JP2010147943A - 情報処理装置、及び信号伝送方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】少ない本数の信号線でクロックとデータを高速に安定して伝送することが可能な情報処理装置を提供すること。
【解決手段】ビット列を符号化して振幅がa1で伝送速度がbのデータ信号を生成する符号化部(301)と、周波数がb/K(Kは所定の自然数)、振幅がa2(>a1)でデューティ比が小さいクロックを前記符号化部(301)で生成されたデータ信号に同期加算して伝送信号を生成する信号生成部(301)と、前記信号生成部(301)で生成された伝送信号を伝送する信号伝送部(206)と、を備える、情報処理装置(140)が提供される。
【選択図】図7
【解決手段】ビット列を符号化して振幅がa1で伝送速度がbのデータ信号を生成する符号化部(301)と、周波数がb/K(Kは所定の自然数)、振幅がa2(>a1)でデューティ比が小さいクロックを前記符号化部(301)で生成されたデータ信号に同期加算して伝送信号を生成する信号生成部(301)と、前記信号生成部(301)で生成された伝送信号を伝送する信号伝送部(206)と、を備える、情報処理装置(140)が提供される。
【選択図】図7
Description
本発明は、情報処理装置、及び信号伝送方法に関する。
携帯電話やノート型のパーソナルコンピュータ(以下、ノートPC)等の情報処理装置は、ユーザが操作する本体部分と、情報が表示される表示部分とを接続するヒンジ部分に可動部材が用いられていることが多い。ところが、ヒンジ部分には多数の信号線や電力線が配線されており、配線の信頼性を維持する工夫が求められる。まず、考えられるのが、ヒンジ部分を通る信号線の数を減らすことである。そこで、本体部分と表示部分との間においては、パラレル伝送方式ではなく、シリアル伝送方式でデータの伝送処理が行われるようにする。シリアル伝送方式を用いると、信号線の本数が低減されると共に、さらに電磁妨害(EMI;Electro Magnetic Interference)が低減されるという効果も得られる。
さて、シリアル伝送方式の場合、データは符号化されてから伝送される。その際、符号化方式としては、例えば、NRZ(Non Return to Zero)符号方式やマンチェスタ符号方式、或いは、AMI(Alternate Mark Inversion)符号方式等が用いられる。例えば、下記の特許文献1には、バイポーラ符号の代表例であるAMI符号を利用してデータ伝送する技術が開示されている。また、同文献には、データクロックを信号レベルの中間値で表現して伝送し、受信側で信号レベルに基づいてデータクロックを再生する技術が開示されている。
しかしながら、ノートPCのような情報処理装置においては、上記の符号を用いるシリアル伝送方式を用いても、依然としてヒンジ部分に配線される信号線の本数が多い。例えば、ノートPCの場合、表示部分に伝送されるビデオ信号の他、LCDを照明するためのLEDバックライトに関する配線が存在し、これらの信号線を含めると数十本程度の信号線がヒンジ部に配線されることになる。(なお、上記のLCDは、Liquid Crystal Displayの略である。また、上記のLEDは、Light Emitting Diodeの略である。)
そこで、本件発明者は、直流成分を含まず、かつ、受信信号からクロック成分を容易に抽出することが可能な符号化技術(以下、新方式)を開発した。この符号化技術を用いて生成された信号は、直流成分を含む信号に重畳して伝送できる。さらに、同信号から受信側でクロックを再生することが可能である。そのため、複数の信号線を纏めることが可能になり、信号線の本数を減らすことができる。
一方で、最近では要求されるデータ伝送速度が飛躍的に向上しており、シリアル伝送方式において高速で安定したデータ伝送の実現が求められている。例えば、ノートPCに解像度がUXGAのディスプレイが搭載されている場合、本体側からディスプレイ側にビデオ信号が伝送される際に求められる伝送速度は3Gbps程度にもなる(図11を参照)。また、携帯電話にも解像度がVGA以上のディスプレイが搭載されるようになってきており(図11を参照)、高速かつ安定的にデータを伝送する技術が求められている。(なお、UXGAは、Ultra eXtended Graphics Arrayの略である。また、VGAは、Video Graphics Arrayの略である。)こうした理由から、クロックと共にデータを伝送する新方式においても、高速で安定したデータ伝送の実現が求められる。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、クロックと共に高速に安定してデータを伝送することが可能な、新規かつ改良された情報処理装置、及びモード切り替え方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、ビット列を符号化して振幅がa1で伝送速度がbのデータ信号を生成する符号化部と、周波数がb/K(Kは所定の自然数)、振幅がa2(>a1)でデューティ比が小さいクロックを前記符号化部で生成されたデータ信号に同期加算して伝送信号を生成する信号生成部と、前記信号生成部で生成された伝送信号を伝送する信号伝送部と、を備える、情報処理装置が提供される。
また、前記情報処理装置は、所定の伝送線路で接続された第1及び第2のモジュールで構成されていてもよい。この場合、前記第1のモジュールは、前記符号化部、前記信号生成部、前記信号伝送部を有する。そして、前記信号伝送部は、前記所定の伝送線路を通じて前記伝送信号を伝送する。また、前記第2のモジュールは、前記所定の伝送線路を通じて伝送された伝送信号から周波数b/Kのクロック成分を抽出するクロック成分抽出部と、前記クロック成分抽出部で抽出された前記周波数b/Kのクロック成分をK逓倍して周波数bのクロック成分を生成する周波数変換部と、前記伝送信号に基づいて検出されるデータ信号から、前記周波数変換部で生成された周波数bのクロック成分を用いて前記ビット列を復号する復号部と、を有する。
また、前記符号化部は、直流成分を含まない符号形状に前記ビット列を符号化して前記データ信号を生成するように構成されていてもよい。
また、前記所定の伝送線路は、電源線であってもよい。この場合、前記信号伝送部は、前記信号生成部で生成された伝送信号を直流電源に重畳して伝送する。
また、前記符号化部は、前記ビット列をバイポーラ符号、AMI(Alternate Mark Inversion)符号、又はパーシャル・レスポンス符号に符号化して前記データ信号を生成するように構成されていてもよい。
また、前記ビット列は、RGB信号、水平同期(HSYNC)信号、垂直同期(VSYNC)信号を含むビデオ信号であってもよい。
また、前記符号化部は、パケット毎に前記ビット列の先頭T(T≧1)ビットに周波数b/Kのクロック成分となる所定のビット値を付加するように構成されていてもよい。この場合、前記信号生成部は、前記符号化部で所定のビット値が付加された先頭ビットに振幅a2が同期するように前記データ信号に前記クロックを同期加算して伝送信号を生成する。
