JP2009248907A - 車両用エアバッグ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】リッド部の一方の扉部と他方の扉部に作用する展開抵抗に異方性を設け、エアバッグの展開方向を規制する車両用エアバッグ装置を提供する。
【解決手段】車両用エアバッグ装置11はエアバッグ展開用開口部35に開放可能に設けられているリッド部41を備えた基材34と、基材上に積層された表皮材43と、表皮材に形成され破断する開裂部(縫製部)75と、開口部の外側領域44の表皮材が基材から剥離するように形成された剥離部93、94と、を備える。リッド部41は一方のヒンジ軸56と、一方の扉部51と、他方のヒンジ軸57と、他方の扉部53と、を備え、開裂部(縫製部)75は、リッド上方開裂部83に連なる外側領域において、一方のヒンジ軸の軸線へ向かって延長形成されている延長開裂部84を備えている。
【選択図】図6

Description

本発明は、車両用エアバッグ装置に関するものである。
車両用エアバッグ装置には、皮革を用いた革張りエアバッグカバーがある。革張りエアバッグカバーは、折り畳まれたエアバッグを覆うように配設され、樹脂製のカバー本体に皮革を貼り付けたもので、皮革の裏面には、引っ張り強度を低下させた脆弱部が多数の切り込み(切欠き)を配設することで形成されている。この脆弱部によってカバー本体の破断時に円滑に皮革を破断することができるというものである(例えば、特許文献1参照。)。
特開2004−276680公報(第10頁、図1)
しかし、特許文献1の革張りエアバッグカバーでは、エアバッグの展開性能を向上させるためには、皮革の厚さや強度など特性の異なる皮革の管理が複雑になる。
言い換えると、脆弱部を形成するために切り込みを設けた皮革の厚さを0.6mm、ピッチを4mmに設定する必要があり、0.6mm超、4mm超の場合には、脆弱部の破断の抵抗力が大きくなるおそれがあるという問題がある。
本発明は、リッド部の一方の扉部と他方の扉部に作用する展開抵抗に異方性を設け、エアバッグの展開方向を規制する車両用エアバッグ装置を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、エアバッグ展開用開口部が開けられ、開口部に開放可能に設けられているリッド部を備えた基材と、基材上に積層された表皮材と、表皮材に形成され、エアバッグの膨張によりリッド部とともに破断する開裂部と、開裂部に連なり、且つ、開口部の外側領域の表皮材との間に、開放するリッド部によって基材から剥離するように形成された剥離部と、を備える車両用エアバッグ装置であって、リッド部は、開放の支点をなす一方のヒンジ軸と、一方のヒンジ軸に支持された一方の扉部と、一方のヒンジ軸に対向配置された他方のヒンジ軸と、他方のヒンジ軸に支持された他方の扉部と、を備え、開裂部は、リッド部上に配置されているリッド上方開裂部に連なる外側領域において、一方のヒンジ軸の軸線へ向かって延長形成されている延長開裂部を備えていることを特徴とする。
請求項2に係る発明では、一方の扉部は、破断することで形成される一方の自由端を備え、一方の自由端の両端から一方のヒンジ軸までの幅を最小にした凸側扉として形成され、他方の扉部は、一方の自由端に一致する他方の自由端を備える凹側扉として形成されていることを特徴とする。
請求項3に係る発明では、リッド上方開裂部は、略直線状に形成されていることを特徴とする。
請求項4に係る発明では、両方の扉部は、リッド部に形成されて破断する脆弱部によって画定され、開裂部は、脆弱部に沿って配置されていることを特徴とする。
請求項5に係る発明は、基材に表皮材を接着するとともに、剥離部の接着力を他の部位より弱めたことを特徴とする。
請求項6に係る発明は、他方のヒンジ軸より一方のヒンジ軸が低位に配置されているとともに、開口部が傾斜して配置されていることを特徴とする。
請求項1に係る発明では、リッド部を備えた基材と、表皮材と、破断する開裂部と、基材から剥離する剥離部と、を備え、リッド部は、一方のヒンジ軸と、一方の扉部と、他方のヒンジ軸と、他方の扉部と、を備え、開裂部は、リッド部上に配置されているリッド上方開裂部に連なる外側領域において、一方のヒンジ軸の軸線へ向かって延長形成されている延長開裂部を備えているので、開裂部を破断した後に加わる、表皮材の展開に必要な荷重に延長開裂部によって異方性を付与することができ、リッド部の一方の扉部並びに他方の扉部と、エアバッグの展開方向を調整することができる。
