JP2006135768A - 通信方法、送信装置及び通信システム - Google Patents
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Abstract
【課題】 車両に搭載されDVD等の記録媒体から読み取った画像信号を出力する画像信号出力装置と、画像信号出力装置から出力される画像信号に基づく画像を表示する画像表示装置との間を接続する伝送線の省線化及び細線化並びに省線化及び細線化に伴う軽量化及び利便性の向上を実現する通信方法、送信装置及び通信システムを提供する。
【解決手段】 画像信号出力装置10に接続された送信装置20にて、画像信号を構成する各色成分信号を所定の順序で配列したシリアルデータを生成し、シリアルデータの高周波成分の振幅を大きくし、高周波成分を大きくしたシリアルデータを送信する。
【選択図】 図2
【解決手段】 画像信号出力装置10に接続された送信装置20にて、画像信号を構成する各色成分信号を所定の順序で配列したシリアルデータを生成し、シリアルデータの高周波成分の振幅を大きくし、高周波成分を大きくしたシリアルデータを送信する。
【選択図】 図2
Description
本発明は、伝送線にて接続した送信装置及び受信装置を用い、送信装置から受信装置へ信号を送信する通信方法、該通信方法を適用した送信装置、並びに該送信装置を備える通信システムに関し、特に伝送線の省線化、細線化及び軽量化を実現する通信方法、送信装置及び通信システムに関する。
近年、車両に搭載されるナビゲーション装置、オーディオビジュアル装置等の各種車載装置が増加の一途を辿っており、これらの各種装置を伝送線で接続する様々な車載システムが提案され、また実用化されている(例えば、特許文献1参照。)。
またオーディオビジュアル装置を伝送線で接続するネットワーク化は、車載装置を用いた車載システム以外にもホームネットワーク等の様々な分野の通信システムで発展している。
通信システムにて用いられるDVD(デジタル多目的ディスク)再生装置に代表されるオーディオビジュアル装置等の各種装置では、DVD等の記録媒体から読み取った画像信号の伝送にDVI(Digital Visual Interface)、HDMI (High Definition Multimedia Interface) 等のデジタル信号接続規格に則したSTP (Shielded Twisted Pair cable) ケーブル等の金属製の伝送線を用いている。DVI規格は、パーソナルコンピュータの画像信号の通信にも用いられる規格であり、R(Red)成分の差動信号、G(Green)成分の差動信号及びB(Blue)成分の差動信号からなる3対の差動信号、並びにクロック用の1対の差動信号という4対の差動信号を伝送する伝送線を要し、更に差動信号を伝送する夫々の伝送線に対しグランド線を要するため合計12本分の配線を要することとなる。
特開2002−152244号公報
しかしながら画像信号の通信に多数の伝送線を用いるため、車載システムに適用した場合には、車両重量の増加、敷設スペースの不足、コストの悪化等の問題が生じる。また多数の伝送線は、一本に纏めて敷設されるのであるが、多数の伝送線を1本に纏めるため、纏めた伝送線は太くなり、従って取り回し等の利便性に関する問題がある。
しかも伝送時に信号強度の減衰、特に表皮効果による高周波成分の信号強度の減衰が起こるため長距離の伝送は困難である。図13は、差動より対線(差動ツイストペアケーブル)の損失特性を示すグラフである。図13では、横軸に伝送する信号の周波数をとり、縦軸にケーブル損失をとって、その関係を伝送線の断面積別に示している。なお図13中のグラフ内に示された曲線に付された数値は、伝送線の断面積を示している。図13から明らかな様に、高周波成分程、減衰が大きく、また断面積が小さい程、減衰が大きくなる。このように伝送線が長い程、高周波成分の減衰が大きいという問題があり、また減衰を抑えるため断面積を大きくした場合、伝送線が更に太くなり取り回し等の問題が大きくなる。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、画像信号を構成する各色成分信号を所定の順序で配列したシリアルデータを生成し、生成したシリアルデータとして画像信号を送信することにより、伝送線の省線化及び軽量化を実現し、更にシリアルデータとして送信する信号波の高周波成分を大きくすることにより、伝送線の細線化及び軽量化を実現し、車両重量の増加の抑制、敷設スペースの不足の解消、コストの低減、及び利便性の向上を実現することが可能な通信方法、該通信方法を適用した送信装置、及び該送信装置を備える通信システムの提供を目的とする。
第1発明に係る通信方法は、信号波を伝送する伝送線にて接続した送信装置及び受信装置を用い、前記送信装置は、パラレルデータとして入力される複数の信号を、伝送線を介して前記受信装置へ送信する通信方法において、前記送信装置は、パラレルデータとして入力された複数の信号を、所定の順序で配列してシリアルデータを生成し、生成したシリアルデータに基づく信号波の高周波成分の振幅を大きくし、高周波成分の振幅を大きくした信号波として、シリアルデータを前記受信装置へ送信し、該受信装置は、受信したシリアルデータを複数の信号に変換し、変換した複数の信号をパラレルデータとして出力することを特徴とする。
