JP2010258818A - 携帯電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】筐体を小型化・薄型化できる携帯電子機器を提供すること。
【解決手段】携帯電子機器1は、板状部351、板状部351の周縁部の少なくとも一部から該板状部351の第1の面35a側に起立される壁部352、及び少なくとも壁部352に形成される穴部353を有する板金部材35と、壁部352を覆うと共に板状部351の一部を覆う樹脂部36と、有する第1ケース31と、壁部352が起立される面側から、板金部材35を含む第1ケース31を覆って結合される第2ケース32と、第2ケース32の内面に設けられ、壁部352に対向する位置に配置される係合突起部393と、第1ケース31において板金部材35における穴部353が形成された部分を覆う樹脂部36の外面側に設けられ係合突起部393が係合される係合凹部37と、を備える。
【選択図】図5

Description

本発明は、携帯電話機等の携帯電子機器に関する。
近年、携帯電子機器としての携帯電話機の薄型化が求められている。そして、薄型化された携帯電話機の剛性を向上させるために、樹脂部材に板金部材をインサート成形して形成したケース部材を用いて筐体を構成する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1で提案された携帯電話機における筐体は、インサート成形により形成されたケース部材としての第1ケースと、第2ケースとを結合して構成されている。第1ケースにおける板金部材は、平板部とこの平板部の周縁から起立する壁部とを備えている。また、樹脂部材は、壁部の外面側を覆って第1ケースの外周を構成している。
特開2008−78838号公報
特許文献1で提案された携帯電話機における筐体では、第1ケースと第2ケースとは、第1ケースを構成する板金部材の壁部の外側を覆う樹脂部材に設けられた係合凹部に、第2ケースに設けられた係合爪部が係合されて結合されている。そのため、第1ケースにおける壁部の外側は、係合凹部を設けられる厚さの樹脂部材で覆う必要があり、筐体の小型化・薄型化を十分行えないという問題があった。
従って、本発明は、筐体をより小型化・薄型化できる携帯電子機器を提供することを目的とする。
本発明は、板状部、該板状部の周縁部の少なくとも一部から該板状部の第1の面側に起立される壁部、及び少なくとも前記壁部に形成される穴部を有する板金部材と、前記壁部を覆うと共に前記板状部の一部を覆う樹脂部と、有する第1ケースと、前記壁部が起立される面側から、前記板金部材を含む前記第1ケースを覆って結合される第2ケースと、前記第2ケースの内面に設けられ、前記壁部に対向する位置に配置される係合突起部と、前記第1ケースにおいて前記板金部材における穴部が形成された部分を覆う樹脂部の外面側に設けられ前記係合突起部が係合される係合凹部と、を備える携帯電子機器に関する。
また、前記穴部は、前記壁部から前記板状部に亘って連続的に形成されることが好ましい。
また、前記板状部は、前記壁部が起立されている板状周縁部と、該板状周縁部の内側に設けられ前記第1の面側に凹んで電子部品が収容可能な電子部品収容凹部と、を備えることが好ましい。
また、前記電子部品は、表示モジュールであることが好ましい。
また、前記板状周縁部の少なくとも一部は、前記第1の面の反対側の第2の面側にて前記樹脂部材に覆われず露出していることが好ましい。
また、携帯電子機器は、前記第1ケースにおける前記第2ケースにて覆われる側と反対側に配され、前記電子部品収容凹部及び前記板状周縁部を覆うカバー部材を更に備え、前記カバー部材は、前記電子部品に対向する領域に形成される光透過部と、前記板状周縁部に対向する領域に形成される光不透過部と、を備えることが好ましい。
また、前記壁部の外側を覆う樹脂部は、前記板金部材の外側に延出する延出部を有し、該延出部における前記第2ケースにて覆われる側に位置する面には、前記第2ケースの周縁部における先端側が当接されることが好ましい。
また、前記第2ケースは、平板部、及び該平板部の一対の側縁から該平板部に略垂直に延びる一対の側壁部を有する金属製の外装部と、前記平板部の内面における前記一対の側縁近傍に配置され前記係合突起部を有する樹脂製の内装部と、を備え、前記係合突起部は、前記第2ケースが前記第1ケースに結合されるときに外側に撓み、前記係合突起部と該係合突起部の外側に位置する前記側壁部との間には、前記係合突起部が撓む量に対応した隙間が形成されることが好ましい。
