JP2009264178A - 二重ダクトの締結構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】十分なシール性を確保できる二重ダクト1の締結構造を提供する。
【解決手段】二重ダクト1は、第1のホース2に設けられるホースフランジ2aと、外側ダクト6の一方の端部に設けられる突出壁6aとの間に内側ダクト4の一方の端部に設けられるダクトフランジ4aを挟み込んで、ホースフランジ2aの端面と外側ダクト6の端面とが接合される。同様に、第2のホース3に設けられるホースフランジ3aと、外側ダクト6の他方の端部に設けられる突出壁6aとの間に内側ダクト4の他方の端部に設けられるダクトフランジ4aを挟み込んで、ホースフランジ3aの端面と外側ダクト6の端面とが接合される。これにより、内側ダクト4に設けられるダクトフランジ4aの端面が、第1のホース2および第2のホース3に設けられるホースフランジ2a、3aの端面に押し付けられて密着するため、両者間のシール性が確保される。
【選択図】図1

Description

本発明は、内部を空気が流れる内側ダクトと、この内側ダクトの外側に空気層を介して配置される外側ダクトとで構成される二重ダクトの締結構造に関する。
従来技術として、特許文献1に記載された複合型ダクトがある。
この複合型ダクトは、例えば、内燃機関の吸気ダクトに適用されて、吸気脈動による共鳴音や気流音等の騒音を低減する機能を有するもので、図4に示す様に、音波が透過可能な筒状の可撓性薄膜部材100と、この可撓性薄膜部材100の内周に配置されるインナフレーム110と、可撓性薄膜部材100の周囲を覆う外筒120とを有し、可撓性薄膜部材100と外筒120との間に空気層から成るダンパ室130が形成されている。
インナフレーム110は、可撓性薄膜部材100を支持するために用いられ、表面に多数の小孔111が形成されている。このインナフレーム110は、一方の端部が、エアクリーナ側に接続される第1のダクト140の内周に嵌合し、他方の端部が、吸気コレクタ側に接続される第2のダクト150の内周に嵌合しており、そのインナフレーム110と第1のダクト140および第2のダクト150との間に可撓性薄膜部材100の両端部が挟持され、三者一体に接着されている。
特開2004−346750号公報
ところが、上記の従来技術では、可撓性薄膜部材100の膜厚が薄いため、可撓性薄膜部材100を単独で使用することは困難である。つまり、可撓性薄膜部材100は、自身の形状を保持するだけの強度が不足するため、可撓性薄膜部材100の内周に補強材であるインナフレーム110を配置して、このインナフレーム110により可撓性薄膜部材100の形状を保持する必要がある。
また、可撓性薄膜部材100と第1のダクト140および第2のダクト150との間に気密性を保つためには、インナフレーム110の端部を第1のダクト140および第2のダクト150の内周に圧入状態で嵌合する必要がある。この場合、インナフレーム110の端部を第1のダクト140および第2のダクト150の内周に圧入する際に、インナフレーム110から可撓性薄膜部材100の端部がめくれ上がることが想定される。従って、可撓性薄膜部材100の端部をインナフレーム110と第1のダクト140および第2のダクト150との間に挟持させることは困難であり、シール性の点で問題が生じる。
本発明は、上記事情に基づいて成されたもので、その目的は、インナフレーム等の別部品を用いることなく、十分なシール性を確保できる二重ダクトの締結構造を提供することにある。
(請求項1の発明)
