JP2009261819A - スロットマシン - Google Patents

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Abstract

【課題】遊技者が報知演出の見過ごしや聞き流しにより当選役の入賞を逃すことを防止できるスロットマシンを提供する。
【解決手段】スロットマシンは、遊技を演出する演出装置と、当選役の抽選を行う当選抽選手段と、各回転リールが回転を開始して一定の回転速度まで加速するように各駆動モータの回転駆動を制御する加速回転制御手段と、を備える。演出装置は、各回転リールの回転が一定の回転速度まで加速したことを契機に、特定の当選役に当選した旨を報知する報知演出を行うことができる。加速回転制御手段は、特定の当選役に当選しなかったとき、または特定の当選役に当選した場合において演出装置の報知演出を行わない予定のときに、通常加速モードで各駆動モータを制御する。また、加速回転制御手段は、特定の当選役に当選した場合において演出装置の報知演出を行う予定のときに、通常加速モード以外の加速モードで各駆動モータを制御する。
【選択図】図12

Description

本発明は、スロットマシンに関し、さらに詳しくは、回転リールに注目する遊技者が、演出装置の報知演出の見過ごしや聞き流しにより当選役の入賞を逃すことを防止できるスロットマシンに関するものである。
従来、遊技媒体としてメダルを用いて遊技を行う遊技機には、周面に複数の図柄が付された3個の回転リールと、各回転リールの回転を開始させるためのスタートスイッチと、それぞれの回転リールに対応して設けられ、対応する回転リールの回転を停止させるためのストップスイッチとを備えたスロットマシンが知られている。
このようなスロットマシンでは、スタートスイッチの操作を契機に、3個の回転リールが回転を開始するとともに、複数の当選役のいずれに当選かまたはハズレかの抽選が行われる。ここで、抽選で当選役に当選した場合に、ストップスイッチが操作されると、この当選役に係る図柄の組み合わせが有効ライン上に揃い得るように各回転リールの停止制御が行われる。そして、すべての回転リールの回転が停止されたときに、当選役に係る図柄の組み合わせが有効ライン上に揃うと、この当選役の入賞となってメダルの払い出し等が行われる。
また、スロットマシンは、抽選で特定の当選役に当選した場合に、その旨を報知する演出(以下「報知演出」という)を行うことがある。例えば、液晶ディスプレイに所定の画像を表示させたり、ランプを所定のパターンで点滅させたり、スピーカに所定の音声を出力させたりすることで、当選役に当選した旨を報知する技術が公開されている(特許文献1参照)。
特開2002−355363号公報
ところで、上述したようなスロットマシンでは、報知演出以外の演出も行われることから、遊技者が回転リールばかりに注目して、報知演出に心を留めずに遊技を行うことがある。そのため、せっかく報知演出が行われているにも拘らず、報知演出を見過ごしたり聞き流したりすることがあった。そして、特定の当選役に当選したことを認識せずに遊技を進めた結果、当選役の入賞を逃すことがあった。
そこで、本発明は、上述のような問題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、遊技者が報知演出の見過ごしや聞き流しにより当選役の入賞を逃すことを防止できるスロットマシンを提供することである。
(請求項1)
請求項1に記載の発明は、
表面に複数の図柄が付された複数個の回転リール(23)と、
各回転リール(23)に対応して設けられ、対応する回転リール(23)を回転駆動するための駆動モータ(66)と、
各駆動モータ(66)の回転駆動を開始させるためのスタートスイッチ(53)と、
各回転リール(23)に対応して設けられ、各回転リール(23)に対応する駆動モータ(66)の回転駆動を停止させるためのストップスイッチ(54)と、
遊技を演出する演出装置(8)と、
スタートスイッチ(53)の操作を契機に、複数の当選役のいずれに当選か又はハズレかの抽選を行うための当選抽選手段(130)と、
スタートスイッチ(53)の操作を契機に、各回転リール(23)が回転を開始して一定の回転速度まで加速するように各駆動モータ(66)の回転駆動を制御する加速回転制御手段(230)と、
一定の回転速度まで加速した各回転リール(23)が定常回転するように各駆動モータ(66)の回転駆動を制御する定常回転制御手段(240)と、
ストップスイッチ(54)の操作を契機に、当選抽選手段(130)の抽選結果及び回転リール(23)の回転位置に基づいて、当該ストップスイッチ(54)に対応する駆動モータ(66)の停止制御を行うための停止制御手段(160)とを備え、
各回転リール(23)の回転が加速回転制御手段(230)により一定の回転速度まで加速したことを契機に、停止制御手段(160)による駆動モータ(66)の停止制御が可能になるスロットマシン(S)であって、
演出装置(8)は、
当選抽選手段(130)の抽選で特定の当選役に当選した旨を報知する演出(以下「報知演出」という)を行うことができ、
加速回転制御手段(230)は、
各回転リール(23)が回転を開始してから一定の回転速度に達するまでの時間がそれぞれ異なる複数の加速モードを備え、
当選抽選手段(130)の抽選で特定の当選役に当選しなかった場合には、特定の加速モード(以下「通常加速モード」という)で各駆動モータ(66)の回転駆動を制御し、
当選抽選手段(130)の抽選で特定の当選役に当選した場合において、演出装置(8)の報知演出を行う予定のときには、通常加速モード以外の加速モードで各駆動モータ(66)の回転駆動を制御するが、演出装置(8)の報知演出を行わない予定のときには、通常加速モードで各駆動モータ(66)の回転駆動を制御する
ことを特徴とするスロットマシン(S)に関するものである。
「駆動モータ(66)」は、各回転リール(23)に対応して設けられ、対応する回転リール(23)を回転駆動するためのものである。具体的には、駆動モータ(66)として、例えばステッピングモータ(64)を用いることができる。
「演出装置(8)」は、遊技を演出するものである。具体的には、例えば、画像を表示する画像表示装置(34)、音声を出力するスピーカ(35)、光を灯すランプ(33)等の少なくとも1つを用いて、演出装置(8)とすることができる。
「加速回転制御手段(230)」は、スタートスイッチ(53)の操作を契機に、各回転リール(23)が回転を開始して一定の回転速度まで加速するように各駆動モータ(66)の回転駆動を制御するものである。また、加速回転制御手段(230)は、各回転リール(23)が回転を開始してから一定の回転速度に達するまでの時間がそれぞれ異なる複数の加速モードを備える。
また、加速回転制御手段(230)は、当選抽選手段(130)の抽選で特定の当選役に当選しなかったとき、または、当選抽選手段(130)の抽選で特定の当選役に当選した場合において演出装置(8)の報知演出を行わない予定のときには、通常加速モードで各駆動モータ(66)の回転駆動を制御する。
換言すると、各回転リール(23)は、当選抽選手段(130)の抽選で特定の当選役に当選しなかったとき、または、当選抽選手段(130)の抽選で特定の当選役に当選した場合において演出装置(8)の報知演出を行わない予定のときには、回転を開始してから一定の時間をかけて一定の回転速度まで加速される。
また、加速回転制御手段(230)は、当選抽選手段(130)の抽選で特定の当選役に当選した場合において、演出装置(8)の報知演出を行う予定のときには、通常加速モード以外の加速モードで各駆動モータ(66)の回転駆動を制御する。
換言すると、各回転リール(23)は、当選抽選手段(130)の抽選で特定の当選役に当選した場合において、演出装置(8)の報知演出を行う予定のときには、回転を開始してから通常加速モードと異なる時間をかけて一定の回転速度まで加速される。
(請求項2)
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明の特徴に加え、
演出装置(8)は、各回転リール(23)の回転が加速回転制御手段(230)により一定の回転速度まで加速したことを契機に、報知演出を行い、
加速回転制御手段(230)は、当選抽選手段(130)の抽選で特定の当選役に当選した場合において、各回転リール(23)の回転が一定の回転速度まで加速したことを契機に演出装置(8)の報知演出を行う予定のときには、通常加速モード以外の加速モードで各駆動モータ(66)の回転駆動を制御するが、各回転リール(23)の回転が一定の回転速度まで加速しても演出装置(8)の報知演出を行わない予定のときには、通常加速モードで各駆動モータ(66)の回転駆動を制御する
ことを特徴とするスロットマシン(S)に関するものである。
換言すると、各回転リール(23)は、当選抽選手段(130)の抽選で特定の当選役に当選した場合において、各回転リール(23)の回転が一定の回転速度まで加速しても演出装置(8)の報知演出を行わない予定のときには、回転を開始してから一定の時間をかけて一定の回転速度まで加速される。
また、各回転リール(23)は、当選抽選手段(130)の抽選で特定の当選役に当選した場合において、各回転リール(23)の回転が一定の回転速度まで加速したことを契機に演出装置(8)の報知演出を行う予定のときには、回転を開始してから通常加速モードと異なる時間をかけて一定の回転速度まで加速される。
(請求項1)
請求項1に記載の発明によれば、各回転リールは、当選抽選手段の抽選で特定の当選役に当選した場合において、演出装置の報知演出を行う予定のときには、回転を開始してから通常加速モードと異なる時間をかけて一定の回転速度まで加速される。これにより、遊技者が、回転リールばかりに注目して演出装置の報知演出を見過ごしたり聞き流したりしても、当選抽選手段の抽選で当選した当選役を回転リールの加速の様子から推測することができるため、当選役の入賞を逃すことを防止することができる。
(請求項2)
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の効果に加え、次の効果を奏する。
すなわち、請求項2に記載の発明によれば、各回転リールは、当選抽選手段の抽選で特定の当選役に当選した場合において、各回転リールの回転が一定の回転速度まで加速したことを契機に演出装置の報知演出を行う予定のときには、回転を開始してから通常加速モードと異なる時間をかけて一定の回転速度まで加速される。これにより、回転リールに注目していた遊技者が、停止制御手段による駆動モータの停止制御が可能になる前に、演出装置の報知演出が行われることに気付き、これに心を留めて遊技を行うようになるので、報知演出の見過ごしや聞き流しにより当選役の入賞を逃すことを防止できる。
本発明の実施の形態を、図面を参照しつつ説明する。
(図面の説明)
図1ないし図13は、本発明の実施の形態を示すものである。
図1は、スロットマシンSを示す斜視図である。図2は、スロットマシンSにおいて前扉3を取り外した状態を示す斜視図である。図3は、スロットマシンSにおける図柄表示窓31及び有効ライン37を示す正面図である。図4は、スロットマシンSにおいて各回転リール23のリールテープ28の一部を展開して示す展開図である。図5は、スロットマシンSにおけるリールユニット22の一部の分解斜視図である。図6は、スロットマシンSにおけるリールユニット22の一部の部分横断面図である。図7は、スロットマシンSにおける制御装置10の入力、制御及び出力の概略を示すブロック図である。図8は、スロットマシンSにおける通常加速モード、急加速モード及び緩加速モードを説明するための説明図である。図9は、スロットマシンSの動作の概略を示すフローチャートである。図10は、スロットマシンSにおける当選抽選処理を示すフローチャートである。図11は、スロットマシンSにおける報知演出実行決定処理を示すフローチャートである。図12は、スロットマシンSにおける回転加速制御処理を示すフローチャートである。図13は、スロットマシンSにおける遊技移行処理を示すフローチャートである。
なお、「正面」とは、スロットマシンSにおける、遊技者が遊技を行う際に向き合う面をいう。また、「右側」とは、スロットマシンSの正面に向き合う遊技者から見て右側を意味し、「左側」とは、スロットマシンSの正面に向き合う遊技者から見て左側を意味する。
(スロットマシンS)
本実施の形態に係るスロットマシンSは、図1及び図2に示すように、正面側に開口する正面開口部11を有する箱形の筐体1を備えている。また、筐体1の正面には、筐体1の正面開口部11を開閉可能に閉塞する前扉3が設けられている。また、筐体1の内部には、交換ユニット2が着脱可能に設けられている
また、前扉3は、正面開口部11の上部(開口上部13)を開閉可能に閉塞する上扉30と、正面開口部11の下部(開口下部14)を開閉可能に閉塞する下扉40とを備えている。
(筐体1)
筐体1は、図2に示すように、底板15、左右の側板である左側板16Bと右側板16A、天板17及び背板(図示せず)からなる正面側に開口する箱形に形成されている。また、右側板16A及び左側板16Bには、筐体1の高さ方向略中央で水平となるように中板12が設けられている。
そして、底板15の上面には、各部品に電力を供給するための電源装置を内蔵した電源ユニット4が固定されている。また、電源ユニット4の前面には、電源のON/OFFの切り替えを行うための電源スイッチ、設定変更のON/OFFの切り替えを行うための設定キースイッチ、設定値を変更するための設定変更スイッチ、エラーを解除するためのリセットスイッチ等が設けられている。
また、底板15の上面には、内部にメダルを貯留するとともに、その貯留したメダルをメダル受け皿43へ払い出すための払い出し装置5が設置されている。電源ユニット4及び払い出し装置5は、交換ユニット2の交換に際し、必ずしも交換する必要のないものであり、交換時には筐体1に設置されたままにしておけるようになっている。