また、前記内装部は、前記一対の側縁から所定間隔をあけて該一対の側縁に沿って配置される一対の枠部を更に備え、前記係合突起部は、前記枠部に連結され、前記枠部における前記係合突起部との連結部の内側には、貫通穴が設けられることが好ましい。
また、前記壁部における前記穴部が形成された部分の高さは、該壁部における前記穴部が形成されていない部分の高さよりも高く構成され、前記第1ケースにおける前記係合凹部が形成された部分の高さは、該第1ケースにおける前記係合凹部が形成されていない部分の高さよりも高く構成され、前記第2ケースと前記第1ケースとが結合された状態で、前記第1ケースにおける前記係合凹部が形成された部分の高さ方向の先端側は、前記貫通穴に挿入されることが好ましい。
本発明の携帯電子機器によれば、筐体をより小型化・薄型化できる。
本発明の一実施形態の携帯電話機1を開状態で示す斜視図である。 本発明の一実施形態の携帯電話機1を閉状態で示す斜視図である。 表示部側筐体を前面側から視た状態における表示部側筐体の分解斜視図である。 表示部側筐体3をリアケース32側から視た平面図である。 図4に示すA−A線断面図である。 板金部材を表示部側筐体の前面側(第2の面側)から視た斜視図である。 図6の部分拡大図である。 板金部材を表示部側筐体の背面側(第1の面側)から視た平面図である。 図8に示すB−B線断面図である。 図8に示すC−C線断面図である。 フロントケースを表示部側筐体の背面側(リアケースが被せられる側の面側)から視た平面図である。 図11に示すD−D線断面図である。 図11に示すE−E線断面図である。 内装部を製造する方法の一例を示す図である。 フロントケースとリアケースとを結合させる工程を示す図であり、フロントケースの位置とリアケースの位置とを合わせた状態を示す図である。 フロントケースとリアケースとを結合させる工程を示す図であり、フロントケースにリアケースを接近させた状態を示す図である。 フロントケースとリアケースとを結合させる工程を示す図であり、リアケースを更にフロントケース側に移動させた状態を示す図である。 フロントケースとリアケースとを結合させる工程を示す図であり、フロントケースとリアケースとが結合された状態を示す図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。まず、本発明の携帯電子機器の一実施形態である携帯電話機1の基本構造について、図1及び図2を参照しながら説明する。
図1は、本発明の一実施形態の携帯電話機1を開状態で示す斜視図である。図2は、本発明の一実施形態の携帯電話機1を閉状態で示す斜視図である。
図1及び図2に示すように、本実施形態の携帯電話機1は、折り畳み型の携帯電話機1であって、略直方体形状の操作部側筐体2と、略直方体形状の表示部側筐体3と、操作部側筐体2と表示部側筐体3とを連結する連結部4と、を備える。
操作部側筐体2の上端部と表示部側筐体3の下端部とは、連結部4を介して開閉可能(折り畳み可能)に連結される。つまり、連結部4は、表示部側筐体3と操作部側筐体2とを開閉軸を中心に開閉可能に連結する。携帯電話機1は、連結部4を介して連結された操作部側筐体2と表示部側筐体3とが相対的に回転(回動)されることにより、操作部側筐体2と表示部側筐体3とが互いに開いた状態(開状態、図1参照)や、操作部側筐体2と表示部側筐体3とが折り畳まれた状態(閉状態、図2参照)に変形される。
まず、操作部側筐体2について説明する。操作部側筐体2は、外郭を形成するフロントケース21及びリアケース22を備える。フロントケース21は、操作部側筐体2の前面2a側を構成する。操作部側筐体2の前面2aは、携帯電話機1が折り畳まれた状態で表示部側筐体3と向かい合う面である。リアケース22は、操作部側筐体2における前面2aと反対側の面である背面2b側を構成する。
フロントケース21は、操作部としての操作キー群11が前面2aに露出するように構成される。操作キー群11は、各種設定や電話帳機能やメール機能等の各種機能を作動させるための機能設定操作キー13と、電話番号の数字やメール等の文字等を入力するためのテンキー等の入力操作キー14と、各種操作における決定や上下左右方向のスクロール等を行う決定操作キー15と、を有する。