本発明に係る通信方法では、画像信号を構成する各色成分信号等のパラレルデータとして入力される複数の信号を、所定の順序で配列したシリアルデータとして送信することにより、複数の信号を一本の伝送線で伝送することができるので、伝送線の省線化及び省線化に伴う軽量化を実現する。しかもシリアルデータに基づく信号波の高周波成分の振幅を大きくすることにより、通信中の減衰が大きい高周波成分を補償し、伝送線の距離の延長を可能とするとともに、伝送線の細線化及び細線化に伴う軽量化を実現する。このため、車載システムに適用した場合には、車両重量の増加の抑制、敷設スペースの不足の解消、及びコストの低減を実現することが可能である。しかも伝送線が細線化するため取り回しが容易で利便性を向上させ、また通信中の減衰を補償しているので通信距離を延長することが可能である。
第2発明に係る送信装置は、パラレルデータとして入力される複数の信号を、信号波を伝送する伝送線を介して送信する送信装置において、パラレルデータとして入力された複数の信号を、所定の順序で配列してシリアルデータを生成するシリアルデータ生成手段と、生成したシリアルデータに基づく信号波の高周波成分の振幅を大きくする手段と、高周波成分の振幅を大きくした信号波として、シリアルデータを送信する手段とを備えることを特徴とする。
本発明に係る送信装置では、パラレルデータとして入力される複数の信号を、所定の順序で配列したシリアルデータとして送信することにより、複数の信号を一本の伝送線で伝送することができるので、伝送線の省線化及び省線化に伴う軽量化を実現する。しかもシリアルデータに基づく信号波の高周波成分の振幅を大きくすることにより、通信中の減衰が大きい高周波成分を補償し、伝送線の距離の延長を可能とするとともに、伝送線の細線化及び細線化に伴う軽量化を実現する。このように伝送線が軽量化し、細線化するため取り回しが容易となるので、配線時の作業容易性等の利便性を向上させ、また通信中の減衰を補償しているので通信距離を延長することが可能である。
第3発明に係る送信装置は、パラレルデータとして入力される複数の信号を、信号波を伝送する伝送線を介して送信する送信装置において、パラレルデータとして入力された複数の信号を、所定の順序で配列して2値のシリアルデータを生成するシリアルデータ生成手段と、生成した2値のシリアルデータに基づく信号波に対し、シリアルデータの値が遷移する箇所に対応する箇所の振幅を大きくする強調手段と、振幅を大きくした信号波として、シリアルデータを送信する手段とを備えることを特徴とする。
本発明に係る送信装置では、パラレルデータとして入力される複数の信号を、所定の順序で配列した2値のシリアルデータとして送信することにより、複数の信号を一本の伝送線で伝送することができるので、伝送線の省線化及び省線化に伴う軽量化を実現する。しかもシリアルデータの値が遷移する箇所の振幅を大きくすることにより、通信中の減衰が大きい高周波成分を補償し、伝送線の距離の延長を可能とするとともに、伝送線の細線化及び細線化に伴う軽量化を実現する。このように伝送線が軽量化し、細線化するため取り回しが容易となるので、配線時の作業容易性等の利便性を向上させ、また通信中の減衰を補償しているので通信距離を延長することが可能である。
第4発明に係る送信装置は、第3発明において、シリアルデータの値が遷移する箇所に対応する信号波の振幅を大きくする強調成分の信号波を生成する手段を更に備え、前記強調手段は、2値のシリアルデータに基づく信号波に、強調成分の信号波を重畳するように構成してあることを特徴とする。
本発明に係る送信装置では、強調成分の信号波を重畳することにより、特定の箇所の振幅を正確かつ安定した状態で大きくすることが可能である。
第5発明に係る送信装置は、第2発明乃至第4発明のいずれかにおいて、入力されるパラレルデータは、画像信号を形成する複数の色成分信号であり、前記シリアルデータ生成手段は、夫々の色成分の階調を示す数値を所定の順序で配列してシリアルデータを生成するように構成してあることを特徴とする。
本発明に係る送信装置では、各色成分の階調を示す数値を所定の順序で配列してシリアルデータを生成することにより、色成分毎の伝送線が不要となり省線化及び省線化に伴う軽量化を実現することが可能である。
第6発明に係る通信システムは、第2発明乃至第5発明のいずれかに記載の送信装置と、該送信装置と伝送線にて接続される受信装置とを備え、前記受信装置は、受信したシリアルデータを複数の信号に変換する手段と、変換した複数の信号をパラレルデータとして出力する手段とを備えることを特徴とする。
本発明に係る通信システムでは、画像信号を構成する各色成分信号等のパラレルデータとして入力される複数の信号を、所定の順序で配列したシリアルデータとして送信することにより、複数の信号を一本の伝送線で伝送することができるので、伝送線の省線化及び省線化に伴う軽量化を実現する。しかもシリアルデータに基づく信号波の振幅の高周波成分を大きくすることにより、通信中の減衰が大きい高周波成分を補償し、伝送線の距離の延長を可能とするとともに、伝送線の細線化及び細線化に伴う軽量化を実現する。このため車載システムに適用した場合には、車両重量の増加の抑制、敷設スペースの不足の解消、及びコストの低減を実現することが可能である。しかも伝送線が細線化するため取り回しが容易で利便性を向上させ、また通信中の減衰を補償しているので通信距離を延長することが可能である。
本発明に係る通信方法、送信装置及び通信システムは、画像信号を形成する複数の色成分信号等のパラレルデータとして入力される複数の信号を、所定の順序で配列して2値のシリアルデータを生成し、生成したシリアルデータの値が遷移する箇所の振幅を大きくした上で、シリアルデータを送信する。
