JP2011041142A - 情報処理装置、及び信号伝送方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】2つの伝送路を利用して効率的にデータを伝送することが可能な情報処理装置を提供すること。
【解決手段】クロックにデータ信号を加算して加算信号を生成する信号加算部と、前記クロックから前記データ信号を減算して減算信号を生成する信号減算部と、第1の伝送路を通じて前記加算信号を伝送する第1信号伝送部と、第2の伝送路を通じて前記減算信号を伝送する第2信号伝送部と、を有する、第1のモジュールと、前記第1の伝送路を通じて受信した加算信号から前記第2の伝送路を通じて受信した減算信号を減算して前記データ信号の成分を抽出するデータ成分抽出部と、前記第1の伝送路を通じて受信した加算信号に前記第2の伝送路を通じて受信した減算信号を加算して前記クロックの成分を抽出するクロック成分抽出部と、を有する、第2のモジュールと、を備える、情報処理装置が提供される。
【選択図】図4

Description

本発明は、情報処理装置、及び信号伝送方法に関する。
携帯電話やノート型のパーソナルコンピュータ(以下、ノートPC)等の情報処理装置は、ユーザが操作する本体部分と、情報が表示される表示部分とを接続するヒンジ部分に可動部材が用いられていることが多い。ところが、ヒンジ部分には多数の信号線や電力線が配線されている。そのため、配線の信頼性を維持する観点から、ヒンジ部分を通る信号線の数を極力減らす工夫が求められている。こうした理由から、最近では、本体部分と表示部分との間で行われるデータ伝送にパラレル伝送方式を用いずに、信号線の本数を減らすことが可能なシリアル伝送方式を用いることが好ましいとされている。なお、下記の特許文献1には、シリアルデータをAMI(Alternate Mark Inversion)符号に符号化し、シリアル伝送方式で伝送する技術が開示されている。
特開平3−109843号公報
また、最近の電子機器は非常に多機能になってきており、利用する機能に応じてユーザが使いやすい形状に電子機器を変形できるように、ヒンジ部分の可動範囲をさらに大きくするための工夫が求められている。例えば、最近の携帯電話には、基本的な通話機能やメール機能に加え、カメラ機能やテレビ機能等の各種機能が搭載されている。テレビ機能を利用する場合、ユーザが筐体を把持しやすいように、視聴時に操作する機会が少ない本体部分を表示部分の裏側に折り畳んでコンパクトな形状にする方が好ましい。このような形状にするには、ヒンジ部分に対して非常に複雑な動きが要求される。
通常、本体部分と表示部分との間では、表示データや制御データ等の送受信が行われている。また、表示部分にカメラ、センサー、スイッチ等が設けられている場合には、これらのデバイスから出力された信号が本体部分に伝送される。さらに、表示部分に設けられた各デバイスは、本体部分から供給される電源により駆動する。そのため、シリアル伝送方式を採用したとしても、ヒンジ部分には依然として複数の信号線や電源線が配線されることになる。
また、表示部分に高解像度のディスプレイデバイスが搭載されている電子機器の場合、本体部分から表示部分へと高速に表示データを伝送する必要が生じ、本体部分から表示部分へとシリアル伝送される信号のクロック周波数が非常に高くなる。その結果、シリアル伝送される信号に起因して、携帯電話等の電波に対する電磁干渉(EMI;Electro Magnetic Interference)が発生してしまう。また、信号線の本数が多くなれば、その分だけケーブルやコネクタのコストが余分にかかる。さらに、実装面積が大きくなる分だけ電子機器を小型化する上で妨げになる。
このような理由から、可能な限り少ない信号線(伝送路)で効率的にデータを伝送する技術が求められている。なお、ここでは携帯電話を例に挙げて説明したが、携帯電話に限らず、ノートPCや各種の電子機器において同様の課題が存在する。本発明は、このような課題を受けて考案されたものであり、本発明の目的とするところは、2つの伝送路を利用して効率的にデータを伝送することが可能な、新規かつ改良された情報処理装置、及び信号伝送方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、クロックにデータ信号を加算して加算信号を生成する信号加算部と、前記クロックから前記データ信号を減算して減算信号を生成する信号減算部と、第1の伝送路を通じて前記加算信号を伝送する第1信号伝送部と、第2の伝送路を通じて前記減算信号を伝送する第2信号伝送部と、を有する、第1のモジュールと、前記第1の伝送路を通じて受信した加算信号から前記第2の伝送路を通じて受信した減算信号を減算して前記データ信号の成分を抽出するデータ成分抽出部と、前記第1の伝送路を通じて受信した加算信号に前記第2の伝送路を通じて受信した減算信号を加算して前記クロックの成分を抽出するクロック成分抽出部と、を有する、第2のモジュールと、を備える、情報処理装置が提供される。
また、前記第1のモジュールは、前記信号加算部にて生成された加算信号、及び前記信号減算部にて生成された減算信号に対して直流電源を重畳する電源重畳部をさらに有し、前記第1信号伝送部は、前記電源重畳部にて直流電源が重畳された加算信号を前記第1の伝送路を通じて伝送し、前記第2信号伝送部は、前記電源重畳部にて直流電源が重畳された減算信号を前記第2の伝送路を通じて伝送し、前記第2のモジュールは、前記第1の伝送路を通じて受信した信号から直流電源と前記加算信号とを分離し、前記第2の伝送路を通じて受信した信号から直流電源と前記減算信号とを分離する電源分離部をさらに有するように構成されていてもよい。
また、前記第2のモジュールは、前記クロック成分抽出部にて抽出されたクロックの成分から低域成分を除去するための低域遮断濾波器をさらに有するように構成されていてもよい。
また、前記第1のモジュールは、直流成分を持たない符号にデータを符号化して前記データ信号を生成するデータ符号化部をさらに有するように構成されていてもよい。
また、前記第1のモジュールは、第1のデータ信号に前記クロックを同期加算してクロック加算信号を生成する同期加算部をさらに有し、前記信号加算部は、前記同期加算部にて生成されたクロック加算信号に第2のデータ信号を加算して加算信号を生成し、前記信号減算部は、前記同期加算部にて生成されたクロック加算信号から前記第2のデータ信号を減算して減算信号を生成し、前記データ成分抽出部は、前記第1の伝送路を通じて受信した加算信号から前記第2の伝送路を通じて受信した減算信号を減算して前記第2のデータ信号の成分を抽出し、前記クロック成分抽出部は、前記第1の伝送路を通じて受信した加算信号に前記第2の伝送路を通じて受信した減算信号を加算して前記クロック加算信号の成分を抽出すると共に、当該クロック加算信号の成分が持つ極性反転周期に基づいて前記クロックの成分を抽出するように構成されていてもよい。
また、前記第2のモジュールは、前記第1の伝送路を通じてデータ信号を伝送する第3信号伝送部と、前記第2の伝送路を通じて前記データ信号を伝送する第4信号伝送部と、をさらに有し、前記第3及び第4信号伝送部により前記データ信号が伝送される場合、前記第1信号伝送部は、前記第1の伝送路を通じて前記クロックを伝送し、前記第2信号伝送部は、前記第2の伝送路を通じて前記クロックの反転信号を伝送し、前記第1のモジュールは、前記第1の伝送路を通じて受信した信号に前記第2の伝送路を通じて受信した信号を加算して前記データ信号の成分を抽出するデータ成分抽出部をさらに有するように構成されていてもよい。
また、前記第2のモジュールは、直流成分を持たない符号にデータを符号化して前記データ信号を生成するデータ符号化部をさらに有するように構成されていてもよい。
また、前記信号加算部は、デジタル領域で前記クロックに前記データ信号を加算し、前記信号減算部は、デジタル領域で前記クロックに前記データ信号を減算するように構成されていてもよい。
また、前記信号加算部は、アナログ領域で前記クロックに前記データ信号を加算し、前記信号減算部は、アナログ領域で前記クロックに前記データ信号を減算するように構成されていてもよい。
また、前記第1及び第2の伝送路は、2本の同軸ケーブル、2芯の同軸ケーブル1本、又はシールドされた2芯のフレキシブルケーブルにより構成されていてもよい。
