部側筐体2の連結部4とは反対側の約半分の領域には、主回路基板80は配設されていない。
シールドケース70は、主回路基板80の上面80a側に実装された複数の電子部品81を覆う部材である。シールドケース70は、導電性の部材からなり、主回路基板80における回路ブロックを遮断するために設けられる。また、シールドケース70は操作部側筐体2の強度を向上させる役目も果たす。
シールドケース70の上面70a側には、上面70a側に起立する上面側リブ71が設けられている。また、シールドケース70の下面70b側には、下面70b側に起立する下面側リブ73が形成されている。
シールドケース70は、強度を確保する観点から金属から形成されていることが好ましいが、インサート成形により部分的に合成樹脂から形成することもできる。
シールドケース70の詳細については後述する。
キー基板60は、シールドケース70の上面70a側(操作部側筐体2の前面2a側)に積層配置され、複数のキースイッチ61〜63を有する。キー基板60は、複数の絶縁層(絶縁フィルム)の間に配線を挟み込んで形成されているフレキシブル基板である。キー基板60は、キー部材50側に、キートップとしての機能設定操作キー13、入力操作キー14及び決定操作キー15にそれぞれ対応して、複数のキースイッチ61、62、63を備える。キースイッチ61、62、63は、椀状に湾曲して立体的に形成された金属板のメタルドームを有する。メタルドームは、その椀状形状の頂点が押圧されると、キー基板60の表面に印刷された電気回路(図示せず)に形成されるスイッチ端子に接触して、電気的に導通するように構成される。
キー部材50は、キー基板60に積層配置され、複数のキースイッチ61、62、63を押圧可能な押し子と、操作面を有するキートップとが、弾性を有するシリコンなどで構成されたシートに設けられて構成されている。
キー部材50は、シリコンゴム製の基体シート51の表面に操作キー群11のキートップが接着剤により貼り付けられて構成される。キー部材50における操作キー群11を構成する機能設定操作キー13、入力操作キー14及び決定操作キー15は、キー基板60におけるキースイッチ61、62、63と対向する位置に配置されると共に、フロントケース21に形成されるキー孔13a、14a、15aから露出するように配置される。
フロントケース21における操作部側筐体2の前面2a側には、キー孔13a、14a、15aが形成されている。キー孔13a、14a、15aのそれぞれからは、機能設定操作キー13の押圧面、入力操作キー14の押圧面、及び決定操作キー15の押圧面が露出する。この露出した機能設定操作キー13の押圧面、入力操作キー14の押圧面及び決定操作キー15の押圧面を押し下げるように押圧することで、対応するキースイッチ61、62、63それぞれに設けられるメタルドームにおける椀状形状の頂点は、押圧されて、スイッチ端子に接触して電気的に導通する。
フロントケース21及びリアケース22は操作部側筐体2の外面を形成する。フロントケース21とリアケース22とは、互いの凹状の内側面が向き合うように対向して配置され、互いの外周縁が重なり合うようにして結合される。また、フロントケース21とリアケース22との間には、キー部材50、キー基板60、シールドケース70及び主回路基板80が挟まれるようにして内蔵される。つまり、主回路基板80を覆うようにしてシールドケース70が積層配置され、また、シールドケース70にキー基板60が積層配置され、キー基板60にキー部材50が積層配置される。
リアケース22の一端側には、その厚み方向(背面から前面に向かう方向)に貫通したバッテリ収納空間23が形成されている。操作部側筐体2が形成された状態において、バッテリ収納空間23における前面側(シールドケース70の側)は、シールドケース70の下面70bによって封鎖される。また、バッテリ収納空間23における背面側には、収納空間開口部22bが形成され、この収納空間開口部22bは、リアケース22と取り外し可能な蓋部24によって開放又は封鎖自在となっている。バッテリQは、リアケース22のバッテリ収納空間23に、収納空間開口部22bを通じて背面側から収納され、バッテリ収納空間23が蓋部24によって封鎖されることにより、操作部側筐体2に装着される。
主回路基板80とバッテリQとは、操作部側筐体2を平面視した状態(操作部側筐体2を厚み方向に視た状態)において互いに重なることなく、操作部側筐体2の長手方向に配列している。バッテリQは、シールドケース70の下面70bにおける主回路基板80が配置されていない領域に対向するように、積層して配置される。つまり、シールドケース70におけるバッテリQが位置する側に、主回路基板80が積層している。