本発明は、空気の流れ方向の上流側に配置される第1のホースと、空気の流れ方向の下流側に配置される第2のホースとの間に配設され、第1のホースと第2のホースとの間を連通する内側ダクトと、この内側ダクトの径方向外側に空気層を介して配置される外側ダクトとで構成される二重ダクトの締結構造であって、第1のホースおよび第2のホースは、それぞれゴムまたはエラストマー等の弾性材料により形成され、且つ、第1のホースの下流端および第2のホースの上流端に径方向外側へ突き出るホースフランジが全周に設けられており、内側ダクトの両端部には、それぞれ径方向外側へ突き出るダクトフランジが全周に設けられ、外側ダクトの両端部には、それぞれ外側ダクトの端面からダクトフランジの肉厚分に相当する寸法だけ軸心方向の内側に入り込んだ位置に径方向内側へ突き出る突出壁が全周に設けられ、ホースフランジと突出壁との間にダクトフランジを挟み込んだ状態で、第1のホースおよび第2のホースと外側ダクトとが締結されていることを特徴とする。
上記の構成によれば、内側ダクトに設けられるダクトフランジが、第1のホースおよび第2のホースに設けられるホースフランジと外側ダクトに設けられる突出壁との間に挟持されて、ホースフランジの端面とダクトフランジの端面とが密着することにより、両者間のシール性を確保できる。
また、外側ダクトを第1のホースおよび第2のホースに締結する際に、突出壁とホースフランジとの間に内側ダクトのダクトフランジを挟み込むことで内側ダクトを保持できるので、内側ダクトと外側ダクトとを別工程で組み付ける必要はなく、二重ダクトの組み付け作業を簡素化できる。
さらに、本発明によれば、特許文献1に記載されたインナフレーム等の別部品を使用する必要はなく、二重ダクトの構成部品である内側ダクトと外側ダクトだけで十分なシール性を得ることができるので、部品点数の削減によるコストダウンも可能である。
(請求項2の発明)
請求項1に記載した二重ダクトの締結構造において、第1のホースおよび第2のホースと外側ダクトは、ホースフランジの端面と外側ダクトの端面とを軸心方向に突き合わせて、レーザ溶着あるいは熱板溶着等により接合されていることを特徴とする。
本発明によれば、例えば、クランプ等の締結部品を用いる必要はなく、軸心方向に突き合わされたホースフランジの端面と外側ダクトの端面とをレーザ溶着あるいは熱板溶着等により接合できるので、二重ダクトの組み付け作業性が向上する。
(請求項3の発明)
請求項1に記載した二重ダクトの締結構造において、第1のホースおよび第2のホースと外側ダクトは、ホースフランジの端面と外側ダクトの端面とを軸心方向に突き合わせて、外側ダクトに設けられた締結ピンをホースフランジに形成された締結孔に嵌め込んで締結されていることを特徴とする。
本発明によれば、例えば、クランプ等の締結部品を用いる必要はなく、外側ダクトに設けられた締結ピンをホースフランジに形成された締結孔に嵌め込むだけの簡単な作業で外側ダクトを第1のホースおよび第2のホースに締結できるので、二重ダクトの組み付け作業性が向上する。
(請求項4の発明)
本発明は、空気の流れ方向の上流側に配置される第1のホースと、空気の流れ方向の下流側に配置される第2のホースとの間に配設され、第1のホースと第2のホースとの間を連通する内側ダクトと、この内側ダクトの径方向外側に空気層を介して配置される外側ダクトとで構成される二重ダクトの締結構造であって、第1のホースおよび第2のホースは、それぞれゴムまたはエラストマー等の弾性材料により形成され、且つ、第1のホースの下流端および第2のホースの上流端に径方向外側へ突き出るホースフランジが全周に設けられており、内側ダクトの両端部には、それぞれ径方向外側へ突き出るダクトフランジが全周に設けられ、外側ダクトは、周方向に分割された複数のダクト形成部材を組み合わせて構成され、ダクト形成部材の両端部には、それぞれホースフランジとダクトフランジとを跨いで両フランジの外周に嵌合する締結部が設けられ、第1のホースおよび第2のホースと内側ダクトは、締結部を介してホースフランジとダクトフランジとが密着した状態で締結されていることを特徴とする。
