JP2009262794A - 二輪車用駐輪装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】構成を簡略化して、コストダウンを図ると共に作動不良を抑えるようにした二輪車用駐輪装置を提供する。
【解決手段】駐輪スタンド1に進入させて所定位置に停止した二輪車Aの前輪のタイヤ部分を両側から挟んで保持する挟持装置2と、この挟持装置2を開閉する作動装置3とを備える。挟持装置2は、所定の間隔をあけて設けられた一対のタイヤ押え部材4を備え、前記作動装置3により開閉する。前記作動装置3は、駐輪スタンド1に設けた操作機構部3Aと、この操作機構部3Aに連結された伝達機構部3Bとを備え、この伝達機構部3Bのリンク装置を介して前記タイヤ押え部材4を開閉させる。前記操作機構部3Aは、例えば運転者の足元近傍に設けた足踏み式のペダル6により操作する。
【選択図】図1
【解決手段】駐輪スタンド1に進入させて所定位置に停止した二輪車Aの前輪のタイヤ部分を両側から挟んで保持する挟持装置2と、この挟持装置2を開閉する作動装置3とを備える。挟持装置2は、所定の間隔をあけて設けられた一対のタイヤ押え部材4を備え、前記作動装置3により開閉する。前記作動装置3は、駐輪スタンド1に設けた操作機構部3Aと、この操作機構部3Aに連結された伝達機構部3Bとを備え、この伝達機構部3Bのリンク装置を介して前記タイヤ押え部材4を開閉させる。前記操作機構部3Aは、例えば運転者の足元近傍に設けた足踏み式のペダル6により操作する。
【選択図】図1
Description
本発明は、二輪車を直立状態でハンドルを真っ直ぐにして駐輪できるようにした二輪車用駐輪装置に関する。
モーターバイク等の二輪車は、車体に取り付けられたセンタースタンド又はサイドスタンドを用いて駐輪するのが一般的である。通常、車体の側方に取り付けられたサイドスタンド方式の場合には、駐輪時に車体全体が横に傾く状態となり、センタースタンド方式の場合には、駐輪時に車体がほぼ直立状態となるが、ハンドルは斜め横に傾くことがある。
狭いスペースの駐輪場で、二輪車を数多く駐輪させるためにはハンドルを真っ直ぐにして車体全体を直立状態で駐輪できることが望まれている。このような要求に応える駐輪装置としては、従来例えば特許文献1に開示されているものが知られている。この駐輪装置は、二輪車を誘導するための略凹形断面を有する車輪ガイド部が形成され、その前方端又は後方端から二輪車の車輪の進入が可能な駐輪用ベースと、前記車輪ガイド部の両側面に配置し、前記駐輪用ベース上の所定位置に進入した二輪車の前輪又は後輪を両側面から押し止めして、二輪車を正立(直立)固定するための側圧板と、前記側圧板を前輪又は後輪の両側面の当接位置まで水平方向に押し出して押圧を付加する加圧手段とを有する車輪固定ユニットを備えている。
又、特許文献2には、一定の場所にモーターバイクの収容台数を倍以上に高めることができるモーターバイク整理置き台が開示されている。このモーターバイク整理置き台は、前後の横桟上に掛け渡し固定した溝レールの前端両側に前車輪挟持枠を備え、溝レールの後端両側には後車輪挟持板を配し且つその中途部をレールの上縁に、内外側に揺動自在に取り付け、両後車輪挟持板の下縁間には1つのペダルの踏み込みで前後方向いずれか一方に移動し、常時旧態に復元性を有する作動板を配し、これをリンクにより両挟持板に連結し、且つ作動板の移動による挟持板の車両挟持状態を保持させるロック機構と、別のペダル踏み込みにより作動するロック解除機構を備えたものである。
上記特許文献1、2は次の通りである。
特開2007−331726
実公平1−42619
上記した従来の二輪車用駐輪装置によると、二輪車を直立状態でハンドルを真っ直ぐにして駐輪できるので駐輪場のスペースを有効利用できるが、前輪と後輪とを別々に固定するため構成部材が多くなって製造コストの高騰を来たし、車輪誘導部材又は整理置き台を必要とするなど構成も複雑となって作動不良が発生し易い等の問題点が有る。
