JP3851638B2 - 防音ドア構造 - Google Patents

防音ドア構造 Download PDF

Info

Publication number
JP3851638B2
JP3851638B2 JP2004119430A JP2004119430A JP3851638B2 JP 3851638 B2 JP3851638 B2 JP 3851638B2 JP 2004119430 A JP2004119430 A JP 2004119430A JP 2004119430 A JP2004119430 A JP 2004119430A JP 3851638 B2 JP3851638 B2 JP 3851638B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
door
packing
soundproof
frame
attached
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2004119430A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005299289A (ja
Inventor
伊知郎 三野
Original Assignee
株式会社日鋼サッシュ製作所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社日鋼サッシュ製作所 filed Critical 株式会社日鋼サッシュ製作所
Priority to JP2004119430A priority Critical patent/JP3851638B2/ja
Publication of JP2005299289A publication Critical patent/JP2005299289A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3851638B2 publication Critical patent/JP3851638B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Specific Sealing Or Ventilating Devices For Doors And Windows (AREA)
  • Special Wing (AREA)

Description

本発明は、防音ドア構造に関する。さらに詳しくは、ドアと枠体の間に、ドアを閉めたとき枠体との間で気密性を持たせるゴムパッキン等が取付けられ、このゴムパッキンにより防音機能をもたせた防音ドアがある。本発明は、このような防音ドアに用いられるドア構造に関する。
図11は、従来例1の防音ドア構造を示している。枠体FとドアDの間に、気密を保つためのゴムパッキン101を枠体F側に取付け、ドアDの壁面に対して垂直方向に配設している。この構造により、ドア閉止時に枠体FとドアDの間の隙間をゴムパッキン101により遮蔽でき、防音することができる(特許文献1)。この従来例1は、いわゆる一般的に簡易気密ドアと呼ばれるタイプで、高性能の防音効果は期待できない。
図12は従来例2の防音ドア構造を示している。枠体FとドアDの間に、気密を保つためのゴムパッキン102を枠体F側に取付け、ドアDの壁面に対して垂直方向に配設している。この構造により、ドア閉止時に枠体FとドアDの間の隙間をゴムパッキンにより遮蔽し防音できる点は従来例1と同様である。さらに、この従来例2は、ゴムパッキン102の圧縮を強くするため、ゴムパッキン102に圧着する扉部に先端が尖ったエッジ部材103を取付けてあるのが特徴で、従来例1よりもより高い防音効果がある(特許文献2)。ただし、エッジ部材103はステンレス製を使用するのが一般的であり、また部品点数も増加することにより、従来例1よりも高価になる欠点がある。
図13は従来例3の防音ドア構造を示している。枠体FとドアDの間に、2個のゴムパッキン103,104を枠体F側でドアDの壁面に対して垂直方向に配設しており、いわゆる二重パッキン構造としている。この構造により、ドア閉止時に枠体FとドアDの間の隙間をゴムパッキンにより二重に遮蔽し防音することができる(特許文献3)。この従来例3は、従来例1に対してより高い防音効果をあげることができる。ただし、従来例1,2に比べ、同一外形寸法のドアに対して枠体Fの幅が広くなることから、人が通過する開口部Opの面積が小さくなるという利用上の欠点がある。また、枠体Fにゴムパッキン103,104を挿入するためのポケット105が二重になっているため、鋼板の折曲加工が複雑になるという製造上の欠点がある。
