JP2009206752A - 筐体ケース - Google Patents

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Abstract

【課題】第1のケースと第2のケースとを容易に分離することができるため、容易に解体することができる筐体ケースを提供する。
【解決手段】第1のケース5と第2のケース6とが結合されてなり、ケース5,6との境界にケース5,6を分離させる際に挿入部材を挿入し得る挿入部が形成される筐体ケースであって、第1のケース5は第1係合部53を備え、第2のケース6は、第2係合部62と、第1方向D1に突出する傾斜リブ63とを備え、第1係合部53と第2係合部62とを係合させることにより、第1のケース5と第2のケース6とが結合され、傾斜リブ63は、第1方向D1に向けて且つ第2方向D2に向けて傾斜する傾斜面63aを有し、第1方向D1に沿って視た場合に、傾斜リブ63の高さは、第1係合部53と第2係合部62との係合深さよりも大きくなっている。
【選択図】図3

Description

本発明は、携帯電話機などの筐体の外面を覆う筐体ケースに関する。
携帯電話機などにおける筐体の外面を覆う筐体ケースは、多くの場合、筐体の前面側を覆うフロントケースと筐体の背面側を覆うリアケースとが結合されて形成されている。フロントケースとリアケースとの境界は、一般的には、筐体ケースの側面(前面の周囲と背面の周囲とを繋ぐ面)に位置している(例えば、下記特許文献1参照)。
また、筐体ケースにおいては、携帯電話機を修理する場合などにおいて、フロントケースとリアケースとの境界における空隙(挿入部)に「へら」等の挿入部材を挿入して、フロントケースとリアケースとを分離させることがある。このようなフロントケースとリアケースとを分離させる際に挿入部材を挿入する空隙を「挿入間隙」という。
図10は、筐体ケース130の側面130cに挿入間隙G1が位置する従来の筐体ケース130の断面図である。図10に示す筐体ケース130においては、フロントケース105の内側及びリアケース106の内側に、互いに係合する第1係合部153及び第2係合部162が設けられており、第1係合部153と第2係合部162とを係合させることにより、フロントケース105とリアケース106とが結合される。
このような挿入間隙G1が筐体ケース130の側面130cに位置する筐体ケース130においては、へらHを挿入間隙G1に挿入し、その状態でへらHをへらHの厚み方向にこじることにより、フロントケース105(第1係合部153を含む)及び/又はリアケース106(第2係合部162を含む)が撓み、フロントケース105とリアケース106とを容易に分離することができる。
フロントケース105とリアケース106とを容易に分離できる主な理由は、へらHをこじることによってフロントケース105及びリアケース106に加わる力の方向と、フロントケース105とリアケース106とを分離させる方向(何れも図10における上下方向)とがほぼ一致しているためである。
また、筐体ケースには、フロントケースとリアケースとの境界における挿入間隙が、筐体ケースの側面ではなく、筐体ケースの背面又は前面に設けられているものがある。図11は、筐体ケース230の背面230bに挿入間隙G2が位置する筐体ケース230の断面図である。図11に示す筐体ケース230においては、図10に示す筐体ケース130と同様に、フロントケース205の内側及びリアケース206の内側に、互いに係合する第1係合部253及び第2係合部262が設けられており、第1係合部253と第2係合部262とを係合させることにより、フロントケース205とリアケース206とが結合される。
図11に示す筐体ケース230においては、挿入間隙G2が筐体ケース230の背面230bに位置するため、フロントケース205の第1係合部253及びリアケース206の第2係合部262は、筐体ケース230の背面230b側に位置することになる。
特開平7−226690号公報