請求項2に係る発明では、一方の扉部は、破断することで形成される一方の自由端を備え、一方の自由端の両端から一方のヒンジ軸までの幅を最小にした凸側扉として形成され、他方の扉部は、一方の自由端に一致する他方の自由端を備える凹側扉として形成されているので、一方の自由端を凸となる曲線形状とすることによって、リッド部上に配置されているリッド上方開裂部の中央に応力が集中し、破断の開始、進行がスムーズになるという利点がある。
請求項3に係る発明では、リッド上方開裂部は、略直線状に形成されているので、直線に比べ、リッド部上に配置されているリッド上方開裂部の中央に応力が集中し、破断の開始、進行がスムーズになるという利点がある。
請求項4に係る発明では、両方の扉部は、リッド部に形成されて破断する脆弱部によって画定され、開裂部は、脆弱部に沿って配置されているので、脆弱部と開裂部をほぼ一致させることにより、一方・他方の扉部とこれらの扉部で押され破断した開裂部との干渉を小さくすることができる。
請求項5に係る発明では、基材に表皮材を接着するとともに、剥離部の接着力を他の部位より弱めたので、表皮材に設けた開裂部の破断の進行を安定化させることができる。
請求項6に係る発明では、他方のヒンジ軸より一方のヒンジ軸が低位に配置されているとともに、開口部が傾斜して配置されているので、延長開裂部によって大きく開く一方の扉部とエアバッグとの干渉は小さく、一方の扉部と他方の扉部とによって、一方のヒンジ軸側へエアバッグを展開させるようガイドすることができる。例えば、開口部や一方の扉部を車室内方へ向け傾斜させると、車室内方へ向けてエアバッグが展開するという利点がある。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。
図1は、本発明の車両用エアバッグ装置(第1実施の形態)を採用した車室の斜視図である。
車両用エアバッグ装置11は、車両12の助手席13に採用されている。具体的には後述する。
車両12は、車体21、車室22、運転席23、助手席13、前ウインドウガラス24、インストルメントパネル25、助手席13用のエアバッグ装置11や運転席23用のエアバッグ装置26を含むエアバッグユニット27を備える。
インストルメントパネル25は、助手席13側の上部31が凸状で半径の大きい緩やかな球面状に形成され、皮革32が採用され、貼り付けられている。
図2は、図1の2矢視図である。
図3は、図1の3−3線断面図である。図1を併用して説明する。
エアバッグ装置11は、インストルメントパネル25のインストルメントパネル本体(基材)34に形成された取付け口部34aに、作動時に開く開口部35が配置され、車体21に取付けられているケース部材36と、ケース部材36内に配置したインフレータ(ガス発生装置)37と、エアバッグであるところのバッグ38と、ケース部材36の上に取付けた開放自在なリッド部41と、リッド部41及びインストルメントパネル25の基材(インストルメントパネル本体)34に貼り付けた表皮材43と、基材(インストルメントパネル本体)34の開口部35に連ねて設けた外側領域44と、外側領域44に形成された接着力調節部45と、を備える。
リッド部41は、ケース部材36に第1ヒンジ部47を介して形成した第1扉部(一方の扉部)51と、ケース部材36に第2ヒンジ部52を介して形成した第2扉部(他方の扉部)53と、第1扉部51と第2扉部53を画定するティアライン55と、からなる。そして、前ウインドウガラス24に向け第2ヒンジ部52及び第2扉部(他方の扉部)53を配置し、車両12の後方(矢印a1の方向)に向け第1ヒンジ部47及び第1扉部(一方の扉部)51を配置している。
第1ヒンジ部47は、一方のヒンジ軸(第1ヒンジ軸)56を有し、第2ヒンジ部52は他方のヒンジ軸(第2ヒンジ軸)57を有し、他方のヒンジ軸57より一方のヒンジ軸56が距離hだけ低位に配置されているとともに、開口部35が傾斜(平均傾斜角度θ)して配置されている。
「第1ヒンジ軸56」とは、第1ヒンジ部47に最小の肉厚で形成されている部位であり、ヒンジの支点となるものである。第2ヒンジ軸57も同様である。