特開平9−184377号 実開平4−48390号 実開平5−52185号
本発明は上記事情に鑑み、従来例1,2の防音ドアと同様の広い開口面積を確保しながら、より高い防音効果を達成できる防音ドア構造を提供することを目的とする。
第1発明の防音ドア構造は、枠体と、該枠体に開閉自在に取付けられたドアと、前記枠体側に取付けられる第1パッキンと、前記ドア側に取付けられる第2パッキンとからなり、前記枠体は、開口部の大きい大形枠部と、それより開口部の小さい小形枠部と、前記大形枠部と前記小形枠部との間の1ヵ所の段差部からなり、前記ドアは、前記枠体の前記大形枠部に嵌る大形ドア体と、前記小形枠部に嵌る小形ドア体とが重ねられて構成され、前記大形ドア体の端面と前記小形ドア体の端面との間に前記大形ドア体の側縁が露出する段差が形成されており、前記枠体の前記段差部には、前記第1パッキンを前記大形ドア体の側縁部に向けて取付けるための第1収容ポケットが形成され、前記ドアの前記小形枠部の端面には前記第2パッキンを前記第1パッキン側に向けて取付けるための第2収容ポケットが形成されていることを特徴とする。
第2発明の防音ドア構造は、第1発明において、前記ドアの閉止時において、前記第1パッキンが前記大形ドア体の側縁部に接触し、前記第2パッキンが前記第1パッキンに接触するようになっていることを特徴とする。
第3発明の防音ドア構造は、第1発明において、前記ドアの閉止時において、前記第1パッキンが前記大形ドア体の側縁部に接触し、前記第2パッキンが前記第1収容ポケットに接触するようになっていることを特徴とする。
第4発明の防音ドア構造は、第1発明において、前記第1パッキンと第1収容ポケット、および前記第2パッキンと第2収容ポケットが、片開きドアにおける吊元側と戸先側に設けられていることを特徴とする。
第5発明の防音ドア構造は、第4発明において、前記第1パッキンと第1収容ポケット、および前記第2パッキンと第2収容ポケットが、片開きドアの上部に、さらに設けられていることを特徴とする。
第6発明の防音ドア構造は、第4発明において、前記第1パッキンと第1収容ポケット、および前記第2パッキンと第2収容ポケットが、片開きドアの上部と下部に、さらに設けられていることを特徴とする。
第7発明の防音ドア構造は、第1発明において、前記第1パッキンと第1収容ポケット、および前記第2パッキンと第2収容ポケットが、両開きドアにおける親扉と子扉の、それぞれの吊元側に設けられていることを特徴とする。
第8発明の防音ドア構造は、第7発明において、前記第1パッキンと第1収容ポケット、および前記第2パッキンと第2収容ポケットが、両開きドアの親扉と子扉のそれぞれの上部に、さらに設けられていることを特徴とする。
第9発明の防音ドア構造は、第7発明において、前記第1パッキンと第1収容ポケット、および前記第2パッキンと第2収容ポケットが、両開きドアの親扉と子扉のそれぞれの上部と下部に、さらに設けられていることを特徴とする。
第10発明の防音ドア構造は、第7発明において、前記両開きドアの召合部において、親扉と子扉のそれぞれの戸先に、相手方部材に当る第3パッキンおよび第4パッキンを取付け、かつ子扉に親扉のドア側部材に当る第5パッキンを取付けたことを特徴とする。
第1発明は、つぎの効果を奏する。
a)ドアの閉止時において、第1パッキンが大形ドア体の側縁部に当り、第2パッキンが第1パッキン側の部材に当るので、密閉個所が2カ所となって、遮音性が高くなる。
b)枠体には第1収容ポケットを形成する1ヵ所の段差部しか設けていないので、枠体の幅を大きくする必要がなく、人が通る開口部を広く確保できる。
第2発明によれば、ドアの閉止時において、第1パッキンが第2パッキンに当り、パッキン同士で当ることによって密閉性が達成され、遮音性が高くなる。
第3発明によれば、ドアの閉止時において、第2パッキンが第1収容ポケットに当るので、密閉性が高まり、遮音性もより高くなる。
第4発明によれば、片開きドアにおける吊元側と戸先側に第1、第2パッキンが取付けられるので、ドアの隙間の多くの部分が密閉され、高い防音性が得られる。
第5発明によれば、さらに、ドアの上部も第1、第2パッキンで密閉されるので、隙間が減り、より高い防音性が得られる。