しかし、挿入間隙G2が筐体ケース230の背面230bに位置する筐体ケース230においては、図10に示す筐体ケース130は異なり、フロントケース205とリアケース206とを分離させることは容易ではない。その主な理由は、へらHを挿入間隙G2に挿入し、その状態でへらHをへらHの厚み方向にこじったとしても、へらHをこじることによってフロントケース205及びリアケース206に加わる力の方向(図11における左右方向)と、フロントケース205とリアケース206とを分離させる方向(図11における上下方向)とがほぼ直交しているためである。
このようにフロントケース205及びリアケース206には両者を分離させる方向の力が加わらないため、へらHを挿入間隙G2内でひねり、フロントケース205及びリアケース206に両者を分離させる方向(図11における上下方向)の力を付与する必要がある。
しかしながら、へらHを挿入間隙G2内でひねると、フロントケース205及びリアケース206の外面が変形したり、フロントケース205及びリアケース206における塗装が剥がれるといった不具合が発生しやすい。このような不具合が発生すると、修理のためにフロントケース205とリアケース206とを分離した後に、フロントケース205及びリアケース206を再使用することができなくなるため、好ましくない。
従って、本発明は、第1のケースと第2のケースとを容易に分離することができるため、容易に解体することができる筐体ケースを提供することを目的とする。
本発明は、第1のケースと第2のケースとが結合されてなり、該第1のケースと該第2のケースとの境界に該第1のケースと該第2のケースとを分離させる際に挿入部材を挿入し得る挿入部が形成される筐体ケースであって、前記第1のケースは第1係合部を備え、前記第2のケースは、前記第1係合部と係合する第2係合部と、該第2係合部から前記第1係合部に向かう第1方向に突出する傾斜リブとを備え、前記第1係合部と前記第2係合部とを係合させることにより、前記第1のケースと前記第2のケースとが結合され、前記傾斜リブは、前記第1方向に向けて且つ前記挿入部の挿入方向側に向かう第2方向に向けて傾斜する傾斜面を有し、前記第1方向に沿って視た場合に、前記傾斜リブの高さは、前記第1係合部と前記第2係合部との係合深さよりも大きくなっている筐体ケースに関する。
また、前記第1のケースは、前記第1係合部と前記第2係合部とを係合させた状態において前記傾斜リブを収容する収容凹部を更に備えることが好ましい。
また、前記第1係合部は、前記第1方向とは反対向きの第3方向に突出する爪からなり、前記第2係合部は、該第3方向に凹んだ爪受け部からなることが好ましい。
また、前記傾斜リブは、前記第2係合部に対して、前記第1方向及び前記第2方向と直交する第4方向の両側にそれぞれ設けられることが好ましい。
また、前記第2のケースは、前記挿入部に対向する壁部を有し、該壁部には、前記2個の傾斜リブにおける前記第4方向の外側に近接して、切り欠き部が形成されていることが好ましい。
本発明の筐体ケースによれば、第1のケースと第2のケースとを容易に分離することができるため、容易に解体することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら説明する。まず、本発明の一実施形態の筐体ケース30を備えた携帯電話機1の基本構造について、図1及び図2を参照しながら説明する。
図1は、本発明の一実施形態の筐体ケース30を備えた携帯電話機1について、操作部側筐体2と表示部側筐体3とを開いた状態で示す斜視図である。図2は、図1に示す携帯電話機1を折り畳んだ状態で表示部側筐体3のリアケース6側から視た斜視図である。
図1及び図2に示すように、本実施形態における携帯電話機1は、折り畳み型の携帯電話機1であって、略直方体形状の操作部側筐体2と、略直方体形状の表示部側筐体3と、操作部側筐体2と表示部側筐体3とを連結する連結部4と、を備える。
