JP2009249124A - 送給装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】回動して記録紙S束を給送する給紙コロ11と、給紙コロ11に記録紙S束を付勢して給紙を行う底板18と、底板18の下流において複数のシートから一枚のシートだけを分離し搬送する分離手段と、を備えた給送装置におい、前記底板18の付勢力を断続的又は連続的に変化させる付勢力変化カム24を備え、付勢力変化カム24は、一連の給紙分離搬送動作における前記底板18の記録紙Sの束の最上記録紙に対する付勢力を、給紙分離搬送動作に伴って付勢力が小さい状態から付勢力が大きい状態へ変更する。
【選択図】図7
Description
となる。
k=mg/t
Q=k*x+M+P=mg*x/t+M+P
であるが、厚さtのシートをL枚セットしたときは、
x=t*L なので、
Q=mg*L+M+P=α+M+P
となる。
μR:給紙コロと最上シートの間の静摩擦係数、
μS:最下シートと給紙パッドの間の静摩擦係数、
μn〜n+1:n枚目のシートとn+1枚目のシートの間の静摩擦係数(紙間摩擦係数)、
mgi(i=1、2、….n):n枚目のシートに重力が及ぼす力
である。
重力方向にかかる力は、
弾性体からの付勢力(上向き):P+α
ブロックにかかる重力(下向き):Σmgi(i=n+1〜L)
力のつり合いにより、n枚目のシートから受ける力(下向き)は、
P+αーΣmgi(i=n+1〜L)
n枚目の紙につられてブロックが搬送方向に進もう(ラッシュ)とする力(搬送方向向き):μn〜n+1{P+αーΣmgi(i=n+1〜L)}
給紙パッドによって、ブロックが進もうとするのを抑制する力(搬送方向と反対方向):μs(P+α)
よって、
μs(P+α) > μn〜n+1{P+αーΣmgi(i=n+1〜L)}
が成り立てば、このブロックがつられて下流の分離部へ進むことはない。
下方のn+1枚目のシートから受ける力(上向き)は、作用反作用の法則により、:P+αーΣmgi(i=n+1〜L)
ブロックにかかる重力(下向き):Σmgi(i=2〜n)
力のつり合いにより、最上シート(1枚目)から受ける力(下向き)は、
:P+αーΣmgi(i=n+1〜L)−Σmgi(i=2〜n)
=P+α−Σmgi(i=2〜L)
1枚目の紙につられてブロックが搬送方向に進もう(ラッシュ)とする力(搬送方向向き):μ1〜2{ P+α−Σmgi(i=2〜L)}
n+1枚目のシートによって、ブロックが進もうとするのを抑制する力(搬送方向と反対方向):μn〜n+1{P+αーΣmgi(i=n+1〜L)}
よって、
μn〜n+1{P+αーΣmgi(i=n+1〜L)}>μ1〜2{ P+α−Σmgi(i=2〜L)} ・・・式(1)
が成り立てば、このブロックがつられてラッシュすることはない。
Σmgi(i=n+1〜L)とΣmgi(i=2〜L)
の関係は常に
Σmgi(i=n+1〜L)<Σmgi(i=2〜L)
であるが、両辺の値が近接したとき、即ち、ブロックの枚数が小さくなったときに、紙間μのばらつきにより、μn〜n+1の値がμ1〜2の値を下回ったりすると、式が成り立たず、ラッシュが起こりやすい。
F=μR*P
である。
第二状態:P+αが第一状態より大きく、かつμRが第一状態より大きい
第三状態:P+αが第二状態より大きく、かつμRが第一状態より大きい(第二状態と同等でも良い)
第一状態:
給紙が開始されると、図12(b)に示すように、底板18の上昇と同時に給紙コロ11が回転し、最上シートが給紙コロ11に接触してシートの給送が開始される。このとき給紙圧Pはシートを分離パッド21付近に到達させるだけの最小な圧であるため、ラッシュが起こらず、記録紙Sの束は若干分離をされた状態(プレ分離状態)で分離パッド21へ到達する。またこの間最上シートと接触する部分のμRは小さいままなので、給紙コロ11と最上シートの間で適度なスリップが起き、シート類束先端が分離パッド21に到達するまでの間プレ分離を行うのに十分な時間がある。