この構成により、複数の信号を一本の伝送線で伝送することができるので、伝送線の省線化及び省線化に伴う軽量化を実現することが可能である。またシリアルデータに基づく信号波の高周波成分の振幅を大きくすることにより、通信中の減衰が大きい高周波成分を補償し、伝送線の距離の延長を可能とするとともに、伝送線の細線化及び細線化に伴う軽量化を実現することが可能である。このため車載システムに適用した場合には、車両重量の増加の抑制、敷設スペースの不足の解消、及びコストの低減を実現することが可能である。しかも伝送線が細線化するため取り回しが容易で利便性を向上させ、また通信中の減衰を補償しているので通信距離を延長することが可能である等、優れた効果を奏する。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1における通信システムの構成を示すブロック図である。図1中1は、自動車等の車両であり、車両1には、DVD等の画像記録媒体から画像信号を読み取り出力するDVD再生装置等の画像信号出力装置10が配設されており、画像信号出力装置10には、画像信号出力装置10から出力された画像信号を伝送する送信装置20が接続されている。送信装置20には、1組の差動より対線を1本の線として用いた伝送線2の一端が接続され、伝送線2の他端には、送信装置20から伝送線2を介して送信される画像信号を受信する受信装置30が接続されている。受信装置30には、画像信号に基づく画像を表示する液晶ディスプレイ等の画像表示装置40が接続されている。
図1は、本発明の実施の形態1における通信システムの構成を示すブロック図である。図1中1は、自動車等の車両であり、車両1には、DVD等の画像記録媒体から画像信号を読み取り出力するDVD再生装置等の画像信号出力装置10が配設されており、画像信号出力装置10には、画像信号出力装置10から出力された画像信号を伝送する送信装置20が接続されている。送信装置20には、1組の差動より対線を1本の線として用いた伝送線2の一端が接続され、伝送線2の他端には、送信装置20から伝送線2を介して送信される画像信号を受信する受信装置30が接続されている。受信装置30には、画像信号に基づく画像を表示する液晶ディスプレイ等の画像表示装置40が接続されている。
画像信号出力装置10は、画像記録媒体に記録されているCSS(Content Scramble System) 等の不正防止技術により暗号化された画像信号を読み取り、読み取った画像信号を復号化して出力する信号読取部11と、信号読取部11から出力された画像信号を構成するR成分を示す色成分信号、G成分を示す色成分信号及びB成分を示す色成分信号の夫々に対し、HDCP(High-bandwidth Digital Content Protection) 等の不正防止技術により暗号化を行い、暗号化した各色成分信号を出力する暗号化部12と、暗号化部12から出力された各色成分信号をDVI等のデジタル信号規格に基づく3対の差動信号及びクロック用の1対の差動信号として出力する出力部13とを備えている。なお暗号化部12から出力部13へ出力される暗号化された色成分信号は、各色成分の夫々について、8ビットの階調に分級されており、階調を示す数値の各桁の値が、図示しない夫々異なるインタフェースを介して出力される。即ち3成分の夫々について階調を示す8個の値の信号が用いられるため、24ビットのパラレルデータとして出力されることになる。
送信装置20は、画像信号出力装置10が備える出力部13から出力される暗号化された各色成分信号及びクロック用信号を受け付け、後述する通信方法により各色成分信号を受信装置30へ送信する機能を備える。
受信装置30は、送信装置20から送信される各色成分信号を受信し、HDCP等の不正防止技術により夫々暗号化された各色成分信号を、DVI等のデジタル信号規格に基づく3対の差動信号として、クロック用の1対の差動信号と共に画像表示装置40へ出力する機能を備える。
画像表示装置40は、暗号化された色成分信号及びクロック用信号の入力を受け付け、暗号化された色成分信号を出力する入力部41と、入力部41から出力されたHDCP等の不正防止技術により暗号化された各色成分信号を復号化し、復号化した各色成分信号を画像信号として出力する復号化部42と、復号化部42から出力された画像信号に基づく画像を表示する画像表示部43とを備えている。
なお送信装置20及び受信装置30間には、画像信号を伝送するための伝送線2とは別に制御用の信号を伝送するDDCバス等の制御信号線3が設けられている。制御信号線3は、画像信号出力装置10と画像表示装置40との間で、ディスプレイの種類の判定、暗号化部12及び復号化部42間のHDCP機能の連結等の制御に要する情報の伝送に用いられる。
なお画像信号出力装置10及び送信装置20は、一つの筐体内に組み込まれる様に形成しても、また異なる筐体として形成する様にしても良い。受信装置30及び画像表示装置40も同様である。
図2及び図3は、本発明の実施の形態1における通信システムにて用いられる各種装置の構成を示すブロック図であり、図2が主に送信装置20を示し、図3が主に受信装置30を示している。画像信号出力装置10が備える出力部13は、暗号化部12から受け付けた暗号化された各色成分信号を示す24ビットのパラレルデータ、即ち色成分の夫々に対する階調を示す数値の各桁の値を示す信号から、色成分毎に各桁の値を所定の順序で配列することにより、夫々シリアルデータである暗号化された色成分信号を生成するパラレル/シリアル変換機能を備えている。更に出力部13は、パラレルデータから変換したシリアルデータである色成分信号を出力するインタフェースとして、第0チャネル(ch 0)が割り当てられたB成分の暗号化された色成分信号を出力する第1色成分出力インタフェース131a、第1チャネル(ch 1)が割り当てられたG成分の暗号化された色成分信号を出力する第2色成分出力インタフェース131b及び第2チャネル(ch 2)が割り当てられたR成分の暗号化された色成分信号を出力する第3色成分出力インタフェース131c、並びにCチャネル(ch C)が割り当てられたクロック用信号を出力するクロック用信号出力インタフェース132を備えている。