本発明は、上記従来技術の問題点を解決するためになされたもので、構成を簡略化してコストダウンを図ると共に、作動不良を抑えられるようにした二輪車用駐輪装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、駐輪スタンドの入口側に設けられ、この入口側に進入させて所定位置に停止した二輪車の前輪のタイヤ部分を両側から挟んで保持する挟持装置と、この挟持装置に連結して設けられ、当該挟持装置を開閉する作動装置とを備えたことを特徴とする二輪車用駐輪装置である。
請求項2の発明は、請求項1の二輪車用駐輪装置において、前記挟持装置は、所定の間隔をあけて設けられた一対のタイヤ押え部材を備え、前記作動装置により開閉することで前記二輪車の前輪のタイヤ部分を両側から挟持し又はその挟持を解除することを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項2の二輪車用駐輪装置において、前記挟持装置は、前記タイヤ押え部材に離脱防止部材を回動可能に設け、前記二輪車の前輪のタイヤ部分を挟持した際に、前記離脱防止部材がリムの内側に入り込むことでタイヤの抜け出しを阻止することを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1の二輪車用駐輪装置において、前記作動装置は、操作機構部と、この操作機構部に連結された伝達機構部を備え、この伝達機構部を介して前記挟持装置の開閉動作を行うように構成したことを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項4の二輪車用駐輪装置において、前記操作機構部は、足踏み式のペダルにより操作され、当該ペダルを踏んで前記挟持装置の開閉動作を行うことを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項1の二輪車用駐輪装置において、前記駐輪スタンドは、駐輪した二輪車に係止するワイヤーロック機構が設けられていることを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項1の二輪車用駐輪装置において、前記駐輪スタンドは、真正面から進入する方向に対して湾曲状に形成されていることを特徴とする。
上記請求項1の発明によれば、駐輪スタンドの入口側に進入させた二輪車の前輪が所定位置に停止した時、作動装置により挟持装置を動かすと当該挟持装置が閉じて前輪のタイヤ部分を両側から挟んで保持する。このため、前輪タイヤの挟持だけで二輪車を直立状態でハンドルを真っ直ぐにして保持することができる。これにより、前輪と後輪とを別々に固定する必要はなく、又従来のような車輪誘導部材が省けることで構成が簡略化し、コストダウンが図れると共に作動不良を抑えることができる。
上記請求項2の発明によれば、前記挟持装置は、所定の間隔をあけて設けられた一対のタイヤ押え部材により構成し、この一対のタイヤ押え部材を前記作動装置により開閉することで、前記二輪車の前輪のタイヤ部分を両側から確実に挟持し又はその挟持を容易に解除することができる。
上記請求項3の発明によれば、挟持装置のタイヤ押え部材に離脱防止部材を回動可能に設けたので、二輪車の前輪タイヤを挟持した際に、離脱防止部材の先端部がリムの内側に入り込んでタイヤの抜け出しを阻止することができる。
上記請求項4の発明によれば、前記作動装置は、操作機構部と、この操作機構部に連結された伝達機構部を備え、この伝達機構部を介して前記挟持装置の開閉動作を行うように構成したので、二輪車の前輪を進入させて位置決めした後に、操作機構部を操作することで挟持装置を容易に開閉動作させることができる。
