JP4483457B2 - 伝送システム - Google Patents

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本発明は伝送システムに係り、特に非圧縮のベースバンドディジタルHD(High-Definition)映像信号とディジタル音声信号を、映像伝送フォーマットおよび音声信号ファーマット等に関する制御信号と合成し多重化することで得られるパラレルデータを、シリアルデータに変換後、電気信号/光信号変換し、光無線伝送手段、または光信号伝送ケーブル手段を用いてシリアル伝送し、光信号を受信した後、光信号/電気信号変換して得られるシリアルデータをパラレルデータに変換後、再度、映像信号・音声信号・制御信号とに分離し、映像信号と音声信号を同期再生することを可能とした映像・音声の光無線伝送装置または光信号ケーブル伝送装置における伝送システムに関する。
従来から、非圧縮のベースバンドディジタルHD映像信号を光信号に変換してシリアル伝送する伝送システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。また、非圧縮のベースバンドディジタルHD映像信号を伝送する従来の伝送システムとしては、メタルケーブル伝送によるDVI(Digital Visual Interface)規格がある。DVI規格はパーソナルコンピュータでのディジタル映像信号伝送を主とするための規格であり、赤(R),緑(G),青(B)の三原色信号のみしか扱えず、さらに別途伝送クロック信号を伝送する必要があり、しかも音声信号に関しては別途伝送する必要がある。そのため、このDVI規格では、AV機器に適用するためには映像ケーブルの他に別途音声ケーブルを接続する必要が生じている。
これを解決する接続方法として新たにAV機器向けに仕様を定めた規格として、HDMI(High-Definition Multimedia Interface)規格がある。このHDMI規格では、輝度信号Yと色差信号Pb及びPrのディジタルコンポーネント映像信号も扱えると共に、非圧縮の音声信号も同時に伝送可能な規格となっている。
このHDMI規格では、例えば図14に示すように、水平同期信号及び垂直同期信号のブランキング期間も含めたディジタル映像信号全体51を伝送しており、しかもDVI規格と同様に、赤(R),緑(G),青(B)の三原色信号もしくはディジタルコンポーネント信号のY、Pb、Pr信号を各々独立に伝送すると共に、有効映像信号エリア52を除くブランキング期間53のエリアに音声信号と補助制御信号等のデータを重畳して伝送し、かつ、別途独立して伝送クロック信号を伝送している。
特開2000−209622号公報
しかしながら、特許文献1記載の従来の伝送システムは、データを伝送するネットワークがIEEE1394に準拠したコンピュータネットワークや、非同期転送モード(ATM)網であり、パケット単位での伝送を基本としており、AV機器への適用は不向きであると同時に、ファイバによる伝送であり空間伝送ができない。また、上記のDVI規格ではメタルケーブル伝送に限られ、また、AV機器に適用するためには映像ケーブルの他に別途音声ケーブルを必要とする。
一方、上記HDMI規格は、非圧縮のディジタル映像信号とディジタル音声信号とを同時に伝送できる規格であり、DVI規格で採用されている伝送の共通技術として、TMDS(Transition Minimized Differential Signaling)技術を使用し、赤(R),緑(G),青(B)の三原色信号、もしくは輝度/色差信号であるディジタルコンポーネント信号のY、Pb、Pr信号を各々独立した3チャンネルのラインを使用し伝送すると共に、有効映像信号エリア52を除くブランキング期間53のエリアに音声信号と補助制御信号等のデータを重畳して伝送し、かつ、別途独立した伝送クロック信号を伝送するために1チャンネルのラインを使用し、合計4チャンネルを使用することで伝送容量の高密度・高速化を実現している。
しかしながら、このHDMI規格の伝送信号を、単純に光伝送装置を用いて伝送する場合、4本の光伝送ラインを確保するか、光多重処理して伝送することになり、コスト面および装置の小型化の面で不利である。
また、HDMI規格での伝送方式では、規格で定められたメタルケーブルによる10m以上の伝送距離を確保するため、4チャンネルの全てのチャンネルは、それぞれ2本の信号線による差動駆動方式で伝送されており、ケーブルとしては1本にまとめられてはいるものの、表示部までは配線する必要が生じ煩雑になりかねない。
本発明は、以上の点に鑑みなされたもので、単一光によるシングルラインでの少なくともディジタルHD映像信号とディジタル音声信号を重畳して伝送し得るエンコード/デコード処理の簡単な伝送フォーマットを提供することで、安価で小型な装置を用いて伝送し得る伝送システムを実現することを目的とする。
本発明は上記の目的を達成するため、互いに同期したディジタル映像信号とディジタル音声信号とを、フォーマット等に関する制御データと共に所定の伝送フォーマットの多重化信号に生成し、この多重化信号を光信号に変換して送信する光送信処理ブロックと、光送信処理ブロックから送信された光信号を受信して多重化信号に変換し、変換後の受信多重化信号からディジタル映像信号とディジタル音声信号と制御データとを分離し、分離したディジタル映像信号とディジタル音声信号と制御データとに基づき、映像信号と音声信号を同期再生する光受信ブロックとからなる伝送システムであって、
光送信処理ブロックが生成する多重化信号の所定の伝送フォーマットは、ブランキング期間を含むディジタル映像信号の有効画素データを包含可能な映像信号データエリアと、各1フィールドにおけるディジタル音声信号の有効音声データを包含可能な音声信号データエリアとを少なくとも含み、横方向のバイト数をa(自然数)、縦方向のブロックライン数をb(自然数)としたとき、少なくともディジタル映像信号の垂直同期信号と同期関係を保つことを条件にa及びbを定めたフォーマットであり、第1ブロックラインには、先頭から順に同期信号を示す垂直同期信号としての第1の識別符号と、映像信号がインターレースの場合に偶数フィールドか奇数フィールドかを識別するための第2の識別符号と、制御データとを配置し、第2ブロックラインから最終のブロックラインまでの各ブロックラインには、それぞれ先頭から順にディジタル映像信号及びディジタル音声信号のブロックラインスタート識別用の第3の識別符号と、c(自然数)バイト(ただし、c×(b−1)バイト≧(1フィールド内に伝送が必要なディジタル音声信号の有効データ量))のディジタル音声信号の音声信号データエリアと、d(自然数)バイト(ただし、d×(b−1)バイト≧(1フィールド内に伝送が必要なディジタル映像信号の有効画素データ量))のディジタル映像信号の映像信号データエリアとを配置した構成とし、c×(b−1)バイトの音声信号データエリアの全データ量、又はd×(b−1)バイトの映像信号データエリアの全データ量が、1フィールド内に伝送が必要な有効データ量より大なる場合には、1フィールド内に伝送が必要なデータ量の伝送終了後の残りのデータとして、ヌルデータによりパディング処理をした信号を配置した構成としたことを特徴とする。