また、前記周波数b/Kのクロック成分となる所定のビット値は、パケット毎に正負が交互に切り替わるように構成されていてもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、ビット列が符号化され、振幅がa1で伝送速度がbのデータ信号が生成される符号化ステップと、周波数がb/K(Kは所定の自然数)、振幅がa2(>a1)でデューティ比が小さいクロックが前記符号化ステップで生成されたデータ信号に同期加算されて伝送信号が生成される信号生成ステップと、前記信号生成ステップで生成された伝送信号が伝送される信号伝送ステップと、を含む、信号伝送方法が提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、上記の情報処理装置が備える各構成要素の機能をコンピュータに実現させるためのプログラムが提供されうる。さらに、当該プログラムが記録されたコンピュータにより読み取り可能な記録媒体が提供されうる。
以上説明したように本発明によれば、クロックと共に高速に安定してデータを伝送することが可能になる。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
[説明の流れについて]
ここで、以下に記載する本発明の実施形態に関する説明の流れについて簡単に述べる。まず、図1を参照しながら、シリアル伝送方式を採用した携帯電話100の構成について説明する。次いで、図2を参照しながら、上記の新方式を採用した情報処理装置120(例えば、ノートPC)の構成について説明する。次いで、図3を参照しながら、情報処理装置120の機能構成について、より詳細に説明する。この中で、図4〜図6を参照しながら、新方式の符号化方法、及び当該符号化方法により生成される信号の特性について、より詳細に説明する。
ここで、以下に記載する本発明の実施形態に関する説明の流れについて簡単に述べる。まず、図1を参照しながら、シリアル伝送方式を採用した携帯電話100の構成について説明する。次いで、図2を参照しながら、上記の新方式を採用した情報処理装置120(例えば、ノートPC)の構成について説明する。次いで、図3を参照しながら、情報処理装置120の機能構成について、より詳細に説明する。この中で、図4〜図6を参照しながら、新方式の符号化方法、及び当該符号化方法により生成される信号の特性について、より詳細に説明する。
さらに、新方式における技術的課題について説明した後で、図7を参照しながら、当該技術的課題を解決することが可能な本発明の一実施形態に係る情報処理装置140の機能構成について説明する。この中で、図8〜図10を参照しながら、同実施形態に係る符号化方法、及び当該符号化方法により生成される信号の特性について、より詳細に説明する。最後に、同実施形態の技術的思想について纏め、当該技術的思想から得られる作用効果について簡単に説明する。
(説明項目)
1:新方式について
1−1:シリアル伝送方式を採用した携帯電話100の構成
1−2:シリアル伝送方式を採用した情報処理装置120の構成
1−3:新方式の技術を適用した情報処理装置120の機能構成
2:実施形態
2−1:情報処理装置140の機能構成
2−2:符号化/復号方法について
2−3:まとめ
1:新方式について
1−1:シリアル伝送方式を採用した携帯電話100の構成
1−2:シリアル伝送方式を採用した情報処理装置120の構成
1−3:新方式の技術を適用した情報処理装置120の機能構成
2:実施形態
2−1:情報処理装置140の機能構成
2−2:符号化/復号方法について
2−3:まとめ
<1:新方式について>
まず、本発明の一実施形態に係る技術について詳細な説明をするに先立ち、同実施形態に係る技術的基盤となる新方式について説明する。
まず、本発明の一実施形態に係る技術について詳細な説明をするに先立ち、同実施形態に係る技術的基盤となる新方式について説明する。
[1−1:シリアル伝送方式を採用した携帯電話100の構成]
まず、図1を参照しながら、シリアル伝送方式を採用した携帯電話100の構成例について簡単に説明する。図1は、シリアル伝送方式を採用した携帯電話100の構成例を示す説明図である。但し、以下で説明する技術の適用範囲は、携帯電話に限定されるものではない。
まず、図1を参照しながら、シリアル伝送方式を採用した携帯電話100の構成例について簡単に説明する。図1は、シリアル伝送方式を採用した携帯電話100の構成例を示す説明図である。但し、以下で説明する技術の適用範囲は、携帯電話に限定されるものではない。
図1に示すように、携帯電話100は、主に、表示部101と、接続部102と、操作部103と、液晶部104(LCD)と、を有する。さらに、携帯電話100は、ベースバンドプロセッサ105(BBP)と、シリアライザ111と、デシリアライザ112と、シリアル信号線路113と、を有する。
携帯電話100は、接続部102に配線されたシリアル信号線路113を通じてシリアル伝送方式によりビデオ信号を伝送する。そのため、操作部103には、ベースバンドプロセッサ105から出力されたビデオ信号(パラレル信号)をシリアル化するためのシリアライザ111が設けられている。一方、表示部101には、シリアル信号線路113を通じて伝送されたシリアル信号をパラレル化するためのデシリアライザ112が設けられている。
シリアライザ111は、ベースバンドプロセッサ105から出力され、かつ、パラレル信号線路を通じて入力されたパラレル信号をシリアル信号に変換する。シリアライザ111により変換されたシリアル信号は、シリアル信号線路113を通じてデシリアライザ112に伝送される。そして、デシリアライザ112は、入力されたシリアル信号を元のパラレル信号に復元し、パラレル信号線路を通じて液晶部104に入力する。シリアル信号線路113には、例えば、NRZ符号方式で符号化されたデータ信号が伝送される。但し、データ信号とクロック信号とが一緒に伝送される場合もある。
なお、シリアル信号線路113の配線数kは、パラレル信号線路の配線数nよりも大幅に少ない(k≪n)。例えば、配線数kは、数本程度にまで低減することができる。そのため、シリアル信号線路113が配線される接続部102の可動範囲に関する自由度は、接続部102にパラレル信号線路を配線する場合に比べて非常に大きくなる。例えば、携帯電話100を利用してテレビジョン放送等を視聴する場合において、表示部101の配置がユーザから見て横長になるように携帯電話100を変形させることができるようになる。こうした自由度の向上に伴い、携帯電話100の用途が広がり、通信端末としての各種機能に加えて、映像や音楽の視聴等、様々な利用形態が生まれる。さらに、信号線の信頼性を大きく向上させることができる。