上記の構成によれば、外側ダクトに設けられた締結部がホースフランジとダクトフランジとを跨いで両フランジの外周に嵌合することにより、ホースフランジとダクトフランジとが密着して、両者間のシール性を確保できる。
また、外側ダクトの締結部をホースフランジとダクトフランジの外周に嵌合させることにより内側ダクトを保持できるので、内側ダクトと外側ダクトとを別工程で組み付ける必要はなく、二重ダクトの組み付け作業を簡素化できる。
(請求項5の発明)
請求項4に記載した二重ダクトの締結構造において、ダクト形成部材に設けられた締結部は、ホースフランジとダクトフランジの外周に嵌合する内周面がテーパ状に傾斜して設けられ、ホースフランジとダクトフランジは、締結部の内周面に係合する係合面がテーパ状に傾斜して設けられ、複数のダクト形成部材は、ホースフランジとダクトフランジの外周に締結部がテーパ嵌合して、径方向内側へ締め付けられた状態で組み合わされていることを特徴とする。
上記の構成によれば、複数のダクト形成部材を径方向内側へ締め付ける締め付け力が、締結部の傾斜面を介してホースフランジとダクトフランジとに加わり、両フランジを軸心方向に押圧する力が発生するため、ホースフランジとダクトフランジとがより強く密着して、両者間が気密にシールされる。
(請求項6の発明)
請求項4または5に記載した二重ダクトの締結構造において、ホースフランジとダクトフランジとが当接する両者の当接面の間にOリングが配設されていることを特徴とする。 この場合、ホースフランジの端面とダクトフランジの端面とが密着するだけでなく、両者間にOリングを配設することにより、さらにシール性が向上する。
(請求項7の発明)
請求項1〜6に記載した何れかの二重ダクトの締結構造において、内側ダクトは、外側ダクトより肉厚が薄く形成され、その肉厚が0.5mm以下に設定されていることを特徴とする。
本発明の内側ダクトは、両端部のダクトフランジが保持されて、軸心方向に張力が掛かった状態で組み付けられるため、0.5mm以下の薄膜で形成することができる。その結果、本発明の二重ダクトは、例えば、内燃機関の吸気音を低減する消音ダクトに用いることが可能である。
本発明を実施するための最良の形態を以下の実施例により詳細に説明する。
図1は二重ダクト1の締結構造を示す断面図である。
本実施例の二重ダクト1は、例えば、内燃機関のエアクリーナとスロットルボディとの間に配設されて、吸気通路の一部を形成すると共に、内燃機関の吸気音を低減する消音ダクトとして用いられる。
この二重ダクト1は、図1に示す様に、エアクリーナの出口に接続される第1のホース2とスロットルボディの入口に接続される第2のホース3との間を連通する内側ダクト4と、この内側ダクト4の径方向外側に空気層5を介して配置される外側ダクト6とで構成される。
第1のホース2と第2のホース3は、それぞれゴムまたはエラストマー等の弾性材料により円筒形状に形成され、且つ、第1のホース2の下流端および第2のホース3の上流端には、径方向外側へ突き出るホースフランジ2a、3aが設けられている。
内側ダクト4は、例えば、樹脂製で断面形状が円形、つまり、全体が円筒形状に設けられ、その内径がホースの内径と略同一寸法に形成されている。内側ダクト4の両端部には、それぞれ径方向外側へ突き出るダクトフランジ4aが一体に設けられている。ダクトフランジ4aの外径は、ホースフランジ2aの外径より小さく形成され、例えば、ダクトフランジ4aの高さが、ホースフランジ2aの高さの約1/2に設けられている。
この内側ダクト4は、外側ダクト6より肉厚が薄く形成され、例えば、0.5mm以下、好ましくは0.25mmに設定されている。