操作部側筐体2は、その外面が、フロントケース21及びリアケース22を主体として構成されている。フロントケース21は、操作部側筐体2の前面2a側を構成する。操作部側筐体2の前面2aは、携帯電話機1を折り畳んだ状態で表示部側筐体3と向かい合う面である。リアケース22は、前面2aと反対側の面である背面2b側を構成する。
フロントケース21は、操作キー群11が前面2aに露出するように構成されている。操作キー群11は、各種設定や電話帳機能やメール機能等の各種機能を作動させるための機能設定操作キー13と、電話番号の数字やメール等の文字等を入力するためのテンキー等の入力操作キー14と、各種操作における決定や上下左右方向のスクロール等を行う決定操作キー15と、から構成されている。
操作キー群11を構成する各キーそれぞれには、操作部側筐体2と表示部側筐体3との開閉状態や、起動されているアプリケーションの種類に応じて所定の機能が割り当てられる(キー・アサイン)。携帯電話機1において、操作キー群11を構成する各キーが使用者により押圧されることで、各キーに割り当てられている機能に応じた動作が実行される。
前面2aには、携帯電話機1の使用者が通話時に発した音声が入力される音声入力部12が形成されている。音声入力部12は、操作部側筐体2の長手方向における連結部4とは反対側の端部近傍に配置される。つまり、音声入力部12は、携帯電話機1の開状態において長手方向の一方の端部側に配置される。
操作部側筐体2の側面2cには、例えば、外部機器(例えば、ホスト装置)とデータの送受信を行うためのインターフェース、ヘッドホン/マイク端子、着脱可能な外部メモリのインターフェース、バッテリを充電するための充電端子が設けられている。
次に、表示部側筐体3について説明する。図1から図3に示すように、表示部側筐体3は、その外面が、第1のケースとしてのフロントケース5、及び第2のケースとしてのリアケース6からなる筐体ケース30を主体として構成される。図3は、筐体ケース30の背面30b側から視た表示部側筐体3の分解斜視図である。
表示部側筐体3の筐体ケース30は、表示部側筐体3の第1の面としての前面3a側を覆うフロントケース5と、表示部側筐体3の第2の面としての背面3b側を覆うリアケース6とが結合されてなる。フロントケース5とリアケース6との境界には、フロントケース5とリアケース6とを分離させる際に挿入部材H(図6及び図8参照)を挿入し得る挿入間隙(挿入部)G(図2参照)が形成される。挿入間隙Gは表示部側筐体3の背面3bに位置する。なお、挿入部材Hは、本実施形態においては「へら」であるが、これに制限されない。
また、詳細については後述するが、図3から図9に示すように、フロントケース5は、第1係合部53と、リアケース6に設けられた傾斜リブ63(後述)を収容する収容凹部54とを備える。リアケース6は、第1係合部53と係合する第2係合部62と、第2係合部62から第1係合部53に向かう第1方向D1に突出する傾斜リブ63とを備える。そして、図6に示すように、第1係合部53と第2係合部62とを係合させることにより、フロントケース5とリアケース6とが結合されると共に、傾斜リブ63が収容凹部54に収容される。
図4は、図3におけるP部の拡大図である。図5は、リアケース6を示す図であり、(a)は斜視図、(b)は(a)におけるQ部の拡大図であり、(c)は(b)を第3方向D3に視た図である。図6は、表示部側筐体3について、第1係合部53及び第2係合部62を第2方向D2に切断した部分断面図(図5(c)におけるA−A切断線参照)である。図7は、図6の部分拡大図である。図8は、表示部側筐体3について、収容凹部54及び傾斜リブ63を第2方向D2に切断した部分断面図(図5(c)におけるB−B切断線参照)である。図9は、図8の部分拡大図である。