また、前記第1のモジュールは、少なくとも表示データを出力する演算処理部をさらに有し、前記第2のモジュールは、入力された表示データを表示する表示部をさらに有し、前記信号加算部は、前記演算処理部から出力された表示データのデータ信号を前記クロックに加算して加算信号を生成し、前記信号減算部は、前記演算処理部から出力された表示データのデータ信号を前記クロックから減算して減算信号を生成し、前記データ成分抽出部は、前記表示データのデータ信号の成分を抽出し、当該データ信号の成分から再生された前記表示データを前記表示部に入力するように構成されていてもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、第1のデータ信号に第2のデータ信号を加算して加算信号を生成する信号加算部と、前記第1のデータ信号から前記第2のデータ信号を減算して減算信号を生成する信号減算部と、第1の伝送路を通じて前記加算信号を伝送する第1信号伝送部と、第2の伝送路を通じて前記減算信号を伝送する第2信号伝送部と、を有する、第1のモジュールと、前記第1の伝送路を通じて受信した加算信号から前記第2の伝送路を通じて受信した減算信号を減算して前記第1のデータ信号の成分を抽出する第1データ成分抽出部と、前記第1の伝送路を通じて受信した加算信号に前記第2の伝送路を通じて受信した減算信号を加算して前記第2のデータ信号の成分を抽出する第2データ成分抽出部と、を有する、第2のモジュールと、を備える、情報処理装置が提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、クロックにデータ信号を加算して加算信号を生成する信号加算ステップと、前記クロックから前記データ信号を減算して減算信号を生成する信号減算ステップと、第1の伝送路を通じて前記加算信号を伝送する第1信号伝送ステップと、第2の伝送路を通じて前記減算信号を伝送する第2信号伝送ステップと、前記第1及び第2信号伝送ステップで伝送された前記加算信号及び前記減算信号を前記第1及び第2の伝送路を通じて受信する信号受信ステップと、前記第1の伝送路を通じて受信した加算信号から前記第2の伝送路を通じて受信した減算信号を減算して前記データ信号の成分を抽出するデータ成分抽出ステップと、前記第1の伝送路を通じて受信した加算信号に前記第2の伝送路を通じて受信した減算信号を加算して前記クロックの成分を抽出するクロック成分抽出ステップと、を含む、信号伝送方法が提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、第1のデータ信号に第2のデータ信号を加算して加算信号を生成する信号加算ステップと、前記第1のデータ信号から前記第2のデータ信号を減算して減算信号を生成する信号減算ステップと、第1の伝送路を通じて前記加算信号を伝送する第1信号伝送ステップと、第2の伝送路を通じて前記減算信号を伝送する第2信号伝送ステップと、前記第1及び第2信号伝送ステップで伝送された前記加算信号及び前記減算信号を前記第1及び第2の伝送路を通じて受信する信号受信ステップと、前記第1の伝送路を通じて受信した加算信号から前記第2の伝送路を通じて受信した減算信号を減算して前記第1のデータ信号の成分を抽出する第1データ成分抽出ステップと、前記第1の伝送路を通じて受信した加算信号に前記第2の伝送路を通じて受信した減算信号を加算して前記第2のデータ信号の成分を抽出する第2データ成分抽出ステップと、を含む、信号伝送方法が提供される。
以上説明したように本発明によれば、2つの伝送路を利用して効率的にデータを伝送することが可能になる。
本発明の一実施形態に係る携帯端末の装置構成例を示す説明図である。 パラレル伝送方式に係る携帯端末の機能構成例を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係る携帯端末の機能構成例を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係る携帯端末に含まれるSERDESの詳細な構成例を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係る信号伝送方法の一例を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係る信号伝送方法の一例を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係る信号伝送方法の一例を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係る信号伝送方法の一例を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係る携帯端末の一部構成に関する変形例を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係る伝送信号の周波数スペクトラムの一例(図5に対応)を示す説明図である。 本発明の他の実施形態に係る携帯端末に含まれるSERDESの構成例を示す説明図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
[説明の流れについて]
ここで、以下に記載する本発明の実施形態に関する説明の流れについて簡単に述べる。まず、図1を参照しながら、本発明の第1実施形態において想定する携帯端末100の装置構成について説明する。次いで、図2を参照しながら、パラレル伝送方式に係る携帯端末10の機能構成について簡単に説明する。次いで、図3を参照しながら、本発明の第1実施形態に係る携帯端末100の機能構成について説明する。次いで、図4を参照しながら、本発明の第1実施形態に係る携帯端末100の詳細な構成について説明する。
次いで、図5〜図8を参照しながら、本発明の第1実施形態に係る信号伝送方法について説明する。この中で、図10を参照しながら、当該信号伝送方法により伝送される信号の伝送特性についても簡単に説明する。次いで、図9を参照しながら、本発明の第1実施形態の一変形例について説明する。次いで、図11を参照しながら、本発明の第2実施形態に係る携帯端末300の構成について説明する。最後に、本発明の第1実施形態の技術的思想について纏め、当該技術的思想から得られる作用効果について簡単に説明する。
(説明項目)
1:第1実施形態
1−1:携帯端末100の構造
1−2:携帯端末100の機能構成
1−2−1:SERDESの構成(Forward)
1−2−2:SERDESの構成(Reverse)
1−3:信号伝送方法
1−3−1:AMI符号+1/8CLK
1−3−2:AMI符号+1/2CLK
1−3−3:AMI符号+マンチェスター符号
1−3−4:AMI符号+多値符号(マンチェスター符号+1/8CLK)
1−4:(変形例)アナログ加算方式
2:第2実施形態
2−1:携帯端末300の機能構成
3:まとめ
<1:第1実施形態>
本発明の第1実施形態について説明する。本実施形態は、2本の同軸ケーブルを用いて効率的にデータを伝送する方法を提案するものである。なお、2本の同軸ケーブルに代えて、2芯の同軸ケーブル1本、又はシールドされた2芯のフレキシブルケーブルを用いてもよい。但し、以下の説明においては、説明の都合上、2本の同軸ケーブルを利用するケースを例に挙げて説明する。
[1−1:携帯端末100の構造]
まず、図1を参照しながら、本実施形態において想定する携帯端末100の構造について簡単に説明する。図1は、本実施形態において想定する携帯端末100の構造を示す説明図である。但し、本稿においては説明の都合上、折り畳み型の携帯電話を想定するが、本実施形態に係る技術の適用範囲はこれに限定されるものではない。例えば、ヒンジ部分を持つノートPC、携帯情報端末、携帯ゲーム機、その他の電子機器に対しても、本実施形態に係る技術を適用することが可能である。
さて、図1には、本実施形態において想定する携帯端末100の外形が示されている。図1に示すように、携帯端末100は、主に、表示部102と、接続部104と、操作部106とにより構成されている。
表示部102には、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)やELD(Electro Luminescence Display)等が搭載されている。以下では、表示部102にLCDが搭載されるものとして説明する。また、表示部102は、接続部104を介して操作部106に接続されている。接続部104は、可動部材により構成されている。そのため、ユーザは、接続部104が変形可能な範囲で表示部102と操作部106との相対的な位置関係を変更することができる。
また、操作部106には、例えば、操作キーが搭載されている。さらに、操作部106の内部には、CPU(Central Processing Unit)やバッテリーが搭載されている。そして、CPUから出力される一部のデータは、操作部106から表示部102に伝送される。例えば、表示データは、操作部106から表示部102に伝送され、表示部102に搭載されたLCDに入力される。また、バッテリーから出力される電流は、表示部102の電源として操作部106から表示部102に供給される。
このように、操作部106から表示部102へとデータや電源が伝送される。また、表示部102には、多くの場合、カメラ、センサ、スイッチ、RFアンテナ等、様々なデバイスが搭載されている。そのため、表示部102から操作部106へも様々なデータが伝送される。これらのデータを伝送するため、接続部104には、複数の信号線が配線される。さらに、接続部104には、電源を表示部102に供給するための電力線が配線される。しかし、接続部104に複数の信号線や電力線が配線されると、接続部104の変形に応じて配線が捻れたり、引っ張られたりするため、配線が断線してしまう恐れがある。