操作キー群11を構成する各キーそれぞれには、操作部側筐体2と表示部側筐体3との開閉状態や、起動されているアプリケーションの種類に応じて所定の機能が割り当てられる(キー・アサイン)。携帯電話機1において、操作キー群11を構成する各キーがユーザにより押圧されることで、各キーに割り当てられている機能に応じた動作が実行される。
操作部側筐体2の前面2aには、携帯電話機1のユーザが通話時に発した音声が入力される音声入力部12が配置される。音声入力部12は、操作部側筐体2の長手方向における連結部4とは反対側の端部(下端部)の近傍に配置される。
操作部側筐体2の側面には、例えば、外部機器(例えば、ホスト装置)とデータの送受信を行うためのインターフェースや、ヘッドホン/マイク端子、着脱可能な外部メモリのインターフェースや、バッテリを充電するための充電端子等が設けられる(いずれも図示せず)。
次に、表示部側筐体3について説明する。
図1に示すように、表示部側筐体3は、外郭を形成するフロントケース31、カバー部材33及びリアケース32を備える。表示部側筐体3の前面3aは、主として、フロントケース31及びカバー部材33により構成される。また、図2に示すように、表示部側筐体3の背面3bは、主として、リアケース32により構成される。
尚、表示部側筐体3の前面3aは、携帯電話機1が折り畳まれた状態で操作部側筐体2と向かい合う面である。また、表示部側筐体3の背面3bは、表示部側筐体3の前面3aと反対側に位置する面である。
図1に示すように、表示部側筐体3の前面3aには、通話の相手側における音声を出力する音声出力部311が配置される。音声出力部311は、表示部側筐体3の長手方向における連結部4とは反対の端部側に配置される。
表示部側筐体3の前面3aからは、カバー部材33を介して後述する表示モジュール34の表示部33aが視認可能となっている。
表示部側筐体3の構成について、図面を参照しながら更に説明する。図3は、前面3a側から視た状態における表示部側筐体3の分解斜視図である。図4は、表示部側筐体3をリアケース32側から視た平面図である。図5は、図4のA−A線断面図である。
図3に示すように、表示部側筐体3は、外装部38と内装部39とを有する第2ケースとしてのリアケース32(図4参照)と、第1ケースとしてのフロントケース31と、電子部品としての表示モジュール34と、カバー部材33と、を備える。表示部側筐体3においては、リアケース32、フロントケース31、表示モジュール34及びカバー部材33が、この順で積層的に配置される。
図3及び図5に示すように、フロントケース31は、板金部材35と、この板金部材35の一部を覆う樹脂部36と、樹脂部36の外面の一部が凹んで形成される複数の係合凹部37と、を備える。このフロントケース31は、板金部材35と樹脂部36とが、インサート成形により一体的に成形されて構成される。
先ず、フロントケース31を構成する板金部材35について、図6〜図10を参照して説明する。図6は、板金部材35を表示部側筐体3の前面3a側から視た斜視図であり、図7は、図6の部分拡大斜視図である。図8は、板金部材35を表示部側筐体3の背面3b側から視た平面図である。図9は、図8に示すB−B線断面図であり、図10は、図8に示すC−C線断面図である。
図6〜図8に示すように、板金部材35は、略矩形板状の金属部材をプレス加工により成形して形成される。この板金部材35は、平面視で略矩形形状を有する板状部351と、この板状部351の一対の側縁から板状部の第1の面35a側に起立する壁部352と、壁部352から板状部351に亘って連続的に設けられた穴部353と、を備える。
図8〜図10に示すように、板状部351は、この板状部351の周縁部を構成する板状周縁部351aと、板状周縁部351aの内側に設けられ、第1の面35a側に凹む電子部品収容凹部351bと、を備える。
板状周縁部351aは、略平面状に形成されている。また、図8に示すように、板状部351の長手方向に沿う側縁を構成する板状周縁部351aの幅は、板状部351の幅方向に沿う側縁を構成する板状周縁部351aの幅よりも狭く構成されている。
