JP2009256005A - 丁合機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】折込みちらしSの束を給紙棚に積載する過程で、折込みちらしSの先端部S1がガイド体23の押上げ部23cに押し当たるため、ブラケット18が従動給紙ローラ13と一緒に押し上げられて上方に回動する。これにより、折込みちらしSの先端部S1が従動給紙ローラ13の下方に移動し、自動的に捌き板9上に案内配置される。給紙の毎に従動給紙ローラ13を持ち上げる必要がなくなり、作業能率が向上し、併せて繰返し作業に起因する作業者の心理的なストレスをなくし、精神衛生の保全に資する。
【選択図】図3
Description
このため、折込みちらしSpを各給紙棚100にセットする際、図14(a)に示すように、例えば一方の手L1で折り込みちらしSpの束を支えながら、他方の手L2で給紙部103のブラケット103aを従動給紙ローラ101とともに給紙ローラ軸104を中心にして一時的に持ち上げ、折込みちらしSpを従動給紙ローラ101の下に配置させる必要がある{図14(b)参照}。
特許文献2、3の給紙装置においても、折込みちらしSpを従動給紙ローラの下に配置せざるを得ない構造となっており、折込みちらしSpを配置する際には一時的に給紙装置を持上げる必要がある。
丁合機の給紙棚は、側板に沿って上下複数段に設けられ、配達用のシート紙が積載されている。ブラケットは、給紙棚の奥部で、支軸によりシート紙に対して接離方向に回動可能に支持されている。従動給紙ローラおよび主動給紙ローラは、ブラケットにシート紙の給紙方向に沿って順に取り付けられている。捌き板は、主動給紙ローラの下部に接触する状態に設けられている。
ガイド体の一端部は、ブラケットに回り止め状態に取り付けられ、他端部はシート紙の供給方向に対して突き出るように湾曲形成された押上げ部を有する。
給紙棚にシート紙を積載するに伴い、シート紙の先端部が押上げ部に押し当たってブラケットを従動給紙ローラとともに支軸の回りに上方回動してシート紙を従動給紙ローラの下方に案内する。
従動給紙ローラはシート紙を送り出し、主動給紙ローラはシート紙を捌き板とで挟みながら回転し、シート紙を上部から一枚ずつ分離して紙受部に送る。
ガイド体は、所定の厚みを有する板状を成している。押上げ部は、ガイド体の上端部の平坦部から下端部に向けて形成され、給紙方向に立上る傾斜状態に位置している。
押上げ部には、弾性材製の衝撃緩和用の細長金属板が押上げ部との間に緩衝空間が生じるように取り付けられている。
ガイド体の一側面部には、ガイド体と略直角となる突辺部および挟辺部が形成され、ブラケットの直交する前面部と側面部には、突辺部および挟辺部に対応する開口部および横ねじ穴がそれぞれ形成されている。突辺部を開口部に挿入した状態で略90度だけ回転し、突辺部を開口部に係止させてガイド体をブラケットの側面部に当接させて挟辺部を取付ねじでブラケットの前面部に締め付けて固定する。
ガイド体は金属線材からなり、ガイド体の一端部は、固定手段によりブラケットに固定された円弧部と、円弧部の下方に指向する弧状部と、弧状部から押上げ部に延出する直線部とを有する。
ガイド体は金属線材からなり、ガイド体の一端部は、ブラケットに給紙方向に沿って形成した挿通孔に差し込まれ、他端はブラケットの下面に形成した穴部に嵌め込まれている。
ブラケットは、シート紙の紙送り調整ダイヤルを有する矩形ケースを備え、ガイド体の弧状部を矩形ケースの外側面に当接させて、当接方向の回り止めを行う。
シート紙を給紙棚に載置するに伴い、積層状態のシート紙の先端部が押上げ部に押し当たってブラケットを従動給紙ローラとともに支軸の回りに上方回動させるため、シート紙が従動給紙ローラの下方に自動的に案内配置される。
これにより、給紙の毎に従動給紙ローラを持ち上げる必要がなくなり、作業能率が向上し、併せて、持ち上げ作業の繰り返しに起因する作業者の心理的なストレスをなくし、精神衛生の保全に適い労働環境の改善にも資する。
ガイド体の押上げ部は、給紙方向に立上るように傾斜状態に位置しているので、押上げ部に対するシート紙の押上げ力が効果的に働き、ブラケットおよび従動給紙ローラの良好な上方回動が得られる。
押上げ部には、弾性材製の衝撃緩和用の細長金属板が押上げ部との間に緩衝空間が生じるように取り付けられている。
押上げ部に細長金属板を設けたため、シート紙が細長金属板に押し当たった際、細長金属板が緩衝空間の方向に撓み変形して衝撃を吸収するようになる。このため、シート紙の積層量が多く、大きな重量となる時でも、シート紙を無用に傷めることがない。
ブラケットに対するガイド体の取付時、突辺部を開口部に挿入した状態で略90度だけ回転し、突辺部を開口部に係止させてガイド体をブラケットの側面部に当接させて挟辺部を取付ねじでブラケットの前面部に締め付けて固定する。