この発明では、各伝送ラインでのディジタル映像信号の有効画素データは、必ずしも各Hライン毎に完結する必要がなく、伝送に必要な音声データ量を満足させるブロックライン数を最優先処理することを前提とし、そのために映像信号フォーマット構成であるHライン画素数と垂直方向のライン数を、横方向のバイト数をa、縦方向のブロックライン数をbとすると共に、音声サンプリング周波数はディジタル映像信号のマスタークロック周波数を分周して生成したとき(ディジタル映像信号としてブランキング期間を含む全データを伝送するフォーマットの場合)にも、目的のサンプリング周波数誤差内に収まることに着目し、少なくともディジタル映像信号の垂直同期信号と同期関係を保つことを条件にa及びbを定めたフォーマットに変換して、光信号を伝送する。
なお、上記の音声信号データエリアの有効データ量として、1フィールドあたり伝送が必要な音声信号のサンプルデータ量とエラー訂正処理のための訂正符号データ量を加えた総データ量とすることで、音声ノイズを低減することができる。
また、上記の目的を達成するため、本発明は第2ブロックラインから最終のブロックラインまでの各ブロックラインには、それぞれ第3の識別符号に続いて、映像信号単独又は映像信号と音声信号両者のコンテンツ保護としての暗号化処理を行うための暗号化キーチェンジ情報としての第4の識別符号を付加すると共に、第3の識別符号を、光受信処理ブロックにおいて受信クロックとして生成するセルフクロック発生器のためのセルフクロックコレクション機能としての同期化に用いる特殊識別符号と兼用したことを特徴とする。
また、上記の目的を達成するため、本発明は、第2ブロックラインから最終のブロックラインまでの各ブロックラインには、それぞれ映像信号データエリア単独又は映像信号データエリアと音声信号データエリアの各ブロックラインのデータを生成要素として生成した伝送エラーチェック用コードを付加したことを特徴とする。この発明では、伝送路で発生するエラー状況を把握管理することが可能となり、特に光無線伝送による伝送路の場合に、送信部と受信部のデータ伝送の送達確認や自動追尾機能を実現するのに有効である。
また、上記の目的を達成するため、本発明は、第2ブロックラインから最終のブロックラインまでの映像信号データエリアには、1水平走査期間のディジタル映像信号の有効画素データ伝送毎に、その1水平走査期間のディジタル映像信号の有効画素データを生成要素として生成した伝送エラーチェック用コードを付加したことを特徴とする。この発明では、ドロップアウト時の1H前のラインデータによる前値補間処理を行う場合に有効であり、また、伝送路で発生するエラー状況を把握管理することも可能である。
更に、上記の目的を達成するため、本発明は、互いに同期したディジタル映像信号とディジタル音声信号とを、フォーマット等に関する制御データと共に所定の伝送フォーマットの多重化信号に生成し、この多重化信号を光信号に変換して送信する光送信処理ブロックと、光送信処理ブロックから送信された光信号を受信して多重化信号に変換し、変換後の受信多重化信号からディジタル映像信号とディジタル音声信号と制御データとを分離し、分離したディジタル映像信号とディジタル音声信号と制御データとに基づき、映像信号と音声信号を同期再生する光受信ブロックとからなる伝送システムであって、
光送信処理ブロックが生成する多重化信号の所定の伝送フォーマットは、ブランキング期間を含むディジタル映像信号の有効画素データを包含可能な映像信号データエリアと、各1フィールドにおけるディジタル音声信号の有効音声データを包含可能な音声信号データエリアとを少なくとも含み、横方向のバイト数をa(自然数)、縦方向のブロックライン数をb(自然数)としたとき、少なくともディジタル映像信号の垂直同期信号と同期関係を保つことを条件にa及びbを定めたフォーマットである。
ここで、上記の伝送フォーマットの第1ブロックラインには、先頭から順に同期信号を示す垂直同期信号としての第1の識別符号と、前記映像信号がインターレースの場合に偶数フィールドか奇数フィールドかを識別するための第2の識別符号と、前記制御データとを配置し、第2ブロックラインから第gブロックライン(gは自然数)までには、先頭から順に前記ディジタル映像信号およびディジタル音声信号のブロックラインスタート識別用の第3の識別符号と、暗号化キーチェンジ情報としての第4の識別符号と、必要に応じて残りの制御データとを配置し、第(g+1)ブロックラインから第(b−1)ブロックラインまでの各ブロックラインには、それぞれ先頭から順に第3及び第4の識別符号と、c(自然数)バイト幅のディジタル音声信号の音声信号データエリアと、d(自然数)バイト幅のディジタル映像信号の映像信号データエリアと、同じブロックラインの映像信号データエリアの映像信号画素データ単独、又は映像信号画素データと音声信号データエリアの音声データとを生成要素として生成されたエラーチェックコードとを配置し、最終の第bブロックラインには先頭から順に第3及び第4の識別符号と、cバイト幅のディジタル音声信号の音声信号データエリアと、mバイト幅(mはdより小なる自然数)のディジタル映像信号の映像信号データエリアとを配置した構成とし、上記のc×(b−g)バイトの音声信号データエリアの全データ量、又はd×(b−g−1)バイトの映像信号データエリアの全データ量が、1フィールド内に伝送が必要な有効データ量より大なる場合には、1フィールド内に伝送が必要なデータ量の伝送終了後の残りのデータとして、ヌルデータによりパディング処理をした信号を配置した構成としたことを特徴とする。
この発明では、最後のブロックラインである第bブロックラインには、同じブロックラインの第3の識別符号、第4の識別符号、cバイトのディジタル音声信号と共にmバイトのディジタル音声信号とを配置している。これは、通常は第bブロックラインのディジタル音声信号及びディジタル映像信号は、それぞれパディング処理した信号であるので、エラーチェックコードは不要であり、また、前記a〜gの値が所定の関係を満足できればよいので、ディジタル映像信号を前記a〜gの値を、所定の関係を満足できるようなmバイト幅に設定して、エラーチェックコードは伝送しない。これにより、本発明では、伝送フォーマットを、伝送する映像信号の映像フォーマットのより多くの種類に対応した、より汎用性のある構成とすることができる。
本発明によれば、光信号を伝送するとき、少なくともディジタル映像信号の垂直同期信号と同期関係を保つことを条件に、横方向のバイト数a、縦方向のブロックライン数bを定めた伝送フォーマットでディジタル映像信号及びディジタル音声信号の多重化信号を光信号で伝送するようにしたため、ディジタル映像信号としてブランキング期間を含む全データを伝送する場合には、データの並び替え時の時間差を吸収するための数ライン相当のラインメモリがあればよく、最小限の回路規模でディジタル映像信号及びディジタル音声信号の多重化信号を単一光で光伝送できる。
また、ブランキング期間を含むディジタル映像信号の全データを伝送せずに、可能な限りシリアル伝送路の伝送速度を下げる必要がある場合には、映像データを一時保管するためのリングバッファとしてのフレームメモリ(FIFO)が必要となるものの、ディジタル映像信号の有効画素データを包含可能な映像信号データエリアを確保した伝送フォーマット1として、最低限、ディジタル映像信号の垂直同期信号と同期関係を保つことを条件に横方向のバイト数をaおよび縦方向ブロックライン数bを定めることにより、対応可能である。
