JP2009267624A - 情報処理装置、及び信号伝送方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】直流成分を含まず、受信側で容易にクロック成分を検出できる符号を生成することが可能な情報処理装置を提供すること。
【解決手段】互いに異なる第1及び第2のビット値を含む入力データに対し、前記第1のビット値を複数の第1の振幅値で表現し、前記第2のビット値を前記第1の振幅値とは異なる第2の振幅値で表現し、連続して同じ振幅値をとらず、かつ、一周期毎に振幅値の極性が反転するように符号化する符号化部と、所定の伝送線路を通じて前記符号化部により符号化された信号を伝送する伝送部とを備える、情報処理装置が提供される。
【選択図】図9

Description

本発明は、情報処理装置、及び信号伝送方法に関する。
携帯電話等に代表される携帯端末は、ユーザが操作する操作部分と、情報が表示される表示部分とが接続される接続部分が可動部材で構成されていることが多い。例えば、折り畳み式の携帯電話の開閉構造等が代表的なものである。さらに、最近の携帯電話は、通話機能やメール機能の他にも、映像の視聴機能や撮像機能等が搭載されており、ユーザの用途に応じて上記の接続部分が複雑に可動することが求められる。例えば、映像の視聴機能を利用する場合、ユーザは、表示部分を自身に向け、視聴に不要な操作部分を収納したいと考えるであろう。このように、携帯電話を通常の電話として利用する場合、デジタルカメラとして利用する場合、テレビジョン受像機として利用する場合等において、その用途に応じて表示部分の向きや位置を簡単に変更出来る構造が求められている。
ところが、操作部分と表示部分との間の接続部分には、多数の信号線や電力線が配線されている。例えば、表示部分には、数十本の配線がパラレルに接続されている(図1を参照)。そのため、上記のような複雑な動きができる可動部材を接続部分に用いると、こうした配線の信頼性等が著しく低下してしまう。こうした理由から、接続部分の信号線を減らすため、パラレル伝送方式からシリアル伝送方式(図2を参照)に技術がシフトしてきている。もちろん、同様の理由による技術的なシフトは、携帯電話の世界に限らず、複雑な配線が求められる様々な電子機器の世界において生じている。なお、シリアル化する理由としては、上記の他、放射電磁雑音(EMI;Electro Magnetic Interference)の低減という目的もある。
さて、上記のようなシリアル伝送方式においては、伝送データが所定の方式で符号化されてから伝送される。この符号化方式としては、例えば、NRZ(Non Return to Zero)符号方式やマンチェスター符号方式、或いは、AMI(Alternate Mark Inversion)符号方式等が利用される。例えば、下記の特許文献1には、バイポーラ符号の代表例であるAMI符号を利用してデータ伝送する技術が開示されている。さらに、同文献には、データクロックを信号レベルの中間値で表現して伝送し、受信側で信号レベルに基づきデータクロックを再生する技術が開示されている。
特開平3−109843号公報
上記の符号化方式のうち、NRZ符号方式の信号は直流成分を含んでしまう。そのため、NRZ符号方式の信号は、電源等の直流成分と一緒に伝送することが難しい。一方、マンチェスター符号方式やAMI符号方式の信号は直流成分を含まない。そのため、電源等の直流成分と一緒に伝送することができる。しかしながら、マンチェスター符号方式やAMI符号方式は、受信側で信号のデータクロックを再生するためにPLL(Phase−Locked Loop)回路が必要になる。そのため、PLL回路が受信側に設けられることで、消費電流量が増大してしまう。また、マンチェスター符号方式は、振幅の立ち上がりと立ち下がりでデータが伝送されるため、データレートの2倍のクロックで伝送する必要がある。その結果、高クロック動作が消費電流の増加を招いてしまう。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、直流成分を含まず、かつ、クロック再生時にPLL回路が不要な符号を生成して伝送することにより、消費電流を低減させることが可能な、新規かつ改良された情報処理装置、及び信号伝送方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、互いに異なる第1及び第2のビット値を含む入力データに対し、前記第1のビット値を複数の第1の振幅値で表現し、前記第2のビット値を前記第1の振幅値とは異なる第2の振幅値で表現し、連続して同じ振幅値をとらず、かつ、一周期毎に振幅値の極性が反転するように符号化する符号化部と、所定の伝送線路を通じて前記符号化部により符号化された信号を伝送する伝送部と、を備える、情報処理装置が提供される。
このように、上記の情報処理装置は、符号化部により、互いに異なる第1及び第2のビット値を含む入力データに対し、前記第1のビット値を複数の第1の振幅値で表現し、前記第2のビット値を前記第1の振幅値とは異なる第2の振幅値で表現し、連続して同じ振幅値をとらず、かつ、一周期毎に振幅値の極性が反転するように符号化する。そして、上記の情報処理装置は、伝送部により、所定の伝送線路を通じて前記符号化部により符号化された信号を伝送する。かかる構成により、符号化された信号の極性反転周期を検出することにより、その信号のクロック成分を検出することが可能になる。その結果、受信側にPLL(Phase Locked Loop)回路を設けずに済むため、情報処理装置の消費電力が低減される。
また、前記符号化部は、前記第1のビット値が振幅値0で表現され、かつ、前記第2のビット値が振幅値A及び−A(Aは任意の実数)の繰り返しで表現される伝送速度Fbの符号化信号Xに前記入力データを符号化するデータ符号化部と、前記データ符号化部により符号化された符号化信号Xに対し、振幅値n*A(n>1)及び周波数Fb/2を有するクロック信号を加算するクロック加算部とを含むように構成されていてもよい。
また、前記符号Xは、バイポーラ符号であってもよい。さらに、前記符号Xは、デューティ100%のAMI(Alternate Mark Inversion)符号であってもよい。若しくは、前記符号Xは、パーシャル・レスポンス方式の符号PR(1,−1)であってもよい。
また、前記情報処理装置は、前記所定の伝送線路を通じて伝送された符号化信号の振幅値が前記第1の振幅値であるか、又は前記第2の振幅値であるかを判定し、当該判定結果に応じて前記第1のビット値又は前記第2のビット値を識別するビット値識別部と、前記符号化信号の振幅値が有する極性の反転周期を検出し、当該反転周期に基づいて符号化信号のクロックを検出するクロック検出部と、をさらに備えていてもよい。
