JP2009241656A - スタビライザブッシュ - Google Patents

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Abstract

【課題】スタビライザバーに対して非接着とし、且つ、筒状金具の端部をクランプ部材により押圧する構成を採用し、且つ、容易に且つ安価にクランプ部材の取り付けができるスタビライザブッシュを提供する。
【解決手段】スタビライザブッシュ100は、外周面を締結部材2により押圧されるゴム弾性体本体10と、ゴム弾性体本体10の内周面に接着され、ゴム弾性体本体10の軸方向端面から突出する筒状金具20と、筒状金具20の内周面に接着される薄肉ゴム弾性体30と、切割部を有しない筒状に形成され、筒状金具20の軸方向端部の外周に挿入され、筒状金具20の外周面全周に当接するソケット金具40を備える。そして、薄肉ゴム弾性体30の軸方向端面は、筒状金具20の軸方向端面より軸方向内側に設けられる。
【選択図】図1

Description

本発明は、筒状からなり車両のスタビライザバーを挿通保持すると共に締結部材により外周面を押圧されて車両ボディに固定されるスタビライザブッシュに関するものである。
スタビライザブッシュは、スタビライザバーとの相対回転角度が小さい場合にはねじり変形してスタビライザバーに追随するが、相対回転角度が大きくなると追随しきれず、両者の間に滑りが発生する。このように、相対回転角度に対するスタビライザブッシュのばね特性(「ねじり特性」とも称する)が、非線形となるため、スティックスリップ現象が発生する。このスティックスリップ現象により、振動が発生し、車両の乗り心地に悪影響を及ぼしたり、異音が発生したりして、快適性を損なう。
そこで、ねじり特性を線形とするために、スタビライザブッシュをスタビライザバーに一体的に加硫接着することも考えられるが、大きな部材であるスタビライザバーに加硫接着をするためには、大きな設備が必要となり、高コスト化を招来する。
スタビライザバーに対して非接着としたスタビライザブッシュとして、特開平4−165132号公報(特許文献1)、特開2006−183770号公報(特許文献2)および特開2005−254936号公報(特許文献3)などに、ゴム弾性体本体の内周側に筒状金具を備えて、当該筒状金具の両端部分をクランプ部材により締結することが記載されている。
特開平4−165132号公報 特開2006−183770号公報 特開2005−254936号公報
しかし、特許文献1および2に記載のスタビライザブッシュにおいては、クランプ部材が筒状金具の全周を押圧するものではない。そのため、筒状金具のうちクランプされない部分が存在する。この部分のシール性能はクランプ部材により押圧されている部位に比べて劣る。そのため、スタビライザバーとの間に異物が侵入するおそれがある。異物が侵入すると、異音が発生するおそれがある。また、特許文献1に記載のクランプ部材は、切割部を有するC字型断面からなり、特許文献2に記載のクランプ部材は、屈曲部に応力が集中するため、耐久性に問題がある。これらの理由より、クランプ部材は、切割部を有しない筒状に形成され、且つ、筒状部材の全周に亘って押圧することが望まれる。
特許文献3に記載のスタビライザブッシュにおいては、クランプ部材は、切割部を有しない筒状に形成され、且つ、筒状部材の全周に亘って押圧している。しかし、クランプ部材による締結力を確保するために、クランプ部材を筒状金具の外周に挿入した後に、絞り加工を行っている。特に、スタビライザバーは長尺であるため、絞り加工の装置が大型化する問題があり、製造コストが高騰するおそれがある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、スタビライザバーに対して非接着とし、且つ、筒状金具の端部をクランプ部材により押圧する構成を採用し、且つ、容易に且つ安価にクランプ部材の取り付けができるスタビライザブッシュを提供することを目的とする。
以下、上記課題を解決するのに適した各手段につき、必要に応じて作用効果等を付記しつつ説明する。
(手段1)手段1に係るスタビライザブッシュは、
筒状からなり車両のスタビライザバーを挿通保持するスタビライザブッシュにおいて、
少なくとも1箇所の軸方向切割部を有する筒状に形成され、外周面を締結部材により押圧されるゴム弾性体本体と、
前記ゴム弾性体本体の軸方向切割部と同位置に軸方向切割部を有する筒状に形成され、前記ゴム弾性体本体の内周面に接着され、前記ゴム弾性体本体の軸方向端面から突出する筒状金具と、
前記ゴム弾性体本体より薄肉であって前記筒状金具の軸方向切割部と同位置に軸方向切割部を有する筒状に形成され、前記筒状金具の内周面に接着される薄肉ゴム弾性体と、
切割部を有しない筒状に形成され、前記筒状金具の軸方向端部の外周に挿入され、前記筒状金具の外周面全周に当接するソケット金具と、
を備え、
前記薄肉ゴム弾性体の軸方向端面は、前記筒状金具の軸方向端面より軸方向内側に設けられることを特徴とする。
手段1によれば、スタビライザバーに対してスタビライザブッシュを非接着としたとしても、ソケット金具により筒状金具をクランプした状態では、薄肉ゴム弾性体が圧縮された状態にできるため、スティックスリップ現象が発生することを抑制できる。このとき、ゴム弾性体本体には、スタビライザバーへの取り付けに伴う圧縮力はほとんど作用しない。従って、スタビライザバーへ取り付けること自体が、ゴム弾性体本体の特性に全く影響を及ぼさない。つまり、ゴム弾性体本体の特性を確実に発揮できる。
さらに、本手段のスタビライザブッシュでは、薄肉ゴム弾性体の軸方向端面が筒状金具の軸方向端面より軸方向内側に設けられている。つまり、筒状金具の軸方向の最端部の内側には、薄肉ゴム弾性体が存在しない。従って、筒状金具の軸方向の最端部は、径方向内側に撓み変形可能となる。ここで、薄肉ゴム弾性体は圧縮された状態でスタビライザバーへ取り付けられる必要があるため、クランプ部材としてのソケット金具を筒状金具に挿入する前の状態において、筒状金具の外接円は、ソケット金具の内径よりも大きくなってしまう。従って、ソケット金具を筒状金具に挿入することは容易ではない。しかし、上述したように、筒状金具の軸方向の最端部は径方向内側に撓み変形可能であるため、ソケット金具を筒状金具に挿入する際に、筒状金具が撓み変形することにより、ソケット金具の挿入が容易となる。そして、ソケット金具を筒状金具に挿入した後においては、筒状金具の外接円がソケット金具の内径に一致する状態となる結果、薄肉ゴム弾性体が筒状金具とスタビライザバーとにより圧縮された状態となる。このようにして、確実に筒状金具をソケット金具により締結することができる。
