JP2009263898A - 多層型収納空間付き建物 - Google Patents

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Hisato Suzuki
久人 鈴木
Masayuki Noguchi
正幸 野口
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Abstract

【課題】 居室空間の広さを十分に確保することができるとともに、収納または居室として使用が可能な空間を上下階方向に配設した多層構造体を有する多層型居住空間付き建物を提供することを目的とする。
【解決手段】 建物1は、上下階からなる二層構造体10と、多層階からなる多層構造体20とから構成されている。二層構造体10は、1階と2階とから構成され、多層構造体20は、0.5階と、1.5階と、2.5階とから構成されている。多層構造体20は、建築基準法で規制された高さの限度内であり、二層構造体10の屋根の高さよりも高い構成となっている。二層構造体10と多層構造体20には、後述する複数の階段が設けられており、この階段を利用して両者の構造体を行き来することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、収納空間を上下階方向に備えた多層型収納空間付き建物に関し、特に、異なる多層型の収納空間を備えた多層型収納空間付き建物に関する。
従来の一戸建て住宅は上下階から構成され、各階に居住空間や収納空間が配置されていることが一般的である。特に、収納空間は押入れや天袋、納戸等として配置されていることが多く、近年では床下空間を利用した床下収納庫や屋根裏収納などが配置されている。
しかしながら、近年において家族構成や生活パターンの変化と共に、住戸内にも家具その他の多くの物品が揃えられ、また、その使用形態も季節等に応じて多様化していることなどから、必要に応じてこれらの物品を建物内に収納しておくための大きな収納空間を有する多層型収納付き建物の提供が要請されている。
このような要請に応えるべく、例えば、特許文献1に開示されるような多層型収納付き建物が提案されている。
この特許文献1で提案されている多層型収納付き建物は、建物本体内に室内階段を設け、この室内階段に沿って上下階方向に多層構造の複数の収納空間を設けるようにしたものである。この多層型収納付き建物によれば、室内階段に沿って上下階方向に多層構造の複数の収納空間を設けるようにしたため、室内階段及び収納空間の平面スペースがコンパクトになり、居住空間を大きくすることができる。
特開2002−4596号公報
しかしながら、特許文献1の多層型収納付き建物によれば、各居室に設けられる収納空間を取り除くことで、居室を広くし、一方で、収納空間を多層構造として建物本体内に配置するようにしているが、多層構造として建物本体内に配置される収納空間は、建物の中央に配置されて、隣り合う居室との出入りを可能とするために、各フロアの部屋を分断する形になり、居室のスペースを制約してしまうという問題がある。
また、予め収納空間として配置されているために、収納以外の用途に利用することができず、居住者の家族形態によっては、十分に使いこなすことができない場合もある。
本発明は係る問題に鑑みてなされたものであり、居室空間の広さを十分に確保することができるとともに、収納または居室として使用が可能な空間を上下階方向に配設した多層構造体を有する多層型収納空間付き建物を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の多層型収納空間付き建物は、上下階に複数の居室を配置した多層型収納空間付き建物において、上下階に居室空間を設けた二層構造体と、複数の居室または収納空間が多層構造となった多層構造体と、を併設してなることを特徴とする。
また、本発明の多層型収納空間付き建物は、前記多層構造体は、少なくとも3層構造からなり、該3層構造の最下層には土間が設けられていることを特徴とする。
また、本発明の多層型収納空間付き建物は、前記多層構造体は、少なくとも3層構造からなり、該3層構造の最上層には小屋裏が設けられていることを特徴とする。
また、本発明の多層型収納空間付き建物は、前記小屋裏の天井の高さは、前記二層構造体の居室の天井の高さよりも高いことを特徴とする。
また、本発明の多層型収納空間付き建物は、前記二層構造体及び前記多層構造体は、外断熱が施されていることを特徴とする。
さらに、本発明の多層型収納空間付き建物は、前記二層構造体及び前記多層構造体は、基礎断熱が施されていることを特徴とする。
