JP2009242450A - 制振塗料組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】マイカを多量に含有することで制振性を高めることができるとともに制振塗料組成物の乾燥性を高めることができる制振塗料組成物を提供する。
【解決手段】制振塗料組成物には、塗膜を形成する樹脂粒子が水系分散媒に分散した水系樹脂分散液と、塗膜の制振性を高めるためのマイカとが含有されている。マイカの含有量は、組成物中に含まれる前記樹脂粒子100質量部に対して150質量部以上、かつ、組成物中に含まれる水分100質量部に対して150質量部以上である。制振塗料組成物には、さらに酸化アルミニウムが含有されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、マイカを含有する制振塗料組成物に関する。
従来、塗膜を形成する樹脂粒子が水系分散媒に分散した水系樹脂分散液と、塗膜の制振性を高めるためのマイカとを含有した制振塗料組成物が知られている(例えば、特許文献1〜4参照)。
国際公開第97/42844号パンフレット 特開2002−302583号公報 国際公開第99/28394号パンフレット 国際公開第01/40391号パンフレット
ところで、水系樹脂分散液を含む制振塗料組成物において、マイカを多量に配合すれば、塗膜の制振性能を高めることができるようになる。このとき、水系分散媒に対するマイカの配合量も増大することになる。ここで、マイカの熱伝導率は、水の熱伝導率と同等であるため、マイカを多量に配合した制振塗料組成物では、水系分散媒に外部から熱が伝わり難くなる。その結果、制振塗料組成物の乾燥性が低下してしまうことになる。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、マイカを多量に含有することで制振性を高めることができるとともに制振塗料組成物の乾燥性を高めることができる制振塗料組成物を提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明の制振塗料組成物は、塗膜を形成する樹脂粒子が水系分散媒に分散した水系樹脂分散液と、前記塗膜の制振性を高めるためのマイカとを含有してなる制振塗料組成物であって、前記マイカの含有量は、組成物中に含まれる前記樹脂粒子100質量部に対して150質量部以上、かつ、組成物中に含まれる水分100質量部に対して150質量部以上であり、酸化アルミニウムがさらに含有されることを要旨とする。
この発明では、マイカよりも熱伝導性に優れる酸化アルミニウムが含有されているため、制振塗料組成物を加熱する際の熱は、酸化アルミニウムを通じて水系分散媒へ効率的に伝導するようになる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の制振塗料組成物において、前記酸化アルミニウムが組成物中に含まれる水分100質量部に対して5質量部以上含有されることを要旨とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の制振塗料組成物において、前記樹脂粒子がアクリル系樹脂粒子であることを要旨とする。
本発明によれば、マイカを多量に含有することで制振性を高めることができるとともに制振塗料組成物の乾燥性を高めることができる。
以下、本発明を具体化した実施形態を詳細に説明する。
本実施形態における制振塗料組成物には、塗膜を形成する樹脂粒子が水系分散媒に分散した水系樹脂分散液と、塗膜の制振性を高めるためのマイカとが含有されている。マイカは、組成物中に含まれる樹脂粒子100質量部に対して150質量部以上含有されている。また、マイカは、組成物中に含まれる水分100質量部に対して150質量部以上含有されている。そして、制振塗料組成物には、さらに酸化アルミニウムが含有されている。
樹脂粒子を構成する高分子材料としては、例えばアクリル系樹脂、アクリル/スチレン系樹脂、ウレタン系樹脂、フェノール系樹脂、塩化ビニル系樹脂、酢酸ビニル系樹脂、酢酸ビニル/アクリル系樹脂、エチレン/酢酸ビニル系樹脂、エポキシ系樹脂、ポリエステル系樹脂、アルキッド系樹脂、アクリロニトリル/ブタジエン共重合ゴム、スチレン/ブタジエン共重合ゴム、ブタジエンゴム、及びイソプレンゴムから選ばれる少なくとも一種が挙げられる。なお、これらの高分子材料は変性体であってもよい。
樹脂粒子は、単独種の高分子材料から形成されていてもよいし、複数種の高分子材料から形成されていてもよい。さらに、水系樹脂分散液には、これらの高分子材料から構成される樹脂粒子を単独で含有させてもよいし、複数種の樹脂粒子を含有させてもよい。