開口部に対する突辺部の挿入により抜け止めがなされ、ブラケットの側面部に対するガイド体の当接により回り止めがなされ、ブラケットの前面部に対する挟辺部の締め付けによりガイド体がブラケットに固定される。このため、ブラケットに対するガイド体の取付けが高剛性で強固となる。
しかも、突辺部を開口部に挿入して回転し、取付ねじをブラケットに締め付けるといった簡単な操作で済み取付作業性に優れる。
ガイド体は金属線材のため、ガイド体は構造が簡素で軽量となり、コスト的にも安価で済むようになる。
ブラケットに対するガイド体の取付は、ガイド体の一端部をブラケットの挿通孔に差し込み、他端を穴部に嵌め込むことで済むため、取付構造が簡素でコスト的にも有利となる。
ガイド体の弧状部は矩形ケースの外側面に当接するため、外側面に当接する方向への回り止めが簡素な構成により可能となる。
給紙部10の主動給紙ローラ12に隣接するようにして、搬送ローラ14、15が上下に摺接する状態に配置されている。前後に対向する給紙部10の間には、互いに摺接する一対の縦搬送ローラ16、17(図2参照)が給紙棚7a−7k、8a−8kの段数に対応して設けられている。
ブラケット18の枢支部18aは、支軸としての給紙ローラ軸13aにブッシュ(図示せず)を介して嵌め込まれ、ブラケット18が給紙ローラ軸13aを中心にして上下揺動可能になっている。
しかも、ガイド体23は金属線材のため、構造が簡素で軽量となり、コスト的にも安価で済む。また、押上げ部23cはステンレス鋼の金属線材により曲成されているので、折込みちらしSが押上げ部23cに強く押し当たっても、押上げ部23cは弾性変形により、折込みちらしSの衝撃を吸収し、ブラケット18への衝撃を和らげるようになり、給紙部10の作動不良を招くことがない。
ガイド体23の一端部である直線部23dは、矩形ケース18cに給紙方向Pに沿って形成した断面矩形の挿通孔70に差し込まれる。押上げ部23cの先端部23sは、矩形ケース18cの下面に形成した穴部71に嵌め込まれる。
矩形ケース18cの上面に、挿通孔70と連通するように、雌ねじ穴72を形成し、ボルト73を雌ねじ穴72に締め込むことにより、直線部23dを押圧固定する。
緩衝空間Spの幅寸法Msは、舌辺部74bの延出方向にわたって必ずしも一様でなくてもよく、細長金属板75の中央部では大きく一端部75aおよび他端部75bに向かうほど次第に狭くなるように設定してもよい。細長金属板75に代わって、プラスチック製の細長板を設けてもよい。
挟辺部74eは、突出辺74j、74kから成り、突辺部74dから離間して舌辺部74b寄りに位置し、ガイド体74の一側面部74fに略垂直状態でフォーク状に一体形成されている。
なお、開口部76cは、隅角部の切欠きに代わって、縦部76aの平坦部に矩形の透孔部を明けることにより形成してもよく、要は横辺部74hを案内し、後述する擁壁部18mの内面18sに係止させ得るものであればよい。
実施例5でも、舌辺部74bが押上げ部として機能するため、実施例1と同様な効果が得られる。
しかも、突辺部74dを開口部76cに挿入して回転し、取付ねじ77を矩形ケース18cの前面部18jに締め付けるといった簡単な操作で済み取付作業性に優れる。
2、3 側板
5 折込みちらしセット
6 紙受けホッパー(紙受部)
7 折り紙用給紙棚
7a−7k、8a−8k 給紙棚
9 捌き板
10 給紙部
12 主動給紙ローラ(給紙ローラ)
13 従動給紙ローラ(給紙ローラ)
13a 給紙ローラ軸(支軸)
14、15 搬送ローラ
18 ブラケット
18a 枢支部
18b 紙送り調整ダイヤル
18c 矩形ケース
18j 矩形ケースの前面部(ブラケットの前面部)
18k 横ねじ穴
18m 矩形ケースの擁壁部(ブラケットの側面部)
23 ガイド体
23a 円弧部
23b 弧状部
23c 押上げ部
23d 直線部
24 ねじ(固定手段)
70 挿通孔
71 穴部
74 ガイド体
74b 舌辺部(押上げ部)
74d 突辺部
74e 挟辺部
74f ガイド体の一側面部
75 細長金属板
75a 細長金属板の一端部
75b 細長金属板の他端部
76 アングル板
76a アングル板の縦部(ブラケットの側面部)
76c アングル板の開口部(ブラケットの開口部)
77 取付ねじ
S 折込みちらし(シート紙)
G 折り紙
P 給紙方向
Sp 緩衝空間
Ms 緩衝空間の幅寸法
Claims (7)
- 側板に沿って上下複数段に設けられ、配達用のシート紙が積載される給紙棚と、
前記給紙棚の奥部で、支軸により前記シート紙に対して接離方向に回動可能に支持されたブラケットと、
前記ブラケットに前記シート紙の給紙方向に沿って順に取り付けられた従動給紙ローラおよび主動給紙ローラと、
前記主動給紙ローラの下部に接触する状態に設けられた捌き板と、
前記ブラケットに、一端部が回り止め状態に取り付けられ、他端部が前記シート紙の供給方向に対して突き出るように湾曲形成された押上げ部を有するガイド体を備え、
