JP2013187584A - データ受信回路、データ送信回路、データ送受信装置、データ伝送システムおよびデータ受信方法 - Google Patents

データ受信回路、データ送信回路、データ送受信装置、データ伝送システムおよびデータ受信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】差動信号および同相信号を用いた双方向の伝送における利便性を向上させる。
【解決手段】データ受信回路は、AC結合を備える伝送路を介して差動信号で伝送されるデータを受信するものであり、送信部を備える。この送信部は、当該データ受信回路の接続状態の識別に用いられる信号であって周期的に電位が遷移する識別信号を、AC結合を備える伝送路を介してデータを差動信号で伝送するデータ送信回路にこの伝送路を介して同相信号で送信する。
【選択図】図1

Description

本技術は、データ受信回路に関する。詳しくは、差動信号および同相信号を用いた双方向の伝送を行うデータ受信回路、データ送信回路、データ送受信装置、データ伝送システムおよびデータ受信方法に関する。
従来、シリアル転送を用いて高速にデータ通信する装置が実現されている。例えば、このような装置として、1対の信号線を用いて差動信号を伝送する装置が実現されている(例えば、特許文献1参照)。
この1対の信号線を用いた差動信号の伝送では、送信側の機器(ソース機器)から受信側の機器(シンク機器)へ差動信号を用いた高速なデータ転送が行われる。また、この伝送では、シンク機器からソース機器へのデータの伝送は、差動信号が伝送される1対の信号線を経由した同相信号の送受信により行われる。
特開平10−145436号公報
上述の従来技術では、シンク機器からソース機器へのデータの伝送を、同相信号を用いて行うことができる。
しかしながら、上述の従来技術では、伝送路にAC結合を備えていないため、伝送路が他の電源とショート(例えば、車載の機器におけるバッテリーショート)した際における大電流の流入の防護や、電位差がある機器間でのデータ伝送などにおいて問題が生じることがある。すなわち、差動信号を下りのデータ伝送とし、同相信号を上りのデータ伝送とする上述の従来技術では、伝送路において発生する可能性のある障害に対して弱いことで利便性の低下が生じることがある。そこで、差動信号を下りのデータ伝送とし、同相信号を上りのデータ伝送とする装置における利便性を向上することは重要である。
本技術はこのような状況に鑑みて生み出されたものであり、差動信号および同相信号を用いた双方向の伝送における利便性を向上させることを目的とする。
本技術は、上述の問題点を解消するためになされたものであり、その第1の側面は、当該データ受信回路の接続状態の識別に用いられる信号であって周期的に電位が遷移する識別信号を、AC結合を備える伝送路を介してデータを差動信号で伝送するデータ送信回路に前記伝送路を介して同相信号で送信する送信部を具備するデータ受信回路およびデータ受信方法である。これにより、AC結合を備える伝送路を介して伝送される差動信号を受信するデータ受信回路の接続状態の識別のための識別信号を、AC結合を備える伝送路を介してデータ送信回路に同相信号で供給できるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記データ受信回路から上記データ送信回路に送信するデータが上記同相信号で送信され、上記送信部は、上記データを上記データ送信回路に送信しない期間において上記識別信号を送信するようにしてもよい。これにより、同相信号でデータをデータ送信回路に送信していない期間において識別信号が送信されるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記データを送信する期間における同相信号のデューティ比と、上記識別信号を送信する期間におけるデューティ比とはそれぞれ約50%であるようにしてもよい。これにより、AC結合を構成する容量の充電が、データを送信する期間および識別信号を送信する期間において行われるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記差動信号のクロックを通知するための参照クロック信号が上記データ送信回路から供給されているタイミングにおいて、上記供給された参照クロック信号に自己が生成するクロックを同期させるクロック生成部をさらに具備し、上記送信部は、上記参照クロック信号の受信が必要な場合には、上記参照クロック信号の送信要求と上記データ送信回路に識別される信号であって、上記識別信号のパルス幅とは異なるパルス幅で周期的に電位が遷移する参照クロック信号要求信号を送信するようにしてもよい。これにより、参照クロック信号要求信号および識別信号が同相信号で送信されるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記送信部は、上記データ送信回路に送信するデータおよび上記参照クロック信号要求信号のいずれも送信しない場合には、上記識別信号を送信するようにしてもよい。これにより、データ送信回路に送信するデータおよび参照クロック信号要求信号が同相信号で伝送されない期間において識別信号が送信されるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記データ送信回路から送信されたデータに含まれる同期信号を検出する検出部をさらに具備し、上記送信部は、上記同期信号が上記検出部により検出された場合に上記識別信号を送信するようにしてもよい。これにより、データ送信回路から送信されたデータに含まれる同期信号が検出された場合に識別信号が送信されるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記検出部は、上記データ送信回路から送信されたデータを構成する画像の垂直同期信号および水平同期信号のうちの少なくとも1つを上記同期信号として検出するようにしてもよい。これにより、画像の垂直同期信号および水平同期信号のうちの少なくとも1つが検出された場合に識別信号が送信されるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記送信部は、上記データ送信回路にデータを送信する場合には、上記AC結合に係る容量の充電に必要な時間ほど上記識別信号を送信した後に、上記データの送信を開始するようにしてもよい。これにより、AC結合に係る容量が充電されてからデータが同相信号で送信されるという作用をもたらす。
また、本技術の第2の側面は、AC結合を備える伝送路に差動信号を送信する送信部と、データ受信回路の接続状態の識別に用いられる信号であって周期的に電位が遷移する識別信号が上記伝送路を介して同相信号で供給されているか否かを検出する検出部と
を具備するデータ送信回路である。これにより、AC結合を備える伝送路を介して伝送される差動信号を受信するデータ受信回路の接続状態を、このAC結合を備える伝送路を介して同相信号で供給された識別信号に基づいて検出することができるという作用をもたらす。
また、この第2の側面において、上記検出部は、上記差動信号で送信されたデータを構成する画像の垂直同期信号および水平同期信号のうちの少なくとも1つの受信に応じて上記データ受信回路により送信された上記同相信号の受信タイミングにおいて上記識別信号の検出を行うようにしてもよい。これにより、画像の垂直同期信号および水平同期信号の受信タイミングに応じて送信された同相信号の受信タイミングでのみデータ受信回路の接続状態を検出するという作用をもたらす。
また、本技術の第3の側面は、AC結合を備える第1伝送路に差動信号を送信する第1送信部と、当該データ送受信回路の接続状態の識別に用いられる信号であって周期的に電位が遷移する識別信号を、AC結合を備える伝送路であって上記第1伝送路とは異なる第2伝送路を介してデータを差動信号で伝送するデータ送信装置に上記第2伝送路を介して同相信号で送信する第2送信部とを具備するデータ送受信装置である。これにより、AC結合を備える伝送路を介して伝送される差動信号を受信するデータ受信装置の接続状態の識別のための識別信号を、AC結合を備える伝送路を介してデータ送信装置に同相信号で供給できるとともに、別の伝送路を介して差動信号を供給できるという作用をもたらす。
また、本技術の第4の側面は、AC結合を備える伝送路に差動信号を送信する送信部と、上記伝送路における同相信号を受信する受信部とを備えるデータ送信装置と、上記送信された差動信号を受信する受信部と、当該データ受信装置の接続状態の識別に用いられる信号であって周期的に電位が遷移する識別信号を、上記データ送信装置に上記伝送路を介して同相信号で送信する送信部とを備えるデータ受信装置とを具備するデータ伝送システムである。これにより、AC結合を備える伝送路を介して伝送される差動信号を受信するデータ受信装置の接続状態の識別のための識別信号をデータ受信装置が同相信号で送信し、この送信された同相信号をデータ送信装置が受信するという作用をもたらす。