逆に、配線の断線を避けるために接続部104の可動範囲を抑制すると、表示部102と操作部106との位置関係を自由に変化させることが難しくなり、ユーザの利便性が低下してしまう。そこで、本実施形態においては、配線の本数を減らすことが可能なシリアル伝送方式の信号伝送方法を採用する。但し、本実施形態に係る信号伝送方法には、一般的なシリアル伝送方式の信号伝送方法に比べて、より効率的にデータを伝送するための工夫が施されている。そのため、本実施形態に係る信号伝送方法を適用すると、一般的なシリアル伝送方式の信号伝送方法を適用した場合に比べて接続部104を通る配線の本数が大幅に低減される。
例えば、同軸ケーブル2本、2芯の同軸ケーブル1本、又はシールドされた2芯のフレキシブルケーブル1本にまで配線数を低減させることが可能になる。その結果、携帯端末100の設計自由度が増加すると共に、接続部104を通る配線の信頼性が向上する。また、携帯端末100のような小型の電子機器においては、表示データ等、高いクロック周波数で高速に伝送される信号に起因して発生するEMIの影響が懸念されるが、本実施形態に係る信号伝送方法を適用することにより、このような影響を低減させる効果も得られる。
以下、上記のような効果を奏する本実施形態の信号伝送方法について詳細に説明するが、参考までに、図2を参照しながら、従来の携帯端末10の構成について簡単に述べる。
これまで、多くの携帯電話には、図2に示した携帯端末10のようにパラレル伝送方式の信号伝送方法が採用されてきた。携帯端末10には、操作部と表示部とが設けられており、両者が接続部を介して接続されている。操作部には、ベースバンドプロセッサ12、及びバッテリー(非図示)が搭載されている。ベースバンドプロセッサ12は、上記のCPUに相当し、通信制御やアプリケーションの実行等を行うための演算処理装置である。一方、表示部には、主に、液晶部14(LCD)、カメラ16、及びセンサ18等が搭載されている。
また、ベースバンドプロセッサ12から液晶部14へと表示データを伝送するためにパラレル信号線20が設けられている。さらに、カメラ16からベースバンドプロセッサ12へと画像データを伝送するためのパラレル信号線22が設けられている。そして、センサ18からベースバンドプロセッサ12へとセンサデータを伝送するための信号線24が設けられている。また、これらの信号線に加え、ベースバンドプロセッサ12から液晶部14、カメラ16、センサ18へと制御信号を伝送するための信号線26が設けられている。さらに、操作部から表示部へと電源を供給するための電源線28が設けられている。
このように、携帯端末10の接続部には、パラレル信号線20、22、信号線24、26、電源線28が配線されている。パラレル信号線20、22は、それぞれ数本〜数十本程度の信号線により構成されている。そのため、携帯端末10の接続部を通る配線の本数は、40本以上にも達してしまう。また、パラレル信号線20、22をシリアル化したとしても、制御信号を伝送するための信号線24、26や電源線28等が存在するため、所望する接続部の可動範囲を実現するには依然として接続部を通る配線の本数が多い。そこで、接続部を通る配線の本数を1〜2本程度に削減するための工夫が求められる。
[1−2:携帯端末100の機能構成]
そこで、本件発明者は、図3、図4に示す携帯端末100の構成を考案した。以下、本実施形態に係る携帯端末100の構成について詳細に説明する。なお、図3、図4に示した構成は一例であり、本実施形態の技術的範囲を逸脱しない範囲内で任意に変形することが可能である。そして、そのような変形により得られた構成についても、当然に本実施形態の技術的範囲に含まれることは言うまでもない。
まず、図3を参照しながら、本実施形態に係る携帯端末100の全体的な構成について説明する。図3は、本実施形態に係る携帯端末100の全体的な構成を示す説明図である。なお、図1を参照しながら簡単に説明したように、携帯端末100は、主に、表示部102、接続部104、及び操作部106により構成されている。そして、表示部102と操作部106とは、可動部材により形成された接続部104によって接続されている。
操作部106は、主に、ベースバンドプロセッサ110、シリアライザ/デシリアライザ112(SERDES(#1))、及び電源(バッテリー;非図示)を有する。また、表示部102は、主に、シリアライザ/デシリアライザ130(SERDES(#2))、液晶部132(LCD)、カメラ134、及びセンサ136を有する。そして、接続部104には、2本の同軸ケーブル120が配線されている。なお、2本の同軸ケーブル120の代わりに2芯の同軸ケーブル又はシールドされた2芯のフレキシブルケーブル1本を用いることも可能である。
まず、ベースバンドプロセッサ110から表示データや制御データ等のデータが出力されると、それらのデータは、パラレル信号線を通じてシリアライザ/デシリアライザ112に入力される。また、シリアライザ/デシリアライザ112には、直流電源Vddが供給される。そこで、シリアライザ/デシリアライザ112は、パラレルに入力されたデータをシリアル化して多重する。次いで、シリアライザ/デシリアライザ112は、シリアル化したデータを符号化してDCフリーの符号化データを生成する。
次いで、シリアライザ/デシリアライザ112は、生成した符号化データに基づいてデータ信号を生成する。このデータ信号は、DCフリーの符号化データから生成されたものであり、DCフリー特性を有する。そのため、データ信号に直流電源Vddを重畳したとしても、DC成分をカットすることにより容易にデータ信号を分離することができる。そこで、シリアライザ/デシリアライザ112は、データ信号に直流電源Vddを重畳して伝送信号を生成する。
そして、シリアライザ/デシリアライザ112により生成された伝送信号は、2本の同軸ケーブル120を通じて表示部102のシリアライザ/デシリアライザ130に伝送される。2本の同軸ケーブル120を通じて伝送信号を受信すると、シリアライザ/デシリアライザ130は、受信した伝送信号からデータ信号と直流電源Vdd’とを分離する。なお、シリアライザ/デシリアライザ112による重畳過程、同軸ケーブル120を通じた伝送過程、シリアライザ/デシリアライザ130による分離過程において減衰が生じるため、直流電源Vdd’の電圧は、元の直流電源Vddの電圧よりも低くなる。
シリアライザ/デシリアライザ130により分離された直流電源Vdd’は、表示部102の各構成要素に供給され、駆動電源として利用される。一方、シリアライザ/デシリアライザ130により分離されたデータ信号に対して閾値判定が行われ、その判定結果に基づいて元の符号化データが復元される。さらに、シリアライザ/デシリアライザ130により符号化データが復号され、表示データや制御データ等が復元される。シリアライザ/デシリアライザ130により復元された表示データは、パラレル化されて液晶部132に入力される。また、シリアライザ/デシリアライザ130により復元された制御データ等は、その伝送先のデバイス(例えば、カメラ134、センサ136等)に入力される。
逆に、カメラ134から画像データが出力されたり、センサ136からセンサデータが出力されると、それらのデータは、パラレル信号線を通じてシリアライザ/デシリアライザ130に入力される。そこで、シリアライザ/デシリアライザ130は、パラレルに入力されたデータをシリアル化して多重する。次いで、シリアライザ/デシリアライザ130は、シリアル化したデータを符号化してDCフリーの符号化データを生成する。次いで、シリアライザ/デシリアライザ130は、生成した符号化データに基づいてデータ信号を生成する。
シリアライザ/デシリアライザ130により生成されたデータ信号は、2本の同軸ケーブル120を通じて操作部106のシリアライザ/デシリアライザ112に伝送される。2本の同軸ケーブル120を通じてデータ信号を受信すると、シリアライザ/デシリアライザ112は、データ信号に対して閾値判定を行い、その判定結果に基づいて元の符号化データを復元する。さらに、シリアライザ/デシリアライザ112は、復元した符号化データを復号し、元の表示データや制御データ等を復元する。そして、シリアライザ/デシリアライザ112により復元されたデータは、パラレル化されてベースバンドプロセッサ110に入力される。
上記の通り、携帯端末100における信号伝送には、2本の同軸ケーブル120(又は2芯の同軸ケーブルやシールドされた2芯のフレキシブルケーブル)が用いられる。そのため、2本の同軸ケーブル120を利用して信号を差動伝送方式で伝送することができる。差動伝送方式とは、逆位相の信号を2本の伝送路で伝送する伝送方式のことである。また、差動伝送方式は、コモン・モード雑音に強いという特性を有する。なお、以下の説明においては、逆位相の信号を2本の伝送路で伝送することを差動伝送と呼び、同相の信号を2本の伝送路で伝送することを同相伝送と呼ぶことにする。
本実施形態の主な目的は、これら差動伝送、同相伝送を組み合わせて効率的なデータ伝送を実現することにある。以下では、このような目的を達成することが可能な本実施形態に係る信号伝送方法について詳細に説明する。当該信号伝送方法を実現するための構成として、図4にシリアライザ/デシリアライザ112、130の詳細な機能構成を示した。以下、本実施形態に係るシリアライザ/デシリアライザ112、130の機能構成について紹介しながら、本実施形態の信号伝送方法について詳細に説明する。