また、左側板16B内面の正面側の端部における中板12よりも下方の位置には、図2に示すように、下扉40を係合させ、回転自在に支持するための筐体側蝶番18が、上下方向に間隔をおいて2つ設けられている。
(交換ユニット2)
交換ユニット2は、図2に示すように、直方体状に組まれた金属枠である枠体21と、枠体21に固定されたリールユニット22と、枠体21に固定された基板ユニット24Aとを備えている。また、交換ユニット2は、中板12の上に乗せ、筐体1内部に収納される。
枠体21は、リールユニット22及び基板ユニット24Aを支持するとともに、これらを一体に取り扱うためのものである。また、枠体21の正面左側の縦枠には、上扉30を係合させ、回動自在に支持するための枠体側蝶番25が、上下方向に間隔をおいて2つ設けられている。
また、基板ユニット24Aは、CPU、ROM、RAM、I/O等の電子部品を備えた基板を、基板ケースに収納したものである。そして、基板ユニット24Aは、スロットマシンSの遊技を制御するための遊技制御装置100として機能する。
(上扉30)
上扉30は、図1及び図2に示すように、筐体1の開口上部13を開閉可能に閉塞するための扉である。
また、上扉30の左側裏面端部には、上扉側蝶番36が、上下方向に間隔をおいて二つ設けられている。そして、この上扉側蝶番36を、枠体21に設けられた枠体側蝶番25と係合させることで、上扉30は、交換ユニット2の枠体21に回動自在に取り付けられている。
また、上扉30は、略中央部に回転リール23の図柄を正面側から見ることができる図柄表示窓31を備えている。図柄表示窓31は、図3に示すように、各回転リール23の図柄が3個ずつ表示可能に形成されている。ここで、3個の図柄が図柄表示窓31に適正な位置で表示されるときの各回転リール23の停止位置を、「停止基準位置」という。
また、図柄表示窓31には、水平に伸びる有効ライン37が上段、中段及び下段の3本、並びに図柄表示窓31の対角線に伸びる有効ライン37が2本形成されている。
また、本実施の形態では、水平に伸びる中段の有効ライン37を第一有効ライン37Aとし、水平に伸びる上段の有効ライン37を第二有効ライン37Bとし、水平に伸びる下段の有効ライン37を第三有効ライン37Cとし、図柄表示窓31の対角線に伸びる右下がりの有効ライン37を第四有効ライン37Dとし、図柄表示窓31の対角線に伸びる右上がりの有効ライン37を第五有効ライン37Eとする。
そして、図柄表示窓31の上方には、図1に示すように、画像表示装置34が設けられている。画像表示装置34は、各当選役の図柄配列や遊技履歴等の情報の画像や、遊技の状態や当選役の抽選結果を報知する画像等を表示するためのものである。画像表示装置34は、具体的には、例えば、液晶ディスプレイやCRT等を用いることができる。
また、画像表示装置34の周囲には、報知などを行うためのランプ33が設けられている。
また、図柄表示窓31の下方には、図1に示すように、7セグメント表示器などを用いて、クレジットされたメダルの枚数や設定値を表示するための数値表示部32が設けられている。
ここで、クレジットとは、メダル投入口42から投入され、メダルセレクター6により正規なメダルとして払い出し装置5へ移送されるメダル、または所定の入賞により払い出されるメダルを、スロットマシンS内部に貯留することである。また、本実施の形態においては、最大50枚までクレジット可能に形成されている。
また、上扉30の裏面上部には、図2に示すように、基板ユニット24Bが設けられている。基板ユニット24Bは、スロットマシンSの演出を制御するための演出制御装置300として機能する。
また、上扉30の裏面上部の左右には、図2に示すように、種々のサウンドを出力するためのスピーカ35が設けられている。
なお、上扉30は、筐体1の側板16に取り付けるように形成してもよい。
(下扉40)
下扉40は、図1及び図2に示すように、筐体1の開口下部14を開閉可能に閉塞するための扉である。また、下扉40は、施錠装置(図示せず)を備えており、閉じると施錠されるようになっている。遊技場では、遊技場のスタッフは解錠して下扉40を開放できるが、遊技者は下扉40を開放できないのが通常である。
また、下扉40の左側裏面端部には、下扉側蝶番46が、上下方向に間隔をおいて二つ設けられている。そして、この下扉側蝶番46を、筐体1の左側板16Bに設けられた筐体側蝶番18と係合させることで、下扉40は、筐体1の左側板16Bに回動自在に取り付けられている。また、下扉40が上扉30よりも先に開かれるように、下扉40の上面は、閉扉時において、上扉30の下端よりも正面側に突出するようになっている。つまり、下扉40が開放されると、上扉30も開放可能となるように形成されている。
また、下扉40の上部は、図1に示すように、スロットマシンSを操作するための操作部50が設けられている。操作部50には、クレジットされたメダルを減じてメダルの投入に代えるためのベットスイッチ51、クレジットされたメダルを払い出すための精算スイッチ52、ゲームを開始させるためのスタートスイッチ53、回転リール23の回転を停止させるためのストップスイッチ54が設けられている。
また、図1に示すように、下扉40の上部右側には、メダルを1枚ずつ投入するためのメダル投入口42が設けられている。また、下扉40の下部には、スロットマシンS内部よりメダルを排出するためのメダル払い出し口41と、メダル払い出し口41から排出されたメダルを溜めておくためのメダル受け皿43とが形成されている。
また、下扉40の裏面には、図2に示すように、メダル投入口42から投入されたメダルを誘導しながら真贋で選別するためのメダルセレクター6が設けられている。また、下扉40の裏面には、メダルセレクター6の下方に開口し、メダル払い出し口41に連通するメダル排出部44が設けられている。
(リールユニット22)
リールユニット22は、図5及び図6に示すように、枠体21に固定された3枚の支持板63と、各支持板63に固定された3個のステッピングモータ64と、各々のステッピングモータ64の駆動軸に固定された3個の回転リール23とを備えている。
各ステッピングモータ64は、それぞれの駆動軸に固定された回転リール23を回転駆動するための駆動モータ66として機能する。
また、図3に示すように、3個の回転リール23のうち、左側に位置するのが左回転リール23Lであり、中央に位置するのが中央回転リール23Mであり、右側に位置するのが右回転リール23Rである。
また、各回転リール23は、合成樹脂からなる回転ドラム61と、回転ドラム61の周囲に貼付されるテープ状のリールテープ28とを備えている。このリールテープ28の外周面には、複数個(例えば21個)の図柄が表示されている。具体的には、図4に示すように、「7(赤色)」「BAR」「ベル」「スイカ」「チェリー」「REP」の図柄が配置されている。
また、各回転リール23の回転ドラム61には、突起状のインデックス62が設けられるとともに、リールユニット22の各支持板63には、インデックス62を検出するためのインデックスセンサー65が設けられている。
また、本実施の形態では、4相のステッピングモータ64を、1−2相励磁方式で制御している。また、各回転リール23のステップ角は0.71度であり、1回転させるためには504ステップ必要となる。また、各回転リール23には、21個の図柄が配置されていることから、各回転リール23を1図柄分回転させるためには、24ステップ必要となる。
(インデックスセンサー65)
インデックスセンサー65は、各回転リール23に対応して設けられ、対応する回転リール23が1回転する度にこの回転リール23に設けられたインデックス62を検出するためのものである。本実施の形態では、インデックスセンサー65は、各回転リール23に対応する3枚の支持板63に、それぞれ1個ずつ設けられている。
また、本実施の形態では、インデックスセンサー65として透過型光センサーが用いられている。透過型光センサーは、発光部から受光部へ向けて光を照射しており、回転リール23の回転にともないインデックス62が発光部と受光部との間隙に位置すると、光が遮断されることにより、インデックス62を検出するようになっている(図6参照)。また、透過型光センサーは、発光部から受光部へ向けて照射した光がインデックス62により遮断されると、インデックス検出信号を出力するようになっている。
(払い出し装置5)
払い出し装置5は、内部にメダルを貯留するとともに、その貯留したメダルをメダル受け皿43へ払い出すためのものである。払い出し装置5は、特に図示しないが、メダルを貯留するためのメダルタンクと、メダルタンクに貯留されているメダルを1枚ずつ排出するための送り出し機構と、送り出し機構により排出されたメダルを検出するための払い出しセンサーとを備えている。
また、送り出し機構により排出されたメダルは、メダル排出部44を通ってメダル受け皿43に払い出されるようになっている。
(メダルセレクター6)
メダルセレクター6は、メダル投入口42から投入されたメダルを誘導しながら真贋で選別するためのものである。また、メダルセレクター6は、下扉40の裏面に設けられている。
また、メダルセレクター6は、メダル投入口42から投入されたメダルを払い出し装置5へ誘導するためのメダル通路(図示せず)と、メダル通路の下流に設けられた投入センサー7と、メダル通路を流下するメダルを投入センサー7に検出される前にメダル排出部44へ排除するためのブロッカー装置(図示せず)とを備えている。また、ブロッカー装置は、1ゲームが進行している最中や、クレジットされているメダルが上限の50枚に達しているときに、メダル通路を流下するメダルをメダル排出部44へ排除するようになっている。
(投入センサー7)
投入センサー7は、メダルセレクター6に設けられている。また、投入センサー7は、メダル投入口42から投入されてメダルセレクター6に到達したメダルのうち、払い出し装置5へ誘導される正規のメダルを検出するためのものである。
(ベットスイッチ51)
ベットスイッチ51は、クレジットとして貯留されたメダルをベットするためのものである。具体的には、ベットスイッチ51が操作されると、クレジットとして貯留されたメダルの内から3枚ベットされるようになっている。
また、ベットスイッチ51は、図1に示すように、操作部50の上面左寄りに設けられている。
(精算スイッチ52)
精算スイッチ52は、クレジットされたすべてのメダルを払い戻させるためのものである。具体的には、精算スイッチ52が操作されると、払い出し装置5がその時点でクレジットされているメダルと同じ枚数のメダルを払い出すことにより、クレジットされたメダルを払い戻すようになっている。
また、精算スイッチ52は、図1に示すように、操作部50の上面左寄りに設けられている。
(スタートスイッチ53)
スタートスイッチ53は、所定枚数以上のメダルがベットされていることを条件に、または、前回のゲームで「リプレイ(再遊技)当選役」に入賞した場合において前回のゲーム終了から所定時間が経過したことを条件に、次のゲームを開始させるためのものである。
「リプレイ(再遊技)」とは、「REP」の図柄が有効化された有効ライン37上に揃うと、新たにメダルをベットすることなく1ゲーム行うことができるものである。
スタートスイッチ53は、図1に示すように、操作部50の正面左寄りに設けられている。また、スタートスイッチ53は、上下方向に揺動可能な操作レバーを備えている。この操作レバーが揺動操作されると、スタート信号が出力されて、リールユニット22の各ステッピングモータが駆動される。
(ストップスイッチ54)
ストップスイッチ54は、図1に示すように、操作部50の正面の中央部に設けられ、各回転リール23の回転を停止させるためのものである。具体的には、操作部50の前面の中央部には、各回転リール23に対応した3個のストップスイッチ54が、横並びに設けられている。
そして、ストップスイッチ54の操作により、このストップスイッチ54に対応した回転リール23が回転を停止するように設定されている。具体的には、左側に位置するストップスイッチ54(以下「左ストップスイッチ54L」という)を操作すると、左回転リール23L用のストップ信号が出力されて、左回転リール23Lが停止する。また、中央に位置するのストップスイッチ54(以下「中央ストップスイッチ54M」という)を操作すると、中央回転リール23M用のストップ信号が出力されて、中央回転リール23Mが停止する。また、右側に位置するストップスイッチ54(以下「右ストップスイッチ54R」という)を操作すると、右回転リール23R用のストップ信号が出力されて、右回転リール23Rが停止する。
(演出装置8)
演出装置8は、情報を出力するためのものである。本実施の形態では、演出装置8として、ランプ33、画像表示装置34及びスピーカ35が設けられている。そして、画像表示装置34に所定の画像を表示させたり、スピーカ35から所定の音声を出力させたり、ランプ33を所定のパターンで点滅させたり等することにより、情報を出力することができる。
(制御装置10)
制御装置10は、スロットマシンSを制御するためのものである。また、制御装置10は、CPUを中心に構成され、ROM、RAM、I/O等を備えている。
本実施の形態では、制御装置10は、主にスロットマシンSの遊技を制御する遊技制御装置100と、遊技制御装置100からの信号を受信して、主にスロットマシンSの演出を制御する演出制御装置300とを備えている。このように、遊技を司る制御装置と演出を司る制御装置とを別個に構成することにより、演出制御に割り当てるメモリを大幅に増やすことができるとともに、演出のみを変更することも可能になっている。
(遊技制御装置100)
遊技制御装置100は、スロットマシンSの遊技を制御するためのものである。
また、遊技制御装置100の入力段には、図7に示すように、投入センサー7、ベットスイッチ51、精算スイッチ52、スタートスイッチ53、ストップスイッチ54、インデックスセンサー65などのパーツが接続されている。