このように、シリアル伝送方式を携帯電話100に適用することで、大きな効果が得られる。このような効果は、シリアル伝送方式をノートPCのような他の電子機器に適用した場合にも得られる。例えば、図2に示すような情報処理装置120に適用した場合、ヒンジ部分に相当する接続部102に配線された信号線の信頼性を大きく向上させることができる。特に、携帯電話100よりも大型の液晶部104を搭載する情報処理装置120においては、携帯電話100よりも多くの信号線が接続部102に配線されている。そのため、接続部102に配線された信号線の信頼性を向上させることが特に重要な課題となる。
[1−2:シリアル伝送方式を採用した情報処理装置120の構成]
図2に示すように、上記の携帯電話100と同様、情報処理装置120には、本体側にシリアライザ111が搭載され、さらに、ディスプレイ側にデシリアライザ112が搭載される。そして、本体側からディスプレイ側へとシリアル化されたビデオ信号が伝送される。但し、液晶部104の解像度が高いために、本体側からディスプレイ側へと伝送されるビデオ信号の伝送速度が非常に大きくなる。例えば、解像度がUXGAの場合、ディスプレイ側へと伝送されるシリアルデータは、3Gbps程度の伝送速度で伝送される。
図2に示すように、上記の携帯電話100と同様、情報処理装置120には、本体側にシリアライザ111が搭載され、さらに、ディスプレイ側にデシリアライザ112が搭載される。そして、本体側からディスプレイ側へとシリアル化されたビデオ信号が伝送される。但し、液晶部104の解像度が高いために、本体側からディスプレイ側へと伝送されるビデオ信号の伝送速度が非常に大きくなる。例えば、解像度がUXGAの場合、ディスプレイ側へと伝送されるシリアルデータは、3Gbps程度の伝送速度で伝送される。
このように非常に高速な伝送速度でデータを伝送する場合、1つのデータを複数の分割データに分けて伝送する方法が用いられる。このとき、複数の信号線を用いて個々の分割データが1Gbps程度の伝送速度で伝送される。また、本体側からディスプレイ側へと伝送されるビデオ信号は、所定の符号化方式で符号化されてから伝送される。そのため、ディスプレイ側でビデオ信号を復号するために用いるビデオ信号のクロックも本体側からディスプレイ側に伝送される。また、本体側からディスプレイ側へと電源が供給される。そのため、本体側とディスプレイ側とを接続する接続部102には、電源供給や信号伝送に用いられる多芯の細線同軸ケーブルが配線されている。
例えば、接続部102内の配線を通じて伝送される信号としては、ビデオ信号以外にもバックライト照明用の信号が多く存在する。そのため、接続部102内の配線は、電源線、グランド、及びその他の制御信号用の信号線を含めると20本以上になる。こうした信号線の数を低減させるために、例えば、バックライト照明用に用いるLEDの駆動回路(以下、LEDドライバ)を本体側ではなく、ディスプレイ側に実装する方法が考えられる。このような実装方法を用いると、LEDドライバの出力信号を伝送するために用いる信号線の分だけ信号線を削減することが可能になる。
しかし、ノートPC等の情報処理装置120においては、ディスプレイ部分の薄型化、及び画面額縁の低面積化がデザイン性を高める上で非常に重要である。そのため、可能な限りディスプレイ側の部品実装面積を低減させることが求められる。こうした理由から、LEDドライバは本体側に実装される。そのため、ビデオ信号をシリアル化しても、接続部102の配線数は十分に低減されない。その結果、接続部102の可動範囲の自由度が制限されると共に、接続部102を通る配線において断線事故が発生する危険性が依然として小さくない。こうした理由から、少しでも接続部102の配線数を低減させるための工夫が求められているのである。
[1−3:新方式の技術を適用した情報処理装置120の機能構成]
そこで、本件発明者は、直流電源のような直流成分を含む信号にビデオ信号及びクロックを重畳して送信し、受信側でPLLを用いずにビデオ信号及びクロックを復元することが可能な技術を開発した。この技術を用いることにより、直流成分を含むLED制御用の信号等にビデオ信号及びクロックを重畳して伝送することができるようになり、接続部102の配線数を大幅に低減させることが可能になる。以下、この技術のことを新方式と呼ぶ。
そこで、本件発明者は、直流電源のような直流成分を含む信号にビデオ信号及びクロックを重畳して送信し、受信側でPLLを用いずにビデオ信号及びクロックを復元することが可能な技術を開発した。この技術を用いることにより、直流成分を含むLED制御用の信号等にビデオ信号及びクロックを重畳して伝送することができるようになり、接続部102の配線数を大幅に低減させることが可能になる。以下、この技術のことを新方式と呼ぶ。
図2に示した情報処理装置120に新方式の技術を適用すると、情報処理装置120の機能構成は、図3に示すようなものになる。図3は、新方式に係る情報処理装置120の機能構成例を示す説明図である。但し、図3は、シリアライザ111、及びデシリアライザ112の機能構成を中心に描画した説明図であり、他の構成要素に関する記載を省略している。
(シリアライザ111)
まず、シリアライザ111について説明する。図3に示すように、シリアライザ111は、P/S変換部201と、PLL部202と、エンコーダ203と、タイミング制御部204と、送信バッファ205と、重畳部206と、を有する。なお、シリアライザ111は、同軸ケーブル207を介してデシリアライザ112に接続されている。
まず、シリアライザ111について説明する。図3に示すように、シリアライザ111は、P/S変換部201と、PLL部202と、エンコーダ203と、タイミング制御部204と、送信バッファ205と、重畳部206と、を有する。なお、シリアライザ111は、同軸ケーブル207を介してデシリアライザ112に接続されている。
図3に示すように、シリアライザ111には、パラレル信号(P−DATA)と、パラレル信号用クロック(P−CLK)とが入力される。シリアライザ111に入力されたパラレル信号は、P/S変換部201によりシリアル信号に変換される。P/S変換部201から出力されたシリアル信号は、エンコーダ203に入力される。シリアル信号が入力されると、エンコーダ203は、そのシリアル信号にヘッダ等を付加し、所定の符号化方式で符号化する。
一方、シリアライザ111に入力されたパラレル信号用クロックは、PLL部202に入力される。PLL部202は、パラレル信号用クロックからシリアル信号用クロックを生成し、P/S変換部201、及びタイミング制御部204に入力する。タイミング制御部204は、入力されるシリアル信号用クロックに基づいてエンコーダ203によるシリアル信号の送信タイミングを制御する。
ここで、図4を参照しながら、エンコーダ203における符号化信号の生成方法について、より詳細に説明する。図4は、新方式に係る符号化方法の一例を示す説明図である。なお、図4には、100%デューティのAMI符号をベースとする符号の生成方法が記載されている。しかし、新方式の適用範囲はこれに限定されず、AMI符号と同等の特性を有する符号に対しても同様に適用可能である。例えば、バイポーラ符号やパーシャル・レスポンス符号等にも適用できる。
