JP2009260156A - リング状マグネット部材及びその製造方法 - Google Patents

リング状マグネット部材及びその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2009260156A
JP2009260156A JP2008109739A JP2008109739A JP2009260156A JP 2009260156 A JP2009260156 A JP 2009260156A JP 2008109739 A JP2008109739 A JP 2008109739A JP 2008109739 A JP2008109739 A JP 2008109739A JP 2009260156 A JP2009260156 A JP 2009260156A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ring
base material
magnetized
magnet
poles
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008109739A
Other languages
English (en)
Inventor
Kotaro Takebe
浩太郎 武部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Business Technologies Inc
Original Assignee
Konica Minolta Business Technologies Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Business Technologies Inc filed Critical Konica Minolta Business Technologies Inc
Priority to JP2008109739A priority Critical patent/JP2009260156A/ja
Publication of JP2009260156A publication Critical patent/JP2009260156A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Manufacturing Cores, Coils, And Magnets (AREA)
  • Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)

Abstract

【課題】 リング状になったマグネット基材の周方向にN極とS極とが交互に着磁された着磁面が形成されたリング状マグネット部材において、上記のN極とS極及びその境界部分において磁力に乱れが生じるのを防止する。
【解決手段】 ピンゲート12aから型11,12内にマグネット材料が注入されてリング状に成形されたマグネット基材20が平面着磁されて、マグネット基材の周方向にN極とS極とが交互に着磁された着磁面23が形成されたリング状マグネット部材において、上記の着磁面をピンゲートに対応したピンゲート箇所21の反対面側に形成すると共に、ピンゲート箇所及び成形時にマグネット材料相互が接触する境界のウェルド部22が、上記のN極とS極との境界位置に存在しないようにした。
【選択図】 図3

