JP2009255818A - 車両のシートベルト装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】装置全体の大型化を招くことなく、緊急時に乗員拘束力を充分に持続することのできる車両のシートベルト装置を提供する。
【解決手段】緊急時に発生ガスによって瞬発的な回転駆動力を発生するアクチュエータ13と、アクチュエータ13による回転駆動力によって回転するフライホイール18を設ける。フライホイール18の内側に、アクチュエータ13の回転を増速してフライホイール18に伝達する増速機構17を設ける。フライホイール18の回転時に、増速機構17の低速回転側とベルトリール11を接続する遠心クラッチ19を設ける。
【選択図】図3
【解決手段】緊急時に発生ガスによって瞬発的な回転駆動力を発生するアクチュエータ13と、アクチュエータ13による回転駆動力によって回転するフライホイール18を設ける。フライホイール18の内側に、アクチュエータ13の回転を増速してフライホイール18に伝達する増速機構17を設ける。フライホイール18の回転時に、増速機構17の低速回転側とベルトリール11を接続する遠心クラッチ19を設ける。
【選択図】図3
Description
この発明は、緊急時に乗員拘束用のウェビングを引き込む機能を備えた車両のシートベルト装置に関するものである。
車両のシートベルト装置として、緊急時に、アクチュエータによってウェビングを引き込むことにより、ウェビングによる乗員の拘束を強めるものが知られている。このシートベルト装置は、作動信号の入力を受けて瞬時に高圧ガスを発生するガス発生器と、ガス発生器で発生したガス圧を受けてベルトリールを回転させるアクチュエータを備え、緊急時にガス発生器が高圧ガスを発生すると、アクチュエータがガス圧によってウェビングを瞬時に引き込むようになっている。
ところが、この種のシートベルト装置の場合、ガス発生器によって得られる大きな駆動力は瞬間的なものであるため、ウェビングによる乗員の拘束力を持続させることがむずかしい。
このため、これに対処するものとして、ガス圧を用いるアクチュエータの回転軸にフライホイールを連結し、ガス圧が急低下した後にもフライホイールの慣性回転によって拘束力を持続し得るようにしたものが案出されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2003−25955号公報
このため、これに対処するものとして、ガス圧を用いるアクチュエータの回転軸にフライホイールを連結し、ガス圧が急低下した後にもフライホイールの慣性回転によって拘束力を持続し得るようにしたものが案出されている(例えば、特許文献1参照。)。
しかし、この従来のシートベルト装置においては、フライホイールを用いることによってウェビングによる拘束力を持続し得るようになるものの、ウェビングによる確実な乗員拘束を持続するためにはフライホイールを大型化せざるを得ず、装置全体の大型化を招くことか懸念される。
そこで、この発明は、装置全体の大型化を招くことなく、緊急時に乗員拘束力を充分に持続することのできる車両のシートベルト装置を提供しようとするものである。
上記の課題を解決する請求項1に記載の発明は、乗員を拘束するウェビング(例えば、後述の実施形態におけるウェビング4)が巻回されるベルトリール(例えば、後述の実施形態におけるベルトリール11)と、緊急時に発生ガスによって瞬発的な回転駆動力を発生するアクチュエータ(例えば、後述の実施形態におけるアクチュエータ13)と、このアクチュエータによる回転駆動力によって回転するフライホイール(例えば、後述の実施形態におけるフライホイール18)と、を備え、前記アクチュエータによる回転駆動力によって前記ベルトリールをウェビング引き込み方向に回転させる車両のシートベルト装置であって、前記フライホイールの内側に収容配置され、前記アクチュエータの回転を増速して前記フライホイールに伝達する増速機構(例えば、後述の実施形態における増速機構17)と、前記フライホイールの回転時に、前記増速機構の低速回転側と前記ベルトリールを接続する断接手段(例えば、後述の実施形態における遠心クラッチ19)と、を設けたことを特徴とする。
これにより、緊急時に、発生ガスによってアクチュエータが回転駆動されると、フライホイールが内側の増速機構を介して回転する。こうしてフライホイールが回転すると、断接手段が増速機構の低速回転側とベルトリールを接続し、フライホイールの回転力がベルトリールに伝達される。フライホイールはアクチュエータの回転力が低下した後にも回転を継続する。また、フライホイールには増速機構を介してアクチュエータの回転が伝達されるため、フライホイールを小型・軽量化しても充分な慣性エネルギーがフライホイールに蓄えられるようになる。