また、前記情報処理装置は、前記符号化部から出力された前記符号化信号を電源に重畳して重畳信号を生成して電源線に流す信号重畳部と、前記電源線から取得した前記重畳信号を前記符号化信号と前記電源とに分離し、当該符号化信号を前記ビット値識別部、及び前記クロック検出部に入力する信号分離部と、をさらに備えていてもよい。この場合、前記電源線が前記所定の伝送線路として利用される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、互いに異なる第1及び第2のビット値を含む入力データに対し、前記第1のビット値が複数の第1の振幅値で表現され、前記第2のビット値が前記第1の振幅値とは異なる第2の振幅値で表現され、連続して同じ振幅値をとらず、かつ、一周期毎に振幅値の極性が反転するように符号化されて符号化信号が生成される符号化ステップと、所定の伝送線路を通じて伝送された前記符号化信号の振幅値が前記第1の振幅値であるか、又は前記第2の振幅値であるかが判定されるビット値判定ステップと、前記判定ステップにおける判定結果に応じて前記第1のビット値又は前記第2のビット値が識別されるビット値識別ステップと、前記符号化信号の振幅値が有する極性の反転周期が検出される極性検出ステップと、前記極性検出ステップで検出された反転周期に基づいて符号化信号のクロックが検出されるクロック検出ステップと、を含む、信号伝送方法が提供される。
このように、上記の信号伝送方法は、符号化ステップにおいて、互いに異なる第1及び第2のビット値を含む入力データに対し、前記第1のビット値が複数の第1の振幅値で表現され、前記第2のビット値が前記第1の振幅値とは異なる第2の振幅値で表現され、連続して同じ振幅値をとらず、かつ、一周期毎に振幅値の極性が反転するように符号化されて符号化信号が生成される。さらに、ビット値判定ステップでは、所定の伝送線路を通じて伝送された前記符号化信号の振幅値が前記第1の振幅値であるか、又は前記第2の振幅値であるかが判定される。そして、極性検出ステップでは、前記符号化信号の振幅値が有する極性の反転周期が検出される。また、クロック検出ステップでは、前記極性検出ステップで検出された反転周期に基づいて符号化信号のクロックが検出される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、上記の情報処理装置が有する機能をコンピュータに実現させるためのプログラムが提供されうる。さらに、このプログラムが記録された記録媒体が提供されうる。
以上説明したように本発明によれば、直流成分を含まず、かつ、クロック再生時にPLL回路が不要な符号を生成して伝送することにより、消費電流を低減させることが可能になる。また、電源等の直流成分と一緒にデータを伝送することが可能になる。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
[課題の整理]
まず、本発明の実施形態に係る技術について詳細に説明するに先立ち、当該実施形態が解決しようとする課題について簡単に纏める。
(パラレル伝送方式について)
まず、図1を参照しながら、パラレル伝送方式を採用した携帯端末100の構成例について簡単に説明する。図1は、パラレル伝送方式を採用した携帯端末100の構成例を示す説明図である。尚、図1には、携帯端末100の一例として携帯電話が模式的に描画されている。しかし、以下の説明に係る技術は、携帯電話に限定されるものではない。
図1に示すように、携帯端末100は、主に、表示部102と、液晶部104(LCD;Liquid Crystal Display)と、接続部106と、操作部108と、ベースバンドプロセッサ110(BBP)と、パラレル信号線路112とにより構成される。尚、表示部102を表示側、操作部108を本体側と呼ぶ場合がある。また、以下の説明の中で、映像信号が本体側から表示側へと伝送される場合を例に挙げて説明する。もちろん、以下の技術は、これに限定されるものではない。
図1に示すように、表示部102には、液晶部104が設けられている。そして、液晶部104には、パラレル信号線路112を介して伝送された映像信号が表示される。また、接続部106は、表示部102と操作部108とを接続する部材である。この接続部106を形成する接続部材は、例えば、表示部102をZ−Y平面内で180度回転できる構造を有する。また、この接続部材は、X−Z平面内で表示部102が回転可能に形成され、携帯端末100を折り畳みできる構造を有する。尚、この接続部材は、自由な方向に表示部102を可動にする構造を有していてもよい。
ベースバンドプロセッサ110は、携帯端末100の通信制御、及びアプリケーションの実行機能を提供する演算処理部である。ベースバンドプロセッサ110から出力されるパラレル信号は、パラレル信号線路112を通じて表示部102の液晶部104に伝送される。パラレル信号線路112には、多数の信号線が配線されている。例えば、携帯電話の場合、この信号線数nは50本程度である。また、映像信号の伝送速度は、液晶部104の解像度がQVGAの場合、200Mbps程度となる。そして、パラレル信号線路112は、接続部106を通るように配線されている。
つまり、接続部106には、パラレル信号線路112を形成する多数の信号線が配線されている。上記のように、接続部106の可動範囲を広げると、その動きによりパラレル信号線路112に損傷が発生する危険性が高まる。その結果、パラレル信号線路112の信頼性が損なわれてしまう。一方で、パラレル信号線路112の信頼性を維持しようとすると、接続部106の可動範囲が大きく制約されてしまう。こうした理由から、接続部106を形成する可動部材の自由度、及びパラレル信号線路112の信頼性を両立させる目的で、シリアル伝送方式が携帯端末100に採用されることが多くなってきている。また、放射電磁雑音(EMI)の観点からも、伝送線路のシリアル化が進められている。
(シリアル伝送方式について)
そこで、図2を参照しながら、シリアル伝送方式を採用した携帯端末200の構成例について簡単に説明する。図2は、シリアル伝送方式を採用した携帯端末200の構成例を示す説明図である。尚、図2には、携帯端末200の一例として携帯電話が模式的に描画されている。しかし、以下の説明に係る技術は、携帯電話に限定されるものではない。また、図1に示したパラレル伝送方式の携帯端末100と実質的に同一の機能を有する構成要素については、同一の符号を付することにより詳細な説明を省略する。
図2に示すように、携帯端末200は、主に、表示部102と、液晶部104(LCD)と、接続部106と、操作部108と、ベースバンドプロセッサ110(BBP)と、パラレル信号線路202、210と、シリアライザ204と、シリアル信号線路206と、デシリアライザ208とにより構成される。
携帯端末200は、上記の携帯端末100とは異なり、接続部106に配線されたシリアル信号線路206を通じてシリアル伝送方式により映像信号を伝送している。そのため、操作部108には、ベースバンドプロセッサ110から出力されたパラレル信号をシリアル化するためのシリアライザ204が設けられている。一方、表示部102には、シリアル信号線路206を通じて伝送されるシリアル信号をパラレル化するためのデシリアライザ208が設けられている。
シリアライザ204は、ベースバンドプロセッサ110から出力され、パラレル信号線路202を介して入力されたパラレル信号をシリアル信号に変換する。シリアライザ204により変換されたシリアル信号は、シリアル信号線路206を通じてデシリアライザ208に入力される。そして、デシリアライザ208は、入力されたシリアル信号を元のパラレル信号に復元し、パラレル信号線路210を通じて液晶部104に入力する。
シリアル信号線路206には、例えば、NRZ符号方式で符号化されたデータ信号が単独で伝送されるか、或いは、データ信号とクロック信号とが一緒に伝送される。シリアル信号線路206の配線数kは、図1の携帯端末100が有するパラレル信号線路112の配線数nよりも大幅に少ない(k≪n)。例えば、配線数kは、数本程度まで削減することができる。そのため、シリアル信号線路206が配線される接続部106の可動範囲に関する自由度は、パラレル信号線路112が配線される接続部106に比べて非常に大きいと言える。同時に、シリアル信号線路206の信頼性も高いと言える。尚、シリアル信号線路206を流れるシリアル信号には、通常、LVDS(Low Voltage Differential Signal)等の差動信号が用いられる。