なお、本実施形態の説明において、第1方向D1とは、第2係合部62から第1係合部53に向かう方向である。第2方向D2とは、挿入間隙(挿入部)Gにおけるへら(挿入部材)Hの挿入方向であり、従って、表示部側筐体3の背面3b側から前面3a側に向かう方向である。第3方向D3とは、第1方向D1とは反対向きの方向である。第4方向D4とは、第1方向D1及び第2方向D2と直交する方向である。第5方向D5とは、第2方向D2とは反対向きの方向である。
図1から図3に示すように、筐体ケース30における前面30aは、フロントケース5及びカバー部材33を主体として構成されている。前面30aは、携帯電話機1を折り畳んだ状態で操作部側筐体2と向かい合う面である。筐体ケース30における背面30bは、リアケース6を主体として構成されている。背面30bは、前面30aとは反対側の面である。
筐体ケース30(表示部側筐体3)における長手方向に沿う側面30cは、フロントケース5を主体として構成されている。筐体ケース30(表示部側筐体3)における幅方向に沿う上面30dは、リアケース6を主体として構成されている。上面30dは、表示部側筐体3の長手方向における連結部4と反対の端部である。
表示部側筐体3内には、各種情報を表示させるメイン液晶モジュール34が配置されており、メイン液晶モジュール34は、その一方の面に設けられたメイン表示部34aが、透明部分を主体とするカバー部材33を介して、フロントケース5に形成された開口部56b(図6参照)から筐体ケース30の前面30aに露出するように配置されている。
また、フロントケース5には、通話の相手側における音声を出力する音声出力部31が形成されている。音声出力部31は、表示部側筐体3の長手方向における連結部4とは反対の端部側に配置される。つまり、音声出力部31は、携帯電話機1の開状態における表示部側筐体3側の端部近傍に配置される。
表示部側筐体3のリアケース6側には、各種情報を表示させるサブ液晶モジュール36が配置されており、サブ液晶モジュール36は、その一方の面に設けられたサブ表示部36aが、リアケース6の透明部分を介して筐体ケース30の背面30bに露出するように配置されている。
メイン液晶モジュール34及びサブ液晶モジュール36は、それぞれ、メイン表示部34a及びサブ表示部36aを構成する液晶パネル、この液晶パネルを駆動する駆動回路、この液晶パネルの背面側から光を照射するバックライト等の光源部などから構成される。
操作部側筐体2の上端部と表示部側筐体3の下端部とは、連結部4を介して開閉可能に連結されている。つまり、連結部4は、表示部側筐体3と操作部側筐体2とを開閉軸Xを中心に開閉可能に連結している。
携帯電話機1は、連結部4を介して連結された操作部側筐体2と表示部側筐体3とを相対的に回転(回動)することにより、操作部側筐体2と表示部側筐体3とを互いに開いた状態(開放状態)にしたり、操作部側筐体2と表示部側筐体3とを折り畳んだ状態(折畳み状態)にすることができる。
次に、図3から図9を参照して、表示部側筐体3における本発明の特徴部分について詳細に説明する。
図3、図6などに示すように、表示部側筐体3は、リアケース6と、サブ液晶モジュール36と、回路基板35と、フロントケース5と、メイン液晶モジュール34と、カバー部材33と、を備えている。表示部側筐体3においては、リアケース6、サブ液晶モジュール36、回路基板35、フロントケース5、メイン液晶モジュール34及びカバー部材33が、この順で積層的に配置される。
フロントケース5とリアケース6とは、互いの凹状の内面が向き合うように配置されると共に、両ケース5,6の境界に位置する挿入間隙Gが筐体ケース30の背面30b側に位置するように結合される。
詳細には、フロントケース5は、筐体ケース30の前面30aにおける、カバー部材33が配置された領域を除く領域を構成すると共に、表示部側筐体3の長手方向に沿う側面30cを構成している。リアケース6は、筐体ケース30の背面30bの大部分を構成すると共に、筐体ケース30の上面30dの大部分を構成している。
