JP2009266425A - 誘導加熱調理器 - Google Patents

誘導加熱調理器 Download PDF

Info

Publication number
JP2009266425A
JP2009266425A JP2008111586A JP2008111586A JP2009266425A JP 2009266425 A JP2009266425 A JP 2009266425A JP 2008111586 A JP2008111586 A JP 2008111586A JP 2008111586 A JP2008111586 A JP 2008111586A JP 2009266425 A JP2009266425 A JP 2009266425A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
boost
output
switching
inverter
induction heating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008111586A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4926119B2 (ja
Inventor
Takuya Shimomugi
卓也 下麥
Yosuke Sasamoto
洋介 篠本
Kazunori Sakanobe
和憲 坂廼邊
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2008111586A priority Critical patent/JP4926119B2/ja
Publication of JP2009266425A publication Critical patent/JP2009266425A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4926119B2 publication Critical patent/JP4926119B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B6/00Heating by electric, magnetic or electromagnetic fields
    • H05B6/02Induction heating
    • H05B6/06Control, e.g. of temperature, of power
    • H05B6/062Control, e.g. of temperature, of power for cooking plates or the like

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Inverter Devices (AREA)
  • Induction Heating Cooking Devices (AREA)
  • Dc-Dc Converters (AREA)

Abstract

【課題】昇圧リアクタに必要とされるインダクタンス値を小さくすることができ、小型・軽量化を図ることができる誘導加熱調理器を得る。
【解決手段】整流器2と、昇圧リアクタ4aとスイッチング素子5aと逆流防止素子6aとからなる昇圧コンバータ3aと、昇圧リアクタ4bとスイッチング素子5bと逆流防止素子6bとからなり、昇圧コンバータ3aと並列に接続される昇圧コンバータ3bと、スイッチング制御手段7と、平滑コンデンサ8a、8bと、インバータ回路9a、9bと、インバータ駆動手段10と、誘導加熱コイル12及び共振コンデンサ13からなる負荷回路11とを備え、スイッチング制御手段7は、昇圧リアクタ4aと昇圧リアクタ4bとに流れる電流に位相差が生じ、且つ、臨界モードとなるように、スイッチング素子5a、5bのスイッチングを制御するものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、誘導加熱調理器に関し、特に、昇圧コンバータを有する誘導加熱調理器に関するものである。
近年、銅やアルミのような、抵抗率の小さい材質の容器も加熱対象とした、オールメタル対応の誘導加熱調理器が急速に普及しつつある。抵抗率の小さい材質の容器は、誘導加熱調理器の負荷としては加熱しにくいという難点があり、力率改善のため、昇圧コンバータが必要とされ、例えば、「制御回路2を主体として整流ブリッジ3、この整流ブリッジ3の整流出力を平滑して昇圧する電圧昇圧回路としての昇圧チョッパ回路4、この昇圧チョッパ回路4の後段に接続されたインバータ5、このインバータ5により生成される高周波電圧が印加される共振回路6およびフィルタ回路7を備え」た誘導加熱調理器が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−95454号公報(段落番号0011)
上記のように、オールメタル未対応の誘導加熱調理器に対して、オールメタル対応の誘導加熱調理器では昇圧コンバータが追加となる。昇圧コンバータの昇圧リアクタに流れる電流は連続モードとして動作させるため、インダクタンス値の大きな昇圧リアクタが必要となり、回路の小型・軽量化ができない、という問題点があった。
そのため、例えばグリルの容積を小さくする必要やオールメタル対応の口数を減らす必要が生じるなど、誘導加熱調理器の他機能に制限が生じる、という問題点があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、昇圧リアクタに必要とされるインダクタンス値を小さくすることができ、小型・軽量化を図ることができる誘導加熱調理器を得るものである。
本発明に係る誘導加熱調理器は、交流電圧を整流する整流器と、前記整流器の出力に接続され、第1の昇圧リアクタと第1のスイッチング素子と第1の逆流防止素子とからなる第1の昇圧コンバータと、前記整流器の出力に接続され、第2の昇圧リアクタと第2のスイッチング素子と第2の逆流防止素子とからなり、前記第1の昇圧コンバータと並列に接続される第2の昇圧コンバータと、前記第1及び第2のスイッチング素子を制御するスイッチング制御手段と、前記第1及び第2の昇圧コンバータの出力にそれぞれ設けられる平滑コンデンサと、前記平滑コンデンサにより平滑された電圧を高周波電圧に変換するインバータ回路と、前記インバータ回路を駆動するインバータ駆動手段と、前記インバータ回路の出力点に接続され、少なくとも誘導加熱コイル及び共振コンデンサからなる負荷回路とを備え、前記スイッチング制御手段は、前記第1の昇圧リアクタと第2の昇圧リアクタとに流れる電流に位相差が生じ、且つ、臨界モードとなるように、前記第1及び第2のスイッチング素子のスイッチングを制御するものである。
本発明は、第1の昇圧リアクタと第2の昇圧リアクタとに流れる電流に位相差が生じ、且つ、臨界モードとなるように、第1及び第2のスイッチング素子のスイッチングを制御するので、昇圧リアクタに必要とされるインダクタンス値を小さくすることができ、小型・軽量化を図ることができる。
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1に係る誘導加熱調理器の回路構成図である。図1において、商用電源1の交流電圧を整流する整流器2は、4個の整流ダイオード2a〜2dをブリッジ接続した構成となっている。整流器2の出力には、第1の昇圧コンバータである昇圧コンバータ3aと、第2の昇圧コンバータである昇圧コンバータ3bとが並列に接続される。この昇圧コンバータ3aは、第1の昇圧リアクタである昇圧リアクタ4aと、例えばIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)などにより構成され、第1のスイッチング素子であるスイッチング素子5aと、第1の逆流防止手段である逆流防止素子6aとにより構成される。
また昇圧コンバータ3bも同様に、第2の昇圧リアクタである昇圧リアクタ4bと、例えばIGBTなどにより構成され、第2のスイッチング素子であるスイッチング素子5bと、第2のスイッチング素子である逆流防止素子6bとにより構成される。
そして、スイッチング制御手段7によりスイッチング素子5a及び5bのスイッチングが制御され、整流器2の出力を昇圧する。尚、昇圧リアクタ4a及び4bのインダクタンス値については後述する。
昇圧コンバータ3aの出力は平滑コンデンサ8aにより平滑され、昇圧コンバータ3bの出力は平滑コンデンサ8bにより平滑される。そして昇圧コンバータ3a及び3bの出力には、第1のインバータであるインバータ回路9a、及び第2のインバータであるインバータ回路9bが接続される。
インバータ回路9a及び9bは、それぞれ例えばIGBTのようなスイッチング素子を上下に直列接続した構成となる。このインバータ回路9a及び9bは、インバータ駆動手段10により駆動され、平滑コンデンサ8a及び8bにより平滑された直流電圧を高周波電圧に変換する。
インバータ回路9a及び9bの出力点には、誘導加熱コイル12及び共振コンデンサ13からなる負荷回路11が接続される。そしてインバータ回路9a及び9bによって変換された高周波電圧が負荷回路11に印可される。
次に、昇圧リアクタ4a及び4b(以下、区別しない場合は単に「昇圧リアクタ4」という。)のインダクタンス値について説明する。
上記のように構成された昇圧リアクタ4のインダクタンス値Lは、下記の数式1のように定まる。
Figure 2009266425
ここで、fcはスイッチング周波数、Vinは入力電圧、Voは出力電圧、Pinは入力電力リプル率、Kは電流リプル率である。
数式1に示すように、昇圧リアクタ4に流れる電流の電流リプル率Kが大きいほどインダクタンス値Lは小さくなる。したがって、昇圧リアクタ4に流れる電流を臨界モード(後述)とすることによって電流平均値に対して電流ピーク値が大きくなり、電流リプル率Kが大きくなるため、昇圧リアクタ4に必要とされるインダクタンス値Lを小さくすることができる。
そこで、昇圧リアクタ4のインダクタンス値Lは、昇圧リアクタ4に流れる電流を臨界モードとした場合に上記数式1により定まる値を用いる。
上記のように構成された誘導加熱調理器の動作及び作用について、以下に説明する。