Description

本発明は、各種のモータ等に組み込まれて使用されるリング状マグネット部材及びその製造方法に係り、特に、リング状に成形されたマグネット基材を平面着磁させて、このマグネット基材の周方向にN極とS極とが交互に着磁された着磁面を形成したリング状マグネット部材において、上記のN極とS極及びその境界部分における磁力に乱れが生じるのを防止するようにした点に特徴を有するものである。
従来から、各種のモータ等において、リング状に成形されたマグネット基材を平面着磁させて、このマグネット基材の周方向にN極とS極とが交互に着磁された着磁面を形成したリング状マグネット部材が使用されている。
そして、このようなリング状マグネット部材を製造するにあたっては、特許文献1等に示されるように、磁性粉末と樹脂バインダー等が混練されたマグネット材料を、リング状になった凹部を有する型内に、スポット状になったピンゲートや、この型の凹部の内周又は外周に沿って設けられたフィルムゲートを通して注入して、リング状になったマグネット基材を成形し、このマグネット基材を平面着磁させて、マグネット基材の周方向にN極とS極とが交互に着磁された着磁面を形成することが行われている。
ここで、スポット状になったピンゲートを通してマグネット材料を、型内のリング状になった凹部に注入して、リング状になったマグネット基材を成形した場合、バリの発生が少なくなるが、リング状に成形されたマグネット基材に、ピンゲートに対応したピンゲート箇所や、ピンゲートを通して注入されたマグネット材料相互が接触する境界箇所にウェルド部が形成されるようになる。
そして、このように成形したリング状のマグネット基材を平面着磁させて、マグネット基材の周方向にN極とS極とが交互に着磁された着磁面を形成するようにした場合、上記のピンゲート箇所やウェルド部の部分において着磁に乱れが生じ、このリング状マグネット部材を各種のモータ等に利用した場合、ピンゲート箇所やウェルド部の部分における着磁に乱れによって回転むら等が発生するという問題があった。
一方、型の凹部の内周又は外周に沿って設けられたフィルムゲートを通してマグネット材料を型内のリング状になった凹部に注入して、リング状になったマグネット基材を成形した場合、上記のようなピンゲート箇所やウェルド部の発生が防止されるが、上記のように成形されたマグネット基材の内周又は外周全体にバリが発生し、このようなバリを除去する作業が非常に面倒で、生産性が大きく低下すると共に、バリ取りによって生じたカスがリング状マグネット部材に付着する等の問題があった。
特開平8−273958号公報
本発明は、リング状に成形されたマグネット基材を平面着磁させて、このマグネット基材の周方向にN極とS極とが交互に着磁された着磁面が形成されたリング状マグネット部材を得る場合における上記のような様々な問題を解決することを課題とするものである。
そして、本発明においては、ピンゲートから型内にマグネット材料を注入させてリング状のマグネット基材を成形し、このリング状のマグネット基材を平面着磁させて、その周方向にN極とS極とが交互に着磁された着磁面を形成したリング状マグネット部材において、ピンゲート箇所やウェルド部の部分において着磁に乱れが生じたとしても、上記のN極とS極及びその境界部分における磁力に乱れが生じるのを防止し、このリング状マグネット部材を利用した各種のモータ等において回転むら等が発生するのを防止することを課題とするものである。
本発明におけるリング状マグネット部材においては、上記のような課題を解決するため、ピンゲートから型内にマグネット材料が注入されてリング状に成形されたマグネット基材が平面着磁されて、このマグネット基材の周方向にN極とS極とが交互に着磁された着磁面が形成されてなるリング状マグネット部材において、上記の着磁面を上記のピンゲートに対応したピンゲート箇所の反対面側に形成すると共に、上記のピンゲート箇所及び成形時にマグネット材料相互が接触する境界のウェルド部が、上記のN極とS極との境界位置に存在しないようにした。
また、本発明におけるリング状マグネット部材の製造方法においては、上記のような課題を解決するため、ピンゲートから型内にマグネット材料を注入させてリング状のマグネット基材を成形する工程と、このマグネット基材を平面着磁させて上記のピンゲートに対応したピンゲート箇所の反対面側に周方向にN極とS極とが交互に着磁された着磁面を形成する工程とを行うようにし、上記のマグネット基材を平面着磁させる工程において、マグネット基材におけるピンゲート箇所及びマグネット基材の成形時にマグネット材料相互が接触する境界のウェルド部が、上記の着磁面におけるN極とS極との境界に位置にしないようにして着磁させるようにした。
本発明におけるリング状マグネット部材においては、ピンゲートから型内にマグネット材料を注入させてリング状になったマグネット基材を成形し、このリング状になったマグネット基材を平面着磁させて、このマグネット基材の周方向にN極とS極とが交互に着磁された着磁面を形成するにあたり、上記の着磁面を上記のピンゲートに対応したピンゲート箇所の反対面側に形成するようにしたため、このピンゲート箇所における着磁乱れの影響が着磁面におけるN極とS極に現れるのが防止される。