このような構成を有するフロントケース5とリアケース6とを結合すると、両ケース5,6の境界に挿入間隙Gが形成される、挿入間隙Gは、筐体ケース30の背面30bにおける、側面30cと背面30bとの境界近傍に、表示部側筐体3の長手方向に延びるように形成される。即ち、挿入間隙Gは、筐体ケース30の側面30cには形成されない。
図3に示すように、リアケース6とフロントケース5との間には、サブ液晶モジュール36が、リアケース6を介してサブ表示部36aが露出するように配置されており、サブ液晶モジュール36の周囲を囲むように回路基板35が配置されている。
そして、回路基板35、及びサブ液晶モジュール36におけるサブ表示部36aが設けられていない面側に、フロントケース5を構成する板金部材51が配置されている。即ち、リアケース6とフロントケース5における板金部材51との間には、サブ液晶モジュール36及び回路基板35が挟み込まれるように配置されている。
回路基板35は、メイン液晶モジュール34及びサブ液晶モジュール36に給電などを行うものである。回路基板35には、各種電子部品が配置されると共に、筐体ケース30の前面30a側に基準電位パターン層(図示せず)が形成されている。
図3、図4、図6等に示すように、フロントケース5は、金属製の板金部材51と、板金部材51の一部を覆う樹脂部材52とが、インサート成形により一体的に成形されて構成される。フロントケース5は、枠形状の樹脂部材52の一方側の面が板金部材51に覆われており、図6に示すように、他方側に、メイン液晶モジュール34が収納される収納凹部56a及びカバー部材33によって被覆される開口部56bが形成されている。
板金部材51は、平面状の板金における外縁が折り曲げられた形状で、一の広い面が開口した厚さが薄い箱状の形状を有している。具体的には、図6に示すように、板金部材51は、平面状の平面部51aと板金側壁部51bとを備える。板金側壁部51bは、平面部51aの周縁に形成され、平面部51aから略垂直に筐体ケース30の前面30a側に起立している。
図3、図4、図6等に示すように、樹脂部材52は、板金部材51の周縁に設けられた板金側壁部51bを覆うように形成された枠形状を有している。樹脂部材52は、板金側壁部51bが埋め込まれる埋め込み部52bと、筐体ケース30の側面30cを形成する側面形成部52cとを備える。
側面形成部52cは、板金部材51の平面部51aにおける板金側壁部51bの起立方向とは反対面に突出していると共に、フロントケース5の長手方向に沿って延びている。側面形成部52cには、フロントケース5の幅方向外側に凹む側面凹部52aが形成されている。図3及び図4に示すように、側面凹部52aは、一対の側面形成部52c、52cに、フロントケース5の長手方向に離間してそれぞれ2カ所設けられている。つまり、側面凹部52aは、樹脂部材52に計4カ所設けられている。
図3及び図4に示すように、第1係合部53は、リアケース6における第2係合部62に係合する部位(図6参照)であり、側面形成部52cにおける側面凹部52aに対応する位置に、フロントケース5の樹脂部材52から形成されている。つまり、第1係合部53は、計4個設けられている。第1係合部53は、第3方向D3に突出する爪からなる。第1係合部53は、第4方向D4に沿って延びている。
図8に示すように、収容凹部54は、第1係合部53と第2係合部62とを係合させた状態において、リアケース6における傾斜リブ63を収容する凹部である。収容凹部54は、第1係合部53に対して、第4方向D4の両側にそれぞれ(1個の第1係合部53につき2個)設けられている。収容凹部54は、傾斜リブ63を収容することができれば、その形状に制限はない。
図5に示すように、リアケース6は、第1方向D1の外側に、挿入間隙G(図2参照)に対向する壁部61を有する。壁部61は、第4方向D4に沿って延びている。壁部61には、第2係合部62が、第1係合部53に対応する位置に計4個設けられている。第2係合部62は、フロントケース5における第1係合部53に係合する部位(図6参照)である。第2係合部62は、第1係合部53に対応して、第3方向D3に凹んだ爪受け部からなる。第2係合部62は、第4方向D4に沿って延びている。