図1に示すように、商用電源1の交流電圧は、整流器2により整流される。整流器2の出力は、並列に接続される昇圧コンバータ3a及び3bにより2つの電流経路に分岐される。分岐された電流は昇圧リアクタ4a及び4bに流れ、スイッチング制御手段7によりスイッチング素子5a及び5bのスイッチングが制御されて、整流器2の出力は昇圧される。このスイッチング動作については後述する。
インバータ回路9a及び9bには、平滑コンデンサ8a及び8bにより平滑された昇圧コンバータ3a及び3bの出力が供給される。インバータ駆動手段10は、インバータ回路9a及び9bのそれぞれのスイッチングを制御し、フルブリッジ又はハーフブリッジのインバータを構成して、負荷回路11に任意の高周波電圧を供給する。そして、これにより、誘導加熱調理器に載置された被加熱物(図示せず)を誘導加熱する。
図2は本発明の実施の形態1に係る誘導加熱調理器の動作波形である。
次に、昇圧コンバータ3a及び3bのスイッチング動作について説明する。
昇圧コンバータ3aにおいて、スイッチング素子5aがオンした場合は、逆流防止素子6aは導通が阻止され、昇圧リアクタ4aには整流器2によって整流された電圧が印可される。一方、スイッチング素子5aがオフした場合は、逆流防止素子6aは導通され、昇圧リアクタ4aには、スイッチング素子5aオン時と逆向きの電圧が誘導される。
このため、昇圧リアクタ4aに流れる電流は、スイッチング素子5aオン時に直線的に増加し、スイッチング素子5aオフ時に直線的に減少する。
昇圧コンバータ3bにおいても同様に、昇圧リアクタ4bに流れる電流は、スイッチング素子5bオン時に直線的に増加し、スイッチング素子5bオフ時に直線的に減少する。
このようなスイッチング素子5a及び5b(以下、区別しないときは単に「スイッチング素子5」という。)のスイッチング動作において、昇圧リアクタ4に流れる電流が減少しても0(ゼロ)にならない動作状態を連続モードと呼び、昇圧リアクタ4に流れる電流が減少して0(ゼロ)となる区間が存在する動作状態を不連続モードと呼ぶ。そして、図2に示すように、スイッチング素子5オフ時に昇圧リアクタ4に流れる電流が減少して0(ゼロ)となった瞬間に、スイッチング素子5がオンする動作状態を、連続モードと不連続モードとの境界という意味で臨界モードと呼ぶ。
上述したように、昇圧リアクタ4のインダクタンス値Lは、昇圧リアクタ4に流れる電流を臨界モードとした場合に定まる値を用いている。そこで、図2に示すように、スイッチング制御手段7により、昇圧リアクタ4aに流れる電流、及び昇圧リアクタ4bに流れる電流が臨界モードとなるように、スイッチング素子5のスイッチングを制御する。
さらに、図2に示すように、昇圧リアクタ4a及び4bに流れる電流は、それぞれ位相差が生じるように(例えば180°位相差)、位相シフトして制御する。
これにより、昇圧リアクタ4a、及び昇圧リアクタ4bの個々においては臨界モードとして動作し、昇圧コンバータ3a及び3bにより2つの電流経路に分岐される前の入力電流は、その加算となり、連続モードで動作することとなる。
尚、スイッチング制御手段7のスイッチング制御において、例えば昇圧リアクタ4a及び4bに流れる電流をそれぞれ検出する電流検出手段である電流センサ(図示せず)を設け、スイッチング制御手段7はこの電流に基づいて、昇圧リアクタ4に流れる電流が臨界モードとなるようにスイッチング素子5のスイッチングを制御するようにしても良い。
以上のように本実施の形態においては、昇圧コンバータ3を2系統とし、各昇圧リアクタ4に流れる電流を臨界モードとなるように動作させるので、昇圧コンバータ3を構成する部品が2つずつ必要となるが、昇圧リアクタ4に流れる電流は、電流平均値に対して電流リプルが大きくなるため、昇圧リアクタ4に必要とされるインダクタンス値Lを小さくすることができ、昇圧リアクタ4の小型・軽量化を図ることができる。
これにより、昇圧リアクタ4自体の直材低減、昇圧リアクタ4のオンボード化による配線低減、及びノイズ耐力の向上を図ることが可能となる。
また、昇圧コンバータ3が1系統の場合と比較して、小型の昇圧リアクタ4を2つに分けて設けることができるため、回路上の部品配置の自由度向上や、組み立て時の効率の向上やミス低減を狙った設計が可能となる。
さらに、昇圧リアクタ4の小型・軽量化を図ることにより、誘導加熱調理器の製品自体の小型化やオールメタル対応の口数増加、グリル容積の増加等、誘導加熱調理器の他機能のメリットアップを図ることが可能となる。
また、誘導加熱調理器の製品自体の小型化を図ることにより、当該製品の包装の軽量化・小型化、包装容積の減縮を図ることができる。
また、昇圧リアクタ4に流れる電流は、位相シフトして制御されるため、昇圧リアクタ4の個々においては臨界モードとして動作するにも関わらず、入力電流は連続モードで動作することができる。このため、入力電流の高調波電流を抑制することが可能となる。
さらに、昇圧コンバータ3が1系統で臨界モードとした場合と比較して、昇圧コンバータ3の各素子に流れる電流はほぼ半分となるため、昇圧リアクタ4、スイッチング素子5、及び逆流防止素子6には、容量の小さな素子を選定することが可能となる。
尚、本実施の形態1では、昇圧リアクタ4a、4bに流れる電流を臨界モードとする場合を説明したが、これに限らず、昇圧リアクタ4a、4bに流れる電流を不連続モードとしても良い。これにより、電流リプル率はさらに大きくなるため、昇圧リアクタ4に必要なインダクタンス値Lを小さくすることができ、さらなる小型・軽量化を図ることができる。
尚、本実施の形態1では、昇圧コンバータを2系統とした場合を説明したが、これに限らず、3系統以上の昇圧コンバータを用いても良い。これにより、各昇圧リアクタ4に流れる電流の加算である入力電流は、電流リプルをさらに小さくすることができ、高調波電流抑制の効果をさらに向上させることができる。
また、各昇圧コンバータの昇圧リアクタ、スイッチング素子、逆流防止素子に流れる電流もさらに少なくなり、さらに容量の小さな素子を選定することも可能となる。
実施の形態2.
図3は本発明の実施の形態2に係る誘導加熱調理器の回路構成図である。図3において、商用電源1の交流電圧を整流する整流器2は、4個の整流ダイオード2a〜2dをブリッジ接続した構成となっている。整流器2の出力には、昇圧コンバータ3aと昇圧コンバータ3bとが接続される。この昇圧コンバータ3aは、昇圧リアクタ4aと、例えばIGBTのようなスイッチング素子5aと、逆流防止素子6aとにより構成される。また昇圧コンバータ3bも同様に、昇圧リアクタ4bと、例えばIGBTのようなスイッチング素子5bと、逆流防止素子6bとにより構成される。
そして、スイッチング制御手段7によりスイッチング素子5a及び5bのスイッチングが制御され、整流器2の出力を昇圧する。尚、昇圧リアクタ4a及び4bのインダクタンス値は、上述した実施の形態1と同様に、昇圧リアクタ4に流れる電流を臨界モードとした場合において、数式1により定まる値を用いる。
昇圧コンバータ3aの出力は平滑コンデンサ8aにより平滑され、昇圧コンバータ3bの出力は平滑コンデンサ8bにより平滑される。そして昇圧コンバータ3a及び3bの出力には、インバータ回路9a及びインバータ回路9bが接続される。
さらに、昇圧コンバータ3a及び3bの出力側には、昇圧コンバータ3aの出力と昇圧コンバータ3bの出力とを並列に接続する開閉手段であるスイッチ14が設けられている。このスイッチ14は、昇圧コンバータ3a及び3bの出力を接続するもので、オン時には昇圧コンバータ3aと昇圧コンバータ3bとの出力を統合(合成)し、オフ時には、昇圧コンバータ3aとインバータ回路9aとが個別に接続され、昇圧コンバータ3bとインバータ回路9bとが個別に接続される。
インバータ回路9a及び9bは、それぞれ例えばIGBTのようなスイッチング素子を上下に直列接続した構成となる。このインバータ回路9a及び9bは、インバータ駆動手段10により駆動され、平滑コンデンサ8a及び8bにより平滑された直流電圧を高周波電圧に変換する。
インバータ回路9a及び9bの出力点には、誘導加熱コイル12及び共振コンデンサ13からなる負荷回路11が接続される。そしてインバータ回路9a及び9bによって変換された高周波電圧が負荷回路11に印可される。
上記のように構成された誘導加熱調理器の動作及び作用について、(1)スイッチ14オフ時と、(2)スイッチ14オン時とに分けて、以下に説明する。
尚、上記実施の形態1と同様に、昇圧コンバータ3a及び3bは、スイッチング制御手段7により、昇圧リアクタ4aと昇圧リアクタ4bとに流れる電流に位相差(例えば180°位相差)が生じ、且つ臨界モードとなるようにスイッチング素子5のスイッチングが制御される。尚、スイッチング制御手段7のスイッチング制御において、例えば昇圧リアクタ4a及び4bに流れる電流をそれぞれ検出する電流検出手段である電流センサ(図示せず)を設け、スイッチング制御手段7はこの電流に基づいて、昇圧リアクタ4に流れる電流が臨界モードとなるようにスイッチング素子5のスイッチングを制御するようにしても良い。
(1)スイッチ14オフ時
図3に示すように、スイッチ14がオフ時においては、昇圧コンバータ3aとインバータ回路9aとが個別に接続され、昇圧コンバータ3bとインバータ回路9bとが個別に接続される。そしてインバータ駆動手段10は、インバータ回路9a及び9bのそれぞれのスイッチングを制御し、フルブリッジ又はハーフブリッジのインバータを構成して負荷回路11に任意の高周波電圧を供給する。
ここで、インバータの構成がフルブリッジの場合、負荷回路11にかかる電圧が出力電圧の2倍となるのに対し、ハーフブリッジの場合では負荷回路11にかかる電圧は出力電圧の1倍となるため電圧利用率が下がる。しかし、ハーフブリッジ構成の方が、デューティ比の変化に対して精度良く電圧を調整することが可能であることから、誘導加熱調理器において例えば低出力時には、ハーフブリッジ構成を用い、出力調整の精度を向上する仕様もある。
このようなハーフブリッジ構成を用いる場合、インバータ駆動手段10は、インバータ回路9a及び9bのうち、何れか一方のインバータの上アームをオフ、且つ下アームをオンとし、他方のインバータの上及び下アームをスイッチング制御して、インバータ回路をハーフブリッジインバータとして動作させる。
