JP2009263863A - シール構造を備えたドア構造体 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ドアの気密性と遮音性にすぐれたドア構造体を提供する。
【解決手段】 枠体40に対向するドア1側面の略中央部分の長手方向に沿ってシール部材51を構成し、ドア1を閉じたときに、シール部材51の先端が枠体40の側片部41の表面に接触するシ−ル構造を備えたドア構造体。
【選択図】図10

Description

本発明は、シール構造を備えたドア構造体に関するものである。
従来のドアの構造では、ドアが差込み式蝶番により枠体に取付けられている。この構造は2枚の蝶番に夫々所定数の丸穴を穿設し、一方ドアと枠体にはビス孔を開けて、丸穴とビス穴の位置を合わせてビス止めしていた。例えば特許文献1記載の図1及び図2に示されているものである。
また、ドアと枠体の間にはシール部材が設けられている、このシール部材はドアの吊り元側で室内側のコーナーが当接するように、枠体に沿って設けられている。このシール部材は特許文献2の図1及び図2に示されているものである。
特開2007−224576 特開2005−336947
しかしながら、前記従来のドアは枠体にビスで固定されていて前後方向へ移動させることはできなかったため、地震や長い間の開閉によってドアが枠体に対してねじれてきた場合はドアの位置を変更することは困難であった。
また前記のように、従来のシール部材はドアのコーナーが当接するように設けられているから、図9に示すように回転するドアのコーナーがシール部材を挟んだり、あるいはシール部材が蝶番と干渉して外側に押し出されて変形したりしてドアが閉まりにくくなり、ドアクローザーの力を強く設定しなくてはならずドアの閉まる音が大きくなっていた。そして気密性が悪くなると共に、シール部材の劣化がはやまっていた。
更に気密性や遮音性を高めるために、シール部材の強度(硬度)を高めることが、その効果を発揮できる対応であったが、それに相反して硬度の高いシール部材を使用すると戸締りが悪くなるという問題点があった。
また建物のリニュアルのときに、劣化しているシール部材を交換するとシール部材は新しく硬くなるが、ドアは経年変化により枠体に対してねじれていることが多いためドアが閉まりにくくなるという現象が生じている。
本発明は上記の点に鑑みなされたものであり、ドアと枠体との間を確実にシールして気密性と遮音性にすぐれたシール部材からなるドア構造体を提供する。
本発明の要旨とするところは、枠体に対向するドア側面の略中央部分の長手方向に沿ってシール部材を構成し、ドアを閉じたときに、シール部材の先端が枠体の側片部の表面に接触するシ−ル構造を備えたドア構造体。
本発明は上記の如き構成であるため、ドアの側面略中央部分の長手方向に沿ってシール部材を設けることで、ドアと枠体の表面とのシールを行い、室内の気密性や遮音性を保つことができる。
本発明を実施するための最良の形態は、枠体に蝶番を介して開閉自在に取り付けたドアと、このドアと枠体をシールするシール構造からなるドア構造体において、ドアに固定した第1蝶番片の表面に複数の長穴を穿設し下端に位置決め部を構成する。
一方、第1蝶番片の位置決め部と係合する位置決め部を上端に形成した固定片を構成し、この固定片をドアに固定した後、前記第1蝶番片と係合させる。そして、第1蝶番片と枠体に固定した第2蝶番片をシャフトを介して連結した蝶番と、枠体の側片部の端部をドアの側面より室内側へ延出してドア表面に対向する延出部を構成し、この延出部の先端にシール部材の収納部を構成してなり、ドアの開閉時にシール部材の先端がドアの面部に接触するシール部材と、ドアの側面の略中央部分の長手方向に沿って設けたシール部材よりなるドアのシール構造とを備えたドア構造体である。
以下、本発明の実施形態を図に基づいて説明する。
図1はドアの正面図、図2は第1実施形態の蝶番の分解斜視図、図3は第1実施形態の蝶番の取付状態の正面図、図4は第2実施形態の蝶番の取付状態の正面図、図5は第3実施形態の蝶番の取付状態の正面図、図6は第4実施形態の蝶番の取付状態の正面図、図7はシール構造の断面平面図、図8は同作用説明図、図9は従来のシール構造の作用説明図、図10はドア側面のシール構造の断面平面図及び図11はドア側面のシール構造の取付状態の正面図である。