外側ダクト6は、内側ダクト4と同じく樹脂製で断面形状が円形に設けられ、その内径が内側ダクト4の外径より大きく形成されている。外側ダクト6の両端部には、それぞれ径方向内側へ突き出る突出壁6aが全周に設けられている。この突出壁6aは、外側ダクト6の端面からダクトフランジ4aの肉厚分に相当する寸法だけ軸心方向(図示左右方向)の内側に入り込んだ位置に設けられ、その内径が内側ダクト4の外径と略同一寸法に形成されている。突出壁6aの高さは、ダクトフランジ4aの高さより若干大きい寸法に形成され、この突出壁6aの高さ分だけ、内側ダクト4の外周面と外側ダクト6の内周面との間に空気層5が形成されている。外側ダクト6の肉厚は、例えば、2〜3mmに設定されている。
上記の二重ダクト1は、図1に示す様に、第1のホース2に設けられるホースフランジ2aと、外側ダクト6の一方の端部に設けられる突出壁6aとの間に内側ダクト4の一方の端部に設けられるダクトフランジ4aを挟み込んで、軸心方向に突き合わされるホースフランジ2aの端面と外側ダクト6の端面とがレーザ溶着や熱板溶着により接合される。同様に、第2のホース3に設けられるホースフランジ3aと、外側ダクト6の他方の端部に設けられる突出壁6aとの間に内側ダクト4の他方の端部に設けられるダクトフランジ4aを挟み込んで、軸心方向に突き合わされるホースフランジ3aの端面と外側ダクト6の端面とがレーザ溶着や熱板溶着により接合される。これにより、内側ダクト4に設けられるダクトフランジ4aの端面が、第1のホース2および第2のホース3に設けられるホースフランジ2a、3aの端面に押し付けられて密着するため、両者間のシール性が確保される。
上記の構成によれば、第1のホース2および第2のホース3に設けられるホースフランジ2a、3aと、外側ダクト6に設けられる突出壁6aとの間に内側ダクト4のダクトフランジ4aを挟み込むだけの簡単な構成により、第1のホース2および第2のホース3と内側ダクト4との間のシール性を確保できる。
また、ホースフランジ2a、3aに外側ダクト6の端面を接合する際に、ホースフランジ2a、3aと突出壁6aとの間にダクトフランジ4aを挟み込むことで内側ダクト4を保持できるので、内側ダクト4と外側ダクト6とを別工程で組み付ける必要はなく、二重ダクト1の組み付け作業を簡素化できる。
さらに、二重ダクト1の構成部品である内側ダクト4と外側ダクト6だけで十分なシール性を得ることができるので、例えば、特許文献1に記載されたインナフレーム等の別部品を使用する必要はなく、部品点数の削減によるコストダウンも可能である。
図2は二重ダクト1の締結構造を示す断面図である。
この実施例2に係る二重ダクト1の締結構造は、図2に示す様に、外側ダクト6に設けられた締結ピン7をホースフランジ2aに形成された締結孔8に嵌め込んで締結する一例である。
ホースフランジ2a、3aには、例えば、断面円形の締結孔8がホースフランジ2a、3aの肉厚方向に貫通して設けられ、その締結孔8がホースフランジ2a、3aの周方向に複数ヶ所形成されている。
外側ダクト6には、ホースフランジ2a、3aに形成された締結孔8に対応して複数の締結ピン7が設けられている。この締結ピン7は、ホースフランジ2a、3aに対向する外側ダクト6の端面から軸心方向に沿ってホースフランジ2a、3a側へ棒状に突き出る脚部7aと、この脚部7aの先端に傘状に広がる係合爪7bとで構成され、この係合爪7bの顎部の外径が、締結孔8の内径より若干大きく形成されている。
