JP2009254047A - Dc−dcコンバータ - Google Patents

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Abstract

【課題】チョッパ型DC−DCコンバータにおいて、インダクタ電流を構成する2つの鋸波電流の一方のみを用いて、演算を行うことなくインダクタ電流の平均値を検出・識別する回路を提供する。
【解決手段】MOSトランジスタ5を流れる鋸波電流IMOSを電流−電圧変換器12にて電圧変換し、電圧比較器14にて電圧源13からの閾値電圧VREFと比較する。その電圧比較器14の出力Vをラッチ回路15に入力し、鋸波電流IMOSが流れている期間の中間点でラッチする。これによりラッチ回路15の出力Vには、インダクタ2に流れる三角波電流IINDの平均値と検出閾値電流との比較結果が出力される。
【選択図】図1

Description

本発明は、チョッパ型DC−DCコンバータの電流検出回路に関するものである。
チョッパ型DC−DCコンバータにおいて、インダクタ電流の平均値は入力平均電流(昇圧の場合)又は出力平均電流(降圧の場合)に等しくなる。したがって、インダクタ電流の平均値を検出して所定の閾値と比較する回路は、過電流保護や負荷状態に応じた回路動作の切り替えなどの用途において重要な役割を果たす。
従来のDC−DCコンバータにおけるインダクタ電流の平均値検出法として、インダクタ電流を直列抵抗やホール素子などでモニタし、その結果をローパスフィルタにより平均化して検出閾値と比較する技術が一般的である(特許文献1参照)。
他の従来技術によれば、インダクタ電流の平均値にスイッチングトランジスタのデューティ比を乗じた結果が、当該スイッチングトランジスタに流れる鋸波電流の平均値と一致することが利用される(特許文献2参照)。
特開2007−259658号公報 特開2003−244941号公報
しかしながら、特許文献1の技術では、インダクタ電流を直列抵抗等によって直接検出する必要がある。また、特許文献2の技術では、デューティ比を求めて演算を行う回路が必要になり、回路が複雑になるという問題があった。
本発明は、上記従来技術の問題点を解決するものであり、インダクタ電流を直接検出する必要がなく、インダクタ電流を構成する2つの鋸波電流の一方のみを用いて、演算を行うことなくインダクタ電流の平均値を検出し又はレベル判定する回路を提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するために、本発明のDC−DCコンバータは、スイッチング素子又は整流素子に流れる電流を検出し、電流導通期間の略中間点における前記電流の検出値からインダクタ電流の平均値を検出し又はレベル判定する。
本発明によれば、インダクタ電流を直接検出できない場合でも、複雑な演算回路を必要とせずにインダクタ電流の平均値を検出し又はレベル判定することができる。
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態に係るDC−DCコンバータについて、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明を昇圧型DC−DCコンバータの過電流保護に適用した例である。同図において、1はバッテリなどの直流電圧が入力される電源端子、2は電源端子1に接続されたインダクタ、3はインダクタ2の他端にアノードが接続されるダイオード、4はダイオード3のカソードに接続される出力キャパシタであり、出力電圧VOUTを出力する。5はインダクタ2の他端と接地との間に接続されるスイッチング用のMOSトランジスタ、6はPWM信号出力用の電圧比較器であり、トランジスタ5のゲート電圧VGATEを出力する。7は誤差増幅器、8は三角波電圧VTRを出力する三角波発生回路、9は出力電圧の基準となる電圧源であり、その基準電圧は後述する切り替えスイッチ16とローパスフィルタ17とを介して誤差増幅器7の正入力端子に印加される。10及び11はフィードバックのための出力電圧分圧抵抗であり、分圧された出力電圧は誤差増幅器7の負入力端子に印加される。誤差増幅器7の出力VERAと三角波発生回路8の出力する三角波電圧VTRとは、電圧比較器6に入力される。以上が昇圧型DC−DCコンバータの基本構成であり、まず昇圧型DC−DCコンバータの基本的な動作を以下に説明する。