次に、シールドケース70の詳細について説明する。図5に示すように、シールドケース70は、その側縁の少なくとも一部に、フレームリブである下面側リブ73を備えている。本実施形態においては、下面側リブ73は、シールドケース70の両側縁に設けられ、バッテリQ側に起立している。
下面側リブ73は、シールドケース70の側縁に沿う第1の方向であるX方向に沿って延びている。本実施形態におけるX方向は、操作部側筐体2の長手方向でもある。
下面側リブ73は、シールドケース70の側縁の少なくとも一部に設けられていればよく、本実施形態においては、シールドケース70におけるバッテリQに近接する領域の全域に設けられている。また、下面側リブ73は、例えば、シールドケース70の側縁の全長の60から100%の長さを有している。
「バッテリQに近接する」とは、バッテリQと近い位置に配置していることを意味し、例えば、バッテリQと当接している場合の他、バッテリQとの間に他の部材が存在しないことや、バッテリQとの間に薄い部材のみが存在していることを含む。下面側リブ73は、全体としてX方向に沿っていればよく、例えば部分的に湾曲したり、屈曲していてもよい。
下面側リブ73には、下面側リブ73の一部がX方向と略垂直な第2の方向であるY方向であって、操作部側筐体2の外側方向に凸に湾曲して形成される湾曲部(凸部)72が、バッテリQに近接して形成されている。本実施形態におけるY方向は、操作部側筐体2の幅方向である。湾曲部72は、その高さ方向(シールドケース70の厚み方向)に視て、下面側リブ73の途中から形成されており、シールドケース70の下面70bからは形成されていない。もちろん、湾曲部72は、下面70bに亘って形成されていてもよい。なお、湾曲部72は、下面側リブ73のみに設けられており、上面側リブ71には設けられていない。
次に、フロントケース21における湾曲部72に関する構成について詳述する。図6に示すように、フロントケース21におけるリアケース22と対向する部位には、湾曲部72に対応した位置に、肉盗み部26が設けられている。具体的には、肉盗み部26は、フロントケース21の側壁21aが湾曲部72に対応してY方向外側に凹むことにより、側壁21aの肉厚が薄くなされた部位である。
フロントケース21の側壁21aにおける、リアケース22との対向面は、肉盗み部26以外の部分においては、図6(b)及び図11(b)に示すように、側壁21aの最外縁部21bがその内側の部分21cよりも、リアケース22から離れる方向に凹んだ段差を有している。
一方、フロントケース21の側壁21aにおける、リアケース22との対向面は、肉盗み部26においては、図6(b)及び図10(b)に示すように、側壁21aの最外縁部21bがその内側の部分21cよりも、リアケース22に向けて突出した段差を有している。
フロントケース21の側壁21aにおける最外縁部21bは、肉盗み部26においても、肉盗み部26以外の部分においても同じ高さとなっている。従って、肉盗み部26は、完全な切り欠きにはなっておらず、最外縁部21bの部位において肉厚を有している。肉盗み部26の深さ(Y方向に沿う深さ)は、例えば0.2から1.0mmである。肉盗み部26以外の部分の側壁21aの厚みに対する肉盗み部26の深さ(Y方向の深さ)の比は、5から60%である。
なお、本実施形態における肉盗み部26は、肉厚を有しているが、肉厚を有していなくてもよい(つまり切り欠きや開口となっていてもよい)。
次に、リアケース22における湾曲部72に関連する構成について詳述する。図7に示すように、リアケース22におけるフロントケース21と対向する部位の少なくとも一部には、フロントケース21に向けて起立する規制リブ25が設けられている。詳述すると、リアケース22の側壁22aには、バッテリ収納空間23側の一部がY方向外側に凹んで形成される第2肉盗み部27が設けられている。この第2肉盗み部27におけるバッテリ収納空間23側に、規制リブ25がX方向に沿って延びるように起立している。つまり、規制リブ25、第2肉盗み部27及び側壁22aは、Y方向内側から外側に向けて配列している。
規制リブ25の長さ(X方向に沿う長さ)は、例えば1.0から8.0mmである。規制リブ25の厚み(Y方向に沿う厚み)は、例えば0.5から1.0mmである。規制リブ25の高さは、例えば0.4から1.0mmである。