このように、スイッチ14オフ時にハーフブリッジ構成を用いると、昇圧コンバータ3a及び3bの何れか一方を動作状態とし、他方を休止状態とすることができる。
つまり、インバータ回路9aの上アームオフ、下アームオンとしてハーフブリッジを構成すると、昇圧コンバータ3bは使用状態、昇圧コンバータ3aは休止状態とすることができる。
また、インバータ回路9bの上アームオフ、下アームオンとしてハーフブリッジを構成すると、昇圧コンバータ3aは使用状態、昇圧コンバータ3bは休止状態とすることができる。
(2)スイッチ14オン時
図3に示すように、スイッチ14がオン時においては、上述した実施の形態1と同様の回路構成(図1)となる。この場合、昇圧コンバータ3aと昇圧コンバータ3bとの出力が統合(合成)された出力電圧が、インバータ回路9a及び9bに供給される。インバータ駆動手段10は、インバータ回路9a及び9bのそれぞれのスイッチングを制御し、フルブリッジ又はハーフブリッジのインバータを構成して負荷回路11に任意の高周波電圧を供給する。
スイッチ14がオンの場合は、インバータ回路9a又は9bのどちらで上アームオフ、下アームオンとしてハーフブリッジを構成しても、又はフルブリッジ構成としても、昇圧コンバータ3a及び3bの双方が使用状態となる。
このように、スイッチ14のオンオフ状態と、インバータの構成との組み合わせにより、昇圧コンバータ3a及び3bの双方、又は何れか一方を動作させ、この3パターンから使用状況に応じた1パターンを選択することができる。
以上のように本実施の形態においては、上記実施の形態1と同様の効果に加え、昇圧コンバータ3a及び3bの双方、又は何れか一方を動作させることができるので、使用状況に応じて、昇圧コンバータ3a及び3bの何れか一方を休止状態として、昇圧コンバータ3を構成する各素子の温度上昇を抑制し、損失低減が可能となる。また、各素子の温度上昇を抑制することにより、動作温度超過による素子破壊を防ぐことができ、長期使用が可能となる。
また、ハーフブリッジ構成を用いる場合、昇圧コンバータ3a及び3bの何れか一方を動作状態とし、他方を休止状態とすることができるので、エネルギー消費量の削減を図ることができる。
尚、上記回路構成に加え、スイッチ14の接続状態を制御するスイッチ制御手段と、所定時間の経過を計測するタイマー(図示せず)とを更に備え、スイッチ制御手段は、タイマーで計測した所定時間毎に、スイッチ14の接続状態を切り替えて、昇圧コンバータ3a、3bの双方、又は何れか一方を動作させるようにしても良い。
例えば、インバータ回路9aの上アームオフ、下アームオン、スイッチ14をオフとすることで、昇圧コンバータ3bを使用し、その間昇圧コンバータ3aの各素子を冷却する。所定の時間、昇圧コンバータ3aを休止、昇圧コンバータ3bを使用とした動作状態が連続した場合には、インバータ回路9bの上アームオフ、下アームオン、スイッチ14をオフとすることで、昇圧コンバータ3aを使用し、その間昇圧コンバータ3bの各素子を冷却することが可能となる。
このように、使用する昇圧コンバータ3と、冷却する昇圧コンバータ3とをある所定の周期で切り替えることによって、昇圧リアクタ4の温度上昇を抑制し、損失低減が可能となる。また、昇圧リアクタ4の動作温度超過による素子破壊を防ぐことができる。
また、図4に示すように、スイッチ14の接続状態を制御するスイッチ制御手段18と、昇圧リアクタ4a、4bの温度をそれぞれ検出する昇圧リアクタ温度検出器19a及び19bを更に備え、スイッチ制御手段18は、昇圧リアクタ4a、4bの温度に基づき、スイッチ14の接続状態を切り替えて、昇圧コンバータ3a、3bの双方、又は何れか一方を動作させるようにしても良い。
例えば、昇圧リアクタ温度検出器19a、19bの出力から、昇圧リアクタ4aの温度が昇圧リアクタ4bの温度よりも高いと判断される場合、インバータ回路9aの上アームオフ、下アームオン、スイッチ14をオフとすることで、昇圧コンバータ3bを使用し、その間昇圧コンバータ3aの各素子を冷却することが可能となる。また、昇圧コンバータ3aの各素子が冷却され、昇圧リアクタ4bの温度が昇圧リアクタ4aの温度よりも高くなった場合には、インバータ回路9bの上アームオフ、下アームオン、スイッチ14をオフとすることで、昇圧コンバータ3aを使用し、その間昇圧コンバータ3bの各素子を冷却することが可能となる。
このように、使用する昇圧コンバータ3と、冷却する昇圧コンバータ3とを切り替えることによって、昇圧リアクタ4の温度上昇を抑制し、損失低減が可能となる。また、昇圧リアクタ4の動作温度超過による素子破壊を防ぐことができる。
また、上記昇圧リアクタ温度検出器19a及び19bに代えて、又はこれに加え、スイッチング素子5a、5bの温度をそれぞれ検出するスイッチング素子温度検出器(図示せず)を備え、スイッチ制御手段18は、スイッチング素子5a、5bの温度に基づき、スイッチ14の接続状態を切り替えて、昇圧コンバータ3a、3bの双方、又は何れか一方を動作させるようにしても良い。
これにより、スイッチング素子5a、5bの温度に応じて、使用する昇圧コンバータ3と、冷却する昇圧コンバータ3とを切り替えることができ、スイッチング素子5の温度上昇を抑制し、損失低減が可能となる。また、スイッチング素子5の動作温度超過による素子破壊を防ぐことができる。
さらに、昇圧リアクタ温度検出器19a及び19bと、スイッチング素子温度検出器とを同時に設け、スイッチ制御手段18は、昇圧リアクタ4a及び4b、並びにスイッチング素子5a及び5bの温度に基づき、総合的に回路における損失を判断してスイッチ14の接続状態を切り替えて、昇圧コンバータ3a、3bの双方、又は何れか一方を動作させることにより、損失低減を図ることや、両素子の動作温度超過による素子破壊の防止が可能となる。
また、図5に示すように、スイッチ14の接続状態を制御するスイッチ制御手段18と、昇圧リアクタ4a、4bに流れる電流をそれぞれ検出する昇圧リアクタ電流検出器20a及び20bを更に備え、スイッチ制御手段18は、昇圧リアクタ4a、4bに流れる電流に基づき、スイッチ14の接続状態を切り替えて、昇圧コンバータ3a、3bの双方、又は何れか一方を動作させるようにしても良い。
例えば、昇圧リアクタ4a、4bの何れかに流れる電流に応じて、使用する昇圧コンバータ3と、冷却する昇圧コンバータ3とを切り替える。これにより、昇圧リアクタ電流検出器20a、20bが検出した電流と、昇圧リアクタ4のパラメータより、発熱量や損失を推定することができ、昇圧リアクタ4の温度上昇抑制による損失低減が可能となる。また、昇圧リアクタ4の動作温度超過による素子破壊を防ぐことができる。さらに、過電流による素子破壊も防止できる。
また、上記昇圧リアクタ電流検出器20a、20bに代えて、又はこれに加え、スイッチング素子5a、5bに流れる電流をそれぞれ検出するスイッチング素子電流検出器(図示せず)を備え、スイッチ制御手段18は、スイッチング素子5a、5bに流れる電流に基づき、スイッチ14の接続状態を切り替えて、昇圧コンバータ3a、3bの双方、又は何れか一方を動作させるようにしても良い。
例えば、スイッチング素子5a、5bの何れかに流れる電流に応じて、使用する昇圧コンバータ3と、冷却する昇圧コンバータ3とを切り替える。これにより、スイッチング素子電流検出器が検出した電流と、スイッチング素子5のパラメータとにより、発熱量や損失を推定することができ、スイッチング素子5の温度上昇抑制による損失低減が可能となる。また、スイッチング素子5の動作温度超過による素子破壊を防ぐことができる。さらに、過電流による素子破壊も防止できる。
さらに、昇圧リアクタ電流検出器20a及び20bと、スイッチング素子電流検出器とを同時に設け、スイッチ制御手段18は、昇圧リアクタ4a及び4b、並びにスイッチング素子5a及び5bに流れる電流に基づき、スイッチ14の接続状態を切り替えて、昇圧コンバータ3a、3bの双方、又は何れか一方を動作させることにより、総合的に回路における損失を判断して損失低減を図ることや、両素子の動作温度超過による素子破壊の防止が可能となる。さらに、両素子の過電流による素子破壊の防止が可能となる。
尚、上記回路構成に加え、昇圧コンバータ3a、3bを構成する各素子に放熱フィンを設けても良い。また、昇圧コンバータ3a、3bを離して配置するようにしても良い。さらに、誘導加熱調理器内において風量の多い風路上に昇圧コンバータ3a、3bを配置するようにしても良い。このような対策を実施すれば、放熱性を高めたり、相互の熱的干渉を妨げたりすることができ、さらなる効果が得られる。
尚、本実施の形態2においても、3系統以上の昇圧コンバータを並列に接続するようにしても良いし、昇圧リアクタ4a、4bに流れる電流を不連続モードとしても良い。このような動作においても同様の効果が得られることは言うまでもない。
実施の形態3.
図6は本発明の実施の形態3に係る誘導加熱調理器の回路構成図である。図6において、商用電源1の交流電圧を整流する整流器2は、4個の整流ダイオード2a〜2dをブリッジ接続した構成となっている。整流器2の出力には、昇圧コンバータ3aと昇圧コンバータ3bとが接続される。この昇圧コンバータ3aは、昇圧リアクタ4aと、例えばIGBTのようなスイッチング素子5aと、逆流防止素子6aとにより構成される。また昇圧コンバータ3bも同様に、昇圧リアクタ4bと、例えばIGBTのようなスイッチング素子5bと、逆流防止素子6bとにより構成される。
そして、スイッチング制御手段7によりスイッチング素子5a及び5bのスイッチングが制御され、整流器2の出力を昇圧する。尚、昇圧リアクタ4a及び4bのインダクタンス値は、上述した実施の形態1と同様に、昇圧リアクタ4に流れる電流を臨界モードとした場合において、数式1により定まる値を用いる。
昇圧コンバータ3aの出力は平滑コンデンサ8aにより平滑され、昇圧コンバータ3bの出力は平滑コンデンサ8bにより平滑される。そして昇圧コンバータ3a及び3bの出力には、インバータ回路9a、インバータ回路9b及びインバータ回路9cが接続される。
さらに、昇圧コンバータ3a及び3bの出力側には、昇圧コンバータ3aの出力と昇圧コンバータ3bの出力とを並列に接続するスイッチ14が設けられている。このスイッチ14は、昇圧コンバータ3a及び3bの出力を接続するもので、オン時には昇圧コンバータ3aと昇圧コンバータ3bとの出力を統合し、オフ時には、昇圧コンバータ3aとインバータ回路9aとが接続され、昇圧コンバータ3bとインバータ回路9b及び9cとが接続される。