図1の昇圧型DC−DCコンバータはトランジスタ5がオンのとき、インダクタ2に電源端子1からの入力電圧が印加され、直線的に増加する電流が流れることによってインダクタ2が励磁される。次にトランジスタ5がオフのとき、電源端子1からのインダクタ2の電流はダイオード3を介して出力へ直線的に減少しながら流れる。このことによって出力に電力を供給するとともにインダクタ2は消磁される。出力キャパシタ4の出力電圧VOUTは、トランジスタ5の1スイッチング周期に占めるオン時間の割合であるデューティ比δが大きいほど高くなる。出力電圧VOUTは抵抗10,11によって分圧され、誤差増幅器7によって基準電圧と比較増幅される。誤差増幅器7の出力VERAは、出力電圧VOUTの分圧電圧が基準電圧より高くなる、すなわち目標電圧より高くなると低下する。このような誤差増幅器7の出力VERAと三角波電圧VTRとの比較結果であるトランジスタ5のゲート電圧VGATEのパルス幅は、出力電圧VOUTが目標電圧より高くなると狭くなる、すなわちデューティ比δが小さくなる。逆に出力電圧VOUTが目標電圧より低くなると、デューティ比δは大きくなる。このことにより出力電圧VOUTは目標値に制御される。
また図1において、12はトランジスタ5を流れる電流を検出して電圧値に変換する電流−電圧変換器、13は閾値電圧VREFを発生させる電圧源、14は電流−電圧変換器12の出力VCONVと電圧源13の閾値電圧VREFとを比較する電圧比較器、15はラッチ回路であり、後述する三角波発生回路8からのクロック信号VCLKを入力された時の電圧比較器14の出力Vを出力する。以上の12〜15が電流検出回路の構成要素である。更に過電流時の保護制御回路として、ラッチ回路15の出力VがHの時には接地電位を出力し、Lの時には電圧源9の基準電圧を出力する切り替えスイッチ16と、この切り替えスイッチ16の出力と誤差増幅器7の正入力端子との間に設けられたローパスフィルタ17とを備える。
本実施形態は、MOSトランジスタ5を流れる電流をもってインダクタ電流の平均値を検出し、所定の閾値電流を超えた場合に過電流状態とみなして保護をかけるものである。昇圧型DC−DCコンバータにおいては、インダクタ電流は入力電流に等しいため、上記の構成は入力過電流保護回路として機能する。
図2は、図1の各部信号のタイミングチャートである。インダクタ電流IINDは前述の説明のように三角波電流となり、ダイオード3とMOSトランジスタ5には、前記三角波電流IINDを分割した鋸波電流IDIO及びIMOSが流れている。電流−電圧変換器12はMOSトランジスタ5を流れるドレイン電流IMOSを電圧VCONVに変換し出力する。その出力は閾値電圧VREFと電圧比較器14にて比較され、その結果Vがラッチ回路15に入力される。ラッチ回路15には、MOSトランジスタ5に電流が流れている区間の中間点(図2中の点X)でLからHに遷移するクロック信号VCLKが入力されており、このタイミングで電圧比較器14の出力をラッチして、その結果を出力する。この出力Vが、インダクタ電流IINDの平均値、すなわち入力平均電流と検出閾値電流とを比較した結果となる。図2の場合、ラッチ回路15の出力VはLであり、入力平均電流が閾値を超えていないことを表している。
次に、ラッチ回路15の出力VがHになると過電流保護動作に入る。VがHになると切り替えスイッチ16が動作し、出力電圧を決定する基準電圧が接地電位に落とされる。これにより、誤差増幅器7の基準電圧がローパスフィルタ17の時定数で接地電位に向かって緩やかに低下するため、デューティ比が小さくなり、出力電圧が徐々に低下する。入力電流Iinは、電源電圧をVB、出力電圧をVout、出力電流をIout、損失をPlossとして、
in=(Voutout+Ploss)/VB (式1)
で表されるので、出力電圧Voutが低下すれば入力電流Iinも減少する。この出力電圧Voutの低下は、入力電流Iinが減少してラッチ回路15の出力VがLとなって過電流状態が解除されるまで続き、解除後は誤差増幅器7には再び基準電圧がローパスフィルタ17を介して印加されるので、通常時の電圧値に向かって緩やかに上昇していく。
次に、本実施形態が入力電流であるインダクタ電流の平均値をレベル判定していることを、図面を参照して説明する。
本発明の検出原理は、図3に示す三角波電流の性質及び図4に示す鋸波電流の性質を利用するものである。ここで、インダクタ2を流れる三角波電流IINDの波底値をIb、波高値をIpとすると、平均電流IaveはIとIの平均値に等しくなる、すなわち、
ave=(I+I)/2 (式2)
であり、したがって、インダクタ電流IINDの値がIaveに等しくなるのは、電流が増加する区間又は減少する区間の中間点である。MOSトランジスタ5を流れる鋸波電流IMOSに対してこの性質を適用すると、鋸波電流IMOSがIaveに一致するのは、鋸波電流IMOSが流れている区間の中間点Xであり、それより右側の領域では電流値IMOSがIave以上、左側の領域では電流値IMOSがIave以下となっている。