また、本発明によれば、伝送可能なディジタル映像信号のフォーマットを最大伝送フォーマットとして固定化し、それ以下の伝送容量に対応した映像信号の場合には、余分な映像信号のデータエリアをヌルデータによりパディング処理をするようにしたため、垂直同期信号が同一であればシステムを変更することなく同一伝送フォーマットにて伝送可能であり、映像信号と音声信号の同期再生も保証できる。
また、本発明によれば、ディジタル音声信号のサンプリング周波数をディジタル映像信号のマスタークロックを分周して得られる近似値(ディジタル映像信号としてブランキング期間を含む全データを伝送するフォーマットの場合)とすることで、クロックの生成を簡単にし、かつ、映像信号との同期再生を保証することができ、映像信号と音声信号との同期化を最小限の回路で可能にできる。
また、本発明によれば、フレームメモリ(FIFO)を使用することで、ブランキング期間を含むディジタル映像信号の全データを伝送せずに、可能な限りシリアル伝送路の伝送速度を下げて伝送する場合には、少なくともディジタル映像信号の垂直同期信号と同期関係を保つことを条件に定めたフォーマットに変換して伝送するシステムクロックを分周して得られる近似値とすることで、同様に映像信号と音声信号との同期化を容易に実現可能である。
以上により、本発明によれば、比較的自由度の高い伝送フォーマットの光信号の伝送システムとして運用可能であり、送信側と受信側のエンコード/デコード処理を簡単で小規模な回路構成で、かつ、映像信号と音声信号の同期再生が容易な伝送システムを構築することができる。
次に、本発明を実施するための最良の形態について図面と共に説明する。図1は本発明になる伝送システムの一実施の形態のブロック図を示す。本実施の形態は、入力されたディジタル映像信号とこのディジタル映像信号に同期したディジタル音声信号とを、これら映像信号及び音声信号のフォーマット等に関する制御データと共に多重化して、例えば図2、図3あるいは図4に示した伝送フォーマットの光信号を生成して光無線送信する光送信処理ブロック20と、上記の伝送フォーマットの光信号を受信して元のディジタル映像信号とディジタル音声信号を復元する光受信処理ブロック30とから構成されている。
まず、光送信処理ブロック20の構成及び動作について説明する。非圧縮のベースバンドディジタルHD映像信号であり、ブランキング期間を含む1画素の構成データワード数が2バイト(16ビットワード)のディジタルコンポーネント映像信号が、入力端子21を介して8ビットパラレルで、FIFO(First In First Out)からなるビデオメモリと、そのビデオメモリの書込み/読出し制御部とからなるビデオFIFO・書込み/読出し制御部23に供給され、ここで入力されるディジタル映像信号に同期した書込みクロックにて1ラインずつビデオメモリに書き込まれる。
他方、所定のサンプリング周波数でサンプリングされた左(L)と右(R)の計2チャンネル(2ch)のディジタル音声信号が、入力端子22を介して24ビットパラレルで、FIFOで構成された音声メモリと、システムクロック発振器26から出力されたシステムクロックが供給される音声メモリの書込み/読出し制御部と、エラー訂正符号生成処理部などからなる音声処理部24に供給され、ここでシステムクロックに同期して音声メモリに書き込まれる。
また、音声処理部24内の音声メモリに書き込まれたディジタル音声信号は、後述するように、ディジタル映像信号の1フィールド毎に2ブロックに分割管理され、ブロック毎の音声信号のサンプル数が音声メモリに書き込まれた後、ブロック毎に音声メモリから読み出されてエラー訂正符号生成処理部に供給されて伝送エラー検出用符号とエラー訂正符号が生成されて音声メモリに再度書き込まれる。
ここで、音声処理部24内の音声メモリから読み出されるディジタル音声信号は、ビデオFIFO・書込み/読出し制御部23内のビデオメモリから読み出されるディジタル映像信号のマスタークロック(伝送用システムクロック)を分周したクロックをサンプリングクロックとしており、ディジタル映像信号と同期した関係にある。ディジタル映像信号のマスタークロックを分周したクロックを音声信号のサンプリングクロックとしても目的のサンプリング周波数誤差範囲内に収まることに着目したもので、これにより音声信号と映像信号の同期化を最小限の回路規模で実現できる。
ビデオFIFO・書込み/読出し制御部23内のビデオメモリから出力されたディジタル映像信号と、音声信号処理部24内の音声メモリから出力されたディジタル音声信号及び伝送エラー検出用符号とエラー訂正符号とは、制御データ処理部25から出力される制御データと共に映像/音声信号合成処理部29に供給される。上記の制御データは、前記ディジタル映像信号とディジタル音声信号のフォーマット等に関する8ビットワード列データである。
映像/音声信号合成処理部29は、システムクロック発振器26からのシステムクロックに同期して伝送タイミング発生回路27から出力される伝送タイミング信号に基づき、後述する所定の順序で制御データ、ディジタル音声信号及びディジタル映像信号を16ビット単位で読み出し、8ビット単位に分割して後8B/10B変換部2Aに供給する。8B/10B変換部2Aは入力されたデータの8B(8ビット)を10B(10ビット)に変換する回路である。
この8B/10B変換は、伝送信号品質において受信時のDCオフセットを回避する符号変換として考えられたもので、広く一般に知られており、8ビットのデータ組み合わせが256通りに対して10ビット変換時の1024通り中256種類を定義伝送すると共に、特殊キャラクタとして256種類以外のデータを何種類か定義し、かつ、受信時の受信セルフクロック発生用キャラクタを特定定義することで安定した受信を可能としている。
8B/10B変換部2Aから10ビットパラレルで出力された制御データ、ディジタル音声信号及びディジタル映像信号は、10Bパラレル/シリアル変換部2Bに供給され、ここでシリアルデータに変換される。また、特殊データ付加制御部28から伝送タイミング発生回路27からの伝送タイミングに同期して10ビットパラレルで読み出された特殊データも、10Bパラレル/シリアル変換部2Bに供給され、ここでシリアルデータに変換される。
上記の特殊データには、後述するように、垂直同期信号としての10ビットの第1の識別符号と、映像信号がインターレースの場合に偶数フィールドか奇数フィールドかを識別するための10ビットの第2の識別符号と、ディジタル映像信号及び音声信号のブロックラインスタート識別用としての10ビットの第3の識別符号と、映像信号単独又は映像信号と音声信号両者のコンテンツ保護としての暗号化処理を行うための暗号化キーチェンジ情報としての10ビットの第4の識別符号とからなる。
10Bパラレル/シリアル変換部2Bからシリアルに出力されたデータは、光送信モジュール2Cにより本発明所定のフォーマットの光信号に変換されて光無線伝送路41へ光無線送信される。
次に、光送信処理ブロック20で生成される光信号の伝送フォーマットの各実施の形態について説明する。図2は本発明になる伝送システムの第1の実施の形態で伝送される光信号の伝送フォーマットを示す。図2は8B/10B符号変換する前のデータ伝送順序の概念を示している。