送信装置20は、画像信号出力装置10から出力されたB成分の暗号化された色成分信号の入力を受け付ける第1色成分入力インタフェース201a、G成分の暗号化された色成分信号の入力を受け付ける第2色成分入力インタフェース201b及びR成分の暗号化された色成分信号の入力を受け付ける第3色成分入力インタフェース201c、並びにクロック用信号の入力を受け付けるクロック用信号入力インタフェース202を備えている。
第1色成分入力インタフェース201a、第2色成分入力インタフェース201b及び第3色成分入力インタフェース201cに入力された各色成分信号は、ラッチ回路203及びクロック再生回路204へ出力される。またクロック用信号入力インタフェース202に入力されたクロック用信号は、10逓倍のクロック信号を生成する10逓倍PLL(Phase Locked Loop) 発振回路205へ出力される。
10逓倍PLL発振回路205は、入力されたクロック用信号に基づき生成した10逓倍のクロック信号をクロック再生回路204へ出力する。クロック再生回路204では、各色成分入力インタフェース201a,201b,201cから入力を受け付けた色成分信号及び10逓倍PLL発振回路205から入力を受け付けたクロック信号に基づいて、ラッチ回路203、各色成分信号の配列に要する切替処理を行う順次切替回路206、及び17/5逓倍の同期信号を生成する17/5逓倍PLL発振回路207へ同期信号を出力する。
ラッチ回路203では、クロック再生回路204から受け付けた同期信号に基づき、各色成分入力インタフェース201a,201b,201cから受け付けた各色成分信号を、17個の信号を配列する信号格納部を有するシフトレジスタ208へ出力する。なおラッチ回路203からシフトレジスタ208へ出力される各色成分信号は、順次切替回路206から同期信号に基づく切替処理により、レジスタ内での配置位置が決定される。
シフトレジスタ208は、17個の信号を夫々格納する17個の信号格納部を備えており、1番目の信号格納部及び17番目の信号格納部には、同期用の固定ビットが格納され、2番目の信号格納部乃至16番目の信号格納部には、ラッチ回路203から受け付けた各色成分信号がビット単位で格納されており、その配置位置は、順次切替回路206の同期信号に基づく切替処理により制御される。シフトレジスタ208には、B成分の色成分信号、G成分の色成分信号及びR成分の色成分信号が順に配列され、各色成分について5ビット分、合計で15ビット分の色成分信号が所定の順序で配列される。即ち各色成分信号を構成する夫々1ビットの単位信号を所定の順序で配列した単位組を5組分並べ、更に前後に同期信号を付与した状態で配列される。配列された各信号は送信単位となるシリアルデータとして扱われ、シフトレジスタ208では、17/5逓倍PLL発振回路207から出力される17/5逓倍の同期信号に基づいて、配列された各信号を所定の順序で配列することで生成したシリアルデータを送信インタフェース209へ出力する。
図4は、本発明の実施の形態1における送信装置20が備える送信インタフェース209の概要を示すブロック図である。送信インタフェース209は、LVDS(低電圧差動通信:Low Voltage Differential Signaling)等のインタフェース規格に則して設計された信号波生成回路209aと、信号波の特定の箇所の振幅を大きくする強調成分の信号波を生成する強調成分生成回路209bとを備えており、シフトレジスタ208から出力されたシリアルデータは、信号波生成回路209a及び強調成分生成回路209bに入力される。信号波生成回路209aでは、2値のシリアルデータに基づく信号波を生成し、強調成分生成回路209bでは、シリアルデータの値が遷移する箇所に対応する箇所に有意な振幅を有する波形の信号波を強調成分の信号波として生成する。シリアルデータの値が遷移する箇所とは、シリアルデータを構成する信号が、「Low」から「High」へ又は「High」から「Low」へ遷移する箇所を示す。そして信号波生成回路209aにて生成された2値のシリアルデータに基づく信号波に、強調成分生成回路209bにて生成された強調成分の信号波を重畳することにより、シリアルデータの値が遷移する箇所に対応する箇所の振幅を大きくする。
図5は、本発明の実施の形態1における送信装置20が備える送信インタフェース209に関連する信号波の時間波形を示すチャートである。図5(a)は、シフトレジスタ208からシリアルデータとして出力される信号の電圧波形であり、横軸に時間をとり、縦軸に電圧をとって、電圧の時間変化を示している。図5(b)は、信号波生成回路209aにて生成される信号波の電流波形であり、横軸に時間をとり、縦軸に電流をとって、電流の時間変化を示している。図5(a)及び図5(b)は、縦軸として示した成分は異なるが、同様の概形である。図5(c)は、強調成分生成回路209bにて生成される強調成分の信号波の電流波形であり、横軸に時間をとり、縦軸に電流をとって、電流の時間変化を示している。図5(c)に示す様に強調成分の信号波は、シフトレジスタから入力される信号の値が遷移する箇所に対応する箇所にのみ、遷移後の信号と同符号の電流が発生する波形を示している。図5(d)は、信号波生成回路209aにて生成された信号波に、強調成分生成回路209bにて生成された強調成分の信号波を重畳した信号波の波形であり、横軸に時間をとり、縦軸に電流をとって、電流の時間変化を示している。図5(d)に示す様に、信号波生成回路209aにて生成された信号波に、強調成分生成回路209bにて生成された強調成分の信号波を重畳した信号波の波形は、信号波の値が遷移する箇所のみ振幅が大きい波形を示している。
