JP2009006779A - エアバッグカバー - Google Patents

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Satoshi Nagaeda
聡 長枝
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Abstract

【課題】エアバッグ本体側に表皮材を貼合する際に、カバー本体側テアライン溝と表皮材側テアライン溝とを対向させるべくなす作業をなくし、しかもエアバッグカバー本体への表皮材の貼合後は常に両溝が確実に対向形成されるようにして、表皮材のエアバッグカバー本体への貼合作業の生産性を向上させるべくなした。
【解決手段】エアバッグカバー本体2の裏面側に凹溝部を形成することによってカバー本体側テアライン4を構成すると共に、カバー本体側テアライン4の形成部位に対向する部位を除くエアバッグカバー本体2の表面側に貼合部位5を形成し、貼合部位5上に表皮材3を貼合することによって、表皮材3においてエアバッグカバー本体2に対して非貼合部位を形成し、該非貼合部位を表皮材側テアライン6として構成した。
【選択図】図3

Description

本発明は、自動車のステアリングに装着されるエアバッグ装置をカバーするエアバッグカバー本体の表面に皮革材等の柔軟な表皮材を被覆して構成するようになしたエアバッグカバーに関する。
一般に、この種のエアバッグ装置は、たとえば自動車のステアリングホイールのボス部に設けた収納部に折り畳んだエアバッグ本体を収納し、且つ、ボス部にエアバッグカバーを装着することによって収納部に収納されたエアバッグ本体をカバーするようになっている。
そして、エアバッグカバーは、通常樹脂成形品である硬質のエアバッグカバー本体の裏面側に凹溝部を形成することによりカバー側テアラインとし、自動車の衝突時等にエアバッグ本体が膨張展開する場合には、当該カバー側テアラインから開裂させることによって、エアバッグ本体が乗員側へ展開するように構成されている。
また、エアバッグカバーは、ステアリングホイールの略中央部に存するボス部に設置するものであることから、乗員等にとっては目立ち易く、開発者としては、デザイン上美感性能の点も重要視して設計することになり、このために、硬質のエアバッグカバー本体の表面に皮革材等の美観上優れた柔軟材からなる表皮材を被覆することによって、美感性能を施すようになっている。
しかしながら、このようにエアバッグカバー本体の表面に皮革材等の柔軟材からなる表皮材を被覆した場合、当該表皮材は、エアバッグ本体の膨張展開によりカバー側テアラインが開裂して生じたエアバッグカバー本体の開裂押圧力によって、破断可能な破断強度以下の材料を選定する必要があることから、材料の選択可能範囲を制限されてしまう。
そこで、従来の技術においては、表皮材の材料選択可能範囲を広げ、たとえば皮革材等を使用可能とするために、図5乃至図7に示すものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特願平9−183373号公報。
すなわち、図5に示すものは、樹脂成形品からなるエアバッグカバー本体aの裏面側に例えば成形時にテアライン溝bを形成すると共に、表皮材cの裏面側にも表皮材側テアライン溝dを形成しておき、両テアライン溝b、dを互いに対向する状態で、エアバッグカバー本体aの表面側に形成した貼合部位eを介在させて表皮材cの裏面全域を貼合することにより構成している。
また、図6に示すものは、表皮材cの表面側に表皮材側テアライン溝dを形成しておき、表皮材側テアライン溝dをカバー本体側テアライン溝bに対向させる位置において、貼合部位eによって、表皮材cの裏面全域をエアバッグカバー本体aに貼合するように構成している。
さらにまた、図7に示すものは、表皮材c側に表裏貫通する表皮材側テアライン溝dを形成しておき、表皮材側テアライン溝dをカバー本体側テアライン溝bに対向させる位置において、貼合部位eによって、表皮材cの裏面全域をエアバッグカバー本体aに貼合するように構成している。
しかしながら、図5乃至図7に示すような従来の技術においては、いずれも、エアバッグカバー本体aの表面側に貼合部位eを形成した後、エアバッグカバー本体aの表面側に表皮材cの裏面を貼合する作業となる。