次に、フロントケース21とリアケース22との結合形態について説明する。本実施形態の携帯電話機1においては、図8から図11に示すように、規制リブ25が湾曲部72の内側に配置されると共に湾曲部72が肉盗み部26及び第2肉盗み部27の内側に配置された状態で、フロントケース21とリアケース22とが結合される。換言すると、フロントケース21とリアケース22とが結合されるときには、規制リブ25が湾曲部72の内側に配置されると共に、湾曲部72が肉盗み部26及び第2肉盗み部27の内側に配置される。フロントケース21とリアケース22との結合は、ネジ締結を主体としてなされる。
本実施形態の携帯電話機1によれば、以下に示す各効果が奏される。
本実施形態の携帯電話機1においては、フロントケース21に肉盗み部26が設けられ、リアケース22に規制リブ25が設けられている。そして、規制リブ25が湾曲部72の内側に配置されると共に湾曲部72が肉盗み部26の内側に配置された状態で、フロントケース21とリアケース22とが結合される。
そのため、携帯電話機1(特に操作部側筐体2)の幅狭化及び薄型化を図ることができると共に、フロントケース21とリアケース22との合わせ面に段差が生じる等の外観不良を防止することができる。即ち、湾曲部72を形成することにより、その部分にも下面側リブ73が設けることができるため、シールドケース70の剛性を確保することができ、その結果、操作部側筐体2の薄型化を図ることができる。
また、湾曲部72が肉盗み部26の内側に配置されるため、湾曲部72を設けても操作部側筐体2の幅を狭くすることができる。バッテリQは一般的に筐体構成部品の中で最も幅が広い部品であるため、バッテリQに近接して湾曲部72を設けることは、特に効果的である。なお、フロントケース21の剛性と比較して、シールドケース70の剛性は十分に高いので、フロントケース21に肉盗み部26を設けることによって、操作部側筐体2全体の剛性が格別に低下することはない。
また、規制リブ25が湾曲部72の内側に配置されるため、規制リブ25を備えたリアケース22がフロントケース21に対してY方向外側にズレにくい。そのため、両ケース21,22の合わせ面に段差が生じにくく、外観不良が発生しにくい。
また、バッテリQと主回路基板80とは、シールドケース70を平面視した状態において互いに重なることなく配列しているため、操作部側筐体2全体の一層の薄型化を図ることができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は前述した実施形態に制限されるものではなく、適宜変更が可能である。
例えば、湾曲部を有するフレーム部材は、前記実施形態においては、シールドケース70であるが、これに制限されず、ノイズ等を遮断することを目的としない各種部材であってもよい。フレーム部材は枠体を主体として構成されていてもよい。
本発明は、前記実施形態においては操作部側筐体2に適用されているが、これに制限されず、例えば表示部側筐体3に適用することもできる。
前記実施形態においては、リアケース22に規制リブ25が設けられているが、これに制限されず、フロントケース21に規制リブ25が設けられていてもよい。
湾曲部72に近接する第1構成部品は、前記実施形態においてはバッテリQであるが、これに制限されない。
また、フロントケース21及びリアケース22それぞれに外側向けの爪及び内側向けの爪(図示せず)を設け、両爪を係合させて、両ケースの結合を補強する構造とすることができる。このような構造を有する場合には、内側向けの爪及び規制リブ25を備えたリアケース22は、Y方向外側に広がりそうになったとしても、規制リブ25がシールドケース70の湾曲部72に引っ掛かり、Y方向外側への移動が規制される。その結果、内側向けの爪がY方向外側に広がることを防止することができ、延いては両爪が外れにくい効果が得られる。
前記実施形態における連結部4は、表示部側筐体3と操作部側筐体2とを開閉軸Pを中心に開閉可能に連結しているが、連結部4は、表示部側筐体3と操作部側筐体2とを開閉軸Pを中心に開閉可能に連結すると共に、開閉軸Pに直交する回動軸を中心に回動可能に連結するいわゆる2軸ヒンジ機構を備えていてもよい。
また、本発明の電子機器は、前記実施形態のような折り畳み式ではなく、操作部側筐体2と表示部側筐体3とを重ね合わせた状態から一方の筐体を一方向にスライドさせるようにしたスライド式の電子機器であってもよい。また、操作部側筐体2と表示部側筐体3との重ね合せ方向に沿う軸線を中心に一方の筐体を回転させるようにした回転式(リボルバ)の電子機器であってもよい。