本技術によれば、差動信号および同相信号を用いた双方向の伝送における利便性を向上させることができるという優れた効果を奏し得る。
本技術の第1の実施の形態におけるデータ伝送システム10の機能構成の一例を示す模式図である。 本技術の第1の実施の形態における下り送信処理部110の機能構成の一例を示す模式図である。 本技術の第1の実施の形態における上り受信処理部140の機能構成の一例を示す模式図である。 本技術の第1の実施の形態における下り受信処理部220の機能構成の一例を示す模式図である。 本技術の第1の実施の形態における上り送信処理部230の機能構成の一例を示す模式図である。 本技術の第1の実施の形態における上り送信処理部230が送信する同相信号の一例を示す模式図である。 本技術の第1の実施の形態におけるデータ伝送システム10の一例と、他のデータ伝送システムの一例とを模式的に示す図である。 本技術の第1の実施の形態におけるデータ伝送システム10において伝送される同相信号の一例と、他のデータ伝送システムにおいて伝送される同相信号の一例とを模式的に示す図である。 本技術の第1の実施の形態においてシンク機器200からソース機器100に同相信号が送信される際の上り送信処理部230による送信処理手順例を示すフローチャートである。 本技術の第2の実施の形態におけるデータ伝送システム(データ伝送システム500)の機能構成の一例を示す模式図である。 本技術の第2の実施の形態におけるデータ伝送システムにおいて伝送される同相信号の一例を模式的に示す図である。 本技術の第2の実施の形態においてシンク機器520からソース機器100に同相信号が送信される際の上り送信処理部523による送信処理手順例を示すフローチャートである。 本技術の実施の形態の第1の変形例として、ソース機器(ソース機器611)からシンク機器(シンク機器612)に差動信号が複数送信されるデータ伝送システム(データ伝送システム610)が示されている。 本技術の実施の形態の第2の変形例として、ソース機器からシンク機器に差動信号を伝送する伝送路と、シンク機器622からソース機器621に差動信号を伝送する伝送路とを備えるデータ伝送システム(データ伝送システム620)が示されている。
以下、本技術を実施するための形態(以下、実施の形態と称する)について説明する。説明は以下の順序により行う。
1.第1の実施の形態(データ伝送制御:ビーコン信号でHPDを実現する例)
2.第2の実施の形態(データ伝送制御:ソース機器の送信データにビーコン信号の送信タイミングを同期させる例)
3.変形例
<1.第1の実施の形態>
[データ伝送システムの機能構成例]
図1は、本技術の第1の実施の形態におけるデータ伝送システム10の機能構成の一例を示す模式図である。
なお、図1では、データ伝送システム10のデータ送信側の機器(ソース機器100)およびデータ受信側の機器(シンク機器200)においてデータの伝送に係わる機能構成のみを示し、その他は省略して示す。
データ伝送システム10は、1対の信号線(伝送路300)を介した差動信号によりデータをシリアル転送するものであり、ソース機器100と、シンク機器200と、伝送されるデータの経路である伝送路300とを備える。
なお、本技術の実施の形態では、1対の信号線に容量(AC結合容量311および312)が設けられ、シンク機器200とソース機器100とがAC結合されていることを想定して説明する。なお、AC結合容量(キャパシタ)は、ソース機器100の基板上に設ける場合、シンク機器200の基板上に設ける場合、両方の機器の基板上にそれぞれ設ける場合、取り外し可能なケーブル(伝送路300)に設ける場合などがある。しかしながら、本技術の実施の形態では、伝送路におけるAC結合容量を、伝送路300の1対の信号線における1対の容量(AC結合容量311および312)として示す。
また、本技術の実施の形態では、伝送路300を介して、同相電位の信号(同相信号)をシンク機器200からソース機器100へ伝送することを想定して説明する。なお、1対の信号線(伝送路300)を介して下りの信号を差動信号で伝送するとともに上りの信号を同相信号で伝送するデータ伝送の方法については、例えば、特開平10−145436に記載のものと同様のものであるため、ここでの詳細な説明を省略する。
ソース機器100は、下り送信処理部110と、差動ドライバ120と、同相電位検出部130と、上り受信処理部140とを備える。
下り送信処理部110は、ソース機器100からシンク機器200に送信するデータを決定し、その決定したデータを差動ドライバ120に供給するものである。例えば、下り送信処理部110は、データ(下りデータ)をシンク機器200に送信する場合には、伝送するためのクロックである送信クロック(図では、Tclkと表す)に下りデータを同期させ、この同期させた下りデータを差動ドライバ120に供給する。なお、図1では、下り送信処理部110に下りデータを供給するための信号線(信号線119)と、下り送信処理部110に送信クロックTclkを供給するための信号線(信号線118)とが示されている。
また、下り送信処理部110は、信号線141を介して参照クロック送信命令が上り受信処理部140から供給された場合には、送信クロックTclkをN分周したクロックを、参照クロック(REF)として差動ドライバ120に供給する。なお、下り送信処理部110については、図2を参照して説明するため、ここでの説明を省略する。
差動ドライバ120は、下り送信処理部110から供給された信号を1対の信号線(伝送路300)でシリアル転送するために差動信号を生成するものである。この差動ドライバ120は、互いに逆位相となる対の信号(差動信号)を生成し、その生成した信号を、伝送路300を介してシンク機器200に供給する。
同相電位検出部130は、シンク機器200から伝送路300を介して供給された同相信号を受信するものである。この同相電位検出部130は、受信した同相信号を、信号線131を介して上り受信処理部140に供給する。
上り受信処理部140は、同相電位検出部130から供給された信号を解析し、その解析結果を出力するものである。例えば、上り受信処理部140は、同相信号で伝送された信号が上りのデータ(ここでは、ユーザーデータと称する)である場合には、ユーザーデータを、ソース機器100におけるユーザーデータを使用する回路に信号線143を介して供給する。
また、上り受信処理部140は、同相信号で伝送された信号が、参照クロックを要求する信号(ここでは、参照クロック要求信号(REFREQ)と称する)である場合には、参照クロック送信命令を、信号線141を介して下り送信処理部110に供給する。
さらに、上り受信処理部140は、ユーザーデータおよび参照クロック要求信号と異なる信号であって、所定のパルス幅で周期的に電位が遷移する信号が同相信号で伝送された場合には、HPD(Hot Plug Detect)信号の電位をH(High)レベルの電位に設定する。なお、本技術の実施の形態では、この所定のパルス幅で周期的に電位が遷移する信号を、ビーコン(beacon)信号と称して説明する。また、HPD信号は、シンク機器の接続状態(接続の有無)を示すための信号である。すなわち、上り受信処理部140は、ビーコン信号を同期信号で受信すると、シンク機器が接続されていると判断する。上り受信処理部140は、このHレベルの電位のHPD信号を、HPD機能を使用する回路に信号線142を介して供給する。
なお、同相信号における3つの信号(ユーザーデータ、ビーコン信号、参照クロック要求信号)の識別方法については、いくつかの方法が考えられるが、ここでは、3種の信号はそれぞれクロック(パルス幅)が異なることを想定して説明する。このため、上り受信処理部140は、信号線149を介して供給される上り受信処理Clkを用いて同相信号を解析する。なお、上り受信処理部140については、図3を参照して説明するため、ここでの説明を省略する。
シンク機器200は、差動レシーバ210と、下り受信処理部220と、上り送信処理部230と、同相ドライバ240とを備える。
差動レシーバ210は、伝送路300を介して供給された差動信号を受信するものである。この差動レシーバ210は、ソース機器100の差動ドライバ120が送信した差動信号を受信して、受信した信号を下り受信処理部220に信号線211を介して供給する。
下り受信処理部220は、差動レシーバ210から供給された信号を解析し、その解析結果を出力するものである。例えば、下り受信処理部220は、下りデータが差動信号で伝送された場合には、その下りデータを、シンク機器200における下りデータを使用する回路に信号線221を介して供給する。また、下り受信処理部220は、参照クロックの受信が必要である場合には、参照クロック要求信号(REFREQ)の送信を実行するための信号(参照クロック要求送信命令)を、上り送信処理部230に信号線223を介して供給する。