(機能構成)
ここで、図3を参照しながら、シリアル伝送方式を採用した携帯端末200の機能構成について説明する。図3は、シリアル伝送方式を採用した携帯端末200の機能構成の一例を示す説明図である。但し、図3は、シリアライザ204、及びデシリアライザ208の機能構成を中心に描画した説明図であり、他の構成要素に関する記載を省略している。
(シリアライザ204)
図3に示すように、シリアライザ204は、P/S変換部232と、エンコーダ234と、LVDSドライバ236と、PLL部238と、タイミング制御部240とにより構成される。
図3に示すように、シリアライザ204には、ベースバンドプロセッサ110から、パラレル信号(P−DATA)と、パラレル信号用クロック(P−CLK)とが入力される。シリアライザ204に入力されたパラレル信号は、P/S変換部232によりシリアル信号に変換される。P/S変換部232により変換されたシリアル信号は、エンコーダ234に入力される。エンコーダ234は、シリアル信号にヘッダ等を付加してLVDSドライバ236に入力する。LVDSドライバ236は、入力されたシリアル信号をLVDSによる差動伝送方式でデシリアライザ208に伝送する。
一方、シリアライザ204に入力されたパラレル信号用クロックは、PLL部238に入力される。PLL部238は、パラレル信号用クロックからシリアル信号用クロックを生成し、P/S変換部232、及びタイミング制御部240に入力する。タイミング制御部240は、入力されるシリアル信号用クロックに基づいてエンコーダ234によるシリアル信号の送信タイミングを制御する。
(デシリアライザ208)
図3に示すように、デシリアライザ208は、主に、LVDSレシーバ252と、デコーダ254と、S/P変換部256と、クロック再生部258と、PLL部260と、タイミング制御部262とにより構成される。
図3に示すように、デシリアライザ208には、LVDSによる差動伝送方式でシリアライザ204からシリアル信号が伝送される。このシリアル信号は、LVDSレシーバ252により受信される。LVDSレシーバ252により受信されたシリアル信号は、デコーダ254、及びクロック再生部258に入力される。デコーダ254は、入力されたシリアル信号のヘッダを参照してデータの先頭部分を検出し、S/P変換部256に入力する。S/P変換部256は、入力されたシリアル信号をパラレル信号(P−DATA)に変換する。S/P変換部256で変換されたパラレル信号は液晶部104に出力される。
一方、クロック再生部258は、外部から入力されるリファレンスクロックを参照し、内蔵するPLL部260を用いてシリアル信号用クロックからパラレル信号用クロックを再生する。クロック再生部258により再生されたパラレル信号用クロックは、デコーダ254、及びタイミング制御部262に入力される。タイミング制御部262は、クロック再生部258から入力されたパラレル信号用クロックに基づいて受信タイミングを制御する。また、タイミング制御部262に入力されたパラレル信号用クロック(P−CLK)は、液晶部104に出力される。
このように、ベースバンドプロセッサ110からシリアライザ204に入力されたパラレル信号(P−DATA)、及びパラレル信号用クロック(P−CLK)は、シリアル信号に変換されてデシリアライザ208に伝送される。そして、入力されたシリアル信号は、デシリアライザ208により元のパラレル信号、及びパラレル信号用クロックに復元され、液晶部104に出力される。
以上説明した携帯端末200のように、パラレル信号をシリアル信号に変換して伝送することにより、その伝送線路がシリアル化される。その結果、シリアル信号線路が配置される部分の可動範囲が拡大し、表示部102の配置に関する自由度が向上する。そのため、例えば、携帯端末200を利用してテレビジョン放送等を視聴する場合において、表示部102の配置がユーザから見て横長になるように携帯端末200を変形させることができるようになる。こうした自由度の向上に伴い、携帯端末200の用途が広がり、通信端末としての各種機能に加えて、映像や音楽の視聴等、様々な利用形態が生まれている。
このような背景の中、携帯端末200の液晶部104は、より繊細な表示を可能にすべく高密度化しており、細かい文字や映像で多くの情報が表示されるようになってきている。ところが、こうした細かい文字や映像は、ユーザにとって見難いものである。そこで、携帯端末200の液晶部104に表示される文字や映像等を外部に設置されたテレビジョン受像機やディスプレイ装置等の大きな画面に出力したいというユーザの要望がある。こうした要望を受け、図4Aに示す携帯端末300、500、600のような出力形態が提案されている。以下、この出力形態について簡単に説明する。
(応用例1:電磁結合を利用した外部出力方式)
まず、図4Aを参照する。図4Aは、電磁結合を利用して映像等のデータを外部出力機器に伝送することが可能な携帯端末300の構成例を示す説明図である。外部出力機器としては、例えば、カーナビゲーションシステム10やテレビジョン受像機20等がある。その他にも、パーソナルコンピュータのディスプレイ装置やスクリーンに映像を投影するプロジェクタ等も外部出力機器の一例である。
これらの外部出力機器に映像等のデータを伝送するために、例えば、図4Aに示すような信号読取装置400が利用される。信号読取装置400は、例えば、カーナビゲーションシステム10やテレビジョン受像機20等に接続されているか、或いは、これらの機器に内蔵される。携帯端末300と信号読取装置400との間では、電磁結合を利用して信号が伝送される。そのため、携帯端末300には、コイル302が設けられている。また、信号読取装置400にも、コイル402が設けられている。
例えば、映像信号が携帯端末300からテレビジョン受像機20に伝送される場合の動作について考えてみる。まず、携帯端末300は、ベースバンドプロセッサ110により映像信号をパラレル伝送するためのパラレル信号を生成する。そして、このパラレル信号は、パラレル信号線路202を介してシリアライザ204に伝送される。シリアライザ204は、伝送されてきたパラレル信号をシリアル信号に変換してシリアル信号線路206に伝送する。このとき、シリアル信号に対応する電流信号がコイル302に印加され、コイル302から電磁場が発生する。そして、この電磁場に誘導されて信号読取装置400のコイル402に電流が発生し、この電流によりシリアル信号が復調されるのである。
このように、携帯端末300と信号読取装置400との間の電磁結合を利用して映像信号に対応するシリアル信号が伝送される。もちろん、このシリアル信号は、所定の符号化方式で符号化され、ASK(Amplitude Shift Keying)等の所定の変調方式で変調されてから伝送される。但し、NRZ符号方式で符号化された信号は、直流成分を含んでしまうため、電磁結合を利用して信号伝送するのに適さない。そのため、電磁結合による信号伝送には、符号化された信号に直流成分を含まないマンチェスター符号方式等が利用される。
