JP2004007998A - マグネットロータ - Google Patents

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Giichi Ukai
鵜飼 義一
Takayuki Hanaki
花木 隆行
Kazuhiro Nakane
中根 和広
Yuji Nakahara
中原 裕治
Taizo Iwami
石見 泰造
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

【課題】 ウェルドラインによる磁気特性への影響を防止して、十分な磁気特性を得ることが可能なマグネットロータを提供する。
【解決手段】 周囲に磁芯と永久磁石とが交互に配設される金型内に複数の注入口を介して磁性部材の粉末およびバインダとしての樹脂が混合された成形材料を注入成形することにより注入口と同数の磁極11を形成し軸部材12と組み合わせて構成されるマグネットロータにおいて、各注入口を介してそれぞれ注入される成形材料同士の境界面に形成されるウェルドライン13の位置が各磁極11の境目とほぼ一致するように形成する。
【選択図】    図1

Description

 この発明は、周囲に複数の磁石が配設される金型内に、磁性粉が混入された成形材料を注入し、異方化することにより複数の磁極を形成して構成されるマグネットロータおよびその製造方法に関するものである。
 この種の従来のマグネットロータ10は、図5に示す如く周囲に磁芯1と永久磁石2とが非磁性環状部材3の周囲に交互に配設される金型4内に、軸部材5を立設させるとともにその周囲に複数の注入口(図示せず)を介して、磁性材の粉末およびバインダとしての樹脂が混入された成形材料6を注入して異方化することにより、図6に示すように軸部材5の周囲に複数の磁極7を形成して構成されている。なお、各磁極7内には図6中破線で示すように、各注入口からそれぞれ注入される成形材料6同士の境界面、すなわちウェルドライン8がそれぞれ形成されている(例えば、特許文献1)。
特開昭64−32611号公報(第2頁−第3頁、第1図)
 従来のマグネットロータ10は以上のように構成され、各磁極7内にウェルドライン8が形成されているので、図7に示すように、例えば注入口(図中X印の位置に設けられている)の数が4、磁極7の数が8で、且つウェルドライン8の位置が一部の磁極7(S極)の中心とほぼ一致するような条件を有するマグネットロータ10の外周磁束密度を測定した結果、図8に示すような特性を得た。
 しかしながら、図からも明らかなように波形の下限近傍において歪が現われており、これは磁極7(S極)のウェルドライン8が形成されている部分における異方化が、他の部分における異方化と比較して十分でないということが原因と考えられ、ウェルドライン8が磁極7内に存在することにより、マグネットロータ10の磁気特性にばらつきが生じ、十分な磁気特性を得ることができないという問題点があった。
 この発明は上記のような問題点を解消するためになされたもので、ウェルドラインによる磁気特性への影響を防止することにより異方性を向上させて十分な磁気特性を得ることが可能なマグネットロータを提供することを目的とするものである。
 この発明の請求項1に係るマグネットロータは、周囲に複数の磁石が配設される金型内に複数の注入口を介して磁性部材の粉末およびバインダとしての樹脂が混合された成形材料を注入成形することにより注入口と同数の磁極を形成し軸部材と組み合わせて構成されるマグネットロータにおいて、各注入口を介してそれぞれ注入される成形材料同士の境界面に形成されるすべてのウェルドラインの位置が各磁極の境目とほぼ一致するように上記境目のすべてに形成されているものである。
 この発明の請求項1によれば、上記構成により、ウェルドラインによる磁気特性への影響を防止して、十分な磁気特性を得ることが可能なマグネットロータを提供することができる。
実施の形態1.
 以下、この発明の実施の形態を図に基づいて説明する。図1はこの発明の実施の形態1におけるマグネットロータの構成を示す斜視図、図2は図1におけるマグネットロータの各磁極とウェルドラインとの位置関係を示す平面図、図3は図1におけるマグネットロータの外周磁束密度特性を示す波形図、図4はこの発明の実施の形態1におけるマグネットロータの図1とは異なる構成の各磁極とウェルドラインとの位置関係を示す平面図である。