高分子材料の中でも、制振性能が発揮される温度領域を常温付近に調整することが容易であるという観点からアクリル系樹脂が好ましい。すなわち、前記樹脂粒子はアクリル系樹脂粒子であることが好ましい。アクリル系樹脂としては、アクリル酸、アクリル酸エステル、メタクリル酸及びメタクリル酸エステルを単量体とする単独重合体、これらの単独重合体の混合物、並びにこれらの単量体が重合した共重合体が挙げられる。アクリル酸エステル及びメタクリル酸エステルとしては、メチルエステル、エチルエステル、プロピルエステル、2−エチルヘキシルエステル、エトキシエチルエステル等が挙げられる。
樹脂粒子を分散する水系分散媒としては、水、及び水と一価アルコールとの混合液が挙げられる。一価アルコールとしては、メタノール、エタノール等が挙げられる。水系樹脂分散液は、例えば乳化剤を含有した水溶液中に単量体及び重合開始剤を滴下する乳化重合等の周知の方法に従って得ることができる。
マイカは、樹脂粒子から塗膜が形成される際に塗膜に充填されることで、塗膜の制振性を高める。マイカとしては、天然マイカ及び合成マイカが挙げられる。なお、マイカは、膨潤性マイカであってもよいし、非膨潤性マイカであってもよい。
マイカの含有量は、制振塗料組成物中に含まれる樹脂粒子100質量部に対して150質量部以上、より好ましくは160質量部以上、さらに好ましくは170質量部以上である。マイカの含有量が制振塗料組成物中に含まれる樹脂粒子100質量部に対して150質量部未満である場合、塗膜の制振性を十分に高めることができない。なお、制振塗料組成物中に含まれる樹脂粒子100質量部に対するマイカの含有量の上限は、制振塗料組成物及び塗膜中におけるマイカの分散性を維持するという観点から、250質量部以下であることが好ましい。
また、マイカの含有量は、制振塗料組成物中に含まれる水分100質量部に対して150質量部以上、好ましくは160質量部以上、さらに好ましくは170質量部以上である。マイカの含有量が制振塗料組成物中に含まれる水分100質量部に対して150質量部未満である場合、上記樹脂粒子から形成される塗膜中においてマイカの含有量を十分に確保することができなる結果、塗膜の制振性を十分に高めることができない。なお、制振塗料組成物中に含まれる水分100質量部に対するマイカの含有量の上限は、制振塗料組成物及び塗膜中におけるマイカの分散性を維持するという観点から、250質量部以下であることが好ましい。
酸化アルミニウムは、制振塗料組成物を加熱する際に、その熱を水系分散媒へ効率的に伝導させるために含有される。酸化アルミニウム(アルミナ)の形状は、例えば粉末状、ウイスカー状等が挙げられる。酸化アルミニウムの形状は、制振塗料組成物の粘度が過剰に高まることを抑制するという観点から、粉末状であることが好ましい。酸化アルミニウムの含有量は、制振塗料組成物中に含まれる水分100質量部に対して、好ましくは5質量部以上、より好ましくは10質量部以上である。酸化アルミニウムの含有量が振塗料組成物中に含まれる水分100質量部に対して5質量部以上とした場合には、水系分散媒へさらに効率的に熱が伝導されるようになる。
酸化アルミニウムの平均粒径は、制振塗料組成物中におけるマイカの分散性を確保するという観点から、マイカの平均粒径よりも小さいことが好ましい。酸化アルミニウムの平均粒径は、好ましくは50μm以下、より好ましくは30μm以下、さらに好ましくは10μm以下である。
制振塗料組成物には、その他の成分として、制振性付与剤、ゲル化剤、発泡助剤、分散剤、粘度調整剤、増粘剤、流動改良剤、硬化剤、消泡剤、造膜助剤、凍結防止剤、沈降防止剤等を必要に応じて配合することが可能である。制振塗料組成物には、得られる塗膜の制振性をさらに高めるために、制振性付与剤を含有させることが好ましい。制振性付与剤としては、ベンゾチアジル系化合物、ベンゾトリアゾール系化合物、ジフェニルアクリレート系化合物、正リン酸エステル系化合物及び芳香族第二級アミン系化合物から選ばれる少なくとも一種の化合物が挙げられる。
ベンゾチアジル系化合物としては、N,N−ジシクロヘキシルベンゾチアジル−2−スルフェンアミド(DCHBSA)、2−メルカプトベンゾチアゾール(MBT)、ジベンゾチアジルジスルフィド(MBTS)、N−シクロヘキシルベンゾチアジル−2−スルフェンアミド(CBS)、N−t−ブチルベンゾチアジル−2−スルフェンアミド(BBS)、N−オキシジエチレンベンゾチアジル−2−スルフェンアミド(OBS)、及びN,N−ジイソプロピルベンゾチアジル−2−スルフェンアミド(DPBS)から選ばれる少なくとも一種が挙げられる。