(1−2−1:SERDESの構成(Forward))
まず、図4を参照しながら、シリアライザ/デシリアライザ112、130の機能構成について説明する。但し、ここでは主に操作部106から表示部102への信号伝送動作(Forward動作)について説明する。
(シリアライザ/デシリアライザ112の構成)
図4に示すように、シリアライザ/デシリアライザ112は、主に、信号処理部202(#1)と、同相ドライバ204、206と、差動レシーバ208と、コンデンサC1、C2と、バイパスコンデンサC3と、チョークコイルL1、L2とにより構成される。
(シリアライザ/デシリアライザ130の構成)
また、シリアライザ/デシリアライザ130は、主に、差動レシーバ210と、同相レシーバ212、214と、加算器216と、ハイパスフィルタ218と、差動ドライバ220と、信号処理部222(#2)と、コンデンサC4、C5と、バイパスコンデンサC6と、チョークコイルL3、L4とにより構成される。
(Forward動作:シリアライザ/デシリアライザ112)
まず、シリアライザ/デシリアライザ112に伝送すべきデータが入力されると、信号処理部202は、入力されたデータをシリアル化する。次いで、信号処理部202は、シリアル化したデータをDCフリーの符号に符号化して符号化データDを生成する。なお、信号処理部202には、ベースバンドプロセッサ110からパラレルクロックが入力されている。そこで、信号処理部202は、PLL(Phase−Locked Loop)等を用いてシリアルクロックC(以下、クロックC)を生成する。
符号化データD及びクロックCを生成すると、信号処理部202は、クロックCに符号化データDを加算して加算データS1(S1=D+C)を生成する。さらに、信号処理部202は、クロックCから符号化データDを減算して減算データS2(S2=−D+C)を生成する。信号処理部202により生成された加算データS1は、同相ドライバ204に入力される。また、信号処理部202により生成された減算データS2は、同相ドライバ206に入力される。
加算データS1が入力されると、同相ドライバ204は、加算データS1に基づいて第1の伝送信号を生成し、生成した第1の伝送信号を第1の同軸ケーブル120(図4の上側)を通じてシリアライザ/デシリアライザ130へと伝送する。同様に、減算データS2が入力されると、同相ドライバ206は、減算データS2に基づいて第2の伝送信号を生成し、生成した第2の伝送信号を第2の同軸ケーブル120(図4の下側)を通じて伝送する。なお、2本の同軸ケーブル120を通じて伝送される符号化データDの成分は逆位相になっているため、符号化データDの成分は差動伝送される。一方、クロックCの成分は同相伝送される。
なお、同相ドライバ204から出力された第1の伝送信号は、コンデンサC1を通じてDC成分がカットされる。また、コンデンサC1によりDC成分がカットされた第1の伝送信号には、チョークコイルL1により高周波成分がカットされた直流電源Vddが重畳される。そして、直流電源Vddが重畳された第1の伝送信号は、第1の同軸ケーブル120を通じてシリアライザ/デシリアライザ130に伝送される。
同様に、同相ドライバ206から出力された第2の伝送信号は、コンデンサC2を通じてDC成分がカットされる。また、コンデンサC2によりDC成分がカットされた第2の伝送信号には、チョークコイルL2により高周波成分がカットされた直流電源Vddが重畳される。そして、直流電源Vddが重畳された第2の伝送信号は、第2の同軸ケーブル120を通じてシリアライザ/デシリアライザ130に伝送される。
このように、シリアライザ/デシリアライザ112は、直流電源Vddを2本の同軸ケーブル120に分散して供給する。そのため、同軸ケーブル120の直流抵抗を半分に低減させることが可能になり、電圧降下を減らすことができる。さらに、電源ノイズを低減させることが可能になり、伝送品質を向上させることができる。
(Forward動作:シリアライザ/デシリアライザ130)
上記のように、2本の同軸ケーブル120を通じて伝送された第1及び第2の伝送信号は、シリアライザ/デシリアライザ130に入力される。但し、シリアライザ/デシリアライザ130に入力される第1及び第2の伝送信号は、上記の通り、送信時に直流電源Vddが重畳されたものである。
シリアライザ/デシリアライザ130に入力された第1の伝送信号は、チョークコイルL3により高周波成分がカットされてDC成分が分離されると共に、コンデンサC4によりDC成分がカットされて高周波成分が分離される。同様に、シリアライザ/デシリアライザ130に入力された第2の伝送信号は、チョークコイルL4により高周波成分がカットされてDC成分が分離されると共に、コンデンサC5によりDC成分がカットされて高周波成分が分離される。
チョークコイルL3、L4から出力されたDC成分は、直流電源Vdd’として出力される。一方、コンデンサC4から出力された高周波成分は、第1の伝送信号の成分として差動レシーバ210、及び同相レシーバ214に入力される。また、コンデンサC5から出力された高周波成分は、第2の伝送信号の成分として差動レシーバ210、及び同相レシーバ212に入力される。
第1及び第2の伝送信号の成分には、同相伝送されたクロックCの成分と、差動伝送された符号化データDの成分とが含まれている。そのため、差動レシーバ210では、入力された第1及び第2の伝送信号の成分に含まれるクロックCの成分がキャンセルされる。そして、差動レシーバ210からは、第1及び第2の伝送信号の成分に含まれる符号化データDの成分のみが出力される。差動レシーバ210から出力された符号化データDの成分は、符号化データDに対応する差動受信信号S3として信号処理部222に入力される。但し、差動受信信号S3は、S1−S2=2*Dに相当する。
また、同相レシーバ212、214に入力された第1及び第2の伝送信号の成分は、加算器216に入力される。加算器216により第1の伝送信号の成分と第2の伝送信号の成分とが加算されると、第1及び第2の伝送信号の成分に含まれる符号化データDの成分がキャンセルされる。そのため、加算器216からは、第1及び第2の伝送信号の成分に含まれるクロックCの成分のみが出力される。加算器216から出力されたクロックCの成分は、同相受信信号S4としてハイパスフィルタ218に入力される。但し、同相受信信号S4は、S1+S2=2*Cに相当する。
なお、シリアライザ/デシリアライザ130のコンデンサC4、C5、及びチョークコイルL3、L4で構成されるハイパスフィルタにより、第1及び第2の伝送信号成分に含まれる低域ノイズ(主に電源ノイズ)は大部分がカットされている。特に、差動伝送される符号化データDの成分については、逆位相の信号に共通して生じた低域ノイズが差動受信時に相殺されるため、低域ノイズの影響が少ない。
しかし、同相伝送されたクロックCの成分については、加算器216においてノイズが増幅されてしまうため、増幅された低域ノイズをカットしておくことが望ましい。このような理由から、加算器216の後段にハイパスフィルタ218が設けられている。ハイパスフィルタ218では、同相受信信号S4に含まれる低域ノイズがカットされる。そして、ハイパスフィルタ218により低域ノイズがカットされた同相受信信号S4は、信号処理部222に入力される。
信号処理部222は、入力された同相受信信号S4からクロックCを再生する。また、信号処理部222は、入力された差動受信信号S3から符号化データDを復元する。そして、信号処理部222は、再生したクロックCを用いて符号化データDを復号し、元のデータを復元する。さらに、信号処理部222は、復元したデータをパラレル化して出力する。
このように、差動伝送と同相伝送とを組み合わせることにより、2本の同軸ケーブル120を利用して符号化データD、クロックC、直流電源Vddを同時に伝送することが可能になる。また、2本の同軸ケーブル120に分散して電源を伝送するため、同軸ケーブル120の直流抵抗を減らすことが可能になり、電圧降下を抑制することが可能になる。さらに、電源ノイズを低減させることが可能になる。また、ハイパスフィルタ218を用いて同相伝送された信号(同相受信信号S4)から低域ノイズをカットすることにより、高い伝送品質を実現することが可能になる。
(1−2−2:SERDESの構成(Reverse))
次に、表示部102から操作部106への信号伝送動作(Reverse動作)について説明する。
まず、信号処理部222から送信データS5が出力され、差動ドライバ220に入力される。但し、送信データS5は、データをDCフリーの符号に符号化して得られた符号化データD’である。送信データS5が入力されると、差動ドライバ220は、送信データS5に基づいて互いに逆位相となる第3及び第4の伝送信号を生成する。つまり、第3の伝送信号はD’に対応し、第4の伝送信号は−D’に対応する。そして、差動ドライバ220は、2本の同軸ケーブル120を通じて第3及び第4の伝送信号を伝送する。