時間が経過すると、図12(d)に示すように、給紙圧P、記録紙と接触する部分のμRともに大きく変化する。最上の記録紙Sに作用する搬送力は大きくなり、最上の記録紙Sは分離部を越えて下流の搬送ローラ対30a、30bまで搬送される。この際、記録紙Sの束は給紙時にラッシュを防いでプレ分離された状態なので、分離部では確実に最上シートだけを分離し最上シートのみ分離部を超える。
図12(e)に示すように、更に給紙圧Pが大きくなる。大量通紙等で紙粉が発生して給紙コロの摩擦係数が小さくなった場合においても、最上の記録紙Sを確実に下流の搬送ローラ対30a、30bまで搬送することができる。
第一状態:P=0.5N、μR=0.9
第二状態:P=3.0N、μR=1.2
第三状態:P=4.0N、μR=1.2
バネ定数をk、xだけ変位したときのスプリングを、発生圧をQ、給紙パッド19を含む底板18の重量をM、k=mg/tとして
Q=k*x+M+P
このとき、Q=mg*x/t+M+Pであるが、厚さtの記録紙SをL枚セットしたときは、x=t*Lなので、Q=mg*L+M+P=α+M+Pとなる。
L枚の紙が底板に及ぼす力はmg*L=αであり、スプリング圧Qは、Lの値に関わらず、αの部分はL枚の記録紙Sの束を持ち上げる分に使われ、Mの部分は底板18を持ち上げる分に使われるので、上記のように付勢力Qを設定すれば、積載枚数Lの値に関わらず最上の記録紙を給紙コロに押し付ける給紙圧は常にPとなる。
μn〜n+1{P+αーΣmgi(i=n+1〜L)}>μ1〜2{ P+α−Σmgi(i=2〜L)}
に、従来機と本実施例の値を当てはめて、比較する。
μ10〜11{3+2ーΣmgi(i=11〜100)}>μ1〜2{ 3+2−Σmgi(i=2〜100)}
μ10〜11{3+2ー0.02*90}>μ1〜2{ 3+2−0.02*99}
3.2*μ10〜11>3.02*μ1〜2
μ10〜11>0.94*μ1〜2
となる。
μ10〜11{0.5+2ーΣmgi(i=11〜100)}>μ1〜2{ 0.5+2−Σmgi(i=2〜100)}
μ10〜11{0.5+2ー0.02*90}>μ1〜2{ 0.5+2−0.02*99}
0.7*μ10〜11>0.52*μ1〜2
μ10〜11>0.74*μ1〜2
となる。
従来:P=3.0N、μR=1.2、F=3.6N
本例:P=0.5N、μR=0.9、F=0.45N
従来:P=3.0N、μR=1.2、F=3.6N
本例:P=3.0N、μR=1.2、F=3.6N
従来:P=3.0N、μR=1.2、F=3.6N
本例:P=4.0N、μR=1.2、F=4.8N
2 排紙トレイ
3 感光体
4 ユニット
5 中間転写ベルト
6 定着装置
7 給紙コロ
9 給紙ユニット
10 シート積載台
11 給紙コロ
12 フェンス部品
13 コロ
14 回動軸
15 フレーム
15a 引掛部
16 従動欠歯ギヤ
17 駆動ギヤ
18 底板
19 給紙パッド
20 受台
21 分離パッド
22 引張スプリング
23 弾性部材受部材
24 付勢力変化カム
25 底板昇降カム
26 ディスク部品
26a ボス形状部
26b ストッパ形状部
27 電磁ソレノイド
27a ソレノイドフラッパ
28 分離圧縮スプリング
29 駆動引張スプリング
30a、30b 搬送ローラ対
31 ベルト
32 圧縮スプリング
33 付勢力変化カム軸
34 中間ギヤ類
35 ピン形状
36 ゴム材
36a ゴム材
36b ゴム材
37 ハブ部
38 ゴム材
40 中間転写ベルト
100 レーザプリンタ
101 装置本体
Claims (13)
- 回動してシート類束を給送する給送回動体と、
前記給送回動体にシート類束を付勢して給紙を行う給紙手段と、
前記給紙手段の下流において複数のシートから一枚のシートだけを分離し搬送する分離手段と、を備えた給送装置において、
前記給紙手段の付勢力を断続的又は連続的に変化させる付勢力変更手段を備え、付勢力変更手段は、一連の給紙分離搬送動作における前記給紙手段のシート類束の最上シートに対する付勢力を、給紙分離搬送動作に伴って付勢力が小さい状態から付勢力が大きい状態へ変更することを特徴とする給送装置。 - 前記付勢力変更手段を前記給送回動体に連動させる連動手段を備えることを特徴とする請求項1記載の給送装置。