さらに、ソケット金具は筒状金具の外周面全周に当接し得る形状をなすため、ソケット金具を筒状金具に挿入した状態においては、ソケット金具は筒状金具に対して全周に亘って押圧する。また、ソケット金具は切割部を有しない形状に形成されている。従って、シール性能を向上することができ、且つ、ソケット金具の耐久性を向上することができる。
なお、ゴム弾性体本体、筒状金具、および、薄肉ゴム弾性体は、少なくとも1箇所の軸方向切割部を有するため、スタビライザバーへの取り付けは非常に容易である。例えば、軸方向切割部が周方向に1箇所の場合には、スタビライザバーへの取り付けの際に、当該切割部を開口して行う。また、軸方向切割部が周方向に2箇所の場合には、ゴム弾性体本体などを構成する部品が2分割されていることになる。従って、これら2分割とした部品をスタビライザバーへ取り付けることは非常に容易である。
(手段2)手段1のスタビライザブッシュにおいて、
前記薄肉ゴム弾性体の軸方向端面は、前記ゴム弾性体本体の軸方向端面より軸方向外側に設けられ、
前記ソケット金具は、前記薄肉ゴム弾性体が形成される位置の径方向外側に配置されるとよい。
手段2によれば、ソケット金具と薄肉ゴム弾性体との径方向間に、筒状金具が存在することになる。従って、ソケット金具を筒状金具に挿入して位置決めする状態において、筒状金具が撓み変形することを抑制できる。つまり、筒状部材の耐久性を向上することができる。
(手段3)手段2のスタビライザブッシュにおいて、前記ソケット金具全体が、前記薄肉ゴム弾性体が形成される位置の径方向外側に配置されるとよい。
手段3によれば、ソケット金具の径方向内側には隙間が形成されない状態となる。つまり、ソケット金具の軸方向幅全長に亘って、薄肉ゴム弾性体が存在する。従って、ソケット金具を筒状金具に挿入して位置決めする状態において、筒状金具が撓み変形することをより抑制できる。つまり、筒状部材の耐久性を向上することができる。
(手段4)手段1〜3のスタビライザブッシュにおいて、前記筒状金具の軸方向端部の外周面は、軸方向外側に向かってテーパ状に縮径しているテーパ部を備えるとよい。
手段4によれば、筒状金具の軸方向の最端部の外径が最も小さくなっているため、ソケット金具の筒状金具への挿入が容易にできる。
(手段5)手段4に記載のスタビライザブッシュにおいて、前記薄肉ゴム弾性体は、前記テーパ部の内周側に配置されていないとよい。
手段5によれば、テーパ部が径方向内側に変形しやすい状態となるため、ソケット金具の筒状部材への挿入がより容易にできる。
(手段6)手段4または5のスタビライザブッシュにおいて、
前記筒状金具の軸方向端部の外周面は、前記テーパ部より軸方向内側の位置に、軸方向にストレート状に形成されるストレート部を備え、
前記ソケット金具の内周面は、軸方向にストレート状に形成されるとよい。
手段6によれば、ソケット金具を筒状金具に挿入した後に安定して位置決めできる。
(手段7)手段6のスタビライザブッシュにおいて、
前記テーパ部には、テーパ雄ねじが形成され、
前記ストレート部には、ストレート雄ねじが形成され、
前記ソケット金具の内周面には、前記テーパ雄ねじおよび前記ストレート雄ねじに螺合可能なストレート雌ねじが形成されるとよい。
手段7によれば、ねじによる螺合となるため、ソケット金具が筒状金具から離脱することを防止できる。また、テーパ部をテーパ雄ねじとすることで、ソケット金具を筒状金具に挿入した初期の状態から、ソケット金具をストレート雄ねじの位置まで移動させることが非常に容易となる。つまり、ソケット金具の取付性が良好となる。
(手段8)手段1〜6の何れかのスタビライザブッシュにおいて、前記筒状金具の軸方向端部の外周面に径方向外側に突出し、前記ソケット金具に対して軸方向に係合する突起部を備えるとよい。
手段8によれば、ソケット金具を筒状金具に挿入した後に、ソケット金具が突起部に係合することで、ソケット金具が筒状金具から離脱することを防止できる。
(手段9)手段9に係るスタビライザブッシュは、
筒状からなり車両のスタビライザバーを挿通保持するスタビライザブッシュにおいて、
少なくとも1箇所の軸方向切割部を有する筒状に形成され、外周面を締結部材により押圧されるゴム弾性体本体と、
前記ゴム弾性体本体の軸方向切割部と同位置に軸方向切割部を有する筒状に形成され、前記ゴム弾性体本体の内周面に接着され、前記ゴム弾性体本体の軸方向端面から突出する筒状金具と、
前記ゴム弾性体本体より薄肉であって前記筒状金具の軸方向切割部と同位置に軸方向切割部を有する筒状に形成され、前記筒状金具の内周面に接着される薄肉ゴム弾性体と、
切割部を有しない筒状に形成され、前記筒状金具の軸方向端部の外周に挿入され、前記筒状金具の外周面全周に当接するソケット金具と、
を備え、
前記筒状金具の軸方向端部の外周面は、軸方向外側に向かってテーパ状に縮径しているテーパ部を備えることを特徴とする。
手段9によれば、スタビライザバーに対してスタビライザブッシュを非接着としたとしても、ソケット金具により筒状金具をクランプした状態では、薄肉ゴム弾性体が圧縮された状態にできるため、スティックスリップ現象が発生することを抑制できる。このとき、ゴム弾性体本体には、スタビライザバーへの取り付けに伴う圧縮力はほとんど作用しない。従って、スタビライザバーへ取り付けること自体が、ゴム弾性体本体の特性に全く影響を及ぼさない。つまり、ゴム弾性体本体の特性を確実に発揮できる。