図6及び図8に示すように、電子部品収容凹部351bは、板金部材35の中央部に設けられる。この電子部品収容凹部351bには、表示モジュール34が収容される(図5参照)。図9及び図10に示すように、電子部品収容凹部351bは、板状周縁部351aの内縁に位置し、板状周縁部351aに対して略垂直に延びる収容壁部351cと、この収容壁部351cに対して略垂直に延びる収容底部351dと、を備える。
収容壁部351cの高さ(電子部品収容凹部351bの深さ)は、表示モジュール34の厚さよりも高く構成されている(図5参照)。
収容底部351dは、略平面状に構成されている。この収容底部351dには、複数の貫通穴351eが形成されている(図6及び図8参照)。この貫通穴351eには、例えば、表示モジュール34に接続されているフレキシブル基板(図示せず)が挿通される。
図8〜図10に示すように、壁部352は、板状部351の長手方向に沿う側縁を構成する板状周縁部351aの外縁から略垂直に起立している。つまり、壁部352は、板金部材35の長手方向に沿う一対の側縁にそれぞれ設けられる。
穴部353は、板金部材35の長手方向に沿って所定間隔をあけて3つ設けられている。これら穴部353は、図6及び図10に示すように、壁部352の基端側から板状周縁部351aに亘って連続的に形成されている。
図7に示すように、壁部352は、穴部353が設けられた部分において、板金部材35の幅方向内方に凹んでいる。また、図7、図9及び図10に示すように、壁部352の穴部353が設けられた部分における高さh1は、穴部353が設けられていない部分における高さh2よりも高く構成されている。
以上の板金部材35は、図10に示すように、一対の側縁の断面形状が壁部352と板状周縁部351aとにより略L字形状に構成されると共に、壁部352と板状周縁部351aと収容壁部351cとにより略コ字形状に構成されている。
次に、樹脂部36及び係合凹部37について図11〜図13を参照して説明する。
図11は、フロントケース31を表示部側筐体3の背面3b側(リアケース32が被せられる側の面側)から視た平面図である。図12は、図11に示すD−D線断面図であり、図13は、図11に示すE−E線断面図である。
図11に示すように、樹脂部36は、板金部材35の周縁部を覆うように枠状に形成される。より具体的には、図12及び図13に示すように、板金部材35の長手方向に沿う一対の側縁においては、樹脂部36は、壁部352の内面、外面及び先端を覆うと共に、板状周縁部351aにおける第1の面35a側を覆っている。板状周縁部351aにおける第2の面35b側は、樹脂部36に覆われておらず、板金部材35が露出している。
また、図12に示すように、板金部材35において穴部353が設けられた部分では、樹脂部36は、穴部353に充填されている。そして、板状周縁部351aの第2の面35bと、穴部353に充填された樹脂部36の第2の面35b側とは、略同一平面となるように形成されている。つまり、板状周縁部351aの第2の面35bと、穴部353に充填された樹脂部36の第2の面35b側とは、面一に形成されている。
また、壁部352の外側を覆う樹脂部36は、板金部材35の幅方向の外方で、かつ、第2の面35b側に延出して延出部361を構成している。この延出部361によりフロントケース31の外形(側面)が形成されている。延出部361における第1の面35a側に位置する面361aは平面状部分を有しており、この平面状部分に後述のリアケース32の側壁部382の先端側が当接する(図5参照)。
図12に示すように、係合凹部37は、板金部材35における穴部353が形成された部分を覆う樹脂部36の外面側に設けられる。本実施形態では、係合凹部37は、図11に示すように、フロントケース31の長手方向に沿う一対の側面にそれぞれ3つずつ設けられている。
係合凹部37の深さd1は、この係合凹部37が設けられた部分において壁部352の外側を覆う樹脂部36の厚さd2よりも深く構成されている。
以上のフロントケース31は、図12及び図13に示すように、係合凹部37が形成された部分における高さh3が、係合凹部37が形成されていない部分における高さh4よりも高く構成されている。
次に、図3及び図5を参照して、表示モジュール34及びカバー部材33について説明する。