第6発明によれば、さらになお、ドアの下部も第1、第2パッキンで密閉されるので、ドアの隙間が無くなり、さらにより高い防音性が得られる。
第7発明によれば、両開きドアにおける親扉と子扉のそれぞれの吊元側に第1、第2パッキンが取付けられているので、ドアの隙間に密閉される部分ができ、高い防音性が得られる。
第8発明によれば、さらに、ドアの上部も第1、第2パッキンで密閉されるので、隙間が減り、より高い防音性が得られる。
第9発明によれば、さらになお、ドアの下部も第1、第2パッキンで密閉されるので、ドアの隙間が無くなり、さらにより高い防音性が得られる。
第10発明によれば、両開きドアの召合部でも隙間を密閉できるので、音の漏れる隙間が全くなくなり、非常に高い防音性が得られる。
つぎに、本発明の実施形態を図面に基づき説明する
1は本発明の一に係る防音ドア構造の説明図である。図2は本発明の他のに係る防音ドア構造の説明図である。
本発明の防音ドア構造は、図1に示すように、枠体Fと、枠体Fに開閉自在に取付けられるドアDと、枠体F側に取付けられる第1パッキンP1と、ドアO側に取付けられる第2パッキンP2とからなるものである。
前記枠体Fは、開口部の大きい大形枠部Fbと、それより開口部の小さい小形枠部Fsとが連続して形成されている。そして、前記大形枠部Fbと前記小形枠部Fsとの間には段差部Sが1ヵ所形成されている。そして前記ドアDは、前記枠体Fの前記大形枠部Fbに嵌る大形ドア体Dbと、前記小形枠部Fsに嵌る小形ドア体Dsとが重ねらたものである。そして前記大形ドア体Dbの端面beと前記小形ドア体Dsの端面Seとの間に前記大形ドア体Dbの側縁efが露出する段差が形成されている。
に使用するパッキンは、第1パッキンP1と第2パッキンP2とからる。
第1パッキンP1および第2パッキンP2を総称するときは、単にパッキンという。これらのパッキン自体の構造は、公知のドア用パッキンや将来開発されるドア用パッキンのいずれも特に制限なく使用できる。必要とされる構成は、枠体やドアに形成された収容ポケットに収容される基部と、その上面に形成される当接部を有していればよい。もちろん、基部と当接部の間に弾力部を有するものであってもよく、当接部を中空にしてマグネット棒を挿入したものであってもよい。
図示したパッキンにおける基部1は厚肉の断面略四角形の筒状部材であり、その基部1の左右両側面には、抜止めリブ1bが形成されている。当接部3は可撓性を有する断面略四角形の筒状部材であり、その内部は中空となっている。上記の基部1と当接部3は、ゴム等の弾力性を有する部材で一体成形されたものである
前記枠体Fの段差部Sには、第1パッキンP1を取付けるための第1収容ポケット10が形成され、前記ドアDの前記小形枠部Dsの端面には前記第2パッキンP2を取付けるための第2収容ポケット20が形成されている。
10は第1パッキンP1を収容する第1収容ポケットである。この第1収容ポケット10は、枠体1を形成するメッキ鋼板やステンレス鋼などの金属板を折り曲げて構成したもので、枠体1の側壁をそのまま兼用した内側壁11と、底壁12と、折り曲げて2枚重ねにした外側壁13とからなる。
20は、第2パッキンP2を収容する第2収容ポケットである。この第2収容ポケット20は、ドアDを形成するメッキ鋼板やステンレス鋼などの金属板を折り曲げて構成したもので、ドアDの側壁をそのまま兼用した内側壁21と、底壁22と、外側壁23とからなる。
第1パッキンP1は、第1収容ポケット10に取付けられる。すなわち、基部1が第1収容ポケット10に収容して固定され、当接部3の頂面がドアDの大形ドア体Dbの側縁efに垂直に向くように配置される。
第2パッキンP2は、第2収容ポケット20に取付けられる。すなわち、基部1が第2収容ポケット20に収容して固定され、当接部3の頂面が、前記第1パッキンP1側に向くように配置される。
実施形態では、ドアDを閉じた状態では、第1パッキンP1が大形ドア体Dbの側縁efに当った状態で第2パッキンP2にも当るので、第1パッキンP1のドアDに対する密着度が高まる。そして、密閉個所が、第1パッキンP1が大形ドア体Dbの側縁efに当った1カ所と、第2パッキンP2に当った1カ所の計2カ所となるので、遮音性が高くなる
図2には、他の防音ドア構造を示している。