これにより、緊急時に、発生ガスによってアクチュエータが回転駆動されると、フライホイールが内側の増速機構を介して回転する。こうしてフライホイールが回転すると、断接手段が増速機構の低速回転側とベルトリールを接続し、フライホイールの回転力がベルトリールに伝達される。フライホイールはアクチュエータの回転力が低下した後にも回転を継続する。また、フライホイールには増速機構を介してアクチュエータの回転が伝達されるため、フライホイールを小型・軽量化しても充分な慣性エネルギーがフライホイールに蓄えられるようになる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の車両のシートベルト装置において、前記増速機構は、前記フライホイールの内側の中空部内に配置されて前記フライホイールと一体に回転する外歯歯車(例えば、後述の実施形態における外歯歯車27)と、前記アクチュエータと断接手段に接続されるとともに前記中空部内で前記外歯歯車に噛合される内歯歯車(例えば、後述の実施形態における内歯歯車28)と、によって構成し、前記フライホイールの回転軸(例えば、後述の実施形態における回転軸P1)と前記ベルトリールの回転軸(例えば、後述の実施形態における回転軸P2)をオフセットさせたことを特徴とする。
これにより、緊急時に、アクチュエータが回転駆動されると、フライホイールの内側の中空部内で内歯歯車が回転し、このとき、内歯歯車に噛合している外歯歯車が増速して回転し、フライホイールも外歯歯車と一体に回転する。また、フライホイールは、ベルトリールの回転軸に対してオフセットして配置されるため、ベルトリールのフライホイールと同側の側方にはスペース的な余裕ができる。
これにより、緊急時に、アクチュエータが回転駆動されると、フライホイールの内側の中空部内で内歯歯車が回転し、このとき、内歯歯車に噛合している外歯歯車が増速して回転し、フライホイールも外歯歯車と一体に回転する。また、フライホイールは、ベルトリールの回転軸に対してオフセットして配置されるため、ベルトリールのフライホイールと同側の側方にはスペース的な余裕ができる。
請求項1に記載の発明によれば、ガス圧によるアクチュエータの回転力を、増速機構を介してフライホイールに蓄え、フライホイールの回転を、断接手段を介してベルトリールに伝達することができ、しかも、増速機構がフライホイールの内側に収容配置されることから、装置全体の大型化を招くことなく、緊急時の乗員拘束力の充分な持続を得ることができる。
請求項2に記載の発明によれば、フライホイールの内側に外歯歯車と内歯歯車によってコンパクトに増速機構を構成することができるうえ、フライホイールをベルトリールの回転軸に対してオフセット配置することで、ベルトリールのフライホイールと同側の側方にスペース的な余裕を作ることができるため、装置全体のさらなる小型化と部品配置の自由度を高めることができる。
以下、この発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、この発明にかかるシートベルト装置1の概略構成を車両とともに示した図であり、同図中2は、乗員mの着座するシートである。このシートベルト装置1は、リトラクタ3が図示しないセンターピラーに固定され、リトラクタ3から引き出されたウェビング4にタングプレート5が取り付けられるとともに、そのタングプレート5が車体フロア側のバックル6に対して脱着可能となっている。ウェビング4は、初期状態ではリトラクタ3に巻き取られており、乗員mが手で引き出し、タングプレート5をバックル6に固定することによって乗員mの主に胸部と腹部をシート2に対して拘束するようになる。
図1は、この発明にかかるシートベルト装置1の概略構成を車両とともに示した図であり、同図中2は、乗員mの着座するシートである。このシートベルト装置1は、リトラクタ3が図示しないセンターピラーに固定され、リトラクタ3から引き出されたウェビング4にタングプレート5が取り付けられるとともに、そのタングプレート5が車体フロア側のバックル6に対して脱着可能となっている。ウェビング4は、初期状態ではリトラクタ3に巻き取られており、乗員mが手で引き出し、タングプレート5をバックル6に固定することによって乗員mの主に胸部と腹部をシート2に対して拘束するようになる。
図2は、シートベルト装置1のリトラクタ3部分を示す斜視図であり、図3は、シートベルト装置1のリトラクタ3部分を中心とする概略的な縦断面図である。
シートベルト装置1は、ウェビング4の引き出しと巻き取りを行うリトラクタ3に、ウェビング4の急激な引き出しを規制するロック機構7と、緊急時に、ウェビング4の引き込みを行うプリテンショナ8が設けられている。
シートベルト装置1は、ウェビング4の引き出しと巻き取りを行うリトラクタ3に、ウェビング4の急激な引き出しを規制するロック機構7と、緊急時に、ウェビング4の引き込みを行うプリテンショナ8が設けられている。