さらに、下り受信処理部220は、参照クロックを受信した場合には、下り受信処理部220が下りデータを検出する際に用いるクロック(基準クロック)を参照クロックに同期させる。なお、下り受信処理部220は、送信クロック(Tclk)を、シンク機器200における送信クロック(Tclk)を使用する回路に信号線222を介して供給する。なお、下り受信処理部220については図4を参照して説明するため、ここでの説明を省略する。
上り送信処理部230は、シンク機器200からソース機器100に送信するデータを決定し、その決定したデータを同相ドライバ240へ供給するものである。例えば、上り送信処理部230は、参照クロック要求送信命令が下り受信処理部220から供給されている場合には、参照クロック要求信号(REFREQ)を同相ドライバ240に信号線231を介して供給する。
また、上り送信処理部230は、参照クロック要求送信命令が供給されていない場合において、送信対象のデータ(ユーザーデータ)が供給された場合には、ユーザーデータを同相ドライバ240に供給する。この場合において、上り送信処理部230は、上り方向のデータ送信(同相信号による送信)のためのクロックである上り送信クロック(図では、上りデータClkと表す)にユーザーデータを同期させ、この同期させたユーザーデータを同相ドライバ240に供給する。なお、図1では、上り送信処理部230にユーザーデータを供給するための信号線(信号線299)と、上り送信処理部230に上りデータClkを供給するための信号線(信号線298)とが示されている。
また、上り送信処理部230は、参照クロック要求送信命令が供給されていない場合において、送信対象のユーザーデータも供給されていない場合には、ビーコン信号を同相ドライバ240に供給する。なお、上り送信処理部230については、図5を参照して説明するため、ここでの詳細な説明を省略する。
同相ドライバ240は、上り送信処理部230から供給された信号を1対の信号線(伝送路300)を介して転送するために同相信号を生成するものである。同相ドライバ240は、生成した同相信号を、伝送路300を介してソース機器の同相電位検出部130に供給する。なお、同相ドライバ240および上り送信処理部230は、特許請求の範囲に記載の送信部の一例である。
[下り送信処理部の機能構成例]
図2は、本技術の第1の実施の形態における下り送信処理部110の機能構成の一例を示す模式図である。
下り送信処理部110は、シンク機器200に送信するデータを決定し、その決定したデータを差動ドライバ120に供給するものである。下り送信処理部110は、D型フリップフロップ112と、N分周器113(Nは整数)と、セレクタ114とを備える。
D型フリップフロップ112は、信号線119を介して供給される下りデータと、信号線118を介して供給される送信クロック(Tclk)とに基づいて、送信クロック(Tclk)のタイミングに同期した下りデータを生成する。このD型フリップフロップ112は、送信クロック(Tclk)に同期した下りデータを、セレクタ114における2つの入力のうちの一方に供給する。
N分周器113は、送信クロック(Tclk)をN分周して参照クロックを生成するものである。このN分周器113は、生成した参照クロックを、セレクタ114における2つの入力のうちの他方(下りデータの入力とは別の方)に供給する。
セレクタ114は、下りデータおよび参照クロックのうちのどちらを差動ドライバ120に供給するかを選択するものである。このセレクタ114は、上り受信処理部140から参照クロック送信命令が供給された場合(例えば、信号線141の電位がHレベル)には、差動ドライバ120に参照クロックを供給する。また、セレクタ114は、信号線141の電位が低(L)の場合には、下りデータを差動ドライバ120に供給する。
[上り受信処理部の機能構成例]
図3は、本技術の第1の実施の形態における上り受信処理部140の機能構成の一例を示す模式図である。
上り受信処理部140は、同相電位検出部130から供給された信号を解析してその解析結果を出力するものであり、比較器144と、上りデータ識別処理部145とを備える。
比較器144は、同相電位検出部130から供給された信号と、所定の電位である参照電位(Vref)とを比較し、その比較結果(HレベルおよびLレベル)を上りデータ識別処理部145に供給するものである。
上りデータ識別処理部145は、比較器144から供給された信号(比較結果)と、信号線149を介して供給される上り受信処理Clkとを比較して、同相信号に含まれる情報を識別するものである。例えば、ビーコン信号が0.5MHzであり、参照クロック要求信号が1.0MHzであり、ユーザーデータが2.0Mbps(2.0MHz)である同相信号をシンク機器200が出力する場合を想定する。この場合において、上りデータ識別処理部145は、どのクロックであるかを検出し、参照クロック要求信号であることを検出した場合には、信号線141を介して参照クロック送信命令を下り送信処理部110に供給する。また、上りデータ識別処理部145は、ユーザーデータであることを検出した場合には、システムで使用するためのデータ処理(例えばコーディングデータのエンコード処理、ヘッダー追加など)をユーザーデータに対して行う。そして、上りデータ識別処理部145は、ユーザーデータを上り受信処理Clkに同期させ、この同期させたユーザーデータを信号線143を介して出力する。
また、上りデータ識別処理部145は、比較器144から供給された信号における電位が遷移する場合(ユーザーデータ、ビーコン信号、参照クロック要求信号のいずれかが含まれている場合)には、HPD信号の電位をHレベルに設定する。すなわち、比較器144から供給された信号がHレベルおよびLレベルの間で変動していた場合には、シンク機器が接続されていることを示すHPD信号を、信号線142を介して出力する。
なお、上りデータ識別処理部145は、シンク機器200との最初の伝送の際に、シンク機器200から供給された参照クロック要求信号をトレーニング信号として用いて、上りデータ識別処理部145自身の動作クロックを最適化する。すなわち、上りデータ識別処理部145は、参照クロック要求信号に基づいてトレーニングを行い、上りデータ識別処理部145自身の動作クロックの供給源(図示せず)が生成するクロックの周波数を、ユーザーデータが解析できる周波数に調整する。例えば、参照クロック要求信号のクロックが1.0MHzであり、ユーザーデータのクロックが2.0MHzである場合には、2.0MHz以下のクロックであって解析に十分なクロックに調整する。
このように、トレーニングを行うことにより、シンク機器が送信するユーザーデータのクロックの速度が異なる場合にも対応することができる。すなわち、送信するユーザーデータの伝送速度がシンク機器ごとに異なる場合においても、ソース機器100は、データを適切に解析することができる。
[下り受信処理部の機能構成例]
図4は、本技術の第1の実施の形態における下り受信処理部220の機能構成の一例を示す模式図である。
下り受信処理部220は、差動レシーバ210から供給された信号を解析し、その解析結果を出力するものであり、D型フリップフロップ224と、クロック再生回路260とを備える。
D型フリップフロップ224は、図2において示したD型フリップフロップ112と同様のものであり、信号線211を介して供給される下りデータを、クロック再生回路260から信号線261を介して供給される送信クロック(Tclk)に同期させる。そして、D型フリップフロップ224は、送信クロック(Tclk)に同期した下りデータを、信号線221を介して出力する。
クロック再生回路260は、下りデータを同期させるためのクロックである送信クロック(Tclk)を生成するものである。なお、このクロック再生回路260については、例えば、特開平10−145436に記載のものと同様にして行うことができる。このため、図4では、クロック再生回路260について簡単に説明し、詳細な説明を省略する。
クロック再生回路260は、ロック検出器262と、タイマー回路263と、差動ドライバ264と、位相比較回路265と、周波数比較回路266と、ループフィルタ267とを備える。また、クロック再生回路260は、VCO(Voltage Controlled Oscillator:電圧制御発信器)268とN分周器269とを備える。なお、位相比較回路265と、周波数比較回路266と、ループフィルタ267と、VCO268と、N分周器269とは、クロック再生回路260において、PLL(Phase Locked Loop)回路を構成している。