図4の(C)に示された信号が新方式の符号化方法で符号化された信号である。この信号は、データ1を複数の電位A1(−1、−3、1、3)で表現し、データ0を電位A1とは異なる複数の電位A2(−2、2)で表現したものである。但し、この信号は、極性反転するように構成されており、さらに、連続して同じ電位とならないように構成されている。例えば、ビット間隔T6、…、T9においてデータ0が続く区間を参照すると、電位が−2、2、−2、2となっている。このような符号を利用することで、同じデータ値が連続して現れても、立ち上がり、立ち下がりの両エッジを検出してクロック成分を再生することが可能になる。
さて、エンコーダ203は、上記のような符号を生成するため、加算器ADDを備えている。図4に示すように、エンコーダ203は、例えば、入力されたシリアル信号を直流成分が含まれない符号(A)に符号化して加算器ADDに入力する。図4では、符号(A)として、データ1の時に振幅1又は−1をとり、データ0の時に振幅0をとるAMI符号が例示されている。また、符号(A)の伝送速度はFbであり、ビット間隔は1/Fbである。なお、直流成分を含まない符号(A)としては、例えば、マンチェスタ符号、パーシャル・レスポンス符号(例えば、PR(1,−1)、…、PR(1,0,…,−1))、バイポーラ符号等を用いることもできる。
エンコーダ203は、符号(A)の伝送速度Fbの半分の周波数(周期:2/Fb)を持つクロック(B)を生成して加算器ADDに入力する。但し、クロックの振幅は、符号(A)のN倍(N>1;図4の例ではN=2)とする。そして、エンコーダ203は、加算器ADDにより符号(A)とクロック(B)とを加算して符号(C)を生成する。このとき、符号(A)とクロック(B)とはエッジを揃えて同期加算される。
再び図3を参照する。上記のようにしてエンコーダ203により符号化されたシリアル信号(符号(C))は、送信バッファ205を介して重畳部206に入力される。シリアル信号が入力されると、重畳部206は、そのシリアル信号に直流電源を重畳して重畳信号を生成する。重畳部206で生成された重畳信号は、同軸ケーブル207を通じてデシリアライザ112に伝送される。
(デシリアライザ112)
次に、デシリアライザ112について説明する。図3に示すように、デシリアライザ112は、受信バッファ209と、S/P変換部212と、タイミング制御部213と、クロック検出部211と、デコーダ210と、を有する。
次に、デシリアライザ112について説明する。図3に示すように、デシリアライザ112は、受信バッファ209と、S/P変換部212と、タイミング制御部213と、クロック検出部211と、デコーダ210と、を有する。
上記の通り、デシリアライザ112には、同軸ケーブル207を通じて重畳信号が伝送される。この重畳信号は、分離部208に入力され、シリアル信号と直流電源とに分離される。分離部208で分離された直流電源は、ディスプレイ側の各構成要素で駆動用の電源として利用される。また、シリアル信号は、受信バッファ209を介してデコーダ210、及びクロック検出部211に入力される。デコーダ210は、入力されたシリアル信号のヘッダを参照してデータの先頭部分を検出し、所定の符号化方式に基づいて符号化されたシリアル信号を復号する。
ここで、再び図4を参照しながら、デコーダ210による復号方法について説明する。上記の通り、シリアル信号は、エンコーダ203により、図4の(C)に示す符号形状に符号化されている。そこで、デコーダ210は、入力された信号の振幅がA1(−1、−3、1、3)であるか、A2(−2、2)であるかを判定することで、元のシリアル信号を復号することができる。
データ1に対応する振幅A1(−1、−3、1、3)と、データ0に対応する振幅A2(−2、2)とを判定するためには、図4の(C)に示す4つの閾値(L1、L2、L3、L4)が用いられる。但し、図4の例では、2<L1≦3、1<L1≦2、−2≦L3<−1、−3≦L4<−2に設定されている。デコーダ210は、入力された信号の振幅と上記の4つの閾値とを比較し、振幅がA1(−1、−3、1、3)であるか、或いは、A2(−2、2)であるかを判定して元のシリアル信号を復号する。
なお、データ1、0を判定するために4つの閾値L1、L2、L3、L4が必要になるが、符号(C)を絶対値回路に通してマイナス側をプラス側に折り返せば、データの判定に用いる閾値の数を2つに減らすこともできる。データ判定に用いる閾値の数を減らす工夫については、絶対値回路を用いる方法の他にも種々の方法が考えられる。例えば、符号(C)からクロック(B)を差し引いた上でデータ判定を行う方法も、その一例である。このように、符号(C)からデータ判定を行う方法について種々の変形が可能である。
再び図3を参照する。デコーダ210により復号されたシリアル信号はS/P変換部212に入力される。S/P変換部212は、入力されたシリアル信号をパラレル信号(P−DATA)に変換する。S/P変換部212で変換されたパラレル信号は、液晶部104に出力される。
一方、クロック検出部211は、入力された信号からクロック成分を検出する。具体的には、クロック検出部211が、入力された信号の振幅と閾値L0(電位0)とを比較して振幅の極性反転を検出し、検出された極性反転の周期に基づいてクロック成分を検出する。クロック検出部211により検出されたクロックは、デコーダ210、及びタイミング制御部213に入力される。タイミング制御部213は、クロック検出部211から入力されたクロックに基づいて受信タイミングを制御する。また、タイミング制御部213に入力されたクロック(P−CLK)は液晶部104に出力される。
このように、クロックを同期加算して生成した信号を伝送することで、信号からクロック成分を容易に抽出することができるようになる。クロック抽出の際にPLLを用いないため、ディスプレイ側にPLLを設けない分だけ回路規模を節約できると共に、消費電力を低減することができる。従って、新方式の技術は、携帯電話等の低消費電力化が重要な機器において好適に用いられる。また、直流成分を含まない符号形状に符号化することで、電源のような直流成分を含む信号に重畳して伝送することが可能になる。その結果、直流成分を含む信号の伝送線路にビデオ信号等を重畳して伝送することが可能になり、信号線の本数を低減させることができる。
(周波数特性について)
なお、新方式で用いる符号の周波数スペクトラムは、例えば、図5に示すような形状になる。エンコーダ203の加算器ADDで加算されたクロックの周波数Fb/2、及び奇数倍の高調波部分(3Fb/2、…)に線スペクトルが現れ、それに加えてAMI符号のブロードな周波数スペクトラムが現れる。この周波数スペクトラムは、直流成分を含まず、周波数Fb/2近傍にピークを持つ。さらに、この周波数スペクトラムは、周波数Fb、2Fb、3Fb、…でヌルとなる。