ティアライン55は、リッド部41の裏にV溝状に彫り込まれた脆弱部であるところの中央ティアライン58を有する。
中央ティアライン58は、リッド部41の幅Wの中心(W×50%)から平均距離Eだけずれている。そして、略直線状であり、曲線の中心を第1ヒンジ部47側に設定して、破断することでリッド部41を第1扉部51と第2扉部53とに分割するとともに、第1扉部51の第1自由端61(図6も参照)、第2扉部53の第2自由端62(図6も参照)を形成している。64は第1側部ティアライン、65は第2側部ティアラインである。
ケース部材36には、インストルメントパネル25側に掛止する掛止凸部66が形成されている。
一方の扉部(第1扉部)51は、一方の自由端61の両端(両端角部)67から一方のヒンジ軸56までの幅W1を最小にした凸側扉として形成されている。
他方の扉部53は、一方の自由端61に一致する他方の自由端62を備える凹側扉として形成されている。
なお、凸側扉(一方の扉部)51及び凹側扉53には、表皮材43が貼り付けられて、意匠向上が図られている。
図4は、図3の4部詳細図である。図2、図3を併用して説明する。
表皮材43は、リッド部41上に表皮材接着層71で接着した中間材(スペースファブリック)72と、スペースファブリック72上に皮革接着層73で接着した皮革32と、からなる。
スペースファブリック72は、例えば、布材や布材に樹脂を複合したもので、皮革32の縫製部75を収納可能に、縫製収納係合部76が形成されている。
縫製収納係合部76は、リッド部41の裏の中央ティアライン58に沿って、且つ近傍に配置されているとともに、リッド部41の表、基材(インストルメントパネル本体)34の表に配置されている。
皮革32は、人工皮革又は天然皮革で、第1皮革77に第2皮革78を縫製することで縫製部75が形成され、縫製部75に沿って近傍にステッチ81を設け、縫製部75をリッド部41の裏の中央ティアライン58に沿って、且つ、中央ティアライン58の上方に配置したものである。
縫製部75は、開裂部でもあり、開裂部(縫製部)75は、リッド部41上に配置されているリッド上方開裂部83と、リッド上方開裂部83に連なる延長開裂部84を備える。具体的には、開裂部(縫製部)75は、リッド部41上に配置されているリッド上方開裂部83に連なる外側領域44において、一方のヒンジ軸56の軸線C1へ向かって(矢印a2の方向)延長形成されている延長開裂部84を備えている。
また、開裂部(縫製部)75は、詳しくはリッド上方開裂部83は、脆弱部(中央ティアライン)58に沿って配置されている。
さらに、開裂部(縫製部)75は、略直線状に形成され、曲線の中心を第1ヒンジ部47側に設定している。
皮革32はまた、リッド部41上に位置している縫製部75の糸86の破断で表皮開口部91(図6参照)が形成され、表皮開口部91の一方に連なる所定の距離Lsまでが剥離部であるところの第1表皮剥離部93であり、表皮開口部91の他方に連なる所定の距離Lsまでが第2表皮剥離部94である。
なお、「表皮材43の剥離」とは、皮革32にスペースファブリック72を含めて、基材(インストルメントパネル本体)34から皮革32とスペースファブリック72との2層が一体となって剥離すること、つまり、基材(インストルメントパネル本体)34からスペースファブリック72が剥離することとする。
図2に示している距離Lsは、接着力調節部45の長さでもあり、リッド部41の幅Wより大きく設定している。
接着力調節部45は、リッド部41の一端(第1側部ティアライン64)の外方(矢印a3の方向)及びリッド部41の他端(第2側部ティアライン65)の外方(矢印a4の方向)に形成したものである。
また、接着力調節部45は、平面視、第1端点95、第2端点96、第3端点97を通る線分で形成された三角領域内の部位に設けられ、三角領域内に弱接着層101が形成されている。
第1端点95は、一方のヒンジ軸56の軸線C1から開口部35の外方(矢印a1の方向)へ距離E2だけ離した線S1に交わる端点である。
第2端点96は、第2ヒンジ部52から外側(矢印a5の方向)へ距離L1だけ離した端点である。
第3端点97は、一方のヒンジ軸56の軸線C1から開口部35の外方(矢印a1の方向)へ距離E2だけ離した端点である。