ベンゾトリアゾール系化合物としては、ベンゼン環にアゾール基が結合したベンゾトリアゾールを母核とし、これにフェニル基が結合したものであって、2−[2′−ハイドロキシ−3′−(3″,4″,5″,6″−テトラハイドロフタルイミドメチル)−5′−メチルフェニル]ベンゾトリアゾール(2HPMMB)、2−(2′−ハイドロキシ−5′−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール(2HMPB)、2−(2′−ハイドロキシ−3′−t−ブチル−5′−メチルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール(2HBMPCB)、2−(2′−ハイドロキシ−3′,5′−ジ−t−ブチルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール(2HDBPCB)、及び2−(2′−ハイドロキシ−5′−t−オクチルフェニル)ベンゾトリアゾール(2HOPB)から選ばれる少なくとも一種が挙げられる。
ジフェニルアクリレート系化合物としては、エチル−2−シアノ−3,3−ジフェニルアクリレート(ECDPA)、及びオクチル−2−シアノ−3,3−ジフェニルアクリレート(OCDPA)から選ばれる少なくとも一種が挙げられる。
正リン酸エステル系化合物としては、例えばトリメチルホスフェート、トリエチルホスフェート、トリブチルホスフェート、トリス(2−エチルヘキシル)ホスフェート、トリス(ブトキシエチル)ホスフェート、トリフェニルホスフェート、トリクレジルホスフェート、トリキシレニルホスフェート、クレジルジフェニルホスフェート、及び2−エチルヘキシルジフェニルホスフェートから選ばれる少なくとも一種が挙げられる。
芳香族第二級アミン系化合物としては、例えばp−(p−トルエンスルホニルアミド)ジフェニルアミン、N,N´−ジ−2−ナフチル−p−フェニレンジアミン、N,N´−ジフェニル−p−フェニレンジアミン、N−フェニル−N´−イソプロピル−p−フェニレンジアミン、N−フェニル−N´−(1,3−ジメチルブチル)−p−フェニレンジアミン、N−フェニル−1−ナフチルアミン、アルキル化ジフェニルアミン、オクチル化ジフェニルアミン及び4,4´−ビス(α,α−ジメチルベンジル)ジフェニルアミンから選ばれる少なくとも一種が挙げられる。
制振性付与剤の含有量は、樹脂粒子100質量部に対して1〜10質量部であることが好ましい。
ゲル化剤としては、有機ゲル化剤と無機ゲル化剤とに分類され、有機ゲル化剤としてはでんぷん、でんぷん誘導体等が挙げられ、無機ゲル化剤としては硝酸アンモニウム、硝酸カルシウム、炭酸カリウム、塩化カリウム、塩化カルシウム、塩化アンモニウム等が挙げられる。また、マイカ及び酸化アルミニウム以外の無機充填剤を含有させてもよい。こうした無機充填剤としては、例えば炭酸カルシウム、タルク、クレー、硫酸バリウム、炭酸マグネシウム、ガラス、シリカ、アルミニウム、水酸化アルミニウム、鉄、アスベスト、酸化チタン、酸化鉄、珪藻土、ゼオライト、フェライト等が挙げられる。
制振塗料組成物は、水系樹脂分散液、無機充填剤等を撹拌機等の公知の混合手段を用いて混合することによって調製することができる。
このように構成された制振塗料組成物には、樹脂粒子100質量部に対してマイカが150質量部以上含有されている。このため、制振塗料組成物の乾燥を通じて形成される塗膜には、マイカが多量に含有されることになる結果、そのマイカにより塗膜の制振性は十分に高められるようになる。制振塗料組成物の制振性能は、制振塗料組成物の損失係数又は損失弾性率によって示される。つまり、制振塗料組成物の損失係数の値又は損失弾性率の値が高ければ高いほど、制振塗料組成物の制振性能が優れることが示される。制振塗料組成物の損失係数は周知の中央加振法損失係数測定装置によって測定することができるとともに損失弾性率は周知の動的粘弾性測定装置により測定することができる。
ここで、マイカは塗膜の制振性を高めることができるものの、マイカの熱伝導性は水と同等であるため、マイカを多量に含有した制振塗料組成物を加熱する際に、水系分散媒には熱が伝わり難くなる。この点、本実施形態の制振塗料組成物には、酸化アルミニウムが含有されているため、制振塗料組成物を加熱する際の熱は、酸化アルミニウムを通じて水系分散媒へ効率的に伝導するようになる。これにより、水系分散媒が効率的に加熱されるようになる。
制振塗料組成物は、振動エネルギーの抑制について要求される各種分野において利用することができる。制振塗料組成物の適用分野としては、例えば自動車、壁材、床材、屋根材、フェンス等の建材、家電機器、産業機械等が挙げられる。
本実施形態によって発揮される効果について、以下に記載する。