但し、差動ドライバ220から出力される第3及び第4の伝送信号は、それぞれコンデンサC4、C5によりDC成分がカットされ、伝送路においてシリアライザ/デシリアライザ112から供給される直流電源Vddに重畳される。そして、直流電源Vddが重畳された第3及び第4の伝送信号は、シリアライザ/デシリアライザ112に入力され、コンデンサC1、C2によりDC成分がカットされ、第3及び第4の伝送信号の成分のみが差動レシーバ208に入力される。
差動レシーバ208では、第3の伝送信号と第4の伝送信号との差分(差動受信信号S6)が生成され、信号処理部202に入力される。従って、差動受信信号S6は、D’−(−D’)=2*D’に相当する。差動受信信号S6が入力されると、信号処理部202は、差動受信信号S6から符号化データD’を復元する。さらに、信号処理部202は、クロックCを利用して符号化データD’を復号し、元のデータを復元する。このようにして表示部102から操作部106へと信号が差動伝送される。
なお、表示部102から操作部106へと信号を伝送する場合には表示部102から操作部106にクロックCを供給する必要がある。そのため、表示部102から操作部106へと信号を伝送する場合には、同相ドライバ204、206からデータS1=S2=Cに相当する第1及び第2の伝送信号が伝送される。
この場合、第1及び第2の受信信号を受信したシリアライザ/デシリアライザ130においては、同相受信信号S4からクロックCが得られる。一方、シリアライザ/デシリアライザ112においては、差動受信信号S6から符号化データD’が得られる。このように、上記構成により双方向の信号伝送が実現される。
以上、本実施形態に係る携帯端末100の機能構成について詳細に説明した。上記の構成例では、コモンモードチョークコイルやディファレンシャルモードチョークコイルを使用していないが、部品の大きさが許容されるのであれば、これらの部品を利用することはEMI等の観点から有効である。
また、上記の説明においては操作部106から表示部102に符号化データDとクロックCとを同時送信する例を示したが、同時送信するデータ又はクロックの組み合わせを変更することも可能である。以下、本実施形態に係る信号伝送方法について説明すると共に、当該信号伝送方法に適用可能な同時送信するデータ又はクロックの組み合わせ例についても紹介する。
[1−3:信号伝送方法]
以下、図5〜図8を参照しながら、本実施形態に係る信号伝送方法について具体的に説明する。なお、図中のグラフは、横軸が時間軸、縦軸が信号振幅を表す。
(1−3−1:AMI符号+1/8CLK)
まず、図5を参照する。図5には、携帯端末100において符号化データD及びクロックCを伝送する際に生成される第1の伝送信号(加算信号)及び第2の伝送信号(減算信号)の信号波形、及び信号生成方法が示されている。
(AMI符号)
図5の例において、符号化データDは、あるデータをAMI符号に符号化して得られたものである。AMI符号は、データ0を符号0で表現し、データ1を符号+A又は−A(Aは任意の正数)で表現することにより得られる。但し、符号+Aと符号−Aとは交互に繰り返される。例えば、符号+Aでデータ1が表現された後、再びデータ1が現れた場合、そのデータ1は符号−Aで表現される。このように、符号+A、−Aがトグルで反転するため、AMI符号は、DC成分を含まない符号となる。
(信号波形)
符号化データDは、例えば、図5(X)のように、3値(1,0,−1)の振幅レベルをとる信号波形で表現される。一方、クロックCの波形は、図5(Y)のように表現される。但し、図5(Y)に示したクロックCの波形は、符号化データDの伝送速度の1/8に相当する周波数を持ち、符号化データDの半分の振幅を持つものである。符号化データDは差動伝送されるが、クロックCは同相伝送される。同相伝送は、差動伝送に比べてノイズに弱い。そこで、ノイズの影響を受けにくくするため、図5の例に示すように、クロックCの周波数を低く(例えば、1/8)設定することが好ましい。但し、この場合には、シリアライザ/デシリアライザ130においてビットクロックを得るために、PLLを用いてクロックCを逓倍することが必要になる。
(伝送方法:送信側)
まず、符号化データDは、反転器232に入力されて反転され、加算器234に入力される。加算器234には、クロックCも入力される。そして、加算器234により、反転された符号化データDと、クロックCとが加算され、減算データ(S2=−D+C)が生成される。また、符号化データDは、加算器236に入力される。加算器236には、クロックCも入力される。そして、加算器236により、符号化データDとクロックCとが加算され、加算データ(S1=D+C)が生成される。加算データS1の波形は図5に例示した4値の加算信号のようになり、減算データS2の波形は図5に例示した4値の減算信号のようになる。そして、これらの波形を持つ伝送信号が受信側へと伝送される。
(伝送方法:受信側)
まず、加算信号から減算信号を減算することにより、図5(X)と同じ形状で振幅が2倍の波形が得られる。この減算処理は、シリアライザ/デシリアライザ130の差動レシーバ210において行われる。また、加算信号と減算信号とを加算することにより、図5(Y)と同じ形状で振幅が2倍の波形が得られる。この加算処理は、シリアライザ/デシリアライザ130の加算器216において行われる。なお、これらの波形から符号化データD、及びクロックCが復元される。
このように、差動伝送と同相伝送とを組み合わせて、AMI符号データと1/8クロックとを同時に伝送することができる。
(1−3−2:AMI符号+1/2CLK)
次に、図6を参照する。図6には、携帯端末100において符号化データD及びクロックCを伝送する際に生成される第1の伝送信号(加算信号)及び第2の伝送信号(減算信号)の信号波形、及び信号生成方法が示されている。
(信号波形)
図6の例において、符号化データDは、信号処理部202によりデータをAMI符号に符号化して得られたものである。従って、図6(X)は、図5(X)と同じ波形である。一方、図6(Y)に示したクロックCの波形は、符号化データDの伝送速度の1/2に相当する周波数を持ち、符号化データDの半分の振幅を持つものである。符号化データDの半分の伝送速度に相当する周波数のクロックCを用いると、その両エッジを利用してPLL無しに符号化データDの復号を行うことができる。そのため、シリアライザ/デシリアライザ130においてPLLによりクロックCを逓倍する必要が無くなる。
(伝送方法:送信側)
まず、符号化データDは、反転器232に入力されて反転され、加算器234に入力される。加算器234には、クロックCも入力される。そして、加算器234により、反転された符号化データDと、クロックCとが加算され、減算データ(S2=−D+C)が生成される。また、符号化データDは、加算器236に入力される。加算器236には、クロックCも入力される。そして、加算器236により、符号化データDとクロックCとが加算され、加算データ(S1=D+C)が生成される。加算データS1の波形は図6に例示した4値の加算信号のようになり、減算データS2の波形は図6に例示した4値の減算信号のようになる。そして、これらの波形を持つ伝送信号が受信側へと伝送される。
(伝送方法:受信側)
まず、加算信号から減算信号を減算することにより、図6(X)と同じ形状で振幅が2倍の波形が得られる。この減算処理は、シリアライザ/デシリアライザ130の差動レシーバ210において行われる。また、加算信号と減算信号とを加算することにより、図6(Y)と同じ形状で振幅が2倍の波形が得られる。この加算処理は、シリアライザ/デシリアライザ130の加算器216において行われる。なお、これらの波形から符号化データD、及びクロックCが復元される。
このように、差動伝送と同相伝送とを組み合わせて、AMI符号データと1/2クロックとを同時に伝送することができる。
(1−3−3:AMI符号+マンチェスター符号)
次に、図7を参照する。図7の例は、差動伝送と同相伝送とを組み合わせて2つの異なる符号化データを伝送する方法に関する。図7には、携帯端末100においてAMI符号化データD及びマンチェスター符号化データCに基づいて生成される第1の伝送信号(加算信号)及び第2の伝送信号(減算信号)の信号波形及び信号生成方法が示されている。
(信号波形)
図7の例において、AMI符号化データDは、信号処理部202によりデータをAMI符号に符号化して得られたものである。従って、図7(X)は、図5(X)と同じ波形である。一方、マンチェスター符号化データCは、信号処理部202によりデータをマンチェスター符号に符号化して得られたものである。マンチェスター符号は、データ0を符号10で表現し、データ1を符号01で表現することにより得られる。そのため、マンチェスター符号は、AMI符号と同様にDC成分を持たない。
図7の例では、AMI符号化により得られたAMI符号化データDと、マンチェスター符号化により得られたマンチェスター符号化データCとが同じビットクロックに設定されている。しかし、マンチェスター符号は、1ビットのデータが2ビットの符号で表現されるため、AMI符号の半分の伝送速度になる。図7の例では、ビットクロックを再生するためのクロックがシリアライザ/デシリアライザ130に伝送されない。そのため、シリアライザ/デシリアライザ130では、PLLを用いてAMI符号化データD又はマンチェスター符号化データCからビットクロックを再生する必要がある。