本発明によれば、居室が配置された二層構造体とは別に設けられた多層構造体には、居室または収納空間として利用できる空間が配置されており、居住者の家族構成や生活パターンに応じてそれぞれの空間の利用形態を変えることが可能である。
次に、図面を参照して、本発明の実施形態に係る多層型収納空間付き建物について説明する。
図1は、本実施形態に係る多層型収納空間付き建物の立面図である。
図1に示すように、本実施形態に係る多層型収納空間付き建物1は、上下階からなる二層構造体10と、多層階からなる多層構造体20とを併設した構成からなっている。なお、この二層構造体10および多層構造体20は、在来工法を用いて構築され、多層構造体20の床構成についてはツーバイフォー工法を取り入れている。ここで、二層構造体10は、1階と2階とから構成され、多層構造体20は、0.5階と、1.5階と、2.5階とから構成されている。
建物1の二層構造体10および多層構造体20は、ともに建築基準法で規制される高さ制限の範囲内で建築されるものであるが、多層構造体20の高さは、二層構造体10の屋根の高さよりも高い構成となっている。二層構造体10と多層構造体20には、後述する複数の階段が設けられており、この階段を利用して両者の構造体を行き来することができるようになっている。
二層構造体10は、居室11,12,13,14が配設されており、これらの居室11〜14は、リビング、和室、寝室といった広いスペースを必要とする居室として利用する。この居室11〜14には、キッチン・洗面所・浴室といった水回りの空間が配設される。また、図示しないが、居室11〜14には、クローゼットや押入れ等の収納空間を設けてもよく、また、居室11〜14を仕切り壁で仕切ることなく、開放的な居室空間としても良い。
多層構造体20は、本実施形態の一例として示すように、最下層は土間21(0.5階)、中間層はクローク22(1.5階)、最上層は小屋裏23(2.5階)といった3層構造となっている。
この多層構造体20の最下層となる土間21の床は、二層構造体10の居室11の床よりも低い位置となっており、土間21の天井は、居室11の天井よりも低い構造となっている。中間層のクローク22の床は、居室11の天井よりも低い位置であり、クローク22の天井は、居室11の天井よりも高い位置にある。最上層20の小屋裏23の床は、居室12〜14の床よりも高く、小屋裏23の天井も居室12〜14の天井よりも高い位置となっている。
また、土間21の床が二層構造体10の居室11の床より低い位置となっていることから、この段差を利用した収納空間15が居室11の床下に構成されている。この収納空間15へは土間21の床付近から居室11方向に向かって物品を収納することができるため、物品の出し入れが容易である。
また、1階の居室11から1.5階のクローク22へ上がる階段S3と1.5階のクローク22から2階の居室13へ上がる階段S4の途中には踊り場24が設けられている。なお、この踊り場24に連なるクローク22も多目的な空間として利用することもできる。
なお、建物1の基礎部分は、基礎の外周に断熱材を施工することによって基礎ごと断熱する、いわゆる基礎断熱工法によって外気との断熱を図っており、建物1の基礎部分以外の外周は、断熱材で建物1全体を覆う、いわゆる外断熱工法によって外気との断熱を図っている。これにより、冬の寒さはもちろん、厳しい暑さが続く夏の冷房にも、高い断熱性能を発揮させることができ、土間21、クローク22あるいは小屋裏23においても快適に過ごすことができる。
次に、図2〜図4を参照して、各階の構成について説明する。
図2は、0.5階の土間21および1階の居室11の構成を示した平面図である。
図2に示すように、二層構造体10には、リビング101と、キッチン102と、和室103と、トイレ104と、洗面所105と、浴室106とが設けられている。そして、リビング101には、1.5階のクローク22への昇降用の階段S3が設けられており、キッチン102には、土間21への昇降用の階段S2が設けられている。
また、多層構造体20には、土間21と、玄関201と、収納空間202とが設けられている。土間21へは、玄関201とキッチン102とから入出可能となっている。なお、玄関201と土間21は、階段S1によって昇降するようにしているが、この階段S1に変えて、スロープとしても良い。収納空間202はリビング101側に出入口があり、必要に応じてこの収納空間202内にリビング101側から家具その他の物品を収納することが可能になっている。