ロック検出器262は、信号線211を介して供給された信号(下りデータまたは参照クロック)と、信号線261を介して供給された信号(送信クロック(Tclk))との間におけるずれ(クロックずれ)を検出する。ロック検出器262は、クロックずれを検出した場合には、クロックずれを検出したことを示す信号をタイマー回路263に供給する。そして、タイマー回路263は、クロックずれを検出したことを示す信号を受信すると、参照クロック要求送信命令を、上り送信処理部230に信号線223を介して供給する(例えば、信号線223の電位をHレベルへ遷移)。また、周波数比較回路266では、信号線211を介して供給された参照クロックを用いて、周波数比較回路266により送信クロック(Tclk)の同期が行われる。
信号線261の送信クロック(Tclk)と、信号線211の信号とが同期したことが検出されると、タイマー回路263は、参照クロック要求送信命令を取り下げる(例えば、信号線223の電位をL(Low)レベルへ遷移)。また、周波数比較回路266では、周波数比較回路266から位相比較回路265に切り替えられ、下りデータに同期した送信クロック(Tclk)の生成が行われる。
[上り送信処理部の機能構成例]
図5は、本技術の第1の実施の形態における上り送信処理部230の機能構成の一例を示す模式図である。
上り送信処理部230は、同相信号として送信するデータを決定するものであり、2分周器232と、2分周器233と、トグル検知回路234と、第1セレクタ235と、タイマー回路236と、OR回路237と、第2セレクタ238とを備える。
2分周器232は、信号線298を介して供給される上りデータClkを2分周するものである。すなわち、上りデータClkが2.0MHzのクロックである場合には、2.0MHzが2分周されて、1.0MHzのクロックが生成される。2分周器232は、生成したクロックを、第2セレクタ238および2分周器233に供給する。なお、2分周器232から第2セレクタ238に供給するクロックは、参照クロック要求信号(REFREQ)として用いられる。すなわち、2分周器232は、参照クロック要求信号(REFREQ)の生成部として機能する。
2分周器233は、2分周器232から供給されたクロックをさらに2分周するものである。2分周器233は、例えば、1.0MHzのクロックが供給された場合には、0.5MHzのクロックを生成する。2分周器233は、生成したクロックを、第1セレクタ235に供給する。なお、2分周器233から第1セレクタ235に供給するクロックは、ビーコン信号として用いられる。すなわち、2分周器233は、ビーコン信号の生成部として機能する。
トグル検知回路234は、信号線299における電位の遷移を検出し、同相信号として送信するユーザーデータの有無を検出するものである。すなわち、トグル検知回路234は、信号線299における電位が遷移をしている場合には、ソース機器100に送信するデータ(ユーザーデータ)が上り送信処理部230に供給されていると判断する。そして、トグル検知回路234は、ユーザーデータが供給されていることを検出した場合には、ユーザーデータが供給されていることを示す信号を第1セレクタ235に供給する。
第1セレクタ235は、ユーザーデータと、ビーコン信号とのうちどちらを第2セレクタ238に供給するかを選択するものである。この第1セレクタ235は、ユーザーデータが供給されていることを示す信号がトグル検知回路234から供給された場合には、ユーザーデータを第2セレクタ238に供給する。
タイマー回路236およびOR回路237は、参照クロック要求信号(REFREQ)を供給する際に、所定の時間以上の参照クロック要求信号(REFREQ)を伝送路300に供給させるものである。所定の時間以上の参照クロック要求信号を伝送路300に供給することにより、AC結合容量311および312の充電時間を稼ぐことができる。例えば、タイマー回路236は、信号線223における電位がLレベルからHレベルに遷移した際に、Hレベルの信号をOR回路237に供給するとともにタイマーを開始する。そして、タイマー回路236は、所定時間が経過すると、出力をLレベルに遷移させる。なお、OR回路237は、タイマー回路236からの信号および信号線223からの信号のいずれかがHレベルの場合には、参照クロック要求信号を送信させるための信号(例えば、Hレベルの電位)を、第2セレクタ238に供給する。
第2セレクタ238は、参照クロック要求信号(REFREQ)と、第1セレクタ235からの信号(ユーザーデータまたはビーコン信号)とのうちどちらを同相ドライバ240に供給するかを選択するものである。この第2セレクタ238は、参照クロック要求信号を送信させるための信号がOR回路237から供給された場合には、参照クロック要求信号(REFREQ)を同相ドライバ240に供給する。参照クロック要求信号を送信させるための信号がOR回路237から供給されていない場合には、第1セレクタ235からの信号を同相ドライバ240に供給する。
[上り送信処理部が送信する同相信号の一例]
図6は、本技術の第1の実施の形態における上り送信処理部230が送信する同相信号の一例を示す模式図である。
図6(a)には2.0MHzのクロックで送信されるユーザーデータの一例が示され、図6(b)には1.0MHzのクロックで送信される参照クロック要求信号(REFREQ)の一例が示されている。また、図6(c)には、0.5MHzのクロックで送信されるビーコン信号の一例が示されている。
図6(a)乃至(c)に示すように、それぞれに異なるパルス周期を用いて信号を伝送することにより、上り受信処理部140において、3つの信号の識別を容易に行うことができる。なお、マンチェスターコーディングのように最小パルス幅、最大パルス幅が既知であるコーディングをユーザーデータに適用することにより、上り受信処理部140における信号の識別をより容易に行うことができる。また、3つの信号におけるデューティ比を50%とすることで伝送路に設けられた容量(AC結合容量311および312)に蓄えられた電荷を放電させることがないため、この容量におけるパルス幅の変化を最小限にとどめることができる。これにより、比較器144における参照電位(Vref)との比較や、上りデータ識別処理部145における同相信号に含まれる情報の識別を容易にさせることができる。
なお、マンチェスターコーディングのように最小パルス幅、最大パルス幅が既知であるコーディングを使用しない場合には、ユーザーデータにある一定の制限をもたせることにより、他の信号(ビーコン信号、参照クロック要求信号)との識別が可能となる。
また、本技術の実施の形態では、3つの信号(ユーザーデータ、ビーコン信号、参照クロック要求信号)の違いを、クロックの違いで認識する例を説明するが、これに限定されるものではない。他に、パルスパターンの違いで認識する場合なども考えられる。
[効果例]
図7は、本技術の第1の実施の形態におけるデータ伝送システム10の一例と、他のデータ伝送システムの一例とを模式的に示す図である。
図7(a)には、他のデータ伝送システムの構成として、ソース機器810と、シンク機器820と、伝送路830とが示されている。
ソース機器810は、下り送信処理部811と、差動ドライバ812と、同相電位検出部813と、上り受信処理部814とを備える。また、シンク機器820は、差動レシーバ821と、下り受信処理部822と、上り送信処理部823と、同相ドライバ824とを備える。
なお、ソース機器810については、上り受信処理部814以外の構成は、図1において示したソース機器100のものと同様のものであるため、ここでの詳細な説明を省略する。また、シンク機器820については、上り送信処理部823以外の構成は、図1において示したシンク機器200のものと同様のものであるため、ここでの詳細な説明を省略する。
図7(a)に示す他のデータ伝送システムでは、ユーザーデータと、参照クロック要求信号(REFREQ)とが同相信号で送信される。すなわち、上り送信処理部823は、上り送信処理部230が送信するビーコン信号を送信しない。ユーザーデータおよび参照クロック要求信号は、一般的に、送信頻度が低いことが多い。このため、これらの信号の受信をHPD信号の検出とすることは難しい。また、これらの信号の送信頻度が低いため、AC結合容量を伝送路830に設けることも、AC結合容量が充電されないことからユーザーデータが伝送不能となるために難しい。
図7(b)には、本技術の第1の実施の形態におけるデータ伝送システム10が示されている。なお、図7(b)に示すデータ伝送システム10は、図1において示したものと同様であるため、説明を省略する。
上り送信処理部230は、ユーザーデータおよび参照クロック要求信号(REFREQ)を送信しない場合には、ビーコン信号を送信する。このため、伝送路300では、電位の遷移を伴う同相信号が常に伝送されている。これにより、同相信号に基づくHPDを実現することができる。また、ユーザーデータ、参照クロック要求信号(REFREQ)およびビーコン信号におけるデューティ比を50%とすることで、伝送路に設けられた容量(AC結合容量311および312)の充電も容易に行うことができる。