さらに、本手段のスタビライザブッシュでは、筒状金具の軸方向端部の外周面が、軸方向外側に向かってテーパ状に縮径しているテーパ部を備えている。従って、筒状金具の軸方向の最端部の外径が最も小さくなっているため、ソケット金具の筒状金具への挿入が容易にできる。そして、ソケット金具を筒状金具に挿入した後においては、筒状金具の外接円がソケット金具の内径に一致する状態となる結果、薄肉ゴム弾性体が筒状金具とスタビライザバーとにより圧縮された状態となる。このようにして、確実に筒状金具をソケット金具により締結することができる。
さらに、ソケット金具は筒状金具の外周面全周に当接し得る形状をなすため、ソケット金具を筒状金具に挿入した状態においては、ソケット金具は筒状金具に対して全周に亘って押圧する。また、ソケット金具は切割部を有しない形状に形成されている。従って、シール性能を向上することができ、且つ、ソケット金具の耐久性を向上することができる。
(手段10)手段9のスタビライザブッシュにおいて、
前記薄肉ゴム弾性体の軸方向端面は、前記ゴム弾性体本体の軸方向端面より軸方向外側に設けられ、
前記ソケット金具は、前記薄肉ゴム弾性体が形成される位置の径方向外側に配置されるとよい。
手段10によれば、ソケット金具と薄肉ゴム弾性体との径方向間に、筒状金具が存在することになる。従って、ソケット金具を筒状金具に挿入して位置決めする状態において、筒状金具が撓み変形することを抑制できる。つまり、筒状部材の耐久性を向上することができる。
(手段11)手段10のスタビライザブッシュにおいて、前記ソケット金具全体が、前記薄肉ゴム弾性体が形成される位置の径方向外側に配置されるとよい。
手段11によれば、ソケット金具の径方向内側には隙間が形成されない状態となる。つまり、ソケット金具の軸方向幅全長に亘って、薄肉ゴム弾性体が存在する。従って、ソケット金具を筒状金具に挿入して位置決めする状態において、筒状金具が撓み変形することをより抑制できる。つまり、筒状部材の耐久性を向上することができる。
(手段12)手段9〜11の何れかのスタビライザブッシュにおいて、前記薄肉ゴム弾性体は、前記テーパ部の径方向内側に設けられるとよい。
手段12によれば、ソケット金具を筒状金具に挿入する際に、筒状金具が大きく撓み変形することを抑制できる。その結果、筒状金具の塑性変形を防止でき、筒状金具の寿命の向上を図ることができる。
(手段13)手段9〜12の何れかのスタビライザブッシュにおいて、前記筒状金具の軸方向端部の外周面は、前記テーパ部より軸方向内側の位置に、軸方向にストレート状に形成されるストレート部を備え、前記ソケット金具の内周面は、軸方向にストレート状に形成されるとよい。
手段13によれば、ソケット金具を筒状金具に挿入した後に安定して位置決めできる。
(手段14)手段13のスタビライザブッシュにおいて、
前記テーパ部には、テーパ雄ねじが形成され、
前記ストレート部には、ストレート雄ねじが形成され、
前記ソケット金具の内周面には、前記テーパ雄ねじおよび前記ストレート雄ねじに螺合可能なストレート雌ねじが形成されるとよい。
手段14によれば、ねじによる螺合となるため、ソケット金具が筒状金具から離脱することを防止できる。また、テーパ部をテーパ雄ねじとすることで、ソケット金具を筒状金具に挿入した初期の状態から、ソケット金具をストレート雄ねじの位置まで移動させることが非常に容易となる。つまり、ソケット金具の取付性が良好となる。
(手段15)手段9〜13の何れかのスタビライザブッシュにおいて、前記筒状金具の軸方向端部の外周面に径方向外側に突出し、前記ソケット金具に対して軸方向に係合する突起部を備えるとよい。
手段15によれば、ソケット金具を筒状金具に挿入した後に、ソケット金具が突起部に係合することで、ソケット金具が筒状金具から離脱することを防止できる。
(手段16)手段1〜15の何れかのスタビライザブッシュにおいて、
前記筒状金具は、前記ゴム弾性体本体の軸方向両端面からそれぞれ両側に突出し、
前記薄肉ゴム弾性体の軸方向両端面は、前記ゴム弾性体本体の軸方向両端面よりそれぞれ軸方向外側に設けられ、
前記ソケット金具は、複数からなり、前記筒状金具の軸方向両端部のそれぞれの外周に挿入されるとよい。
手段16によれば、筒状金具の軸方向両側をソケット金具により締結することで、より確実に上記効果を発揮できる。
以下、本発明のスタビライザブッシュを具体化した実施形態について図面を参照しつつ説明する。
<第一実施形態>
第一実施形態のスタビライザブッシュ100の構成について、図1〜図3を参照して説明する。図1は、第一実施形態のスタビライザブッシュ100の組付け斜視図である。図2は、第一実施形態のスタビライザブッシュ100の軸方向から見た図である。図3は、第一実施形態のスタビライザブッシュ100の軸方向断面図である。
スタビライザブッシュ100は、全体としては筒状からなり、貫通孔にスタビライザバー1を挿通保持している。ここで、スタビライザバー1は、外径が同径の丸棒状の鋼材からなり、車両上方から見た場合にコの字型からなる。図1においては、スタビライザバー1の一部のみを示している。そして、スタビライザバー1のコの字型の両端が、それぞれ左右の車輪(図示せず)を支持するサスペンションアーム(図示せず)に連結されている。
また、スタビライザブッシュ100は、その外周面が締結部材2により押圧されて、車両ボディ(サスペンションメンバ)側の取付部材3に固定されている。締結部材2は、金属製からなり、U字型形状部2aと、フランジ部2b、2cとを備えている。U字型形状部2aは、スタビライザブッシュ100の外周面を押圧するU字型形状からなる。フランジ部2b、2cは、U字型形状部2aの開口両端からそれぞれ外側へ向かって延びるようにそれぞれ設けられ、ボルトにより車両ボディ側取付部材3に取付けるための部分である。車両ボディ側取付部材3には、断面円弧状の凹溝が形成されている。この凹溝にスタビライザブッシュ100が配置される。つまり、スタビライザブッシュ100は、車両ボディ側取付部材3の凹溝と締結部材2のU字型形状部2aとにより挟まれるように配置されている。
以下に、スタビライザブッシュ100の詳細形状について説明する。スタビライザブッシュ100は、ゴム弾性体本体10と、筒状金具20と、薄肉ゴム弾性体30と、ソケット金具40、40とを備えている。