本実施形態は、躯体に固定した枠体40に蝶番3を介して開閉自在に取り付けたドア1と、このドア1と枠体40をシールするシール構造7、8からなる。以下その内容を詳細に説明する。
図2、図3に基づき第1実施形態の蝶番3について説明する。この蝶番3は上部の雌型蝶番片である第1蝶番片10と下部の雄型蝶番片である第2蝶番片30が差込みシャフト33を介して連結されている。
図示のように、蝶番3はドアに固定する第1蝶番片10の表面に5個の横形の楕円形の長穴11が穿設してあり、下端にはラック状の位置決め部12を構成してある。
一方、前記第1蝶番片10の位置決め部12と係合する、ラック状の位置決め部22を上端に形成した固定片20を構成する。この固定片20はドア1に固定してあり前記第1蝶番片10と係合するもので、ドア1の位置決めを行いかつドア1と第1蝶番10とを確実に固定する働きをする。なお、第2蝶番片30には従来のように5個の丸穴31が穿設されている。
本実施形態の作用を説明すると、地震や経年劣化に伴い枠体40とドア1の間にゆがみ等が生じた場合、ビス13,13・・を緩めて、図3に示すようにドア1の上部を前方にずらして仮想線の位置にする。
このとき、第1蝶番片10には長穴11,11・・が穿設されているから、この長穴11,11・・の中をドア1とビス13が移動することになる。正しい位置に移動した後、その位置でビス13,13・・を再び締めればドア1は再び固定される。
一方、固定片20はドア1に固定されているから、上記のビス13を緩めてドア1を移動させるとき、一旦、固定片20の上端の位置決め部22と、第1蝶番片10の位置決め部12の係合を解く。そしてドア1の位置を決めてから、再び固定片20の位置決め部22と第1蝶番片10の位置決め部12を係合させる。これによりドア1が確実に第1蝶番片10に固定され位置がずれないようになる。
次に第2実施形態の蝶番4を図4に基づいて説明する。
図示のように、本実施形態の蝶番4は第1蝶番片10の上端にラック状の位置決め部12を構成したものである。
一方、第1蝶番片10の位置決め部12と係合する固定片20のラック状の位置決め部22は下端に形成したものである。
上述のように第1、第2実施形態の蝶番3、4によれば、ドア1に新たなビス穴を設ける必要がなく、従来のビスの位置(蝶番の取り付け位置)をそのまま利用できるためドア1が傷まないと共に作業が迅速に行える。
なお、位置決め部12、22の形状は各実施形態ではラック状であるが、これに限定されず、カーブ状のものや間欠的に凹凸を形成したもの等、任意に選択できる。
次に第3実施形態の蝶番5を図5に基づいて説明する。
この蝶番5はドア1に固定する第1蝶番片15の表面に5個の丸穴16を穿設し、第2蝶番片35には5個の楕円形の長穴36を穿設し下端にはラック状の位置決め部37を構成してある。
一方、前記第2蝶番片35の位置決め部37と係合する、ラック状の位置決め部26を上端に形成した固定片25を構成する。この固定片25は枠体40に固定してあり、前記第2蝶番片35と係合してドア1の位置決めを行い、かつ第2蝶番片35を確実に枠体40に固定する働きをする。
次に第4実施形態の蝶番6を図6に基づいて説明する。
図示のように、本実施形態の蝶番6は第2蝶番片35の上端にラック状の位置決め部37を構成したものである。
一方、第2蝶番片35の位置決め部37と係合する、固定片25のラック状の位置決め部26は下端に形成したものである。
前記第3、第4実施形態の作用、効果は上述の第1、第2実施形態と同様であるが、本実施形態においては、第2蝶番片35と固定片25が枠体40に固定されているから、ドア1を前後方向へ移動させると第2蝶番片35も共に移動するのである。
上述の通り、上述の実施形態の蝶番によれば、ドアの位置が変形しても、簡易な方法で迅速かつ正確にドアを前後に移動させて正常な位置に直すことができる。そのためシール部材との位置関係も正常となりドアがシール部材を挟むことを防止でき、シール部材の劣化を防ぎ室内の気密性を高める。
