JP5188018B2 - 鴨居構造 - Google Patents

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Description

本発明は、家屋などにおいて引戸の走行を案内するための鴨居レールを鴨居溝に嵌合してなる鴨居構造に関する。
従来技術による鴨居レールとして、下記特許文献1に開示されるものがある。
実公平3−2624号公報
この鴨居レールは鴨居溝に嵌合して使用するものであるが、単に嵌合しただけでは鴨居レールが外れるおそれがあるため、鴨居レールをビスなどで固定することが好ましい。しかしながら、この場合にビスの締め付けが強すぎると、図7に示すように、ビス1で締め付けられた部分の周りの部分が局部的に変形する。特に、鴨居3の凹部4に嵌合した鴨居レール2の凸部5が凹部4から外れるような変形が生じると、引戸の開閉に支障を来すおそれがあった。
したがって、本発明が解決しようとする課題は、鴨居レールを鴨居溝にビスなどで固定したときに鴨居レールが変形することを防止し、引戸の開閉を円滑に行えるようにすることである。
上記の課題を達成するため、請求項1に係る本発明は、鴨居の下面に鴨居溝が形成され、該鴨居溝の底面の幅方向中央に鴨居レール嵌合溝が形成され、鴨居レール嵌合溝に断面略平板状の鴨居レールの幅方向中央に形成された凸部が嵌合された状態で鴨居レールが鴨居溝底面に固定されてなる鴨居構造において、該鴨居レールは、一対の直立部とこれら直立部の上端同士を連結する頂面部とから略コの字形断面形状を有するものとして形成された前記凸部と、該凸部の直立部の下端から外方両側に向けて延長する一対の板状部とを有し、各板状部は厚肉部と薄肉部とを備え、厚肉部の上面は前記凸部の頂面部より低いレベルにおいて略平坦に形成されて鴨居溝底面に密接可能とされるとともに、薄肉部の上面は厚肉部の上面との間に段差を介してさらに低いレベルに位置付けられており、鴨居レールの凸部を鴨居レール嵌合溝に嵌合し、鴨居レールの厚肉部の上面を鴨居溝底面に密接させた状態で該厚肉部に固定具を打ち込むことにより、鴨居溝底面と薄肉部の上面との間に前記段差に対応する空間が形成された状態で鴨居レールが鴨居に固定されることを特徴とする鴨居構造である。
請求項2に係る本発明は、請求項1記載の鴨居レールにおいて、厚肉部の下面に、この鴨居レールを鴨居に固定するための固定具を打ち込む位置が示されていることを特徴とする。
本発明の鴨居レールをビスなどで鴨居に固定すると、板状部の厚肉部上面が鴨居の溝底面に密着する。このとき、ビスによる締め付けが強すぎると、厚肉部がビスで押し付けられて多少の変形が生じる可能性があるが、厚肉部の両側に薄肉部が存在しているため、この変形を薄肉部が吸収するため、鴨居レール全体としての変形を防止し、引戸の開閉に支障を来すことがない。
図1および図2を参照して、本発明の鴨居構造に用いられる鴨居レールの一実施形態について説明する。この鴨居レール10は、片引き引戸用に構成されたものであって、硬質合成樹脂やアルミニウム合金その他任意の材料を用いて、好ましくは一体成形される。
この鴨居レール10は、幅方向略中央に一つの断面略コの字形の凹部11を有し、その両側に略同一平面上に延長する一対の板状部12,12を有する。
凹部11は、一対の直立部13,13とこれら直立部13,13の上端同士を連結する頂面部14とによって形成される凸部19の内部に形成される。直立部13,13の外面側には波状突起15が設けられ、鴨居レール10を鴨居溝に嵌合したときに外れにくくしている。
各板状部12,12は対称的な形状を有しており、中央に厚肉部16を備え、その両側に一対の薄肉部17a,17bを備えている。中央側の薄肉部17aは凹部11に隣接している。図示実施形態では、板状部12,12の一方の面(下面)は平坦であり、他方の面(上面)の一部を凹ませることによって薄肉部17a,17bが形成され、該他方の面において厚肉部16と薄肉部17a,17bとの間には板厚差による段差が形成される。しかしながらこの構成は必須ではなく、板状部12,12の両方の面を凹ませることによって薄肉部17a,17bを形成して、両面において厚肉部16と薄肉部17a,17bとの間に段差が形成されるようにしても良い。
厚肉部16の平坦面側の幅方向略中央にはV字溝18が形成される。これは鴨居レール10をビスで固定する際のビス打ち込み位置を示す。また、このV字溝18に沿って一定ピッチ(たとえばP=300mm前後)でビス用の皿孔19,19・・・が設けられ、すなわちこれらビス用皿孔19は厚肉部16に設けられている。図2に示すように、2つの板状部12,12における皿孔19の長手方向位置が互いに異なるようにして、全体として千鳥足状に皿孔19が設けられるようにすることが好ましい。なお、図2に符号39で示されるのは、この鴨居レール10の引戸閉じ側端部に嵌合されるストッパ(図示せず)を固定するためのビス穴である。
この鴨居レール10の大きさは、幅W=37mm、長さL=1400〜1600mm、厚肉部16の厚さt=1.5mm、凹部11の深さD=3mmであり、厚肉部16の幅W=8mm、薄肉部17aの幅W=2.25mm、薄肉部17bの幅W=7mmであるが、これらの寸法は一例であっていかなる意味においても限定的ではなく、必要に応じて変更されることは言うまでもない。