(伝送方法:送信側)
図7の例では、AMI符号化データDが差動伝送される。そのため、AMI符号化データDは、反転器232に入力されて反転され、加算器234に入力される。加算器234には、マンチェスター符号化データCも入力される。そして、加算器234により、反転されたAMI符号化データDと、マンチェスター符号化データCとが加算され、減算データ(S2=−D+C)が生成される。
また、AMI符号化データDは、加算器236に入力される。加算器236には、マンチェスター符号化データCも入力される。そして、加算器236により、AMI符号化データDとマンチェスター符号化データCとが加算され、加算データ(S1=D+C)が生成される。加算データS1の波形は図7に例示した4値の加算信号のようになり、減算データS2の波形は図7に例示した4値の減算信号のようになる。そして、これらの波形を持つ伝送信号が受信側へと伝送される。
(伝送方法:受信側)
まず、加算信号から減算信号を減算することにより、図7(X)と同じ形状で振幅が2倍の波形が得られる。この減算処理は、シリアライザ/デシリアライザ130の差動レシーバ210において行われる。また、加算信号と減算信号とを加算することにより、図7(Y)と同じ形状で振幅が2倍の波形が得られる。この加算処理は、シリアライザ/デシリアライザ130の加算器216において行われる。なお、これらの波形からAMI符号化データD、及びマンチェスター符号化データCが復元される。
このように、差動伝送と同相伝送とを組み合わせて、AMI符号化データDとマンチェスター符号化データCとを同時に伝送することができる。
(1−3−4:AMI符号+多値符号(マンチェスター符号+1/8CLK))
次に、図8を参照する。図8の例は、差動伝送と同相伝送とを組み合わせて2つの異なる符号化データ(AMI符号化データ、マンチェスター符号化データ)及びクロックを同時に伝送する方法に関する。但し、クロックは、マンチェスター符号化データにエッジを揃えて同期加算することで得られる多値符号化データの形で伝送されるものとする。
図8には、携帯端末100においてAMI符号化データD及び多値符号化データCを伝送する際に生成される第1の伝送信号(加算信号)及び第2の伝送信号(減算信号)の信号波形、及び信号生成方法が示されている。
(信号波形)
図8の例において、AMI符号化データDは、信号処理部202によりデータをAMI符号に符号化して得られたものである。従って、図8(X)は、図5(X)と同じ波形である。一方、多値符号化データCは、信号処理部202により、データをマンチェスター符号に符号化し、得られたマンチェスター符号化データにエッジを揃えてクロックを同期加算することにより得られたものである。互いにDC成分を持たないマンチェスター符号とクロックとを同期加算したものであるから、多値符号化データは、AMI符号化データと同様にDC成分を持たない。
図8(Y)に示すように、多値符号化データCの波形は、例えば、振幅1.5、0.5、−0.5、−1.5の4値をとる。これは一種のASK(Amplitude Shift Keying)変調した符号である。また、多値符号化データCの波形は、ビットレートの半分の周期で振幅がゼロクロスする。そのため、コンパレータを用いて多値符号化データCの振幅がゼロクロスするタイミングを検出することにより、シリアライザ/デシリアライザ130においてPLLを用いずにクロックを抽出することができる。但し、図8の例では、多値符号化データCに含まれるクロックの周波数がAMI符号化データDの伝送速度の1/8に相当するものであるため、ビットクロックを再生するためにPLLを利用して、抽出したクロックを逓倍する必要がある。
(伝送方法:送信側)
図8の例では、AMI符号化データDは差動伝送される。そのため、AMI符号化データDは、反転器232に入力されて反転され、加算器234に入力される。加算器234には、多値符号化データCも入力される。そして、加算器234により、反転されたAMI符号化データDと、多値符号化データCとが加算され、減算データ(S2=−D+C)が生成される。
また、AMI符号化データDは、加算器236に入力される。加算器236には、多値符号化データCも入力される。そして、加算器236により、AMI符号化データDと多値符号化データCとが加算され、加算データ(S1=D+C)が生成される。加算データS1の波形は図8に例示した4値の加算信号のようになり、減算データS2の波形は図8に例示した4値の減算信号のようになる。そして、これらの波形を持つ伝送信号が受信側へと伝送される。
(伝送方法:受信側)
まず、加算信号から減算信号を減算することにより、図8(X)と同じ形状で振幅が2倍の波形が得られる。この減算処理は、シリアライザ/デシリアライザ130の差動レシーバ210において行われる。また、加算信号と減算信号とを加算することにより、図8(Y)と同じ形状で振幅が2倍の波形が得られる。この加算処理は、シリアライザ/デシリアライザ130の加算器216において行われる。なお、これらの波形からAMI符号化データD、及び多値符号化データCが復元される。さらに、多値符号化データCから、マンチェスター符号化データ及びクロックが復元される。
このように、差動伝送と同相伝送とを組み合わせて、AMI符号化データ、マンチェスター符号化データ、及びクロックを同時に伝送することができる。
以上、本実施形態に係る信号伝送方法について説明した。ここでは説明の都合上、AMI符号、マンチェスター符号、1/2クロック、1/8クロックの組み合わせを例に挙げたが、上記の信号伝送方法には、DCフリー特性を有する他の符号も利用可能である。
他の符号としては、例えば、CMI(Coded Mark Inversion)符号やパーシャル・レスポンス符号(PR(1,−1)、PR(1,0,−1)、PR(1,0,…,−1)等)等、DCフリー特性を有する任意の符号を利用することも考えられる。また、クロックの周波数も適宜変形することが可能である。なお、これらの変形についても当然に本実施形態の技術的範囲に含まれる。
[1−4:(変形例)アナログ加算方式]
ここまでの説明では2つのデータ(又はクロック)D、Cの波形を信号処理部202でデジタル的に合成することが想定されていた。しかし、アナログ的に2つの信号を合成するように構成されていてもよい。そこで、図9を参照しながら、信号波形のアナログ合成に関する携帯端末100の変形例について説明する。図9は、本実施形態の一変形例に係るシリアライザ/デシリアライザ112の一部構成を示す説明図である。
図9に示すように、送信動作に関する構成要素として、シリアライザ/デシリアライザ112は、主に、信号処理部240と、差動ドライバ242と、同相ドライバ244、246と、コンデンサC1、C2と、バイパスコンデンサC3と、チョークコイルL1、L2とを有する。なお、ここでは同相データCと差動データDとを合成して伝送する構成を例に挙げて説明する。但し、図5〜図8に示したように合成対象の組み合わせを適宜変更することは可能である。
図4の例とは異なり、信号処理部240は、差動データDを差動ドライバ242に入力し、同相データCを同相ドライバ244、246に入力する。差動データDが入力されると、差動ドライバ242は、差動データDに基づいて逆位相を持つ第1及び第2の伝送信号を生成する。例えば、第1の伝送信号は+Dに相当し、第2の伝送信号は−Dに相当する。また、同相ドライバ244、246は、それぞれ同相データCに基づいて第3及び第4の伝送信号を生成する。第3及び第4の伝送信号は+Cに相当する。
差動ドライバ242から出力された第1の伝送信号と、同相ドライバ246から出力された第4の伝送信号とは伝送路において重畳され、加算信号(D+C)が生成される。生成された加算信号は、コンデンサC1によりDC成分がカットされた後、チョークコイルL1により高周波成分がカットされた直流電源Vddに重畳されて伝送される。
同様に、差動ドライバ242から出力された第2の伝送信号と、同相ドライバ244から出力された第3の伝送信号とは伝送路において重畳され、減算信号(−D+C)が生成される。生成された減算信号は、コンデンサC2によりDC成分がカットされた後、チョークコイルL2により高周波成分がカットされた直流電源Vddに重畳されて伝送される。
このように、同相伝送される信号と、差動伝送される信号とをアナログ的に合成することも可能である。但し、アナログ的に合成する場合には、差動ドライバ242、同相ドライバ244、246の出力インピーダンスや配線の引き回し等に配慮する必要がある。
以上、本実施形態に係る信号伝送方法について詳細に説明した。上記の通り、本実施形態に係る信号伝送方法は、2本の同軸ケーブル(又は、2芯の同軸ケーブル又はシールドされた2芯のフレキシブルケーブル1本)を利用して、電源は同相、2つのDCフリー特性を持つ信号は差動及び同相の加算で同時に伝送するというものである。