第1パッキンP1および第2パッキンP2自体は、図1の実施形態と同様である。また、ドアD側の第2収容ポケット20も図1と同様である。枠体F側の第1収容ポケット10は図1のものと下記の点で相違している。
すなわち、第1収容ポケット10の外側壁13は少し長くなっており、鋼板等を二重に折り曲げた先端部はエッジ部14となっている。このエッジ部14がドアDの閉止時において第2パッキンP2の当接部3に当るようになっている。
この実施形態では、ドアの閉止時において、密着個所が、第1パッキンP1が大形ドア体Dbの側縁efに当った1カ所と、ポケット10のエッジ部14が第2パッキンP2に当った1カ所の計2カ所となる。そして、エッジ部14は第2パッキンP2の当接部3に強く当るので、遮音性が高くなる
ぎに、片開きドアに前記防音パッキンを適用した防音ドア構造を、図3〜図6に基づき説明する。
図3は片開きドアの内側から見た正面図であり、Fは枠体、Dはドア、HはドアDを枠体Fに開閉自在に取付ける蝶番、NはドアDの取手である。枠体Fは、ドアDの周囲を囲む四角形の枠である。なお、ドアDの蝶番H取付側を吊元側T1といい、取手N取付側を戸先側T2という。
図4〜図6は、このような片開きドアに対する本考案の適用例を示している。
図4は、片開きドアの吊元側T1と戸先側T2に、第1パッキンP1と第2パッキンP2をそれぞれ取付けたものである。すなわち、吊元側T1に第1パッキンP1と第2パッキンP2の組合せを配置し、戸先側T2にも第1パッキンP1と第2パッキンP2の組合せを配置している。
この実施形態であると、ドアDの隙間の多くの部分が密閉され、高い防音性が得られる。また、第1パッキンP1が第2パッキンP2に当り、パッキン同士で当ることによって密閉性が達成されるので、遮音性が高くなる。しかも、枠体Fには第1パッキンP1しか取付けていない、すなわち第1収容ポケット10を形成する1ヵ所の段差部Sしか設けていないので、枠体Fの幅を大きくする必要がなく、人が通る開口部が狭くなることもない。すなわち、図11〜図12の従来例1,2と同レベル位に広い開口部を確保できる。
図5は、片開きドアの吊元側T1と戸先側T2に、図2の防音パッキンをそれぞれ取付けたものである。すなわち、吊元側T1に第1パッキンP1と第2パッキンP2の組合せを配置し、戸先側T2にも第1パッキンP1と第2パッキンP2の組合せを配置している。
この実施形態であると、ドアDの隙間の多くの部分が密閉され、高い防音性が得られる。また、第2パッキンP2が第1パッキンP1の収容ポケット10のエッジ部14に当るので、密閉性が高まり、遮音性もより高くなる。しかも、枠体Fには第1パッキンP1しか取付けていないので、枠体Fの幅を大きくする必要がなく、人が通る開口部が狭くなることもない。すなわち、図11〜図12の従来例1,2と同レベル位に広い開口部を確保できる。
図6の(A)図は、片開きドアの上部にも第1パッキンP1と第2パッキンP2を取付けたものである。図では、図1に示す第1パッキンP1と第2パッキンP2の組合せを取付けた例を示しているが、図2に示す第1パッキンP1と第2パッキンP2の組合せを取付けてもよい。なお、Gはドア閉止時にパッキンがバネの付勢力によって下降して密閉し、ドアの開閉動作時にはパッキンを上方に格納しておく公知の昇降パッキンである。
この実施形態であると、ドアDの上部も防音パッキンP1,P2で密閉されるので、隙間が減り、より高い防音性が得られる。
図6の(B)図は、片開きドアの上部と下部にも第1パッキンP1と第2パッキンP2を取付けたものである。図では、図1に示す第1パッキンP1と第2パッキンP2の組合せを取付けた例を示しているが、図2に示す第1パッキンP1と第2パッキンP2の組合せを取付けてもよい。
この実施形態であると、ドアDの下部も防音パッキンで密閉されるので、ドアの隙間が無くなり、さらにより高い防音性が得られる。
図7は両開きドアの内側から見た正面図であり、Fは枠体、D1は親扉、D2は子扉、Hは蝶番、Nは取手である。枠体FはドアD1,D2を囲む四角形の枠である。親扉D1も子扉D2も蝶番H取付側を吊元側T1といい、各ドアD1,D2の自由端側を戸先側という。また、親扉D1の戸先側と子扉D2の戸先側の合う部分を召合部T3という。
図8は、両開きドアにおける親扉D1と子扉D2のそれぞれの吊元側T1,T1に、第1パッキンP1と第2パッキンP2をそれぞれ取付けたものである。すなわち、親扉D1の吊元側T1に第1パッキンP1と第2パッキンP2の組合せを配置し、子扉D2の吊元側T1にも第1パッキンP1と第2パッキンP2の組合せを配置している。
