JP2009232560A - 搬送車 - Google Patents

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Abstract

【課題】制動装置の制動トルクの増大に伴うエンコーダの軸の大径化を抑制して、製品コストの削減を図ることができる駆動ユニットを提供すること。
【解決手段】電磁ブレーキユニット7のスプライン軸71の一端側をモータ5のモータ軸51に連結すると共に電磁ブレーキユニット7のスプライン軸71の他端側を減速機8の入力軸81に連結し(即ち、電磁ブレーキユニット7をモータ5と減速機8との間に介設し)、かつ、エンコーダ6の回転子61を電磁ブレーキユニット7とは反対側においてモータ5のモータ軸51に連結する構成であるので、モータ5から減速機8への駆動トルクの伝達を電磁ブレーキユニット7のスプライン軸71にすべて分担させることができ、エンコーダ6の回転子61に分担させる必要がなく、エンコーダ6の回転子61を小径化することができるので、その分、製品コストの削減を図ることができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、モータの回転位置を回転位置検出装置により検出すると共に、減速装置および制動装置により減速および制動する駆動ユニットを備えた搬送車に関し、特に、製品コストを削減することができる搬送車に関するものである。
大型搬送物(例えば、製鉄所における鋼板コイルなど)を搬送する必要のある工場などでは、走行路に敷設された誘導体をセンサで検出して、所定のルートを自動走行する大型の無人搬送車が使用されている。この無人搬送車は、車体が複数輪で支持されると共に、各輪が操舵モータと走行モータとによって独立操舵・独立駆動可能に構成され、センサの検出結果に基づいて、操舵モータと走行モータとがそれぞれ駆動制御されることで、前後走行、横行、斜行、或いは、ターンを行いつつ、自動搬送を行う。
ところで、このような無人搬送車に使用される操舵モータや走行モータなどの駆動ユニットでは、モータの急停止や、その停止状態を保持する必要があるために、制動装置が内蔵されている。この場合、従来の駆動ユニットでは、エンコーダ(回転検出装置)とモータとの間に制動装置を介設させる構造が一般的であった。
しかしながら、この構造では、整備のために制動装置をモータから取り外す際には、エンコーダもモータから取り外す必要が生じる。エンコーダがモータから取り外されると、モータに対するエンコーダの位相がずれるため、制動装置の整備後、駆動ユニットを組み立てる際には、モータに対してエンコーダの位相合わせを再度行う必要があり、復帰までの作業工程が煩雑になるという問題点があった。
そこで、特開2001−212124号公報には、モータの出力軸と反対側の端部に制動装置(電磁ブレーキ)を連結し、その制動装置とモータとの間にエンコーダを配設する技術が開示されている。この技術によれば、モータにエンコーダを連結した状態のままで、制動装置のみを取り外して、整備することができる。
特開2001−212124号公報(例えば、図1など)
しかしながら、上述した従来の技術では、モータと制動装置(電磁ブレーキ)との間にエンコーダが配設される構成(即ち、モータの軸と制動装置の軸とをエンコーダの軸が連結する構成)であるので、制動装置の制動トルクをモータへ伝達するべく、エンコーダの軸を不必要に大径化する必要が生じ、その分、製品コストが嵩むという問題点があった。
本発明は上述した問題点を解決するためになされたものであり、製品コストを削減することができる搬送車を提供することを目的としている。
この目的を達成するために、請求項1記載の搬送車は、車輪を駆動する駆動ユニットを備えるものであって、前記駆動ユニットは、駆動軸を有するモータと、回転軸およびその回転軸の回転位置を検出する検出器を有する回転位置検出装置と、入力軸、出力軸および前記入力軸の回転を減速して前記出力軸に伝達する減速部を有する減速装置と、制動軸およびその制動軸の回転を制動する制動部を有する制動装置と、を備え、前記制動装置の制動軸の一端側が前記モータの駆動軸に連結されると共に前記制動装置の制動軸の他端側が前記減速装置の入力軸に連結され、かつ、前記回転位置検出装置の回転軸が前記制動装置とは反対側において前記モータの駆動軸に連結されている。