この信号伝送方法を適用することにより、2本の同軸ケーブルを用いて電源供給と片方向の独立2チャンネル同時伝送とを実現することが可能になる。その結果、携帯電話等の電子機器に設けられたヒンジ部分の配線数を大幅に削減することが可能となる。
また、クロックを同相伝送することで、1本の同軸ケーブルで伝送されるクロックの振幅を半減することが可能になり、クロックに起因して伝送信号の周波数スペクトラム(図10を参照)に現れる線スペクトルの高さが抑制される。その結果、EMI等による通信電波への影響を抑制することが可能になる。なお、図10に示した周波数スペクトラムは、図5に示したD+C又は−D+Cに対応するものである。
<2:第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態は、2本の同軸ケーブルを利用して双方向の全二重伝送を実現する技術に関する。なお、2本の同軸ケーブルに代えて、2芯の同軸ケーブル又はシールドされた2芯のフレキシブルケーブル1本を利用することも可能である。但し、以下の説明においては、説明の都合上、2本の同軸ケーブルを利用するケースを例に挙げる。
[2−1:携帯端末300の機能構成]
図11を参照しながら、本実施形態に係る携帯端末300の機能構成について説明する。図11は、本実施形態に係る携帯端末300の機能構成例を示す説明図である。但し、図11には、携帯端末300に搭載されるシリアライザ/デシリアライザ(SERDES(#1)、SERDES(#2))の機能構成のみが記載されており、その他の構成要素については記載が省略されている。また、SERDES(#1)、SERDES(#2)は、2本の同軸ケーブルにて接続されている。
(SERDES(#1)の構成)
図11に示すように、SERDES(#1)には、信号処理部302(#1)、差動ドライバ304、同相レシーバ314、316、加算器318、コンデンサC1、C2、バイパスコンデンサC3、チョークコイルL1、L2が設けられている。
(SERDES(#2)の構成)
一方、SERDES(#2)には、差動レシーバ306、信号処理部308(#2)、同相ドライバ310、312、コンデンサC4、C5、バイパスコンデンサC6、チョークコイルL3、L4が設けられている。
(動作)
SERDES(#1)からSERDES(#2)へはデータ又はクロックが差動伝送される。まず、信号処理部302からデータ又はクロック(以下、差動データ)S10が差動ドライバ304に入力され、差動信号が生成される。差動信号は、コンデンサC1、C2にてDC成分がカットされ、チョークコイルL1、L2により高周波成分がカットされた直流電源Vddに重畳される。そして、直流電源Vddが重畳された差動信号は、同軸ケーブルを通じてSERDES(#2)に伝送される。
SERDES(#2)に伝送されると、直流電源Vddに重畳された差動信号は、チョークコイルL3、L4により高周波成分がカットされて直流電源Vdd’が分離されると共に、コンデンサC4、C5によりDC成分がカットされて差動信号が分離される。分離された直流電源Vdd’は、SERDES(#2)の側にある各構成要素の駆動電源として利用される。
一方、分離された差動信号は、差動レシーバ306に入力され、差動データS10の波形が復元される。但し、差動レシーバ306により復元される波形は、差動データS10の2倍の振幅を有する波形S11となる。この波形S11は信号処理部308に入力され、元の差動データS10が復元される。
一方、SERDES(#2)からSERDES(#1)へはデータが同相伝送される。まず、信号処理部308からデータ(以下、同相データ)S12が同相ドライバ310、312に入力され、同相信号が生成される。同相信号は、コンデンサC4、C5にてDC成分がカットされ、伝送路にてSERDES(#1)から供給される直流電源Vddに重畳される。そして、直流電源Vddが重畳された同相信号は、同軸ケーブルを通じてSERDES(#1)に伝送される。
直流電源Vddが重畳された同相信号は、コンデンサC1、C2にてDC成分がカットされた後、同相レシーバ314,316に入力される。さらに、同相レシーバ314、316で受信された同相信号は、加算器318に入力されて加算され、信号S13として信号処理部302に入力される。なお、信号S13は、同相データS12の波形が持つ振幅の2倍の振幅となる。そして、この信号S13に基づいて信号処理部308は、同相データを復元する。
このように、SERDES(#1)からSERDES(#2)へのデータ伝送を差動で行い、SERDES(#2)からSERDES(#1)へのデータ伝送を同相で行うことにより、伝送路において同相信号と差動信号とが重畳されても、差動レシーバ306による減算、及び加算器318による加算により両者が容易に分離される。そのため、上記のようにして同相伝送及び差動伝送を組み合わせることにより、全二重伝送を実現することができる。
なお、この方法は、SERDES(#1)からクロックを伝送し、SERDES(#2)から、そのクロックに同期したデータを伝送する場合や、SERDES(#1)から高速データを伝送し、SERDES(#2)から低速データを同時に伝送する場合等に有効である。
<3:まとめ>
最後に、本発明の第1実施形態に係る技術内容について簡単に纏める。ここで述べる技術内容は、例えば、PC、携帯電話、携帯ゲーム機、携帯情報端末、情報家電、カーナビゲーションシステム等、種々の情報処理装置に対して適用することができる。特に、ヒンジ部分を通じたデータ伝送が求められる電子機器に対して好適に用いられる。
上記の情報処理装置の機能構成は次のように表現することができる。当該情報処理装置は、次のような第1及び第2のモジュールを有する。また、第1及び第2のモジュールは、第1及び第2の伝送路により電気的に接続されている。
そして、第1のモジュールは、クロックにデータ信号を加算して加算信号を生成する信号加算部と、前記クロックから前記データ信号を減算して減算信号を生成する信号減算部と、第1の伝送路を通じて前記加算信号を伝送する第1信号伝送部と、第2の伝送路を通じて前記減算信号を伝送する第2信号伝送部と、を有する。
さらに、第2のモジュールは、前記第1の伝送路を通じて受信した加算信号から前記第2の伝送路を通じて受信した減算信号を減算して前記データ信号の成分を抽出するデータ成分抽出部と、前記第1の伝送路を通じて受信した加算信号に前記第2の伝送路を通じて受信した減算信号を加算して前記クロックの成分を抽出するクロック成分抽出部と、を有する。
このような構成にすることで、クロックを同相伝送し、データ信号を差動伝送することができる。また、クロックとデータ信号とを同時に伝送することが可能になる。さらに、2つの伝送路を用いてクロックを伝送することが可能になるため、1つの伝送路を通るクロックに振幅を半分に低減させることができる。その結果、非常に高い周波数のクロックを伝送したとしても、クロックに起因して発生するEMI等の影響が小さくなる。
このように、EMI等による制約が緩和されるため、高ビットレートのデータ信号を伝送する際にも、そのデータ信号が持つ伝送速度の1/2程度の周波数を持つクロックを同時に伝送することが可能になる。このような高周波数のクロックを同時に伝送することが可能になると、受信側において、そのクロックの両エッジを用いてデータ信号から元のデータを復号することができるようになり、受信側にPLL等の回路を設けずに済むようになる。その結果、PLL等の回路を設けずに済む分だけ回路規模や消費電力を低減することができる。
(備考)
上記のシリアライザ/デシリアライザ112は、第1のモジュールの一例である。上記のシリアライザ/デシリアライザ130は、第2のモジュールの一例である。上記の信号処理部202は、信号加算部、信号減算部の一例である。上記の同相ドライバ204は、第1信号伝送部の一例である。上記の同相ドライバ206は、第2信号伝送部の一例である。上記の差動レシーバ210、信号処理部222は、データ成分抽出部の一例である。
上記の同相レシーバ212、214、加算器216、信号処理部222は、クロック成分抽出部の一例である。上記のシリアライザ/デシリアライザ112は、電源重畳部の一例である。上記のシリアライザ/デシリアライザ130は、電源分離部の一例である。上記のハイパスフィルタ218は、低域遮断濾波器の一例である。上記の信号処理部202は、データ符号化部、同期加算部の一例である。
上記の差動ドライバ220は、第3及び第4信号伝送部の一例である。上記の差動レシーバ208は、データ成分抽出部の一例である。上記の信号処理部222は、データ符号化部の一例である。上記の同軸ケーブル120は、第1及び第2の伝送路の一例である。上記のベースバンドプロセッサ110は、演算処理部の一例である。上記の液晶部132は、表示部の一例である。上記の差動レシーバ210は、第1データ成分抽出部の一例である。上記の同相レシーバ212、214、加算器216は、第2データ成分抽出部の一例である。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
100 携帯端末
102 表示部