(1)マイカは、制振塗料組成物中に含まれる水分100質量部に対して150質量部以上、かつ、組成物中に含まれる樹脂粒子100質量部に対して150質量部以上含有されている。こうしたマイカの含有によって、塗膜の制振性は十分に高められるようになる。制振塗料組成物には、マイカよりも熱伝導性に優れる酸化アルミニウムがさらに含有されているため、制振塗料組成物を加熱する際の熱は、酸化アルミニウムを通じて水系分散媒へ効率的に伝導するようになる。このため、制振塗料組成物を加熱して乾燥させるに際して、その乾燥性を高めることができる。
(2)酸化アルミニウムは、組成物中に含まれる水分100質量部に対して5質量部以上含有されることにより、水系分散媒へさらに効率的に熱が伝導されるようになる。この結果、制振塗料組成物を加熱して乾燥させるに際して、その乾燥性をさらに高めることができる。
(3)樹脂粒子がアクリル系樹脂粒子であることにより、制振性能が発揮される温度領域を常温付近に調整することが容易であるため、実用性を高めることができる。
次に、上記実施形態から把握できる技術的思想について以下に記載する。
・前記酸化アルミニウムの平均粒径は、前記マイカの平均粒径よりも小さい制振塗料組成物。
・前記酸化アルミニウムの平均粒径は、50μm以下である制振塗料組成物。
次に、実施例及び比較例を挙げて前記実施形態をさらに具体的に説明する。
(実施例1〜3)
水系樹脂分散液に対してマイカ、酸化アルミニウム等を配合して撹拌機を用いて混合することにより、各例の制振塗料組成物を調製した。配合したマイカは、平均粒径が28μmのマイカと平均粒径が44μmのマイカとの混合物であり、酸化アルミニウムの平均粒径は3.7μmである。表1には、各成分の含有量について質量部で示している。なお、各例の制振塗料組成物には、制振性付与剤、分散剤、増粘剤、造膜助剤等が等量となるように含有されている。制振性付与剤としては、N−シクロヘキシルベンゾチアジル−2−スルフェンアミド(CBS)を配合している。
(比較例1)
比較例1では、酸化アルミニウムを配合しない以外は各実施例と同様にして制振塗料組成物を調製した。
Figure 2009242450
<加熱減量率の測定>
各例の制振塗料組成物を面密度4.9kg/mmとなるように鋼板に塗布することにより試験片を作製した。各例の試験片の質量を測定した後に、140℃の乾燥機中に静置することで制振塗料組成物の加熱乾燥を開始した。加熱乾燥の開始時から10分後、20分後、及び30分後において、各例の試験片の質量を測定した。その結果と加熱乾燥前に予め測定した各例の試験片の質量より、制振塗料組成物の加熱減量率を算出した。各例の加熱減量率について表2に示す。また、図1には、実施例1及び比較例1について加熱時間と加熱減量率(質量%)との関係を示している。
Figure 2009242450
表2及び図1の結果から明らかなように、各実施例の加熱減量率は、20分後及び30分後において、比較例1の加熱減量率よりも高まっていることから、各実施例の制振塗料組成物では乾燥性が高まっていることがわかる。
<損失係数の測定>
実施例1及び比較例1の制振塗料組成物を鋼板(厚さ0.8mm)に塗布した後、140℃で30分間加熱乾燥することにより塗膜を形成し、これらの塗膜を試験片とした。なお、鋼板に対する塗膜の厚みは、同一となるように塗布量を調整した。各例の試験片について、中央加振法損失係数測定装置(CF5200タイプ、小野測器(株)製)を用いて、損失係数のピーク値を測定した。その結果、実施例1の損失係数のピーク値は0.71であるとともに比較例1の損失係数のピーク値は0.68であった。これにより、比較例1の制振塗料組成物に対して実施例1の制振塗料組成物では、制振性が高まっていることがわかる。
加熱時間と加熱減量率との関係を示すグラフ。

Claims (3)

  1. 塗膜を形成する樹脂粒子が水系分散媒に分散した水系樹脂分散液と、前記塗膜の制振性を高めるためのマイカとを含有してなる制振塗料組成物であって、
    前記マイカの含有量は、組成物中に含まれる前記樹脂粒子100質量部に対して150質量部以上、かつ、組成物中に含まれる水分100質量部に対して150質量部以上であり、酸化アルミニウムがさらに含有されることを特徴とする制振塗料組成物。
  2. 前記酸化アルミニウムが組成物中に含まれる水分100質量部に対して5質量部以上含有されることを特徴とする請求項1に記載の制振塗料組成物。
  3. 前記樹脂粒子がアクリル系樹脂粒子であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の制振塗料組成物。
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