このようにシリアルデータの値が遷移する箇所に対応する信号波の振幅を大きくすることにより、シリアルデータに基づき伝送線2を介して送信する信号波の高周波成分の振幅を大きくすることになる。なお信号波生成回路209aにて生成した信号波に対し、シリアルデータの値が遷移する箇所に対応する箇所の振幅を電気的に増幅することにより、シリアルデータの値が遷移する箇所に対応する箇所の振幅を大きくするようにしてもよい。
図2及び図3に戻り、受信装置30は、連続して送信されるシリアルデータを受信する受信インタフェース301を備え、受信インタフェース301は、受信したシリアルデータを、シフトレジスタ302、クロック再生回路303及びフレーム同期回路304へ出力する。
フレーム同期回路304では、シリアルデータに付与されている同期信号に基づいて送信単位となるフレームの同期をとり、フレームの同期を示す同期信号をクロック再生回路303へ出力する。クロック再生回路303では、受信インタフェース301から受け付けたシリアルデータ及びフレーム同期回路304から受け付けた同期信号に基づいて、クロック用信号を生成し、生成したクロック用信号を、シフトレジスタ302と、5/17分周の同期信号を出力する5/17分周PLL発振回路305とへ出力する。
シフトレジスタ302は、15個の信号を夫々格納する15個の信号格納部を備えており、クロック再生回路303から入力を受け付けたクロック用信号に基づき、シリアルデータに含まれる色成分信号となる信号を特定して、各色成分信号を配列されていた順序に基づいて15個の信号格納部にビット単位で格納する。そして各信号格納部に格納した夫々の信号をシフトレジスタ302からラッチ回路306へ出力する。
5/17分周PLL発振回路305は、クロック再生回路303から受け付けたクロック用信号に基づく5/17分周の同期信号を、ラッチ回路306に記録されたシリアルデータを構成する色成分信号の分解に要する切替処理を行う順次切替回路307と、ラッチ回路306と、1/10分周のクロック用の信号を出力する1/10分周PLL発振回路308とへ出力する。
シフトレジスタ302から出力される各色成分信号は、順次切替回路307の制御に基づく切替処理により分解され、色成分毎に区分されてラッチ回路306にて保持される。そしてラッチ回路306では、色成分毎に区分して保持した色成分信号を、5/17分周PLL発振回路305から受け付けた5/17分周の同期信号に基づいて、B成分の色成分信号を出力する第1色成分出力インタフェース309a、G成分の色成分信号を出力する第2色成分出力インタフェース309b及びR成分の色成分信号を出力する第3色成分出力インタフェース309cへ出力する。なお夫々の色成分信号は、この段階においては、画像信号出力装置10においてHDCP等の不正防止技術により暗号化された状態にある。
第1色成分出力インタフェース309a、第2色成分出力インタフェース309b及び第3色成分出力インタフェース309cでは、夫々第0チャネル(ch 0)が割り当てられたB成分の色成分信号、第1チャネル(ch 1)が割り当てられたG成分の色成分信号及び第2チャネル(ch 2)が割り当てられたR成分の色成分信号を差動信号として画像表示装置40へ出力する。また1/10分周PLL発振回路308では、5/17分周の同期信号に基づく1/10分周のクロック用の信号をクロック用信号出力インタフェース310へ出力し、クロック用信号出力インタフェース310では、差動信号としてCチャネル(ch C)が割り当てられたクロック用の信号を画像表示装置40へ出力する。
画像表示装置40が備える入力部41は、B成分の暗号化された色成分信号の入力を受け付ける第1色成分入力インタフェース411a、G成分の暗号化された色成分信号の入力を受け付ける第2色成分入力インタフェース411b及びR成分の暗号化された色成分信号の入力を受け付ける第3色成分入力インタフェース411cを備えている。そして入力部41は、夫々の色成分入力インタフェース411a,411b,411cから入力を受け付けた色成分信号を復号化部42へ出力し、復号化部42では、各色成分信号を復号化し、画像信号として画像表示部43へ出力し、画像表示部43では、入力を受け付けた画像信号に基づく画像を表示する。
また前述した様に画像信号出力装置10及び送信装置20と、受信装置30及び画像表示装置40との間には、制御信号線3が設けられている。さらに画像信号出力装置10、送信装置20、受信装置30及び画像表示装置40には図示しない電源回路から電力が供給されている。
次に本発明の実施の形態1における通信システムにて送受信する信号波について説明する。図6は、本発明の実施の形態1における通信システムが備える送信装置20から送信される信号波の時間波形を示すチャートである。図6(a)は、横軸に時間をとり、縦軸に電流をとって、本発明の送信装置20が備える送信インタフェース209から出力される信号波の波形を示している。図6(b)は、信号波の高周波成分を大きくすることなく出力した比較用の時間波形を示すチャートである。図6(a)に示した時間波形中、信号の値が遷移する高周波成分である箇所Aに対しては、強調成分の信号波の重畳が行われており、信号が遷移しない箇所Bに対しては、重畳が行われていない。これに対し図6(b)では、いずれの箇所でも重畳が行われておらず、信号が遷移する箇所も同じ信号が連続する箇所も同様の振幅となっている。