ゴム弾性体本体10は、筒状からなる。具体的には、ゴム弾性体本体10の内周面は、全長に亘って、同径の円形に形成されている。この内周面の直径は、スタビライザバー1の外径より十分に大きく設定されている。ゴム弾性体本体10の外周面のうち軸方向中央部11は、同径の円形に形成されている。この軸方向中央部11の軸方向幅は、締結部材2の軸方向幅および車両ボディ側取付部材3の軸方向幅と同程度とされている。さらに、当該軸方向中央部11の外径は、車両ボディ側取付部材3の凹溝および締結部材2のU字型形状部2aの内周側の曲率直径とほぼ同程度、もしくは、当該曲率直径よりも僅かに大きく設定されている。また、ゴム弾性体本体10の外周面のうち軸方向両端部12、13は、軸方向中央部11より径方向外側に全周に亘って突出するように形成されている。
つまり、スタビライザブッシュ100が車両ボディ側取付部材3および締結部材2に取り付けられる際に、軸方向中央部11は、車両ボディ側取付部材3の凹溝と締結部材2のU字型形状部2aとにより押圧される。また、軸方向両端部12、13は、車両ボディ側取付部材3および締結部材2に対して軸方向に係合する。ここで、成形性および取付性の観点から、ゴム弾性体本体10は、180°ずれた2箇所の軸方向切割部10a、10bを有しており、軸方向に2個に切断して、それぞれ成形している。つまり、分割成形された2個のゴム弾性体本体は、ほぼ同形状からなる。
筒状金具20は、全体として筒状に形成され、鉄やアルミニウム、またはこれらを主成分とする合金などにより形成された薄肉の金具である。つまり、筒状金具20は、ゴム弾性体本体10に比べて、十分に大きな剛性を有する。この筒状金具20は、ゴム弾性体本体10の内周面に接着され、ゴム弾性体本体10の軸方向両端面からそれぞれ軸方向外側に突出するように設けられている。この筒状金具20の内径は、スタビライザバー1の外径よりも大きく設定されている。
そして、成形性および取付性の観点から、筒状金具20は、180°ずれた2箇所、すなわち、ゴム弾性体本体10の軸方向切割部10a、10bと同位置に軸方向切割部20a、20bを有しており、軸方向に2個に切断してそれぞれ成形している。つまり、分割成形された2個の筒状金具20の構成部材は、ほぼ同形状からなる。
薄肉ゴム弾性体30は、全体として筒状に形成され、筒状金具20の内周面とスタビライザバー1の外周面に当接した状態で組み付けられている。この薄肉ゴム弾性体30は、ゴム弾性体本体10よりも径方向厚みを薄肉に形成されている。さらに、薄肉ゴム弾性体30の軸方向端面は、ゴム弾性体本体10の軸方向端面より軸方向外側に設けられており、且つ、筒状金具20の軸方向端面より軸方向内側に設けられている。つまり、ゴム弾性体本体10の径方向内側には、全長に亘って、薄肉ゴム弾性体30が存在する。一方、筒状金具20の軸方向の最端部の内側には、薄肉ゴム弾性体30が存在しない部分がある。
そして、薄肉ゴム弾性体30は、筒状金具20の内周面に接着されている。また、薄肉ゴム弾性体30の内径は、スタビライザバー1の外径よりも僅かに小さく設定されている。つまり、薄肉ゴム弾性体30は、スタビライザバー1と筒状金具20とにより圧縮された状態で組み付けられる。
この薄肉ゴム弾性体30は、成形性および取付性の観点から、180°ずれた2箇所、すなわちゴム弾性体本体10および筒状金具20の軸方向切割部10a、10b、20a、20bと同位置に軸方向切割部30a、30bを有している。なお、ゴム弾性体本体10、筒状金具20および薄肉ゴム弾性体30をそれぞれ構成する2部材は、それぞれ一体加硫成形されている。つまり、それぞれの一体加硫成形品は、半円弧断面形状状をなしており、合せることで円筒状を構成する。
ソケット金具40、40は、切割部を有しない円筒状に形成されている。ただし、ソケット金具40、40の内周面のうち片端部もしくは両端部に面取が形成されている。このソケット金具40、40の内径は、筒状金具20の外径とほぼ同程度に設定されている。そして、ソケット金具40、40は、筒状金具20の軸方向両端部のそれぞれの外周に挿入される。従って、ソケット金具40、40は、筒状金具20の外周面全周に当接する状態となる。さらに、ソケット金具40、40全体が、薄肉ゴム弾性体30が形成される位置の径方向外側に配置されている。
次に、第一実施形態のスタビライザブッシュ100の車両ボディ側取付部材3への取付手順について、図1および図4を参照して説明する。図4(a)〜図4(c)は、ソケット金具40、40を筒状金具20に取り付ける際の状態遷移図である。
まず、ゴム弾性体本体10、筒状金具20および薄肉ゴム弾性体30を構成する2個の一体加硫成形品を成形する。続いて、1個の一体加硫成形品を車両ボディ側取付部材3の凹溝に配置する。続いて、この配置された一体加硫成形品のうち薄肉ゴム弾性体30の内周面がスタビライザバー1の外周面に当接するように、当該一体加硫成形品を配置する。続いて、既に配置した一体加硫成形品との間にスタビライザバー1が挟まれるように、残りの一体加硫成形品を配置する。このとき、図4(a)に示すように、薄肉ゴム弾性体30の内径がスタビライザバー1の外径よりも大きいため、筒状金具20を構成する分割2部品同士は、当接せずに、隙間を有するように位置している。
続いて、図4(a)に示すように、ソケット金具40、40をスタビライザバー1の両端それぞれから挿入して、筒状金具20の両端付近まで移動させる。ここで、ソケット金具40、40の挿入側は、内周面に面取が形成された側となるようにする。このとき、薄肉ゴム弾性体30の影響により、筒状金具20の外周面は、ソケット金具40、40の内周面よりも径方向外側に位置している。
続いて、図4(b)に示すように、筒状金具20の端部を撓み変形させ、且つ、薄肉ゴム弾性体30を圧縮変形させながら、ソケット金具40、40のうち内周面の面取面を、筒状金具20の端部に当接させる。そして、ソケット金具40、40を筒状金具20の端部に挿入する。なお、図4(b)は、筒状金具20の端部が大きく撓み変形する図としているが、これは分かりやすくするために誇張して表示したものであり、実際には微小である。