インバータ回路9a、9b及び9cは、それぞれ例えばIGBTのようなスイッチング素子を上下に直列接続した構成となる。このインバータ回路9a、9b及び9cは、インバータ駆動手段10により駆動され、平滑コンデンサ8a及び8bにより平滑された直流電圧を高周波電圧に変換する。
インバータ回路9a及び9bの出力点には、誘導加熱コイル12及び共振コンデンサ13からなり、第1の負荷回路である負荷回路11が接続される。また、インバータ回路9a及び9cの出力点には、誘導加熱コイル16及び共振コンデンサ17からなり、第2の負荷回路である負荷回路15が接続される。そしてインバータ回路9a及び9bによって変換された高周波電圧が負荷回路11に印可され、インバータ回路9a及び9cによって変換された高周波電圧が負荷回路15に印可される。
上記のように構成された誘導加熱調理器の動作及び作用について、(1)スイッチ14オフ時と、(2)スイッチ14オン時とに分けて、以下に説明する。
尚、上記実施の形態1と同様に、昇圧コンバータ3a及び3bは、スイッチング制御手段7により、昇圧リアクタ4aと昇圧リアクタ4bとに流れる電流に位相差(例えば180°位相差)が生じ、且つ臨界モードとなるようにスイッチング素子5のスイッチングが制御される。尚、スイッチング制御手段7のスイッチング制御において、例えば昇圧リアクタ4a及び4bに流れる電流をそれぞれ検出する電流検出手段である電流センサ(図示せず)を設け、スイッチング制御手段7はこの電流に基づいて、昇圧リアクタ4に流れる電流が臨界モードとなるようにスイッチング素子5のスイッチングを制御するようにしても良い。
(1)スイッチ14オフ時
図6に示すように、スイッチ14がオフ時においては、昇圧コンバータ3aとインバータ回路9aとが個別に接続され、昇圧コンバータ3bとインバータ回路9b及び9cとが接続される。そしてインバータ駆動手段10は、インバータ回路9a、9b及び9cのそれぞれのスイッチングを制御し、フルブリッジ又はハーフブリッジのインバータを構成して負荷回路11及び負荷回路15に任意の高周波電圧を供給する。
上記実施の形態2で説明したように、誘導加熱調理器において例えば低出力時には、ハーフブリッジ構成を用い、出力調整の精度を向上する仕様もある。
本実施の形態において、このようなハーフブリッジ構成を用いる場合、インバータ駆動手段10は、インバータ回路9aの上アームをオフ、且つ下アームをオンとし、インバータ回路9b及び9cの上及び下アームをスイッチング制御し、又は、インバータ回路9b及び9cの上アームをオフ、且つ下アームをオンとし、インバータ回路9aの上及び下アームをスイッチング制御して、インバータ回路をハーフブリッジインバータとして動作させる。
このように、スイッチ14オフ時にハーフブリッジ構成を用いると、昇圧コンバータ3a及び3bの何れか一方を動作状態とし、他方を休止状態とすることができる。
つまり、インバータ回路9aの上アームオフ、下アームオンとしてハーフブリッジを構成すると、昇圧コンバータ3bは使用状態、昇圧コンバータ3aは休止状態とすることができる。
また、インバータ回路9b及び9cの上アームオフ、下アームオンとしてハーフブリッジを構成すると、昇圧コンバータ3aは使用状態、昇圧コンバータ3bは休止状態とすることができる。
(2)スイッチ14オン時
図6に示すように、スイッチ14がオン時においては、昇圧コンバータ3aと昇圧コンバータ3bとの出力が統合(合成)された出力電圧が、インバータ回路9a、9b及び9cに供給される。インバータ駆動手段10は、インバータ回路9a、9b及び9cのそれぞれのスイッチングを制御し、フルブリッジ又はハーフブリッジのインバータを構成して負荷回路11及び負荷回路15に任意の高周波電圧を供給する。
スイッチ14がオンの場合は、インバータ回路9aで上アームオフ、下アームオン、又はインバータ回路9b及び9cで上アームオフ、下アームオンの何れの組み合わせでハーフブリッジを構成しても、又はフルブリッジ構成としても、昇圧コンバータ3a及び3bの双方が使用状態となる。
このように、スイッチ14のオンオフ状態と、インバータの構成との組み合わせにより、昇圧コンバータ3a及び3bの双方、又は何れか一方を動作させ、この3パターンから使用状況に応じた1パターンを選択することができる。
以上のように本実施の形態においては、上記実施の形態1と同様の効果に加え、昇圧コンバータ3a及び3bの双方、又は何れか一方を動作させることができるので、使用状況に応じて、昇圧コンバータ3a及び3bの何れか一方を休止状態として、昇圧コンバータ3を構成する各素子の温度上昇を抑制し、損失低減が可能となる。また、各素子の温度上昇を抑制することにより、動作温度超過による素子破壊を防ぐことができる。
尚、本実施の形態3においても、上記実施の形態2と同様に、スイッチ制御手段と、タイマーとを更に備え、タイマーで計測した所定時間毎に、スイッチ14の接続状態を切り替えて、昇圧コンバータ3a、3bの双方、又は何れか一方を動作させるようにしても良く、上記実施の形態2と同様の効果が得られることは言うまでもない。
尚、本実施の形態3においても、上記実施の形態2と同様に、スイッチ制御手段18と、昇圧リアクタ温度検出器19a及び19bを更に備え、昇圧リアクタ4a、4bの温度に基づき、スイッチ14の接続状態を切り替えて、昇圧コンバータ3a、3bの双方、又は何れか一方を動作させるようにしても良い。また、昇圧リアクタ温度検出器19a及び19bに代えて、又はこれに加え、スイッチング素子温度検出器を備え、同様の切替動作を行うようにしても良い。これにより上記実施の形態2と同様の効果が得られることは言うまでもない。
尚、本実施の形態3においても、上記実施の形態2と同様に、スイッチ制御手段18と、昇圧リアクタ電流検出器20a及び20bを更に備え、昇圧リアクタ4a、4bの電流に基づき、スイッチ14の接続状態を切り替えて、昇圧コンバータ3a、3bの双方、又は何れか一方を動作させるようにしても良い。また、昇圧リアクタ電流検出器20a及び20bに代えて、又はこれに加え、スイッチング素子電流検出器を備え、同様の切替動作を行うようにしても良い。これにより上記実施の形態2と同様の効果が得られることは言うまでもない。
尚、本実施の形態3においても、3系統以上の昇圧コンバータを並列に接続するようにしても良いし、昇圧リアクタ4a、4bに流れる電流を不連続モードとしても良い。このような動作においても同様の効果が得られることは言うまでもない。
実施の形態4.
本実施の形態4では、加熱制御に関する操作を入力する操作手段を更に備え、この操作手段による操作入力に応じて、インバータの動作及びスイッチ14の接続状態を切り替えて、昇圧コンバータ3a、3bの双方、又は何れか一方を動作させる。
以下、上記実施の形態2で説明した回路構成(図4)に操作手段を設けた場合について説明するが、本発明はこれに限るものではなく、上記実施の形態2又は3で説明した何れの構成(図3〜図6)についても適用することができる。
図7は本発明の実施の形態4に係る誘導加熱調理器の回路構成図である。図7に示すように、本実施の形態4では、上記実施の形態2の構成(図4)に加え、少なくとも加熱制御に関する操作を入力する操作手段21を更に備えている。その他の構成及び動作は上記実施の形態2の構成(図4)と同様であり、同一部分については同一符号を付して、その説明を省略する。
スイッチ制御手段18は、後述する所定の条件、及びユーザの操作により入力された、例えば低出力制御を選択する旨の操作などの加熱制御に関する操作に基づいて、スイッチ14のオンオフを制御する。
上記のように構成された誘導加熱調理器の動作及び作用について、(1)スイッチ14オフ制御と、(2)スイッチ14オン制御とに分けて、以下に説明する。
尚、上記実施の形態1と同様に、昇圧コンバータ3a及び3bは、スイッチング制御手段7により、昇圧リアクタ4aと昇圧リアクタ4bとに流れる電流に位相差(例えば180°位相差)が生じ、且つ臨界モードとなるようにスイッチング素子5のスイッチングが制御される。尚、スイッチング制御手段7のスイッチング制御において、例えば昇圧リアクタ4a及び4bに流れる電流をそれぞれ検出する電流検出手段である電流センサ(図示せず)を設け、スイッチング制御手段7はこの電流に基づいて、昇圧リアクタ4に流れる電流が臨界モードとなるようにスイッチング素子5のスイッチングを制御するようにしても良い。
(1)スイッチ14オフ制御
ユーザにより操作手段21が操作され、低出力制御を選択する旨の操作が入力されると、インバータ駆動手段10は、インバータ回路9a及び9bをハーフブリッジインバータとして動作させる。このときスイッチ制御手段18は、スイッチ14をオフにすることにより、昇圧コンバータ3a及び3bの何れか一方を動作状態とし、他方を休止状態とすることができる。
つまり、インバータ駆動手段10が、インバータ回路9aの上アームオフ、下アームオンとしてハーフブリッジを構成していると、昇圧コンバータ3bは使用状態、昇圧コンバータ3aは休止状態とすることができる。
また、インバータ回路9bの上アームオフ、下アームオンとしてハーフブリッジを構成していると、昇圧コンバータ3aは使用状態、昇圧コンバータ3bは休止状態とすることができる。
尚、ユーザにより操作手段21が操作され、通常出力制御(高出力制御)を選択する旨の操作が入力されると、インバータ駆動手段10は、インバータ回路9a及び9bをフルブリッジインバータとして動作させる。この場合においては、昇圧コンバータ3a及び3bの双方が使用状態となる。
(2)スイッチ14オン制御
ユーザにより操作手段21が操作され、低出力制御を選択する旨の操作が入力されると、インバータ駆動手段10は、インバータ回路9a及び9bをハーフブリッジインバータとして動作させる。このときスイッチ制御手段18は、スイッチ14をオンにすることにより、昇圧コンバータ3aと昇圧コンバータ3bとの出力が統合(合成)された出力電圧が、インバータ回路9a及び9bに供給され、インバータ回路9a又は9bのどちらで上アームオフ、下アームオンとしてハーフブリッジを構成しても昇圧コンバータ3a及び3bの双方が使用状態となる。