このような三角領域内には、表皮材接着層71と同じ接着剤を用いるが、塗布の形態が異なる弱接着層101を形成している。
図5は、図2の5−5線断面図である。図2を併用して説明する。
弱接着層101は、接着剤を、リッド部41の両端(第1側部ティアライン64)に略平行にピッチP、幅Wsで配列したもので、接着剤の塗布面積を他の接着領域(表皮材接着層71)に比べ、減じているので、表皮材接着層71に比べ、単位面積当たりの接着力が小さいものである。列の長さは前述の三角領域内で、端が線分S1、S2に達している。
「他の接着領域」とは、三角領域を除いた表皮材接着層71で接着している部位である。
なお、ピッチP、幅Wsは目安であり、所望の範囲(公差)であればよい。
次に、本発明の車両用エアバッグ装置の作用を説明する。
図6は、車両用エアバッグ装置の開放の機構を説明する図である。図1〜図5を併用して説明する。
車両用エアバッグ装置11は、車両前面に衝撃が加わると、前面衝撃情報に基づいて、情報が処理された後、インフレータ作動情報に基づいてインフレータ(ガス発生装置)37が作動する。
インフレータ(ガス発生装置)37によってバッグ38が膨脹を開始すると、バッグ38の膨脹する力によって、中央ティアライン58の中央103の応力が大きくなるので、中央103を起点に破断が起き始める。
同時に、開裂部(縫製部)75は、破断するので、表皮開口部91が開き始める。
その際、開裂部(縫製部)75の中央104、つまり、リッド上方開裂部83の中央104の応力が大きくなり、中央104を起点に破断が起きる。
このように、車両用エアバッグ装置11では、中央ティアライン58の中央103及び開裂部(縫製部)75の中央104からより確実に破断を開始させることができ、破断の開始、進行がスムーズになるという利点がある。
中央ティアライン58の両端(両端角部67)まで引き裂かれると、第1側部ティアライン64、第2側部ティアライン65が破断し始める。
その際、接着力調節部45を設けた基材(インストルメントパネル本体)34から表皮材43が剥離し始め、縫製部75の第1表皮剥離部93の糸が破断し、第2表皮剥離部94の糸が破断するので、第1表皮剥離部93及び第2表皮剥離部94が矢印a6、矢印a7のように開き始める。
つまり、接着力調節部45で表皮材43の剥離が起きる。
接着力調節部45では、接着剤を、所定のピッチP、幅Wsで糸状に配列したので、接着力が小さく、表皮材43を剥離・開放する際の抵抗力を減少させることができる。従って、一方の扉部51を開く際の抵抗が小さくなり、エアバッグ(バッグ)38の展開方向を規制することができる。
引き続き、バッグ38の展開に伴う膨脹する力で第1側部ティアライン64、第2側部ティアライン65が破断を続けるのと同時に、第1ヒンジ部47、第2ヒンジ部52をそれぞれ回動の支点軸として第1蓋部51、第2蓋部53は矢印a6、矢印a7のように回動し、開かれる。
その際、前述のように、接着力調節部45で表皮材43の剥離が続くが、接着力調節部45では、接着剤を、所定のピッチP、幅Wsで糸状に配列したので、接着力が小さく、表皮材43を剥離・開放する際の抵抗力を減少させることができる。従って、一方の扉部51を開く際の抵抗が小さくなり、エアバッグ(バッグ)38の展開方向を規制することができる。
つまり、一方の扉部51を大きく開くことができ、エアバッグ(バッグ)38の展開方向を一方の扉部51の開く方向(矢印a6の方向)へ向けて規制することができる。
次に、別の実施の形態を説明する。
図7は、第2実施の形態を説明する図であり、図6に対応している。上記図1〜図6に示す実施の形態と同様の構成については、同一符号を付し説明を省略する。
第2実施の形態の車両用エアバッグ装置11Bは、接着力調節部45Bを備えていることを特徴とする。
接着力調節部45Bには、三角領域内に弱接着層101Bが形成され、弱接着層101Bは、接着剤がピッチPで点状に配置されていることを特徴とする。
第2実施の形態の車両用エアバッグ装置11Bでは、第1実施の形態の車両用エアバッグ装置11と同様の作用、効果を発揮する。つまり、バッグ38の展開方向を規制することができる。
図8(a)、(b)は、第3実施の形態を説明する図であり、図5に対応している。上記図1〜図6に示す実施の形態と同様の構成については、同一符号を付し説明を省略する。