土間21は、住宅外で使用する物を保管する場所に適した空間である。例えば、土間21には、自転車やアウトドア用品、ガーデニング用品といった物を収納することができ、また、これらのメンテナンス等に利用するスペースとして使用することができる。このため、玄関201から土間21へは、そのまま土足で直接入ることができるようにしている。
図3は、1.5階の構成を示した平面図である。
1.5階は、1階の居室11から1.5階へ通じる昇降用の階段S3と、1.5階から2階の居室12へ通じる階段S4と、踊り場24と、クローク22とから構成されている。このクローク22へは、踊り場24から入出可能となっている。なお、図3に示す二層構造体10部分は、1階の天井部分を示したものである。
図4は、2階及び2.5階の構成を示した平面図である。
図4に示すように、二層構造体10は、居室12〜14とトイレ110が配設されている。そして、多層構造体20には、小屋裏23と、居室14から小屋裏23への昇降用の階段S5が設けられている。二層構造体10の2階部分の居室12〜14は、主に寝室や子供部屋といった家族の形態に応じて利用することができる。小屋裏23は、いわゆる屋根裏部屋であり、二層構造体10の天井よりも高いため、収納空間として十分な収納スペースを確保することができる。なお、この小屋裏23を居室として利用することもできるが、この場合には、通常の居室よりも天井が高い分、開放的な空間として利用することができる。
以上の説明から、本実施形態に係る多層型収納空間付き建物は、多種多様に使用することができる居住空間が配設されており、居住者の家族形態に応じた利用の仕方が可能となる。二層構造体と多層構造体とによって構成されていることから、一方を居住空間とし、他方を収納空間または補助的な居住空間として利用することができる。また、各居住空間は、他の居住空間の広さを制約することのないように配置されているため、居室または収納空間として利用する場合にも十分な広さを確保することができる。
さらに、外断熱や基礎断熱による設計を行っているため、季節に応じて生じる暑さや寒さといった不便性を解消することができ、全ての居住空間で快適に過ごすことができる。
本発明の実施形態に係る多層型居住空間付き建物の構成を示した立面図である。 0.5階及び1階の構成を示した平面図である。 1.5階の構成を示した平面図である。 2階及び2.5階の構成を示した平面図である。
符号の説明
1 多層型収納空間付き建物
10 二層構造体
11〜14 居室
20 多層構造体
21 土間
22 クローク
23 小屋裏
24 踊り場
101 リビング
102 キッチン
103 和室
105 洗面所
106 浴室
104、110 トイレ
201 玄関
202 収納空間
S1〜S5 階段

Claims (6)

  1. 上下階に複数の居室を配置した多層型収納空間付き建物において、
    上下階に居室空間を設けた二層構造体と、
    複数の居室または収納空間が多層構造となった多層構造体と、
    を併設してなることを特徴とする多層型収納空間付き建物。
  2. 前記多層構造体は、少なくとも3層構造からなり、該3層構造の最下層には土間が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の多層型収納空間付き建物。
  3. 前記多層構造体は、少なくとも3層構造からなり、該3層構造の最上層には小屋裏が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の多層型収納空間付き建物。
  4. 前記小屋裏の天井の高さは、前記二層構造体の居室の天井の高さよりも高いことを特徴とする請求項3に記載の多層型収納空間付き建物。
  5. 前記二層構造体及び前記多層構造体は、外断熱が施されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の多層型収納空間付き建物。
  6. 前記二層構造体及び前記多層構造体は、基礎断熱が施されていることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の多層型収納空間付き建物。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07180372A (ja) * 1993-12-22 1995-07-18 Atsushi Yamamoto 蔵型収納付き建物
JPH0874428A (ja) * 1994-09-01 1996-03-19 Kawamoto Kunichika 工業化住宅

Patent Citations (2)

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