尚、ユーザにより操作手段21が操作され、通常出力制御(高出力制御)を選択する旨の操作が入力されると、インバータ駆動手段10は、インバータ回路9a及び9bをフルブリッジインバータとして動作させる。この場合においても昇圧コンバータ3a及び3bの双方が使用状態となる。
このように、スイッチ14のオンオフ状態と、インバータの構成との組み合わせにより、昇圧コンバータ3a及び3bの双方、又は何れか一方を動作させ、この3パターンから使用状況に応じた1パターンを選択することができる。
また、図7に示すように、本実施の形態では、昇圧リアクタ4a、4bの温度をそれぞれ検出する昇圧リアクタ温度検出器19a及び19bを備えている。スイッチ制御手段18は、操作手段21により入力された加熱制御に関する操作と、昇圧リアクタ4a、4bの温度に基づき、スイッチ14の接続状態を切り替えて、昇圧コンバータ3a、3bの双方、又は何れか一方を動作させる。
例えば、低出力制御を選択する旨の操作が入力された場合であって、昇圧リアクタ温度検出器19a、19bの出力から、昇圧リアクタ4aの温度が、昇圧リアクタ4bの温度よりも高いと判断されるとき、スイッチ制御手段18はスイッチ14をオフとし、インバータ駆動手段10はインバータ回路9aの上アームオフ、下アームオンとすることで、昇圧コンバータ3bを使用し、その間昇圧コンバータ3aの各素子を冷却することが可能となる。また、昇圧コンバータ3aの各素子が冷却され、昇圧リアクタ4bの温度が昇圧リアクタ4aの温度よりも高くなった場合には、スイッチ制御手段18はスイッチ14のオフを維持し、インバータ駆動手段10はインバータ回路9bの上アームオフ、下アームオン、スイッチ14をオフとすることで、昇圧コンバータ3aを使用し、その間昇圧コンバータ3bの各素子を冷却することが可能となる。
以上のように本実施の形態においては、上記実施の形態2の効果に加え、操作手段21からの操作入力に応じて、昇圧コンバータ3a及び3bの双方、又は何れか一方を動作させることができる。また、例えば、低出力制御を選択する旨の操作が入力され、インバータ回路がハーフブリッジ構成のとき、昇圧コンバータ3a及び3bの何れか一方を休止状態として、昇圧コンバータ3を構成する各素子の温度上昇を抑制し、損失低減が可能となる。また、各素子の温度上昇を抑制することにより、動作温度超過による素子破壊を防ぐことができる。
また、昇圧リアクタ4a、4bの温度に基づき、使用する昇圧コンバータ3と、冷却する昇圧コンバータ3とを切り替えることによって、昇圧リアクタ4の温度上昇を抑制し、損失低減が可能となる。また、昇圧リアクタ4の動作温度超過による素子破壊を防ぐことができる。
尚、上記昇圧リアクタ温度検出器19a及び19bに代えて、又はこれに加え、スイッチング素子5a、5bの温度をそれぞれ検出するスイッチング素子温度検出器(図示せず)を備え、スイッチ制御手段18は、操作手段21により入力された加熱制御に関する操作と、スイッチング素子5a、5bの温度に基づき、スイッチ14の接続状態を切り替えて、昇圧コンバータ3a、3bの双方、又は何れか一方を動作させるようにしても良い。
これにより、スイッチング素子5a、5bの温度に応じて、使用する昇圧コンバータ3と、冷却する昇圧コンバータ3とを切り替えることができ、スイッチング素子5の温度上昇を抑制し、損失低減が可能となる。また、スイッチング素子5の動作温度超過による素子破壊を防ぐことができる。
さらに、昇圧リアクタ温度検出器19a及び19bと、スイッチング素子温度検出器とを同時に設け、スイッチ制御手段18は、操作手段21により入力された加熱制御に関する操作と、昇圧リアクタ4a及び4b、並びにスイッチング素子5a及び5bの温度に基づき、スイッチ14の接続状態を切り替えて、昇圧コンバータ3a、3bの双方、又は何れか一方を動作させることにより、総合的に回路における損失を判断して損失低減を図ることや、両素子の動作温度超過による素子破壊の防止が可能となる。
尚、上記回路構成に加え、所定時間の経過を計測するタイマー(図示せず)を更に備え、スイッチ制御手段18は、タイマーで計測した所定時間毎に、スイッチ14の接続状態を切り替えて、昇圧コンバータ3a、3bの双方、又は何れか一方を動作させるようにしても良い。
例えば、低出力制御を選択する旨の操作が入力された場合、スイッチ制御手段18はスイッチ14をオフとし、インバータ駆動手段10はインバータ回路9aの上アームオフ、下アームオンとすることで、昇圧コンバータ3bを使用し、その間昇圧コンバータ3aの各素子を冷却する。所定の時間、昇圧コンバータ3aを休止、昇圧コンバータ3bを使用とした動作状態が連続した場合には、スイッチ制御手段18はスイッチ14のオフを維持し、インバータ駆動手段10はインバータ回路9bの上アームオフ、下アームオンとすることで、昇圧コンバータ3aを使用し、その間昇圧コンバータ3bの各素子を冷却することが可能となる。
このように、使用する昇圧コンバータ3と、冷却する昇圧コンバータ3とをある所定の周期で切り替えることによって、昇圧リアクタ4の温度上昇を抑制し、損失低減が可能となる。また、昇圧リアクタ4の動作温度超過による素子破壊を防ぐことができる。
また、上記実施の形態2の図5に示したように、昇圧リアクタ4a、4bに流れる電流をそれぞれ検出する昇圧リアクタ電流検出器20a及び20bを更に備え、スイッチ制御手段18は、操作手段により入力された加熱制御に関する操作と、昇圧リアクタ4a、4bに流れる電流に基づき、スイッチ14の接続状態を切り替えて、昇圧コンバータ3a、3bの双方、又は何れか一方を動作させるようにしても良い。
例えば、低出力制御を選択する旨の操作が入力された場合であって、昇圧リアクタ4a、4bの何れかに流れる電流に応じて、使用する昇圧コンバータ3と、冷却する昇圧コンバータ3とを切り替える。これにより、昇圧リアクタ電流検出器20a、20bが検出した電流と、昇圧リアクタ4のパラメータより、発熱量や損失を推定することができ、昇圧リアクタ4の温度上昇抑制による損失低減が可能となる。また、昇圧リアクタ4の動作温度超過による素子破壊を防ぐことができる。さらに、過電流による素子破壊も防止できる。
また、上記昇圧リアクタ電流検出器20a、20bに代えて、又はこれに加え、スイッチング素子5a、5bに流れる電流をそれぞれ検出するスイッチング素子電流検出器(図示せず)を備え、スイッチ制御手段18は、操作手段により入力された加熱制御に関する操作と、スイッチング素子5a、5bに流れる電流に基づき、スイッチ14の接続状態を切り替えて、昇圧コンバータ3a、3bの双方、又は何れか一方を動作させるようにしても良い。
例えば、低出力制御を選択する旨の操作が入力された場合であって、スイッチング素子5a、5bの何れかに流れる電流に応じて、使用する昇圧コンバータ3と、冷却する昇圧コンバータ3とを切り替える。これにより、スイッチング素子電流検出器が検出した電流と、スイッチング素子5のパラメータとにより、発熱量や損失を推定することができ、スイッチング素子5の温度上昇抑制による損失低減が可能となる。また、スイッチング素子5の動作温度超過による素子破壊を防ぐことができる。さらに、過電流による素子破壊も防止できる。
さらに、昇圧リアクタ電流検出器20a及び20bと、スイッチング素子電流検出器とを同時に設け、スイッチ制御手段18は、操作手段21により入力された加熱制御に関する操作と、昇圧リアクタ4a及び4b、並びにスイッチング素子5a及び5bに流れる電流に基づき、スイッチ14の接続状態を切り替えて、昇圧コンバータ3a、3bの双方、又は何れか一方を動作させることにより、総合的に回路における損失を判断して損失低減を図ることや、両素子の動作温度超過による素子破壊の防止が可能となる。さらに、両素子の過電流による素子破壊の防止が可能となる。
尚、上記回路構成に加え、昇圧コンバータ3a、3bを構成する各素子に放熱フィンを設けても良い。また、昇圧コンバータ3a、3bを離して配置するようにしても良い。さらに、誘導加熱調理器内において風量の多い風路上に昇圧コンバータ3a、3bを配置するようにしても良い。このような対策を実施すれば、放熱性を高めたり、相互の熱的干渉を妨げたりすることができ、さらなる効果が得られる。
尚、本実施の形態4においても、3系統以上の昇圧コンバータを並列に接続するようにしても良いし、昇圧リアクタ4a、4bに流れる電流を不連続モードとしても良い。このような動作においても同様の効果が得られることは言うまでもない。
尚、本実施の形態4では、上記実施の形態2又は3の回路構成に操作手段を設けた場合について説明したが、本発明はこれに限るものではなく、上記実施の形態1の構成に操作手段21を設けて、入力された加熱制御に関する操作に応じて、インバータ回路9a及び9bをハーフブリッジ構成又はフルブリッジ構成に切り替えるようにしても良い。
尚、本発明は、実施の形態で具体的に説明したものに限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様々に変更可能であることは言うまでもない。
本発明の実施の形態1に係る誘導加熱調理器の回路構成図である。 本発明の実施の形態1に係る誘導加熱調理器の動作波形である。 本発明の実施の形態2に係る誘導加熱調理器の回路構成図である。 本発明の実施の形態2に係る誘導加熱調理器の回路構成図である。 本発明の実施の形態2に係る誘導加熱調理器の回路構成図である。 本発明の実施の形態3に係る誘導加熱調理器の回路構成図である。 本発明の実施の形態4に係る誘導加熱調理器の回路構成図である。
符号の説明
1 商用電源、2 整流器、2a 整流ダイオード、2b 整流ダイオード、2c 整流ダイオード、2d 整流ダイオード、3a 昇圧コンバータ、3b 昇圧コンバータ、4a 昇圧リアクタ、4b 昇圧リアクタ、5a スイッチング素子、5b スイッチング素子、6a 逆流防止素子、6b 逆流防止素子、7 スイッチング制御手段、8a 平滑コンデンサ、8b 平滑コンデンサ、9a インバータ回路、9b インバータ回路、9c インバータ回路、10 インバータ駆動手段、11 負荷回路、12 誘導加熱コイル、13 共振コンデンサ、14 スイッチ、15 負荷回路、16 誘導加熱コイル、17 共振コンデンサ、18 スイッチ制御手段、19a 昇圧リアクタ温度検出器、19b 昇圧リアクタ温度検出器、20a 昇圧リアクタ電流検出器、20b 昇圧リアクタ電流検出器、21 操作手段。