表示モジュール34は、各種情報を表示する。この表示モジュール34は、図3及び図5に示すように、厚さの薄い略長方体形状を有しており、一方の面に表示部34aが設けられる。表示モジュール34は、表示部34aが設けられた面がカバー部材33の配される側を向くように電子部品収容凹部351bに収容される。
表示モジュール34は、液晶パネルと、液晶パネルを駆動する駆動回路と、液晶パネルの背面側から光を照射するバックライトとを有する(いずれも図示せず)。
図3及び図5に示すように、カバー部材33は、フロントケース31におけるリアケース32に覆われる側と反対側に配される。このカバー部材33は、電子部品収容凹部351b及び板状周縁部351aを覆う(図13参照)。また、図5に示すように、カバー部材33は、板金部材35に穴部353が設けられた部分においては、板状周縁部351aを覆うと共に、板状周縁部351aの外側に板状周縁部351aの第2の面35bと面一に構成された樹脂部36を覆っている。
図3及び図5に示すように、カバー部材33は、表示モジュール34の表示部34aに対向する領域である中央領域に形成される光透過部331と、板状周縁部351aに対向する領域である周縁領域に形成される光不透過部332と、を備える。具体的には、カバー部材33は、アクリルやガラス等の透明の板状部材の表面における周縁領域に、印刷等を施して構成されている。これにより、印刷等に覆われた周縁領域に光不透過部332が形成され、印刷等により覆われていない中央領域に光透過部331が形成される。
カバー部材33は、接着剤や両面テープ等によりフロントケース31に固定される。
以上のカバー部材33によれば、表示部34aは、カバー部材33を介して、表示部側筐体3の前面3a側から視認可能となっている。また、板状周縁部351a及びこの板状周縁部351aと面一に構成された領域の樹脂部36は、表示部側筐体3の前面3a側から視認されない。
次に、図3〜図5を参照しながら、リアケース32について説明する。
図3〜図5に示すように、リアケース32は、表示部側筐体3の背面3bの大部分を構成する外装部38と、少なくとも一部が外装部38の内面側に配置される内装部39と、を備える。
図3及び図5に示すように、外装部38は、板状の金属部材が折曲されて形成されている。この外装部38は、平板部381と一対の側壁部382と、を備える。平板部381は、略矩形形状を有している。一対の側壁部382は、平板部381の長手方向に沿う一対の側縁からこの平板部381に対して略垂直に延びて形成されている。より詳細には、一対の側壁部382は、図5に示すように、基端側から先端側に向かうに従って徐々に、かつ、わずかに外側に広がっている。
内装部39は、図3に示すように、一対の枠部としての第1枠部391と、一対の第2枠部392と、一対の第1枠部391それぞれに連結される複数の係合突起部393(図5参照)と、複数の係合突起部393と第1枠部391との連結部の内側にそれぞれ設けられる複数の貫通穴394(図5参照)と、を備える。
図3及び図5に示すように、一対の第1枠部391は、平板部381の内面における長手方向に沿う一対の側縁近傍に配置される。これら一対の第1枠部391の長さは、平板部381の長手方向における長さよりも長く構成されている。つまり、一対の第1枠部391それぞれの両端は、平板部381の長手方向の両端部からそれぞれ外側に突出している。
一対の第2枠部392は、一対の第1枠部391の端部同士を連結している。一対の第2枠部392は、外装部38に覆われておらず、外部に露出している。
複数の係合突起部393は、一対の第1枠部391における外縁側に連結される。本実施形態では、係合突起部393は、一対の第1枠部391それぞれに、所定間隔をあけて3つずつ設けられている。複数の係合突起部393は、リアケース32をフロントケース31に結合させたときに、複数の係合凹部37に対応する位置に設けられる。
係合突起部393は、内装部39が外装部38に固定された状態で、平板部381に略垂直に配置される第1突起393aと、この第1突起393aの先端近傍から内方(フロントケース31側)に向かって突出する第2突起393bと、を備える。より詳細には、第1突起393aは、平板部381に略垂直であるが、先端側に向かうに従ってわずかに内側に傾いて延びている。また、第2突起393bは、先端側に向かうに従って徐々に幅が細くなっている。