またドアを強く閉める必要がないため閉める音が大きくならず、騒音防止と共に、プライバシーの保護が可能となる。
さらには、建物の新築時にドアを取り付けるときには、枠体の施工不良の調整ができ蝶番と枠体やドアの関係を正確に調節することができる。
そして、リニュアル時には、ドア全体を取り替えずに蝶番だけを既存の枠体に取り付けて交換することができる。
また、上記第1実施形態、第2実施形態、第3実施形態、第4実施形態の蝶番を任意に組み合わせて使用することもできる。この場合はドア1の位置調節がより自由に行えるのである。
次にシール構造7について説明する。
図7に示すシール構造7は、ドア1の開閉時に先端がドアの表面1aに接触するシール部材45よりなる。
図示のように、枠体40の側片部41の端部を室内側(図7中左側)へ延出してドア1の表面1aと平行な延出部42を構成し、この延出部42の先端で、ドア1の側面1bより室内側にシール部材の収納部43を構成する。この収納部43にシール部材45を、その表面がドア表面1aに接触するように収納する。
前記のシール部材45によれば、ドア1の回転揺動の際にドア1のコーナー部がシール部材45を挟むことがなく、図8に示すようにドア1は蝶番3の軸3aを支点として回転し、その表面1aでシール部材45の表面を強い力で押圧するから気密性が高まり、従来では吊り元では使用できなかった気密性の良い硬い材質のシール部材45を使用することができる。
さらに、シール部材45の変形が必要以上に大きくならずドア1の開閉作動を円滑にできると共にシール部材45の耐久性の向上が図れるのである。
また、収納部43を室内側に延出して設けたから、大型のシール部材45を収納することが可能となり、そのため収納部43の外側面44の上端とドア1の表面1aとの距離Dが大きく取れるから、ドア1を閉めたときにドア1との間で指を挟む恐れがなくなった。
なお、収納部43の位置、すなわち延出部42の長さは、開口部が狭くならない程度の10mm程度が好ましい。
図10、図11に示すシール構造について説明する。
このシール構造8はシール部材51をドア1の側面1bの中央部分の表面材52,52に配置しドア1の全長に設けたものである。
このシール部材51は、ドア1を閉めたときに枠体40の側片部41の表面に密着して外気と騒音を遮断することができる。
また、シール部材51をドア1の側面1bの中央部分で表面材52,52の端部52a,52aの間に挟んで設けたことでシール部材51を安定して固定できると共に、表面材52の継ぎ目を隠すことができ、美観が優れ商品価値が高くなるのである。
なお、前記シール構造8は、シール構造7あるいは前記の各実施形態の蝶番と適宜組み合わせて使用できるものである。
ドアの正面図 第1実施形態の蝶番の分解斜視図 第1実施形態の蝶番の取付状態の正面図 第2実施形態の蝶番の取付状態の正面図 第3実施形態の蝶番の取付状態の正面図 第4実施形態の蝶番の取付状態の正面図 シール構造の断面平面図 シール構造の作用説明図 従来のシール構造の作用説明図 ドア側面のシール構造の断面平面図 ドア側面のシール構造の取付状態の正面図
符号の説明
1 ドア
3 蝶番
4 蝶番
5 蝶番
6 蝶番
7 シール構造
8 シール構造
10 第1蝶番片
11 長穴
12 位置決め部
20 固定片
22 位置決め部
30 第2蝶番片
31 丸穴
33 シャフト
40 枠体
41 側片部
42 延出部
43 シール部材の収納部
45 シール部材
51 シール部材

Claims (1)

  1. 枠体に対向するドア側面の略中央部分の長手方向に沿ってシール部材を構成し、ドアを閉じたときに、シール部材の先端が枠体の側片部の表面に接触するシ−ル構造を備えたドア構造体。
JP2008110733A 2008-04-21 2008-04-21 シール構造を備えたドア構造体 Withdrawn JP2009263863A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012127169A (ja) * 2010-12-17 2012-07-05 Ykk Ap株式会社 建具

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