リトラクタ3は、リトラクタフレーム10に、ウェビング4を巻回するベルトリール11が回転可能に支持され、ベルトリール11の軸方向の一端側に上記ロック機構7と、ベルトリール11をウェビング巻き取り方向に付勢する巻き取りばね12が配置されるとともに、ベルトリール11の軸方向の他端側にプリテンショナ8の主要な構成が配置されている。
プリテンショナ8は、ガス圧を駆動源として回転力を発生するアクチュエータ13と、ミリ波レーダー等の緊急状態検知手段14と、緊急状態検知手段14から検知信号を受けてアクチュエータ13に作動指令を出力するコントローラ15(制御手段)と、アクチュエータ13にワンウェイクラッチ16を介して接続された増速機構17と、増速機構17の高速回転側に接続されたフライホイール18と、増速機構17の低速回転側とベルトリール11を接続状態と切断状態に切り換える遠心クラッチ19(断接手段)と、を備えている。
図4は、プリテンショナ8のアクチュエータ13部分の断面を示すものである。
同図に示すように、アクチュエータ13は、コントローラ15からの作動指令を受けて瞬時に反応ガスを発生するガス発生器20と、ハウジング21内に回転可能に設けられ、外周に複数の羽根部22aを有するロータ22と、ガス発生器20からロータ22の羽根部22aに向かう湾曲したガイド通路を形成する誘導パイプ23と、誘導パイプ23に充填された複数のスチールボール24を備えている。このアクチュエータ13は、誘導パイプ23内の複数のスチールボール24がガス発生器20で発生する反応ガスのガス圧を受けてロータ22の羽根部22aに向かって連続的に打ち出され、このときスチールボール24がロータ22を連続的に回転させる。
また、この実施形態の場合、図2,図3に示すようにガス発生器20には分岐パイプ25を介してアキュムレータ26が接続され、アキュムレータ26の蓄圧機能によってガス圧供給の持続時間の延長が図られている。
同図に示すように、アクチュエータ13は、コントローラ15からの作動指令を受けて瞬時に反応ガスを発生するガス発生器20と、ハウジング21内に回転可能に設けられ、外周に複数の羽根部22aを有するロータ22と、ガス発生器20からロータ22の羽根部22aに向かう湾曲したガイド通路を形成する誘導パイプ23と、誘導パイプ23に充填された複数のスチールボール24を備えている。このアクチュエータ13は、誘導パイプ23内の複数のスチールボール24がガス発生器20で発生する反応ガスのガス圧を受けてロータ22の羽根部22aに向かって連続的に打ち出され、このときスチールボール24がロータ22を連続的に回転させる。
また、この実施形態の場合、図2,図3に示すようにガス発生器20には分岐パイプ25を介してアキュムレータ26が接続され、アキュムレータ26の蓄圧機能によってガス圧供給の持続時間の延長が図られている。
フライホイール18は、軸方向の一端側が開口する有底円筒状の中空構造とされている。そして、フライホイール18は、一端側の開口がアクチュエータ13側に向くようにアクチュエータ13に隣接して配置され、アクチュエータ13のハウジング21に図示しない軸受を介して回転可能に支持されている。
図5は、フライホイール18と増速機構17部分を切断した断面図である。
この図5と図2に示すように、フライホイール18の中空部18a内に臨む軸心(回転軸P1)位置には小径の外歯歯車27がフライホイール18と一体に設けられ、外歯歯車27の歯面には、フライホイール18の中空部18a内に収容配置された有底円筒状の内歯歯車28が噛合されている。外歯歯車27と内歯歯車28は増速機構17を構成し、内歯歯車28の回転を歯数比に応じた比率に増速し、外歯歯車27(フライホイール18)に伝達するようになっている。
この図5と図2に示すように、フライホイール18の中空部18a内に臨む軸心(回転軸P1)位置には小径の外歯歯車27がフライホイール18と一体に設けられ、外歯歯車27の歯面には、フライホイール18の中空部18a内に収容配置された有底円筒状の内歯歯車28が噛合されている。外歯歯車27と内歯歯車28は増速機構17を構成し、内歯歯車28の回転を歯数比に応じた比率に増速し、外歯歯車27(フライホイール18)に伝達するようになっている。
内歯歯車28は、アクチュエータ13のロータ22にワンウェイクラッチ16を介して接続されている。ワンウェイクラッチ16は、アクチュエータ13(ロータ22)から増速機構17(内歯歯車28)へのウェビング引き込み方向の回転動力の伝達を許容し、増速機構17(内歯歯車28)からアクチュエータ13(ロータ22)への動力の伝達を遮断するようになっている。
また、内歯歯車28には連結軸28aが一体に設けられ、この連結軸28aが遠心クラッチ19を介してベルトリール11に対して断接可能にされている。遠心クラッチ19は、連結軸28aの回転が停止している間は内歯歯車28とベルトリール11を切断状態に維持しており、フライホイール18の回転に応じて連結軸28aが回転すると、そのときの遠心力によって内歯歯車28とベルトリール11を接続状態にする。