Claims (32)

  1. 交流電圧を整流する整流器と、
    前記整流器の出力に接続され、第1の昇圧リアクタと第1のスイッチング素子と第1の逆流防止素子とからなる第1の昇圧コンバータと、
    前記整流器の出力に接続され、第2の昇圧リアクタと第2のスイッチング素子と第2の逆流防止素子とからなり、前記第1の昇圧コンバータと並列に接続される第2の昇圧コンバータと、
    前記第1及び第2のスイッチング素子を制御するスイッチング制御手段と、
    前記第1及び第2の昇圧コンバータの出力にそれぞれ設けられる平滑コンデンサと、
    前記平滑コンデンサにより平滑された電圧を高周波電圧に変換するインバータ回路と、
    前記インバータ回路を駆動するインバータ駆動手段と、
    前記インバータ回路の出力点に接続され、少なくとも誘導加熱コイル及び共振コンデンサからなる負荷回路と
    を備え、
    前記スイッチング制御手段は、
    前記第1の昇圧リアクタと第2の昇圧リアクタとに流れる電流に位相差が生じ、且つ、臨界モードとなるように、前記第1及び第2のスイッチング素子のスイッチングを制御することを特徴とする誘導加熱調理器。
  2. 交流電圧を整流する整流器と、
    前記整流器の出力に接続され、第1の昇圧リアクタと第1のスイッチング素子と第1の逆流防止素子とからなる第1の昇圧コンバータと、
    前記整流器の出力に接続され、第2の昇圧リアクタと第2のスイッチング素子と第2の逆流防止素子とからなり、前記第1の昇圧コンバータと並列に接続される第2の昇圧コンバータと、
    前記第1及び第2のスイッチング素子を制御するスイッチング制御手段と、
    前記第1及び第2の昇圧コンバータの出力にそれぞれ設けられる平滑コンデンサと、
    前記平滑コンデンサにより平滑された電圧を高周波電圧に変換するインバータ回路と、
    前記インバータ回路を駆動するインバータ駆動手段と、
    前記インバータ回路の出力点に接続され、少なくとも誘導加熱コイル及び共振コンデンサからなる負荷回路と
    を備え、
    前記スイッチング制御手段は、
    前記第1の昇圧リアクタと第2の昇圧リアクタとに流れる電流に位相差が生じ、且つ、不連続モードとなるように、前記第1及び第2のスイッチング素子のスイッチングを制御することを特徴とする誘導加熱調理器。
  3. 前記第1及び第2の昇圧リアクタに流れる電流をそれぞれ検出する電流検出手段を更に備え、
    前記スイッチング制御手段は、前記電流検出手段が検出した電流に基づき、前記第1及び第2のスイッチング素子のスイッチングを制御することを特徴とする請求項1又は2記載の誘導加熱調理器。
  4. 前記整流器の出力に接続され、昇圧リアクタとスイッチング素子と逆流防止素子とからなり、前記第1及び第2の昇圧コンバータと並列に接続される1又は複数の昇圧コンバータと、
    前記1又は複数の昇圧コンバータの出力にそれぞれ設けられる1又は複数の平滑コンデンサと
    を更に備えたことを特徴とする請求項1又は2記載の誘導加熱調理器。
  5. 前記第1及び第2の昇圧コンバータ、並びに前記1又は複数の昇圧コンバータの各昇圧リアクタに流れる電流をそれぞれ検出する電流検出手段を更に備え、
    前記スイッチング制御手段は、
    前記電流検出手段が検出した電流に基づき、前記各昇圧コンバータのスイッチング素子のスイッチングを制御することを特徴とする請求項4記載の誘導加熱調理器。
  6. 前記第1及び第2の昇圧コンバータの出力側に設けられ、前記第1の昇圧コンバータの出力と前記第2の昇圧コンバータの出力とを並列に接続する開閉手段を更に備え、
    前記インバータ回路は、少なくとも前記第1の昇圧コンバータの出力に接続される第1のインバータと、少なくとも前記第2の昇圧コンバータの出力に接続される第2のインバータとを有し、
    前記開閉手段により前記第1及び第2の昇圧コンバータの出力が並列に接続されたとき、前記第1及び第2のインバータは、前記第1及び第2の昇圧コンバータの出力が合成された出力電圧を高周波電圧に変換し、
    前記開閉手段により前記第1及び第2の昇圧コンバータの出力が並列に接続されないとき、前記第1のインバータは、前記第1の昇圧コンバータの出力電圧を高周波電圧に変換し、前記第2のインバータは、前記第2の昇圧コンバータの出力電圧を高周波電圧に変換することを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の誘導加熱調理器。
  7. 交流電圧を整流する整流器と、
    前記整流器の出力に接続され、第1の昇圧リアクタと第1のスイッチング素子と第1の逆流防止素子とからなる第1の昇圧コンバータと、
    前記整流器の出力に接続され、第2の昇圧リアクタと第2のスイッチング素子と第2の逆流防止素子とからなる第2の昇圧コンバータと、
    前記第1及び第2のスイッチング素子を制御するスイッチング制御手段と、
    前記第1及び第2の昇圧コンバータの出力にそれぞれ設けられた平滑コンデンサと、
    前記第1及び第2の昇圧コンバータの出力側に設けられ、前記第1の昇圧コンバータの出力と前記第2の昇圧コンバータの出力とを並列に接続する開閉手段と、
    少なくとも前記第1の昇圧コンバータの出力に接続される第1のインバータと、少なくとも前記第2の昇圧コンバータの出力に接続される第2のインバータとを有し、前記平滑コンデンサにより平滑された電圧を高周波電圧に変換するインバータ回路と、
    前記インバータ回路を駆動するインバータ駆動手段と、
    前記第1及び第2のインバータの出力点に接続され、少なくとも誘導加熱コイル及び共振コンデンサからなる負荷回路と
    を備えたことを特徴とする誘導加熱調理器。
  8. 交流電圧を整流する整流器と、
    前記整流器の出力に接続され、第1の昇圧リアクタと第1のスイッチング素子と第1の逆流防止素子とからなる第1の昇圧コンバータと、
    前記整流器の出力に接続され、第2の昇圧リアクタと第2のスイッチング素子と第2の逆流防止素子とからなる第2の昇圧コンバータと、
    前記第1及び第2のスイッチング素子を制御するスイッチング制御手段と、
    前記第1及び第2の昇圧コンバータの出力にそれぞれ設けられた平滑コンデンサと、
    前記第1及び第2の昇圧コンバータの出力側に設けられ、前記第1の昇圧コンバータの出力と前記第2の昇圧コンバータの出力とを並列に接続する開閉手段と、
    少なくとも前記第1の昇圧コンバータの出力に接続される第1のインバータと、少なくとも前記第2の昇圧コンバータの出力に接続される第2のインバータとを有し、前記平滑コンデンサにより平滑された電圧を高周波電圧に変換するインバータ回路と、
    前記インバータ回路を駆動するインバータ駆動手段と、
    前記第1及び第2のインバータの出力点に接続され、少なくとも誘導加熱コイル及び共振コンデンサからなる負荷回路と
    を備え、
    前記開閉手段により前記第1及び第2の昇圧コンバータの出力が並列に接続されたとき、前記第1及び第2のインバータは、前記第1及び第2の昇圧コンバータの出力が合成された出力電圧を高周波電圧に変換し、
    前記開閉手段により前記第1及び第2の昇圧コンバータの出力が並列に接続されないとき、前記第1のインバータは、前記第1の昇圧コンバータの出力電圧を高周波電圧に変換し、前記第2のインバータは、前記第2の昇圧コンバータの出力電圧を高周波電圧に変換することを特徴とする誘導加熱調理器。
  9. 前記第1及び第2のインバータは、スイッチング素子を上下に直列接続した上アーム及び下アームにより構成され、
    前記インバータ駆動手段は、
    前記第1及び第2のインバータのうち、何れか一方のインバータの前記上アームをオフ、且つ下アームをオンとし、他方のインバータの前記上及び下アームをスイッチング制御して、前記インバータ回路をハーフブリッジインバータとして動作させることを特徴とする請求項6〜8の何れかに記載の誘導加熱調理器。
  10. 交流電圧を整流する整流器と、
    前記整流器の出力に接続され、第1の昇圧リアクタと第1のスイッチング素子と第1の逆流防止素子とからなる第1の昇圧コンバータと、
    前記整流器の出力に接続され、第2の昇圧リアクタと第2のスイッチング素子と第2の逆流防止素子とからなる第2の昇圧コンバータと、
    前記第1及び第2のスイッチング素子を制御するスイッチング制御手段と、
    前記第1及び第2の昇圧コンバータの出力にそれぞれ設けられた平滑コンデンサと、
    前記第1及び第2の昇圧コンバータの出力側に設けられ、前記第1の昇圧コンバータの出力と前記第2の昇圧コンバータの出力とを並列に接続する開閉手段と、
    少なくとも前記第1の昇圧コンバータの出力に接続される第1のインバータと、少なくとも前記第2の昇圧コンバータの出力に接続される第2のインバータと、少なくとも前記第2の昇圧コンバータの出力に接続される第3のインバータとを有し、前記平滑コンデンサにより平滑された電圧を高周波電圧に変換するインバータ回路と、
    前記インバータ回路を駆動するインバータ駆動手段と、
    前記第1及び第2のインバータの出力点に接続され、少なくとも誘導加熱コイル及び共振コンデンサからなる第1の負荷回路と、
    前記第1及び第3のインバータの出力点に接続され、少なくとも誘導加熱コイル及び共振コンデンサからなる第2の負荷回路と
    を備えたことを特徴とする誘導加熱調理器。
  11. 交流電圧を整流する整流器と、
    前記整流器の出力に接続され、第1の昇圧リアクタと第1のスイッチング素子と第1の逆流防止素子とからなる第1の昇圧コンバータと、
    前記整流器の出力に接続され、第2の昇圧リアクタと第2のスイッチング素子と第2の逆流防止素子とからなる第2の昇圧コンバータと、
    前記第1及び第2のスイッチング素子を制御するスイッチング制御手段と、
    前記第1及び第2の昇圧コンバータの出力にそれぞれ設けられた平滑コンデンサと、
    前記第1及び第2の昇圧コンバータの出力側に設けられ、前記第1の昇圧コンバータの出力と前記第2の昇圧コンバータの出力とを並列に接続する開閉手段と、
    少なくとも前記第1の昇圧コンバータの出力に接続される第1のインバータと、少なくとも前記第2の昇圧コンバータの出力に接続される第2のインバータと、少なくとも前記第2の昇圧コンバータの出力に接続される第3のインバータとを有し、前記平滑コンデンサにより平滑された電圧を高周波電圧に変換するインバータ回路と、
    前記インバータ回路を駆動するインバータ駆動手段と、
    前記第1及び第2のインバータの出力点に接続され、少なくとも誘導加熱コイル及び共振コンデンサからなる第1の負荷回路と、
    前記第1及び第3のインバータの出力点に接続され、少なくとも誘導加熱コイル及び共振コンデンサからなる第2の負荷回路と
    を備え、
    前記開閉手段により前記第1及び第2の昇圧コンバータの出力が並列に接続されたとき、前記第1、第2及び第3のインバータは、前記第1及び第2の昇圧コンバータの出力が合成された電圧を高周波電圧に変換し、
    前記開閉手段により前記第1及び第2の昇圧コンバータの出力が並列に接続されないとき、前記第1のインバータは、前記第1の昇圧コンバータの出力電圧を高周波電圧に変換し、前記第2及び第3のインバータは、前記第2の昇圧コンバータの出力電圧を高周波電圧に変換することを特徴とする誘導加熱調理器。
  12. 前記第1、第2及び第3のインバータは、スイッチング素子を上下に直列接続した上アーム及び下アームにより構成され、
    前記インバータ駆動手段は、
    前記第1のインバータの前記上アームをオフ、且つ下アームをオンとし、前記第2及び第3のインバータの前記上及び下アームをスイッチング制御し、又は、前記第2及び第3のインバータの前記上アームをオフ、且つ下アームをオンとし、前記第1のインバータの前記上及び下アームをスイッチング制御して、前記インバータ回路をハーフブリッジインバータとして動作させることを特徴とする請求項10又は11記載の誘導加熱調理器。