 図において、11は図5に示す金型3と同様の金型に8個所の注入口を介して、磁性材料の粉末およびバインダとしての樹脂が混入された成形材料を注入して異方化することにより形成される8極の磁極で、中央を貫通する軸部材12と組み合わされることによりマグネットロータ20が構成されている。そして、上記8個所の注入口は、それぞれ各磁極11の中心と対応する位置の近傍に配設されている。
 上記のように構成されたこの発明の実施の形態1におけるマグネットロータ20は、成形材料を金型内に注入するための各注入口の位置を図2中X印で示すように、形成される各磁極11の中心と対応する位置の近傍に配設して、成形材料の注入を行うようにしているので、ウェルドライン13が各磁極11同士の境目とほぼ一致する位置、すなわち磁気的に影響の少ない位置に形成されるため、従来の場合と同様にして外周磁束密度を測定した結果は、図3に示す波形からも明らかなように、図8に示す従来の波形と比較して下限近傍における歪みも無くなり、十分な磁気特性が得られることは明確である。
 このように上記実施の形態1によれば、注入口の数を磁極11の数と同じにして注入口の位置を形成される各磁極11の中心と対応する位置の近傍に配設して、成形材料の注入を行っているので、ウェルドライン13を磁気的に一番影響の少ない各磁極11同士の境目とほぼ一致した位置に形成させることができるため、磁気特性のばらつきを無くして十分な磁気特性を得ることが可能となる。
 なお、上記構成では、8個所の注入口の位置を8個の磁極11の中心と対応する位置の近傍にそれぞれ配設し、ウェルドライン13が磁気的に最も影響の少ない各磁極11同士の境目とほぼ一致する位置に形成されるようにした場合について説明したが、これに限定されるものではなく、例えば図4に示すように6個の磁極14を形成するのに6個所の注入口(図4中矢印で示す位置に形成)から成形材料を注入する場合に適用しても同様の効果を発揮し得ることは言うまでもない。
 又、軸部材12と各磁極11は、軸部材12を金型内に立設させ、その周囲に成形材料を注入することによって一体化しても良いし、金型内に成形材料を注入する際に各磁極11の中心穴を明けておき、後工程でこの穴に軸部材12を圧入して一体化するようにしても良い。
 この発明のマグネットロータは、モータ当の回転電機に利用できる。
この発明の実施の形態1におけるマグネットロータの構成を示す斜視図である。 図1におけるマグネットロータの各磁極とウェルドラインとの位置関係を示す平面図である。 図1におけるマグネットロータの外周磁束密度特性を示す波形図である。 この発明の実施の形態1におけるマグネットロータの図1とは異なる構成の各磁極とウェルドラインとの位置関係を示す平面図である。 マグネットロータを形成するために用いられる金型の構成を示す断面図である。 従来のマグネットロータの構成を示す斜視図である。 図6とは異なる構成のマグネットロータの各磁極とウェルドラインとの位置関係を示す平面図である。 図6における従来のマグネットロータの外周磁束密度特性を示す波形図である。
符号の説明
 11,14 磁極、12 軸部材、13,15 ウェルドライン、
20 マグネットロータ。

Claims (1)

  1. 周囲に複数の磁石が配設される金型内に複数の注入口を介して磁性部材の粉末およびバインダとしての樹脂が混合された成形材料を注入成形することにより上記注入口と同数の磁極を形成し軸部材と組み合わせて構成されるマグネットロータにおいて、上記各注入口を介してそれぞれ注入される上記成形材料同士の境界面に形成されるすべてのウェルドラインが上記各磁極の境目とほぼ一致するように上記境目のすべてに形成されていることを特徴とするマグネットロータ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016111738A (ja) * 2014-12-02 2016-06-20 株式会社マキタ 電動作業機、ボンド磁石およびモータ
WO2017170307A1 (ja) * 2016-03-30 2017-10-05 日本電産サンキョー株式会社 モータ用永久磁石およびモータ用永久磁石の製造方法
JP2018166399A (ja) * 2018-07-10 2018-10-25 日立アプライアンス株式会社 ロータ組立体

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