次の図8では、図7にて示したデータ伝送システム10と、他のデータ伝送システムとの違いについて、同相信号に着目して説明する。
図8は、本技術の第1の実施の形態におけるデータ伝送システム10において伝送される同相信号の一例と、他のデータ伝送システムにおいて伝送される同相信号の一例とを模式的に示す図である。
図8(a)には、他のデータ伝送システムにおいて伝送される同相信号の一例を示すタイミングチャートが示されている。この図8(a)では、横軸を時間軸を示す軸として、伝送路830における同相信号の電位が遷移する期間が模式的に示されている。なお、このタイミングチャートには、ユーザーデータの伝送タイミングにおける電位の遷移を示すユーザーデータ伝送期間411と、参照クロック要求信号の伝送タイミングにおける電位の遷移を示す参照クロック要求信号伝送期間412とが示されている。
なお、図8では、電位が遷移する期間は、クロスした2本の斜線を付した矩形により模式的に示す。
図8(a)に示すように、他のデータ伝送システムにおいては、ユーザーデータおよび参照クロック要求信号を送信する短い期間でしか同相信号の電位が変動しない。
図8(b)には、本技術の第1の実施の形態におけるデータ伝送システム10において伝送される同相信号の一例を示すタイミングチャートが示されている。この図8(b)では、横軸を時間軸を示す軸として、伝送路300における同相信号の電位が遷移する期間と、上り受信処理部140から信号線142を介して出力されるHDP信号の状態と、AC結合容量311および312の充電状態とが模式的に示されている。
図8(b)では、伝送路300における同相信号の電位が遷移する期間として、ビーコン信号の伝送タイミングにおける電位の遷移を示すビーコン信号伝送期間421乃至423と、ユーザーデータ伝送期間424と、参照クロック要求信号伝送期間425とが示されている。図8(a)に示すように、データ伝送システム10においては、全てのタイミングにおいて、同相信号における電位が遷移する。このように、同相信号における電位が遷移する頻度が高いため、同相信号をHPD機能の検出信号として使用可能となる。また、同相信号における電位が遷移する頻度が高いため、AC結合容量311および312の充電状態も、各信号が識別可能なレベルに常に充電される。
ここで、伝送路300を構成するケーブルが外れた場合を想定して説明する。ケーブルが外れた当初は、ソース機器100は下りデータを送信し続けるが、シンク機器200からの同相信号における電位の遷移がないことを検出すると、信号線142のHPD信号の電位をLレベルに設定する。すなわち、HPD信号の電位が、シンク機器の接続が確認できないことを示す電位に遷移する。そして、このLレベルのHPD信号がソース機器100の送信に係わる各回路に供給され、下りデータの送信を停止させる。なお、停止した後にケーブルが再び接続されると、シンク機器200が参照クロック要求信号を出力してクロックの同期を行い、クロックの同期後にデータの送受信を再び行う。
[上り送信処理部の動作例]
次に、本技術の第1の実施の形態における上り送信処理部230の動作について図面を参照して説明する。
図9は、本技術の第1の実施の形態においてシンク機器200からソース機器100に同相信号が送信される際の上り送信処理部230による送信処理手順例を示すフローチャートである。
まず、同相信号による伝送を開始するか否かが判断され(ステップS911)、開始しない場合には、同相信号データ決定処理手順を待機する。例えば、ソース機器100およびシンク機器200の双方の電源がオンにされた場合には、伝送路300を介した伝送が行われると、シンク機器200の制御部(図示せず)により判断される。
一方、同相信号による伝送を開始すると判断された場合には(ステップS911)、同相信号により参照クロック要求信号(REFREQ)が送信される(ステップS912)。その後、下り受信処理部220における基準クロックの同期が終了したか否かが判断され(ステップS913)、この基準クロックの同期が終了していないと判断された場合には、参照クロック要求信号の送信が継続される。
一方、基準クロックの同期が終了したと判断された場合には(ステップS913)、ビーコン信号が送信される(ステップS914)。なお、この判断は、例えば、下り受信処理部220から供給される参照クロック要求送信命令が取り下げられた場合(例えば、信号線223の電位がLレベルへ遷移)に、同期が終了したと判断される。なお、ステップS914は、特許請求の範囲に記載の送信手順の一例である。
続いて、送信対象のユーザーデータがあるか否かが上り送信処理部230により判断される(ステップS915)。そして、送信対象のユーザーデータがあると判断された場合には(ステップS915)、参照クロックの要求があるか否か(下り受信処理部220から参照クロック要求送信命令が供給されているか否か)が判断される(ステップS916)。そして、参照クロックの要求があると判断された場合には(ステップS916)、ステップS912に戻り、参照クロック要求信号が送信される。
一方、参照クロックの要求がないと判断された場合には(ステップS916)、ユーザーデータが送信される(ステップS917)。その後、ユーザーデータの送信が終了したか否かが上り送信処理部230により判断され(ステップS918)、ユーザーデータの送信が終了していないと判断された場合には、ステップS917に戻り、ユーザーデータの送信の送信を継続する。
なお、ユーザーデータの送信が終了したと判断された場合には(ステップS918)、ステップS914に戻り、ビーコン信号の送信を行う。
また、ステップS915において、送信対象のユーザーデータがないと判断された場合には、伝送を終了するか否かが判断され(ステップS919)、伝送を終了すると判断された場合には、同相信号の送信処理の動作を終了する。なお、この伝送を終了するか否かが判断は、例えば、機器の電源がオフにされた場合や、伝送路を構成するケーブルが外された場合などのソース機器100からシンク機器200に差動信号を送信できない場合に、伝送を終了すると判断される。
一方、伝送を終了しないと判断された場合には(ステップS919)、参照クロックの要求があるか否か(下り受信処理部220から参照クロック要求送信命令が供給されているか否か)が判断される(ステップS920)。そして、参照クロックの要求があると判断された場合には(ステップS920)、ステップS912に戻り、参照クロック要求信号が送信される。また、参照クロックの要求がないと判断された場合には(ステップS920)、ステップS914に戻り、ビーコン信号の送信を行う。すなわち、参照クロックの要求も送信対象のユーザーデータもない場合には、ビーコン信号が連続的に送信される。
このように、本技術の第1の実施の形態によれば、参照クロック要求信号およびユーザーデータを送信しない場合にビーコン信号を送信することにより、AC結合された伝送路で同相信号を用いてのデータの伝送が可能になる。また、ビーコン信号を送信することにより、同相信号における電位の遷移が頻繁に起こるため、HPD機能を実現することができる。このように、本技術の第1の実施の形態によれば、差動信号および同相信号を用いた双方向の伝送における利便性を向上させることができる。
<2.第2の実施の形態>
本技術の第1の実施の形態では、ユーザーデータおよび参照クロック要求信号(REFREQ)を送信する以外のタイミングにおいてビーコン信号が送信される例について説明した(図8(b)参照)。これにより、どのタイミングにおいてもAC結合容量が充電されている状態になるとともに、どのタイミングにおいてもシンク機器の接続の有無の確認(HPD)を行うことができる。しかしながら、常に同相信号を送信する状態になるため、消費電力が大きくなる場合が考えられる。
そこで、本技術の第2の実施の形態では、電力の消費を低くするために、HPDを検出するためのタイミングと、AC結合容量の充電が必要なタイミングとでのみビーコン信号を送信する例について、図10および図12を参照して説明する。
[データ伝送システムの機能構成例]
図10は、本技術の第2の実施の形態におけるデータ伝送システム(データ伝送システム500)の機能構成の一例を示す模式図である。
また、本技術の第2の実施の形態では、垂直同期信号(Vsync)を受信したタイミングごとにビーコン信号を送信する例について説明する。
なお、図10で示すデータ伝送システム500は、図1において示したデータ伝送システム10の変形例であり、ソース機器100に代えてソース機器510を備え、シンク機器200に代えてシンク機器520を備える。
ソース機器510は、送信した垂直同期信号(Vsync)に対応するタイミングで同相信号のビーコン信号の有無を検出する点が、図1のソース機器100と異なる。このソース機器510は、図1のソース機器100と同様に、下り送信処理部110と、差動ドライバ120と、同相電位検出部130とを備える。