同図において、第1の実施の形態の伝送フォーマット1は、ブランキング期間を含むディジタル映像信号を、映像信号の有効画素データを包含可能な映像信号データエリア8を含む横方向のバイト数をa(自然数)および縦方向ブロックライン数をb(自然数)とする伝送フォーマットであり、少なくともディジタル映像信号の垂直同期信号と同期関係を保つことを条件にaとbを定めた伝送フォーマットである。
この伝送フォーマット1の第1ブロックラインは、先頭に同期信号を示す垂直同期信号VSとしての8B/10B特殊符号である第1の識別符号2を配置し、次に前記ディジタル映像信号がインターレース方式の場合に偶数フィールドか奇数フィールドかを識別するための8B/10B特殊符号FDである第2の識別符号3を配置し、続いて制御データ6の8B/10B符号変換データを付加することにより構成される。
伝送フォーマット1の第2ブロックラインは、先頭から順にディジタル映像信号及び音声信号のブロックラインスタート識別用としての8B/10B特殊符号BSpである第3の識別符号4と、暗号化キーチェンジ情報BSsとしての第4の識別符号5とを配置し、続いて音声信号データエリア7内にcバイト{ここで、cバイト×(b−1)≧(1フィールド内に伝送が必要な音声信号の有効データ量)}の音声信号データを付加した後、映像信号データエリア8内にdバイト{ここで、dバイト×(b−1)≧(1フィールド内に伝送が必要な映像信号の有効データ量)}の映像信号データを付加することにより構成される。伝送フォーマット1の第3ブロックライン以降最終ブロックラインまでの各ブロックラインは、第2ブロックラインと同様に構成される。
ここで、c×(b−1)バイトの音声信号データエリア7、又はd×(b−1)バイトの映像信号データエリア8が1フィールド内に伝送が必要な有効データ量より大なる場合には、各有効データ量の伝送終了後の残りのデータ区間は、ヌルデータによりパディング処理をした信号が付加される。伝送フォーマット1の信号は、8B/10B変換符号化されて10ビット単位のデータ列を順次パラレル/シリアル変換処理してシリアルデータ列として伝送される。
また、本実施の形態では、上記の映像信号データエリア8内には、有効画素データとブランキング信号を配置するが、映像本来のプリ、ポスト等のブランキング期間は最後の方にくるため、ブランキング信号はヌルパディング処理することとなるが、この部分をFIFOを使用することで伝送せずに時間軸圧縮伝送し、伝送容量を減らすことも可能である。
なお、8B/10B符号変換の特殊符号である第1乃至第4の識別符号2〜5の適用例を表1に示す。
Figure 0004483457
セルフクロックコレクション用としての同期化信号は、K28.1としての適用例を示すが、K28.5又はK28.7も同様の機能定義がなされており、使用するSerDes(Serializer/De-serializer)に準ずる必要がある。
また、コンテンツ保護としての暗号化/復号処理を行うための暗号化キーチェンジ情報としての特殊符号BSsである第4の識別符号5は、表1の適用例に示すように、2種類の特殊符号を割り当てることでキーのA/B切り替え機能を持たせることを目的としているが、送信側から特殊符号を切り替えて伝送することで、受信側は予め定められた手順とタイミングにより復号キーの切り替え対応を行うことが可能であるが、システム構成によっては必ずしも使用する必要はない。
次に、本発明になる伝送システム第2の実施の形態で伝送する光信号の伝送フォーマットについて説明する。図3は本発明になる伝送システムの第2の実施の形態の伝送フォーマットを示す。
図3は8B/10B符号変換する前のデータ伝送順序の概念を示している。同図中、図2と同一構成部分には同一符号を付し、その説明を省略する。図3に示す第2の実施の形態の伝送フォーマット9は、ブランキング期間を含むディジタル映像信号を、映像信号の有効画素データを包含可能な映像信号データエリア10を含む横方向のバイト数をa及び縦方向ブロックライン数をbとする伝送フォーマットであり、少なくともディジタル映像信号の垂直同期信号と同期関係を保つことを条件にaとbを定めた伝送フォーマットである点は第1の実施の形態の伝送フォーマット1と同様である。
また、識別符号2〜5、制御データ6及び音声信号データエリア7の配置も第1の実施の形態の伝送フォーマット1と同様であるが、映像データエリア10が各ブロックライン当りd(=a−c−2−e)バイトであり、かつ、第2ブロックライン以降の各ブロックラインの最後にeバイトの伝送エラーチェック用CRCCコード11が配置されている点が第1の実施の形態の伝送フォーマット1と異なる。
この実施の形態では、第2ブロックライン以降の各ブロックライン毎に、最後にそのブロックラインの有効画素データ又は有効画素データ及び音声信号データを生成要素とする伝送エラーチェック用CRCCコード11を追加することで、伝送路で発生するエラー状況を把握管理することが可能となり、特に光無線伝送による伝送路の場合に、送信部と受信部のデータ伝送の送達確認や自動追尾機能を実現するのに有効である。
次に、本発明になる伝送システムの第3の実施の形態で伝送する光信号の伝送フォーマットについて説明する。図4は本発明になる伝送システムの第3の実施の形態で伝送する光信号の伝送フォーマットを示す。図4は8B/10B符号変換する前のデータ伝送順序の概念を示している。同図中、図2と同一構成部分には同一符号を付し、その説明を省略する。図4に示す第3の実施の形態の伝送フォーマット12は、ブランキング期間を含むディジタル映像信号を、映像信号の有効画素データを包含可能な映像信号データエリア13を含む横方向のバイト数をa及び縦方向ブロックライン数をbとする伝送フォーマットであり、少なくともディジタル映像信号の垂直同期信号と同期関係を保つことを条件にaとbを定めた伝送フォーマットである点は第1及び第2の実施の形態の伝送フォーマット1および9と同様である。
また、識別符号2〜5、制御データ6及び音声信号データエリア7の配置と映像信号データエリア13が各ブロックライン当りd(=a−c−2)バイトである点も第1の実施の形態の伝送フォーマット1と同様であるが、映像信号データエリア13において伝送するディジタル映像信号の1水平走査期間(Hライン)の有効画素データ14毎に、その1Hラインの有効画素データを生成要素とする伝送エラーチェック用CRCCコード15を追加する構成とした点が、上記の各実施の形態と異なる。
この実施の形態は、上記のCRCCコード15を追加することにより、VTR等でよく使用されるドロップアウト時の1H前のラインデータによる前値補間処理を行う場合に有効である。また、図3の伝送フォーマット9と精度は異なるものの、CRCCコード15により伝送路で発生するエラー状況を把握管理することも可能である。
次に、本発明になる伝送システムの第4の実施の形態で伝送する光信号の伝送フォーマットについて説明する。図5は本発明になる伝送システムの第4の実施の形態で伝送する光信号の伝送フォーマットを示す。図5は8B/10B符号変換する前のデータ伝送順序の概念を示している。同図中、図2と同一構成部分には同一符号を付し、その説明を省略する。図5に示す第4の実施の形態の伝送フォーマット16は、ブランキング期間を含むディジタル映像信号を、映像信号の有効画素データを包含可能な映像信号データエリア17に配置した点に特徴がある。