また、本発明においては、上記のマグネット基材を平面着磁させるにあたり、マグネット基材における上記のピンゲート箇所及びマグネット基材の成形時にマグネット材料相互が接触する境界のウェルド部が、上記の着磁面におけるN極とS極との境界に位置にしないようにしたため、ピンゲート箇所やウェルド部の部分において着磁に乱れが生じたとしても、着磁面におけるN極とS極との境界部分における磁力が乱れるということがない。
この結果、このリング状マグネット部材の着磁面におけるN極とS極における磁力の乱れが少なくなると共に、上記のN極とS極との境界部分における磁力の乱れも抑制されて、N極とS極との極間のピッチが変動するということもなく、このリング状マグネット部材を各種のモータ等に利用した場合に、回転むら等が発生するのが防止されるようになる。
次に、この発明の実施形態に係るリング状マグネット部材及びその製造方法を添付図面に基づいて具体的に説明する。なお、本発明に係るリング状マグネット部材及びその製造方法は、下記の実施形態に示したものに限定されず、その要旨を変更しない範囲において適宜変更して実施できるものである。
この実施形態おいては、図1に示すように、リング状になった凹部11aが形成された下型11と、磁性材料と樹脂バインダー等が混練されたマグネット材料を上記のリング状になった凹部11aに導く供給路12aが形成された分割可能な上型12とを用いるようにしている。
そして、上記の上型12における供給路12aを2つに分岐させ、分岐された各供給路12aの先端におけるピンゲート12bを上記の下型11に形成された凹部11a内に突出させ、上記のマグネット材料をこの2つのピンゲート12bを通して下型11に形成された凹部11a内に注入させて、リング状になったマグネット基材20を成形するようにしている。
ここで、このようにしてリング状になったマグネット基材20を成形した場合、図2に示すように、このリング状になったマグネット基材20の片面に上記の各ピンゲート12bに対応した2つのピンゲート箇所21が凹んだ状態になると共に、上記の各ピンゲート12bから注入されたマグネット材料相互が接触する境界のウェルド部22が、上記の2つのピンゲート箇所21の中間部分に形成されるようになる。
そして、この実施形態においては、上記のマグネット基材20を着磁ヨーク等の着磁装置によって平面着磁させて、N極とS極とが交互に着磁された着磁面23を有するリング状マグネット部材を得るにあたり、図3に示すように、この着磁面23が上記のピンゲート箇所21と反対側の面に位置すると共に、上記のピンゲート箇所21及びウェルド部22が、この着磁面23におけるN極とS極との境界位置に存在しないようにして着磁させるようにした。
ここで、このようにしてマグネット基材20を平面着磁させた実施形態のリング状マグネット部材において、その着磁面23の周方向の角度と、着磁面23における磁束密度との関係を調べ、その結果を図4に示した。
この結果、上記のように着磁面23を上記のピンゲート箇所21の反対側の面に形成すると、ピンゲート箇所21における着磁乱れの影響が着磁面23におけるN極とS極に現れるのが防止され、N極とS極とにおける磁束密度は一定した状態になっていた。
また、上記のようにピンゲート箇所21及びウェルド部22が着磁面23におけるN極とS極との境界位置に存在しないようにしたため、N極とS極との境界における磁束密度の変化が直線状になっており、着磁面23におけるN極とS極との境界部分における磁力が乱れて、N極とS極との極間のピッチが変動するということもなかった。
このため、この実施形態のリング状マグネット部材を各種のモータ等に利用した場合に回転むら等が発生するのが防止されるようになった。
なお、この実施形態においては、マグネット材料を2つのピンゲート12bを通して下型11に形成された凹部11a内に注入させて、リング状になったマグネット基材20を成形するようにしたが、ピンゲート12bの数を1つにしたり、さらに多くしたりすることも可能である。
そして、このようにした場合においても、マグネット基材20を平面着磁させるにあたり、上記のように着磁面23がピンゲート箇所21と反対側の面になるようにすると共に、ピンゲート箇所21及びウェルド部22が、着磁面23におけるN極とS極との境界位置に存在しないようにすることにより、同様の効果を有するリング状マグネット部材が得られる。
本発明の実施形態に係るリング状マグネット部材を製造するにあたり、ピンゲートから型内にマグネット材料を注入させてリング状になったマグネット基材を成形する状態を示した断面説明図である。 同実施形態において、上記のようにして製造したマグネット基材の状態を示した概略平面図である。 同実施形態に係るリング状マグネット部材において、ピンゲート箇所と反対側の面に着磁面を形成し、ピンゲート箇所及びウェルド部が着磁面におけるN極とS極との境界位置に存在しないようにしてマグネット基材を平面着磁させた状態を示した概略平面図である。 同実施形態に係るリング状マグネット部材の着磁面における磁束密度の変化を示した説明図である。
符号の説明
11 下型
11a 凹部
12 上型
12a 供給路
12b ピンゲート
20 マグネット基材
21 ピンゲート箇所
22 ウェルド部
23 着磁面