また、ソース機器510は、ソース機器100の上り受信処理部140に代えて、送信した垂直同期信号(Vsync)に対応するタイミングで送信された同相信号のビーコン信号の有無を検出する機能を備える上り送信処理部(上り受信処理部514)を備える。
さらに、ソース機器510は、同期信号(垂直同期信号(Vsync)および水平同期信号(Hsync))の供給タイミングを取得するための同期信号タイミング取得部511を備える。
同期信号タイミング取得部511は、下り送信処理部110が出力したデータにおける同期信号を検出して、同期信号の供給タイミングを取得するものである。同期信号タイミング取得部511は、取得した同期信号の供給タイミングを上り受信処理部514に供給する。
上り受信処理部514は、図1の上り受信処理部140と同様に、同相電位検出部130から供給された信号を解析し、その解析結果を出力するものである。なお、ユーザーデータおよび参照クロック要求信号(REFREQ)に対する上り受信処理部514の動作は、図1の上り受信処理部140と同様であるためここでの説明を省略する。
ここで、上り受信処理部514によるシンク機器の接続の有無の検出について説明する。上り受信処理部514は、通信開始時の参照クロック要求信号(REFREQ)を受信した場合には、シンク機器の接続があると判断し、HPD信号の電位をHレベルに設定する。その後、上り受信処理部514は、同期信号タイミング取得部511から供給された同期信号の供給タイミングからこの同期信号に応じて送信された同相信号の受信タイミングを算出し、この算出したタイミングにおいてシンク機器の接続の有無を検出する。すなわち、上り受信処理部514は、同期信号に応じてビーコン信号が送信されたか否かを検出することで、シンク機器との接続が継続されているか否かを確認する。そして、上り受信処理部514は、同期信号に応じて送信されたビーコン信号を検出できない場合(例えば、ケーブルが抜かれた場合)には、HPD信号の電位をLレベルに遷移させる。一方、上り受信処理部514は、同期信号に応じて送信されたビーコン信号を検出できた場合には、HPD信号の電位をHレベルのまま維持する。
シンク機器520は、垂直同期信号(Vsync)を受信した場合に同相信号のビーコン信号を送信する点が、図1のシンク機器200と異なる。このシンク機器520は、図1のシンク機器200と同様に、差動レシーバ210と、下り受信処理部220と、同相ドライバ240とを備える。
また、シンク機器520は、シンク機器200の上り送信処理部230に代えて、垂直同期信号(Vsync)を受信したタイミングにビーコン信号を送信する機能を備える上り送信処理部(上り送信処理部523)を備える。
さらに、シンク機器520は、下り受信処理部220が出力した下りデータにおける同期信号(垂直同期信号(Vsync)および水平同期信号(Hsync))を検出するための同期信号検出部521を備える。
同期信号検出部521は、下り受信処理部220が出力した下りデータにおける同期信号を検出し、その検出結果を上り送信処理部523に供給する。なお、本技術の第2の実施の形態では、Vsyncを受信するごとにビーコン信号を送信することを想定する。すなわち、同期信号検出部521は、Vsyncを受信したことを通知する信号(Vsync通知信号)を上り送信処理部523に供給する。
なお、本技術の第2の実施の形態ではVsyncを用いて説明するが、Hsyncを受信するごとにビーコン信号を送信する場合には、同期信号検出部521は、Hsyncを受信したことを上り送信処理部523に通知する。
上り送信処理部523は、図1の上り送信処理部230と同様に、シンク機器520からソース機器510に送信するデータを決定し、その決定したデータを同相ドライバ240へ供給するものである。この上り送信処理部523は、シンク機器520がVsyncを受信したタイミングごとにビーコン信号を同相ドライバ240に出力する。
また、上り送信処理部523は、参照クロック要求送信命令が下り受信処理部220から供給されている場合には、図1の上り送信処理部230と同様に、参照クロック要求信号(REFREQ)を同相ドライバ240に信号線231を介して供給する。
また、上り送信処理部523は、ソース機器510へ送信するユーザーデータがある場合には、ビーコン信号を供給した後にユーザーデータを同相ドライバ240に供給する。ユーザーデータを送信する前にビーコン信号を送信することにより、伝送路300における容量(AC結合容量311および312)が充電されてからユーザーデータを送信することができる。
なお、上り送信処理部523は、ビーコン信号、参照クロック要求信号、ユーザーデータのいずれも送信しない場合には、同相信号における電位を遷移させない(例えば、Lレベルの電位で保持)。
次に、上り送信処理部523により生成される同相信号について、図11を参照して説明する。
[タイミングチャート例]
図11は、本技術の第2の実施の形態におけるデータ伝送システムにおいて伝送される同相信号の一例を模式的に示す図である。
図11(a)では、ビーコン信号の他にユーザーデータを伝送する例を示し、図11(b)ではビーコン信号の他に参照クロック要求信号を伝送する例を示す。
図11(a)および(b)には、横軸を時間軸を示す軸として、伝送路300における同相信号の電位が遷移する期間と、AC結合容量311および312の充電状態とが模式的に示されている。また、図11(a)および(b)には、上り受信処理部514によるシンク機器の接続の有無の検出が行われる期間と、上り受信処理部514から信号線142を介して出力されるHDP信号の状態とが模式的に示されている。
ここで、本技術の第2の実施の形態におけるビーコン信号の送信について説明する。本技術の第2の実施の形態では、シンク機器520がVsyncを受信したタイミングにおいてビーコン信号が送信される。すなわち、同期信号検出部521からVsync通知信号が上り送信処理部523に送信される度に、ビーコン信号が送信される。なお、ビーコン信号が送信される前は無信号(例えば、同相信号の電位がLレベルで静止)であるため、伝送路上の容量(AC結合容量311および312)は充電されていない。このため、ビーコン信号の伝送期間は、伝送路上の容量を充電した上で識別可能な信号を伝送するのに十分な時間が設定される。
図11(a)には、Vsyncを受信したタイミングにおいて送信されるビーコン信号の伝送期間として、ビーコン信号伝送期間551および552が示されている。また、図11(b)には、このビーコン信号の伝送期間として、ビーコン信号伝送期間561および562が示されている。
ソース機器510では、Vsyncの送信タイミングから、このVsyncに応じて送信された同相信号の受信タイミングが算出され、この算出したタイミングにおいてシンク機器の接続の有無を検出する。すなわち、Vsyncに応じて送信されるビーコン信号が識別可能となる期間(識別可能レベルまでAC結合容量が充電された期間)に対応する期間において、ビーコン信号の有無が検出される。なお、Vsyncを含む下りデータはソース機器510が送信したため、ソース機器510は、ビーコン信号を受信するタイミングを予測することができる。すなわち、ソース機器510が送信したVsyncをビーコン信号の送信タイミングとして用いることで、ビーコン信号を受信するタイミング(HPD機能により接続状態を監視するタイミング)を管理するための大きなカウンタは不要となる。このように、Vsyncのタイミングに応じてHPD機能を働かせればよいため、ソース機器510における信号処理負担を軽減することができる。
次に、本技術の第2の実施の形態におけるユーザーデータの送信について説明する。本技術の第2の実施の形態においてユーザーデータを送信する場合には、ユーザーデータを送信する前にビーコン信号を送信し、伝送路上の容量が充電された後にユーザーデータを送信する。これにより、伝送路上の容量の充電のためにユーザーデータが伝わらないことを防ぐことができる。図11(a)には、ユーザーデータを送信する前のビーコン信号の伝送期間を示すビーコン信号伝送期間553と、ユーザーデータを送信する伝送期間を示すユーザーデータ伝送期間554とが示されている。
次に、本技術の第2の実施の形態における参照クロック要求信号の送信について説明する。本技術の第2の実施の形態における参照クロック要求信号は、本技術の第1の実施の形態と同様に、参照クロックを必要とするタイミングにおいて送信される。なお、参照クロック要求信号が送信される前は無信号(例えば、同相信号の電位がLレベルで静止)であるため、伝送路上の容量は充電されていない。このため、参照クロック要求信号の伝送期間は、伝送路上の容量を充電した後に識別可能な信号が伝送されるのに十分な時間が設定される。
[上り送信処理部の動作例]
次に、本技術の第2の実施の形態における上り送信処理部523の動作について図面を参照して説明する。