上記請求項5の発明によれば、前記操作機構部は、足踏み式のペダルにより構成されているため、二輪車の前輪を進入させて位置決めした後、そのまま二輪車に跨った状態で当該ペダルを足で操作することができる。これにより、前記挟持装置のタイヤ押えと解除とを容易に行うことができる。
上記請求項6の発明によれば、前記駐輪スタンドは、駐輪した二輪車に係止するワイヤーロック機構が設けられているため、前輪タイヤ以外の部分に係止することで、二輪車の駐輪保持力を向上させることができる。
上記請求項7の発明によれば、前記駐輪スタンドは、真正面から進入する方向に対して湾曲状に形成されているため、当該駐輪スタンドに対して真正面から進入する時は、湾曲部分があたかも直線状に見え、真正面からずれて進入する時は、湾曲部分は湾曲状に見える。このため、二輪車の運転者は、駐輪スタンドに対する真正面の方向(好ましい進入方向)を簡単に見つけることができると共に、ずれが生じている場合には容易に修正することができる。これにより、従来のような車輪ガイド部等の誘導部材は不要となる。
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。図1は、本発明に係る二輪車用駐輪装置を示す概略側面図であり、図2は、本発明に係る二輪車用駐輪装置を示す概略上面図である。
図1、2において、1は駐輪スタンドであり、底板1aとこの底板1a上に立設されたカバー体1bとを備え、底板1aを所定の場所に固定することで駐輪場等に設置される。
通常駐輪場では、複数の駐輪スタンド1が適宜の間隔をあけて並設される。この駐輪スタンド1は全体としては直立状態であるが、駐輪する二輪車Aの好ましい進入方向(駐輪スタンド1に対する真正面の方向)に対して、先すぼまりの上部が手前側に湾曲した状態に形成されている。
通常駐輪場では、複数の駐輪スタンド1が適宜の間隔をあけて並設される。この駐輪スタンド1は全体としては直立状態であるが、駐輪する二輪車Aの好ましい進入方向(駐輪スタンド1に対する真正面の方向)に対して、先すぼまりの上部が手前側に湾曲した状態に形成されている。
上記の駐輪スタンド1は、二輪車Aの前輪タイヤaの部分を両側から挟み付けて固定する挟持装置2と、この挟持装置2に連結されて当該挟持装置2を開閉する作動装置3とを備えている。
挟持装置2は、前記駐輪スタンド1の入口側に設けられ、金属又は合成樹脂等の部材で屈曲形成されたタイヤ押え部材4が所定の間隔をあけて正面側から見て左右一対配設されている。このタイヤ押え部材4は、図1に破線で示されているように略S字状に形成された上部材4aと、略倒L字状に形成された下部材4bと、中間材4cとを有し、二輪車Aの前輪タイヤaを挟んだ時には、当該前輪タイヤaの円周のうち、好ましくは1/4〜1/3程度(更に好ましくは1/3以上)の円弧部分を押え付けられるようにしてある。
又、タイヤ押え部材4は、上部材4aの手前側が駐輪スタンド1の入口近傍までほぼ水平方向に延設され、その先端部は上面から見ると図2に示すように外側にハの字形に拡開しており、この拡開部4dにより二輪車Aの前輪をガイドして進入し易いようにしてある。更に、上部材4aのほぼ中間の垂直部分には離脱防止部材5が水平方向に回動可能に対設され、この離脱防止部材5は二輪車Aの前輪タイヤaがタイヤ押え部材4により挟み付けられた時に、互いに内側方向に回動して先端部がリムの内側に入り込めるようにしてある。これにより、二輪車Aの前輪タイヤaの抜け出しを抑えることができる。この離脱防止部材5は、例えばコロ状部材5aをほぼL字形の金具5bを介してタイヤ押え部材4に取り付け、ばね(図略)を介して内向きに付勢する構成で実施することができる。
