JP2009240946A - 走行する基材への塗装装置および塗装方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】連続的に走行する基材に接触して塗布液を転写して塗装するアプリケータロールと、そのアプリケータロールに塗布液を供給するスリットダイを有する仕上塗装装置と、その仕上塗装装置の上流側に、1本以上のロールからなるプレコート装置を有する塗装装置を用いて基材表面に塗装を施すに際して、仕上塗装装置とプレコート装置とでは同じ組成の塗布液を使用し、かつ、プレコート装置で塗布した塗布液が液体の状態において仕上塗装装置で塗布液の塗布を行う。
【選択図】図1
Description
上記仕上塗装装置は、基材1の片表面に塗布液を転写して塗布するアプリケータロール3と、そのアプリケータロール3に塗布液7を供給するスリットダイ4と、アプリケータロール3から基材1の表面に塗布液7を塗布する際、基材を支持するバックアップロール2とから構成されている。
また、プレコート装置において、塗布液をアプリケータロールに供給する方法は、図1に示したようなコータパンから塗布液を汲み上げる方式である必要はなく、例えば、ノズルやダイから塗布液をアプリケータロールに直接吐出させる方式を用いてもよい。
本発明の塗装方法は、上記塗装装置を用いて、連続的に走行する基材に塗装を施すに際して、仕上塗装装置とプレコート装置とで同じ組成の塗布液を使用し、かつ、仕上塗装装置では、塗布液の塗布をプレコート装置で塗布した塗布液が液体の状態において行うことが特徴である。仕上塗装装置とプレコート装置とで、同じ組成の塗布液を、塗布液が液体の状態において重ねて塗布することにより、空気の巻込みを防止できるだけでなく、擦れや筋状ムラ等の発生を防止することができる。
ロールコータによる塗装において、塗膜に発生する代表的な欠陥としては、前述したロールの周方向の筋模様が基材に転写され、膜厚ムラとなって外観の劣化を引き起こすローピングがある。このローピングは、主に各ロールの周速、ロール押し付け圧、ロール間のギャップ、塗布液の物性値(粘度、表面張力)等に依存するが、塗布液の粘度が高いほど、また、塗装速度(ライン速度)が速いほど発生しやすい傾向にある。高速塗布では、ライン速度、即ち、基材の走行速度に合わせて、アプリケータロールの周速も速くなるため、必然的にローピングの発生は避け難くなる。
ここで、上記仕上塗装装置では、スリットダイには、スリットギャップが0.2mmのものを、また、アプリケータロールには、ロール径が300mmφの、ゴムをライニングしたゴムロールを用いた。
また、プレコート装置では、コータパンから塗布液を汲み上げるピックアップロールにはロール径が250mmφの金属ロールを、また、鋼板と接触するロールにはロール径が250mmφの表面にRa:3.5μmの機械研磨加工を施したゴムライニングロールを用いた。そして、プレコート装置における塗膜厚は、ロールの周速およびニップ圧力を調整することで、5μmになるように調整した。
2:バックアップロール
3:アプリケータロール
4:スリットダイ
5:アプリケータロール
6:ピックアップロール
7:塗布液
8:コータパン
9:ミタリングロール(ドクターロール)
10:ブレード
Claims (4)
- 連続して走行する基材に接触して塗布液を塗布するアプリケータロールと、そのアプリケータロールに塗布液を供給するスリットダイを有する仕上塗装装置と、その仕上塗装装置の上流側に、1本以上のロールからなるプレコート装置を有することを特徴とする塗装装置。
- 上記プレコート装置の基材と接触するロールは、表面に研磨加工を施したゴムライニングロールであることを特徴とする請求項1に記載の塗装装置。
- 請求項1または2に記載の塗装装置を用いて連続的に走行する基材に塗装を施す方法において、上記仕上塗装装置とプレコート装置は同じ組成の塗布液を使用し、かつ、仕上塗装装置では、塗布液の塗布をプレコート装置で塗布した塗布液が液体の状態において行うことを特徴とする塗装方法。
- 仕上塗装装置のアプリケータロールの周速を、基材の走行速度に対して、0.7〜1.4倍の範囲に制御することを特徴とする請求項3に記載の塗装方法。
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