図3に示すように、複数の貫通穴394は、第1枠部391における係合突起部393が連結された部分の内側に設けられる。これら複数の貫通穴394は、フロントケース31における係合凹部37が形成された部分の先端側が挿入可能な大きさに形成される。
図14は、本実施形態における内装部39の製造に用いられる金型の一例を示す図である。
上述の内装部39は、例えば、図14に示すように、所定形状を有する第1金型40及び第2金型50を用いて、これら第1金型40と第2金型50との間に形成された空間に溶融した樹脂材料を充填して形成される。
ここで、本実施形態の内装部39は、第1枠部391における係合突起部393との連結部の内側に貫通穴394を設けている。これにより、図14に示す上方に配置される第2金型50により、内装部39における外装部38に固定される側の面の形状、及び貫通穴394部分の形状を構成し、図14に示す下方に配置される第1金型40により、内装部39におけるフロントケース31に対向する側の形状を構成できる。
以上の内装部39は、図5に示すように、一対の第1枠部391が平板部381の長手方向に沿う側縁に沿うように、平板部381の内面側に接着されて外装部38に固定される。内装部39は、例えば、接着剤により外装部38に固定される。
ここで、上述のように、側壁部382は、基端側から先端側に向かうに従って徐々に、かつ、わずかに外側に広がっている。また、係合突起部393は、先端側に向かうに従ってわずかに内側に傾いて延びている。これにより、図5に示すように、係合突起部393とこの係合突起部393の外側に位置する側壁部382との間には、隙間383が形成される。この隙間383は、リアケース32がフロントケース31に結合されるときに、係合突起部393が外側に撓む大きさに対応した大きさを有している。
次に、図15〜図18を参照しながら、フロントケース31とリアケース32とが結合される様子を説明する。図15〜図18は、それぞれ、フロントケース31とリアケース32とを結合させる過程を示した図である。
まず、図15に示すように、電子部品収容凹部351bに表示モジュール34が収容され、表示モジュール34を覆うカバー部材33が配置された状態のフロントケース31における、カバー部材33が配置された側と反対側にリアケース32が配される。この状態で、複数の係合突起部393それぞれの位置を、複数の係合凹部37に対応する位置に位置させておく。
次いで、図16に示すように、リアケース32をフロントケース31に接近させて複数の係合突起部393をフロントケース31における係合凹部37が形成された部分の先端側に接触させる。より詳細には、係合突起部393の第2突起393bを、係合凹部37が形成された部分の高さ方向の先端側に接触させる。
次いで、図17に示すように、リアケース32を更にフロントケース側に移動させる。すると、第2突起393bがフロントケース31における係合凹部37が形成された部分の先端に押し付けられて、係合突起部393は、外側に撓む。ここで、係合突起部393と側壁部382との間には、隙間383が形成されている。この隙間383は、係合突起部393が撓む量に対応して形成されているので、係合突起部393の外側への撓みは規制されない。
次いで、図18に示すように、リアケース32を更に、フロントケース31側に移動させると、係合突起部393が外側に撓んだ状態は解除され、第2突起393bが係合凹部37に係合する。これにより、リアケース32とフロントケース31とが結合される。ここで、フロントケース31とリアケース32とが結合された状態で、フロントケース31における係合凹部37が形成された部分の先端側は、リアケース32の第1枠部391に設けられた貫通穴394に挿入される。
以上の携帯電話機1によれば、以下のような効果を奏する。
板金部材35を構成する壁部352に穴部353を設け、この穴部353を覆う樹脂部36に係合凹部37を設けた。これにより、板金部材35の外側を覆う樹脂部36の厚さを薄くしても係合凹部37を設けられる。よって、携帯電話機1の薄型化及び小型化を図れる。
また、フロントケース31において、係合凹部37が設けられた部分における係合凹部37よりも先端側にも板金部材35を配置したので、フロントケース31の剛性を向上できる。