第3実施の形態の車両用エアバッグ装置11Cは、接着力調節部45Cを備えていることを特徴とする。
接着力調節部45Cは、三角領域内のインストルメントパネル本体(基材)34に凹凸部111が形成されていることを特徴とする。そして、接着層112が表皮材接着層71と同様に形成されている。
凹凸部111は、リッド部41の両端に略平行にピッチP3、深さEで溝部113をまっすぐに形成したもので、長さは前述の三角領域内で、端が線分S1、S2に達している。
第3実施の形態の車両用エアバッグ装置11Cでは、第1実施の形態の車両用エアバッグ装置11と同様の作用、効果を発揮する。つまり、バッグ38の展開方向を規制することができる。
また、第3実施の形態では、スペースファブリック72の全面に表皮材接着層71と同様の接着層112を形成して、凹凸部111に重ねて貼り付けることができ、第1実施の形態に比べ、接着作業は容易になる。
本発明の車両用エアバッグ装置は、エアバッグを皮革で覆うものに好適である。
本発明の車両用エアバッグ装置(第1実施の形態)を採用した車室の斜視図である。 図1の2矢視図である。 図1の3−3線断面図である。 図3の4部詳細図である。 図2の5−5線断面図である。 車両用エアバッグ装置の開放の機構を説明する図である。 第2実施の形態を説明する図である。 第3実施の形態を説明する図である。
符号の説明
11…車両用エアバッグ装置、34…基材(インストルメントパネル本体)、35…開口部、41…リッド部、43…表皮材、44…外側領域、51…一方の扉部(第1扉部))、53…他方の扉部(第2扉部)、56…一方のヒンジ軸(第1ヒンジ軸)、57…他方のヒンジ軸(第2ヒンジ軸)、58…脆弱部(中央ティアライン)、61…一方の自由端、67…一方の自由端の両端(両端角部)、75…開裂部(縫製部)、83…リッド上方開裂部、84…延長開裂部、93…剥離部(第1表皮剥離部)、94…剥離部(第2表皮剥離部、W1…一方の自由端の両端から一方のヒンジ軸までの幅。

Claims (6)

  1. エアバッグ展開用開口部が開けられ、該開口部に開放可能に設けられているリッド部を備えた基材と、該基材上に積層された表皮材と、該表皮材に形成され、前記エアバッグの膨張により前記リッド部とともに破断する開裂部と、該開裂部に連なり、且つ、前記開口部の外側領域の表皮材との間に、開放するリッド部によって前記基材から剥離するように形成された剥離部と、を備える車両用エアバッグ装置であって、
    前記リッド部は、開放の支点をなす一方のヒンジ軸と、該一方のヒンジ軸に支持された一方の扉部と、前記一方のヒンジ軸に対向配置された他方のヒンジ軸と、該他方のヒンジ軸に支持された他方の扉部と、を備え、
    前記開裂部は、前記リッド部上に配置されているリッド上方開裂部に連なる前記外側領域において、前記一方のヒンジ軸の軸線へ向かって延長形成されている延長開裂部を備えていることを特徴とする車両用エアバッグ装置。
  2. 前記一方の扉部は、破断することで形成される一方の自由端を備え、該一方の自由端の両端から前記一方のヒンジ軸までの幅を最小にした凸側扉として形成され、
    前記他方の扉部は、前記一方の自由端に一致する他方の自由端を備える凹側扉として形成されていることを特徴とする請求項1記載の車両用エアバッグ装置。
  3. 前記リッド上方開裂部は、略直線状に形成されていることを特徴とする請求項1記載の車両用エアバッグ装置。
  4. 前記両方の扉部は、リッド部に形成されて破断する脆弱部によって画定され、
    前記開裂部は、前記脆弱部に沿って配置されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両用エアバッグ装置。
  5. 前記基材に前記表皮材を接着するとともに、前記剥離部の接着力を他の部位より弱めたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の車両用エアバッグ装置。
  6. 前記他方のヒンジ軸より前記一方のヒンジ軸が低位に配置されているとともに、前記開口部が傾斜して配置されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の車両用エアバッグ装置。
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