ここで、上記の映像データエリア17は、横方向のバイト数をa(自然数)、縦方向のブロックライン数をb(自然数)としたとき、少なくともディジタル映像信号の垂直同期信号と同期関係を保つことを条件に上記のaとbとを定めたフォーマットである点は、上記の第1乃至第3の実施の形態のフォーマットと同じであるが、横方向のバイト数がd(自然数)、縦方向のブロックライン数(b−g−1)の矩形エリアに、横方向のバイト数が(f−cー2)を加えたエリアからなる。また、CRCCのエリア18は、横方向のバイト数e(自然数)、縦方向のブロックライン数(b−g−1)からなる。
aバイトの第1ブロックラインには第1の識別符号2と第2の識別符号3と制御データ6aとが配置され、各々aバイトの第2ブロックライン以降全部で(g−1)ブロックライン(ただし、gは自然数)には、第3の識別符号4と第4の識別符号5と必要に応じて残り(g−1)ブロックラインの制御データ6bとが配置され、第(g+1)ブロックライン以降は第3の識別符号4と第4の識別符号5に続いて、c(自然数)バイト(ただし、c×(b−g)バイト≧(1フィールド内に伝送が必要なディジタル音声信号の有効データ量))のディジタル音声信号の有効データと、dバイト(ただし、d×(b−g−1)バイト≧(1フィールド内に伝送が必要なディジタル映像信号の有効画素データ量))のディジタル映像信号の有効データと、同じブロックラインの映像信号の有効画素データ単独または映像信号の有効画素データと音声信号の有効データとを生成要素として生成されたe(自然数)バイトの伝送エラーチェックコードCRCCとが配置されている。
更に、c×(b−g)バイトの音声信号データエリア7の全データ量、又はd×(b−g−1)バイトの映像信号データエリア17の全データ量が、1フィールド内に伝送が必要なデータ量より大なる場合は、1フィールド内に伝送が必要なデータ量の残りのデータとしてヌルデータによりパディング処理した信号を配置し、伝送する映像信号フォーマットの構成を、(hピクセル(横方向)×iライン(縦方向))としたときには、横ブロックライン毎の暗号化処理単位データをjバイトとして((a−2−e)/j=整数)の条件を満足し、最終伝送ブロックラインの伝送データ量を1ブロックライン量に満たない余りの伝送データ量をfバイトとして1ピクセルデータ量を輝度信号Y、色信号Pb、色信号Pr(4:2:2)の2バイト条件にて((h×i)×2バイト=(a×(b−1)+f)を満足するか、又は伝送する1ピクセルデータ量を三原色信号R、G、B等の(4:4:4)の3バイト条件にて((h×i)×3バイト=(a×(b−1)+f)を満足するようなa〜gを定めた配置とされている。
この実施の形態では、伝送フォーマットの横方向のバイト数と縦方向のブロックライン数との関係が第1乃至第3の実施の形態に比べて制約が少なく、伝送フォーマットの許容性が高いという利点がある。
次に、再び図1に戻って、本発明になる伝送システムの一実施の形態の光受信処理ブロック30の構成及び動作について説明する。光送信処理ブロック20で生成された、図2、図3、図4又は図5に示す伝送フォーマットの光信号は、光無線伝送路41を経て光受信処理ブロック30内の光受信モジュール31で受信されて光電変換された後、シリアル/10Bパラレル変換部32により10ビットのパラレルデータに変換され、更に10B/8B変換部33に供給されて10ビットパラレルデータが8ビットパラレルデータに変換された後、映像/音声信号分離処理部34に16ビットワード単位でパラレルに供給される。
また、光受信モジュール31で受信された光信号は、セルフクロック発振器35に供給され、ここで第3の識別符号(BSp)4に基づき、送信側のシステムクロックに同期したセルフクロックが生成されて受信タイミング発生回路36に供給される。なお、第3の識別符号4は、有効ライン毎に定期的に送受信されることにより、受信の際のセルフクロックコレクション機能を満足させるためにも使用される。
一方、特殊データ監視制御部37は、ライン伝送の先頭に付加されている予め定義された1個の垂直同期信号(VS)である第1の識別符号2を監視しており、この第1の識別符号2を検出すると、第1の識別符号2に続いて配置されている第2の識別符号(FD)3に基づき、偶数フィールドか奇数フィールドかを識別し、受信タイミング発生回路36から出力される受信タイミング信号を制御する。
映像/音声信号分離処理部34は、受信タイミング発生回路36からの受信タイミング信号に基づき、映像信号データと音声信号データと制御データとに分離され、映像信号データは、ビデオFIFO・書込み/読出し制御部3A内のFIFOで構成されたビデオメモリに書き込まれ、音声データは音声信号処理部3B内のFIFOで構成された音声メモリに書き込まれ、制御データは、制御データ処理部38に供給される。
ビデオFIFO・書込み/読出し制御部3Aは、内部のビデオメモリに書き込まれた映像信号データを、セルフクロックに基づき内部の書込み/読出し制御部により生成された読出しクロックに基づき読み出して(ディジタル映像信号としてブランキング期間を含む全データを伝送するフォーマットの場合)、合成回路3Cへ出力する。
一方、制御データ処理部38により再生表示部側を設定制御するための映像フォーマットや表示部設定情報等の制御データを処理して得た信号を映像タイミング発生回路39に供給し、ここで垂直同期信号と水平同期信号とを所定のタイミングで生成させて合成回路3Cに供給する。合成回路3Cは、映像タイミング発生回路39からの垂直同期信号、水平同期信号を、それぞれ所定のタイミングで、ビデオFIFO・書込み/読出し制御部3Aから1画素の16ビット単位で1ラインずつ出力される有効ライン区間の映像信号データ及びブランキング信号に時系列的に合成してディジタル映像信号を生成し、そのディジタル映像信号を出力端子3Dを介して図示しない表示部へ出力する。
一方、音声信号処理部3Bは、内部の音声メモリに書き込まれた音声データを読み出して、内部のエラー訂正処理部にてエラー訂正処理を行って音声メモリに再び書き戻し、受信タイミング発生回路36からの受信タイミング信号に同期して音声メモリからディジタル音声信号として読み出し、出力端子3Eへ出力する。
このように、本実施の形態によれば、各伝送ラインでの有効画素データは必ずしも各ライン毎に完結する必要がなく、伝送に必要な音声データ量を満足させるブロックライン数を最優先処理することを前提とし、非圧縮のベースバンドディジタル映像信号とディジタル音声信号との間には、最低限、前記ディジタル映像信号の垂直同期信号と同期関係を保つことを条件に、伝送フォーマットの横方向のバイト数aと縦方向ブロックライン数bを定めることにより、非圧縮のベースバンドディジタルHD映像信号をディジタル音声信号と共に単一光で伝送できる。
また、本実施の形態によれば、伝送可能なブランキング信号を含むディジタル映像信号のフォーマットを最大伝送フォーマットとして固定化し、それ以下の伝送容量に対応した映像信号の場合には、余分な映像信号のデータエリアをヌルデータによりパディング処理をすることで、垂直同期信号が同一であればシステムを変更することなく同一伝送フォーマットにて伝送可能であり、映像信号と音声信号の同期再生も保証できる。