前記給紙棚に前記シート紙を積載するに伴い、前記シート紙の先端部が前記押上げ部に押し当たって前記ブラケットを前記従動給紙ローラとともに前記支軸の回りに上方回動して前記シート紙を従動給紙ローラの下方に案内し、前記従動給紙ローラが前記シート紙を送り出し、前記主動給紙ローラが前記シート紙を捌き板とで挟みながら回転し、前記シート紙を上部から一枚ずつ分離して紙受部に送るようにしたことを特徴とする丁合機。 - 前記ガイド体は、所定の厚みを有する板状を成し、前記押上げ部は、前記ガイド体の上端部の平坦部から下端部に向けて形成され、前記給紙方向に立上る傾斜状態に位置していることを特徴とする請求項1に記載の丁合機。
- 前記押上げ部には、弾性材製の衝撃緩和用の細長金属板が前記押上げ部との間に緩衝空間が生じるように取り付けられていることを特徴とする請求項2に記載の丁合機。
- 前記ガイド体の一側面部には、前記ガイド体と略直角となる突辺部および挟辺部が形成され、前記ブラケットの直交する前面部と側面部には、前記突辺部および挟辺部に対応する開口部および横ねじ穴がそれぞれ形成され、前記突辺部を前記開口部に挿入した状態で略90度だけ回転し、前記突辺部を前記開口部に係止させて前記ガイド体を前記ブラケットの前記側面部に当接させて前記挟辺部を取付ねじで前記ブラケットの前面部に締め付けて固定することを特徴とする請求項2に記載の丁合機。
- 前記ガイド体は金属線材からなり、前記ガイド体の前記一端部は、固定手段により前記ブラケットに固定された円弧部と、前記円弧部の下方に指向する弧状部と、前記弧状部から前記押上げ部に延出する直線部とを有することを特徴とする請求項1に記載の丁合機。
- 前記ガイド体は金属線材からなり、前記ガイド体の前記一端部は、前記ブラケットに給紙方向に沿って形成した挿通孔に差し込まれ、他端は前記ブラケットの下面に形成した穴部に嵌め込まれていることを特徴とする請求項1に記載の丁合機。
- 前記ブラケットは、前記シート紙の紙送り調整ダイヤルを有する矩形ケースを備え、前記ガイド体の前記弧状部を前記矩形ケースの外側面に当接させて、当接方向の回り止めを行うことを特徴とする請求項5に記載の丁合機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008104282A JP2009256005A (ja) | 2008-04-14 | 2008-04-14 | 丁合機 |
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JP2008104282A JP2009256005A (ja) | 2008-04-14 | 2008-04-14 | 丁合機 |
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Family Applications (1)
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JP2008104282A Pending JP2009256005A (ja) | 2008-04-14 | 2008-04-14 | 丁合機 |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013023332A (ja) * | 2011-07-21 | 2013-02-04 | Maruyama Machinery Co Ltd | 給紙装置及びそれを備えたコレーター |
JP2018090354A (ja) * | 2016-11-30 | 2018-06-14 | 株式会社プレッシオ | 丁合・中入れ装置 |
CN112140764A (zh) * | 2019-06-28 | 2020-12-29 | 浙江师范大学 | 一种批量自动订书机 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS63212636A (ja) * | 1987-02-28 | 1988-09-05 | Toshiba Corp | 自動給紙装置 |
JP2001206619A (ja) * | 2000-01-31 | 2001-07-31 | Riso Kagaku Corp | 複写装置又は印刷装置の排紙台 |
JP2002003075A (ja) * | 2000-06-21 | 2002-01-09 | Duplo Corp | 丁合装置 |
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2008
- 2008-04-14 JP JP2008104282A patent/JP2009256005A/ja active Pending
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