図4Aの例で言えば、シリアライザ204により、シリアル信号がマンチェスター符号方式で符号化され、電磁結合を利用して伝送される。この場合、信号読取装置400の側においても、当然に、マンチェスター符号方式による復号に対応している。従って、信号読取装置400は、符号化信号を受信してシリアル信号に復号した後、そのシリアル信号をパラレル信号に変換してテレビジョン受像機20等に出力する。マンチェスター符号では、“1”が“10”として、“0”が“01”として伝送されるため、単純に“1”“0”で伝送する方式に比べて伝送速度が2倍かかってしまう。しかしながら、マンチェスター符号は直流成分を含まず、クロックの抽出が容易であるため、電磁結合を利用した信号伝送に適している。
ところで、携帯端末300と信号読取装置400とは、図4Bに示すように近接された際に信号伝送が実現される。このような形態による通信のことを非接触通信と呼ぶ場合がある。図4Bの例では、携帯端末300の表示部102が開いた状態で載置されているが、表示部102が閉じた状態で載置されてもよい。通常、携帯端末300の表示部102が閉じられると、液晶部104への通電がオフになる場合が多いため、節電になる。このとき、閉じた状態でも外部出力へのデータ伝送が可能なモード設定がされる。
(機能構成:携帯端末300)
ここで、図5を参照しながら、携帯端末300の機能構成について簡単に説明する。図5は、携帯端末300の機能構成の一例を示す説明図である。但し、図5は、シリアライザ204、及びデシリアライザ208の機能構成を中心に描画した説明図であり、他の構成要素に関する記載を省略している。また、携帯端末300が有する各構成要素のうち、既に述べた携帯端末200と実質的に同一の機能構成を有する構成要素については同一の符号を付することにより詳細な説明を省略した。
(シリアライザ204)
図5に示すように、シリアライザ204は、P/S変換部232と、エンコーダ234と、LVDSドライバ236と、PLL部238と、タイミング制御部240と、ドライバ332とにより構成される。
図5に示すように、シリアライザ204には、ベースバンドプロセッサ110から、パラレル信号(P−DATA)と、パラレル信号用クロック(P−CLK)とが入力される。シリアライザ204に入力されたパラレル信号は、P/S変換部232によりシリアル信号に変換される。P/S変換部232により変換されたシリアル信号は、エンコーダ234に入力される。エンコーダ234は、シリアル信号にヘッダ等を付加し、マンチェスター符号方式で符号化してLVDSドライバ236、及びドライバ332に入力する。LVDSドライバ236は、入力されたシリアル信号をLVDSによる差動伝送方式でデシリアライザ208に伝送する。一方、ドライバ332は、コイル302による電磁結合を利用して、入力されたシリアル信号を信号読取装置400に伝送する。
一方、シリアライザ204に入力されたパラレル信号用クロックは、PLL部238に入力される。PLL部238は、パラレル信号用クロックからシリアル信号用クロックを生成し、P/S変換部232、及びタイミング制御部240に入力する。タイミング制御部240は、入力されるシリアル信号用クロックに基づいてエンコーダ234によるシリアル信号の送信タイミングを制御する。
(デシリアライザ208)
図5に示すように、デシリアライザ208は、主に、LVDSレシーバ252と、デコーダ254と、S/P変換部256と、クロック再生部258と、PLL部260と、タイミング制御部262とにより構成される。
図5に示すように、デシリアライザ208には、LVDSによる差動伝送方式でシリアライザ204からシリアル信号が伝送される。このシリアル信号は、LVDSレシーバ252により受信される。LVDSレシーバ252により受信されたシリアル信号は、デコーダ254、及びクロック再生部258に入力される。デコーダ254は、入力されたシリアル信号のヘッダを参照してデータの先頭部分を検出し、マンチェスター符号方式で符号化されたシリアル信号を復号してS/P変換部256に入力する。S/P変換部256は、入力されたシリアル信号をパラレル信号(P−DATA)に変換する。S/P変換部256で変換されたパラレル信号は、液晶部104に出力される。
一方、クロック再生部258は、外部から入力されるリファレンスクロックを参照し、内蔵するPLL部260を用いてシリアル信号用クロックからパラレル信号用クロックを再生する。クロック再生部258により再生されたパラレル信号用クロックは、デコーダ254、及びタイミング制御部262に入力される。タイミング制御部262は、クロック再生部258から入力されたパラレル信号用クロックに基づいて受信タイミングを制御する。また、タイミング制御部262に入力されたパラレル信号用クロック(P−CLK)は、液晶部104に出力される。
このように、ベースバンドプロセッサ110からシリアライザ204に入力されたパラレル信号(P−DATA)、及びパラレル信号用クロック(P−CLK)は、シリアル信号に変換されてデシリアライザ208に伝送される。そして、入力されたシリアル信号は、デシリアライザ208により元のパラレル信号、及びパラレル信号用クロックに復元され、液晶部104に出力される。
(機能構成:信号読取装置400)
次に、図6を参照しながら、信号読取装置400の機能構成について簡単に説明する。図6は、信号読取装置400の機能構成の一例を示す説明図である。
図6に示すように、信号読取装置400は、主に、コイル402と、差動レシーバ432と、増幅器434と、デコーダ436と、S/P変換部438と、インターフェース440と、クロック再生部442と、PLL部444と、タイミング制御部446とにより構成される。
上記の通り、信号読取装置400には、携帯端末300から電磁結合を利用してシリアル信号が伝送される。このシリアル信号は、コイル402を用いて差動レシーバ432により受信される。差動レシーバ432は、受信したシリアル信号を増幅器434に入力する。増幅器434は、電磁結合による信号伝送により低下したシリアル信号の信号レベルを増幅するために設けられる。増幅器434により増幅されたシリアル信号は、デコーダ436、及びクロック再生部442に入力される。
デコーダ436は、入力されたシリアル信号のヘッダを参照してデータの先頭部分を検出し、マンチェスター符号方式で符号化されたシリアル信号を復号してS/P変換部438に入力する。S/P変換部438は、入力されたシリアル信号をパラレル信号(P−DATA)に変換する。S/P変換部438で変換されたパラレル信号は、インターフェース440に入力される。
一方、クロック再生部442は、外部から入力されるリファレンスクロックを参照し、内蔵するPLL部444を用いてシリアル信号用クロックからパラレル信号用クロックを再生する。クロック再生部442により再生されたパラレル信号用クロックは、デコーダ436、及びタイミング制御部446に入力される。タイミング制御部446は、クロック再生部442から入力されたパラレル信号用クロックに基づいて受信タイミングを制御する。また、タイミング制御部446に入力されたパラレル信号用クロック(P−CLK)は、インターフェース440に入力される。
インターフェース440は、入力されたパラレル信号と、パラレル信号用クロックとを外部出力機器に適合する信号に変換して出力する。例えば、インターフェース440は、入力されたパラレル信号をアナログRGB信号やDVI信号(Digital Visual Interface signal)に変換してカーナビゲーションシステム10やテレビジョン受像機20等に出力する。