なお、新方式で用いる符号の周波数スペクトラムは、例えば、図5に示すような形状になる。エンコーダ203の加算器ADDで加算されたクロックの周波数Fb/2、及び奇数倍の高調波部分(3Fb/2、…)に線スペクトルが現れ、それに加えてAMI符号のブロードな周波数スペクトラムが現れる。この周波数スペクトラムは、直流成分を含まず、周波数Fb/2近傍にピークを持つ。さらに、この周波数スペクトラムは、周波数Fb、2Fb、3Fb、…でヌルとなる。
(信号波形について:新方式の課題)
上記の通り、新方式で用いる符号の周波数スペクトラムには、クロック周波数Fb/2の奇数倍の高調波成分が線スペクトラムとして現れる。そのため、EMIを抑制するために高域成分をカットするローパスフィルタが必要とされる。また、デシリアライザ112で受信した信号は、高域特性が無限ではないバッファやアンプ等を通過する。そのため、実際には、図6に示すような先が丸まった形状のアイパタンが観測される。
上記の通り、新方式で用いる符号の周波数スペクトラムには、クロック周波数Fb/2の奇数倍の高調波成分が線スペクトラムとして現れる。そのため、EMIを抑制するために高域成分をカットするローパスフィルタが必要とされる。また、デシリアライザ112で受信した信号は、高域特性が無限ではないバッファやアンプ等を通過する。そのため、実際には、図6に示すような先が丸まった形状のアイパタンが観測される。
このアイパタンには、図6に示すように、ジッタTjが含まれる。ジッタTjが含まれると、クロック検出部211でクロックを抽出する際、ジッタTjの分だけ誤差が生じてしまう。その結果、伝送誤りが発生し易くなってしまう。ジッタTjの影響を低減させる方法としては、クロック検出部211で検出されたクロック成分を周波数Fb/2のバンドパスフィルタに通す方法が考えられる。しかし、バンドパスフィルタを設ける場合、通過帯域が固定されてしまうため、伝送速度のスケーラビリティが失われてしまう。そこで、バンドパスフィルタを用いずにジッタTjの影響を低減させつつ、クロック成分を含む信号を高速で安定的に伝送する工夫が求められる。
<2:実施形態>
本発明の一実施形態について説明する。本実施形態は、少ない信号線でデータ及びクロックを高速かつ安定的に伝送する方法を提案するものである。
本発明の一実施形態について説明する。本実施形態は、少ない信号線でデータ及びクロックを高速かつ安定的に伝送する方法を提案するものである。
[2−1:情報処理装置140の構成]
まず、図7を参照しながら、本実施形態に係る情報処理装置140の機能構成について説明する。図7は、本実施形態に係る情報処理装置140の機能構成例を示す説明図である。但し、図3は、シリアライザ111、及びデシリアライザ112の機能構成を中心に描画した説明図であり、他の構成要素に関する記載を省略している。また、上記の情報処理装置120と実質的に同一の機能を有する構成要素については同一の符号を付することにより詳細な説明を省略する。
まず、図7を参照しながら、本実施形態に係る情報処理装置140の機能構成について説明する。図7は、本実施形態に係る情報処理装置140の機能構成例を示す説明図である。但し、図3は、シリアライザ111、及びデシリアライザ112の機能構成を中心に描画した説明図であり、他の構成要素に関する記載を省略している。また、上記の情報処理装置120と実質的に同一の機能を有する構成要素については同一の符号を付することにより詳細な説明を省略する。
(シリアライザ111)
まず、シリアライザ111について説明する。図7に示すように、シリアライザ111は、P/S変換部201と、PLL部202と、エンコーダ301と、タイミング制御部204と、送信バッファ205と、重畳部206と、を有する。なお、シリアライザ111は、同軸ケーブル207を介してデシリアライザ112に接続されている。上記の情報処理装置120が備えるシリアライザ111との主な相違点は、エンコーダ301の機能構成にある。
まず、シリアライザ111について説明する。図7に示すように、シリアライザ111は、P/S変換部201と、PLL部202と、エンコーダ301と、タイミング制御部204と、送信バッファ205と、重畳部206と、を有する。なお、シリアライザ111は、同軸ケーブル207を介してデシリアライザ112に接続されている。上記の情報処理装置120が備えるシリアライザ111との主な相違点は、エンコーダ301の機能構成にある。
図7に示すように、シリアライザ111には、パラレル信号(P−DATA)と、パラレル信号用クロック(P−CLK)とが入力される。シリアライザ111に入力されたパラレル信号は、P/S変換部201によりシリアル信号に変換される。P/S変換部201から出力されたシリアル信号は、エンコーダ301に入力される。シリアル信号が入力されると、エンコーダ301は、そのシリアル信号にヘッダ等を付加し、所定の符号化方式で符号化する。
エンコーダ301による符号化方法は、上記の新方式と同様に、直流成分を含まない符号にクロック成分を同期加算して伝送信号を生成するというものである。但し、同期加算されるクロック成分の周波数は、上記符号の伝送速度Fbを基準にしてK分の1(Kは自然数)にしたもの(Fb/K)である。この点で上記のエンコーダ203による符号化方法とは異なる。なお、エンコーダ301による符号化方法の詳細については後述する。
一方、シリアライザ111に入力されたパラレル信号用クロックは、PLL部202に入力される。PLL部202は、パラレル信号用クロックからシリアル信号用クロックを生成し、P/S変換部201、及びタイミング制御部204に入力する。タイミング制御部204は、入力されるシリアル信号用クロックに基づいてシリアル信号の送信タイミングを制御する。エンコーダ301により符号化されたシリアル信号は、送信バッファ205を介して重畳部206に入力される。シリアル信号が入力されると、重畳部206は、そのシリアル信号に直流電源を重畳して重畳信号を生成する。重畳部206で生成された重畳信号は、同軸ケーブル207を通じてデシリアライザ112に伝送される。
(デシリアライザ112)
次に、デシリアライザ112について説明する。図7に示すように、デシリアライザ112は、受信バッファ209と、S/P変換部212と、タイミング制御部213と、デコーダ302と、クロック検出部303と、PLL部304と、を有する。上記の情報処理装置120が備えるデシリアライザ112との主な相違点は、デコーダ302、クロック検出部303、及びPLL部304の機能構成にある。
次に、デシリアライザ112について説明する。図7に示すように、デシリアライザ112は、受信バッファ209と、S/P変換部212と、タイミング制御部213と、デコーダ302と、クロック検出部303と、PLL部304と、を有する。上記の情報処理装置120が備えるデシリアライザ112との主な相違点は、デコーダ302、クロック検出部303、及びPLL部304の機能構成にある。