この実施形態であると、両開きドアの隙間に密閉される部分ができ、高い防音性が得られる。また、第1パッキンP1が第2パッキンP2に当り、パッキン同士で当ることによって密閉性が高まるので、遮音性が高くなる。しかも、枠体Fには第1パッキンP1しか取付けていないので、枠体Fの幅を大きくする必要がなく、人が通る開口面積を大きく確保することができる。
さらに、上記実施形態では、親扉D1と子扉D2の召合部において、親扉D1と子扉D2のそれぞれの戸先に、相手方部材に当る第3パッキンおよび第4パッキンを取付け、かつ子扉に親扉のドア側部材に当る第5パッキンを取付けている。すなわち、第3パッキンP3は親扉D1に取付けており、ドア閉止時に第4パッキンP4の先端に当り、第4パッキンP4は子扉D2に取付けており、ドア閉止時に前記第3パッキンP3の先端に当るようになっている。このように2個のパッキンP3,P4が互いに当接することで、召合部での1段目の密閉ができる。
そして、子扉D2にはポケット10を取付け、このポケット10に収容された第5パッキンP5は親扉D1の壁面に直角に当るようになっている。この第5パッキンP5で2段目の密閉ができる。
以上の構成であると、両開きドアの召合部T3でも隙間を密閉できるので、音の漏れる隙間が全くなくなり、非常に高い防音性が得られる。
図9は、両開きドアにおける親扉D1と子扉D2のそれぞれの吊元側T1,T1に、第1パッキンP1と第2パッキンP2をそれぞれ取付けたものである。すなわち、親扉D1の吊元側T1に第1パッキンP1と第2パッキンP2の組合せを配置し、子扉D2の吊元側T1にも第1パッキンP1と第2パッキンP2の組合せを配置している。なお、召合部にも図8の実施形態と同様に第3〜第5パッキンP3,P4,P5で、二重の密閉構造をとっている。
この実施形態であると、ドアの隙間に密閉される部分ができ、高い防音性が得られる。また、第2パッキンP2が第1パッキンP1の収容ポケット10のエッジ部14に当るので、密閉が確実になり、遮音性も高くなる。しかも、枠体には第1パッキンしか取付けていないので、枠体の幅を大きくする必要がなく、人が通る開口面積を大きく確保することができる。
図10の(A)図は、両開きドアの上部にも第1パッキンP1と第2パッキンP2を取付けたものである。図では、図1に示す第1パッキンP1と第2パッキンP2の組合せを取付けた例を示しているが、図2に示す第1パッキンP1と第2パッキンP2の組合せを取付けてもよい。なお、Gはドア閉止時にパッキンがバネの付勢力によって下降して密閉し、ドアの開閉動作時にはパッキンを上方に格納しておく公知の昇降パッキンである。
この実施形態であると、ドアの上部も防音パッキンP1,P2で密閉されるので、隙間が減り、より高い防音性が得られる。
図10の(B)図は、両開きドアの上部と下部にも第1パッキンP1と第2パッキンP2を取付けたものである。図では、図1に示す第1パッキンP1と第2パッキンP2の組合せを取付けた例を示しているが、図2に示す第1パッキンP1と第2パッキンP2の組合せを取付けてもよい。
この実施形態であると、ドアDの下部も防音パッキンで密閉されるので、ドアの隙間が無くなり、さらにより高い防音性が得られる。
本発明の一に係る防音ドア構造の説明図である。 本発明の他のに係る防音ドア構造の説明図である。 本発明が適用される片開きドアの説明図であって、(A)図は正面図、(B)図は横断面図である。 本発明の第1実施形態に係る防音ドア構造の横断面図である。 本発明の第2実施形態に係る防音ドア構造の横断面図である。 (A)図は本発明の第3実施形態に係る防音ドア構造の縦断面図、(B)図は第4実施形態に係る防音ドア構造の縦断面図である。 本発明が適用される両開きドアの説明図であって、(A)図は正面図、(B)図は横断面図である。 本発明の第5実施形態に係る防音ドア構造の横断面図である。 本発明の第6実施形態に係る防音ドア構造の横断面図である。 (A)図は本発明の第7実施形態に係る防音ドア構造の横断面図、(B)図は本第8実施形態に係る防音ドア構造の横断面図である。 従来例1の防音ドア構造の横断面図である。 従来例2の防音ドア構造の横断面図である。 従来例3の防音ドア構造の横断面図である。
符号の説明
1 基部
3 当接部
10 第1収容ポケット
14 エッジ部
20 第2収容ポケット
P1 第1パッキン
P2 第2パッキン