図7は、本発明の実施の形態1における通信システムが備える受信装置30が受信した信号波の波形を示すアイパターンである。図7(a)では、横軸に時間をとり、縦軸に電圧をとって、本発明の送信装置20にて強調成分の信号波の重畳を実行して送信し、受信装置30が備える受信インタフェース301にて受信した信号波の波形をアイパターンとして示している。図7(b)は、強調成分の信号波の重畳を実行しないで送信され、受信インタフェース301にて受信した比較用のアイパターンである。図7(a)に示す様に、強調成分の信号波を重畳することで高周波成分の振幅を大きくした信号波の波形は、はっきりとしたアイパターンを形成しており、アイ開口が明確に開いている。これに対し図7(b)に示すアイパターンでは、アイ開口が小さくなっている。このようにアイ開口が大きく開いた信号波では、アイ開口が小さい信号波と比べて受信装置30側での信号認識誤り率を小さくすることができる。
図8は、本発明の実施の形態1における通信システムが備える受信装置30が受信した信号波の波形を示すアイパターンである。図8では、横軸に時間をとり、縦軸に電圧をとって本発明の送信装置20から強調成分の信号波を重畳して送信し、受信装置30が備える受信インタフェース301にて受信した信号波の波形をアイパターンとして示している。図8(a)〜(d)は、夫々強調成分の信号波の振幅が異なっており、図8(a)に示す信号波の振幅が最も大きく、図8(b)、図8(c)となるに従って振幅が小さくなり、図8(d)に示す信号波の振幅が最も小さい。図8(a)〜(d)を比較すると明らかな様に、強調成分の信号波の振幅が大きい程、アイ開口が大きく開いており、振幅が小さくなるにつれてジッタが大きくなるためアイ開口の小さなアイパターンを示している。なお振幅については大きければ大きい程良いというのではなく、高周波成分の減衰状況に応じて適正な振幅を設定する必要がある。
実施の形態2.
実施の形態2は、実施の形態1において、3B4B変換を行うことにより、受信エラーを低減する形態である。実施の形態2における通信システム全体としての構成は、実施の形態1と同様であるので、実施の形態1を参照するものとし、その説明を省略する。
実施の形態2は、実施の形態1において、3B4B変換を行うことにより、受信エラーを低減する形態である。実施の形態2における通信システム全体としての構成は、実施の形態1と同様であるので、実施の形態1を参照するものとし、その説明を省略する。
図9及び図10は、本発明の実施の形態2における通信システムにて用いられる各種装置の構成を示すブロック図であり、図9が主に送信装置20を示し、図10が主に受信装置30を示している。なお実施の形態1と同様の構成要素については、実施の形態1と同一番号を付し、実施の形態1を参照するものとして、その説明を省略する。
送信装置20が備えるクロック再生回路204は、各色成分入力インタフェース201a,201b,201cから入力を受け付けた色成分信号及び10逓倍PLL発振回路205から入力を受け付けたクロック信号に基づき、ラッチ回路203、3B4Bエンコード回路210、及び4逓倍の同期信号を生成する4逓倍PLL発振回路211へ同期信号を出力する。なお4逓倍PLL発振回路211では、受け付けた同期信号を4逓倍して、シフトレジスタ212へ出力する。
ラッチ回路203では、クロック再生回路204から受け付けた同期信号に基づき、各色成分入力インタフェース201a,201b,201cから受け付けた各色成分信号を、3B4Bエンコード回路210へ出力する。
3B4Bエンコード回路210は、「Low」又は「High」が長期間連続すると受信側でクロックを正しく再生することができなくなり、受信誤りが発生することを防止すべく1ビット分の信号を付加する回路である。具体的な処理としては、元の信号を3ビットづつラッチし、元の3ビットの信号と直前にエンコードした4ビットコードとから、変換テーブルを用いて適切な4ビット目の信号を導出し、元の3ビットの信号に付加して4ビットの信号に変換するものである。これにより「Low」又は「High」が3個以上連続しない様にし、また平均すると「Low」及び「High」の数が同数となり、直流成分が小さくなるため受信エラーを低減することができる。このような3B4B変換処理を実行する3B4Bエンコード回路210では、ラッチ回路203から受け付けた3個の色成分信号を4個の信号に変換し、変換した4個の信号をクロック再生回路204から受け付けた同期信号に基づきシフトレジスタ212へ出力する。
シフトレジスタ212では、ラッチ回路203から受け付けた「Low」又は「High」を示す4個の信号を所定の順序で配列し、配列された各信号は「Low」又は「High」にて構成される2値のシリアルデータとして扱われる。シフトレジスタ212では、4逓倍PLL発振回路211から出力される4逓倍の同期信号に基づいて、配列された各信号により構成される2値のシリアルデータを送信インタフェース209へ出力する。このようにシフトレジスタ212では、パラレルデータとして入力された複数の信号を、所定の順序で配列してシリアルデータを生成する処理が行われる。なお生成されたシリアルデータには同期信号を示すビットが付与される。
実施の形態1における図4に示した様に送信インタフェース209は、信号波生成回路209a及び強調成分生成回路209bを備えており、シフトレジスタ212から出力されたシリアルデータは、信号波生成回路209a及び強調成分生成回路209bに入力される。信号波生成回路209aでは、シフトレジスタ212から逐次受け付ける2値のシリアルデータに基づいて信号波を生成する。強調成分生成回路209bでは、シフトレジスタ212から逐次受け付ける2値のシリアルデータに基づいて、シリアルデータの値が遷移する箇所に対応する箇所に有意な振幅を有する波形の信号波を生成する。そして信号波生成回路209aにて生成したシリアルデータに基づく信号波に、強調成分生成回路209bにて生成した強調成分の信号波を重畳する。