以上のように、本実施の形態によれば、図2、図3、図4又は図5に示した伝送フォーマットを用いることで、比較的自由度を高い伝送フォーマットとして運用可能であり、送信側と受信側のエンコード/デコード処理も回路規模が小さな回路で処理速度速くでき、映像信号と音声信号の同期再生が容易なシステムを構成することが可能である。
(第1実施例)
図6は本発明になる伝送システムで伝送する伝送フォーマットの第1実施例を示す。本実施例は図3に示した第2の実施の形態の実施例で、WXGA{(映像フォーマット:1500ピクセル×825H(ライン))、有効画素数(1366ピクセル×768H(ライン))、Y,Pb,Pr(4:2:2)}、フレームレートが60又は60/1.001のY/色差ディジタルコンポーネント映像信号の伝送例である。Y信号、色差信号Pb及びPrがそれぞれ4:2:2のディジタルコンポーネント映像信号は、例えば図12に示すように多重化されている。
本実施例の伝送フォーマット9aは、ブランキング期間を含めたディジタル映像信号全体を伝送フォーマットに構成し直し伝送する場合の実施例で、全データを伝送するには約1.49Gbpsのシリアル伝送速度が必要である。この伝送フォーマットは、横方向が(1125×2)バイト(=1125ピクセル)、縦方向が1100ブロックラインであり、ディジタル映像信号側と送信側共に共通のマスタークロックは74.25MHz又は74.25MHz/1.001の場合を示す。そのため、映像信号データエリア10は、有効画素データ伝送エリア10aと、ヌルデータにてパディング処理しているエリア10bとからなる。
音声信号データエリア7に関しては、エラー訂正処理時間の短縮を考慮して2ブロックの音声信号データエリア7a、7bに分割し、かつ、フレームレートが50での対応も考慮し、サンプリング周波数が最大48kHz、2ch/24ビットの条件で設定した時の最低限伝送が必要なサンプル数は960サンプル/1フレームであるため、フレームレートが50から60共通の同一フォーマットで対応可能とするために、1ブロックあたりの取り扱い可能サンプル数を504{=56バイト×54ライン/(3バイト×2ch)}、横符号はリードソロモンによるエラー訂正符号8バイトとし、横方向ブロックは合計64バイト、縦符号も横符号と同様リードソロモンによるエラー訂正符号8バイトとし、合計62バイトとなる。
従って、1ブロックの音声信号データを8バイトずつ縦方向に伝送すると、音声信号データエリア7a及び7bのそれぞれは、496ラインで伝送される。音声信号データエリア7の残りのデータエリア7cは、ヌルデータにてパディング処理している。
(第2実施例)
図7は本発明になる伝送システムで伝送する伝送フォーマットの第2実施例を示す。本実施例は図3に示した第2の実施の形態の実施例で、XGA(4:2:2)、フレームレートが60又は60/1.001のY/色差ディジタルコンポーネント映像信号の伝送例である。
本実施例の伝送フォーマット9bの映像信号データエリア10は、映像信号データが実際に配置されたデータエリア10cとそれ以外のパディング処理されたヌルデータのエリア10dとからなるが、映像信号データの映像フォーマットが1500ピクセル×825H(ライン)で、有効画素数が1024ピクセル×768H(ライン)であり、有効画素数が第1実施例と比較して少ないが、1Hライン当りのブランキングを含むデータ量は1500ピクセルと第1実施例と同じであるため、映像信号データエリア10cは第1実施例の映像信号データエリア10aと同様であり、かつ、パディング処理エリア10dも第1実施例の10bと同様である。
(第3実施例)
図8は本発明になる伝送システムで伝送する伝送フォーマットの第3実施例を示す。本実施例は図3に示した第2の実施の形態の実施例で、XGA(4:4:4)、フレームレートが60又は60/1.001のR、G、Bのディジタル映像信号の伝送例である。R、G、Bの三原色信号からなる4:4:4のコンポーネントディジタル映像信号は、例えば図13に示すように多重化されている。
本実施例の伝送フォーマット9cの映像信号データエリア10は、映像信号データが実際に配置されたデータエリア10eとそれ以外のパディング処理されたヌルデータのエリア10fとからなるが、映像信号データの映像フォーマットが1500ピクセル×825H(ライン)で、有効画素数が1024ピクセル×768H(ライン)であるが、有効画素数が第1及び第2実施例と比較して1.5倍のテータ量を伝送する必要があり、同一伝送レートによる同一伝送フォーマットで伝送するためには、ブランキング期間を削除して伝送する必要がある。そのため、映像信号データエリア10eは第1及び第2実施例の映像信号データエリア10a及び10cよりも大きく、かつ、パディング処理エリア10fは第1及び第2実施例のパディング処理エリア10b及び10dよりも小さくなる点が他の実施例と異なる。
本実施例は、ブランキング期間を含むディジタル映像信号の全データを伝送できないため、送信側/受信側共にフレームメモリ(FIFO)を必要とする実施例である。
(第4実施例)
図9は本発明になる伝送システムで伝送する伝送フォーマットの第4実施例を示す。本実施例は図4に示した第3の実施の形態の実施例で、WXGA(4:2:2)、フレームレートが60又は60/1.001のY/色差ディジタルコンポーネント映像信号の伝送例である。同図中、図4及び図6と同一構成部分には同一符号を付し、その説明を省略する。
本実施例の伝送フォーマット12aは、ブランキング期間を含めたディジタル映像信号全体を伝送フォーマットに構成し直し伝送する場合の実施例で、横方向が(1125×2)バイト、縦方向が1100ブロックラインであり、ディジタル映像信号側と送信側共に共通のマスタークロックは74.25MHz又は74.25MHz/1.001の場合を示す。そのため、映像信号データエリア13は、有効画素データ伝送エリア13aと、ヌルデータにてパディング処理しているエリア13bとからなる。
本実施例では、図6の伝送フォーマット9aに対し、伝送エラーチェック用CRCCが1Hラインの有効画素データ毎に付加したフォーマットであり、その他は図6と同様の構成例である。
(第5実施例)
図10は本発明になる伝送システムで伝送する光信号の伝送フォーマットの第5実施例を示す。本実施例は図5に示した第4の実施の形態の実施例で、1080i{(映像フォーマット:2200ピクセル×(1125/2)H(ライン))、有効画素数(1920ピクセル×1080H(ライン))、Y,Pb,Pr(4:2:2)}、フレームレートが60又は60/1.001のY/色差ディジタルコンポーネント映像信号の伝送例である。Y信号、色差信号Pb及びPrがそれぞれ4:2:2のディジタルコンポーネント映像信号は、例えば図12に示すように多重化されている。
本実施例の伝送フォーマット16aは、横方向が(1238×2)バイト、縦方向が1000ブロックラインであり、ディジタル映像信号側と送信側共に共通のマスタークロックは74.25MHz又は74.25MHz/1.001の場合を示す。そのため、映像信号データエリア17は、有効画素データ伝送エリア17aと、ヌルデータにてパディング処理しているエリア17bとからなる。