前記作動装置3は、図2のように駐輪スタンド1の側方部から奥端部にかけて設けられる操作機構部3Aと、前記カバー体1b内に設けられるリンク機構を含む伝導機構部3Bとを備えている。この場合、操作機構部3Aは二輪車Aの運転者の足元付近に近接配置したペダル6を備えており、このペダル6を踏むと当該ペダル6に接続されたロッド7が動き、このロッド7を介して前記底板1aの奥端部(後端部)に設けられたシャフト8が軸回転する構成になっている。更に、シャフト8が軸回転すると、リンク9を介してアーム10(図1参照)が動き、このアーム10は略はしご状の連結部材11(図2参照)を介して前記伝導機構部3Bの作動用ロッド12に係合する構成になっている。
伝導機構部3Bは、角筒状の柱部材13の内部に前記作動用ロッド12が上下動可能に設けられ、この作動用ロッド12のほぼ中間部にはコイルスプリング14が装着されており、当該コイルスプリング14の下端部は、作動用ロッド12の下部に固定されている枠体15の上部ロッド15a(図3参照)に固定されると共に、コイルスプリング14の上端部は作動用ロッド12に沿って上下動するばね受け部材16に受止されている。このばね受け部材16には図1のように前記連結部材11の一方の端部が枢支され、当該連結部材11の他方の端部は前記アーム10の上端部に枢支されている。又、連結部材11の中間よりやや後部側には支持アーム11aの上端が枢支され、当該支持アーム11aの下端は前記柱部材13の張出部に枢支されている。
これにより、前記アーム10が上方に押し上げられると、連結部材11が支持アーム11aを支点として反時計方向に回動し、ばね受け部材16を介してコイルスプリング14を押し下げる。このコイルスプリング14の押し下げ力によって前記上部ロッド15aを介して枠体15全体が押し下げられると共に、作動用ロッド12も下降する。この時、コイルスプリング14の復元力によってばね受け部材16が作動用ロッド12に沿って上向きに押し戻されないように、前記ペダル6にラチェット装置(図略)を設けてロックするようにしてある。
図3に示すように、枠体15と前記一対のタイヤ押え部材4との間にリンク装置17が設けられている。即ち、枠体15の上部と前記タイヤ押え部材4の上部材4aとの間に、それぞれ2本の上部リンク17aを用いて逆ハ字形に取り付けることにより上部ロッド15aの前後にそれぞれ位置させ、且つ枠体15の下部と前記タイヤ押え部材4の中間材4cとの間にも、それぞれ2本の下部リンク17bを用いて逆ハ字形に取り付けることにより下部ロッド15bの前後に位置させてある。
前記ペダル6の足踏み操作によって前記のように枠体15が押し下げられると、リンク装置17における逆ハ字形の上部リンク17a及び下部リンク17bが全て開き角度が小さくなる方向に同時に動いて一対のタイヤ押え部材4を閉方向に動かす。これにより、一対のタイヤ押え部材4の間に進入させた前記二輪車Aの前輪タイヤaを挟持することができる。
所定時間駐輪後に、駐輪スタンド1の料金ボックス(図略)に駐車料金を投入してから、前記ペダル6を踏むとロックが解除される。このロックの解除によってペダル6は元の上向き状態に復帰し、この時前記ロッド7を前進させてシャフト8を逆回転させる。
このシャフト8の逆回転によって、前記リンク9を介してアーム10が下向きに引き戻され、連結部材11を時計方向に回動させる。これにより、ばね受け部材16の押し下げ力が解除されるため、コイルスプリング14の復元力によってばね受け部材16が作動用ロッド12に沿って押し上げられると共に、前記枠体15が上向きに移動させられる。このため、前記リンク装置17における逆ハ字形の上部リンク17a及び下部リンク17bが全て開き角度が大きくなる方向に同時に動き、一対のタイヤ押え部材4を開方向に動かす。前記離脱防止部材5は外向きに回動可能であるため、二輪車Aの前輪を後退させて挟持装置2から退出させることができる。
図3において、18は枠体15の前方に位置させて前記底板1a上に固定したタイヤ受止板であり、駐輪スタンド1に進入した二輪車Aの前輪を受け止めて、それ以上進入するのを阻止するものである。