また、遊技制御装置100の出力段には、図7に示すように、ステッピングモータ64、払い出し装置5、メダルセレクター6、数値表示部32などのパーツが接続されている。
また、遊技制御装置100は、CPUがROMに記憶されたプログラムを実行することにより、通常遊技制御手段110、特別遊技制御手段120、当選抽選手段130、報知演出実行決定手段140、回転位置判断手段150、停止制御手段160、入賞判定手段170、ベット数記憶手段180、クレジット数記憶手段190、遊技状態更新手段200、支払制御手段210、リプレイ入賞ベット手段220、加速回転制御手段230、定常回転制御手段240などとして機能する(図7参照)。
次に、遊技制御装置100が備える各手段について説明する。
(ベット数記憶手段180)
ベット数記憶手段180は、ベットされたメダルの枚数(以下「ベット数」という)を記憶するためのものである。また、ベット数記憶手段180は、メダル投入口42からメダルが投入されて、投入センサー7がメダルを検出すると、ベット数に「1」を加算する更新を行うようになっている。
また、ベット数記憶手段180のベット数には、上限が設定されている。本実施の形態では、ベット数記憶手段180のベット数の上限は「3」に設定されている。
また、有効ライン37は、ベットされたメダルの枚数に応じて有効化される。具体的には、ベット数記憶手段180のベット数が「0」のときに、メダルを1枚投入すると、ベット数記憶手段180のベット数が「1」に更新されるとともに、第一有効ライン37Aが有効化される。そして、メダルをもう1枚投入すると、ベット数記憶手段180のベット数が「2」に更新されるとともに、第二有効ライン37B及び第三有効ライン37Cが有効化される。さらに、メダルをもう1枚投入すると、ベット数記憶手段180のベット数が「3」に更新されるとともに、第四有効ライン37D及び第五有効ライン37Eが有効化される。
(クレジット数記憶手段190)
クレジット数記憶手段190は、クレジットされたメダルの枚数(以下「クレジット数」という)を記憶するためのものである。また、クレジット数記憶手段190は、ベット数記憶手段180のベット数が上限の「3」に到達している場合に、投入センサー7がメダルを検出すると、クレジット数に「1」を加算する更新を行うようになっている。
また、クレジット数記憶手段190のクレジット数には、上限が設定されている。本実施の形態では、クレジット数記憶手段190のクレジット数の上限は「50」に設定されている。
また、クレジット数記憶手段190のクレジット数が上限の「50」に到達している場合に、メダルがメダル投入口42から更に投入されたときには、メダルが投入センサー7に検出される前にメダルセレクター6からメダル排出部44に排出されて、メダル受け皿43に返却される。
また、本実施の形態では、ベットスイッチ51の操作によるクレジット数記憶手段190のクレジット数の減算をもってメダルの投入に代えることが可能になっている。
(通常遊技制御手段110)
通常遊技制御手段110は、通常遊技を行わせるためのものである。
ここで、本実施の形態における通常遊技について説明する。
ベット数記憶手段180の記憶するベット数が「3」である場合に、スタートスイッチ53が操作されると、リールユニット22の各ステッピングモータ64の駆動により各回転リール23が回転を開始する。
その後、ストップスイッチ54が操作されると、対応する回転リール23の回転が停止する。そして、すべての回転リール23の回転が停止したときに、当選役の図柄の組み合わせが有効ライン37上に揃うように各回転リール23が停止すると、該当選役の入賞となって遊技者に所定の利益が付与される。
当選役には、有効ライン37上に「ベル」の図柄が3個揃うと入賞となり、メダルが支払われる「ベル当選役」と、有効ライン37上に「スイカ」の図柄が3個揃うと入賞となり、メダルが支払われる「スイカ当選役」と、左回転リール23Lの有効ライン37上に「チェリー」の図柄が停止されると入賞となり、メダルが支払われる「チェリー当選役」と、有効ライン37上に「7(赤色)」の図柄が3個揃うと入賞となり、特別遊技(ビッグボーナス)が開始される「赤セブン当選役」と、有効ライン37上に「BAR」の図柄が3個揃うと入賞となり、特別遊技(レギュラーボーナス)が開始される「BAR当選役」と、有効ライン37上に「REP」の図柄が3個揃うと入賞となり、メダルを新たにベットすることなく再度1ゲームを行うことができる「リプレイ(再遊技)当選役」とがある。
なお、メダルの支払いは、クレジット数記憶手段190のクレジット数が上限値の「50」に到達している場合には、払い出し装置5によりメダル受け皿43にメダルを払い出すようになっている。また、クレジット数記憶手段190のクレジット数が「50」未満である場合には、払い出し装置5によりメダル受け皿43にメダルを払い出す代わりに、クレジット数記憶手段190のクレジット数に加算するようになっている。
(特別遊技制御手段120)
特別遊技制御手段120は、当選抽選手段130の抽選結果に基づいて、遊技者に有利な特別遊技を行わせるためのものである。
上記特別遊技としては、大別すると、次の遊技がある。
(1)ビッグボーナス(以下「BB」という)
(2)レギュラーボーナス(以下「RB」という)
なお、特別遊技としては、上記した遊技に限定されるものではない。
特別遊技制御手段120は、大別すると、次の手段を備える。
(1)BB制御手段121
(2)RB制御手段122
(BB制御手段121)
BB制御手段121は、BBを制御するためのものである。
ここで、本実施の形態におけるBBについて説明する。
通常遊技において「7(赤色)」の図柄が有効ライン37上に3個揃うと、BBに移行される。そして、ベット数記憶手段180の記憶するベット数が「3」である場合に、スタートスイッチ53が操作されると、リールユニット22の各ステッピングモータ64の駆動により各回転リール23が回転を開始する。
その後、ストップスイッチ54が操作されると、対応する回転リール23の回転が停止する。そして、すべての回転リール23の回転が停止したときに、当選役の図柄の組み合わせが有効ライン37上に揃うように各回転リール23が停止すると、該当選役の入賞となって遊技者に所定の利益が付与される。
また、BB中の当選役には、「ベル当選役」、「スイカ当選役」、「チェリー当選役」及び「リプレイ当選役」がある。また、BB中は、「ベル当選役」、「スイカ当選役」及び「チェリー当選役」に当選する確率が通常遊技中よりも高くなるように設定されている。
なお、BB中に465枚を超えるメダルの支払いが行われると、BBを終了して通常遊技に移行する。
(RB制御手段122)
RB制御手段101は、RBを制御するためのものである。
ここで、本実施の形態におけるRBについて説明する。
通常遊技において「BAR」の図柄が有効ライン37上に3個揃うと、RBに移行される。そして、ベット数記憶手段180の記憶するベット数が「3」である場合に、スタートスイッチ53が操作されると、リールユニット22の各ステッピングモータ64の駆動により各回転リール23が回転を開始する。
その後、ストップスイッチ54が操作されると、対応する回転リール23の回転が停止する。そして、すべての回転リール23の回転が停止したときに、当選役の図柄の組み合わせが有効ライン37上に揃うように各回転リール23が停止すると、該当選役の入賞となって遊技者に所定の利益が付与される。
また、RB中の当選役には、「ベル当選役」、「スイカ当選役」、「チェリー当選役」及び「リプレイ当選役」がある。また、RB中は、「ベル当選役」、「スイカ当選役」及び「チェリー当選役」に当選する確率が通常遊技中よりも高くなるように設定されている。
なお、RB中に140枚を超えるメダルの支払いが行われると、RBを終了して通常遊技に移行する。
(当選抽選手段130)
当選抽選手段130は、複数の当選役のいずれに当選かまたはハズレかの抽選を行うためのものである。そして、この抽選で当選すると、当該当選に対応した当選フラグが立てられる。
また、本実施の形態では、当選抽選手段130の抽選結果には、「ベル当選役」の当選となる「ベル当選」と、「スイカ当選役」の当選となる「スイカ当選」と、「チェリー当選役」の当選となる「チェリー当選」と、「赤セブン当選役」の当選となる「赤セブン当選」と、「BAR当選役」の当選となる「BAR当選」と、「リプレイ当選役」の当選となる「リプレイ当選」と、いずれの当選役にも入賞不可能となる「ハズレ」とがある。
また、当選抽選手段130は、大別すると、以下の手段を有している。
(1)乱数発生手段131
(2)乱数抽出手段132
(3)当選判定テーブル記憶手段133
(4)当選判定テーブル選択手段134
(5)当選判定手段135
(6)当選フラグ設定手段136
なお、当選抽選手段130としては、上記手段に限定されるものではない。
(乱数発生手段131)
乱数発生手段131は、当選抽選用の乱数を所定の領域内(例えば十進数で0〜65535)で発生させるものである。
(乱数抽出手段132)
乱数抽出手段132は、乱数発生手段131が発生させる乱数から1つの数値を抽出するためのものである。なお、この抽出した数値を「抽出乱数データ」とする。
本実施の形態では、乱数抽出手段132は、ベット数記憶手段180の記憶するベット数が「3」である場合において、スタートスイッチ53の操作を契機に抽出乱数データを抽出するようになっている。
なおここで、「乱数発生手段131」としては、ソフト乱数としての平方採中法等で乱数を発生させることができるものの他に、一定範囲の数字を高速で1ずつ加算するカウンタを用いて構成することもできる。例えば、0〜65535の範囲の数字を、1秒間に700万回程度順次繰り返すようにしたカウンタが考えられる。そして、「乱数抽出手段132」としては、スタートスイッチ53を押したタイミングでカウンタの数字を読みとることとなる。
このように形成すると、「乱数発生手段131」では乱数を発生しているわけではないものの、「乱数抽出手段132」によって抽出される数字は、あたかも乱数のような分布となる。このように、結果として乱数のような分布を示す数値が得られる手段を、ここでは「乱数発生手段131」あるいは「乱数抽出手段132」に含めて考えるものとする。
(当選判定テーブル記憶手段133)
当選判定テーブル記憶手段133は、複数の当選判定テーブルを予め記憶するものである。
当選判定テーブルは、乱数発生手段131が発生させる各乱数について、いずれかの当選役に当選かまたはハズレかを割り振ったテーブルである。また、当選判定テーブルは、特に図示しないが、通常遊技用の当選判定テーブル、ボーナス当選フラグ保有時の通常遊技用の当選判定テーブル、BB用の当選判定テーブル、RB用の当選判定テーブル等が設けられている。具体的には、例えば、通常遊技用の当選判定テーブルには、「ベル当選」、「スイカ当選」、「チェリー当選」、「赤セブン当選」、「BAR当選」、「リプレイ当選」及び「ハズレ」の領域が割り振られている。また、例えば、ボーナス当選フラグ保有時の通常遊技用の当選判定テーブルには、「ベル当選」、「スイカ当選」、「チェリー当選」、「リプレイ当選」及び「ハズレ」の領域が割り振られている。また、例えば、BB用及びRB用の当選判定テーブルには、「ベル当選」、「スイカ当選」、「チェリー当選」、「リプレイ当選」及び「ハズレ」の領域が割り振られている。
また、BB用の当選判定テーブル及びRB用の当選判定テーブルは、通常遊技用の当選判定テーブル及びボーナス当選フラグ保有時の通常遊技用の当選判定テーブルよりも「ベル当選」、「スイカ当選」及び「チェリー当選」の領域が大きくなるとともに、「ハズレ」の領域が小さくなるように、各領域が割り振られている。
(当選判定テーブル選択手段134)
当選判定テーブル選択手段134は、当選判定テーブル記憶手段133から1つの当選判定テーブルを選択するためのものである。
本実施の形態では、当選判定テーブル選択手段134は、乱数抽出手段132により抽出乱数データが抽出されたことを契機に、スロットマシンSの遊技の設定値や遊技状態に応じて当選判定テーブルを選択する。
例えば、当選判定テーブル選択手段134は、通常遊技中において、遊技制御装置100のRAMの所定領域にボーナス当選フラグを有さない場合には、通常遊技用の当選判定テーブルを選択する。
また、例えば、当選判定テーブル選択手段134は、通常遊技中において、遊技制御装置100のRAMの所定領域にボーナス当選フラグを有する場合には、ボーナス当選フラグ保有時の通常遊技用の当選判定テーブルを選択する。
(当選判定手段135)
当選判定手段135は、乱数抽出手段132の抽出した抽出乱数データと、当選判定テーブル選択手段134の選択した当選判定テーブルとを対比し、複数の当選役のいずれに当選かまたはハズレかを決定するためのものである。
具体的には、当選判定手段135は、乱数抽出手段132の抽出した抽出乱数データを、当選判定テーブル選択手段134の選択した当選判定テーブルにおける各当選役の当選領域と対比する。そして、当該抽出乱数データがいずれかの当選領域に属する場合には当該当選領域に対応する当選を決定し、当該抽出乱数データがいずれの当選領域にも属さない場合には、「ハズレ」の決定をする。
(当選フラグ設定手段136)
当選フラグ設定手段136は、当選判定手段135により当選役の当選が決定されたときに、この当選に応じた当選フラグを設定するためのものである。
「当選フラグ」は、当選の有無について当選役毎に関連づけされた変数であり、制御装置10に当選抽選手段130の抽選結果を記憶させるためのものである。具体的には、当選判定手段135により当選役の当選が決定されたときには、遊技制御装置100のRAMの所定領域に、この当選に応じた当選フラグが設定される。また、当選フラグには、「小役当選フラグ」と「ボーナス当選フラグ」とがある。