本実施例では、dが2464(=1232×2)バイト、b=1000(ライン)、g=2(ライン)であり、また、前記h=2200(ピクセル)、i=1125/2(ライン)、横ブロックライン毎の暗号化処理単位データをj=6(バイト)であり、また、a=1238×2(バイト)、e=2(バイト)であるから、前記(a−2−e)/jの値は412となり、これは整数であるという条件を満足している。また、(h×i)×2=2475000であり、これは{a×(b−1)+f}を満足するようにf=(738×2)バイトに設定されている。
音声信号データエリア7に関しては、エラー訂正処理時間の短縮を考慮して2ブロックの音声信号データエリア7a、7bに分割し、音声信号データエリア7の残りのデータエリア7cは、ヌルデータにてパディング処理している。
(第6実施例)
図11は本発明になる伝送システムで伝送する光信号の伝送フォーマットの第6実施例を示す。本実施例は図5に示した第4の実施の形態の実施例で、WXGA{(映像フォーマット:1500ピクセル×825H(ライン))、有効画素数(1366ピクセル×768H(ライン))、Y,Pb,Pr(4:2:2)}、フレームレートが60又は60/1.001のY/色差ディジタルコンポーネント映像信号の伝送例である。Y信号、色差信号Pb及びPrがそれぞれ4:2:2のディジタルコンポーネント映像信号は、例えば図12に示すように多重化されている。
本実施例の伝送フォーマット16bは、横方向が(1238×2)バイト、縦方向が1000ブロックラインであり、ディジタル映像信号側と送信側共に共通のマスタークロックは74.25MHz又は74.25MHz/1.001の場合を示す。そのため、映像信号データエリア17は、有効画素データ伝送エリア17cと、ヌルデータにてパディング処理しているエリア17dとからなる。
本実施例では、dが2464(=1232×2)バイト、b=1000(ライン)、g=2(ライン)であり、また、前記h=1500(ピクセル)、i=825(ライン)、横ブロックライン毎の暗号化処理単位データをj=6(バイト)であり、また、a=1238×2(バイト)、e=2(バイト)であるから、前記(a−2−e)/jの値は412となり、これは整数であるという条件を満足している。また、(h×i)×2=2475000であり、これは{a×(b−1)+f}を満足するようにf=(738×2)バイトに設定されている。
音声信号データエリア7に関しては、エラー訂正処理時間の短縮を考慮して2ブロックの音声信号データエリア7a、7bに分割し、音声信号データエリア7の残りのデータエリア7cは、ヌルデータにてパディング処理している。
なお、本発明は以上の実施の形態に限定されるものではなく、例えば、ディジタル音声信号のサンプリング周波数は、48kHzに限定されるものではなく、32kHzあるいは44.1kHz等の標準的なサンプリング周波数でもよく、この場合、伝送フォーマット1を8B/10B変換等、パラレルデータを扱うシステムのマスタークロックを分周して得られる近似値とすることで、クロックの生成を簡単にし、かつ、映像信号との同期再生を保証することが可能である。
一般的にマスタークロックは数十MHz以上であり、標準的なサンプリング周波数との分周誤差は0.1%以下であり問題とならない。また、送信側でのシリアル伝送クロックは、マスタークロックをn逓倍(通常、10逓倍又は20逓倍)したクロックであり、受信側で生成される受信用セルフクロックはn逓倍したクロックに同期しているため、セルフクロックを音声信号の再生マスタークロックとして使用することで同期再生が可能であり、複雑なタイムスタンプ等による時間管理を必要としないため、同期再生処理が簡単である。
なお、本発明の伝送フォーマットは、電気信号を光信号に変換してシリアル伝送するだけではなく、光信号に変換することなく直接電気信号のまま、ツイストケーブルや同軸ケーブルで伝送することも可能であることはいうまでもない。また、制御データは複数本のラインで分割して伝送するようにしてもよい。
また、ディジタル映像信号が、プログレッシブ走査方式で表示されるべき映像信号の場合には、8B/10B特殊記号である第2の識別符号3は、偶数フィールド/奇数フィールドの識別は不要のため、どちらか一方の識別符号に固定するか、インターレースと同様に交互に識別符号を付加してもよい。
また、本発明の実施例でのディジタル音声信号は、ディジタル映像信号の1フィールド毎に2ブロックに分割管理されているが、エラー訂正処理部の構成を替えることで1ブロックで処理したり、2分割以上の分割管理をしてもよい。更に、伝送フォーマット1等では制御データは1ブラックラインの(d+c)バイトで伝送するようにしたが、2ブロックライン以上で伝送することも可能である。
本発明は非圧縮のベースバンドディジタルHD(High-Definition)映像信号とディジタル音声信号と制御データとを合成し多重化した信号を、光無線伝送手段又は光信号伝送ケーブル手段を用いてシリアル伝送し、光信号を受信した後、映像信号、音声信号及び制御信号を分離し、映像信号と音声信号とを再生することを可能とした映像・音声の光無線伝送装置又は光信号ケーブル伝送装置に利用できる。
本発明の伝送システムの一実施の形態のブロック図である。 本発明システムの第1の実施の形態で伝送される光信号の伝送フォーマットを示す図である。 本発明システムの第2の実施の形態で伝送される光信号の伝送フォーマットを示す図である。 本発明システムの第3の実施の形態で伝送される光信号の伝送フォーマットを示す図である。 本発明システムの第4の実施の形態で伝送される光信号の伝送フォーマットを示す図である。 本発明の第1実施例の伝送フォーマットを示す図である。 本発明の第2実施例の伝送フォーマットを示す図である。 本発明の第3実施例の伝送フォーマットを示す図である。 本発明の第4実施例の伝送フォーマットを示す図である。 本発明の第5実施例の伝送フォーマットを示す図である。 本発明の第6実施例の伝送フォーマットを示す図である。 Y、Pb、Prディジタルコンポーネント映像データの多重例を示す図である。 R、G、Bディジタル映像データの多重例を示す図である。 従来の一例の伝送フォーマットを示す図である。
符号の説明
1、9、9a、9b、9c、12、12a、16、16a、16b データ伝送フォーマット全体
2 第1の識別符号(垂直同期識別用特殊データ「VS」)
3 第2の識別符号(偶数フィールドと奇数フィールド識別用特殊データ「FD」)
4 第3の識別符号(音声信号、映像信号のブロックラインスタート識別用同期データ「BSp」)
5 第4の識別符号(暗号化キーチェンジ識別用特殊データ「BSs」)
6 音声信号と映像伝送フォーマット等の制御データ
7 ディジタル音声信号データエリア
7a 音声信号伝送ブロック前半の1/2フィールド分
7b 音声信号伝送ブロック後半の2/2フィールド分
7c 音声信号伝送ブロックのバディング処理伝送エリア
8、10、13、17 ディジタル映像信号データエリア
10a、10c、10e、13a、17a、17c 映像信号有効画素データエリア
10b、10d、10f、13b、17b、17d 映像信号伝送ブロックのパディング処理エリア
11、15、18 伝送データエラーチェック用CRCCコード
14 ディジタル映像信号の1Hラインあたりの有効画素データ
20 光送信処理ブロック
21 ディジタル映像信号入力端子
22 ディジタル音声信号入力端子
23、3A ビデオFIFO・書込み/読出し制御部
24、3B 音声信号処理部
25、38 制御データ処理部