この鴨居レール10を鴨居20に固定した状態が図3および図4に示されている。鴨居20の下面側には、引戸21の上端部を収容するための幅広の鴨居溝22が形成されると共に、この鴨居溝22の幅方向中央にさらに、鴨居レール10の凸部19を嵌合するための鴨居レール嵌合溝23が形成されている。なお、室内側に露出する鴨居20の面を覆うように鴨居溝底面まで化粧シート28が貼着される。また、鴨居20はケーシング29により水平方向に位置調整可能に躯体26に固定される。図3において符号30は躯体26、鴨居20に固定される内装ボードである。
鴨居レール10の凸部19を鴨居20の鴨居レール嵌合溝23に嵌合して、その両側の板状部12,12の上面を鴨居溝22内の溝底面(上面)24に当接させた状態にして、下側からビス25を皿孔19に通して鴨居20およびその上方の躯体26にねじ込むことによって、鴨居レール10が固定される。公知のように、鴨居レール10の凹部11には、引戸21の上端に取り付けた戸車27が転動自在に嵌合され、引戸21の走行(開閉)が円滑に行われる。
図5は、本発明の鴨居構造に用いられる鴨居レールの他の実施形態を示す。この鴨居レール31は、引き違い引戸用に構成されたものであるため、2つの凹部32,32を有し、これら凹部の間に幅広の板状部33が設けられると共にこれら凹部の外側に各々幅狭の板状部34が設けられる。この鴨居レール31の幅Wはたとえば37mmである。
この鴨居レール31において、凹部32の形状および構成は先述の実施形態における凹部11と略同様であるが、直立部13の外側面に脱落防止用の波状突起15を形成する点に関しては2つの凹部32,32のうち少なくとも一方に適用すれば良く、図5に示す実施形態では右側に示される凹部32について波状突起15が形成されている。中央の幅広の板状部33は2つの厚肉部33aと3つの薄肉部33bを有している。外側の幅狭の板状部34の形状および構成は先述の実施形態における板状部12と同様であるが、外側薄肉部17‘の幅W4’は3mmとされている。その他の部分の形状・大きさは先述の実施形態による鴨居レール10におけると同様であって良い。各部について同じ符号は同じ寸法を表している。
図6は、本発明の鴨居構造に用いられる鴨居レールのさらに他の実施形態を示す。この鴨居レール35は、3本引き引戸用に構成されたものであるため、3つの凹部36,36,36を有し、中央の凹部を挟んで両側に各々幅広の板状部37が設けられると共に、外側には各々幅狭の板状部38が設けられる。この鴨居レール35の幅Wはたとえば109mmである。
この鴨居レール35において、凹部36の形状および構成は先述の実施形態における凹部11と略同様であるが、直立部13の外側面に脱落防止用の波状突起15を形成する点に関しては3つの凹部のうち少なくとも一つに適用すれば良く、図6に示す実施形態では中央の凹部36について波状突起15が形成されている。板状部37,38の形状および構成は図5の実施形態における板状部33,34と同様である。その他の部分の形状・大きさは図5に示す実施形態による鴨居レール31に準ずる。また、各部について同じ符号は同じ寸法を表している。
本発明の鴨居構造に用いられる鴨居レールの一実施形態の断面図である。 この鴨居レールの平面図である。 この鴨居レールを鴨居に固定した鴨居構造の断面図である。 図3の鴨居レール部分を拡大して示す拡大断面図である。 本発明の鴨居構造に用いられる鴨居レールの他の実施形態の断面図である。 本発明の鴨居構造に用いられる鴨居レールのさらに他の実施形態の断面図である。 従来技術による鴨居レールをビスで鴨居溝に固定した場合に生じ得る鴨居レールの変形状態を示す施工断面図である。
符号の説明
10 鴨居レール
11 凹部
12 板状部
15 波状突起
16 厚肉部
17a,17b 薄肉部
18 V字溝
19 凸部
20 鴨居
21 引戸
22 鴨居溝
23 鴨居レール嵌合溝
24 鴨居レール嵌合溝の溝底面
31 鴨居レール
32 凹部
33,34 板状部
35 鴨居レール
36 凹部
37,38 板状部



Claims (1)

  1. 鴨居の下面に鴨居溝が形成され、該鴨居溝の底面の幅方向中央に鴨居レール嵌合溝が形成され、鴨居レール嵌合溝に断面略平板状の鴨居レールの幅方向中央に形成された凸部が嵌合された状態で鴨居レールが鴨居溝底面に固定されてなる鴨居構造において、該鴨居レールは、一対の直立部とこれら直立部の上端同士を連結する頂面部とから略コの字形断面形状を有するものとして形成された前記凸部と、該凸部の直立部の下端から外方両側に向けて延長する一対の板状部とを有し、各板状部は厚肉部と薄肉部とを備え、厚肉部の上面は前記凸部の頂面部より低いレベルにおいて略平坦に形成されて鴨居溝底面に密接可能とされるとともに、薄肉部の上面は厚肉部の上面との間に段差を介してさらに低いレベルに位置付けられており、鴨居レールの凸部を鴨居レール嵌合溝に嵌合し、鴨居レールの厚肉部の上面を鴨居溝底面に密接させた状態で該厚肉部に固定具を打ち込むことにより、鴨居溝底面と薄肉部の上面との間に前記段差に対応する空間が形成された状態で鴨居レールが鴨居に固定されることを特徴とする鴨居構造。
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