受信装置30が備える受信インタフェース301は、受信したシリアルデータを、シフトレジスタ311、クロック再生回路303及びフレーム同期回路304へ出力する。
フレーム同期回路304では、シリアルデータに付与されている同期信号に基づいて送信単位となるフレームの同期をとり、フレームの同期を示す同期信号をクロック再生回路303へ出力する。
クロック再生回路303では、受信インタフェース301から受け付けたシリアルデータ及びフレーム同期回路304から受け付けた同期信号に基づいて、クロック用信号を生成し、生成したクロック用信号を、シフトレジスタ311と、1/4分周の同期信号を出力する1/4分周PLL発振回路312とへ出力する。
シフトレジスタ311は、4個の信号を格納する信号格納部を備えており、クロック再生回路303から入力を受け付けたクロック用信号に基づき、シリアルデータに含まれる色成分信号となる信号を特定して、各色成分信号を配列されていた順序に基づいて信号格納部にビット単位で格納する。そして各信号格納部に格納した夫々の信号をシフトレジスタ311から3B4Bデコード回路313へ出力する。
1/4分周PLL発振回路312は、クロック再生回路303から受け付けたクロック用信号に基づく1/4分周の同期信号を、3B4Bデコード回路313と、1/10分周のクロック用の信号を出力する1/10分周PLL発振回路308とへ出力する。
3B4Bデコード回路313は、シフトレジスタ311から出力される色成分を示す3ビットの信号及び3B4Bエンコード回路210にて付加された信号からなる4ビットの信号から、色成分を示す3ビットの信号を取り出し、1/4分周PLL発振回路312から受け付けた1/4分周の同期信号に基づいて、B成分の色成分信号を出力する第1色成分出力インタフェース309a、G成分の色成分信号を出力する第2色成分出力インタフェース309b及びR成分の色成分信号を出力する第3色成分出力インタフェース309cへ出力する。
このように実施の形態2では、送信装置20にて、パラレルデータを3B4B変換によりシリアルデータに変換し、高周波成分の振幅を大きく受信装置30へ送信する。
実施の形態3.
実施の形態3は、実施の形態2において、シリアルデータ伝送時の初期捕捉を改善する形態である。実施の形態3における通信システム全体としての構成は、実施の形態1と同様であるので、実施の形態1を参照するものとし、その説明を省略する。
実施の形態3は、実施の形態2において、シリアルデータ伝送時の初期捕捉を改善する形態である。実施の形態3における通信システム全体としての構成は、実施の形態1と同様であるので、実施の形態1を参照するものとし、その説明を省略する。
図11及び図12は、本発明の実施の形態3における通信システムにて用いられる各種装置の構成を示すブロック図であり、図11が主に送信装置20を示し、図12が主に受信装置30を示している。なお実施の形態2と同様の構成要素については、実施の形態2と同一番号を付し、実施の形態2を参照するものとして、その説明を省略する。
送信装置20は、シリアルデータの同期時の捕捉制御を行う送信捕捉制御回路(捕捉制御Tx)213を備えており、受信装置30は、シリアルデータの同期時の捕捉制御を行う受信捕捉制御回路(捕捉制御Rx)314を備えている。
シリアルデータの伝送を開始する前に、初期捕捉処理として、送信捕捉制御回路213は、同期専用パターンを送信させる信号をシフトレジスタ212へ出力する。同期専用パターンを受け付けたシフトレジスタ212は、同期専用パターンのシリアルデータの送信を開始する。同期専用パターンのシリアルデータとは、シリアルデータの前後に付与される同期信号以外の信号を所定のパターン、具体的には「Low」又は「High」が4個連続するパターンとしたデータである。即ち同期専用パターンを用いることにより「Low」から「High」に変わるのが同期信号部のみとなるため、同期信号を容易に捕捉することが可能となる。受信装置30では、同期専用パターンのシリアルデータから同期信号を捕捉し、フレーム同期がとれた場合に、フレーム同期回路304から同期完了信号を受信捕捉制御回路314へ出力し、受信捕捉制御回路314では、制御信号線3を介して同期完了信号を送信捕捉制御回路213へ送信する。送信捕捉制御回路213は、同期完了信号を受信し、シフトレジスタ212へ同期完了信号を出力することにより、シフトレジスタ212では、通常のシリアルデータの生成及び送信を開始する。なお通信中にフレーム同期はずれを受信装置30が検出した場合、受信捕捉制御回路314から送信捕捉制御回路213へ同期はずれを通知し、再度同期専用パターンの送信が行われる。
なお実施の形態1に対し、初期捕捉を改善すべく捕捉回路を増設する様にしても良い。
前記実施の形態1乃至3では、画像信号であるパラレルデータをシリアルデータに変換し、高周波成分の振幅を大きくして送信する形態を示したが、本発明はこれに限らず、画像信号、音声信号、制御信号等の複数の種類のデータからなるパラレルデータをシリアルデータに変換し、振幅を大きくして送信する等、様々な形態に適用することが可能である。
また前記実施の形態1乃至3では、車両に搭載する通信システムに適用する形態を示したが本発明はこれに限らず、送信装置側をパーソナルコンピュータにて実現し、受信装置側をパーソナルコンピュータ用モニタにて実現するローカルエリアネットワークを構成する通信システムに適用する形態、更にはテレビジョン受像機、各種オーディオビジュアル装置等の家電用装置を備えるホームネットワークを構成する通信システムに適用する形態等、様々な形態に適用することが可能である。