  13. 少なくとも加熱制御に関する操作を入力する操作手段を更に備えたことを特徴とする請求項1〜12の何れかに記載の誘導加熱調理器。
  14. 前記開閉手段の接続状態を制御する開閉制御手段を更に備え、
    前記開閉制御手段は、所定の条件に基づいて前記開閉手段の接続状態を制御し、前記第1及び第2の昇圧コンバータの双方、又は何れか一方を動作させることを特徴とする請求項6〜13の何れかに記載の誘導加熱調理器。
  15. 少なくとも加熱制御に関する操作を入力する操作手段と、
    前記開閉手段の接続状態を制御する開閉制御手段と
    を更に備え、
    前記インバータ駆動手段は、
    前記操作手段により低出力制御を選択する旨の操作が入力されたとき、前記インバータ回路をハーフブリッジインバータとして動作させ、
    前記開閉制御手段は、
    前記インバータ回路がハーフブリッジインバータとして動作しているとき、所定の条件に基づいて前記開閉手段の接続状態を制御し、前記第1及び第2の昇圧コンバータの双方、又は何れか一方を動作させることを特徴とする請求項9又は12記載の誘導加熱調理器。
  16. 所定時間の経過を計測するタイマーを更に備え、
    前記開閉制御手段は、
    前記タイマーで計測した所定時間毎に前記開閉手段の接続状態を切り換えて、前記第1及び第2の昇圧コンバータの双方、又は何れか一方を動作させることを特徴とする請求項14又は15記載の誘導加熱調理器。
  17. 前記第1及び第2の昇圧リアクタの温度をそれぞれ検出する昇圧リアクタ温度検出器を更に備え、
    前記開閉制御手段は、
    前記第1及び第2の昇圧リアクタの温度に基づき、前記開閉手段の接続状態を切り換えて、前記第1及び第2の昇圧コンバータの双方、又は何れか一方を動作させることを特徴とする請求項14又は15記載の誘導加熱調理器。
  18. 前記第1及び第2のスイッチング素子の温度をそれぞれ検出するスイッチング素子温度検出器を更に備え、
    前記開閉制御手段は、
    前記第1及び第2のスイッチング素子の温度に基づき、前記開閉手段の接続状態を切り換えて、前記第1及び第2の昇圧コンバータの双方、又は何れか一方を動作させることを特徴とする請求項14又は15記載の誘導加熱調理器。
  19. 前記第1及び第2の昇圧リアクタの温度をそれぞれ検出する昇圧リアクタ温度検出器と、
    前記第1及び第2のスイッチング素子の温度をそれぞれ検出するスイッチング素子温度検出器と
    を更に備え、
    前記開閉制御手段は、
    前記第1及び第2の昇圧リアクタ、並びに前記第1及び第2のスイッチング素子の温度に基づき、前記開閉手段の接続状態を切り換えて、前記第1及び第2の昇圧コンバータの双方、又は何れか一方を動作させることを特徴とする請求項14又は15記載の誘導加熱調理器。
  20. 前記第1及び第2の昇圧リアクタに流れる電流をそれぞれ検出する昇圧リアクタ電流検出器を更に備え、
    前記開閉制御手段は、
    前記第1及び第2の昇圧リアクタに流れる電流に基づき、前記開閉手段の接続状態を切り換えて、前記第1及び第2の昇圧コンバータの双方、又は何れか一方を動作させることを特徴とする請求項14又は15記載の誘導加熱調理器。
  21. 前記第1及び第2のスイッチング素子に流れる電流をそれぞれ検出するスイッチング素子電流検出器を更に備え、
    前記開閉制御手段は、
    前記第1及び第2のスイッチング素子に流れる電流に基づき、前記開閉手段の接続状態を切り換えて、前記第1及び第2の昇圧コンバータの双方、又は何れか一方を動作させることを特徴とする請求項14又は15記載の誘導加熱調理器。
  22. 前記第1及び第2の昇圧リアクタに流れる電流をそれぞれ検出する昇圧リアクタ電流検出器と、
    前記第1及び第2のスイッチング素子に流れる電流をそれぞれ検出するスイッチング素子電流検出器と
    を更に備え、
    前記開閉制御手段は、
    前記第1及び第2の昇圧リアクタ、並びに前記第1及び第2のスイッチング素子に流れる電流に基づき、前記開閉手段の接続状態を切り換えて、前記第1及び第2の昇圧コンバータの双方、又は何れか一方を動作させることを特徴とする請求項14又は15記載の誘導加熱調理器。
  23. 交流電圧を整流する整流器と、
    前記整流器の出力に接続され、第1の昇圧リアクタと第1のスイッチング素子と第1の逆流防止素子とからなる第1の昇圧コンバータと、
    前記整流器の出力に接続され、第2の昇圧リアクタと第2のスイッチング素子と第2の逆流防止素子とからなる第2の昇圧コンバータと、
    前記第1及び第2のスイッチング素子を制御するスイッチング制御手段と、
    前記第1及び第2の昇圧コンバータの出力にそれぞれ設けられた平滑コンデンサと、
    前記第1及び第2の昇圧コンバータの出力側に設けられ、前記第1の昇圧コンバータの出力と前記第2の昇圧コンバータの出力とを並列に接続する開閉手段と、
    少なくとも前記第1の昇圧コンバータの出力に接続される第1のインバータと、少なくとも前記第2の昇圧コンバータの出力に接続される第2のインバータとを有し、前記平滑コンデンサにより平滑された電圧を高周波電圧に変換するインバータ回路と、
    前記インバータ回路を駆動するインバータ駆動手段と、
    前記第1及び第2のインバータの出力点に接続され、少なくとも誘導加熱コイル及び共振コンデンサからなる負荷回路と、
    少なくとも加熱制御に関する操作を入力する操作手段と
    を備えたことを特徴とする誘導加熱調理器。
  24. 交流電圧を整流する整流器と、
    前記整流器の出力に接続され、第1の昇圧リアクタと第1のスイッチング素子と第1の逆流防止素子とからなる第1の昇圧コンバータと、
    前記整流器の出力に接続され、第2の昇圧リアクタと第2のスイッチング素子と第2の逆流防止素子とからなる第2の昇圧コンバータと、
    前記第1及び第2のスイッチング素子を制御するスイッチング制御手段と、
    前記第1及び第2の昇圧コンバータの出力にそれぞれ設けられた平滑コンデンサと、
    前記第1及び第2の昇圧コンバータの出力側に設けられ、前記第1の昇圧コンバータの出力と前記第2の昇圧コンバータの出力とを並列に接続する開閉手段と、
    少なくとも前記第1の昇圧コンバータの出力に接続される第1のインバータと、少なくとも前記第2の昇圧コンバータの出力に接続される第2のインバータと、少なくとも前記第2の昇圧コンバータの出力に接続される第3のインバータとを有し、前記平滑コンデンサにより平滑された電圧を高周波電圧に変換するインバータ回路と、
    前記インバータ回路を駆動するインバータ駆動手段と、
    前記第1及び第2のインバータの出力点に接続され、少なくとも誘導加熱コイル及び共振コンデンサからなる第1の負荷回路と、
    前記第1及び第3のインバータの出力点に接続され、少なくとも誘導加熱コイル及び共振コンデンサからなる第2の負荷回路と、
    少なくとも加熱制御に関する操作を入力する操作手段と
    を備えたことを特徴とする誘導加熱調理器。
  25. 前記開閉手段の接続状態を制御する開閉制御手段を更に備え、
    前記開閉制御手段は、
    前記操作手段により入力された加熱制御に関する操作と、所定の条件とに基づいて前記開閉手段の接続状態を制御し、前記第1及び第2の昇圧コンバータの双方、又は何れか一方を動作させることを特徴とする請求項23又は24記載の誘導加熱調理器。
  26. 所定時間の経過を計測するタイマーを更に備え、
    前記開閉制御手段は、
    前記操作手段により入力された加熱制御に関する操作と、前記タイマーで計測した所定時間とに基づき、前記開閉手段の接続状態を切り換えて、前記第1及び第2の昇圧コンバータの双方、又は何れか一方を動作させることを特徴とする請求項25記載の誘導加熱調理器。
  27. 前記第1及び第2の昇圧リアクタの温度をそれぞれ検出する昇圧リアクタ温度検出器を更に備え、
    前記開閉制御手段は、
    前記操作手段により入力された加熱制御に関する操作と、前記第1及び第2の昇圧リアクタの温度とに基づき、前記開閉手段の接続状態を切り換えて、前記第1及び第2の昇圧コンバータの双方、又は何れか一方を動作させることを特徴とする請求項25記載の誘導加熱調理器。
  28. 前記第1及び第2のスイッチング素子の温度をそれぞれ検出するスイッチング素子温度検出器を更に備え、
    前記開閉制御手段は、
    前記操作手段により入力された加熱制御に関する操作と、前記第1及び第2のスイッチング素子の温度とに基づき、前記開閉手段の接続状態を切り換えて、前記第1及び第2の昇圧コンバータの双方、又は何れか一方を動作させることを特徴とする請求項25記載の誘導加熱調理器。
  29. 前記第1及び第2の昇圧リアクタの温度をそれぞれ検出する昇圧リアクタ温度検出器と、
    前記第1及び第2のスイッチング素子の温度をそれぞれ検出するスイッチング素子温度検出器と
    を更に備え、
    前記開閉制御手段は、
    前記操作手段により入力された加熱制御に関する操作と、前記第1及び第2の昇圧リアクタ、並びに前記第1及び第2のスイッチング素子の温度とに基づき、前記開閉手段の接続状態を切り換えて、前記第1及び第2の昇圧コンバータの双方、又は何れか一方を動作させることを特徴とする請求項25記載の誘導加熱調理器。
  30. 前記第1及び第2の昇圧リアクタに流れる電流をそれぞれ検出する昇圧リアクタ電流検出器を更に備え、
    前記開閉制御手段は、
    前記操作手段により入力された加熱制御に関する操作と、前記第1及び第2の昇圧リアクタに流れる電流とに基づき、前記開閉手段の接続状態を切り換えて、前記第1及び第2の昇圧コンバータの双方、又は何れか一方を動作させることを特徴とする請求項25記載の誘導加熱調理器。
  31. 前記第1及び第2のスイッチング素子に流れる電流をそれぞれ検出するスイッチング素子電流検出器を更に備え、
    前記開閉制御手段は、
    前記操作手段により入力された加熱制御に関する操作と、前記第1及び第2のスイッチング素子に流れる電流とに基づき、前記開閉手段の接続状態を切り換えて、前記第1及び第2の昇圧コンバータの双方、又は何れか一方を動作させることを特徴とする請求項25記載の誘導加熱調理器。
  32. 前記第1及び第2の昇圧リアクタに流れる電流をそれぞれ検出する昇圧リアクタ電流検出器と、
    前記第1及び第2のスイッチング素子に流れる電流をそれぞれ検出するスイッチング素子電流検出器と
    を更に備え、
    前記開閉制御手段は、
    前記操作手段により入力された加熱制御に関する操作と、前記第1及び第2の昇圧リアクタ、並びに前記第1及び第2のスイッチング素子に流れる電流とに基づき、前記開閉手段の接続状態を切り換えて、前記第1及び第2の昇圧コンバータの双方、又は何れか一方を動作させることを特徴とする請求項25記載の誘導加熱調理器。
JP2008111586A 2008-04-22 2008-04-22 誘導加熱調理器 Active JP4926119B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008111586A JP4926119B2 (ja) 2008-04-22 2008-04-22 誘導加熱調理器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008111586A JP4926119B2 (ja) 2008-04-22 2008-04-22 誘導加熱調理器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009266425A true JP2009266425A (ja) 2009-11-12
JP4926119B2 JP4926119B2 (ja) 2012-05-09