このために、カバー本体側テアライン溝bと表皮材c側テアライン溝dとを対向させる作業が、ブラインド作業となってしまい、表皮材cをエアバッグカバー本体a側に貼合する作業は、確実に両溝b、dを対向させた状態を維持させたまま、慎重に行わざるを得ず、生産性の悪い非効率的な作業を作業者に強いることになってしまう。
そこで、本発明は、かかる点に鑑み、エアバッグ本体側に表皮材を被覆する際に、カバー本体側テアライン溝と表皮材側テアライン溝とを対向させる作業をなくし、しかもエアバッグカバー本体への表皮材の被覆後は常に両溝が確実に対向形成されるようにして、表皮材のエアバッグカバー本体への被覆作業の生産性を向上させるべくなしたエアバッグカバーを提供することを目的としている。
本発明に係るエアバッグカバーは、エアバッグの膨張に伴って開裂するカバー本体側テアラインを備えたエアバッグカバー本体の表面に表皮材を被覆してなるエアバッグカバーにおいて、前記エアバッグカバー本体の表面における前記カバー本体側テアラインの形成部位に対向する部位に前記表皮材が貼合されない非貼合部位を形成したことを特徴とする。
上記のように構成する本発明によれば、カバー本体側テアラインの形成部位に対向する部位に表皮材が貼合されない非貼合部位を形成したために、エアバッグカバー本体の表面側の貼合部位に表皮材を貼合すれば、必然的にエアバッグカバー本体におけるカバー側テアラインに対向する部位に非貼合部位が形成され、当該非貼合部位によって、エアバッグカバー本体の裏面側に形成したカバー本体側テアラインに対向するように表皮材の裏面側に表皮材側テアラインが結果的に形成されることになり、エアバッグ本体の膨張展開時に、表皮材側テアラインがエアバッグカバー本体側に貼着されていないために、表皮材側テアラインの略中央部にせん断荷重がかかりやすくなって、開裂することになり、エアバッグ本体の乗員側への膨張展開を可能にすることになり、従来のようなカバー本体側テアラインと表皮材側テアラインとを対向させながらエアバッグカバーへの表皮材を被覆するという作業をなくして、エアバッグカバー本体への表皮材の被覆作業の生産性を高めることができる。
次に、本発明に係る一の実施の形態について、図1乃至図4を用いて説明する。
図1は本発明に係る一の実施の形態を採用したエアバッグカバーを備えた自動車用ステアリングハンドルの平面図、図2は図1のエアバッグカバーを構成するエアバッグカバー本体の表面側より描画した平面図、図3は図1におけるA−A断面図、図4は図1におけるエアバッグ本体の膨張展開によってエアバッグカバーが開裂した状態を描画した図1のA−A断面図である。
先ず、図1において、エアバッグカバー1は、ステアリングホイール10におけるボス部10aの略中央部に装着されて、ボス部10aに設けられて折り畳まれてユニット化された不図示のエアバッグ装置を収納する収納部の開口を閉塞するようになっている。
そして、エアバッグカバー1は、図2或いは図3に示すように、樹脂成形されたエアバッグカバー本体2とエアバッグカバー本体2の表面側に被覆された皮革材等からなる表皮材3とを有して構成している。
エアバッグカバー本体2の裏面側には、図2に示すように、凹溝部を形成することによってカバー本体側テアライン2aを構成している。
カバー本体側テアライン2aは、互いに離間するように形成された一対の縦方向テアラインライン4a、4aと、表皮材3の表面に刻印にて形成されたマーク10bを逸れながら縦方向テアライン4a、4aを互いに連結するように形成された横方向テアライン4bとを有して構成している。
そして、カバー本体側テアライン2aが形成された部位を除くエアバックカバー本体2の表面側(図2のハッチングしたエリア)には、接着剤を塗布することにより或いは両面接着テープを接合する等により、貼合部位5が形成されている。
そして、表皮材3は、その裏面側が貼合部位5を介してエアバッグカバー本体2の表面側に被覆されることになる。
従って、エアバッグカバー本体2の表面側には、図3に示すように、結果的にカバー本体側テアライン4に対向する部位に、貼合部位5によって接着されていない非貼合部位としてエリア2aが形成されることになる。