図1において、19は挟持装置2の入口付近の床に設けられたシーソー形のセンサであり、前記二輪車Aの前輪が当該センサ19を踏んで進入した時に、その二輪車Aの進入を検出できるようにしてある。又、退出時に二輪車Aが後退した時も検出することができる。このセンサ19の検出信号は、駐輪スタンド1の制御装置(図略)に入力するように構成される。尚、図1において、20はタイヤ押え部材4の両側に設置された保護部材であり、駐輪スタンド1の入口付近を損傷から保護するためのものである。
又、図1において、21は駐輪した二輪車Aに係合するワイヤーロック機構であり、駐輪スタンド1のカバー体1b内に設けられた一対のリール21a(図4参照)によってワイヤー21bをそれぞれ引き出し又は巻き取るように構成されている。そして、例えば2本のワイヤー21bの先端環部を二輪車Aのハンドルbの両端部にそれぞれ係合し、当該ワイヤー21bがリール21aに設けた戻しばね等の力によって緊張状態に引っ張られることでハンドルbを固定することができる。前記タイヤ押え部材4による前輪タイヤaの挟持のみで二輪車Aを直立状態に保持することができるが、これに加えてワイヤーロック機構21により二輪車Aを補助的に固定することで保持力を強化することができる。尚、図示の例ではワイヤー21bをハンドルに係合させたが、二輪車Aの他の適宜の部分に係合させても良い。又、ワイヤーに限定されずに例えばベルトやロープ等で実施することも可能である。
本実施形態は上記のように構成されており、駐輪場で空いている駐輪スタンド1を探して二輪車Aに乗車したまま徐行し、図2に矢印で示すように駐輪スタンド1の真正面からタイヤ押え部材4の拡開部4dに向けて前輪を進入させる。この時、前記のように駐輪スタンド1を前方側から見て、その上部があたかも直線状に見える場合には駐輪スタンド1の真正面の方向であり、湾曲状に見える場合には真正面からずれている方向である。これにより、二輪車Aの運転者は進入方向が正しいか否かを簡単に見分けることができ、方向がずれている時は容易に修正できるのである。尚、二輪車のエンジンを停止し、二輪車から降りてこれを押しながら駐輪スタンド1の真正面からタイヤ押え部材4の拡開部4dに前輪を進入させるようにしても良い。いずれにしても、進入時に二輪車Aの前輪が前記センサ19を踏むため、駐輪スタンド1への二輪車Aの進入は検出される。
進入に際しては、二輪車Aの前輪が前記タイヤ受止板18に当接するまでゆっくり進入させ、エンジンを停止(進入前にエンジンを停止する場合を除く)してから、左足の近傍に位置する前記ペダル6を踏み込む。尚、エンジンを停止した後、二輪車Aから一旦降りてからペダル6を踏むようにしても良い。
ペダル6を踏むと、前記のように作動装置3の操作機構部3Aが作動して伝導機構部3Bに伝達され、更にこの伝導機構部3Bからリンク装置17を介して挟持装置2に動力が伝達される。この結果、挟持装置2のタイヤ押え部材4が閉じて前輪タイヤaを両側から挟み付けて固定する。又、前記離脱防止部材5は回動可能であるため先端部がリムの内側に入り込む。これにより、二輪車Aは駐輪スタンド1に直立状態に保持される。
更に、前記ワイヤーロック機構21のワイヤー21bを引っ張ってリール21aから引き出し、前記のようにワイヤー21bの先端環部を二輪車Aのハンドルbの端部にそれぞれ引っ掛ける。これにより、リール21aの巻き戻し力が働いてワイヤー21bは緊張状態となり、2本のワイヤー21bによりハンドルbを真っ直ぐに保持することができる。尚、駐輪スタンド1は、当該ワイヤーロック機構21を設けないで実施する場合もある。
駐輪後に退出するには、前記のように図示を省略した料金ボックス箱に駐車料金を投入すると共に、ペダル6を踏むとロックが解除されてタイヤ押え部材4が開く。そして、前記ワイヤーロック機構21のワイヤー21bをハンドルから外すと、リール21aの巻き戻し力によってワイヤー21bが巻き取られる。この後、二輪車Aを後退させれば、前記離脱防止部材5を逆回動させてリムの外側に外して駐輪スタンド1から退出することができる。