これを踏まえた上で、図5及び図6を参照しながら検出原理について説明する。検出する閾値電流をIdetとし、まずIave>Idetの場合を説明する(図5)。前記性質から鋸波電流がIdetに一致するのは、電流が流れている区間の中間点Xより左側の領域になるはずである。したがって、電圧比較器14の出力Vは、中間点Xより左側の領域でLからHに遷移する。逆に言えば、中間点Xにおける電圧比較器14の出力VはHとなっているのである。ラッチ回路15のラッチタイミングは中間点Xであるため、その出力VにはHが維持される。次に、Iave<Idetの場合を説明すると(図6)、前記の場合とは逆に電圧比較器14の出力Vは中間点Xより右側の領域でLからHに遷移するため、中間点Xにおける出力VはLとなっている。よって、ラッチ回路15の出力VにはLが維持されることになる。すなわち、ラッチ回路15の出力Vを観測することで、IaveがIdetより高いか低いかを判別できるのである。以上が本発明における検出原理である。
上記のように本発明における重要な要素の1つは、鋸波電流IMOSが流れている区間の中間点で状態遷移するラッチ回路用クロック信号VCLKである。図2から分かるように、クロック信号VCLKの状態遷移点は、PWM信号の元となる三角波電圧VTRが波高値及び波底値に達する点に一致する。このようなクロック信号VCLKを生成する機能を備えた三角波発生回路8の例を図7に示す。
図7において、18はキャパシタ、19及び20はSRラッチ回路27の出力Qによりオン、オフするスイッチ、21及び22は互いに電流値の等しい電流源、23及び24は三角波の波底値Vbを決定する電圧源及び電圧比較器、25及び26は三角波の波高値Vpを決定する電圧源及び電圧比較器、27はSRラッチ回路、28はインバータ回路、29は三角波電圧VTRの出力端子、30は前記の状態遷移点を持つクロック信号VCLKの出力端子である。
SRラッチ回路27の出力QがHのとき、端子30の電圧VCLKはLになる。またスイッチ19はオン、20はオフとなり、キャパシタ18は電流源21にて放電されるため、端子29の電圧VTRは直線的に減少する。VTRが波底値V以下になると電圧比較器24の出力がHになり、SRラッチ回路27はリセットされる。これにより出力QはHからLに遷移し、同時にVCLKはLからHに遷移する。
出力QがLになると、スイッチ19はオフ、20はオンとなり、キャパシタ18は電流源22にて充電されるため、VTRは直線的に増加する。VTRが波高値V以上になると電圧比較器26の出力がHになり、SRラッチ回路27はセットされる。これにより出力QはLからHに遷移し、同時にVCLKはHからLに遷移する。
以上の動作の繰り返しにより、図8に示すように、VTRは三角波となり、VCLKはVTRが波底値及び波高値に達するときに状態遷移するクロック信号となる。つまり、図7の回路を図1の三角波発生回路8として使用すれば、前記の原理による入力平均電流の検出が可能となる。
次に、電流−電圧変換器12の実施形態について説明する。最も簡単な実施形態を図9に示す。これは変換器として検出抵抗31を用いるもので、抵抗値をRdetとすれば電圧変換比率はRdetそのものになるので、
REF=Rdetdet (式3)
と設定すればよい。
別の実施形態としては、図10のようなものがある。まずスイッチング用MOSトランジスタ5とMOSトランジスタ32とで構成されるカレントミラーによって、MOSトランジスタ5に流れる電流IMOSをミラー比αで折り返す。このとき、ミラー精度を維持するため、電圧比較器33とMOSトランジスタ34とによりフィードバックループを構成し、両トランジスタのドレイン電圧を一致させている。次に折り返した電流を、MOSトランジスタ35及び36からなるカレントミラーに入力し、ミラー比βにて更に折り返す。最後にこの電流を検出抵抗31に流し、電圧に変換する。電圧変換比率はαβRdetとなるので、
REF=αβRdetdet (式4)
と設定すればよい。
図9の例においては、Rdetは検出時の損失や電圧比較器14のダイナミックレンジなどによる制約が大きいが、図10の例ではα及びβを任意に設定できるため、Rdetに対する制約が緩和される。