26 システムクロック発振器
27 伝送タイミング発生回路
28 特殊データ付加制御部
29 映像/音声信号合成処理部
2A 8B/10B変換部
2B 10Bパラレル/シリアル変換部
2C 光送信モジュール
30 光受信処理ブロック
31 光受信モジュール
32 シリアル/10Bパラレル変換部
33 10B/8B変換部
34 映像/音声信号分離処理部
35 セルフクロック発振器
36 受信タイミング発生回路
37 特殊データ監視制御部
39 映像タイミング発生回路
3C 合成回路
3D ディジタル映像信号出力端子
3E ディジタル音声信号出力端子





Claims (5)

  1. 互いに同期したディジタル映像信号とディジタル音声信号とを、フォーマット等に関する制御データと共に所定の伝送フォーマットの多重化信号に生成し、この多重化信号を光信号に変換して送信する光送信処理ブロックと、前記光送信処理ブロックから送信された前記光信号を受信して前記多重化信号に変換し、変換後の受信多重化信号から前記ディジタル映像信号と前記ディジタル音声信号と前記制御データとを分離し、分離した前記ディジタル映像信号と前記ディジタル音声信号と前記制御データとに基づき、映像信号と音声信号を同期再生する光受信ブロックとからなる伝送システムであって、
    前記光送信処理ブロックが生成する前記多重化信号の前記所定の伝送フォーマットは、ブランキング期間を含む前記ディジタル映像信号の有効画素データを包含可能な映像信号データエリアと、各1フィールドにおける前記ディジタル音声信号の有効音声データを包含可能な音声信号データエリアとを少なくとも含み、横方向のバイト数をa(自然数)、縦方向のブロックライン数をb(自然数)としたとき、少なくとも前記ディジタル映像信号の垂直同期信号と同期関係を保つことを条件に前記a及びbを定めたフォーマットであり、
    第1ブロックラインには、先頭から順に同期信号を示す垂直同期信号としての第1の識別符号と、前記映像信号がインターレースの場合に偶数フィールドか奇数フィールドかを識別するための第2の識別符号と、前記制御データとを配置し、第2ブロックラインから最終のブロックラインまでの各ブロックラインには、それぞれ先頭から順に前記ディジタル映像信号およびディジタル音声信号のブロックラインスタート識別用の第3の識別符号と、c(自然数)バイト幅の前記ディジタル音声信号の音声信号データエリアと、d(自然数)バイト幅の前記ディジタル映像信号の映像信号データエリアとを配置した構成とし、
    前記c×(b−1)バイトの前記音声信号データエリアの全データ量、又は前記d×(b−1)バイトの前記映像信号データエリアの全データ量が、1フィールド内に伝送が必要な有効データ量より大なる場合には、1フィールド内に伝送が必要なデータ量の伝送終了後の残りのデータとして、ヌルデータによりパディング処理をした信号を配置した構成としたことを特徴とする伝送システム。
  2. 前記第2ブロックラインから最終のブロックラインまでの各ブロックラインには、それぞれ前記第3の識別符号に続いて、映像信号単独又は映像信号と音声信号両者のコンテンツ保護としての暗号化処理を行うための暗号化キーチェンジ情報としての第4の識別符号を付加すると共に、前記第3の識別符号を、前記光受信処理ブロックにおいて受信クロックとして生成するセルフクロック発生器のためのセルフクロックコレクション機能としての同期化に用いる特殊識別符号と兼用したことを特徴とする請求項1記載の伝送システム。
  3. 前記第2ブロックラインから最終のブロックラインまでの各ブロックラインには、それぞれ前記映像信号データエリア単独又は前記映像信号データエリアと前記音声信号データエリアの各ブロックラインのデータを生成要素として生成した伝送エラーチェック用コードを付加したことを特徴とする請求項1又は2記載の伝送システム。
  4. 前記第2ブロックラインから最終のブロックラインまでの前記映像信号データエリアには、1水平走査期間の前記ディジタル映像信号の有効画素データ伝送毎に、その1水平走査期間の前記ディジタル映像信号の有効画素データを生成要素として生成した伝送エラーチェック用コードを付加したことを特徴とする請求項1又は2記載の伝送システム。
  5. 互いに同期したディジタル映像信号とディジタル音声信号とを、フォーマット等に関する制御データと共に所定の伝送フォーマットの多重化信号に生成し、この多重化信号を光信号に変換して送信する光送信処理ブロックと、前記光送信処理ブロックから送信された前記光信号を受信して前記多重化信号に変換し、変換後の受信多重化信号から前記ディジタル映像信号と前記ディジタル音声信号と前記制御データとを分離し、分離した前記ディジタル映像信号と前記ディジタル音声信号と前記制御データとに基づき、映像信号と音声信号を同期再生する光受信ブロックとからなる伝送システムであって、
    前記光送信処理ブロックが生成する前記多重化信号の前記所定の伝送フォーマットは、ブランキング期間を含む前記ディジタル映像信号の有効画素データを包含可能な映像信号データエリアと、各1フィールドにおける前記ディジタル音声信号の有効音声データを包含可能な音声信号データエリアとを少なくとも含み、横方向のバイト数をa(自然数)、縦方向のブロックライン数をb(自然数)としたとき、少なくとも前記ディジタル映像信号の垂直同期信号と同期関係を保つことを条件に前記a及びbを定めたフォーマットであり、
    第1ブロックラインには、先頭から順に同期信号を示す垂直同期信号としての第1の識別符号と、前記映像信号がインターレースの場合に偶数フィールドか奇数フィールドかを識別するための第2の識別符号と、前記制御データとを配置し、第2ブロックラインから第gブロックライン(gは自然数)までには、先頭から順に前記ディジタル映像信号およびディジタル音声信号のブロックラインスタート識別用の第3の識別符号と、暗号化キーチェンジ情報としての第4の識別符号と、必要に応じて残りの前記制御データとを配置し、第(g+1)ブロックラインから第(b−1)ブロックラインまでの各ブロックラインには、それぞれ先頭から順に前記第3及び第4の識別符号と、c(自然数)バイト幅の前記ディジタル音声信号の音声信号データエリアと、d(自然数)バイト幅の前記ディジタル映像信号の映像信号データエリアと、同じブロックラインの前記映像信号データエリアの映像信号画素データ単独、又は該映像信号画素データと前記音声信号データエリアの音声データとを生成要素として生成されたエラーチェックコードとを配置し、最終の第bブロックラインには先頭から順に前記第3及び第4の識別符号と、前記cバイト幅のディジタル音声信号の音声信号データエリアと、mバイト幅(mは前記dより小なる自然数)の前記ディジタル映像信号の映像信号データエリアとを配置した構成とし、
    前記c×(b−g)バイトの前記音声信号データエリアの全データ量、又は前記d×(b−g−1)バイトの前記映像信号データエリアの全データ量が、1フィールド内に伝送が必要な有効データ量より大なる場合には、1フィールド内に伝送が必要なデータ量の伝送終了後の残りのデータとして、ヌルデータによりパディング処理をした信号を配置した構成としたことを特徴とする伝送システム。
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