以上、携帯端末300、及び信号読取装置400の機能構成について説明した。このような機能があることで、ユーザは、携帯端末300を信号読取装置400の上に載置するだけで簡単に映像等を外部表示装置に出力することが可能になる。そのため、携帯端末300の映像等を大きな画面に出力することが可能になる。その結果、携帯端末300を単なる個人用の通信装置等として利用する用途に加え、例えば、その携帯端末300を多人数で利用するテレビ電話として機能させることが可能になる。
(応用例2:電源線を利用したデータ伝送方式)
上記の携帯端末300は、符号化方式として直流成分を含まないマンチェスター符号方式を利用している。このように、直流成分を含まない符号化信号は、電源に重畳して伝送することが可能である。そこで、上記の携帯端末300に対し、この電源線伝送方式を応用する技術について説明する。携帯端末500は、この技術を用いた構成例である。
(機能構成)
まず、図7Aを参照しながら、電源線を利用してデータ伝送することが可能な携帯端末500の機能構成について説明する。図7Aは、電源線を利用してデータ伝送することが可能な携帯端末500の機能構成の一例を示す説明図である。但し、図7Aは、シリアライザ204、及びデシリアライザ208の機能構成を中心に描画した説明図であり、他の構成要素に関する記載を省略している。また、携帯端末500が有する各構成要素のうち、既に述べた携帯端末300と実質的に同一の機能構成を有する構成要素については同一の符号を付することにより詳細な説明を省略した。
(シリアライザ204)
図7Aに示すように、シリアライザ204は、P/S変換部232と、エンコーダ234と、LVDSドライバ236と、PLL部238と、タイミング制御部240と、ドライバ332と、重畳部532とにより構成される。重畳部532は、信号重畳部の一例である。
図7Aに示すように、シリアライザ204には、ベースバンドプロセッサ110から、パラレル信号(P−DATA)と、パラレル信号用クロック(P−CLK)とが入力される。シリアライザ204に入力されたパラレル信号は、P/S変換部232によりシリアル信号に変換される。P/S変換部232により変換されたシリアル信号は、エンコーダ234に入力される。エンコーダ234は、シリアル信号にヘッダ等を付加し、マンチェスター符号方式等の直流成分の無い(又は少ない)方式で符号化してLVDSドライバ236、及びドライバ332に入力する。
LVDSドライバ236は、入力されたシリアル信号をLVDSにして重畳部532に入力する。重畳部532は、LVDSドライバ236から入力された信号を電源ラインに重畳させてデシリアライザ208に伝送する。例えば、重畳部532は、信号をコンデンサで、電源をチョークコイルで結合させる。尚、電源ラインには、例えば、伝送線路として同軸ケーブルが用いられる。また、この電源ラインは、操作部108から表示部102に電源を供給するために設けられた線路である。一方、ドライバ332は、コイル302による電磁結合を利用して、入力されたシリアル信号を信号読取装置400に伝送する。
ところで、シリアライザ204に入力されたパラレル信号用クロックは、PLL部238に入力される。PLL部238は、パラレル信号用クロックからシリアル信号用クロックを生成し、P/S変換部232、及びタイミング制御部240に入力する。タイミング制御部240は、入力されるシリアル信号用クロックに基づいてエンコーダ234によるシリアル信号の送信タイミングを制御する。
(デシリアライザ208)
図7Aに示すように、デシリアライザ208は、主に、LVDSレシーバ252と、デコーダ254と、S/P変換部256と、クロック再生部258と、PLL部260と、タイミング制御部262と、分離部552とにより構成される。尚、分離部552は、信号分離部の一例である。
図7Aに示すように、デシリアライザ208には、電源ライン(同軸ケーブル)を通じて電源とシリアル信号とが重畳された信号が伝送される。この重畳信号の周波数スペクトラムは、図7Bのようになる。図7Bに示すように、マンチェスター符号の周波数スペクトラムは、直流成分を持たないので、電源(DC)と一緒に伝送することが分かる。
再び図7Aを参照する。上記の重畳信号は、分離部552によりシリアル信号と電源とに分離される。例えば、分離部552は、コンデンサで直流成分をカットしてシリアル信号を取り出し、チョークコイルで高周波成分をカットして電源を取り出す。分離部552により分離されたシリアル信号は、LVDSレシーバ252により受信される。
LVDSレシーバ252により受信されたシリアル信号は、デコーダ254、及びクロック再生部258に入力される。デコーダ254は、入力されたシリアル信号のヘッダを参照してデータの先頭部分を検出し、マンチェスター符号方式等で符号化されたシリアル信号を復号してS/P変換部256に入力する。S/P変換部256は、入力されたシリアル信号をパラレル信号(P−DATA)に変換する。S/P変換部256で変換されたパラレル信号は、液晶部104に出力される。
一方、クロック再生部258は、外部から入力されるリファレンスクロックを参照し、内蔵するPLL部260を用いてシリアル信号用クロックからパラレル信号用クロックを再生する。クロック再生部258により再生されたパラレル信号用クロックは、デコーダ254、及びタイミング制御部262に入力される。タイミング制御部262は、クロック再生部258から入力されたパラレル信号用クロックに基づいて受信タイミングを制御する。また、タイミング制御部262に入力されたパラレル信号用クロック(P−CLK)は、液晶部104に出力される。
このように、上記の携帯端末500は、電源とシリアル信号(映像信号等)とを同軸ケーブル1本で伝送することができる。そのため、操作部108と表示部102との間を繋ぐ配線は1本だけとなり、表示部102の可動性が向上し、複雑な形状に携帯端末500を変形させることが可能になる。その結果、携帯端末500の用途が広がると共に、ユーザの利便性が向上する。
(課題の整理)
上記の通り、操作部108と表示部102との相対的な位置関係を自由に変化させるには、上記の携帯端末100のようにパラレル伝送方式には不都合があった。そこで、上記の携帯端末200のように、シリアライザ204、及びデシリアライザ208を設けることで、映像信号等のシリアル伝送を可能にし、表示部102の可動範囲を広げた。さらに、液晶部104に表示される文字や映像等の大きさが小さいことでユーザの利便性が低下してしまうという問題に対し、携帯端末300のように電磁結合を利用して外部の大画面出力を可能にして、この問題を解決した。さらに、携帯端末300で利用される符号化方式の特性を生かして、電源ラインに信号を重畳させて伝送する方式を用いて表示部102の可動性をさらに向上させた。
ところが、図3、図5、図6、図7Aに示すように、携帯端末200、300、500、及び信号読取装置400において、受信したシリアル信号のクロックを再生するためにPLL部260、444(以下、PLL)が用いられていた。このPLLは、マンチェスター符号方式等により符号化された信号からクロックを抽出するために必要なものである。しかしながら、PLL自体の電力消費量が少なくないため、PLLを設けることにより、その分だけ携帯端末200、300、500、及び信号読取装置400の消費電力が大きくなってしまう。こうした電力消費量の増大は、携帯電話等の端末装置にとって非常に大きな問題となる。こうした問題を背景に、デシリアライザ208、及び信号読取装置400の側でPLLを設けずに済むような技術が求められている。そこで、以下に示す実施形態においては、クロック再生にPLLを利用せずに済む符号化技術を提案する。