また、穴部353を、壁部352及び板状周縁部351aに亘って連続的に形成した。これにより、係合凹部37を、よりカバー部材33が配置されている側に設けられる。よって、携帯電話機1をより薄型化できる。
また、板状部351に電子部品収容凹部351bを設け、この電子部品収容凹部351bに表示モジュール34を収容した。これにより、フロントケース31の厚さの範囲内に表示モジュール34を収容できる。よって、携帯電話機1をより薄型化できる。
また、表示モジュール34の周囲を金属部材である板金部材35で囲めるので、表示モジュール34に外部の負荷がかかることを防止できる。
また、板状周縁部351aにおけるカバー部材33側に位置する面を露出させた。これにより、カバー部材33とフロントケース31との接着部分から侵入した静電気を金属部材である板金部材35に流せるので、表示モジュール34に対する静電気による影響を低減できる。
また、カバー部材33における板状周縁部351aに対向する領域を光不透過部332により構成した。これにより、金属部材が露出した板状周縁部351aが外部から視認されることを防げる。よって、携帯電話機1の外観を向上できる。
また、樹脂部36を、フロントケース31の外周を構成する延出部361を有して構成し、この延出部361におけるリアケース32側の面361aに側壁部382の先端側を当接させた。これにより、フロントケース31の外周と、リアケース32の外周とを容易に一致させられ、携帯電話機1の外観を向上できる。
また、金属部材により構成される外装部38に、係合突起部393を設けた内装部39を固定してリアケース32を構成した。これにより、外装部38の厚さを薄く構成しても係合突起部393が撓む際に外装部38にかかる応力に耐えうるだけの剛性を保てる。よって、リアケース32をより薄型化でき、延いては携帯電話機1を薄型化できる。
また、係合突起部393とこの係合突起部393の外側に位置する側壁部382との間に、隙間383を設けた。これにより、リアケース32をフロントケース31に結合するときに、側壁部382により係合突起部393が外側に撓むことが妨げられない。よって、フロントケース31とリアケース32とを容易に結合できる。
また、第1枠部391における係合突起部393との連結部の内側に貫通穴394を設けた。これにより、図14に示すように、貫通穴394が押切穴となり、内装部39を、多数の複雑な金型を用いることなく第1金型40及び第2金型50の上下2つだけの金型を用いて容易に製造できる。よって、内装部39の製造の効率を向上できる。
また、フロントケース31における係合凹部37が形成された部分の高さh3を、係合凹部37が形成されていない部分における高さh4よりも高く構成し、フロントケース31とリアケース32とを結合させた状態で、係合凹部37が形成された部分の先端を貫通穴394に挿入させた。よって、表示部側筐体3の剛性を保ちつつ、表示部側筐体3の薄型化を図れる。また、表示部側筐体3に対して、フロントケース31とリアケース32とが互いにずれる方向に負荷が加えられた場合における表示部側筐体3の強度を向上できる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、前述した実施形態に制限されるものではなく、適宜変更が可能である。
例えば、本実施形態では、板状部351を、板状周縁部351a及び電子部品収容凹部351bにより構成したが、これに限らない。即ち、例えば、板状部の第2の面側に配置される電子部品の厚さが薄い場合には、板状部を、電子部品収容凹部を設けずに構成してもよい。
また、本実施形態では、壁部352及び穴部353を板状部351の長手方向に沿う一対の側縁に設けたが、これに限らない。即ち、壁部及び穴部を、板状部の周縁全体に設けてもよい。
また、本発明の携帯電子機器は、前記実施形態のような折り畳み式ではなく、操作部側筐体2と表示部側筐体3とを重ね合わせた状態から一方の筐体を一方向にスライドさせるようにしたスライド式の携帯電子機器であってもよい。また、本発明の携帯電子機器は、操作部側筐体2と表示部側筐体3との重ね合せ方向に沿う軸線を中心に一方の筐体を回転させるようにした回転式(ターンタイプ)の携帯無線装置であってもよい。