Claims (10)

  1. 枠体と、該枠体に開閉自在に取付けられたドアと、前記枠体側に取付けられる第1パッキンと、前記ドア側に取付けられる第2パッキンとからなり、
    前記枠体は、開口部の大きい大形枠部と、それより開口部の小さい小形枠部と、前記大形枠部と前記小形枠部との間の1ヵ所の段差部からなり、
    前記ドアは、前記枠体の前記大形枠部に嵌る大形ドア体と、前記小形枠部に嵌る小形ドア体とが重ねられて構成され、前記大形ドア体の端面と前記小形ドア体の端面との間に前記大形ドア体の側縁が露出する段差が形成されており、
    前記枠体の前記段差部には、前記第1パッキンを前記大形ドア体の側縁部に向けて取付けるための第1収容ポケットが形成され、
    前記ドアの前記小形枠部の端面には前記第2パッキンを前記第1パッキン側に向けて取付けるための第2収容ポケットが形成されている
    ことを特徴とする防音ドア構造。
  2. 前記ドアの閉止時において、前記第1パッキンが前記大形ドア体の側縁部に接触し、前記第2パッキンが前記第1パッキンに接触するようになっている
    ことを特徴とする請求項1記載の防音ドア構造。
  3. 前記ドアの閉止時において、前記第1パッキンが前記大形ドア体の側縁部に接触し、前記第2パッキンが前記第1収容ポケットに接触するようになっている
    ことを特徴とする請求項1記載の防音ドア構造。
  4. 前記第1パッキンと第1収容ポケット、および前記第2パッキンと第2収容ポケットが、片開きドアにおける吊元側と戸先側に設けられている
    ことを特徴とする請求項1記載の防音ドア構造。
  5. 前記第1パッキンと第1収容ポケット、および前記第2パッキンと第2収容ポケットが、片開きドアの上部に、さらに設けられている
    ことを特徴とする請求項4記載の防音ドア構造。
  6. 前記第1パッキンと第1収容ポケット、および前記第2パッキンと第2収容ポケットが、片開きドアの上部と下部に、さらに設けられている
    ことを特徴とする請求項4記載の防音ドア構造。
  7. 前記第1パッキンと第1収容ポケット、および前記第2パッキンと第2収容ポケットが、両開きドアにおける親扉と子扉の、それぞれの吊元側に設けられている
    ことを特徴とする請求項1記載の防音ドア構造。
  8. 前記第1パッキンと第1収容ポケット、および前記第2パッキンと第2収容ポケットが、両開きドアの親扉と子扉のそれぞれの上部に、さらに設けられている
    ことを特徴とする請求項7記載の防音ドア構造。
  9. 前記第1パッキンと第1収容ポケット、および前記第2パッキンと第2収容ポケットが、両開きドアの親扉と子扉のそれぞれの上部と下部に、さらに設けられている
    ことを特徴とする請求項7記載の防音ドア構造。
  10. 前記両開きドアの召合部において、親扉と子扉のそれぞれの戸先に、相手方部材に当る第3パッキンおよび第4パッキンを取付け、かつ子扉に親扉のドア側部材に当る第5パッキンを取付けた
    ことを特徴とする請求項7記載の防音ドア構造。
JP2004119430A 2004-04-14 2004-04-14 防音ドア構造 Expired - Lifetime JP3851638B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004119430A JP3851638B2 (ja) 2004-04-14 2004-04-14 防音ドア構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004119430A JP3851638B2 (ja) 2004-04-14 2004-04-14 防音ドア構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005299289A JP2005299289A (ja) 2005-10-27
JP3851638B2 true JP3851638B2 (ja) 2006-11-29