<実施形態>
本発明の一実施形態について説明する。本実施形態は、直流成分を含まず、PLLを利用せずにクロックを再生することが可能な符号化方式に関するものである。そこで、当該符号化方式を説明する上で基本となるAMI(Alternate Mark Inversion)符号について簡単に説明した後、本実施形態に係る携帯端末600の機能構成、及び符号化方式について説明する。
(AMI符号の信号波形について)
まず、図8を参照しながら、AMI符号の信号波形、及びその特徴について簡単に説明する。図8は、AMI符号の信号波形の一例を示す説明図である。但し、以下の説明において、Aは任意の正数であるとする。
AMI符号は、データ0を電位0で表現し、データ1を電位A又は−Aで表現する符号である。但し、電位Aと電位−Aとは交互に繰り返される。つまり、電位Aでデータ1が表現された後、次にデータ1が現れた場合、そのデータ1は電位−Aで表現されるというものである。このように、極性反転を繰り返してデータが表現されるため、AMI符号には直流成分が含まれない。尚、AMI符号と同じ種類の特性を持つ符号としては、例えば、PR(1,−1)で表現されるパーシャル・レスポンス方式がある。このような極性反転を利用する伝送符号はバイポーラ符号と呼ばれる。また、ダイコード方式等も利用可能である。ここでは、デューティ100%のAMI符号を例に挙げて説明する。
図8には、ビット間隔T1、T2、…、T14のAMI符号が模式的に記載されている。図中において、データ1は、ビット間隔T2、T4、T5、T10、T11、T14に現れている。ビット間隔T2において電位Aである場合、ビット間隔T4では電位−Aとなる。また、ビット間隔T5では電位Aとなる。このように、データ1に対応する振幅は、プラスとマイナスとが交互に反転する。これが上記の極性反転である。
一方、データ0に関しては全て電位0で表現される。こうした表現によりAMI符号は直流成分を含まないが、図8のビット間隔T6、…、T9に見られるように電位0が連続することがある。このように電位0が連続すると、PLLを用いずに、この信号波形からクロック成分を取り出すことが難しいという問題がある。そこで、本実施形態は、AMI符号(及びこれと同等の特性を有する符号)にクロック成分を含ませる技術を提案するものである。
[携帯端末600の機能構成]
まず、図9を参照しながら、本実施形態に係る携帯端末600の機能構成について説明する。図9は、本実施形態に係る携帯端末600の機能構成の一例を示す説明図である。但し、図9は、シリアライザ204、及びデシリアライザ208の機能構成を中心に描画した説明図であり、他の構成要素に関する記載を省略している。また、携帯端末600が有する各構成要素のうち、既に述べた携帯端末300と実質的に同一の機能構成を有する構成要素については同一の符号を付することにより詳細な説明を省略した。
(シリアライザ204)
図9に示すように、シリアライザ204は、P/S変換部232と、LVDSドライバ236と、PLL部238と、タイミング制御部240と、ドライバ332と、エンコーダ632とにより構成される。上記の携帯端末300との主な相違点はエンコーダ632の機能にある。尚、このエンコーダ632は、符号化部、及び伝送部の一例である。
図9に示すように、シリアライザ204には、ベースバンドプロセッサ110から、パラレル信号(P−DATA)と、パラレル信号用クロック(P−CLK)とが入力される。シリアライザ204に入力されたパラレル信号は、P/S変換部232によりシリアル信号に変換される。P/S変換部232により変換されたシリアル信号は、エンコーダ632に入力される。エンコーダ632は、シリアル信号にヘッダ等を付加し、所定の符号化方式で符号化する。
ここで、図10を参照しながら、エンコーダ632における符号化信号の生成方法について説明する。図10は、本実施形態に係る符号化方式の一例を示す説明図である。尚、図10には、AMI符号をベースとする符号の生成方法が記載されているが、本実施形態はこれに限定されず、AMI符号と同様の特性を有する符号に対しても適用される。例えば、バイポーラ符号やPR(1,−1)符号等にも適用することができる。
図10の(C)に示された信号が本実施形態に係る符号化方式で符号化された信号である。この信号は、データ1を複数の電位A1(−1、−3、1、3)で表現し、データ0を電位A1とは異なる複数の電位A2(−2、2)で表現したものである。但し、この信号は、極性反転するように構成されており、さらに、連続して同じ電位とならないように構成されている。例えば、ビット間隔T6、…、T9においてデータ0が続く区間を参照すると、電位が−2、2、−2、2となっている。このような符号を利用することで、同じデータ値が連続して現れても、立ち上がり、立ち下がりの両エッジを検出してクロック成分を再生することが可能になる。
さて、エンコーダ632は、上記のような符号を生成するため、加算器ADDを備えている。この加算器ADDは、クロック加算部の一例である。図10に示すように、エンコーダ632は、例えば、入力されたシリアル信号をAMI符号(A)に符号化して加算器ADDに入力する。さらに、エンコーダ632は、AMI符号の伝送速度Fbの半分の周波数(2/Fb)を持つクロック(B)を生成して加算器ADDに入力する。但し、クロックの振幅は、AMI符号のN倍(N>1;図10の例ではN=2)とする。そして、エンコーダ632は、加算器ADDによりAMI符号とクロックとを加算して符号(C)を生成する。このとき、AMI符号とクロックとは同期され、エッジを揃えて加算される。
再び図9を参照する。エンコーダ632により符号化されたシリアル信号は、LVDSドライバ236、及びドライバ332に入力される。LVDSドライバ236は、入力されたシリアル信号をLVDSによる差動伝送方式でデシリアライザ208に伝送する。一方、ドライバ332は、コイル302による電磁結合を利用して、入力されたシリアル信号を信号読取装置400に伝送する。
一方、シリアライザ204に入力されたパラレル信号用クロックは、PLL部238に入力される。PLL部238は、パラレル信号用クロックからシリアル信号用クロックを生成し、P/S変換部232、及びタイミング制御部240に入力する。タイミング制御部240は、入力されるシリアル信号用クロックに基づいてエンコーダ632によるシリアル信号の送信タイミングを制御する。
(デシリアライザ208)
図9に示すように、デシリアライザ208は、主に、LVDSレシーバ252と、S/P変換部256と、PLL部260と、タイミング制御部262と、クロック検出部652と、デコーダ654とにより構成される。上記の携帯端末300との主な相違点は、PLLを持たないクロック検出部652が含まれている点である。尚、デコーダ654は、ビット値識別部の一例である。