このように貼合部位5が形成されたエアバッグカバー本体2の表面側には、図3に示すように、表皮材3が貼合された結果、表皮材3の裏面側において、エアバッグカバー本体2の表面側における貼合部位5によって接着されていないエリア2aの部分に対向する部位には、エリア2によって、結果的に表皮材側テアライン6が形成されることになる。
以上のように構成するエアバッグカバー1においては、カバー本体側テアライン4の形成部位に対向する部位に表皮材3が貼合されていないエリア2aにより構成する非貼合部位を形成したために、エアバッグカバー本体2の表面側に貼合部位5によって表皮材3を貼合すれば、必然的にエアバッグカバー本体2における表皮材3が貼合していないエリア2aに対向するように、表皮材3側に非貼合部位が形成され、当該非貼合部位によって、エアバッグカバー本体2の裏面側に形成したカバー本体側テアライン4に対向するように表皮材3の裏面側に表皮材側テアライン6が結果的に形成されることになって、エアバッグ本体の膨張展開時に、表皮材側テアライン6がエアバッグカバー本体2側に貼着されていないために、表皮材側テアライン6の略中央部にせん断荷重がかかって、開裂することになり(本願出願人による実験によれば、表皮材3を通常の皮革材等により構成した場合に、エアバッグ本体内の圧力が80パスカル前後くらいまでに到達したところで表皮側テアライン6はせん断荷重によって充分開裂し、エアバッグ本体の乗員側への膨張展開が乗員の安全を確保できる所定時間内になされた)、エアバッグ本体の乗員側への膨張展開を可能にすることになり、従来のようなカバー本体側テアラインbと表皮材側テアラインdとを対向させながらエアバッグカバー本体aへの表皮材cを貼合するという作業をなくして、エアバッグカバー本体aへの表皮材cの貼合作業の生産性を高めることができる。
上記実施の形態において、エアバッグカバーは、ステアリングホイールのパッド部に設置する運転席用エアバッグ装置に適用する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、インストルメントパネルに取り付けらる助手席用のエアバッグ装置のエアバッグカバーにも適用できるものである。
以上説明したように、本発明は、カバー本体側テアラインの形成部位に対向する部位に表皮材が貼合されていない表皮材が貼合されていない非貼合部位が形成されることによって、カバー本体側テアラインに対向するような表皮材側テアラインを表皮材側に必然的に形成されることになり、従来のようなカバー本体側テアラインと表皮材側テアラインとを対向させながらエアバッグカバーへの表皮材を被覆するという作業をなくして、エアバッグカバー本体への表皮材の被覆作業の生産性を高めることができるために、自動車のステアリングに装着されるようなエアバッグ装置をカバーすべく、エアバッグの膨張に伴って開裂するエアバッグカバー本体の表面に皮革材等の柔軟な表皮材を被覆して構成するようになしたエアバッグカバー等に好適であるといえる。
本発明に係る一の実施の形態を採用したエアバッグカバーを備えた自動車用ステアリングハンドルの平面図である。 図1のエアバッグカバーを構成するエアバッグカバー本体の表面側より描画した平面図である。 図1におけるA−A断面図である。 図1におけるエアバッグ本体の膨張展開によってエアバッグカバーが開裂した状態を描画した図1のA−A断面図である。 従来におけるエアバッグカバーを示す図1のA−A断面図と同様な断面図である。 従来における他のエアバッグカバーを示す図1のA−A断面図と同様な断面図である。 従来における更に他のエアバッグカバーを示す図1のA−A断面図と同様な断面図である。
符号の説明
1 エアバッグカバー
2 エアバッグカバー本体
3 表皮材
4 カバー本体側テアライン
5 貼合部位
6 表皮材側テアライン

Claims (1)

  1. エアバッグの膨張に伴って開裂するカバー本体側テアラインを備えたエアバッグカバー本体の表面に表皮材を被覆してなるエアバッグカバーにおいて、前記エアバッグカバー本体の表面における前記カバー本体側テアラインの形成部位に対向する部位に前記表皮材が貼合されない非貼合部位を形成したことを特徴とするエアバッグカバー。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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