- 前記給紙手段は、複数のシート類を積載可能で、前記給送回動体に離間可能な底板と、付勢力を発生させる弾性部材とで構成され、
前記付勢力変更手段は、前記弾性部材の端部を保持する共に、回動可能な弾性部材受部材で構成され、
前記連動手段は、前記回動軸に略固定された給送回動体と、前記回動軸に係止し、かつ弾性部材受部材と接触可能に配置された付勢力変化カムとを備えて構成されることを特徴とする請求項2記載の給送装置。 - 前記弾性部材受部材の支点となるピン形状部は、前記回動軸を保持するフレームに設けられていることを特徴とする請求項3記載の給送装置。
- 前記弾性部材は、引張スプリングであることを特徴とする請求項3記載の給送装置。
- 前記弾性部材は、圧縮スプリングであることを特徴とする請求項3記載の給送装置。
- 前記給送回動体は、その回動方向に沿って断続的又は連続的に表面の摩擦係数が小さくなるように変化することを特徴とする請求項1記載の給送装置。
- 請求項7に記載の給送装置において、
前記給送回動体は、プラスチック材からなるハブ部に、異なる摩擦係数を持つ二種類以上の材質のゴム材を、その回動方向に沿って摩擦係数が小さく変化するように巻き付けて構成されていることを特徴とする請求項7記載の給送装置。 - 前記給送回動体は、表面を無数の微小凹凸形状としたプラスチック材からなるハブ部に、ハブ部よりも摩擦係数の大きな一種類以上のゴム材を、その回動方向に沿って摩擦係数が小さく変化するように巻き付けて構成されることを特徴とする請求項7記載の給送装置。
- 前記給送回動体は、プラスチック材からなるハブ部に、無数の突起を持つゴム材を、その回動方向に沿って突起高さが低く変化するように巻き付け手構成されることを特徴する請求項7記載の給送装置。
- 一連の給紙分離搬送動作における前記給紙手段のシート類束の最上シートに対する付勢力と、前記給送回動体がシート類に接触している部分のシート類に対する静摩擦係数は、
給紙分離搬送動作の時間経過に伴い、
付勢力が小さく、かつ給送回動体がシート類に接触している部分の静摩擦係数が小さい第一状態と、
付勢力が第一状態より大きく、かつ給送回動体がシート類に接触している部分の静摩擦係数が第一状態より大きい第二状態と、
付勢力が第二状態より大きく、かつ給送回動体がシート類に接触している部分の静摩擦係数が第一状態より大きい第三状態、
の少なくとも3つの状態に順に移行するように前記給送回動体と前記付勢力変更手段を構成したことを特徴とする請求項7記載の給送装置。 - 前記給紙手段のシート類束の最上シートに対する付勢力と、前記給送回動体がシート類に接触している部分の静摩擦係数は、
前記第一状態においては、付勢力が0.5N以上で1.0Nより小さく、かつ給送回動体がシート類に接触している部分の静摩擦係数が0.7以上で1.2より小さく、
前記第二状態においては、付勢力が2.5N以上で3.5Nより小さく、
かつ給送回動体がシート類に接触している部分の静摩擦係数が1.2以上で、
前記第三状態においては、付勢力が4N以上で、かつ給送回動体がシート類に接触している部分の静摩擦係数が1.2以上である、
ことを特徴とする請求項11に記載の給送装置。 - 請求項1乃至請求項12のいずれかに記載の給送装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
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JP2008100017A JP2009249124A (ja) | 2008-04-08 | 2008-04-08 | 送給装置及び画像形成装置 |
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Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
2008
- 2008-04-08 JP JP2008100017A patent/JP2009249124A/ja active Pending
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