図9に示すように、デシリアライザ208には、LVDSによる差動伝送方式でシリアライザ204からシリアル信号が伝送される。このシリアル信号は、LVDSレシーバ252により受信される。LVDSレシーバ252により受信されたシリアル信号は、デコーダ654、及びクロック再生部258に入力される。デコーダ654は、入力されたシリアル信号のヘッダを参照してデータの先頭部分を検出し、エンコーダ632が用いた符号化方式に従って符号化されたシリアル信号を復号する。
ここで、図10を参照しながら、デコーダ654による復号方法について説明する。上記の通り、シリアル信号は、エンコーダ632により、図10の(C)に示す形式に符号化されている。そこで、デコーダ654は、この信号の振幅がA1であるか、A2であるかを判定することで、元のシリアル信号を復号することができる。
データ1に対応する振幅A1(−1、−3、1、3)と、データ0に対応する振幅A2(−2、2)とを判定するためには、図10の(C)に示す4つの閾値(L1、L2、L3、L4)が用いられる。もちろん、絶対値回路を利用してマイナス側又はプラス側に折り返した値を判定するのであれば、2つの閾値により判定することができる。そこで、デコーダ654は、入力された信号の振幅と上記の4つの閾値とを比較して振幅がA1であるか、或いは、A2であるかを判定して元のシリアル信号を復号する。
再び図9を参照する。デコーダ654により復号されたシリアル信号はS/P変換部256に入力される。S/P変換部256は、入力されたシリアル信号をパラレル信号(P−DATA)に変換する。S/P変換部256で変換されたパラレル信号は、液晶部104に出力される。
一方、クロック検出部652は、外部から入力されるリファレンスクロックを参照し、入力された信号からクロック成分を検出する。既に述べた通り、図10の(C)に示された符号を用いることで、クロック成分は、振幅と閾値L0(電位0)とを比較して振幅の極性を判定し、極性反転の周期に基づいてクロック成分を検出することができる。従って、クロック検出部652は、信号のクロック成分を検出する際にPLLを用いないで済む。その結果、デシリアライザ208の消費電力を低減させることが可能になる。
再び図9を参照する。クロック検出部652により検出されたクロックは、デコーダ654、及びタイミング制御部262に入力される。タイミング制御部262は、クロック検出部652から入力されたクロックに基づいて受信タイミングを制御する。また、タイミング制御部262に入力されたクロック(P−CLK)は液晶部104に出力される。
このように、直流成分を含まず(図11を参照)、極性反転周期からクロック成分を再生することが可能な本実施形態に係る符号を利用することで、クロックの検出にPLLを用いずに済み、携帯端末の消費電力を大きく低減させることが可能になる。尚、本実施形態に係る符号の周波数スペクトラムは、例えば、図11に示すような形状になる。エンコーダ632の加算器ADDで加算されたクロックの周波数Fb/2に線スペクトルが現れ、それに加えてAMI符号のブロードな周波数スペクトラムが現れている。尚、この周波数スペクトラムには、周波数Fb、2Fb、3Fb、…にヌル点が存在する。
さて、この技術は、上記の携帯端末200、300、500、及び信号読取装置400に対して適用可能である。つまり、電力線伝送方式や電磁結合による信号伝送方式に対応した電子機器に対しても適用可能である。こうした機器に対して本実施形態の技術を適用すると、各機器に搭載されたデシリアライザ208からPLLを省略できるようになる。従って、上記の携帯端末200、300、500、及び信号読取装置400の構成要素の一部を本実施形態に係る携帯端末600に組み合わせた構成も、本実施形態の技術的範囲に属することは言うまでもない。
[ハードウェア構成(情報処理装置)]
上記端末が有する各構成要素の機能は、例えば、図12に示すハードウェア構成を有する情報処理装置により、上記の機能を実現するためのコンピュータプログラムを用いて実現することが可能である。図12は、上記装置の各構成要素が有する機能を実現することが可能な情報処理装置のハードウェア構成を示す説明図である。この情報処理装置の形態は任意であり、例えば、パーソナルコンピュータ、携帯電話、PHS(Personal Handy−phone System)、PDA(Personal Digital Assistant)等の携帯情報端末、ゲーム機、又は各種の情報家電等の形態がこれに含まれる。
図12に示すように、前記の情報処理装置は、主に、CPU(Central Processing Unit)902と、ROM(Read Only Memory)904と、RAM(Random Access Memory)906と、ホストバス908と、ブリッジ910と、外部バス912と、インターフェース914と、入力部916と、出力部918と、記憶部920と、ドライブ922と、接続ポート924と、通信部926とにより構成される。
CPU902は、例えば、演算処理装置又は制御装置として機能し、ROM904、RAM906、記憶部920、又はリムーバブル記録媒体928に記録された各種プログラムに基づいて各構成要素の動作全般又はその一部を制御する。ROM904は、例えば、CPU902に読み込まれるプログラムや演算に用いるデータ等を格納する。RAM906は、例えば、CPU902に読み込まれるプログラムや、そのプログラムを実行する際に適宜変化する各種パラメータ等を一時的又は永続的に格納する。これらの構成要素は、例えば、高速なデータ伝送が可能なホストバス908によって相互に接続されている。また、ホストバス908は、例えば、ブリッジ910を介して比較的データ伝送速度が低速な外部バス912に接続されている。
入力部916は、例えば、マウス、キーボード、タッチパネル、ボタン、スイッチ、及びレバー等の操作手段である。また、入力部916は、赤外線やその他の電波を利用して制御信号を送信することが可能なリモートコントロール手段(所謂、リモコン)であってもよい。なお、入力部916は、上記の操作手段を用いて入力された情報を入力信号としてCPU902に伝送するための入力制御回路等により構成されている。
出力部918は、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)、LCD(Liquid Crystal Display)、PDP(Plasma DisplayPanel)、又はELD(Electro−Luminescence Display)等のディスプレイ装置、スピーカ、ヘッドホン等のオーディオ出力装置、プリンタ、携帯電話、又はファクシミリ等、取得した情報を利用者に対して視覚的又は聴覚的に通知することが可能な装置である。
記憶部920は、各種のデータを格納するための装置であり、例えば、ハードディスクドライブ(HDD;Hard Disk Drive)等の磁気記憶デバイス、半導体記憶デバイス、光記憶デバイス、又は光磁気記憶デバイス等により構成される。
ドライブ922は、例えば、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、又は半導体メモリ等のリムーバブル記録媒体928に記録された情報を読み出し、又はリムーバブル記録媒体928に情報を書き込む装置である。リムーバブル記録媒体928は、例えば、DVDメディア、Blu−rayメディア、HD−DVDメディア、コンパクトフラッシュ(登録商標)(CF;CompactFlash)、メモリースティック、又はSDメモリカード(Secure Digital memory card)等である。もちろん、リムーバブル記録媒体928は、例えば、非接触型ICチップを搭載したICカード(Integrated Circuit Card)又は電子機器であってもよい。