傾斜リブ63は、第2係合部62に対して、第4方向D4の両側にそれぞれ(1個の第2係合部62につき2個)設けられている。傾斜リブ63は、壁部61から第1方向D1に突出している。傾斜リブ63には、第5方向D5側に傾斜面63aが形成される。傾斜面63aは、第1方向D1に向けて且つ第2方向D2に向けて傾斜している。
へらHの挿入方向(第2方向D2)に対する、傾斜面63aの傾斜角度θ(図9参照)は、適宜設定されるが、例えば5から60度であり、好ましくは15から45度である。傾斜面63aの幅(第4方向D4に沿う幅。図5(c)参照)W3は、適宜設定されるが、例えば0.5から1.5mmであり、好ましくは0.6から0.8mmである。
2個の傾斜リブ63における第4方向D4の外側に近接して、切り欠き部64が形成されている。切り欠き部64の幅(第4方向D4に沿う幅。図5(c)参照)W4は、適宜設定されるが、例えば0.5から2.0mmであり、好ましくは0.6から1.0mmである。
切り欠き部64は、壁部61における第2方向D2側の端部から第5方向D5に沿って延びているが、傾斜リブ63における第5方向D5側の端部までは達していない。切り欠き部64の長さ(第5方向D5に沿う長さ。図5(c)参照)W5は、適宜設定されるが、例えば1.0から5.0mmであり、好ましくは1.5から3.0mmである。
図6から図9に示すように、本実施形態の筐体ケース30においては、第1係合部53と第2係合部62とを係合させることにより、フロントケース5とリアケース6とが結合されると共に、傾斜リブ63が収容凹部54に収容される。
本実施形態の筐体ケース30においては、第1方向D1に沿って視た場合に、傾斜リブ63の高さW2(図9参照)は、第1係合部53と第2係合部62との係合深さW1(図7)よりも大きくなっている。傾斜リブ63の高さW2と係合深さW1との差は、適宜設定されるが、例えば0から1.0mmであり、好ましくは0.2から0.5mmである。
本実施形態の筐体ケース30によれば、例えば下記の各効果が奏される。
図4及び図5に示すように、本実施形態の筐体ケース30においては、フロントケース5は第1係合部53を備え、リアケース6は、第2係合部62と傾斜リブ63とを備え、傾斜リブ63は、第1方向D1に向けて且つ第2方向D2に向けて傾斜する傾斜面63aを有している。また、図6から図9に示すように、第1方向D1に沿って視た場合に、傾斜リブ63の高さW2は、第1係合部53と第2係合部62との係合深さW1よりも大きくなっている。
そのため、本実施形態の筐体ケース30においては、第1係合部53と第2係合部62との係合を解除する方向(第3方向D3)と、フロントケース5とリアケース6とを分離させる方向(第5方向D5)とが略直交しているにも拘わらず、傾斜リブ63の位置において、へらHを挿入間隙Gに第2方向D2に沿って挿入すると、筐体ケース30を容易に解体することができる。
詳細には、図8に示すように、へらHを、挿入間隙Gにおける傾斜リブ63の位置に挿入すると、へらHは、まず傾斜面63aに当接する。更にへらHを挿入すると、へらHにより傾斜面63aが押圧されて、傾斜リブ63は、第3方向D3に変位する。その結果、リアケース6における第2係合部62も第3方向D3に変位すると共に、リアケース6は、全体として第5方向D5に向けて凸に湾曲する。そして、第3方向D3への第2係合部62の変位量が、第1係合部53と第2係合部62との係合深さW1(図7参照)よりも大きくなると、第1係合部53と第2係合部62との係合が解除される。ここで、リアケース6は第5方向D5に向けて凸に湾曲しているため、フロントケース5とリアケース6との結合を容易に外すことができ、筐体ケース30を容易に解体することができる。
フロントケース5は、一般的に、板金部材を含んでおり、リアケース6よりも剛性が高いため、リアケース6に傾斜リブ63を設け、リアケース6を第5方向D5に向けて凸に湾曲しやすくすることは、筐体ケース30の解体性を向上させる点で特に効果的である。