続いて、図4(c)に示すように、ソケット金具40、40を筒状金具20の外周のうちゴム弾性体本体10の軸方向端面に近づく位置まで、挿入する。このとき、ソケット金具40、40全体の径方向内側に薄肉ゴム弾性体30が存在する位置まで、ソケット金具40、40を移動させる。従って、この状態において、薄肉ゴム弾性体30には、スタビライザバー1と筒状金具20とにより十分な圧縮力が付与されている。そして、最後に、締結部材2をゴム弾性体本体10の外周に配置して、ボルトにより締結部材3を車両ボディ側取付部材3に取り付ける。
以上より、スタビライザバー1に対してスタビライザブッシュ100を非接着としたとしても、ソケット金具40、40により筒状金具20をクランプした状態では、薄肉ゴム弾性体30が圧縮された状態にできるため、スティックスリップ現象が発生することを抑制できる。このとき、ゴム弾性体本体10には、スタビライザバー1への取り付けに伴う圧縮力はほとんど作用しない。従って、スタビライザバー1へ取り付けること自体が、ゴム弾性体本体10の特性に全く影響を及ぼさない。つまり、ゴム弾性体本体10の特性を確実に発揮できる。
さらに、本実施形態のスタビライザブッシュ100では、薄肉ゴム弾性体30の軸方向端面は、筒状金具20の軸方向端面より軸方向内側に設けられている。つまり、筒状金具20の軸方向の最端部の内側には、薄肉ゴム弾性体30が存在しない。従って、筒状金具20の軸方向の最端部は、径方向内側に撓み変形可能となる。ここで、薄肉ゴム弾性体30は圧縮された状態でスタビライザバー1へ取り付けられる必要があるため、ソケット金具40、40を筒状金具20に挿入する前の状態において、筒状金具20の外接円は、ソケット金具40、40の内径よりも大きくなってしまう。従って、ソケット金具40、40を筒状金具20に挿入することは容易ではない。しかし、上述したように、筒状金具20の軸方向の最端部は径方向内側に撓み変形可能であるため、ソケット金具40、40を筒状金具20に挿入する際に、筒状金具20が撓み変形することにより、ソケット金具40、40の挿入が容易となる。さらに、ソケット金具40、40のうち内周面に面取を形成している。そのため、当該面取面が筒状金具20の端部に最初に挿入される。このように、ソケット金具40、40の面取面が筒状金具20への挿入に際してガイドの役割を有する。従って、面取を形成することにより、ソケット金具40、40の筒状金具20への挿入が、さらに容易に行うことができる。
そして、ソケット金具40、40を筒状金具20に挿入した後においては、筒状金具20の外接円がソケット金具40、40の内径に一致する状態となる結果、薄肉ゴム弾性体30が筒状金具20とスタビライザバー1とにより圧縮された状態となる。このようにして、確実に筒状金具20をソケット金具40、40により締結することができる。
さらに、ソケット金具40、40は筒状金具20の外周面全周に当接し得る形状をなすため、ソケット金具40、40を筒状金具20に挿入した状態においては、ソケット金具40、40は筒状金具20に対して全周に亘って押圧する。また、ソケット金具40、40は切割部を有しない形状に形成されている。従って、シール性能を向上することができ、且つ、ソケット金具40、40の耐久性を向上することができる。
また、ソケット金具40、40全体が、薄肉ゴム弾性体30が形成される位置の径方向外側に配置されている。すなわち、ソケット金具40、40の径方向内側には隙間が形成されない状態となる。ソケット金具40、40の軸方向幅全長に亘って、薄肉ゴム弾性体30が存在する。従って、ソケット金具40、40を筒状金具20に挿入して位置決めする状態において、筒状金具20が撓み変形することをより抑制できる。つまり、筒状部材20の耐久性を向上することができる。
<第二実施形態>
第二実施形態のスタビライザブッシュ200について、図5を参照して説明する。図5は、第二実施形態のスタビライザブッシュ200の軸方向断面図である。ただし、図5においては、スタビライザバー1の中心軸より一方側のみを示す。
第二実施形態のスタビライザブッシュ200は、第一実施形態のスタビライザブッシュ100に対して、筒状金具220のみ相違する。以下に筒状金具220のみについて説明する。なお、第二実施形態のスタビライザブッシュ200において、第一実施形態のスタビライザブッシュ100と同一構成は同一符号を付して説明を省略する。
筒状金具220は、全体として筒状に形成され、鉄やアルミニウム、またはこれらを主成分とする合金などにより形成された薄肉の金具である。つまり、筒状金具220は、ゴム弾性体本体10に比べて、十分に大きな剛性を有する。この筒状金具220は、軸方向中央部分をなす円筒部221と、軸方向両端部それぞれをなすテーパ部222、223とを備える。
円筒部221は、外径および内径ともに軸方向全長に亘ってそれぞれ同一に設定されている。そして、円筒部221の軸方向中央部分は、ゴム弾性体本体10の内周面に接着され、ゴム弾性体本体10の軸方向両端面からそれぞれ軸方向外側に突出するように設けられている。つまり、円筒部221は、軸方向両端部に、外周面が軸方向にストレート状となるストレート部221a、221bを備える。さらに、円筒部221の内周面には、軸方向全長に亘って、薄肉ゴム弾性体30の外周面が接着されている。そして、この円筒部221の軸方向端部であるストレート部221a、221bに、ソケット金具40、40が配置される。
テーパ部222、223は、円筒部221に対して軸方向外側に位置している。このテーパ部222、223の外周面は、軸方向外側に向かってテーパ状に縮径している。テーパ部222、223の外周面のうち最も軸方向内側の外径は、円筒部221の外径と等しくされている。また、テーパ部222、223の内径は、円筒部221の内径と等しくされている。そして、テーパ部222、223の内周側には、薄肉ゴム弾性体30が配置されていない。
また、成形性および取付性の観点から、筒状金具220は、180°ずれた2箇所、すなわち、ゴム弾性体本体10の軸方向切割部10a、10bと同位置に軸方向切割部を有しており、軸方向に2個に切断してそれぞれ成形している。つまり、分割成形された2個の筒状金具220の構成部材は、ほぼ同形状からなる。