請求項2記載の搬送車は、請求項1記載の搬送車において、前記制動装置は、その制動軸の一端側の凹部に前記モータの駆動軸の軸端が内嵌されると共に、前記制動軸の他端側の軸端が前記減速装置の入力軸の凹部に内嵌されることで、前記モータの駆動軸を前記減速機の入力軸に接続するものであり、前記制動軸の他端側の軸端における断面形状が前記モータの駆動軸の軸端における断面形状と同じ断面形状に構成されている。
請求項3記載の搬送車は、請求項1又は2に記載の搬送車において、駆動ユニットは、前記回転位置検出装置の回転軸が前記モータの駆動軸に連結された状態において、前記モータの内部空間と前記回転位置検出装置の内部空間とを区画する区画部材を備えている。
請求項1記載の搬送車によれば、駆動ユニットは、制動装置の制動軸の一端側がモータの駆動軸に連結されると共に制動装置の制動軸の他端側が減速装置の入力軸に連結されているので、モータの駆動軸が回転されると、その駆動軸の回転が、制動装置の制動軸を介して、減速装置の入力軸に入力される。減速装置の入力軸に回転が入力されると、その入力軸の回転が、減速部により減速された後、出力軸に伝達され、出力軸が回転される。この場合、制動装置の制動部により制動軸が制動されると、モータの駆動軸の回転が制動される、或いは、モータの駆動軸が停止状態に保持される。
また、回転位置検出装置の回転軸がモータの駆動軸に連結されているので、モータの駆動軸が回転されると、その回転に伴って、回転位置検出装置の回転軸が回転されると共に、その回転軸の回転を介して、モータの駆動軸の回転位置が回転位置検出装置の検出器により検出される。
ここで、本発明の搬送車によれば、上述したように、駆動ユニットは、制動装置の制動軸の一端側をモータの駆動軸に連結すると共に制動装置の制動軸の他端側を減速装置の入力軸に連結し(即ち、制動装置をモータと減速装置との間に介設し)、かつ、回転位置検出装置の回転軸を制動装置とは反対側においてモータの駆動軸に連結する構成であるので、モータから減速装置への駆動トルクの伝達を制動装置の制動軸にすべて分担させることができ、回転位置検出装置の回転軸に分担させる必要がない。よって、回転位置検出装置の回転軸を小径化することができるので、その分、製品コストの削減を図ることができるという効果がある。
また、本発明の搬送車によれば、駆動ユニットは、回転位置検出装置が制動装置とは反対側においてモータに連結されているので、かかる回転位置検出装置をモータに連結した状態のままで、制動装置のみをモータから取り外して、整備することができる。よって、制動装置の整備後、駆動ユニットを組み立てる際には、モータに対して回転位置検出装置の回転位置(位相)合わせを再度行う必要がないので、復帰までの作業工程を簡素化して、その分、作業コストの削減を図ることができるという効果がある。
請求項2記載の搬送車によれば、請求項1記載の搬送車の奏する効果に加え、制動装置は、その制動軸の一端側の凹部にモータの駆動軸の軸端を内嵌させると共に、制動軸の他端側の軸端を減速装置の入力軸の凹部に内嵌することで、モータの駆動軸を減速機の入力軸に接続するものであるところ、制動軸の他端側の軸端における断面形状がモータの駆動軸の軸端における断面形状と同じ断面形状に構成されているので、モータの駆動軸の軸端を減速装置の入力軸の凹部に内嵌させることができる。即ち、これらモータの駆動軸と減速装置の入力軸とを、制動装置の制動軸を介在させることなく、直接連結させて、駆動ユニットを構成することができるという効果がある。
言い換えれば、減速装置にモータが直接連結されている既存の駆動ユニットに対して、制動装置を後から追加して、駆動ユニットを新たに構成することができるという効果がある。そして、このように、制動装置を追加して構成される駆動ユニットであれば、回転位置検出装置をモータに連結した状態のままで(即ち、回転位置検出装置をモータから取り外すことなく)、制動装置のみをモータから取り外して、整備することができる。よって、かかる駆動ユニットにおいても、制動装置の整備に伴い、駆動ユニットを組み立てる際には、回転位置(位相)合わせを不要とすることができるの、作業工程を簡素化して、その分、作業コストの削減を図ることができる。
請求項3記載の搬送車によれば、請求項1又は2に記載の搬送車の奏する効果に加え、駆動ユニットが区画部材を備え、回転位置検出装置の回転軸がモータの駆動軸に連結された状態では、モータの内部空間と回転位置検出装置の内部空間とを区画部材により区画する構成であるので、モータの摩耗粉が、モータの内部空間を介して、回転位置検出装置の内部空間に侵入することを抑制することができるという効果がある。その結果、摩耗粉による影響を抑制して、検出器による検出精度を確保することができると共に、耐久性の向上を図ることができるという効果がある。