104 接続部
106 操作部
110 ベースバンドプロセッサ
112、130 シリアライザ/デシリアライザ
120 同軸ケーブル
132 液晶部
134 カメラ
136 センサ
202、222 信号処理部
204、206 同相ドライバ
208、210 差動レシーバ
212、214 同相レシーバ
216 加算器
218 ハイパスフィルタ
220 差動ドライバ
232 反転器
234、236 加算器
240 信号処理部
242 差動ドライバ
244、246 同相ドライバ
300 携帯端末
302、308 信号処理部
304 差動ドライバ
306 差動レシーバ
310、312 同相ドライバ
314、316 同相レシーバ
318 加算器
C1、C2、C4、C5 コンデンサ
C3、C6 バイパスコンデンサ
L1、L2、L3、L4 チョークコイル
Vdd、Vdd’ 直流電源

Claims (14)

  1. クロックにデータ信号を加算して加算信号を生成する信号加算部と、
    前記クロックから前記データ信号を減算して減算信号を生成する信号減算部と、
    第1の伝送路を通じて前記加算信号を伝送する第1信号伝送部と、
    第2の伝送路を通じて前記減算信号を伝送する第2信号伝送部と、
    を有する、第1のモジュールと、
    前記第1の伝送路を通じて受信した加算信号から前記第2の伝送路を通じて受信した減算信号を減算して前記データ信号の成分を抽出するデータ成分抽出部と、
    前記第1の伝送路を通じて受信した加算信号に前記第2の伝送路を通じて受信した減算信号を加算して前記クロックの成分を抽出するクロック成分抽出部と、
    を有する、第2のモジュールと、
    を備える、情報処理装置。
  2. 前記第1のモジュールは、前記信号加算部にて生成された加算信号、及び前記信号減算部にて生成された減算信号に対して直流電源を重畳する電源重畳部をさらに有し、
    前記第1信号伝送部は、前記電源重畳部にて直流電源が重畳された加算信号を前記第1の伝送路を通じて伝送し、
    前記第2信号伝送部は、前記電源重畳部にて直流電源が重畳された減算信号を前記第2の伝送路を通じて伝送し、
    前記第2のモジュールは、前記第1の伝送路を通じて受信した信号から直流電源と前記加算信号とを分離し、前記第2の伝送路を通じて受信した信号から直流電源と前記減算信号とを分離する電源分離部をさらに有する、請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記第2のモジュールは、前記クロック成分抽出部にて抽出されたクロックの成分から低域成分を除去するための低域遮断濾波器をさらに有する、請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記第1のモジュールは、直流成分を持たない符号にデータを符号化して前記データ信号を生成するデータ符号化部をさらに有する、請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記第1のモジュールは、第1のデータ信号に前記クロックを同期加算してクロック加算信号を生成する同期加算部をさらに有し、
    前記信号加算部は、前記同期加算部にて生成されたクロック加算信号に第2のデータ信号を加算して加算信号を生成し、
    前記信号減算部は、前記同期加算部にて生成されたクロック加算信号から前記第2のデータ信号を減算して減算信号を生成し、
    前記データ成分抽出部は、前記第1の伝送路を通じて受信した加算信号から前記第2の伝送路を通じて受信した減算信号を減算して前記第2のデータ信号の成分を抽出し、
    前記クロック成分抽出部は、前記第1の伝送路を通じて受信した加算信号に前記第2の伝送路を通じて受信した減算信号を加算して前記クロック加算信号の成分を抽出すると共に、当該クロック加算信号の成分が持つ極性反転周期に基づいて前記クロックの成分を抽出する、請求項1に記載の情報処理装置。
  6. 前記第2のモジュールは、
    前記第1の伝送路を通じてデータ信号を伝送する第3信号伝送部と、
    前記第2の伝送路を通じて前記データ信号を伝送する第4信号伝送部と、
    をさらに有し、
    前記第3及び第4信号伝送部により前記データ信号が伝送される場合、
    前記第1信号伝送部は、前記第1の伝送路を通じて前記クロックを伝送し、
    前記第2信号伝送部は、前記第2の伝送路を通じて前記クロックの反転信号を伝送し、
    前記第1のモジュールは、前記第1の伝送路を通じて受信した信号に前記第2の伝送路を通じて受信した信号を加算して前記データ信号の成分を抽出するデータ成分抽出部をさらに有する、請求項1に記載の情報処理装置。
  7. 前記第2のモジュールは、直流成分を持たない符号にデータを符号化して前記データ信号を生成するデータ符号化部をさらに有する、請求項6に記載の情報処理装置。
  8. 前記信号加算部は、デジタル領域で前記クロックに前記データ信号を加算し、
    前記信号減算部は、デジタル領域で前記クロックに前記データ信号を減算する、請求項1に記載の情報処理装置。
  9. 前記信号加算部は、アナログ領域で前記クロックに前記データ信号を加算し、
    前記信号減算部は、アナログ領域で前記クロックに前記データ信号を減算する、請求項1に記載の情報処理装置。
  10. 前記第1及び第2の伝送路は、2本の同軸ケーブル、2芯の同軸ケーブル1本、又はシールドされた2芯のフレキシブルケーブル1本により構成される、請求項1に記載の情報処理装置。
  11. 前記第1のモジュールは、少なくとも表示データを出力する演算処理部をさらに有し、
    前記第2のモジュールは、入力された表示データを表示する表示部をさらに有し、
    前記信号加算部は、前記演算処理部から出力された表示データのデータ信号を前記クロックに加算して加算信号を生成し、
    前記信号減算部は、前記演算処理部から出力された表示データのデータ信号を前記クロックから減算して減算信号を生成し、
    前記データ成分抽出部は、前記表示データのデータ信号の成分を抽出し、当該データ信号の成分から再生された前記表示データを前記表示部に入力する、請求項1に記載の情報処理装置。
  12. 第1のデータ信号に第2のデータ信号を加算して加算信号を生成する信号加算部と、
    前記第1のデータ信号から前記第2のデータ信号を減算して減算信号を生成する信号減算部と、
    第1の伝送路を通じて前記加算信号を伝送する第1信号伝送部と、
    第2の伝送路を通じて前記減算信号を伝送する第2信号伝送部と、
    を有する、第1のモジュールと、
    前記第1の伝送路を通じて受信した加算信号から前記第2の伝送路を通じて受信した減算信号を減算して前記第1のデータ信号の成分を抽出する第1データ成分抽出部と、
    前記第1の伝送路を通じて受信した加算信号に前記第2の伝送路を通じて受信した減算信号を加算して前記第2のデータ信号の成分を抽出する第2データ成分抽出部と、
    を有する、第2のモジュールと、
    を備える、情報処理装置。
  13. クロックにデータ信号を加算して加算信号を生成する信号加算ステップと、
    前記クロックから前記データ信号を減算して減算信号を生成する信号減算ステップと、
    第1の伝送路を通じて前記加算信号を伝送する第1信号伝送ステップと、
    第2の伝送路を通じて前記減算信号を伝送する第2信号伝送ステップと、
    前記第1及び第2信号伝送ステップで伝送された前記加算信号及び前記減算信号を前記第1及び第2の伝送路を通じて受信する信号受信ステップと、
    前記第1の伝送路を通じて受信した加算信号から前記第2の伝送路を通じて受信した減算信号を減算して前記データ信号の成分を抽出するデータ成分抽出ステップと、
    前記第1の伝送路を通じて受信した加算信号に前記第2の伝送路を通じて受信した減算信号を加算して前記クロックの成分を抽出するクロック成分抽出ステップと、
    を含む、信号伝送方法。
  14. 第1のデータ信号に第2のデータ信号を加算して加算信号を生成する信号加算ステップと、
    前記第1のデータ信号から前記第2のデータ信号を減算して減算信号を生成する信号減算ステップと、
    第1の伝送路を通じて前記加算信号を伝送する第1信号伝送ステップと、
    第2の伝送路を通じて前記減算信号を伝送する第2信号伝送ステップと、
    前記第1及び第2信号伝送ステップで伝送された前記加算信号及び前記減算信号を前記第1及び第2の伝送路を通じて受信する信号受信ステップと、
    前記第1の伝送路を通じて受信した加算信号から前記第2の伝送路を通じて受信した減算信号を減算して前記第1のデータ信号の成分を抽出する第1データ成分抽出ステップと、
    前記第1の伝送路を通じて受信した加算信号に前記第2の伝送路を通じて受信した減算信号を加算して前記第2のデータ信号の成分を抽出する第2データ成分抽出ステップと、
    を含む、信号伝送方法。
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