以上より、筒状金具220がテーパ部222、223を備えることにより、筒状金具220の軸方向の最端部の外径が最も小さくなっている。そのため、ソケット金具40、40の筒状金具220への挿入が容易にできる。さらに、薄肉ゴム弾性体30は、テーパ部222、223の内周側に配置されていない。このことにより、テーパ部222、223が径方向内側に変形しやすい状態となるため、ソケット金具40、40の筒状部材220への挿入がより容易にできる。
また、筒状金具220の円筒部221は、軸方向両端にストレート部221aを備える。さらに、ソケット金具40、40は、円筒状であるため、ソケット金具40、40の内周面は軸方向にストレート状に形成されている。従って、ソケット金具40、40を筒状金具20に挿入した後に安定して位置決めできる。
<第三実施形態>
第三実施形態のスタビライザブッシュ300について、図6を参照して説明する。図6は、第三実施形態のスタビライザブッシュ300の軸方向断面図である。ただし、図6においては、スタビライザバー1の中心軸より一方側のみを示す。
第三実施形態のスタビライザブッシュ300は、第二実施形態のスタビライザブッシュ200に対して、筒状金具320のみ相違する。以下に筒状金具320のみについて説明する。なお、第三実施形態のスタビライザブッシュ300において、第二実施形態のスタビライザブッシュ200と同一構成は同一符号を付して説明を省略する。
筒状金具320は、全体として筒状に形成され、鉄やアルミニウム、またはこれらを主成分とする合金などにより形成された薄肉の金具である。この筒状金具320は、軸方向中央部分をなす円筒部321と、軸方向両端部それぞれをなすテーパ部322、323とを備える。円筒部321は、第二実施形態の円筒部221と同一構成からなる。
テーパ部322、323は、円筒部321に対して軸方向外側に位置している。このテーパ部322、323の外周面は、軸方向外側に向かってテーパ状に縮径している。テーパ部322、323の外周面のうち最も軸方向内側の外径は、円筒部321の外径よりも大きく設定されている。つまり、テーパ部322、323(本発明の「突起部」に相当する)は、筒状金具320の軸方向端部の外周面に位置し、円筒部321の外周面に対して径方向外側に突出して形成されている。つまり、ソケット金具40が円筒部321に配置された状態において、テーパ部322、323は、ソケット金具40に対して軸方向に係合する。また、テーパ部322、323の内径は、円筒部321の内径と等しくされている。そして、テーパ部322、323の内周側には、薄肉ゴム弾性体30が配置されていない。
以上より、ソケット金具40を筒状金具320に挿入した後に、ソケット金具40が突起部としてのテーパ部322、323に対して軸方向に係合することで、ソケット金具40が筒状金具320から離脱することを防止できる。
<第四実施形態>
第四実施形態のスタビライザブッシュ400について、図7を参照して説明する。図7は、第四実施形態のスタビライザブッシュ400の軸方向断面図である。ただし、図7においては、スタビライザバー1の中心軸より一方側のみを示す。
第四実施形態のスタビライザブッシュ400は、第二実施形態のスタビライザブッシュ200に対して、筒状金具420のみ相違する。以下に筒状金具420のみについて説明する。なお、第四実施形態のスタビライザブッシュ400において、第二実施形態のスタビライザブッシュ200と同一構成は同一符号を付して説明を省略する。
筒状金具420は、全体として筒状に形成され、鉄やアルミニウム、またはこれらを主成分とする合金などにより形成された薄肉の金具である。この筒状金具420は、軸方向中央部分をなす円筒部421と、軸方向両端部それぞれをなすテーパ部422、423とを備える。
円筒部421は、中央部421aと、ストレートねじ部421b、421cとを備える。中央部421aは、外径および内径ともに軸方向全長に亘ってそれぞれ同一に設定されている。この中央部421aは、ゴム弾性体本体10の内周面に接着されている。ストレートねじ部421b、421cは、中央部421aの軸方向端面から軸方向外側に突出するように形成されている。つまり、ストレートねじ部421b、421cは、ゴム弾性体本体10の軸方向端面からそれぞれ軸方向外側に突出するように設けられている。このストレートねじ部421b、421cの内周面は、円筒状に形成されており、この内径は、中央部421aの内径と等しくされている。また、ストレートねじ部421b、421cの外周面には、ストレート雄ねじが形成されている。このストレートねじ部421b、421cの最外周面は、軸方向にストレート状からなり、中央部421aの外径に等しくされている。さらに、円筒部421の内周面には、軸方向全長に亘って、薄肉ゴム弾性体30の外周面が接着されている。そして、この円筒部421の軸方向端部であるストレートねじ部421b、421cに、ソケット金具440、440が螺合されて配置される。
テーパ部422、423は、円筒部421に対して軸方向外側に位置している。このテーパ部422、423の外周面は、軸方向外側に向かってテーパ状に縮径しており、且つ、テーパ雄ねじが形成されている。テーパ部422、423の外周面のうち最も軸方向内側の外径は、円筒部421の外径と等しくされている。且つ、テーパ部422、423のテーパ雄ねじは、ストレートねじ部421b、421cに連続的にねじ形成されている。また、テーパ部422、423の内径は、円筒部421の内径と等しくされている。そして、テーパ部422、423の内周側には、薄肉ゴム弾性体30が配置されていない。
また、成形性および取付性の観点から、筒状金具420は、180°ずれた2箇所、すなわち、ゴム弾性体本体10の軸方向切割部10a、10bと同位置に軸方向切割部を有しており、軸方向に2個に切断してそれぞれ成形している。つまり、分割成形された2個の筒状金具420の構成部材は、ほぼ同形状からなる。
さらに、ソケット金具440、440の内周面には、テーパ部422、423のテーパ雄ねじおよびストレートねじ部421b、421cのストレート雄ねじに螺合可能な、ストレート雌ねじが形成されている。また、ソケット金具440、440の内周面のうち片端部もしくは両端部に面取が形成されている。