「小役当選フラグ」は、当選フラグ設定手段136により当選フラグが設定されたが、この当選フラグに係る当選役の図柄の組み合わせが図柄表示31に表示されていないと入賞判定手段170により判定された場合において、次のゲームが開始される前に消去される当選フラグを意味する。本実施の形態では、「ベル当選」に対応した「ベル当選フラグ」、「スイカ当選」に対応した「スイカ当選フラグ」、「チェリー当選」に対応した「チェリー当選フラグ」、及び「リプレイ当選」に対応した「リプレイ当選フラグ」が、小役当選フラグである。
「ボーナス当選フラグ」は、当選フラグ設定手段136により当選フラグが設定されたが、この当選フラグに係る当選役の図柄の組み合わせが図柄表示窓31に表示されていないと入賞判定手段170により判定された場合において、消去されずに次のゲームに持ち越される当選フラグを意味する。本実施の形態では、「赤セブン当選」に対応した「赤セブン当選フラグ」、及び「BAR当選」に対応した「BAR当選フラグ」が、ボーナス当選フラグである。
(報知演出実行決定手段140)
報知演出実行決定手段140は、当選抽選手段130の抽選で特定の当選役に当選した旨を報知する演出(以下「報知演出」という)を演出装置8に行わせるか否かを決定するためのものである。
本実施の形態では、「特定の当選役」には、「スイカ当選役」、「チェリー当選役」、「赤セブン当選役」及び「BAR当選役」が該当する。これらを総称して、以下「報知対象当選役」という。
また、報知演出実行決定手段140は、当選抽選手段130の抽選が行われたことを契機に、遊技制御装置100のRAMの所定領域に報知対象当選役に係る当選フラグを有するか否かを、つまり「スイカ当選フラグ」、「チェリー当選フラグ」、「赤セブン当選フラグ」または「BAR当選フラグ」を有するか否かを判断する。
そして、報知演出実行決定手段140は、遊技制御装置100のRAMの所定領域に報知対象当選役に係る当選フラグを有すると判断した場合には、演出装置8の報知演出を行うか否かの抽選(以下「報知演出実行抽選」という)を行う。ここで、報知演出実行抽選で当選した場合には、演出装置8の当該報知対象当選役に関する報知演出を行うことを決定し、報知演出実行抽選でハズレた場合には、演出装置8の報知演出を行わないことを決定する。なお、「スイカ当選フラグ」及び「赤セブン当選フラグ」を同時に有する場合、または「スイカ当選フラグ」及び「BAR当選フラグ」を同時に有する場合に、報知演出実行抽選で当選したときには、演出装置8の「スイカ当選役」に関する報知演出を行うことを決定する。また、「チェリー当選フラグ」及び「赤セブン当選フラグ」を同時に有する場合、または「チェリー当選フラグ」及び「BAR当選フラグ」を同時に有する場合に、報知演出実行抽選で当選したときには、演出装置8の「チェリー当選役」に関する報知演出を行うことを決定する。
また、報知演出実行決定手段140は、遊技制御装置100のRAMの所定領域に報知対象当選役に係る当選フラグを有さないと判断した場合には、演出装置8の報知演出を行わないことを決定する。
なお、演出装置8の「赤セブン当選役」に関する報知演出を行うことを決定したときには、「赤セブン報知決定信号」が演出制御装置300に送信されるとともに、遊技制御装置100のRAMの所定領域に「赤セブン報知決定フラグ」が設定される。また、演出装置8の「BAR当選役」に関する報知演出を行うことを決定したときには、「BAR報知決定信号」が演出制御装置300に送信されるとともに、遊技制御装置100のRAMの所定領域に「BAR報知決定フラグ」が設定される。また、演出装置8の「スイカ当選役」に関する報知演出を行うことを決定したときには、「スイカ報知決定信号」が演出制御装置300に送信されるとともに、遊技制御装置100のRAMの所定領域に「スイカ報知決定フラグ」が設定される。また、演出装置8の「チェリー当選役」に関する報知演出を行うことを決定したときには、「チェリー報知決定信号」が演出制御装置300に送信されるとともに、遊技制御装置100のRAMの所定領域に「チェリー報知決定フラグ」が設定される。また、演出装置8の報知演出を行わないことを決定したときには、これらのフラグが設定されないようになっている。
また、演出装置8の「赤セブン当選役」に関する報知演出を行うことを決定したゲーム、つまり遊技制御装置100のRAMの所定領域に「赤セブン報知決定フラグ」を設定したゲームにおいて、入賞判定手段170が「赤セブン当選役に入賞した」と判定しなかったときには、遊技制御装置100のRAMの所定領域に「赤セブン報知済フラグ」が設定される。また、演出装置8の「BAR当選役」に関する報知演出を行うことを決定したゲーム、つまり遊技制御装置100のRAMの所定領域に「BAR報知決定フラグ」を設定したゲームにおいて、入賞判定手段170が「BAR当選役に入賞した」と判定しなかったときには、遊技制御装置100のRAMの所定領域に「BAR報知済フラグ」が設定される。
また、報知演出実行決定手段140は、遊技制御装置100のRAMの所定領域に「赤セブン当選フラグ」を有し、且つ「スイカ当選フラグ」及び「チェリー当選フラグ」を有さない場合に、「赤セブン報知済フラグ」を有するときには、抽選を行わずに演出装置8の報知演出を行わないことを決定する。また、報知演出実行決定手段140は、遊技制御装置100のRAMの所定領域に「BAR当選フラグ」を有し、且つ「スイカ当選フラグ」及び「チェリー当選フラグ」を有さない場合に、「BAR報知済フラグ」を有するときには、抽選を行わずに演出装置8の報知演出を行わないことを決定する。
(加速回転制御手段230)
加速回転制御手段230は、スタートスイッチ53の操作を契機に、各回転リール23が回転を開始して一定の回転速度まで加速するように各ステッピングモータ64の回転駆動を制御するためのものである。
本実施の形態では、加速回転制御手段230は、ベット数記憶手段180の記憶するベット数が「3」である場合において、スタートスイッチ53の操作を契機に、各ステッピングモータ64の回転駆動を開始させて、各回転リール23の回転を開始させる。そして、各回転リール23の回転速度が80rpm(回転数/分)に達するまで加速するように、つまり各回転リール23が750ミリ秒で1回転するまで加速するように各ステッピングモータ64の回転駆動を制御する。
また、加速回転制御手段230は、各回転リール23が回転を開始してから一定の回転速度に達するまでの時間がそれぞれ異なる複数の加速モードを備える。
本実施の形態では、各回転リール23が回転を開始してから418.128ミリ秒かけて80rpmまで加速する「通常加速モード」と、各回転リール23が回転を開始してから171.12ミリ秒かけて通常加速モードよりも急激に80rpmまで加速する「急加速モード」と、各回転リール23が回転を開始してから659.184ミリ秒かけて通常加速モードよりも緩やかに80rpmまで加速する「緩加速モード」とが設けられている(図8参照)。
具体的には、スタートスイッチ53の操作を契機にパルスが出力されて、各ステッピングモータ64が一相励磁した回転開始状態になる。そして、例えば、通常加速モードでは、各ステッピングモータ64が回転開始状態になってから53.568ミリ秒経過すると、パルスが出力されて、各ステッピングモータ64が二相励磁に切り替わり、各ステッピングモータ64の回転子が1ステップ回転する(1ステップ目)。さらに、1ステップ目から53.568ミリ秒経過すると、パルスが出力されて、各ステッピングモータ64が一相励磁に切り替わり、各ステッピングモータ64の回転子が1ステップ回転する(2ステップ目)。さらに、2ステップ目から40.176ミリ秒経過すると、パルスが出力されて、各ステッピングモータ64が二相励磁に切り替わり、各ステッピングモータ64の回転子が1ステップ回転する(3ステップ目)。このように、パルスの出力される間隔が徐々に短くなる、つまり励磁の切り替わる間隔が徐々に短くなることで、各ステッピングモータ64の回転子が回転を加速するとともに、対応する回転リール23も回転を加速する。そして、22ステップ目から1.488ミリ秒経過すると、パルスが出力されて、各ステッピングモータ64が二相励磁に切り替わり、各ステッピングモータ64の回転子が1ステップ回転する。これにより、各ステッピングモータ64の回転子の回転速度が80rpmに達するとともに、対応する回転リール23の回転速度も80rpmに達するようになる。
また、例えば、急加速モードでは、各ステッピングモータ64が回転開始状態になってから22.32ミリ秒経過すると、パルスが出力されて、各ステッピングモータ64が二相励磁に切り替わり、各ステッピングモータ64の回転子が1ステップ回転する(1ステップ目)。さらに、1ステップ目から22.32ミリ秒経過すると、パルスが出力されて、各ステッピングモータ64が一相励磁に切り替わり、各ステッピングモータ64の回転子が1ステップ回転する(2ステップ目)。さらに、2ステップ目から17.856ミリ秒経過すると、パルスが出力されて、各ステッピングモータ64が二相励磁に切り替わり、各ステッピングモータ64の回転子が1ステップ回転する(3ステップ目)。このように、パルスの出力される間隔が通常加速モードよりも短い、つまり励磁の切り替わる間隔が通常加速モードよりも短いため、各ステッピングモータ64の回転子の回転が急速に加速するとともに、対応する回転リール23の回転も急速に加速する。そして、16ステップ目から1.488ミリ秒経過すると、パルスが出力されて、各ステッピングモータ64が二相励磁に切り替わり、各ステッピングモータ64の回転子が1ステップ回転する。これにより、各ステッピングモータ64の回転子の回転速度が80rpmに達するとともに、対応する回転リール23の回転速度も80rpmに達するようになる。
また、例えば、緩加速モードでは、各ステッピングモータ64が回転開始状態になってから71.424ミリ秒経過すると、パルスが出力されて、各ステッピングモータ64が二相励磁に切り替わり、各ステッピングモータ64の回転子が1ステップ回転する(1ステップ目)。さらに、1ステップ目から71.424ミリ秒経過すると、パルスが出力されて、各ステッピングモータ64が一相励磁に切り替わり、各ステッピングモータ64の回転子が1ステップ回転する(2ステップ目)。さらに、2ステップ目から58.032ミリ秒経過すると、パルスが出力されて、各ステッピングモータ64が二相励磁に切り替わり、各ステッピングモータ64の回転子が1ステップ回転する(3ステップ目)。このように、パルスの出力される間隔が通常加速モードよりも長い、つまり励磁の切り替わる間隔が通常加速モードよりも長いため、各ステッピングモータ64の回転子の回転が緩やかに加速するとともに、対応する回転リール23の回転も緩やかに加速する。そして、26ステップ目から1.488ミリ秒経過すると、パルスが出力されて、各ステッピングモータ64が二相励磁に切り替わり、各ステッピングモータ64の回転子が1ステップ回転する。これにより、各ステッピングモータ64の回転子の回転速度が80rpmに達するとともに、対応する回転リール23の回転速度も80rpmに達するようになる。
また、加速回転制御手段230は、当選抽選手段130の抽選で「報知対象当選役」に当選しなかった場合には、通常加速モードで各ステッピングモータ64の回転駆動を制御する。また、加速回転制御手段230は、当選抽選手段130の抽選で「報知対象当選役」に当選した場合において、各回転リール23の回転が一定の回転速度まで加速したことを契機に演出装置8の報知演出を行う予定のときには、通常加速モード以外の加速モードで各ステッピングモータ64の回転駆動を制御するが、各回転リール23の回転が一定の回転速度まで加速しても演出装置8の報知演出を行わない予定のときには、通常加速モードで各ステッピングモータ64の回転駆動を制御する。
本実施の形態では、加速回転制御手段230は、遊技制御装置100のRAMの所定領域に「スイカ報知決定フラグ」、「チェリー報知決定フラグ」、「赤セブン報知決定フラグ」及び「BAR報知決定フラグ」を有さない場合には、通常加速モードで各ステッピングモータ64の回転駆動を制御する。
また、加速回転制御手段230は、遊技制御装置100のRAMの所定領域に「スイカ報知決定フラグ」または「チェリー報知決定フラグ」を有する場合には、「急加速モード」で各ステッピングモータ64の回転駆動を制御する。
また、加速回転制御手段230は、遊技制御装置100のRAMの所定領域に「赤セブン報知決定フラグ」または「BAR報知決定フラグ」を有する場合には、「緩加速モード」で各ステッピングモータ64の回転駆動を制御する。
なお、各回転リール23の回転速度が80rpmに達したことを契機に、「加速回転完了信号」が演出制御装置300に送信されるようになっている。
(定常回転制御手段240)
定常回転制御手段240は、一定の回転速度まで加速した各回転リール23が定常回転するように各ステッピングモータ64の回転駆動を制御するためのものである。
本実施の形態では、定常回転制御手段240は、加速回転制御手段230の制御により各回転リール23の回転が80rpmまで加速すると、各回転リール23が80rpmで定常回転するように各ステッピングモータ64の回転駆動を制御するようになっている。
具体的には、1.488ミリ秒毎にパルスが出力される度に各ステッピングモータ64の励磁が切り替わるとともに、各ステッピングモータ64の回転子が1ステップずつ回転することにより、各ステッピングモータ64の回転子が80rpmで定常回転するとともに、対応する回転リール23も80rpmで定常回転するようになっている。
(回転位置判断手段150)
回転位置判断手段150は、各回転リール23の回転位置を特定するためのものである。
具体的には、各回転リールが80rpmまで回転を加速して定常回転になったことを契機に、各インデックスセンサー65によるインデックス62の検出を開始する。そして、インデックスセンサー65がインデックス62を検出したことを契機に、ステッピングモータ64のパルス数をカウントするとともに、このパルス数に基づいて対応する回転リール23の回転位置を特定する。