図12は、本技術の第2の実施の形態においてシンク機器520からソース機器100に同相信号が送信される際の上り送信処理部523による送信処理手順例を示すフローチャートである。
なお、図12に示すフローチャートは、図9に示すフローチャートの変形例であり、Vsyncに応じてビーコン信号を送信する点と、ユーザーデータの送信の前にビーコン信号を送信する点が異なる。そこで、図12では、図9と共通する部分については、図9と同一の符号を付してここでの説明を省略する。
ステップS913において下り受信処理部220における基準クロックの同期が終了したと判断された場合には、ステップS915に進み、送信対象のユーザーデータがあるか否かが上り送信処理部523により判断される。その後、ステップS915において送信対象のユーザーデータがないと判断された場合には、Vsyncを受信したか否かが判断される(ステップS931)。そして、Vsyncを受信したと判断された場合には(ステップS931)、ビーコン信号が送信された後に(ステップS932)、ステップS919に進む。一方、Vsyncを受信していないと判断された場合には(ステップS931)、ステップS919に進む。
このように、上り送信処理部523による送信処理では、Vsyncを受信したタイミングにおいてビーコン信号が送信される。
また、ステップS916において、参照クロックの要求がないと判断された場合には、ビーコン信号が送信された後に(ステップS933)、ユーザーデータが送信される(ステップS917)。
このように、本技術の第2の実施の形態によれば、ソース機器が送信した同期信号(Vsync)の受信タイミングに応じてビーコン信号を送信することにより、ビーコン信号の送信頻度の低減とHPD機能とを両立することができる。なお、ソース機器では同期信号の送信タイミングが分かっているため、ビーコン信号の受信タイミングを計測するためのカウンタを設けなくとも実現することができる。
<3.変形例>
本技術の第1および第2の実施の形態では、ソース機器とシンク機器とを接続する伝送路が1本であるデータ伝送システムの例について説明した。しかしながら、これに限定されるものではなく、伝送路が複数本ある場合においても、本技術は同様に実施することができる。また、3つの信号(ユーザーデータ、ビーコン信号、参照クロック要求信号)が同相信号で伝送されることを想定したが、これも限定されるものではない。
ここでは、想定される実施例について、変形例として説明する。
図13は、本技術の実施の形態の第1の変形例として、ソース機器(ソース機器611)からシンク機器(シンク機器612)に差動信号が複数送信されるデータ伝送システム(データ伝送システム610)が示されている。
データ伝送システム610では、図1のデータ伝送システム10で示したソース機器100と、シンク機器200と伝送路300とのセット(以降では、伝送ユニットと称する)が、複数設けられている。このように、複数の伝送路がある場合において、本技術が適用された伝送路においては、AC結合を備える伝送路とすることができる。
図14は、本技術の実施の形態の第2の変形例として、ソース機器からシンク機器に差動信号を伝送する伝送路と、シンク機器622からソース機器621に差動信号を伝送する伝送路とを備えるデータ伝送システム(データ伝送システム620)が示されている。
図14に示すように、ソース機器(ソース機器621)とシンク機器(シンク機器622)との間で双方向にデータを高速伝送できるように設計されているデータ伝送システム620においても、本技術を適用することができる。
なお、本技術の第1の実施の形態および第2の実施の形態では、同相信号におけるデューティ比(データのマーク率)が50%の例について説明したが、これに限定されるものではない。上り受信処理部140における比較器144の同相検出性能にマージンがある場合には、検出許容範囲内でデューティ比が変動するようにすることもできる。
なお、本技術の第1の実施の形態および第2の実施の形態では、2.0MHzのクロックでユーザーデータを送信し、1.0MHzのクロックで参照クロック要求信号を送信し、0.5MHzのクロックでビーコン信号を送信する例について説明した。しかしながら、3つの信号におけるクロックの関係は、これに限定されるものではない。例えば、参照クロック要求信号を無信号(0MHzのクロック)とし、2.0MHzのクロックでユーザーデータを送信し、0.5MHzのクロックでビーコン信号を送信する場合なども考えられる。この場合には、HPDの検出方法を工夫することにより、本技術の第1の実施の形態および第2の実施の形態と同様に適用することができる。
例えば、ソース機器は、最初、HPDの状況にかかわらずに参照クロックを送信する。そして、シンク機器は、基準クロックの同期を行った後にビーコン信号を送信する。そして、ソース機器がビーコン信号を受信すると、HPD信号の電位をHレベル(接続有り)に設定し、下りデータの伝送を開始する。その後、シンク機器は、同相信号にビーコン信号を常に出力し、ユーザーデータを送信する場合には、送信データをユーザーデータに切り替える。また、シンク機器は、基準クロックの同期がずれた場合には、ビーコン信号の送信を停止する。ビーコン信号が停止したことを検出したソース機器は、HPD信号の電位をLレベル(接続無し)にするとともに、参照クロックの送信を開始する。
なお、この例では、参照クロック要求信号の送信後にHPD信号の電位が直ちにLレベル(接続無し)になるが、他に、参照クロックを所定時間送り続けてもビーコン信号を受信できない場合にLレベルに変える場合も考えられる。
なお、本技術の第1の実施の形態および第2の実施の形態では、同相信号で3つのデータ(ユーザーデータ、参照クロック要求信号、ビーコン信号)が伝送される例について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、同相信号で伝送されるデータがユーザーデータおよびビーコン信号のみの場合なども考えられる。この場合には、シンク機器は、送信対象のユーザーデータがない場合にはビーコン信号を送信する。ソース機器は、ビーコン信号を受信した場合にはHPD信号の電位をHレベル(接続有り)とする。シンク機器からユーザーデータが送信された場合には、ソース機器の上り受信処理部の上りデータ識別処理部はそのユーザーデータを識別し、例えば、エンコードした後に出力する。また、ソース機器は、同相信号における電位の遷移が検出されなくなった場合には、HPD信号の電位をLレベル(接続無し)にする。
なお、本技術の第1の実施の形態および第2の実施の形態で示した上り受信処理Clkは、ソース機器内部のシステムクロックを分周したクロックを用いることにより、容易にクロックを生成することができる。また、上りデータClkについてもシンク機器内部のシステムクロックを分周したクロックを用いることにより、容易にクロックを生成することができる。
なお、本技術の第1の実施の形態および第2の実施の形態で示したAC結合容量311および312は、ソース機器およびシンク機器にそれぞれ設けることにより、接続先の機器の選択の幅を広げることができる。
なお、本技術の第2の実施の形態では、垂直同期信号および水平同期信号にビーコン信号を同期させる例(受信したらビーコン信号を送信する例)について説明したがこれに限定されるものではない。下りデータにおいて定期的に送信される信号であれば、垂直同期信号および水平同期信号の様に同期させるための信号として用いることができる。
なお、本技術の実施の形態では、装置間(機器間)のデータ伝送において用いられる伝送路の例について説明したが、これに限定されるものではない。本技術の実施の形態は、一方から他方に差動信号でデータが送信される場合において同様に実施することができる。例えば、装置内の基板間において一方の基板から他方の基板に差動信号でデータが送信される場合において実施することができる。また、基板上のチップ間において、一方のチップから他方のチップに差動信号でデータが送信される場合においても実施することができる。
このように、本技術の実施の形態によれば、差動信号および同相信号を用いた双方向の伝送における利便性を向上させることができる。
なお、上述の実施の形態は本技術を具現化するための一例を示したものであり、実施の形態における事項と、特許請求の範囲における発明特定事項とはそれぞれ対応関係を有する。同様に、特許請求の範囲における発明特定事項と、これと同一名称を付した本技術の実施の形態における事項とはそれぞれ対応関係を有する。ただし、本技術は実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において実施の形態に種々の変形を施すことにより具現化することができる。