このようにして、駐輪スタンド1から二輪車Aが退出するに伴って、前記タイヤ押え部材4及び離脱防止部材5は元の状態に復帰し、ペダル6も元の上向き状態に復帰する。
本発明の場合は、二輪車の前輪のタイヤ部分のみを両側から把持して直立状態に保持する構成であるから、従来のものより構成を簡略化して、コストダウンを図ると共に作動不良を抑えることができる。又、上記実施形態では、操作機構部は足踏み式のペダルで操作するように構成したが、これに限定されずに例えば手動式のレバーで操作し、又は電動式のアクチュエータ等で操作するように構成しても良い。
本発明は、二輪車の駐輪装置として有効に利用することができる。
1 駐輪スタンド
2 挟持装置
3 作動装置
3A 操作機構部
3B 伝導機構部
4 タイヤ押え部材
5 離脱防止部材
6 ペダル
7 ロッド
8 シャフト
9 リンク
10 アーム
11 連結部材
12 作動用ロッド
13 柱部材
14 コイルスプリング
15 枠体
16 ばね受け部材
17 リンク装置
18 タイヤ受止板
19 センサ
20 保護部材
21 ワイヤーロック機構
2 挟持装置
3 作動装置
3A 操作機構部
3B 伝導機構部
4 タイヤ押え部材
5 離脱防止部材
6 ペダル
7 ロッド
8 シャフト
9 リンク
10 アーム
11 連結部材
12 作動用ロッド
13 柱部材
14 コイルスプリング
15 枠体
16 ばね受け部材
17 リンク装置
18 タイヤ受止板
19 センサ
20 保護部材
21 ワイヤーロック機構
Claims (7)
- 駐輪スタンドの入口側に設けられ、この入口側に進入させて所定位置に停止した二輪車の前輪のタイヤ部分を両側から挟んで保持する挟持装置と、この挟持装置に連結して設けられ、当該挟持装置を開閉する作動装置とを備えたことを特徴とする二輪車用駐輪装置。
- 前記挟持装置は、所定の間隔をあけて設けられた一対のタイヤ押え部材を備え、前記作動装置により開閉することで前記二輪車の前輪のタイヤ部分を両側から挟持し又はその挟持を解除することを特徴とする請求項1に記載の二輪車用駐輪装置。
- 前記挟持装置は、前記タイヤ押え部材に離脱防止部材を回動可能に設け、前記二輪車の前輪のタイヤ部分を挟持した際に、前記離脱防止部材がリムの内側に入り込むことでタイヤの抜け出しを阻止することを特徴とする請求項2に記載の二輪車用駐輪装置。
- 前記作動装置は、操作機構部と、この操作機構部に連結された伝達機構部を備え、この伝達機構部を介して前記挟持装置の開閉動作を行うように構成したことを特徴とする請求項1に記載の二輪車用駐輪装置。
- 前記操作機構部は、足踏み式のペダルにより操作され、当該ペダルを踏んで前記挟持装置の開閉動作を行うことを特徴とする請求項4に記載の二輪車用駐輪装置。
- 前記駐輪スタンドは、駐輪した二輪車に係止するワイヤーロック機構が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の二輪車用駐輪装置。
- 前記駐輪スタンドは、真正面から進入する方向に対して湾曲状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の二輪車用駐輪装置。
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CN107419930A (zh) * | 2017-05-05 | 2017-12-01 | 河北科技大学 | 一种多用途共享单车立体停车系统及管理方法 |
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- 2008-04-25 JP JP2008115611A patent/JP2009262794A/ja active Pending
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