また、各回転リール23に21個ずつ付された図柄には、インデックスセンサー65がインデックス62を検出した時の回転位置を基準にした図柄番号が割り振られている。具体的には、インデックスセンサー65がインデックス62を検出したときに第一有効ライン37A上にある図柄から、順次「00」〜「20」の図柄番号が割り振られている。また、それぞれの図柄番号に対応する図柄の種類を各回転リール23毎に記憶している。そして、回転リール23の回転位置、すなわちパルス数に基づいて、第一有効ライン37A上にある図柄の図柄番号を特定し、この図柄番号に基づいて図柄の種類を特定するようになっている。
また、カウントしたパルス数は、インデックス62を検出する度にリセットされ、あらたにパルス数がカウントされる。つまり、インデックスセンサー65によりインデックス62が検出される回転位置を基準に「0」からパルス数のカウントを開始して、パルス数が「503」に達するまでカウントし、更にインデックスセンサー65によりインデックス62が検出されると、パルス数が「0」にリセットされる。
(停止制御手段160)
停止制御手段160は、ストップスイッチ54の操作を契機に、当選抽選手段130の抽選結果及び回転リール23の回転位置に基づいて、当該ストップスイッチ54に対応する各ステッピングモータ64の停止制御を行うためのものである。
具体的には、停止制御手段160は、ストップスイッチ54が操作された場合に、当選フラグを有しているときには、この操作時の回転リール23の回転位置に基づいて、当該当選フラグに係る当選役が入賞し得るように且つその他の当選役が入賞しないようにステッピングモータ64の停止制御を行う。また、停止制御手段160は、ストップスイッチ54が操作された場合に、当選フラグを有していないときには、この操作時の回転リール23の回転位置に基づいて、いずれの当選役も入賞しないようにステッピングモータ64の停止制御を行う。
なお、本実施の形態では、各回転リール23の回転が加速回転制御手段230により80rpmまで加速して、すべてのインデックスセンサー65がインデックス62を検出したことを契機に、停止制御手段160によるステッピングモータ64の停止制御、つまりストップスイッチ54の操作に基づく回転リール23の回転停止が可能になる。
ここで、ストップスイッチ54が操作されたときに、第一有効ライン37A上に直ちに停止できる回転リール23の図柄を、「基準図柄」という。また、ストップスイッチ54が操作されてから回転リール23が停止基準位置に停止するまでの間に、第一有効ライン37Aを通過する図柄の数を、「滑りコマ数」という。
例えば、滑りコマ数「0」は、ストップスイッチ54が操作されたときに、基準図柄が第一有効ライン37A上に停止することを意味する。また、滑りコマ数「1」は、ストップスイッチ54が操作されてから回転リール23が停止基準位置に停止するまでの間に、1個の図柄(基準図柄)が第一有効ライン37Aを通過することを意味する。また、滑りコマ数「2」は、ストップスイッチ54が操作されてから回転リール23が停止基準位置に停止するまでの間に、基準図柄を含めた2個の図柄が第一有効ライン37Aを通過することを意味する。滑りコマ数「3」は、ストップスイッチ54が操作されてから回転リール23が停止基準位置に停止するまでの間に、基準図柄を含めた3個の図柄が第一有効ライン37Aを通過することを意味する。滑りコマ数「4」は、ストップスイッチ54が操作されてから回転リール23が停止基準位置に停止するまでの間に、基準図柄を含めた4個の図柄が第一有効ライン37Aを通過することを意味する。
また、停止制御手段160は、当選抽選手段130の抽選結果に基づいて、滑りコマ数「0」ないし「4」の範囲で回転リール23を停止基準位置に停止させるようになっている。
また、停止制御手段160は、大別すると、以下の手段を有している。
(1)停止テーブル記憶手段161
(2)停止テーブル選択手段162
(3)回転リール停止手段163
また、停止制御手段160としては、上記した(1)ないし(3)に限定されるものではない。
(停止テーブル記憶手段161)
停止テーブル記憶手段161は、複数の停止テーブルを記憶するためのものである。
停止テーブルは、ストップスイッチ54が操作されたときの回転リール23の回転位置に基づき、回転リール23が停止基準位置に停止するまでの滑りコマ数を、回転リール23毎にテーブル上に規定したものである。
本実施の形態では、停止テーブル記憶手段161は、当選抽選手段130の抽選結果に応じた複数の停止テーブルを記憶している。具体的には、当選フラグを有する場合には、この当選フラグに係る当選役の図柄の組み合わせが有効ライン37上に揃い得るように、且つその他の当選フラグに係る当選役の図柄の組み合わせが有効ライン37上に揃わないように、回転リール23の回転停止までの滑りコマ数を回転リール23毎に規定した停止テーブルが、当選役毎に記憶されている。また、いずれの当選フラグも有さない場合には、いずれの当選役の図柄の組み合わせも有効ライン37上に揃わないように、回転リール23の回転停止までの滑りコマ数を回転リール23毎に規定した停止テーブルが記憶されている。
本実施の形態では、「赤セブン当選フラグ」に対応する「赤セブン停止テーブル」、「BAR当選フラグ」に対応する「BAR停止テーブル」、「ベル当選フラグ」に対応する「ベル停止テーブル」、「スイカ当選フラグ」に対応する「スイカ停止テーブル」、「チェリー当選フラグ」に対応する「チェリー停止テーブル」、「リプレイ当選フラグ」に対応する「リプレイ停止テーブル」、及び「ハズレ」に対応する「ハズレ停止テーブル」等の停止テーブルが記憶されている。
具体的には、例えば「赤セブン停止テーブル」は、「7(赤色)」の図柄が有効ライン37上に3個揃いえるように、且つ「赤セブン当選役」以外の当選役の図柄の組み合わせが有効ライン37上に揃わないように、各回転リール23の回転停止までの滑りコマ数が規定されている。
また、「チェリー停止テーブル」は、「チェリー」の図柄が左回転リール23Lの有効ライン37上に停止しえるように、且つ「チェリー当選役」以外の当選役の図柄の組み合わせが有効ライン37上に揃わないように、各回転リール23の回転停止までの滑りコマ数が規定されている。
また、「ハズレ停止テーブル」は、いずれの当選役の図柄の組み合わせも有効ライン37上に揃わないように、各回転リール23の回転停止までの滑りコマ数が規定されている。
また、本実施の形態では、「ベル当選フラグ」と「赤セブン当選フラグ」とを同時に有するときに用いられる「ベル・赤セブン停止テーブル」、「スイカ当選フラグ」と「赤セブン当選フラグ」とを同時に有するときに用いられる「スイカ・赤セブン停止テーブル」、「チェリー当選フラグ」と「赤セブン当選フラグ」とを同時に有するときに用いられる「チェリー・赤セブン停止テーブル」等が設けられている。
「ベル・赤セブン停止テーブル」、「スイカ・赤セブン停止テーブル」及び「チェリー・赤セブン停止テーブル」は、「7(赤色)」の図柄が優先的に有効ライン37上に3個揃いえるように、各回転リール23の回転停止までの滑りコマ数が規定されている。具体的には、例えば「ベル・赤セブン停止テーブル」は、「ベル」の図柄よりも「7(赤色)」の図柄が優先的に有効ライン37上に3個揃いえるように、且つ「ベル当選役」及び「赤セブン当選役」以外の図柄の組み合わせが有効ライン37上に揃わないように、各回転リール23の回転停止までの滑りコマ数が規定されている。
また、本実施の形態では、「ベル当選フラグ」と「BAR当選フラグ」とを同時に有するときに用いられる「ベル・BAR停止テーブル」、「スイカ当選フラグ」と「BAR当選フラグ」とを同時に有するときに用いられる「スイカ・BAR停止テーブル」、「チェリー当選フラグ」と「BAR当選フラグ」とを同時に有するときに用いられる「チェリー・BAR停止テーブル」等が設けられている。
「ベル・BAR停止テーブル」、「スイカ・BAR停止テーブル」及び「チェリー・BAR停止テーブル」は、「BAR」の図柄が優先的に有効ライン37上に3個揃いえるように、各回転リール23の回転停止までの滑りコマ数が規定されている。具体的には、例えば「ベル・BAR停止テーブル」は、「ベル」の図柄よりも「BAR」の図柄が優先的に有効ライン37上に3個揃いえるように、且つ「ベル当選役」及び「BAR当選役」以外の図柄の組み合わせが有効ライン37上に揃わないように、各回転リール23の回転停止までの滑りコマ数が規定されている。
また、本実施の形態では、「リプレイ当選フラグ」と「赤セブン当選フラグ」とを同時に有するときに用いられる「リプレイ・赤セブン停止テーブル」、「リプレイ当選フラグ」と「BAR当選フラグ」とを同時に有するときに用いられる「リプレイ・BAR停止テーブル」等が設けられている。
「リプレイ・赤セブン停止テーブル」及び「リプレイ・BAR停止テーブル」は、「リプレイ」の図柄が優先的に有効ライン37上に3個揃いえるように、各回転リール23の回転停止までの滑りコマ数が規定されている。具体的には、例えば「リプレイ・赤セブン停止テーブル」は、「7(赤色)」の図柄よりも「リプレイ」の図柄が優先的に有効ライン37上に3個揃いえるように、且つ「リプレイ当選役」及び「赤セブン当選役」以外の図柄の組み合わせが有効ライン37上に揃わないように、各回転リール23の回転停止までの滑りコマ数が規定されている。
(停止テーブル選択手段162)
停止テーブル選択手段162は、当選抽選手段130の抽選結果に応じて、複数ある停止テーブルのいずれかを選択するためのものである。本実施の形態では、停止テーブル選択手段162は、有している当選フラグに対応する停止テーブルを、停止テーブル記憶手段161から1つ選択するようになっている。
具体的には、停止テーブル選択手段162は、例えば、当選抽選手段130により当選役の抽選が行われたことを契機に、「赤セブン当選フラグ」を有するときには「赤セブン停止テーブル」を読み出す。また、停止テーブル選択手段163は、例えば、当選抽選手段130により当選役の抽選が行われたことを契機に、いずれの当選フラグも有さないときには「ハズレ停止テーブル」を読み出す。
また、停止テーブル選択手段162は、ボーナス当選フラグと小役当選フラグとを同時に有する場合には、当該ボーナス当選フラグ及び小役当選フラグに応じた停止テーブルを選択するようになっている。具体的には、停止テーブル選択手段162は、例えば、当選抽選手段130により当選役の抽選が行われたことを契機に、「ベル当選フラグ」と「赤セブン当選フラグ」とを同時に有するときには「ベル・赤セブン停止テーブル」を読み出す。
(回転リール停止手段163)
回転リール停止手段163は、停止テーブル選択手段162により選択された停止テーブルとストップスイッチ54が操作されたときの回転リール23の回転位置とに基づいて滑りコマ数を決定するとともに、決定した滑りコマ数の図柄が第一有効ライン37Aを通過した後に最初に表示される停止基準位置に回転リール23を停止させるためのものである。
具体的には、回転リール停止手段163は、ストップスイッチ54の操作を契機に、停止テーブル選択手段162により読み出された停止テーブルを参照して、操作されたストップスイッチ54に対応する回転リール23についてストップスイッチ54の操作時の回転位置に応じた滑りコマ数を取得する。そして、取得した滑りコマ数の図柄が第一有効ライン37Aを通過した後に最初に表示される停止基準位置に当該回転リール23を停止させるように、ステッピングモータ64の停止制御を行う。
(入賞判定手段170)
入賞判定手段170は、すべての回転リール23の回転が停止したことを契機に、複数の当選役のいずれかに入賞か又は入賞なしかの判定を行うためのものである。
本実施の形態では、入賞判定手段170は、すべての回転リール23が停止されたときに、それぞれの当選役に係る図柄の組み合わせについて、有効ライン37上に揃うように各回転リール23が停止されたか否かの判定を行う。そして、入賞判定手段170は、当選役に係る図柄の組み合わせが有効ライン37上に揃うように各回転リール23が停止されたときには、当該当選役に入賞したと判定する。
入賞判定手段170は、例えば、すべての回転リール23が停止された場合において、「7(赤色)」の図柄が有効ライン37上に揃うように各回転リール23が停止されたときには、「赤セブン当選役の入賞」と判定する。
また、入賞判定手段170は、例えば、すべての回転リール23が停止された場合において、「チェリー」の図柄が有効ライン37上に停止するように左回転リール23Lが停止されたときには、「チェリー当選役の入賞」と判定する。
また、入賞判定手段170は、例えば、すべての回転リール23が停止された場合において、どの種類の図柄も有効ライン37上に3個揃わないように各回転リール23が停止され、且つ「チェリー」の図柄が有効ライン37上に停止しないように左回転リール23Lが停止されたときには、「入賞なし」と判定する。
(支払制御手段210)
支払制御手段210は、特定の当選役に入賞したと入賞判定手段170により判定されたことを契機に、メダルを支払う制御を行うためのものである。
「特定の当選役」は、本実施の形態では、「ベル当選役」、「スイカ当選役」及び「チェリー当選役」が該当する。
また、支払制御手段210は、「ベル当選役の入賞」により10枚のメダルを支払う制御を行い、「スイカ当選役の入賞」により6枚のメダルを支払う制御を行い、「チェリー当選役の入賞」により2枚のメダルを支払う制御を行う。
「メダルを支払う制御」とは、「払い出し装置5にメダルを払い出させる制御」を行ってもよいし、「クレジット数記憶手段190のクレジット数を増加させる制御」を行ってもよい。
支払制御手段210は、大別すると、次の手段を備える。
(1)支払数カウント手段211
(2)クレジット数増加手段212
(3)払い出し制御手段213
なお、支払制御手段210としては、上記した(1)ないし(3)に限定されるものではない。
(支払数カウント手段211)