上記の通り、デシリアライザ112には、同軸ケーブル207を通じて重畳信号が伝送される。この重畳信号は、分離部208に入力され、シリアル信号と直流電源とに分離される。分離部208で分離された直流電源は、ディスプレイ側の各構成要素で駆動用の電源として利用される。また、シリアル信号は、受信バッファ209を介してデコーダ302、及びクロック検出部303に入力される。デコーダ302は、入力されたシリアル信号のヘッダを参照してデータの先頭部分を検出し、所定の符号化方式に基づいて符号化されたシリアル信号を復号する。なお、デコーダ302による復号方法の詳細については後述する。
一方、クロック検出部303は、入力された信号からクロック成分を検出する。具体的には、クロック検出部303が、入力された信号の振幅と閾値L0(電位0)とを比較して振幅の極性反転を検出し、検出された極性反転の周期に基づいてクロック成分を検出する。但し、ここで検出されるクロック成分の周波数はFb/Kである。しかし、元のシリアル信号を復号するためには、元のシリアル信号の伝送速度Fbと同じ周波数Fbを持つクロックを再生する必要がある。そのため、クロック検出部303により検出されたクロック成分は、PLL部304に入力される。PLL部304では、入力されたクロック成分がK逓倍され、周波数Fbのクロックが再生される。
PLL部304で再生された周波数Fbのクロックは、デコーダ302、及びタイミング制御部213に入力される。タイミング制御部213は、PLL部304から入力されたクロックを用いてパラレル信号用のクロックを生成する。タイミング制御部213で生成されたパラレル信号用のクロック(P−CLK)は液晶部104に出力される。一方、デコーダ302では、PLL部304から入力されたクロックに基づいて元のシリアル信号が復号される。デコーダ302により復号されたシリアル信号はS/P変換部212に入力される。S/P変換部212は、入力されたシリアル信号をパラレル信号(P−DATA)に変換する。S/P変換部212で変換されたパラレル信号は、液晶部104に出力される。
[2−2:符号化/復号方法について]
ここで、図8〜図10を参照しながら、エンコーダ301による符号化方法、及びデコーダ302による復号方法について詳細に説明する。この中で、クロック検出部303、及びPLL部304によるクロックの再生方法についても説明する。なお、ここではビデオ信号の伝送方法を例に挙げて説明する。
ここで、図8〜図10を参照しながら、エンコーダ301による符号化方法、及びデコーダ302による復号方法について詳細に説明する。この中で、クロック検出部303、及びPLL部304によるクロックの再生方法についても説明する。なお、ここではビデオ信号の伝送方法を例に挙げて説明する。
ビデオ信号としては、通常、赤色、緑色、青色の3色で構成されるRGB信号が用いられる。例えば、各色が8ビットの階調で表現されるため、RGB信号は、8×3=24ビットの信号となる。また、ビデオ信号には、RGB信号の他に、水平同期信号(HSYNC)、垂直同期信号(VSYNC)、及びデータイネーブル信号(DE)が含まれる。これらの信号は各々1ビットで表現されるため、ビデオ信号は、RGB信号の24ビット+3ビットで27ビットとなる。つまり、ビデオ信号の1パケットは、通常、27ビットのビット列で構成される。
しかし、本実施形態においては、このような27ビットのビデオ信号に1ビットのデータを付加して28ビットのビット列を生成し、28ビットのビット列で構成される1パケットが用いられる。例えば、エンコーダ301は、P/S変換部201でシリアル化された27ビットのビデオ信号の先頭にデータ0を付加して28ビットのビット列を生成する。エンコーダ301は、パケット単位でデータ0を先頭に付加し、図8の最上段に示すようなビット列を生成する。そして、エンコーダ301は、生成した28ビットのビット列を直流成分が含まれない符号形状に符号化する。
図8の例では、振幅が(−A、0、A)の3値で伝送速度がFbのAMI符号(A)に符号化されている。新方式に係るエンコーダ203では、符号(A)に周波数Fb/2のクロックを同期加算して伝送信号が生成されていた。しかし、本実施形態に係るエンコーダ301では、直流成分を持たず、1パケット毎に極性が反転する周波数Fb/56のクロック(B)が符号(A)に同期加算される。但し、クロック(B)は、図8に示すように、符号(A)よりも大きな振幅(例えば、2A)を持ち、隣り合う各パケットの先頭1ビット部分で極性が異なる形状を有する。また、各パケットの先頭1ビット以外の部分では、クロック(B)の振幅は0である。
エンコーダ301により符号(A)とクロック(B)とが同期加算されると、符号(C)が生成される。上記の通り、エンコーダ301で生成された符号(C)は、直流電源に重畳されてデシリアライザ112に伝送される。符号(C)のアイパタンは、図9のようになる。図9に示すように、28ビット毎にクロック成分が現れるが、その他の部分は符号(A)のアイパタンとなる。上記の通り、符号(C)は、28ビット毎に先頭1ビットが2A又は−2Aの振幅を持つ。そのため、閾値L01(=1.5A)、及び閾値L04(=−1.5A)を用いて振幅を判別することにより、符号(C)に含まれる周波数Fb/56のクロック成分を抽出することができる。具体的には、振幅が閾値L01より大きいか、或いは、閾値L04より小さい場合、クロック成分であると判別される。この判別処理は、クロック検出部303により実行される。
上記のようにしてクロック検出部303で検出された周波数Fb/56のクロック成分は、PLL部304に入力されて56逓倍される。その後、PLL部304から出力された周波数Fbのクロックは、デコーダ302等で利用される。デコーダ302では、閾値L02(値0.5A)、閾値L03(値−0.5A)を用いてデータの判定が行われる。デコーダ302は、受信振幅が閾値L02より小さいか、或いは、閾値L03よりも大きい場合にデータ1と判定し、それ以外の場合にデータ0と判定する。このような判定処理により、ビデオ信号のビット列が復号される。上記の通り、デコーダ302で復号されたビデオ信号は、S/P変換部212でパラレル化された後で、液晶部104に出力される。
(周波数特性について)
ここで、図10を参照しながら、エンコーダ301で生成される符号(C)の周波数特性について説明する。図10は、エンコーダ301で生成される符号(C)の周波数スペクトラムの一例を示す説明図である。
ここで、図10を参照しながら、エンコーダ301で生成される符号(C)の周波数特性について説明する。図10は、エンコーダ301で生成される符号(C)の周波数スペクトラムの一例を示す説明図である。
上記の通り、本実施形態に係るクロック(B)は、符号(A)の伝送速度Fbに比べて非常に低い周波数Fc=Fb/56を持つ。そのため、符号(C)の周波数スペクトラムに現れるクロック(B)の成分は、周波数Fc(≪Fb)、及びその奇数倍の周波数に線スペクトラムとして観測される。一方、符号(A)の成分は、直流成分を含まないブロードなスペクトルとして観測される。上記の通り、本実施形態に係るクロック(B)は、デューティが1/56であるため、その平均電力成分が小さい。また、高域においては平均電力成分がさらに小さくなる。そのため、本実施形態においては、上記の新方式を採用する場合に比べてEMIの影響が軽減される。さらに、高域遮断により発生するジッタの影響も抑制することができる。