また、第1係合部53と第2係合部62とを係合させたときに、傾斜リブ63が収容凹部54に収容されるため、収容凹部54が傾斜リブ63の当たり逃げとして機能すると共に、傾斜リブ63と収容凹部54との組み合わせがフロントケース5とリアケース6との位置決め部材として機能する。
傾斜リブ63は、第2係合部62に対して、第4方向D4の両側にそれぞれ(計2個)設けられる。そのため、例えば、作業者がへらHを傾斜面63aに当接させることができず、へらHを2個の傾斜リブ63,63の間に挿入させた場合において、へらHをその位置から第4方向D4の一方又は他方に移動させることにより、へらHを容易に傾斜面63aに当接させることができる。従って、挿入間隙Gに対するへらHの挿入位置の許容度が高い。
また、リアケース6の壁部61には、2個の傾斜リブ63,63における第4方向D4の外側に近接して、切り欠き部64,64が形成されている。そのため、リアケース6における2個の切り欠き部64,64の間の部分が、即ち、傾斜リブ63及び第2係合部62が第3方向D3により変位しやすくなる。
また、傾斜リブ63及び第2係合部62が第3方向D3に変位しやすいため、フロントケース5とリアケース6とを結合させる際に、第1係合部53と第2係合部62とを係合させやすいと共に、傾斜リブ63を収容凹部54に収容しやすい。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に制限されるものではない。
例えば、前記実施形態においては、第1のケースがフロントケース5で、第2のケースがリアケース6である(換言すると、第1の面が表示部側筐体3の前面3aで、第2の面が表示部側筐体3の背面3bである)が、これに制限されず、本発明は、第1のケースがリアケース6で、第2のケースがフロントケース5である(換言すると、第1の面が表示部側筐体3の背面3bで、第2の面が表示部側筐体3の前面3aである)形態も含む。この場合には、挿入部(挿入間隙)Gが表示部側筐体3の前面3aに位置することになる。
また、挿入部(挿入間隙)Gは表示部側筐体3の側面に位置していてもよい。
さらに、本発明は、上述の実施形態のような第1のケース及び第2のケースがそれぞれフロントケース及びリアケースに該当する形態に限定されず、第1のケース及び第2のケースが筐体の同じ面に配置された形態であってもよい。例えば、第1のケース及び第2のケースが共にフロントケースを構成する形態や、第1のケース及び第2のケースが共にリアケースを構成する形態や、第1のケース及び第2のケースが共に筐体の一側面を構成する形態であってもよい。
前記実施形態においては、第1係合部53が爪で、第2係合部62が爪受け部であるが、これに制限されず、本発明は、第1係合部53が爪受け部で、第2係合部62が爪である形態も含む。
第1係合部53及び第2係合部62の個数は、特に制限されない。また、傾斜リブ63及び収容凹部54の個数も、特に制限されない。
フロントケース5は、前記実施形態においてはインサート成形により形成されているが、これに制限されず、例えば、板金部材のみから形成されていてもよく、あるいは樹脂成形のみから形成されていてもよい。
本発明の筐体ケースは、表示部側筐体3に制限されず、操作部側筐体2に適用することができる。
前記実施形態における連結部4は、表示部側筐体3と操作部側筐体2とを開閉軸Xを中心に開閉可能に連結しているが、連結部4は、表示部側筐体3と操作部側筐体2とを開閉軸Xを中心に開閉可能に連結すると共に、開閉軸Xに直交する回動軸を中心に回動可能に連結するいわゆる2軸ヒンジ機構を備えていてもよい。
また、本発明の筐体ケースを備えた携帯電話機は、前記実施形態のような折り畳み式ではなく、操作部側筐体2と表示部側筐体3とを重ね合わせた状態から一方の筐体を一方向にスライドさせるようにしたスライド式の携帯電話機であってもよい。また、操作部側筐体2と表示部側筐体3との重ね合せ方向に沿う軸線を中心に一方の筐体を回転させるようにした回転式(リボルバ)の携帯電話機であってもよい。