ところで、内歯歯車28の連結軸28aはベルトリール11の回転軸P2に対して同軸に配置され、内歯歯車28は、フライホイール18の中空部18a内において、外歯歯車27に噛合されている。したがって、フライホイール18の回転軸P1は、ベルトリール11の回転軸P2に対して径方向にオフセットして配置されている。
以上の構成において、車両の走行時に緊急状態検知手段14が緊急状態を検知して、コントローラ15からアクチュエータ13のガス発生器20に作動信号が出力されると、ガス発生器20が瞬時に高圧の反応ガスを発生し、スチールボール24がロータ22を瞬発的に回転させる。こうしてロータ22が回転すると、その回転はワンウェイクラッチ16を介して増速機構17の内歯歯車28に伝達され、このときの内歯歯車28の回転は、遠心クラッチ19を作動させてベルトリール11をウェビング巻き取り方向に回転させるとともに、外歯歯車27を介して増速した回転としてフライホイール18に伝達される。これにより、ガス圧によるアクチュエータ13の駆動力によってウェビング4が引き込まれるとともに、アクチュエータ13の回転エネルギーがフライホイール18に蓄えられる。
そして、この直後にスチールボール24の打ち込みの終了によってアクチュエータ13が減速すると、ワンウェイクラッチ16の機能によって増速機構17からアクチュエータ13が切り離され、フライホイール18がアクチュエータ13の影響を受けずに回転を継続するようになる。これにより、アクチュエータ13の減速後にも、フライホイール18の慣性エネルギーによってベルトリール11によるウェビング4の引き込みが継続される。
このため、緊急状態検知手段14による緊急状態の検知直後に車両の衝突が起きた場合には、乗員が前方に移動しようとする間、アクチュエータ13とフライホイール18によるウェビング4の引き込みが継続されることになる。したがって、このシートベルト装置1では、衝突時における乗員の慣性エネルギーを効率良く吸収することができる。
また、このシートベルト装置1においては、アクチュエータ13の回転を増速機構17で増速してフライホイール18に回転力を伝達するため、フライホイール18の小型・軽量化を図ることができる。さらに、このシートベルト装置1では、増速機構17がフライホイール18の内側の中空部18a内に配置されるため、装置全体の小型化を図ることができる。
また、特に、この実施形態のシートベルト装置1においては、増速機構17が、フライホイール18に同軸に設けられた外歯歯車27と、中空部18a内で外歯歯車27に噛合する内歯歯車28によって構成されているため、増速機構17を小型で簡素な構造にすることができ、しかも、フライホイール18が、その回転軸P1をベルトリール11の回転軸P2に対して径方向にオフセットさせるように配置されることから、リトラクタ3のフライホイール18と同側の側方にスペース的な余裕を作ることができる。したがって、部品配置の自由度が高まり、装置全体を小型化するうえでもさらに有利となる。
なお、この発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が可能である。
1…シートベルト装置
4…ウェビング
11…ベルトリール
13…アクチュエータ
17…増速機構
18…フライホイール
19…遠心クラッチ(断接手段)
27…外歯歯車
28…内歯歯車
P1,P2…回転軸
4…ウェビング
11…ベルトリール
13…アクチュエータ
17…増速機構
18…フライホイール
19…遠心クラッチ(断接手段)
27…外歯歯車
28…内歯歯車
P1,P2…回転軸
Claims (2)
- 乗員を拘束するウェビングが巻回されるベルトリールと、
緊急時に発生ガスによって瞬発的な回転駆動力を発生するアクチュエータと、
このアクチュエータによる回転駆動力によって回転するフライホイールと、を備え、
前記アクチュエータによる回転駆動力によって前記ベルトリールをウェビング引き込み方向に回転させる車両のシートベルト装置であって、
前記フライホイールの内側に収容配置され、前記アクチュエータの回転を増速して前記フライホイールに伝達する増速機構と、
前記フライホイールの回転時に、前記増速機構の低速回転側と前記ベルトリールを接続する断接手段と、を設けたことを特徴とする車両のシートベルト装置。 - 前記増速機構は、
前記フライホイールの内側の中空部内に配置されて前記フライホイールと一体に回転する外歯歯車と、
前記アクチュエータと断接手段に接続されるとともに前記中空部内で前記外歯歯車に噛合される内歯歯車と、によって構成し、
前記フライホイールの回転軸と前記ベルトリールの回転軸をオフセットさせたことを特徴とする請求項1に記載の車両のシートベルト装置。
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