以上説明したように、本実施形態に係る符号化方法、及び復号方法を用いると、伝送信号を直流電源に重畳し、1本の同軸ケーブル207を用いてデータ、クロック、直流電源を同時に伝送することが可能になる。また、伝送信号の周波数スペクトラムに線スペクトルとして現れるクロック成分の周波数を抑えて伝送することで、EMIを低減させ、伝送品質を向上させることができる。
[2−4:まとめ]
最後に、本実施形態の情報処理装置が有する機能構成と、当該機能構成により得られる作用効果について簡単に纏める。
最後に、本実施形態の情報処理装置が有する機能構成と、当該機能構成により得られる作用効果について簡単に纏める。
まず、本実施形態に係る情報処理装置の機能構成は次のように表現することができる。当該情報処理装置は、以下に示すような第1のモジュール、及び第2のモジュールで構成される。但し、第1のモジュールは本体側の構成要素に相当し、第2のモジュールはディスプレイ側の構成要素に相当する。
まず、上記の第1のモジュールは、次のような符号化部、信号生成部、信号伝送部を有する。当該符号化部は、ビット列を符号化して振幅がa1で伝送速度がbのデータ信号を生成するものである。また、上記の信号生成部は、周波数がb/K(Kは所定の自然数)で振幅がa2(>a1)のクロックを前記符号化部で生成されたデータ信号に同期加算して伝送信号を生成するものである。さらに、上記の信号伝送部は、前記信号生成部で生成された伝送信号を伝送するものである。
このように、データ信号よりも大きい振幅のクロックをデータ信号に同期加算して伝送信号を生成することで、当該伝送信号の振幅を判定することでクロック成分を抽出することができるようになる。また、伝送信号に同期加算されるクロックの周波数がデータ信号の伝送速度bの1/Kであるため、デューティが1/Kとなり、EMIの影響が低減される。さらに、高域遮断の影響を受けて受信信号波形に現れるジッタの影響を小さくすることが可能になり、ジッタによる伝送誤りの発生を抑制することができる。その結果、伝送品質を向上させることが可能になる。
また、第1及び第2のモジュールは、所定の伝送線路で接続されている。上記の通り、前記第1のモジュールは、前記符号化部、前記信号生成部、前記信号伝送部を有する。そして、前記信号伝送部は、前記所定の伝送線路を通じて前記伝送信号を伝送する。一方、前記第2のモジュールは、次のようなクロック成分抽出部と、周波数変換部と、復号部とを有する。
上記のクロック成分抽出部は、前記所定の伝送線路を通じて伝送された伝送信号から周波数b/Kのクロック成分を抽出するものである。また、上記の周波数変換部は、前記クロック成分抽出部で抽出された前記周波数b/Kのクロック成分をK逓倍して周波数bのクロック成分を生成するものである。さらに、上記の復号部は、前記伝送信号に基づいて検出されるデータ信号から、前記周波数変換部で生成された周波数bのクロック成分を用いて前記ビット列を復号するものである。
上記の通り、伝送信号には、周波数b/Kのクロック成分が含まれている。このクロック成分は、振幅a2を検出することで抽出できる。しかし、このクロック成分をビット列の復号処理に用いるには、データ信号の伝送速度bまで周波数を引き上げる必要がある。そこで、上記の情報処理装置は、上記の周波数変換部によりクロック成分をK逓倍して周波数bのクロック成分を生成する。このようにして周波数bのクロック成分が生成されると、上記の復号部により、そのクロック成分を用いてデータ信号からビット列が復号される。
また、前記符号化部は、直流成分を含まない符号形状に前記ビット列を符号化して前記データ信号を生成するように構成されていてもよい。このように、直流成分を含まない符号形状に符号化してデータ信号を生成することで、直流成分を含む信号に伝送信号を重畳して伝送することが可能になる。例えば、前記所定の伝送線路が電源線であり、前記信号伝送部は、前記信号生成部で生成された伝送信号を直流電源に重畳して伝送するように構成されていてもよい。
このように、電源線を通じて伝送信号を伝送することが可能になると、第1及び第2のモジュールを繋ぐ信号線の本数を低減させることが可能になる。例えば、第1及び第2モジュールが可動部材で接続され、その可動部材に伝送線路が配線されている場合、その配線の信頼性を大きく向上させることができる。また、可動部材の可動範囲を拡大することが可能になり、情報処理装置の変形自由度が向上する。その結果、用途や機能に応じて形状を変化させることが可能になり、ユーザの利便性を向上させることに繋がる。
また、前記符号化部は、前記ビット列をAMI符号又はパーシャル・レスポンス符号に符号化して前記データ信号を生成するように構成されていてもよい。これらの符号は、直流成分を含まない。そのため、これらの符号を用いると、上記のように電源線等を通じて伝送可能な伝送信号を生成することができる。また、前記ビット列は、RGB信号、水平同期信号、垂直同期信号を含むビデオ信号であってもよい。なお、RGB信号、水平同期信号、垂直同期信号で構成されるビット列を1パケットとするパケット列で上記のビット列が構成されていてもよい。
また、前記符号化部は、パケット毎に前記ビット列の先頭ビットに所定のビット値を付加するように構成されていてもよい。そして、前記信号生成部は、前記符号化部で所定のビット値が付加された先頭ビットに振幅a2が同期するように前記データ信号に前記クロックを同期加算して伝送信号を生成するように構成されていてもよい。つまり、上記の符号化部及び信号生成部は、パケット毎にビット列の先頭ビットに所定のビット値を付加し、その先頭ビットにクロックの振幅が合うように伝送信号を形成してもよい。
また、本実施形態では、クロックとして先頭の1ビットのみを使用する例を示したが、この場合、高域遮断特性の影響を受けるとクロックのパルス幅が小さくなり、クロック検出が難しくなる場合がある。このような懸念事項を払拭するためには、例えば、情報ビットを犠牲にし、クロックに割り当てるビット数を1よりも大きくする方法が考えられる。つまり、本実施形態では、パケット毎にクロックに1より大きなビット数を割り当てることが許容される。
このような構成にすると、ビデオ信号に相当するデータ信号に信号処理を施さずとも、単に振幅a1を判別することでビット列を復号することが可能になる。例えば、振幅a1が(−a、+a)で表現されている場合、先頭ビットの位置を除くデータ信号の振幅が閾値−Tha(Tha<a)より小さいか、閾値Thaより大きいかを判定することでビデオ信号のビット列が復号できる。
(備考)