本発明は、携帯電話機以外の携帯電子機器に適用することができ、また携帯電子機器以外の電子機器にも適用することができる。携帯電話機以外の携帯電子機器としては、例えば、PHS(登録商標:Personal Handy phone System)、ポータブルゲーム機、ポータブルナビゲーション装置、PDA(Personal Digital Assistant)、ノートパソコン、操作部を備えるELディスプレイ又は液晶ディスプレイが挙げられる。
更に、携帯電子機器以外の電子機器としては、例えば、電子辞書、電卓、電子手帳、デジタルカメラ、ビデオカメラ、ラジオ等が挙げられるが、これらのみに限定されるものではない。
本発明の一実施形態の携帯電話機1について、操作部側筐体2と表示部側筐体3とを開いた状態で示す斜視図である。 図1に示す携帯電話機1を折り畳んだ状態で表示部側筐体3のリアケース30b側から視た斜視図である。 図1に示す操作部側筐体2の分解斜視図である。 フロントケース21とリアケース22とを分離させて、シールドケース70の下面70b側を露出させた状態を示す分解斜視図である。 (a)は、シールドケース70を下面70b側から視た斜視図であり、(b)は、(a)に示すB矢視図である。 (a)は、フロントケース21を内面側から視た斜視図であり、(b)は、(a)に示すB矢視図である。 (a)は、リアケース22を内面側から視た斜視図であり、(b)は、(a)に示すB矢視図である。 フロントケース21にシールドケース70を組み合わせようとしている状態を示す斜視図である。 シールドケース70が組み合わされたフロントケース21に、リアケース22を組み合わせようとしている状態を示す斜視図である。 (a)は、規制リブ25を通るように操作部側筐体2を厚み方向に切断した断面図であり、(b)は、(a)の部分拡大図である。 (a)は、規制リブ25を通らないように操作部側筐体2を厚み方向に切断した断面図であり、(b)は、(a)の部分拡大図である。
符号の説明
1 携帯電話機(電子機器)
2 操作部側筐体(筐体)
20 筐体ケース
21 フロントケース
22 リアケース
25 規制リブ
26 肉盗み部
27 第2肉盗み部
3 表示部側筐体
70 シールドケース(フレーム部材)
72 湾曲部(凸部)
73 下面側リブ(フレームリブ)
80 主回路基板(第1回路基板)
81 電子部品
Q バッテリ(第1構成部品)
X X方向(第1方向)
Y Y方向(第2方向)

Claims (5)

  1. 互いに結合される第1のケース及び第2のケースと、
    側縁の少なくとも一部に該側縁に沿う第1の方向に沿って延びるフレームリブを有するフレーム部材と備える電子機器であって、
    前記フレームリブの少なくとも一部には、前記第1の方向と略垂直な第2の方向であって、電子機器の外側方向に凸に形成される凸部が形成されており、
    前記第1のケースには、前記凸部に対応した位置に、肉厚が薄くなされた肉盗み部が設けられ、
    前記第2のケースにおける前記第1のケースと対向する部位の少なくとも一部には、該第1のケースに向けて起立する規制リブが設けられ、
    前記規制リブが前記凸部の内側に配置されると共に該凸部が前記肉盗み部の内側に配置された状態で、前記第1のケースと前記第2のケースとが結合される電子機器。
  2. 前記フレーム部材に積層される第1構成部品を更に有し、
    前記フレームリブは、前記第1構成部品側に起立する請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記フレーム部材における前記第1構成部品が位置する側に積層する第1回路基板を更に有し、
    前記第1構成部品と前記第1回路基板とは、前記フレーム部材を所定方向側から平面視した状態において互いに重なることなく配列している請求項2に記載の電子機器。
  4. 前記第1構成部品はバッテリである請求項2または3に記載の電子機器。
  5. 前記フレーム部材は、前記第1回路基板に実装された電子部品を覆うシールドケースからなる請求項1から4の何れか1項に記載の電子機器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020230508A1 (ja) * 2019-05-16 2020-11-19 パナソニックIpマネジメント株式会社 電子機器

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