Family

ID=41392028

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008111586A Active JP4926119B2 (ja) 2008-04-22 2008-04-22 誘導加熱調理器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4926119B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012125048A (ja) * 2010-12-08 2012-06-28 Denso Corp モータ駆動装置、及び、これを用いた電動パワーステアリング装置
KR20140108956A (ko) * 2013-03-04 2014-09-15 엘지전자 주식회사 전력변환장치 및 이를 포함하는 공기조화기
JP2019024283A (ja) * 2017-07-24 2019-02-14 三菱電機株式会社 電力変換装置および電力変換装置の制御方法
CN111262469A (zh) * 2020-03-16 2020-06-09 中车青岛四方车辆研究所有限公司 逆变器及其控制方法

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08308224A (ja) * 1985-02-26 1996-11-22 Vlt Corp 電力ブースタモジュール
JP2004222404A (ja) * 2003-01-14 2004-08-05 Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk 車両の給電回路
JP2004319296A (ja) * 2003-04-17 2004-11-11 Hitachi Hometec Ltd 電磁誘導加熱装置
JP2006331965A (ja) * 2005-05-30 2006-12-07 Hitachi Appliances Inc 誘導加熱装置
WO2007023603A1 (ja) * 2005-08-24 2007-03-01 Mitsubishi Electric Corporation Dc/dcコンバータ装置および放電灯点灯装置
JP2008021469A (ja) * 2006-07-12 2008-01-31 Hitachi Appliances Inc 電磁誘導加熱装置
JP2008067472A (ja) * 2006-09-06 2008-03-21 Toyota Motor Corp Dc−dcコンバータおよびその制御方法

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08308224A (ja) * 1985-02-26 1996-11-22 Vlt Corp 電力ブースタモジュール
JP2004222404A (ja) * 2003-01-14 2004-08-05 Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk 車両の給電回路
JP2004319296A (ja) * 2003-04-17 2004-11-11 Hitachi Hometec Ltd 電磁誘導加熱装置
JP2006331965A (ja) * 2005-05-30 2006-12-07 Hitachi Appliances Inc 誘導加熱装置
WO2007023603A1 (ja) * 2005-08-24 2007-03-01 Mitsubishi Electric Corporation Dc/dcコンバータ装置および放電灯点灯装置
JP2008021469A (ja) * 2006-07-12 2008-01-31 Hitachi Appliances Inc 電磁誘導加熱装置
JP2008067472A (ja) * 2006-09-06 2008-03-21 Toyota Motor Corp Dc−dcコンバータおよびその制御方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012125048A (ja) * 2010-12-08 2012-06-28 Denso Corp モータ駆動装置、及び、これを用いた電動パワーステアリング装置
US8664904B2 (en) 2010-12-08 2014-03-04 Denso Corporation Motor drive apparatus and electric power steering system using the same
KR20140108956A (ko) * 2013-03-04 2014-09-15 엘지전자 주식회사 전력변환장치 및 이를 포함하는 공기조화기
KR102014257B1 (ko) * 2013-03-04 2019-10-21 엘지전자 주식회사 전력변환장치 및 이를 포함하는 공기조화기
JP2019024283A (ja) * 2017-07-24 2019-02-14 三菱電機株式会社 電力変換装置および電力変換装置の制御方法
CN111262469A (zh) * 2020-03-16 2020-06-09 中车青岛四方车辆研究所有限公司 逆变器及其控制方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4926119B2 (ja) 2012-05-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5599450B2 (ja) コンバータ回路、並びにそれを備えたモータ駆動制御装置、空気調和機、冷蔵庫、及び誘導加熱調理器
EP2755310B1 (en) Control device for switching power supply circuit, and heat pump unit
JP5086043B2 (ja) 電力変換装置および電力変換装置の制御方法
JP5909402B2 (ja) 電力変換装置およびそれを用いた誘導加熱装置
JP6225407B2 (ja) 誘導加熱用高周波インバータ
CN103079299A (zh) 电磁感应加热装置
JP5178378B2 (ja) 電力変換装置および電力変換装置の制御方法
JP4926119B2 (ja) 誘導加熱調理器
JP4794533B2 (ja) 誘導加熱装置
JP2009099350A (ja) 誘導加熱装置
JP5854711B2 (ja) 誘導加熱調理器
JP2010246204A (ja) 直流電源装置およびそれを備えた冷蔵庫
JP5697408B2 (ja) 誘導加熱調理器
KR101728949B1 (ko) 전자 유도 가열 조리기 및 이의 구동 방법
JP4313331B2 (ja) 誘導加熱装置
JP6186100B1 (ja) 電力変換装置
JP2006294392A (ja) 電磁誘導加熱装置、電磁誘導加熱調理装置
JP6096133B2 (ja) 負荷駆動装置
JP2011119057A (ja) 誘導加熱調理器
JP4103081B2 (ja) 誘導加熱調理器
KR102197864B1 (ko) 전력 변환 장치 및 이를 포함하는 공기 조화기
JP5870247B2 (ja) 炊飯器
JP2013021882A (ja) 直流電源装置
JP2010044984A (ja) 誘導加熱装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110527

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110607

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110805

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120110

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120207

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150217

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4926119

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250