更に図10の構成を応用することで、図1中の電流−電圧変換器14を用いずに平均値の検出を行うことが可能になる。その構成例を図11に示す。図11中のラッチ駆動回路39における電流αIdetの電流源37とMOSトランジスタ34との接続ノードAの電圧は、IMOS>IdetであればL、IMOS<IdetであればHになるため、この信号をインバータ回路38によって反転し、ラッチ回路15に入力する。この例のようなラッチ駆動回路39を採用すれば、図1中の電流−電圧変換器12、基準電圧源13及び電圧比較器14が不要になるため、構成をより簡素にすることができる。
なお、図1の実施形態はMOSトランジスタ5を流れる電流から入力平均電流を検出する例であるが、ダイオード3を流れる電流に対して本構成を適用しても同様の効果が得られる。
(第2の実施形態)
以下、本発明の第2の実施形態に係るDC−DCコンバータについて、図面を参照して説明する。
図12は、本発明を降圧型DC−DCコンバータの過電流保護回路に適用した例である。同図において、通常の降圧型DC−DCコンバータの構成要素である電源端子1、インダクタ2、ダイオード3、降圧電圧の出力キャパシタ4、スイッチング用のMOSトランジスタ5、PWM信号出力用の電圧比較器6、誤差増幅器7、三角波発生回路8、出力電圧の基準電圧源9、フィードバックのための出力電圧分圧抵抗10,11の他に、過電流検出及び保護回路構成要素として電流−電圧変換器12、閾値電圧を発生させる電圧源13、電流−電圧変換器12の出力と電圧源13の出力とを比較する電圧比較器14、電圧比較器14の出力をラッチするラッチ回路15、切り替えスイッチ16、ローパスフィルタ17を備えている。
図12の降圧型DC−DCコンバータにおいては、インダクタ電流は出力電流に等しいため、同図の構成は出力過電流保護回路として機能する。インダクタ2には三角波電流IINDが、ダイオード3及びMOSトランジスタ5には三角波電流IINDを分割した鋸波電流IDIO及びIMOSがそれぞれ流れており、このうちMOSトランジスタ5の鋸波電流IMOSを用いて出力平均電流を検出し、所定の閾値電流と比較する構成となっている。
検出原理は第1の実施形態と同様である。電流−電圧変換器12はMOSトランジスタ5を流れる電流IMOSを電圧VCONVに変換し、その出力が電圧比較器14にて閾値電圧VREFと比較され、比較結果Vがラッチ回路15に入力される。ラッチ回路15には、MOSトランジスタ5に電流が流れている区間の中間点でLからHに遷移するクロック信号VCLKが三角波発生回路8から供給されており、このタイミングで電圧比較器14の出力Vをラッチする。第1の実施形態において述べた検出原理によって、ラッチ回路15の出力Vがインダクタ電流IINDの平均値、すなわち出力平均電流と検出閾値電流とを比較した結果となる。
保護動作に関しても第1の実施形態と同様であり、VがHになると切り替えスイッチ16が動作し、誤差増幅器7の基準電圧がローパスフィルタ17の時定数で接地電位に向かって緩やかに低下する。これにより出力電圧が徐々に低下し、出力電流も減少する。この出力電圧の低下は過電流状態が解除されるまで続き、解除後は通常時の電圧値に向かって緩やかに上昇していく。
なお、ダイオード3を流れる鋸波電流IDIOに対して本構成を適用しても、同様の効果を得ることができる。
さて、以上の説明において三角波電圧VTRは、キャパシタの充放電電流が等しい二等辺三角形であることを前提としている。このことにより、クロック信号VCLKの状態遷移点は、監視している鋸波電流が流れている期間の中間点Xに一致する。しかしながら、本発明はこのことに限定されるものではない。充放電電流のバラツキ等を考慮すると、三角波電圧VTRを正確な二等辺三角形とすること自体が困難であるし、また、クロック信号VCLKの状態遷移点と中間点Xとが一致したとしても、電圧比較器14をはじめとする回路の遅延時間が存在する。実際には三角波電圧VTRは二等辺三角形に近い三角波であり、検出又はレベル判定もインダクタ電流のほぼ平均値となる。
また、上記説明では、中間点Xにおける検出電流のレベル判定結果をラッチすることによってインダクタ電流の平均値をレベル判定したが、本発明はこのレベル判定にのみ限定するものではない。本発明の要諦は、検出電流の電流導通期間の中間点において、検出電流値はインダクタ電流の平均値を示すことを利用したインダクタ電流の平均値の検出又はレベル判定である。例えば、クロック信号VCLKで動作するサンプルホールド回路によって、検出電流の電流導通期間の中間点における検出電流値を記憶することにより、インダクタ電流の平均値を検出することも可能である。
本発明は、チョッパ型DC−DCコンバータおいて、インダクタを流れる電流の平均値の検出又はレベル判定回路として利用することができる。したがって、過電流保護や、負荷状態に応じた回路動作の切り替え制御などの用途に応用することが可能である。