上記のエンコーダ301は、符号化部、信号生成部の一例である。上記のエンコーダ301、送信バッファ205、重畳部206は、信号伝送部の一例である。上記のシリアライザ111は、第1のモジュールの一例である。上記のデシリアライザ112は、第2のモジュールの一例である。上記のクロック検出部303は、クロック成分抽出部の一例である。上記のPLL部304は、周波数変換部の一例である。上記のデコーダ302は、復号部の一例である。上記の同軸ケーブル207は、所定の伝送線路の一例である。
上記のエンコーダ301は、符号化部、信号生成部の一例である。上記のエンコーダ301、送信バッファ205、重畳部206は、信号伝送部の一例である。上記のシリアライザ111は、第1のモジュールの一例である。上記のデシリアライザ112は、第2のモジュールの一例である。上記のクロック検出部303は、クロック成分抽出部の一例である。上記のPLL部304は、周波数変換部の一例である。上記のデコーダ302は、復号部の一例である。上記の同軸ケーブル207は、所定の伝送線路の一例である。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記実施形態の説明においては、伝送信号の一例として、RGB信号、HSYNC、VSYNC、DEを含む27ビットのビデオ信号を考えたが、本実施形態に係る技術の適用範囲はこれに限定されない。まず、ビデオ信号に限らず、任意の信号伝送に用いることができる。さらに、ビット列の長さは27ビット(先頭ビットを付加して28ビット)に限定されない。また、ビット列の先頭に付加するデータ値は0に限定されない。
そして、データ信号(ビデオ信号)に同期加算されるクロックの周波数は、1パケットを構成するビット列の長さに応じて適宜設定されるべきものであり、シリアル伝送速度Fbの1/56に限定されない。例えば、1パケットを構成するビット列の長さがkビットの場合、同期加算されるクロックの周波数は、例えば、シリアル伝送速度Fbの1/(2*k)に設定される。また、データ信号に同期加算されるクロックの振幅は、データ信号の振幅よりも大きければよく、2倍に限定されない。
さらに、上記実施形態においては、説明の都合上、ノートPCを想定して説明を行った。しかしながら、本実施形態に係る技術の適用範囲は、これに限定されず、種々の電子機器に用いることが可能である。例えば、携帯電話、携帯情報端末、音楽プレーヤ、デジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ、各種情報家電等に適用可能である。特に、可動部材で接続された少なくとも2つのモジュールで構成され、可動部材に配線された伝送線路を用いてデータ伝送するような電子機器において好適に用いられる。
100 携帯電話
101 表示部
102 接続部
103 操作部
104 液晶部
105 ベースバンドプロセッサ
111 シリアライザ
112 デシリアライザ
113 シリアル信号線路
120、140 情報処理装置
201 P/S変換部
202 PLL部
203 エンコーダ
204 タイミング制御部
205 送信バッファ
206 重畳部
207 同軸ケーブル
208 分離部
209 受信バッファ
210 デコーダ
211 クロック検出部
212 S/P変換部
213 タイミング制御部
301 エンコーダ
302 デコーダ
303 クロック検出部
304 PLL部
101 表示部
102 接続部
103 操作部
104 液晶部
105 ベースバンドプロセッサ
111 シリアライザ
112 デシリアライザ
113 シリアル信号線路
120、140 情報処理装置
201 P/S変換部
202 PLL部
203 エンコーダ
204 タイミング制御部
205 送信バッファ
206 重畳部
207 同軸ケーブル
208 分離部
209 受信バッファ
210 デコーダ
211 クロック検出部
212 S/P変換部
213 タイミング制御部
301 エンコーダ
302 デコーダ
303 クロック検出部
304 PLL部
Claims (9)
- ビット列を符号化して振幅がa1で伝送速度がbのデータ信号を生成する符号化部と、
周波数がb/K(Kは所定の自然数)、振幅がa2(>a1)でデューティ比が小さいクロックを前記符号化部で生成されたデータ信号に同期加算して伝送信号を生成する信号生成部と、
前記信号生成部で生成された伝送信号を伝送する信号伝送部と、
を備える、情報処理装置。 - 前記情報処理装置は、所定の伝送線路で接続された第1及び第2のモジュールを含み、
前記第1のモジュールは、前記符号化部、前記信号生成部、前記信号伝送部を有し、
前記信号伝送部は、前記所定の伝送線路を通じて前記伝送信号を伝送し、
前記第2のモジュールは、
前記所定の伝送線路を通じて伝送された伝送信号から周波数b/Kのクロック成分を抽出するクロック成分抽出部と、
前記クロック成分抽出部で抽出された前記周波数b/Kのクロック成分をK逓倍して周波数bのクロック成分を生成する周波数変換部と、
前記伝送信号に基づいて検出されるデータ信号から、前記周波数変換部で生成された周波数bのクロック成分を用いて前記ビット列を復号する復号部と、
を有する、請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記符号化部は、直流成分を含まない符号形状に前記ビット列を符号化して前記データ信号を生成する、請求項2に記載の情報処理装置。
- 前記所定の伝送線路は、電源線であり、
前記信号伝送部は、前記信号生成部で生成された伝送信号を直流電源に重畳して伝送する、請求項3に記載の情報処理装置。 - 前記符号化部は、前記ビット列をバイポーラ符号、AMI(Alternate Mark Inversion)符号、又はパーシャル・レスポンス符号に符号化して前記データ信号を生成する、請求項3に記載の情報処理装置。
- 前記ビット列は、RGB信号、水平同期信号、垂直同期信号を含むビデオ信号である、請求項1に記載の情報処理装置。
- 前記符号化部は、パケット毎に前記ビット列の先頭T(T≧1)ビットに周波数b/Kのクロック成分となる所定のビット値を付加し、
前記信号生成部は、前記符号化部で所定のビット値が付加された先頭ビットに振幅a2が同期するように前記データ信号に前記クロックを同期加算して伝送信号を生成する、請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記周波数b/Kのクロック成分となる所定のビット値は、パケット毎に正負が交互に切り替わる、請求項7に記載の情報処理装置。
- ビット列が符号化され、振幅がa1で伝送速度がbのデータ信号が生成される符号化ステップと、
周波数がb/K(Kは所定の自然数)、振幅がa2(>a1)でデューティ比が小さいクロックが前記符号化ステップで生成されたデータ信号に同期加算されて伝送信号が生成される信号生成ステップと、
前記信号生成ステップで生成された伝送信号が伝送される信号伝送ステップと、
を含む、信号伝送方法。
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