支払数カウント手段211は、支払制御手段210の制御により支払われるメダルの数をカウントするためのものである。
本実施の形態では、「特定の当選役(ベル当選役、スイカ当選役またはチェリー当選役)の入賞」と入賞判定手段170により判定されたことを契機に、当該当選役に応じた支払予定数が支払数カウント手段211にセットされる。
そして、クレジット数記憶手段190のクレジット数に「1」を加算する更新が行われる度に、または1枚のメダルが払い出し装置5の払い出しセンサーにより検出される度に、支払数カウント手段211のカウント数から「1」を減算する更新が行われる。
なお、支払数カウント手段211のカウント数が「0」に到達すると、メダルを支払う制御を終了するようになっている。
(クレジット数増加手段212)
クレジット数増加手段212は、クレジット数記憶手段190のクレジット数に、支払数カウント手段211にセットされた数を加算する更新を行うためのものである。
なお、クレジット数記憶手段190のクレジット数が上限の「50」に達しているときには、メダルを払い出し装置5に払い出させる制御が払い出し制御手段213により行われる。
(払い出し制御手段213)
払い出し制御手段213は、クレジット数記憶手段190のクレジット数の上限を超えてメダルを支払う場合に、上限を超えた数のメダルを払い出し装置5に払い出させる制御を行うためのものである。
具体的には、払い出し制御手段213は、「特定の当選役の入賞」と入賞判定手段170により判定された場合に、クレジット数記憶手段190のクレジット数が上限の「50」に達しているときには、支払数カウント手段211にセットされた数のメダルを払い出し装置5に払い出させる制御を行うようになっている。
なお、クレジット数記憶手段190のクレジット数に支払数カウント手段211にセットされた枚数を加算すると上限の「50」を超える場合には、クレジット数記憶手段190のクレジット数が「50」に達するまで加算する更新がクレジット数増加手段212により行われるとともに、上限を超えた数のメダルを払い出し装置5に払い出させる制御が払い出し制御手段213により行われるようになっている。
(遊技状態更新手段200)
遊技状態更新手段200は、次のゲームに持ち越す必要のないRAMのデータをクリアするためのものである。
具体的には、遊技状態更新手段200が遊技制御装置100のRAMの所定領域をクリアすることにより、小役当選フラグの消去、入賞済みのボーナス当選フラグの消去、ベット数記憶手段180のベット数のクリア、スイカ報知決定フラグの消去、チェリー報知決定フラグの消去、赤セブン報知決定フラグの消去、BAR報知決定フラグの消去等がなされる。
(リプレイ入賞ベット手段220)
リプレイ入賞ベット手段220は、入賞判定手段170により「リプレイ当選役の入賞」と判定されたことを契機に、新たにメダルを消費することなく、スロットマシンSをメダルがベットされた状態にするためのものである。
具体的には、リプレイ入賞ベット手段220は、入賞判定手段170により「リプレイ当選役の入賞」と判定されるとともに、遊技状態更新手段200により遊技制御装置100のRAMの所定領域がクリアされたことを契機に、前回のゲームでベットされたメダルの枚数、つまり「3」をベット数記憶手段180のベット数に加算する更新を行う。
(演出制御装置300)
演出制御装置300は、遊技制御装置100からの信号に基づいて演出装置8の出力を制御するためのものである。
また、演出制御装置300の出力段には、図7に示すように、演出装置8(ランプ33、画像表示装置34、スピーカ35)などのパーツが接続されている。
演出制御装置は、CPUがROMに記憶されたプログラムを実行することにより、画像データ記憶手段310、画像表示制御手段320、音声データ記憶手段330、音声出力制御手段340、ランプ点滅制御手段350などとして機能する(図7参照)。
次に、演出制御装置300が備える各手段について説明する。
(画像データ記憶手段310)
画像データ記憶手段310は、画像表示装置34に表示させる画像に関するデータ(画像データ)を記憶する。この画像データは、ROMに格納されており、必要に応じてCPUに出力される。
(画像表示制御手段320)
画像表示制御手段320は、画像データ記憶手段310の記憶する画像データに基づいて、画像表示装置34の画像の表示を制御するためのものである。換言すると、遊技制御装置100からの信号に基づき、画像データ記憶手段310の記憶する画像データを選択し、この画像データに従って画像表示装置34に画像を表示させるようになっている。
具体的には、例えば、「スイカ当選役」に関する報知演出を行うことが報知演出実行決定手段140により決定された場合に、各回転リール23の回転が加速回転制御手段230により80rpmまで加速したことを契機に、「スイカ当選役」に当選した旨を示唆する画像を画像表示装置34に表示させる。換言すると、遊技制御装置100からの「スイカ報知決定信号」を受信した場合に、遊技制御装置100からの「加速回転完了信号」を受信したことを契機に、「スイカ当選役」に当選した旨を示唆する画像を画像表示装置34に表示させる。
また、遊技制御装置100からの「チェリー報知決定信号」を受信した場合に、遊技制御装置100からの「加速回転完了信号」を受信したことを契機に、「チェリー当選役」に当選した旨を示唆する画像を画像表示装置34に表示させる。また、遊技制御装置100からの「赤セブン報知決定信号」を受信した場合に、遊技制御装置100からの「加速回転完了信号」を受信したことを契機に、「赤セブン当選役」に当選した旨を示唆する画像を画像表示装置34に表示させる。また、遊技制御装置100からの「BAR報知決定信号」を受信した場合に、遊技制御装置100からの「加速回転完了信号」を受信したことを契機に、「BAR当選役」に当選した旨を示唆する画像を画像表示装置34に表示させる。
(音声データ記憶手段330)
音声データ記憶手段330は、スピーカ35に出力させる音声に関するデータ(音声データ)を記憶する。この音声データは、ROMに格納されており、必要に応じてCPUに出力される。
(音声出力制御手段340)
音声出力制御手段340は、音声データ記憶手段330の記憶する音声データに基づいて、スピーカ35の音声の出力を制御するためのものである。換言すると、遊技制御装置100からの信号に基づき、音声データ記憶手段330の記憶する音声データを選択し、この音声データに従ってスピーカ35にBGMや効果音を発生させるようになっている。
具体的には、例えば、「スイカ当選役」に関する報知演出を行うことが報知演出実行決定手段140により決定された場合に、各回転リール23の回転が加速回転制御手段230により80rpmまで加速したことを契機に、「スイカ当選役」に当選した旨を示唆する音声をスピーカ35に出力させる。換言すると、遊技制御装置100からの「スイカ報知決定信号」を受信した場合に、遊技制御装置100からの「加速回転完了信号」を受信したことを契機に、「スイカ当選役」に当選した旨を示唆する音声をスピーカ35に出力させる。
また、遊技制御装置100からの「チェリー報知決定信号」を受信した場合に、遊技制御装置100からの「加速回転完了信号」を受信したことを契機に、「チェリー当選役」に当選した旨を示唆する音声をスピーカ35に出力させる。また、遊技制御装置100からの「赤セブン報知決定信号」を受信した場合に、遊技制御装置100からの「加速回転完了信号」を受信したことを契機に、「赤セブン当選役」に当選した旨を示唆する音声をスピーカ35に出力させる。また、遊技制御装置100からの「BAR報知決定信号」を受信した場合に、遊技制御装置100からの「加速回転完了信号」を受信したことを契機に、「BAR当選役」に当選した旨を示唆する音声をスピーカ35に出力させる。
(ランプ点滅制御手段350)
ランプ点滅制御手段350は、ランプ33の点滅を制御するためのものである。具体的には、ランプ点滅制御手段350は、遊技制御装置100からの信号に基づき、複数の点滅パターンから1つ選択し、この点滅パターンに従ってランプ33を点滅させるようになっている。
(スロットマシンSの動作)
本実施の形態に係るスロットマシンSの動作の概略について、図9に示したフローチャートを用いて説明する。
ステップ101において、遊技状態更新処理が行われる。具体的には、RAMの所定の領域がクリアされて、通常当選フラグの消去、入賞済みのボーナス当選フラグの消去、ベット数記憶手段180のベット数のクリア、スイカ報知決定フラグの消去、チェリー報知決定フラグの消去、赤セブン報知決定フラグの消去、BAR報知決定フラグの消去等がなされる。そして、ステップ102に進む。
ステップ102において、前回のゲームでリプレイ当選役に入賞したか否かの判断が行われる。そして、前回のゲームでリプレイ当選役に入賞したと判断した場合には、ステップ103に進む。前回のゲームでリプレイ当選役に入賞していないと判断した場合には、ステップ104に進む。
ステップ103において、リプレイ入賞ベット処理が行われる。具体的には、前回のゲームでベットされたメダルの枚数、つまり「3」をベット数記憶手段180のベット数に加算する更新が行われる。そして、ステップ105に進む。
ステップ104において、ベット処理が行われる。具体的には、投入センサー7がメダルを検出すると、クレジット数記憶手段180のベット数に「1」を加算する更新が行われる。または、ベットスイッチ51が操作されると、クレジット数記憶手段190のクレジット数を減じるとともに、クレジット数記憶手段180のベット数に加算する更新が行われる。そして、ステップ105に進む。
ステップ105において、スタートスイッチ53が操作されたか否かの判断が行われる。そして、スタートスイッチ53が操作されたと判断したときには、ステップ106に進む。スタートスイッチ53が操作されていないと判断したときには、ステップ105に戻る。
ステップ106において、当選抽選処理が行われる。そして、ステップ107に進む。なお、当選抽選処理については、後述する。
ステップ107において、報知演出実行決定処理が行われる。そして、ステップ108に進む。なお、報知演出実行決定処理については、後述する。
ステップ108において、加速回転制御処理が行われる。そして、ステップ109に進む。なお、加速回転制御処理については、後述する。
ステップ109において、定常回転制御に移行するとともに、各インデックスセンサー65によるインデックス62の検出を開始する。具体的には、各回転リール23が80rpmで定常回転するように各ステッピングモータ64の回転駆動を制御するとともに、各インデックスセンサー65によるインデックス62の検出を開始する。そして、ステップ110に進む。
ステップ110において、すべてのインデックスセンサー65がインデックス62を検出したか否かの判断が行われる。そして、すべてのインデックスセンサー65がインデックス62を検出したと判断した場合には、ステップ111に進む。いずれかのインデックスセンサー65がインデックス62を検出していないと判断した場合には、ステップ110に戻る。
ステップ111において、有している当選フラグに対応する停止テーブルが読み出される。そして、ステップ112に進む。
ステップ112において、ストップスイッチ54が操作されたか否かの判断が行われる。そして、ストップスイッチ54が操作されたと判断したときには、ステップ113に進む。ストップスイッチ54が操作されていないと判断したときには、ステップ112に戻る。
ステップ113において、ステップ111で読み出した停止テーブルを参照して、操作されたストップスイッチ54に対応する回転リール23の滑りコマ数を取得する。そして、ステップ114に進む。
ステップ114において、ステップ113で取得した滑りコマ数の図柄を通過させた後に最初に表示される停止基準位置に回転リールを停止させるように、ステッピングモータ64の停止制御を行う。そして、ステップ115に進む。
ステップ115において、すべてのステッピングモータ64が回転駆動を停止したか否かの判断が行われる。そして、すべてのステッピングモータ64が回転駆動を停止したと判断した場合には、ステップ116に進む。いずれかのステッピングモータ64が回転駆動していると判断した場合には、ステップ112に戻る。
ステップ116において、入賞判定処理が行われる。具体的には、複数の当選役のいずれに入賞か又は入賞なしかの判定が行われる。そして、ステップ117に進む。
ステップ117において、ステップ116の入賞判定結果が「特定の当選役(ベル当選役、スイカ当選役またはチェリー当選役)の入賞」であるか否かの判断が行われる。そして、入賞判定結果が「特定の当選役の入賞」であると判断した場合には、ステップ118に進む。入賞判定結果が「特定の当選役の入賞」でないと判断した場合には、ステップ119に進む。
ステップ118において、支払制御処理が行われる。具体的には、入賞判定結果が「ベル当選役の入賞」である場合には、10枚のメダルを支払う制御を行う。また、入賞判定結果が「スイカ当選役の入賞」である場合には、6枚のメダルを支払う制御を行う。また、入賞判定結果が「チェリー当選役の入賞」である場合には、2枚のメダルを支払う制御を行う。そして、ステップ119に進む。
ステップ119において、遊技移行処理が行われる。そして、ゲームを終了する。なお、遊技移行処理については、後述する。
次に、当選抽選処理について、図10に示したフローチャートを用いて説明する。
ステップ201において、抽出乱数データが取得される。具体的には、乱数発生手段131により発生される乱数から1つの数値が抽出され、抽出乱数データとされる。そして、ステップ202に進む。
ステップ202において、スロットマシンSの遊技の設定値や遊技状態などに応じて当選判定テーブルが読み出される。そして、ステップ203に進む。
ステップ203において、当選判定処理が行われる。具体的には、ステップ201で抽出された抽出乱数データが、ステップ202で読み出された当選判定テーブルと対比される。当該抽出乱数データがいずれかの当選領域に属する場合には当該当選領域に対応する当選を決定し、当該抽出乱数データがいずれの当選領域にも属さない場合には、「ハズレ」の決定をする。そして、ステップ204に進む。