また、上述の実施の形態において説明した処理手順は、これら一連の手順を有する方法として捉えてもよく、また、これら一連の手順をコンピュータに実行させるためのプログラム乃至そのプログラムを記憶する記録媒体として捉えてもよい。この記録媒体として、例えば、ハードディスク、CD(Compact Disc)、MD(MiniDisc)、DVD(Digital Versatile Disk)、メモリカード、ブルーレイディスク(Blu-ray Disc(登録商標))等を用いることができる。
なお、本技術は以下のような構成もとることができる。
(1)当該データ受信回路の接続状態の識別に用いられる信号であって周期的に電位が遷移する識別信号を、AC結合を備える伝送路を介してデータを差動信号で伝送するデータ送信回路に前記伝送路を介して同相信号で送信する送信部を具備するデータ受信回路。
(2) 前記データ受信回路から前記データ送信回路に送信するデータが前記同相信号で送信され、
前記送信部は、前記データを前記データ送信回路に送信しない期間において前記識別信号を送信する前記(1)に記載のデータ受信回路。
(3) 前記データを送信する期間における同相信号のデューティ比と、前記識別信号を送信する期間におけるデューティ比とはそれぞれ約50%である前記(2)に記載のデータ受信回路。
(4) 前記差動信号のクロックを通知するための参照クロック信号が前記データ送信回路から供給されているタイミングにおいて、前記供給された参照クロック信号に自己が生成するクロックを同期させるクロック生成部をさらに具備し、
前記送信部は、前記参照クロック信号の受信が必要な場合には、前記参照クロック信号の送信要求と前記データ送信回路に識別される信号であって、前記識別信号のパルス幅とは異なるパルス幅で周期的に電位が遷移する参照クロック信号要求信号を送信する前記(1)に記載のデータ受信回路。
(5) 前記送信部は、前記データ送信回路に送信するデータおよび前記参照クロック信号要求信号のいずれも送信しない場合には、前記識別信号を送信する前記(4)に記載のデータ受信回路。
(6) 前記データ送信回路から送信されたデータに含まれる同期信号を検出する検出部をさらに具備し、
前記送信部は、前記同期信号が前記検出部により検出された場合に前記識別信号を送信する前記(4)または(5)に記載のデータ受信回路。
(7) 前記検出部は、前記データ送信回路から送信されたデータを構成する画像の垂直同期信号および水平同期信号のうちの少なくとも1つを前記同期信号として検出する前記(6)に記載のデータ受信回路。
(8) 前記送信部は、前記データ送信回路にデータを送信する場合には、前記AC結合に係る容量の充電に必要な時間ほど前記識別信号を送信した後に、前記データの送信を開始する前記(6)に記載のデータ受信回路。
(9) AC結合を備える伝送路に差動信号を送信する送信部と、
データ受信回路の接続状態の識別に用いられる信号であって周期的に電位が遷移する識別信号が前記伝送路を介して同相信号で供給されているか否かを検出する検出部と
を具備するデータ送信回路。
(10) 前記検出部は、前記差動信号で送信されたデータを構成する画像の垂直同期信号および水平同期信号のうちの少なくとも1つの受信に応じて前記データ受信回路により送信された前記同相信号の受信タイミングにおいて前記識別信号の検出を行う前記(9)に記載のデータ送信回路。
(11) AC結合を備える第1伝送路に差動信号を送信する第1送信部と、
当該データ送受信回路の接続状態の識別に用いられる信号であって周期的に電位が遷移する識別信号を、AC結合を備える伝送路であって前記第1伝送路とは異なる第2伝送路を介してデータを差動信号で伝送するデータ送信装置に前記第2伝送路を介して同相信号で送信する第2送信部と
を具備するデータ送受信装置。
(12) AC結合を備える伝送路に差動信号を送信する送信部と、前記伝送路における同相信号を受信する受信部とを備えるデータ送信装置と、
前記送信された差動信号を受信する受信部と、当該データ受信装置の接続状態の識別に用いられる信号であって周期的に電位が遷移する識別信号を、前記データ送信装置に前記伝送路を介して同相信号で送信する送信部とを備えるデータ受信装置と
を具備するデータ伝送システム。
(13) 当該データ受信回路の接続状態の識別に用いられる信号であって周期的に電位が遷移する識別信号を、AC結合を備える伝送路を介してデータを差動信号で伝送するデータ送信回路に前記伝送路を介して同相信号で送信する送信手順を具備するデータ受信方法。
10、500 データ伝送システム
100、510 ソース機器
110 下り送信処理部
120 差動ドライバ
130 同相電位検出部
140、514 上り受信処理部
200、520 シンク機器
210 差動レシーバ
220 下り受信処理部
230、523 上り送信処理部
240 同相ドライバ
511 同期信号タイミング取得部
521 同期信号検出部

Claims (13)

  1. 当該データ受信回路の接続状態の識別に用いられる信号であって周期的に電位が遷移する識別信号を、AC結合を備える伝送路を介してデータを差動信号で伝送するデータ送信回路に前記伝送路を介して同相信号で送信する送信部を具備するデータ受信回路。
  2. 前記データ受信回路から前記データ送信回路に送信するデータが前記同相信号で送信され、
    前記送信部は、前記データを前記データ送信回路に送信しない期間において前記識別信号を送信する請求項1記載のデータ受信回路。
  3. 前記データを送信する期間における同相信号のデューティ比と、前記識別信号を送信する期間におけるデューティ比とはそれぞれ約50%である請求項2記載のデータ受信回路。
  4. 前記差動信号のクロックを通知するための参照クロック信号が前記データ送信回路から供給されているタイミングにおいて、前記供給された参照クロック信号に自己が生成するクロックを同期させるクロック生成部をさらに具備し、
    前記送信部は、前記参照クロック信号の受信が必要な場合には、前記参照クロック信号の送信要求と前記データ送信回路に識別される信号であって、前記識別信号のパルス幅とは異なるパルス幅で周期的に電位が遷移する参照クロック信号要求信号を送信する請求項1記載のデータ受信回路。
  5. 前記送信部は、前記データ送信回路に送信するデータおよび前記参照クロック信号要求信号のいずれも送信しない場合には、前記識別信号を送信する請求項4記載のデータ受信回路。
  6. 前記データ送信回路から送信されたデータに含まれる同期信号を検出する検出部をさらに具備し、
    前記送信部は、前記同期信号が前記検出部により検出された場合に前記識別信号を送信する請求項4記載のデータ受信回路。
  7. 前記検出部は、前記データ送信回路から送信されたデータを構成する画像の垂直同期信号および水平同期信号のうちの少なくとも1つを前記同期信号として検出する請求項6記載のデータ受信回路。
  8. 前記送信部は、前記データ送信回路にデータを送信する場合には、前記AC結合に係る容量の充電に必要な時間ほど前記識別信号を送信した後に、前記データの送信を開始する請求項6記載のデータ受信回路。
  9. AC結合を備える伝送路に差動信号を送信する送信部と、
    データ受信回路の接続状態の識別に用いられる信号であって周期的に電位が遷移する識別信号が前記伝送路を介して同相信号で供給されているか否かを検出する検出部と
    を具備するデータ送信回路。
  10. 前記検出部は、前記差動信号で送信されたデータを構成する画像の垂直同期信号および水平同期信号のうちの少なくとも1つの受信に応じて前記データ受信回路により送信された前記同相信号の受信タイミングにおいて前記識別信号の検出を行う請求項9記載のデータ送信回路。
  11. AC結合を備える第1伝送路に差動信号を送信する第1送信部と、
    当該データ送受信回路の接続状態の識別に用いられる信号であって周期的に電位が遷移する識別信号を、AC結合を備える伝送路であって前記第1伝送路とは異なる第2伝送路を介してデータを差動信号で伝送するデータ送信装置に前記第2伝送路を介して同相信号で送信する第2送信部と
    を具備するデータ送受信装置。
  12. AC結合を備える伝送路に差動信号を送信する送信部と、前記伝送路における同相信号を受信する受信部とを備えるデータ送信装置と、
    前記送信された差動信号を受信する受信部と、当該データ受信装置の接続状態の識別に用いられる信号であって周期的に電位が遷移する識別信号を、前記データ送信装置に前記伝送路を介して同相信号で送信する送信部とを備えるデータ受信装置と
    を具備するデータ伝送システム。
  13. 当該データ受信回路の接続状態の識別に用いられる信号であって周期的に電位が遷移する識別信号を、AC結合を備える伝送路を介してデータを差動信号で伝送するデータ送信回路に前記伝送路を介して同相信号で送信する送信手順を具備するデータ受信方法。
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