1 車両
2 伝送線
3 制御信号線
10 画像信号出力装置
11 信号読取部
12 暗号化部
13 出力部
20 送信装置
209 送信インタフェース
209a 信号波生成回路
209b 強調成分生成回路
30 受信装置
40 画像表示装置
41 入力部
42 復号化部
43 画像表示部
2 伝送線
3 制御信号線
10 画像信号出力装置
11 信号読取部
12 暗号化部
13 出力部
20 送信装置
209 送信インタフェース
209a 信号波生成回路
209b 強調成分生成回路
30 受信装置
40 画像表示装置
41 入力部
42 復号化部
43 画像表示部
Claims (6)
- 信号波を伝送する伝送線にて接続した送信装置及び受信装置を用い、前記送信装置は、パラレルデータとして入力される複数の信号を、伝送線を介して前記受信装置へ送信する通信方法において、
前記送信装置は、
パラレルデータとして入力された複数の信号を、所定の順序で配列してシリアルデータを生成し、
生成したシリアルデータに基づく信号波の高周波成分の振幅を大きくし、
高周波成分の振幅を大きくした信号波として、シリアルデータを前記受信装置へ送信し、
該受信装置は、
受信したシリアルデータを複数の信号に変換し、
変換した複数の信号をパラレルデータとして出力する
ことを特徴とする通信方法。 - パラレルデータとして入力される複数の信号を、信号波を伝送する伝送線を介して送信する送信装置において、
パラレルデータとして入力された複数の信号を、所定の順序で配列してシリアルデータを生成するシリアルデータ生成手段と、
生成したシリアルデータに基づく信号波の高周波成分の振幅を大きくする手段と、
高周波成分の振幅を大きくした信号波として、シリアルデータを送信する手段と
を備えることを特徴とする送信装置。 - パラレルデータとして入力される複数の信号を、信号波を伝送する伝送線を介して送信する送信装置において、
パラレルデータとして入力された複数の信号を、所定の順序で配列して2値のシリアルデータを生成するシリアルデータ生成手段と、
生成した2値のシリアルデータに基づく信号波に対し、シリアルデータの値が遷移する箇所に対応する箇所の振幅を大きくする強調手段と、
振幅を大きくした信号波として、シリアルデータを送信する手段と
を備えることを特徴とする送信装置。 - シリアルデータの値が遷移する箇所に対応する信号波の振幅を大きくする強調成分の信号波を生成する手段を更に備え、
前記強調手段は、
2値のシリアルデータに基づく信号波に、強調成分の信号波を重畳するように構成してある
ことを特徴とする請求項3に記載の送信装置。 - 入力されるパラレルデータは、画像信号を形成する複数の色成分信号であり、
前記シリアルデータ生成手段は、夫々の色成分の階調を示す数値を所定の順序で配列してシリアルデータを生成するように構成してある
ことを特徴とする請求項2乃至請求項4のいずれかに記載の送信装置。 - 請求項2乃至請求項5のいずれかに記載の送信装置と、
該送信装置と伝送線にて接続される受信装置と
を備え、
前記受信装置は、
受信したシリアルデータを複数の信号に変換する手段と、
変換した複数の信号をパラレルデータとして出力する手段と
を備えることを特徴とする通信システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004323803A JP2006135768A (ja) | 2004-11-08 | 2004-11-08 | 通信方法、送信装置及び通信システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004323803A JP2006135768A (ja) | 2004-11-08 | 2004-11-08 | 通信方法、送信装置及び通信システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006135768A true JP2006135768A (ja) | 2006-05-25 |
Family
ID=36728875
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004323803A Pending JP2006135768A (ja) | 2004-11-08 | 2004-11-08 | 通信方法、送信装置及び通信システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006135768A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014124245A (ja) * | 2012-12-25 | 2014-07-07 | Hoya Corp | 内視鏡 |
-
2004
- 2004-11-08 JP JP2004323803A patent/JP2006135768A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2014124245A (ja) * | 2012-12-25 | 2014-07-07 | Hoya Corp | 内視鏡 |
US9591198B2 (en) | 2012-12-25 | 2017-03-07 | Hoya Corporation | Endoscope for outputting signal |
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