本実施形態によれば、ソケット金具440と筒状金具420とがねじによる螺合となるため、ソケット金具440が筒状金具220から離脱することを防止できる。また、テーパ部422、423をテーパ雄ねじとすることで、ソケット金具440を筒状金具220に挿入した初期の状態から、ソケット金具440をストレートねじ部421b、421cの位置まで移動させることが非常に容易となる。つまり、ソケット金具440の取付性が良好となる。
<第五実施形態>
第五実施形態のスタビライザブッシュ500について、図8を参照して説明する。図8は、第五実施形態のスタビライザブッシュ500の軸方向断面図である。ただし、図8においては、スタビライザバー1の中心軸より一方側のみを示す。
第五実施形態のスタビライザブッシュ500は、第二実施形態のスタビライザブッシュ200に対して、薄肉ゴム弾性体530のみ相違する。以下に薄肉ゴム弾性体530のみについて説明する。なお、第五実施形態のスタビライザブッシュ500において、第二実施形態のスタビライザブッシュ200と同一構成は同一符号を付して説明を省略する。
薄肉ゴム弾性体530の軸方向両端面は、筒状金具220の軸方向両端面と同位置に位置している。つまり、薄肉ゴム弾性体530は、筒状金具220の内周面の軸方向全長に亘って接着配置されている。従って、円筒部221の内周側のみならず、テーパ部222、223の内周側にも、薄肉ゴム弾性体530が配置されている。
本実施形態のスタビライザブッシュ500によれば、薄肉ゴム弾性体530が筒状金具220の軸方向全長に亘って配置されているため、筒状金具220の軸方向両端部が撓み変形することは容易ではない。ただし、筒状金具220のテーパ部222、223の外周面がテーパ状に形成されているため、ソケット金具40を筒状金具220に挿入することがそれほど困難なく可能となる。
<第六実施形態>
第六実施形態のスタビライザブッシュ600について、図9を参照して説明する。図9は、第六実施形態のスタビライザブッシュ600の軸方向断面図である。ただし、図9においては、スタビライザバー1の中心軸より一方側のみを示す。
第六実施形態のスタビライザブッシュ600は、第四実施形態のスタビライザブッシュ400に対して、薄肉ゴム弾性体630のみ相違する。以下に薄肉ゴム弾性体630のみについて説明する。なお、第六実施形態のスタビライザブッシュ600において、第四実施形態のスタビライザブッシュ400と同一構成は同一符号を付して説明を省略する。
薄肉ゴム弾性体630の軸方向両端面は、筒状金具420の軸方向両端面と同位置に位置している。つまり、薄肉ゴム弾性体630は、筒状金具420の内周面の軸方向全長に亘って接着配置されている。従って、円筒部421の内周側のみならず、テーパ部422、423の内周側にも、薄肉ゴム弾性体630が配置されている。
本実施形態のスタビライザブッシュ600によれば、薄肉ゴム弾性体630が筒状金具420の軸方向全長に亘って配置されているため、筒状金具420の軸方向両端部が撓み変形することは容易ではない。ただし、筒状金具420のテーパ部422、423の外周面がテーパ状のテーパ雄ねじに形成されているため、ソケット金具440を筒状金具420に挿入することがそれほど困難なく可能となる。
<第七実施形態>
第七実施形態のスタビライザブッシュ700について、図10を参照して説明する。図10は、第七実施形態のスタビライザブッシュ700の軸方向断面図である。ただし、図10においては、スタビライザバー1の中心軸より一方側のみを示す。
第七実施形態のスタビライザブッシュ700は、第一実施形態のスタビライザブッシュ100に対して、薄肉ゴム弾性体730のみ相違する。以下に薄肉ゴム弾性体730のみについて説明する。なお、第七実施形態のスタビライザブッシュ700において、第一実施形態のスタビライザブッシュ100と同一構成は同一符号を付して説明を省略する。
薄肉ゴム弾性体730の軸方向両端面は、ゴム弾性体本体10の軸方向両端面と同位置に位置している。つまり、薄肉ゴム弾性体730は、筒状金具20のうちゴム弾性体本体10より軸方向外側に突出している部分の径方向内側には、存在しないことになる。
このスタビライザブッシュ700によれば、ソケット金具40を筒状金具220に挿入する際に、筒状金具220がより大きく撓み変形しやすくなるため、ソケット金具40を筒状金具20に容易に挿入できる。ただし、ソケット金具40が筒状金具20に挿入された状態において、ソケット金具40の径方向内側には薄肉ゴム弾性体730が存在しない。そのため、当該状態において、筒状金具20には、圧縮されている薄肉ゴム弾性体730による径方向外側への反発力と、ソケット金具40により径方向内側への押圧力が作用する。従って、当該状態において、筒状金具20が第一実施形態の場合に比べて比較的大きく撓み変形するおそれがある。
<第八実施形態>
第八実施形態のスタビライザブッシュ800について、図11を参照して説明する。図11は、第八実施形態のスタビライザブッシュ800の軸方向から見た図である。第八実施形態のスタビライザブッシュ800は、第一実施形態のスタビライザブッシュ100に対して、ゴム弾性体本体10、筒状金具20および薄肉ゴム弾性体30が有する軸方向切割部のみ相違する。当該構成部品の他の構成および他の構成部品は、第一実施形態のスタビライザブッシュ100と同一である。
本実施形態のスタビライザブッシュ800において、軸方向切割部(810a、820a、830a)は周方向に1箇所のみとしている。つまり、ゴム弾性体本体10、筒状金具20および薄肉ゴム弾性体30は、1個の一体加硫成形品を構成する。つまり、当該一体加硫成形品は、軸方向切割部810a、820a、830aが拡開した状態においてC字型形状をなす。この一体加硫成形品のスタビライザバー1への取り付けは、次のように行う。当該軸方向切割部810a、820a、830aを拡開して、当該拡開部位から内側にスタビライザバー1を挿入する。