本実施例の二重ダクト1は、第1のホース2に設けられたホースフランジ2aと、外側ダクト6の一方の端部に設けられた突出壁6aとの間に、内側ダクト4の一方の端部に設けられたダクトフランジ4aを挟み込んだ状態で、外側ダクト6に設けられた締結ピン7をホースフランジ2aに形成された締結孔8に嵌め込んで締結される。この時、締結ピン7は、係合爪7bが締結孔8に挿通されて、締結孔8から抜け出ることにより、係合爪7bの顎部がホースフランジ2aの端面に係合して、締結孔8から抜け止めされる。同様に、第2のホース3に設けられたホースフランジ3aと、外側ダクト6の他方の端部に設けられた突出壁6aとの間に、内側ダクト4の他方の端部に設けられたダクトフランジ4aを挟み込んだ状態で、外側ダクト6に設けられた締結ピン7をホースフランジ3aに形成された締結孔8に嵌め込んで締結される。これにより、内側ダクト4に設けられるダクトフランジ4aの端面が、第1のホース2および第2のホース3に設けられるホースフランジ2a、3aの端面に押し付けられて密着するため、両者間のシール性が確保される。
図3は二重ダクト1の締結構造を示す断面図である。
本実施例の内側ダクト4は、ダクトフランジ4aの外径がホースフランジ2aの外径と略同じ大きさに設けられ、且つ、実施例1に記載したダクトフランジ4aより肉厚が厚く形成されている。また、第1のホース2および第2のホース3に設けられるホースフランジ2a、3aと、内側ダクト4に設けられるダクトフランジ4aは、両者が当接する当接面と反対側の端面がテーパ状に傾斜して設けられている。
外側ダクト6は、例えば、径方向に二分割(三分割以上でも良い)された2個のダクト形成部材60を組み合わせて構成される。ダクト形成部材60の端部には、ホースフランジ2a、3aとダクトフランジ4aとを締結するための締結部61が設けられている。この締結部61には、ホースフランジ2a、3aとダクトフランジ4aとを跨いで両フランジの外周に嵌合する凹部が形成され、この凹部の内周面がテーパ状に傾斜して設けられている。
上記の二重ダクト1は、ホースフランジ2a、3aとダクトフランジ4aとを軸心方向に突き合わせた状態で、ダクト形成部材60の締結部61に形成された凹部にホースフランジ2a、3aとダクトフランジ4aとをテーパ嵌合させて2個のダクト形成部材60を径方向に組み合わせ、締結部61の外周をクランプ9により締め付けて締結される。これにより、クランプ9による締め付け力が凹部の傾斜面を介してホースフランジ2a、3aとダクトフランジ4aとに加わり、両フランジを軸心方向に押圧する力が発生するため、ダクトフランジ4aがホースフランジ2a、3aに押圧されて両者間が気密にシールされる。本実施例においても、実施例1と同様に、内側ダクト4と外側ダクト6とを別工程で組み付ける必要はなく、同時に組み付けることができるので、二重ダクト1の組み付け作業を簡素化できる。
なお、ホースフランジ2aとダクトフランジ4aとが当接する両者の当接面の間にOリング10を配設することにより、シール性を向上させることもできる。
二重ダクトの締結構造を示す断面図である(実施例1)。 二重ダクトの締結構造を示す断面図である(実施例2)。 二重ダクトの締結構造を示す断面図である(実施例3)。 二重ダクトの締結構造を示す断面図である(従来技術)。
符号の説明
1 二重ダクト
2 第1のホース
2a 第1のホースのホースフランジ
3 第2のホース
3a 第2のホースのホースフランジ
4 内側ダクト
4a 内側ダクトのダクトフランジ
5 空気層
6 外側ダクト
6a 外側ダクトの突出壁
7 締結ピン
8 締結孔
10 Oリング
60 ダクト形成部材
61 締結部

Claims (7)

  1. 空気の流れ方向の上流側に配置される第1のホースと、空気の流れ方向の下流側に配置される第2のホースとの間に配設され、前記第1のホースと前記第2のホースとの間を連通する内側ダクトと、この内側ダクトの径方向外側に空気層を介して配置される外側ダクトとで構成される二重ダクトの締結構造であって、