ステップ204において、ステップ203の判定結果に応じた当選フラグが設定される。そして、当選抽選処理を終了する。
次に、報知演出実行決定処理について、図11に示したフローチャートを用いて説明する。
ステップ301において、遊技制御装置100のRAMの所定領域に「スイカ当選フラグ」を有するか否かを判定する。そして、「スイカ当選フラグ」を有すると判定した場合には、ステップ302に進む。「スイカ当選フラグ」を有さないと判定した場合には、ステップ306に進む。
ステップ302において、報知演出実行抽選が行われる。つまり、演出装置8の報知演出を行うか否かの抽選を行う。そして、ステップ303に進む。
ステップ303において、報知演出実行抽選で当選したか否かの判断が行われる。そして、報知演出実行抽選で当選したと判断した場合には、ステップ304に進む。報知演出実行抽選でハズレたと判断した場合には、報知演出実行決定処理を終了する。
ステップ304において、「スイカ報知決定信号」が遊技制御装置100から演出制御装置300へ送信される。そして、ステップ305に進む。
ステップ305において、遊技制御装置100のRAMの所定領域に「スイカ報知決定フラグ」が設定される。そして、報知演出実行決定処理を終了する。
ステップ306において、遊技制御装置100のRAMの所定領域に「チェリー当選フラグ」を有するか否かを判定する。そして、「チェリー当選フラグ」を有すると判定した場合には、ステップ307に進む。「チェリー当選フラグ」を有さないと判定した場合には、ステップ311に進む。
ステップ307において、報知演出実行抽選が行われる。つまり、演出装置8の報知演出を行うか否かの抽選を行う。そして、ステップ308に進む。
ステップ308において、報知演出実行抽選で当選したか否かの判断が行われる。そして、報知演出実行抽選で当選したと判断した場合には、ステップ309に進む。報知演出実行抽選でハズレたと判断した場合には、報知演出実行決定処理を終了する。
ステップ309において、「チェリー報知決定信号」が遊技制御装置100から演出制御装置300へ送信される。そして、ステップ310に進む。
ステップ310において、遊技制御装置100のRAMの所定領域に「チェリー報知決定フラグ」が設定される。そして、報知演出実行決定処理を終了する。
ステップ311において、遊技制御装置100のRAMの所定領域に「赤セブン当選フラグ」を有するか否かを判定する。そして、「赤セブン当選フラグ」を有すると判定した場合には、ステップ312に進む。「赤セブン当選フラグ」を有さないと判定した場合には、ステップ317に進む。
ステップ312において、遊技制御装置100のRAMの所定領域に「赤セブン報知済フラグ」を有するか否かを判定する。そして、「赤セブン報知済フラグ」を有さないと判定した場合には、ステップ313に進む。「赤セブン報知済フラグ」を有すると判定した場合には、報知演出実行決定処理を終了する。
ステップ313において、報知演出実行抽選が行われる。つまり、演出装置8の報知演出を行うか否かの抽選を行う。そして、ステップ314に進む。
ステップ314において、報知演出実行抽選で当選したか否かの判断が行われる。そして、報知演出実行抽選で当選したと判断した場合には、ステップ315に進む。報知演出実行抽選でハズレたと判断した場合には、報知演出実行決定処理を終了する。
ステップ315において、「赤セブン報知決定信号」が遊技制御装置100から演出制御装置300へ送信される。そして、ステップ316に進む。
ステップ316において、遊技制御装置100のRAMの所定領域に「赤セブン報知決定フラグ」が設定される。そして、報知演出実行決定処理を終了する。
ステップ317において、遊技制御装置100のRAMの所定領域に「BAR当選フラグ」を有するか否かを判定する。そして、「BAR当選フラグ」を有すると判定した場合には、ステップ318に進む。「BAR当選フラグ」を有さないと判定した場合には、報知演出実行決定処理を終了する。
ステップ318において、遊技制御装置100のRAMの所定領域に「BAR報知済フラグ」を有するか否かを判定する。そして、「BAR報知済フラグ」を有さないと判定した場合には、ステップ319に進む。「BAR報知済フラグ」を有すると判定した場合には、報知演出実行決定処理を終了する。
ステップ319において、報知演出実行抽選が行われる。つまり、演出装置8の報知演出を行うか否かの抽選を行う。そして、ステップ320に進む。
ステップ320において、報知演出実行抽選で当選したか否かの判断が行われる。そして、報知演出実行抽選で当選したと判断した場合には、ステップ321に進む。報知演出実行抽選でハズレたと判断した場合には、報知演出実行決定処理を終了する。
ステップ321において、「BAR報知決定信号」が遊技制御装置100から演出制御装置300へ送信される。そして、ステップ322に進む。
ステップ322において、遊技制御装置100のRAMの所定領域に「BAR報知決定フラグ」が設定される。そして、報知演出実行決定処理を終了する。
次に、加速回転制御処理について、図12に示したフローチャートを用いて説明する。
ステップ401において、遊技制御装置100のRAMの所定領域に「スイカ報知決定フラグ」を有するか否かを判定する。そして、「スイカ報知決定フラグ」を有さないと判定した場合には、ステップ402に進む。「スイカ報知決定フラグ」を有すると判定した場合には、ステップ403に進む。
ステップ402において、遊技制御装置100のRAMの所定領域に「チェリー報知決定フラグ」を有するか否かを判定する。そして、「チェリー報知決定フラグ」を有すると判定した場合には、ステップ403に進む。「チェリー報知決定フラグ」を有さないと判定した場合には、ステップ404に進む。
ステップ403において、各ステッピングモータ64の回転駆動を「急加速モード」で開始する。これにより、各回転リール23が回転を開始するとともに、171.12ミリ秒かけて80rpmまで加速する。そして、加速回転制御処理を終了する。
ステップ404において、遊技制御装置100のRAMの所定領域に「赤セブン報知決定フラグ」を有するか否かを判定する。そして、「赤セブン報知決定フラグ」を有さないと判定した場合には、ステップ405に進む。「赤セブン報知決定フラグ」を有すると判定した場合には、ステップ406に進む。
ステップ405において、遊技制御装置100のRAMの所定領域に「BAR報知決定フラグ」を有するか否かを判定する。そして、「BAR報知決定フラグ」を有すると判定した場合には、ステップ406に進む。「BAR報知決定フラグ」を有さないと判定した場合には、ステップ407に進む。
ステップ406において、各ステッピングモータ64の回転駆動を「緩加速モード」で開始する。これにより、各回転リール23が回転を開始するとともに、659.184ミリ秒かけて80rpmまで加速する。そして、加速回転制御処理を終了する。
ステップ407において、各ステッピングモータ64の回転駆動を「通常加速モード」で開始する。これにより、各回転リール23が回転を開始するとともに、418.128ミリ秒かけて80rpmまで加速する。そして、加速回転制御処理を終了する。
次に、遊技移行処理について、図13に示したフローチャートを用いて説明する。
ステップ501において、BB中であるか否かの判断が行われる。BB中であると判断した場合には、ステップ502に進む。BB中でないと判断した場合には、ステップ504に進む。
ステップ502において、BB中に465枚を超えるメダルが支払われたか否かの判断が行われる。そして、BB中に465枚を超えるメダルが支払われたと判断した場合には、ステップ503に進む。BB中に465枚を超えるメダルが支払われていないと判断した場合には、遊技移行処理を終了する。
ステップ503において、BBを終了して、通常遊技に移行する。そして、遊技移行処理を終了する。
ステップ504において、RB中であるか否かの判断が行われる。RB中であると判断した場合には、ステップ505に進む。RB中でないと判断した場合には、ステップ507に進む。
ステップ505において、RB中に140枚を超えるメダルが支払われたか否かの判断が行われる。そして、RB中に140枚を超えるメダルが支払われたと判断した場合には、ステップ506に進む。RB中に140枚を超えるメダルが支払われていないと判断した場合には、遊技移行処理を終了する。
ステップ506において、RBを終了して、通常遊技に移行する。そして、遊技移行処理を終了する。
ステップ507において、ステップ116の入賞判定結果が「赤セブン当選役の入賞」であるか否かの判断が行われる。そして、入賞判定結果が「赤セブン当選役の入賞」であると判断した場合には、ステップ508に進む。入賞判定結果が「赤セブン当選役の入賞」でないと判断した場合には、ステップ511に進む。
ステップ508において、通常遊技からBBに移行する。そして、ステップ509に進む。
ステップ509において、遊技制御装置100のRAMの所定領域に「赤セブン報知済フラグ」を有するか否かを判定する。そして、「赤セブン報知済フラグ」を有すると判定した場合には、ステップ510に進む。「赤セブン報知済フラグ」を有さないと判定した場合には、遊技移行処理を終了する。
ステップ510において、遊技制御装置100のRAMの所定領域に設定された「赤セブン報知済フラグ」を消去する。そして、遊技移行処理を終了する。
ステップ511において、遊技制御装置100のRAMの所定領域に「赤セブン報知決定フラグ」を有するか否かを判定する。そして、「赤セブン報知決定フラグ」を有すると判定した場合には、ステップ512に進む。「赤セブン報知決定フラグ」を有さないと判定した場合には、ステップ513に進む。
ステップ512において、遊技制御装置100のRAMの所定領域に「赤セブン報知済フラグ」を設定する。そして、遊技移行処理を終了する。
ステップ513において、ステップ116の入賞判定結果が「BAR当選役の入賞」であるか否かの判断が行われる。そして、入賞判定結果が「BAR当選役の入賞」であると判断した場合には、ステップ514に進む。入賞判定結果が「BAR当選役の入賞」でないと判断した場合には、ステップ517に進む。
ステップ514において、通常遊技からRBに移行する。そして、ステップ515に進む。
ステップ515において、遊技制御装置100のRAMの所定領域に「BAR報知済フラグ」を有するか否かを判定する。そして、「BAR報知済フラグ」を有すると判定した場合には、ステップ516に進む。「BAR報知済フラグ」を有さないと判定した場合には、遊技移行処理を終了する。
ステップ516において、遊技制御装置100のRAMの所定領域に設定された「BAR報知済フラグ」を消去する。そして、遊技移行処理を終了する。
ステップ517において、遊技制御装置100のRAMの所定領域に「BAR報知決定フラグ」を有するか否かを判定する。そして、「BAR報知決定フラグ」を有すると判定した場合には、ステップ518に進む。「BAR報知決定フラグ」を有さないと判定した場合には、遊技移行処理を終了する。
ステップ518において、遊技制御装置100のRAMの所定領域に「BAR報知済フラグ」を設定する。そして、遊技移行処理を終了する。
以上のように、本実施の形態によれば、加速回転制御手段230は、当選抽選手段130の抽選で「報知対象当選役」に当選しなかったとき、または、当選抽選手段130の抽選で「報知対象当選役」に当選した場合において各回転リール23の回転が80rpmまで加速しても演出装置8の報知演出を行わない予定のときには、「通常加速モード」で各ステッピングモータ64の回転駆動を制御する。
換言すると、各回転リール23は、当選抽選手段130の抽選で「報知対象当選役」に当選しなかったとき、または、当選抽選手段130の抽選で「報知対象当選役」に当選した場合において各回転リール23の回転が80rpmまで加速しても演出装置8の報知演出を行わない予定のときには、回転を開始してから418.128ミリ秒かけて80rpmまで加速される。
また、加速回転制御手段230は、当選抽選手段130の抽選で「報知対象当選役(スイカ当選役またはチェリー当選役)」に当選した場合において、各回転リール23の回転が80rpmまで加速したことを契機に演出装置8の報知演出を行う予定のときには、「急加速モード」で各ステッピングモータ64の回転駆動を制御する。
換言すると、各回転リール23は、当選抽選手段130の抽選で「報知対象当選役(スイカ当選役またはチェリー当選役)」に当選した場合において、各回転リール23の回転が一定の回転速度まで加速したことを契機に演出装置8の報知演出を行う予定のときには、回転を開始してから171.12ミリ秒かけて通常加速モードよりも急激に80rpmまで加速される。これにより、回転リール23に注目していた遊技者が、停止制御手段160によるステッピングモータ64の停止制御が可能になる前に、演出装置8の報知演出が行われることに気付き、これに心を留めて遊技を行うようになるので、報知演出の見過ごしや聞き流しにより当選役の入賞を逃すことを防止できる。
また、加速回転制御手段230は、当選抽選手段130の抽選で「報知対象当選役(赤セブン当選役またはBAR当選役)」に当選した場合において、各回転リール23の回転が80rpmまで加速したことを契機に演出装置8の報知演出を行う予定のときには、「緩加速モード」で各ステッピングモータ64の回転駆動を制御する。
換言すると、各回転リール23は、当選抽選手段130の抽選で「報知対象当選役(赤セブン当選役またはBAR当選役)」に当選した場合において、各回転リール23の回転が一定の回転速度まで加速したことを契機に演出装置8の報知演出を行う予定のときには、回転を開始してから659.184ミリ秒かけて通常加速モードよりも緩やかに80rpmまで加速される。これにより、回転リール23に注目していた遊技者が、停止制御手段160によるステッピングモータ64の停止制御が可能になる前に、演出装置8の報知演出が行われることに気付き、これに心を留めて遊技を行うようになるので、報知演出の見過ごしや聞き流しにより当選役の入賞を逃すことを防止できる。