第一実施形態のスタビライザブッシュ100の組付け斜視図である。 第一実施形態のスタビライザブッシュ100の軸方向から見た図である。 第一実施形態のスタビライザブッシュ100の軸方向断面図である。 ソケット金具40、40を筒状金具20に取り付ける際の状態遷移図である。 第二実施形態のスタビライザブッシュ200の軸方向断面図である。 第三実施形態のスタビライザブッシュ300の軸方向断面図である。 第四実施形態のスタビライザブッシュ400の軸方向断面図である。 第五実施形態のスタビライザブッシュ500の軸方向断面図である。 第六実施形態のスタビライザブッシュ600の軸方向断面図である。 第七実施形態のスタビライザブッシュ700の軸方向断面図である。 第八実施形態のスタビライザブッシュ800の軸方向から見た図である。
符号の説明
100〜800:スタビライザブッシュ
1:スタビライザバー、 2:締結部材、 3:車両ボディ側取付部材
10:ゴム弾性体本体
20、220、320、420:筒状金具
30、530、630、730:薄肉ゴム弾性体
40、440:ソケット金具

Claims (16)

  1. 筒状からなり車両のスタビライザバーを挿通保持するスタビライザブッシュにおいて、
    少なくとも1箇所の軸方向切割部を有する筒状に形成され、外周面を締結部材により押圧されるゴム弾性体本体と、
    前記ゴム弾性体本体の軸方向切割部と同位置に軸方向切割部を有する筒状に形成され、前記ゴム弾性体本体の内周面に接着され、前記ゴム弾性体本体の軸方向端面から突出する筒状金具と、
    前記ゴム弾性体本体より薄肉であって前記筒状金具の軸方向切割部と同位置に軸方向切割部を有する筒状に形成され、前記筒状金具の内周面に接着される薄肉ゴム弾性体と、
    切割部を有しない筒状に形成され、前記筒状金具の軸方向端部の外周に挿入され、前記筒状金具の外周面全周に当接するソケット金具と、
    を備え、
    前記薄肉ゴム弾性体の軸方向端面は、前記筒状金具の軸方向端面より軸方向内側に設けられることを特徴とするスタビライザブッシュ。
  2. 前記薄肉ゴム弾性体の軸方向端面は、前記ゴム弾性体本体の軸方向端面より軸方向外側に設けられ、
    前記ソケット金具は、前記薄肉ゴム弾性体が形成される位置の径方向外側に配置される請求項1に記載のスタビライザブッシュ。
  3. 前記ソケット金具全体が、前記薄肉ゴム弾性体が形成される位置の径方向外側に配置される請求項2に記載のスタビライザブッシュ。
  4. 前記筒状金具の軸方向端部の外周面は、軸方向外側に向かってテーパ状に縮径しているテーパ部を備える請求項1〜3の何れか一項に記載のスタビライザブッシュ。
  5. 前記薄肉ゴム弾性体は、前記テーパ部の内周側に配置されていない請求項4に記載のスタビライザブッシュ。
  6. 前記筒状金具の軸方向端部の外周面は、前記テーパ部より軸方向内側の位置に、軸方向にストレート状に形成されるストレート部を備え、
    前記ソケット金具の内周面は、軸方向にストレート状に形成される請求項4または5に記載のスタビライザブッシュ。
  7. 前記テーパ部には、テーパ雄ねじが形成され、
    前記ストレート部には、ストレート雄ねじが形成され、
    前記ソケット金具の内周面には、前記テーパ雄ねじおよび前記ストレート雄ねじに螺合可能なストレート雌ねじが形成される請求項6に記載のスタビライザブッシュ。
  8. 前記筒状金具の軸方向端部の外周面に径方向外側に突出し、前記ソケット金具に対して軸方向に係合する突起部を備える請求項1〜6の何れか一項に記載のスタビライザブッシュ。
  9. 筒状からなり車両のスタビライザバーを挿通保持するスタビライザブッシュにおいて、
    少なくとも1箇所の軸方向切割部を有する筒状に形成され、外周面を締結部材により押圧されるゴム弾性体本体と、
    前記ゴム弾性体本体の軸方向切割部と同位置に軸方向切割部を有する筒状に形成され、前記ゴム弾性体本体の内周面に接着され、前記ゴム弾性体本体の軸方向端面から突出する筒状金具と、
    前記ゴム弾性体本体より薄肉であって前記筒状金具の軸方向切割部と同位置に軸方向切割部を有する筒状に形成され、前記筒状金具の内周面に接着される薄肉ゴム弾性体と、
    切割部を有しない筒状に形成され、前記筒状金具の軸方向端部の外周に挿入され、前記筒状金具の外周面全周に当接するソケット金具と、
    を備え、
    前記筒状金具の軸方向端部の外周面は、軸方向外側に向かってテーパ状に縮径しているテーパ部を備えることを特徴とするスタビライザブッシュ。
  10. 前記薄肉ゴム弾性体の軸方向端面は、前記ゴム弾性体本体の軸方向端面より軸方向外側に設けられ、
    前記ソケット金具は、前記薄肉ゴム弾性体が形成される位置の径方向外側に配置される請求項9に記載のスタビライザブッシュ。
  11. 前記ソケット金具全体が、前記薄肉ゴム弾性体が形成される位置の径方向外側に配置される請求項10に記載のスタビライザブッシュ。
  12. 前記薄肉ゴム弾性体は、前記テーパ部の径方向内側に設けられる請求項9〜11の何れか一項に記載のスタビライザブッシュ。
  13. 前記筒状金具の軸方向端部の外周面は、前記テーパ部より軸方向内側の位置に、軸方向にストレート状に形成されるストレート部を備え、
    前記ソケット金具の内周面は、軸方向にストレート状に形成される請求項9〜12の何れか一項に記載のスタビライザブッシュ。
  14. 前記テーパ部には、テーパ雄ねじが形成され、
    前記ストレート部には、ストレート雄ねじが形成され、
    前記ソケット金具の内周面には、前記テーパ雄ねじおよび前記ストレート雄ねじに螺合可能なストレート雌ねじが形成される請求項13に記載のスタビライザブッシュ。
  15. 前記筒状金具の軸方向端部の外周面に径方向外側に突出し、前記ソケット金具に対して軸方向に係合する突起部を備える請求項9〜13の何れか一項に記載のスタビライザブッシュ。
  16. 前記筒状金具は、前記ゴム弾性体本体の軸方向両端面からそれぞれ両側に突出し、
    前記薄肉ゴム弾性体の軸方向両端面は、前記ゴム弾性体本体の軸方向両端面よりそれぞれ軸方向外側に設けられ、
    前記ソケット金具は、複数からなり、前記筒状金具の軸方向両端部のそれぞれの外周に挿入される請求項1〜15の何れか一項に記載のスタビライザブッシュ。
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