本発明は、携帯電話機以外の携帯電子機器に適用することができる。携帯電話機以外の携帯電子機器としては、例えば、PHS(登録商標:Personal Handy phone System)、ポータブルゲーム機、ポータブルナビゲーション装置、PDA(Personal Digital Assistant)、ノートパソコンが挙げられる。
1 携帯電話機(携帯電子機器)
2 操作部側筐体
3 表示部側筐体
31 フロントケース(第1ケース)
32 リアケース(第2ケース)
33 カバー部材
34 表示モジュール(電子部品)
35 板金部材
35a 第1の面
35b 第2の面
36 樹脂部
37 係合凹部
38 外装部
39 内装部
331 光透過部
332 光不透過部
351 板状部
351a 板状周縁部
351b 電子部品収容凹部
352 壁部
353 穴部
393 係合突起部

Claims (10)

  1. 板状部、該板状部の周縁部の少なくとも一部から該板状部の第1の面側に起立される壁部、及び少なくとも前記壁部に形成される穴部を有する板金部材と、前記壁部を覆うと共に前記板状部の一部を覆う樹脂部と、有する第1ケースと、
    前記壁部が起立される面側から、前記板金部材を含む前記第1ケースを覆って結合される第2ケースと、
    前記第2ケースの内面に設けられ、前記壁部に対向する位置に配置される係合突起部と、
    前記第1ケースにおいて前記板金部材における穴部が形成された部分を覆う樹脂部の外面側に設けられ前記係合突起部が係合される係合凹部と、を備える携帯電子機器。
  2. 前記穴部は、前記壁部から前記板状部に亘って連続的に形成される請求項1に記載の携帯電子機器。
  3. 前記板状部は、前記壁部が起立されている板状周縁部と、該板状周縁部の内側に設けられ前記第1の面側に凹んで電子部品が収容可能な電子部品収容凹部と、を備える請求項1又は2に記載の携帯電子機器。
  4. 前記電子部品は、表示モジュールである請求項3に記載の携帯電子機器。
  5. 前記板状周縁部の少なくとも一部は、前記第1の面の反対側の第2の面側にて前記樹脂部に覆われず露出している請求項3又は4に記載の携帯電子機器。
  6. 前記第1ケースにおける前記第2ケースにて覆われる側と反対側に配され、前記電子部品収容凹部及び前記板状周縁部を覆うカバー部材を更に備え、
    前記カバー部材は、前記電子部品に対向する領域に形成される光透過部と、前記板状周縁部に対向する領域に形成される光不透過部と、を備える請求項3から5のいずれか一項に記載の携帯電子機器。
  7. 前記壁部の外側を覆う樹脂部は、前記板金部材の外側に延出する延出部を有し、該延出部における前記第2ケースにて覆われる側に位置する面には、前記第2ケースの周縁部における先端側が当接される請求項1から6のいずれか一項に記載の携帯電子機器。
  8. 前記第2ケースは、平板部、及び該平板部の一対の側縁から該平板部に略垂直に延びる一対の側壁部を有する金属製の外装部と、前記平板部の内面における前記一対の側縁近傍に配置され前記係合突起部を有する樹脂製の内装部と、を備え、
    前記係合突起部は、前記第2ケースが前記第1ケースに結合されるときに外側に撓み、
    前記係合突起部と該係合突起部の外側に位置する前記側壁部との間には、前記係合突起部が撓む量に対応した隙間が形成される請求項1から7のいずれか一項に記載の携帯電子機器。
  9. 前記内装部は、前記一対の側縁から所定間隔をあけて該一対の側縁に沿って配置される一対の枠部を更に備え、
    前記係合突起部は、前記枠部に連結され、
    前記枠部における前記係合突起部との連結部の内側には、貫通穴が設けられる請求項8に記載の携帯電子機器。
  10. 前記壁部における前記穴部が形成された部分の高さは、該壁部における前記穴部が形成されていない部分の高さよりも高く構成され、
    前記第1ケースにおける前記係合凹部が形成された部分の高さは、該第1ケースにおける前記係合凹部が形成されていない部分の高さよりも高く構成され、
    前記第2ケースと前記第1ケースとが結合された状態で、前記第1ケースにおける前記係合凹部が形成された部分の高さ方向の先端側は、前記貫通穴に挿入される請求項9に記載の携帯電子機器。
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