本発明の第1の実施形態における昇圧型DC−DCコンバータの回路構成図である。 本発明の第1の実施形態に係る各部信号のタイミングチャートである。 本発明の第1の実施形態に係る三角波電流の性質を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る鋸波電流の性質を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る電流検出の原理(Iave>Idetの場合)を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る電流検出の原理(Iave<Idetの場合)を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る三角波発生回路の例を示す回路図である。 図7の三角波発生回路のタイミングチャートである。 本発明の第1の実施形態に係る電流−電圧変換器の例を示す回路図である。 本発明の第1の実施形態に係る電流−電圧変換器の他の例を示す回路図である。 本発明の第1の実施形態において電流−電圧変換器を用いない構成の例を示す回路図である。 本発明の第2の実施形態における降圧型DC−DCコンバータの回路構成図である。
符号の説明
1 電源端子
2 インダクタ
3 ダイオード(整流素子)
4 出力キャパシタ
5 MOSトランジスタ(スイッチング素子)
6 PWM信号出力用電圧比較器(駆動回路)
7 誤差増幅器
8 三角波発生回路
9 出力電圧の基準電圧源
10,11 出力電圧分圧抵抗
12 電流−電圧変換器(検出回路)
13 閾値電圧用電圧源
14 電圧比較器
15 ラッチ回路
16 切り替えスイッチ
17 ローパスフィルタ
18 キャパシタ
19,20 スイッチ
21,22 電流源
23 波底値決定用電圧源
24 波底値決定用電圧比較器
25 波高値決定用電圧源
26 波高値決定用電圧比較器
27 SRラッチ回路
28 インバータ回路
29 三角波電圧出力端子
30 クロック信号出力端子
31 検出抵抗
32 MOSトランジスタ
33 フィードバック用電圧比較器
34,35,36 MOSトランジスタ
37 電流源
38 インバータ回路
39 ラッチ駆動回路

Claims (4)

  1. インダクタとスイッチング素子と整流素子とを有するチョッパ型のDC−DCコンバータであって、
    前記スイッチング素子又は前記整流素子に流れる電流を検出し、電流導通期間の略中間点における前記電流の検出値から前記インダクタに流れる電流の平均値を検出し又はレベル判定する電流検出回路を備えたことを特徴とするDC−DCコンバータ。
  2. 請求項1記載のDC−DCコンバータにおいて、
    所定の周期で直線的に増減する三角波信号と、前記DC−DCコンバータの出力電圧と目標値との誤差を増幅した誤差信号との比較によって前記スイッチング素子の駆動信号を生成する駆動回路を有し、
    前記電流導通期間の略中間点は、前記三角波信号の上昇期間と下降期間とを示すクロック信号の状態遷移点であることを特徴とするDC−DCコンバータ。
  3. インダクタとスイッチング素子と整流素子と出力キャパシタとを有するチョッパ型のDC−DCコンバータであって、
    前記出力キャパシタの電圧をもとに目標値との誤差を比較増幅した誤差信号を生成する誤差増幅器と、
    三角波信号を生成するとともに前記三角波信号の上昇期間と下降期間とを示すクロック信号を出力する三角波発生回路と、
    前記誤差信号と前記三角波信号とを比較して前記スイッチング素子をオンオフする駆動信号を生成する駆動回路と、
    前記スイッチング素子又は前記整流素子に流れる電流を表す検出信号を生成する検出回路と、
    前記検出信号と所定の閾値とを比較する比較器と、
    前記誤差増幅器への目標値を制御するように、前記クロック信号の状態遷移点における前記比較器の出力をラッチして出力するラッチ回路とを備えたことを特徴とするDC−DCコンバータ。
  4. 請求項3記載のDC−DCコンバータにおいて、
    前記ラッチ回路の出力によって基準電圧と接地電圧とを切り替えて出力する切り替えスイッチと、
    前記切り替えスイッチの出力を入力されて前記誤差増幅器への目標値を出力するローパスフィルタとを更に備えたことを特徴とするDC−DCコンバータ。
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