また、「急加速モード」での各ステッピングモータ64の回転駆動の制御は、「スイカ当選役」または「チェリー当選役」に当選した場合にのみ行われ、「緩加速モード」での各ステッピングモータ64の回転駆動の制御は、「赤セブン当選役」または「BAR当選役」に当選した場合にのみ行われる。これにより、遊技者が、回転リール23ばかりに注目して演出装置8の報知演出を見過ごしたり聞き流したりしても、当選抽選手段130の抽選で当選した「報知対象当選役」を回転リール23の加速の様子から推測することができるため、当選役の入賞を逃すことを防止することができる。
ここで、演出装置8は、当選抽選手段130の抽選で「急加速モード」に対応した報知対象当選役に当選した場合と、当選抽選手段130の抽選で「緩加速モード」に対応した報知対象当選役に当選した場合とで、共通の報知演出を行うことができるようにしてもよい。
具体的には、例えば、当選抽選手段130の抽選で「スイカ当選役」または「赤セブン当選役」のいずれか一方に当選した場合に、「スイカ当選役」または「赤セブン当選役」のいずれか一方に当選した旨を示唆する画像を画像表示装置34に表示させるとともに、「スイカ当選役」または「赤セブン当選役」のいずれか一方に当選した旨を示唆する音声をスピーカ35に出力させる。そして、遊技者は、この報知演出と、回転リール23の加速の態様とに基づき、「スイカ当選役」または「赤セブン当選役」のいずれに当選したか推測することができる。
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲における変形や改良も含むものである。
例えば、上述した実施の形態では、メダルを用いて遊技を行うスロットマシンについて説明したが、パチンコ玉を用いて遊技を行うスロットマシンに本発明を適用することもできる。
また、上述した実施の形態では、加速回転制御手段230は、通常加速モード以外の加速モードを2つ備えているが、通常加速モード以外の加速モードを1つ備えてもよいし、3つ以上備えてもよい。
また、上述した実施の形態では、加速回転制御手段230は、当選抽選手段130の抽選で当選した「報知対象当選役」に応じて「急加速モード」または「緩加速モード」を選択するようになっているが、ランダムに「急加速モード」または「緩加速モード」を選択してもよいし、所定の順序で「急加速モード」または「緩加速モード」を選択してもよい。
また、上述した実施の形態では、加速回転制御手段230は、当選抽選手段130の抽選で「報知対象当選役」に当選した場合において、演出装置8の報知演出を行う予定のときには、通常加速モード以外の加速モードで各ステッピングモータ64の回転駆動を制御するようになっているが、少なくとも1個のステッピングモータ64の回転駆動を通常加速モード以外の加速モードで制御するとともに、残りのステッピングモータ64の回転駆動を通常加速モードで制御するようにしてもよい。
具体的には、例えば、加速回転制御手段230は、遊技制御装置100のRAMの所定領域に「チェリー報知決定フラグ」を有する場合には、左回転リール23Lのステッピングモータ64の回転駆動を「急加速モード」で制御し、中央回転リール23M及び右回転リール23Rのステッピングモータ64の回転駆動を「通常加速モード」で制御するようにしてもよい。
また、例えば、加速回転制御手段230は、遊技制御装置100のRAMの所定領域に「スイカ報知決定フラグ」を有する場合には、左回転リール23L及び中央回転リール23Mのステッピングモータ64の回転駆動を「急加速モード」で制御し、右回転リール23Rのステッピングモータ64の回転駆動を「通常加速モード」で制御するようにしてもよい。
また、例えば、加速回転制御手段230は、遊技制御装置100のRAMの所定領域に「赤セブン報知決定フラグ」を有する場合には、左回転リール23Lのステッピングモータ64の回転駆動を「緩加速モード」で制御し、中央回転リール23Mのステッピングモータ64の回転駆動を「通常加速モード」で制御し、右回転リール23Rのステッピングモータ64の回転駆動を「急加速モード」で制御するようにしてもよい。
また、例えば、加速回転制御手段230は、遊技制御装置100のRAMの所定領域に「BAR報知決定フラグ」を有する場合には、左回転リール23L及び右回転リール23Rのステッピングモータ64の回転駆動を「緩加速モード」で制御し、中央回転リール23Mのステッピングモータ64の回転駆動を「急加速モード」で制御するようにしてもよい。
また、上述した実施の形態では、演出装置8の報知演出は、当選抽選手段130の抽選で当選役に当選した旨を示唆するものであるが、例えば、当選役が入賞するような各ストップスイッチ54の操作順序を示唆するものであってもよい。
具体的には、当選抽選手段130の抽選結果には、「左ストップスイッチ54L・中央ストップスイッチ54M・右ストップスイッチ54R」の6種類の操作順序について、正しい順序で操作すると「ベル当選役の入賞」となるように停止制御手段160の停止制御が行われるが、誤った順序で各ストップスイッチ54を操作すると「入賞なし」となるように停止制御手段160の停止制御が行われるような「ベル当選」を、操作順序に応じて6種類設ける。そして、当選抽選130の抽選結果がいずれか1つの「ベル当選」となった場合に、「ベル当選役の入賞」となる各ストップスイッチ54の操作順序を示唆する画像を画像表示装置34に表示させるとともに、「ベル当選役の入賞」となる各ストップスイッチ54の操作順序を示唆する音声をスピーカ35に出力させるようにしてもよい。
また、上述した実施の形態では、各回転リール23の回転が加速回転制御手段230により一定の回転速度まで加速したことを契機に、演出装置8の報知演出を行うようになっているが、各回転リール23の回転が加速回転制御手段230により一定の回転速度まで加速する前に、演出装置8の報知演出を行うようにしてもよい。
具体的には、例えば、当選抽選手段130の抽選で「報知対象当選役」に当選した場合において、演出装置8の報知演出を行うことが報知演出実行決定手段140により決定されたことを契機に、演出装置8の当該報知対象当選役に関する報知演出を開始させるとともに、各ステッピングモータ64の回転駆動を開始させるようにしてもよい。
さらに、上述した実施の形態では、各回転リール23の回転が加速回転制御手段230により一定の回転速度まで加速して、すべてのインデックスセンサー65がインデックス62を検出したことを契機に、停止制御手段160によるステッピングモータ64の停止制御が可能になるが、各回転リール23の回転が加速回転制御手段230により一定の回転速度まで加速した以後、当選抽選手段130の抽選結果や演出装置8の報知演出に応じた所定時間が経過したことを契機に、停止制御手段160によるステッピングモータ64の停止制御が可能になるようにしてもよい。
本発明の実施の形態に係るスロットマシンを示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係るスロットマシンにおいて前扉を取り外した状態を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係るスロットマシンにおける図柄表示窓及び有効ラインを示す正面図である。 本発明の実施の形態に係るスロットマシンにおいて各回転リールのリールテープの一部を展開して示す展開図である。 本発明の実施の形態に係るスロットマシンにおけるリールユニットの一部の分解斜視図である。 本発明の実施の形態に係るスロットマシンにおけるリールユニットの一部の部分横断面図である。 本発明の実施の形態に係るスロットマシンにおける制御装置の入力、制御及び出力の概略を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係るスロットマシンにおける通常加速モード、急加速モード及び緩加速モードを説明するための説明図である。 本発明の実施の形態に係るスロットマシンの動作の概略を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係るスロットマシンにおける当選抽選処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係るスロットマシンにおける報知演出実行決定処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係るスロットマシンにおける加速回転制御処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係るスロットマシンにおける遊技移行処理を示すフローチャートである。
符号の説明
S スロットマシン 1 筐体
2 交換ユニット 3 前扉
4 電源ユニット 5 払い出し装置
6 メダルセレクター 7 投入センサー
8 演出装置
10 制御装置 11 正面開口部
12 中板 13 開口上部
14 開口下部 15 底板
16A 右側板 16B 左側板
17 天板 18 筐体側蝶番
21 枠体 22 リールユニット
23 回転リール 24 基板ユニット
25 枠体側蝶番 28 リールテープ
30 上扉 31 図柄表示窓
32 数値表示部 33 ランプ
34 画像表示装置 35 スピーカ
36 上扉側蝶番 37 有効ライン
40 下扉 41 メダル払い出し口
42 メダル投入口 43 メダル受け皿
44 メダル排出部 46 下扉側蝶番
50 操作部 51 ベットスイッチ
52 精算スイッチ 53 スタートスイッチ
54 ストップスイッチ
61 回転ドラム 62 インデックス
63 支持板 64 ステッピングモータ
65 インデックスセンサー 66 駆動モータ
100 遊技制御装置 110 通常遊技制御装置
120 特別遊技制御手段 121 BB制御手段
122 RB制御手段 130 当選抽選手段
131 乱数発生手段 132 乱数抽出手段
133 当選判定テーブル記憶手段 134 当選判定テーブル選択手段
135 当選判定手段 136 当選フラグ設定手段
140 報知演出実行決定手段 150 回転位置判断手段
160 停止制御手段 161 停止テーブル記憶手段
162 停止テーブル選択手段 163 回転リール停止手段
170 入賞判定手段 180 ベット数記憶手段
190 クレジット数記憶手段 200 遊技状態更新手段
210 支払制御手段 211 支払数カウント手段
212 クレジット数増加手段 213 払い出し制御手段
220 リプレイ入賞ベット手段 230 加速回転制御手段
240 定常回転制御手段
300 演出制御装置 310 画像データ記憶手段
320 画像表示制御手段 330 音声データ記憶手段
340 音声出力制御手段 350 ランプ点滅制御手段

Claims (2)

  1. 表面に複数の図柄が付された複数個の回転リールと、
    各回転リールに対応して設けられ、対応する回転リールを回転駆動するための駆動モータと、
    各駆動モータの回転駆動を開始させるためのスタートスイッチと、
    各回転リールに対応して設けられ、各回転リールに対応する駆動モータの回転駆動を停止させるためのストップスイッチと、
    遊技を演出する演出装置と、
    スタートスイッチの操作を契機に、複数の当選役のいずれに当選か又はハズレかの抽選を行うための当選抽選手段と、
    スタートスイッチの操作を契機に、各回転リールが回転を開始して一定の回転速度まで加速するように各駆動モータの回転駆動を制御する加速回転制御手段と、
    一定の回転速度まで加速した各回転リールが定常回転するように各駆動モータの回転駆動を制御する定常回転制御手段と、
    ストップスイッチの操作を契機に、当選抽選手段の抽選結果及び回転リールの回転位置に基づいて、当該ストップスイッチに対応する駆動モータの停止制御を行うための停止制御手段とを備え、
    各回転リールの回転が加速回転制御手段により一定の回転速度まで加速したことを契機に、停止制御手段による駆動モータの停止制御が可能になるスロットマシンであって、
    演出装置は、
    当選抽選手段の抽選で特定の当選役に当選した旨を報知する演出(以下「報知演出」という)を行うことができ、
    加速回転制御手段は、
    各回転リールが回転を開始してから一定の回転速度に達するまでの時間がそれぞれ異なる複数の加速モードを備え、
    当選抽選手段の抽選で特定の当選役に当選しなかった場合には、特定の加速モード(以下「通常加速モード」という)で各駆動モータの回転駆動を制御し、
    当選抽選手段の抽選で特定の当選役に当選した場合において、演出装置の報知演出を行う予定のときには、通常加速モード以外の加速モードで各駆動モータの回転駆動を制御するが、演出装置の報知演出を行わない予定のときには、通常加速モードで各駆動モータの回転駆動を制御する
    ことを特徴とするスロットマシン。
  2. 演出装置は、各回転リールの回転が加速回転制御手段により一定の回転速度まで加速したことを契機に、報知演出を行い、
    加速回転制御手段は、当選抽選手段の抽選で特定の当選役に当選した場合において、各回転リールの回転が一定の回転速度まで加速したことを契機に演出装置の報知演出を行う予定のときには、通常加速モード以外の加速モードで各駆動モータの回転駆動を制御するが、各回転リールの回転が一定の回転速度まで加速しても演出装置の報知演出を行わない予定のときには、通常加速モードで各駆動モータの回転駆動を制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載のスロットマシン。
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