接続ポート924は、例えば、USB(Universal Serial Bus)ポート、IEEE1394ポート、SCSI(Small Computer System Interface)、RS−232Cポート、又は光オーディオ端子等のような外部接続機器930を接続するためのポートである。外部接続機器930は、例えば、プリンタ、携帯音楽プレーヤ、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、又はICレコーダ等である。
通信部926は、ネットワーク932に接続するための通信デバイスであり、例えば、有線又は無線LAN(Local Area Network)、Bluetooth(登録商標)、又はWUSB(Wireless USB)用の通信カード、光通信用のルータ、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)用のルータ、又は各種通信用のモデム等である。また、通信部926に接続されるネットワーク932は、有線又は無線により接続されたネットワークにより構成され、例えば、インターネット、家庭内LAN、赤外線通信、可視光通信、放送、又は衛星通信等である。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記の実施形態においては、加算器ADDに入力される符号として、AMI符号を例に挙げて説明したが、本発明の技術はこれに限定されない。既に述べたように、各種のバイポーラ符号やパーシャル・レスポンス方式のPR(1,−1)符号等が利用される。このように、極性反転を利用した符号形式が好適に用いられるが、そもそも、こうした符号をビットシフト等により生成することも考えられる。このように、符号の生成方法に関しては、いくつかの変形例が想定されうる。
携帯端末の一構成例を示す説明図である。 携帯端末の一構成例を示す説明図である。 シリアル伝送に係る携帯端末の機能構成例を示す説明図である。 携帯端末の一構成例を示す説明図である。 携帯端末と信号読取装置との接触状態を示す説明図である。 シリアル伝送に係る携帯端末の機能構成例を示す説明図である。 シリアル伝送に係る信号読取装置の機能構成例を示す説明図である。 シリアル伝送に係る携帯端末の機能構成例を示す説明図である。 マンチェスター符号の周波数スペクトラムの一例を示す説明図である。 AMI符号の信号波形の一例を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係る携帯端末の機能構成例を示す説明図である。 同実施形態に係る信号生成方法を示す説明図である。 同実施形態に係る信号の周波数スペクトラムの一例を示す説明図である。 携帯端末等の情報処理装置のハードウェア構成例を示す説明図である。
符号の説明
100、200、300、500、600 携帯端末
102 表示部
104 液晶部
106 接続部
108 操作部
110 ベースバンドプロセッサ
112、202、210 パラレル信号線路
204 シリアライザ
206 シリアル信号線路
208 デシリアライザ
232 P/S変換部
234、632 エンコーダ
236 LVDSドライバ
238、260、444 PLL部
240 タイミング制御部
252 LVDSレシーバ
254、436、654 デコーダ
256、438 S/P変換部
258、442 クロック再生部
262、446 タイミング制御部
332 ドライバ
302、402 コイル
400 信号読取装置
432 差動レシーバ
434 増幅器
440 インターフェース
532 重畳部
552 分離部
652 クロック検出部
ADD 加算器

Claims (8)

  1. 互いに異なる第1及び第2のビット値を含む入力データに対し、前記第1のビット値を複数の第1の振幅値で表現し、前記第2のビット値を前記第1の振幅値とは異なる第2の振幅値で表現し、連続して同じ振幅値をとらず、かつ、一周期毎に振幅値の極性が反転するように符号化する符号化部と、
    所定の伝送線路を通じて前記符号化部により符号化された信号を伝送する伝送部と、
    を備える、情報処理装置。
  2. 前記符号化部は、
    前記第1のビット値が振幅値0で表現され、かつ、前記第2のビット値が振幅値A及び−A(Aは任意の実数)の繰り返しで表現される伝送速度Fbの符号化信号Xに前記入力データを符号化するデータ符号化部と、
    前記データ符号化部により符号化された符号化信号Xに対し、振幅値n*A(n>1)及び周波数Fb/2を有するクロック信号を加算するクロック加算部と、
    を含む、請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記符号Xは、バイポーラ符号である、請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記符号Xは、デューティ100%のAMI(Alternate Mark Inversion)符号である、請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記符号Xは、パーシャル・レスポンス方式の符号PR(1,−1)である、請求項3に記載の情報処理装置。
  6. 前記所定の伝送線路を通じて伝送された符号化信号の振幅値が前記第1の振幅値であるか、又は前記第2の振幅値であるかを判定し、当該判定結果に応じて前記第1のビット値又は前記第2のビット値を識別するビット値識別部と、
    前記符号化信号の振幅値が有する極性の反転周期を検出し、当該反転周期に基づいて符号化信号のクロックを検出するクロック検出部と、
    をさらに備える、請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  7. 前記符号化部から出力された前記符号化信号を電源に重畳して重畳信号を生成して電源線に流す信号重畳部と、
    前記電源線から取得した前記重畳信号を前記符号化信号と前記電源とに分離し、当該符号化信号を前記ビット値識別部、及び前記クロック検出部に入力する信号分離部と、
    をさらに備え、
    前記電源線を前記所定の伝送線路として利用する、請求項6に記載の情報処理装置。
  8. 互いに異なる第1及び第2のビット値を含む入力データに対し、前記第1のビット値が複数の第1の振幅値で表現され、前記第2のビット値が前記第1の振幅値とは異なる第2の振幅値で表現され、連続して同じ振幅値をとらず、かつ、一周期毎に振幅値の極性が反転するように符号化されて符号化信号が生成される符号化ステップと、
    所定の伝送線路を通じて伝送された前記符号化信号の振幅値が前記第1の振幅値であるか、又は前記第2の振幅値であるかが判定されるビット値判定ステップと、
    前記判定ステップにおける判定結果に応じて前記第1のビット値又は前記第2のビット値が識別されるビット値識別ステップと、
    前記符号化信号の振幅値が有する極性の反転周期が検出される極性検出ステップと、
    前記極性検出ステップで検出された反転周期に基づいて符号化信号のクロックが検出されるクロック検出ステップと、
    を含む、信号伝送方法。
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