Family

ID=35331173

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004119430A Expired - Lifetime JP3851638B2 (ja) 2004-04-14 2004-04-14 防音ドア構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3851638B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010281144A (ja) * 2009-06-05 2010-12-16 Fujimetal Co Ltd 改装ドアの気密装置
JP6258067B2 (ja) * 2014-02-24 2018-01-10 株式会社日立製作所 救出口装置及びエレベーター装置
JP6314023B2 (ja) * 2014-04-11 2018-04-18 三協立山株式会社 建具
KR101852027B1 (ko) * 2016-08-10 2018-04-27 선창아이티에스 주식회사 목질계 방화도어체
JP7445704B2 (ja) 2022-05-20 2024-03-07 文化シヤッター株式会社 建具装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005299289A (ja) 2005-10-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5081004B2 (ja) ガスケット
JP5322181B2 (ja) 避難扉を備えたドア
JP3851638B2 (ja) 防音ドア構造
JP2011094332A (ja) 両開き扉装置
JP6839020B2 (ja) 両開きドアの召合せ部の防水構造
JPH11210886A (ja) ガスケット
JP5608910B2 (ja) サッシ
JP5587062B2 (ja) 低比重ドアウエザーストリップ
CN212927484U (zh) 一种用于冰箱门板的弹簧缓冲装置
JP2009280953A (ja) ドアの蝶番とドア構造体
JP4119876B2 (ja) 冷蔵庫
JP4402550B2 (ja) 見切りシール部付きリヤドア用ウェザーストリップ
JP2000219048A (ja) ボディサイドウェザーストリップ
JP2010132272A (ja) グラスラン
JP2001040955A (ja) 横引障子用気密材
JP2009036232A (ja) 電子機器のシール構造
JP2006232186A (ja) ウェザストリップ
CN106224573B (zh) 一种法兰硬密封蝶阀阀杆紧固组件
JP4244934B2 (ja) 面材の枠材への取付構造
JP2009263863A (ja) シール構造を備えたドア構造体
JP2007314995A (ja) 引き戸
CN102787794A (zh) 静音室隔音门的自密封装置
KR200180776Y1 (ko) 고무개스킷을 구비하는 양개방화문
JPH02186164A (ja) 弾性型メタルガスケット
CN216342738U (zh) 一种柱塞泵液力端及柱塞泵

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060615

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060627

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060728

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060822

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060901

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150908

Year of fee payment: 9

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250