本発明の筐体ケースは、携帯電話機以外の携帯電子機器における筐体ケースに適用することができる。携帯電話機以外の携帯電子機器としては、例えば、PHS(登録商標:Personal Handy phone System)、ポータブルゲーム機、ポータブルナビゲーション装置、PDA(Personal Digital Assistant)、ノートパソコン、操作部を備えるELディスプレイ又は液晶ディスプレイが挙げられる。
また、本発明の筐体ケースは、携帯電子機器における筐体ケースに制限されない。
本発明の一実施形態の筐体ケース30を備えた携帯電話機1について、操作部側筐体2と表示部側筐体3とを開いた状態で示す斜視図である。 図1に示す携帯電話機1を折り畳んだ状態で表示部側筐体3のリアケース6側から視た斜視図である。 筐体ケース30の背面30b側から視た表示部側筐体3の分解斜視図である。 図3におけるP部の拡大図である。 リアケース6を示す図であり、(a)は斜視図、(b)は(a)におけるQ部の拡大図であり、(c)は(b)を第3方向D3に視た図である。 表示部側筐体3について、第1係合部53及び第2係合部62を第2方向D2に切断した部分断面図(図5(c)におけるA−A切断線参照)である。 図6の部分拡大図である。 表示部側筐体3について、収容凹部54及び傾斜リブ63を第2方向D2に切断した部分断面図(図5(c)におけるB−B切断線参照)である。 図8の部分拡大図である。 筐体ケース130の側面130cに挿入間隙G1が位置する従来の筐体ケース130の断面図である。 筐体ケース230の背面230bに挿入間隙G2が位置する筐体ケース230の断面図である。
符号の説明
1 携帯電話機
2 操作部側筐体
3 表示部側筐体(筐体)
3a 前面(第1の面)
3b 背面(第2の面)
30 筐体ケース
4 連結部
5 フロントケース(第1のケース)
53 第1係合部
54 収容凹部
6 リアケース(第2のケース)
61 壁部
62 第2係合部
63 傾斜リブ
63a 傾斜面
G 挿入間隙(挿入部)
H へら(挿入部材)

Claims (5)

  1. 第1のケースと第2のケースとが結合されてなり、該第1のケースと該第2のケースとの境界に該第1のケースと該第2のケースとを分離させる際に挿入部材を挿入し得る挿入部が形成される筐体ケースであって、
    前記第1のケースは第1係合部を備え、前記第2のケースは、前記第1係合部と係合する第2係合部と、該第2係合部から前記第1係合部に向かう第1方向に突出する傾斜リブとを備え、
    前記第1係合部と前記第2係合部とを係合させることにより、前記第1のケースと前記第2のケースとが結合され、
    前記傾斜リブは、前記第1方向に向けて且つ前記挿入部の挿入方向側に向かう第2方向に向けて傾斜する傾斜面を有し、
    前記第1方向に沿って視た場合に、前記傾斜リブの高さは、前記第1係合部と前記第2係合部との係合深さよりも大きくなっている筐体ケース。
  2. 前記第1のケースは、前記第1係合部と前記第2係合部とを係合させた状態において前記傾斜リブを収容する収容凹部を更に備える請求項1に記載の筐体ケース。
  3. 前記第1係合部は、前記第1方向とは反対向きの第3方向に突出する爪からなり、前記第2係合部は、該第3方向に凹んだ爪受け部からなる請求項1または2に記載の筐体ケース。
  4. 前記傾斜リブは、前記第2係合部に対して、前記第1方向及び前記第2方向と直交する第4方向の両側にそれぞれ設けられる請求項1から3のいずれか1項に記載の筐体ケース。
  5. 前記第2のケースは、前記挿入部に対向する壁部を有し、該壁部には、前記2個の傾斜リブにおける前記第4方向の外側に近接して、切り欠き部が形成されている請求項4に記載の筐体ケース。
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