    前記第1のホースおよび前記第2のホースは、それぞれゴムまたはエラストマー等の弾性材料により形成され、且つ、前記第1のホースの下流端および前記第2のホースの上流端に径方向外側へ突き出るホースフランジが全周に設けられており、
    前記内側ダクトの両端部には、それぞれ径方向外側へ突き出るダクトフランジが全周に設けられ、
    前記外側ダクトの両端部には、それぞれ前記外側ダクトの端面から前記ダクトフランジの肉厚分に相当する寸法だけ軸心方向の内側に入り込んだ位置に径方向内側へ突き出る突出壁が全周に設けられ、
    前記ホースフランジと前記突出壁との間に前記ダクトフランジを挟み込んだ状態で、前記第1のホースおよび前記第2のホースと前記外側ダクトとが締結されていることを特徴とする二重ダクトの締結構造。
  2. 請求項1に記載した二重ダクトの締結構造において、
    前記第1のホースおよび前記第2のホースと前記外側ダクトは、前記ホースフランジの端面と前記外側ダクトの端面とを軸心方向に突き合わせて、レーザ溶着あるいは熱板溶着等により接合されていることを特徴とする二重ダクトの締結構造。
  3. 請求項1に記載した二重ダクトの締結構造において、
    前記第1のホースおよび前記第2のホースと前記外側ダクトは、前記ホースフランジの端面と前記外側ダクトの端面とを軸心方向に突き合わせて、前記外側ダクトに設けられた締結ピンを前記ホースフランジに形成された締結孔に嵌め込んで締結されていることを特徴とする二重ダクトの締結構造。
  4. 空気の流れ方向の上流側に配置される第1のホースと、空気の流れ方向の下流側に配置される第2のホースとの間に配設され、前記第1のホースと前記第2のホースとの間を連通する内側ダクトと、この内側ダクトの径方向外側に空気層を介して配置される外側ダクトとで構成される二重ダクトの締結構造であって、
    前記第1のホースおよび前記第2のホースは、それぞれゴムまたはエラストマー等の弾性材料により形成され、且つ、前記第1のホースの下流端および前記第2のホースの上流端に径方向外側へ突き出るホースフランジが全周に設けられており、
    前記内側ダクトの両端部には、それぞれ径方向外側へ突き出るダクトフランジが全周に設けられ、
    前記外側ダクトは、周方向に分割された複数のダクト形成部材を組み合わせて構成され、前記ダクト形成部材の両端部には、それぞれ前記ホースフランジと前記ダクトフランジとを跨いで両フランジの外周に嵌合する締結部が設けられ、
    前記第1のホースおよび前記第2のホースと前記内側ダクトは、前記締結部を介して前記ホースフランジと前記ダクトフランジとが密着した状態で締結されていることを特徴とする二重ダクトの締結構造。
  5. 請求項4に記載した二重ダクトの締結構造において、
    前記ダクト形成部材に設けられた締結部は、前記ホースフランジと前記ダクトフランジの外周に嵌合する内周面がテーパ状に傾斜して設けられ、
    前記ホースフランジと前記ダクトフランジは、前記締結部の内周面に係合する係合面がテーパ状に傾斜して設けられ、
    複数の前記ダクト形成部材は、前記ホースフランジと前記ダクトフランジの外周に前記締結部がテーパ嵌合して、径方向内側へ締め付けられた状態で組み合わされていることを特徴とする二重ダクトの締結構造。
  6. 請求項4または5に記載した二重ダクトの締結構造において、
    前記ホースフランジと前記ダクトフランジとが当接する両者の当接面の間にOリングが配設されていることを特徴とする二重ダクトの締結構造。
  7. 請求項1〜6に記載した何れかの二重ダクトの締結構造において、
    前記内側ダクトは、前記外側ダクトより肉厚が薄く形成され、その肉厚が0.5mm以下に設定されていることを特徴とする二重ダクトの締結構造。
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