Claims (2)

  1. ピンゲートから型内にマグネット材料が注入されてリング状に成形されたマグネット基材が平面着磁されて、このマグネット基材の周方向にN極とS極とが交互に着磁された着磁面が形成されてなるリング状マグネット部材において、上記の着磁面が上記のピンゲートに対応したピンゲート箇所の反対面側に形成されると共に、上記のピンゲート箇所及び成形時にマグネット材料相互が接触する境界のウェルド部が、上記のN極とS極との境界位置に存在していないことを特徴とするリング状マグネット部材。
  2. ピンゲートから型内にマグネット材料を注入させてリング状のマグネット基材を成形する工程と、このマグネット基材を平面着磁させて上記のピンゲートに対応したピンゲート箇所の反対面側に周方向にN極とS極とが交互に着磁された着磁面を形成する工程とを有し、上記のマグネット基材を平面着磁させる工程において、マグネット基材におけるピンゲート箇所及びマグネット基材の成形時にマグネット材料相互が接触する境界のウェルド部が、上記の着磁面におけるN極とS極との境界に位置にしないようにして着磁させたことを特徴とするリング状マグネット部材の製造方法。
JP2008109739A 2008-04-21 2008-04-21 リング状マグネット部材及びその製造方法 Pending JP2009260156A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008109739A JP2009260156A (ja) 2008-04-21 2008-04-21 リング状マグネット部材及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008109739A JP2009260156A (ja) 2008-04-21 2008-04-21 リング状マグネット部材及びその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009260156A true JP2009260156A (ja) 2009-11-05

Family

ID=41387187

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008109739A Pending JP2009260156A (ja) 2008-04-21 2008-04-21 リング状マグネット部材及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009260156A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103123844A (zh) * 2012-12-13 2013-05-29 同济大学 一种区域磁场强度增强组合永磁体
JP2016111738A (ja) * 2014-12-02 2016-06-20 株式会社マキタ 電動作業機、ボンド磁石およびモータ
CN110189884A (zh) * 2019-06-04 2019-08-30 浙江英洛华磁业有限公司 一种平面微小极距多极充磁方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103123844A (zh) * 2012-12-13 2013-05-29 同济大学 一种区域磁场强度增强组合永磁体
JP2016111738A (ja) * 2014-12-02 2016-06-20 株式会社マキタ 電動作業機、ボンド磁石およびモータ
CN110189884A (zh) * 2019-06-04 2019-08-30 浙江英洛华磁业有限公司 一种平面微小极距多极充磁方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10116193B2 (en) Interior permanent magnet rotor and method and apparatus for manufacturing the same
US10804776B2 (en) Bonded-magnet injection molding device and bonded-magnet injection molding method
US9812239B2 (en) Core manufacturing device
JP2017005854A (ja) ロータ、モータ、およびロータの製造方法
JP2014239586A5 (ja)
JP2009260156A (ja) リング状マグネット部材及びその製造方法
JP5965249B2 (ja) ロータの成形方法および成形金型
JP6599875B2 (ja) 同期電動機
JP2012013047A (ja) 燃料噴射弁の燃料供給口用フィルタ
JP6729872B2 (ja) 環状磁石の製造装置及び環状磁石の製造方法
JP2010283119A (ja) リアクトル
JP5900836B2 (ja) ローターの製造方法
JP2010162782A (ja) 長尺成形品用金型
JP6906285B2 (ja) 磁気エンコーダの着磁装置および着磁方法
JP2019146303A (ja) ロータの製造装置、ロータの製造方法及びロータ
JP6503540B2 (ja) Ipmモータ及びそのコギングトルクの抑制方法
JP2017168707A (ja) 磁気エンコーダの着磁装置および着磁方法
JP2016103558A (ja) 磁気エンコーダの着磁装置
EP3418024B1 (en) Bearing cage and manufacturing method therefor
JP5471170B2 (ja) 長尺成形品用金型および長尺成形品の製造方法
JP2009211776A (ja) ハードディスクキャリッジ及びハードディスクキャリッジの製造方法
JP6269195B2 (ja) 回転子の製造方法
JP2004007998A (ja) マグネットロータ
JP2015119554A (ja) 着磁装置
JP2010162781A (ja) 長尺成形品