以下、本発明の好ましい実施の形態について添付図面を参照して説明する。まず、図1を参照して、サーボモータユニット110が組み込まれた無人搬送車100の構成について説明する。図1は、本発明の第1実施の形態における無人搬送車100を上面から視た概略図である。
まず、図1を参照して、無人搬送車100について説明する。無人搬送車100は、例えば工場等の生産現場において加工品や組立品等を別の作業スペースに搬送するために路面Gに敷設された誘導体に誘導されて走行する搬送車両である。
図1に示すように、無人搬送車100は、車体120と、その車体120を支持する複数(本実施の形態では4個)の駆動輪130と、駆動輪130それぞれに駆動力または制動力を付与する複数(本実施の形態では4個)のサーボモータユニット110と、そのサーボモータユニット110の回転を制御するPLC1とを主に備えている。なお、複数(本実施の形態では4個)の駆動輪130には、それぞれ操舵装置(図示せず)が取り付けられておりそれぞれ独立して操舵される。
これにより、複数(本実施の形態では4個)の駆動輪130がそれぞれ独立して駆動または制動されると共に操舵されるので、無人搬送車100が路面Gに敷設された誘導体に誘導されて走行することができる。
図1に示すように、PLC1は、ROM1aに格納された制御プログラム1bの指示に基づいて、CPU1cから出力される指令信号をI/Oポート1及びバスラインBLを介してサーボモータユニット110に送るシーケンサーである。
サーボモータユニット110は、PLC1の指令信号に基づいて駆動輪130へ駆動力および制動力を付与する装置であり、パルス発信器2と、駆動ドライバ3と、モータユニット4とを備えている。
パルス発信器2は、指令パルス信号を駆動ドライバ3へ送る装置である。パルス発信器2では、PLC1からバスラインBLを介して送られた指令信号を指令パルス信号に変換して、駆動ドライバ3からバスラインBL1を介して送られるサーボ信号に基づいて指令パルス信号を変化させた後、バスラインBL2を介して変化された指令信号を駆動ドライバ3に送る。
駆動ドライバ3は、パルス発信器2から送られた指令パルス信号を基に電力線Pを介してモータユニット4へ電流を供給すると共にバスラインBL1を介してパルス発信器2にモータユニット4の位置情報および回転速度情報が含まれたサーボ信号を送る装置である。
モータユニット4は、電力線Pを介して駆動ドライバ3から供給された電流により駆動力および制動力を発生して、その駆動力および制動力を駆動輪130に付与すると共にバスラインBL3を介して位置情報および回転速度情報が含まれたエンコーダ信号を駆動ドライバ3に送る装置である。
このように、ROM1aに格納された制御プログラム1bの指示に基づいて、PLC1からサーボモータユニット110に指令信号が送られ、その指令信号がパルス発信器2にて指令パルス信号に変換されて駆動ドライバ3に送られる。
そして、指令パルス信号が駆動ドライバ3に送られると、その指令パルス信号を基に駆動ドライバ3からモータユニット4に電流が供給され、駆動ドライバ3からモータユニット4に電流が供給されると、その電流の変化に応じてモータユニット4が駆動力および制動力を発生する。
また、駆動力および制動力の発生と並行して、モータユニット4の位置情報および回転速度情報が含まれたエンコーダ信号が駆動ドライバ3に送られる。そして、エンコーダ信号が駆動ドライバ3に送られると、駆動ドライバ3がエンコーダ信号に基づいたサーボ信号をパルス発信器2に送り、パルス発信器2が駆動ドライバ3から送られた指令パルス信号と、サーボ信号とを比較してその比較結果に基づき指令パルス信号を変化させて駆動ドライバ3に送る。
このように、パルス発信器2が駆動ドライバ3から送られた指令パルス信号とサーボ信号とを比較して、その比較結果に基づき指令パルス信号を変化させて駆動ドライバ3に送るので、指令パルス信号とサーボ信号とのズレを修正することができる。よって、モータユニット4の回転角度位置と所望する回転角度位置とのズレを小さくすることができる。その結果、モータユニット4の位置制御精度を向上させることができる。
また、モータユニット4が動作状態(駆動力または制動力を発生している状態)において、指令パルス信号とサーボ信号とのズレの修正を行うことができるので、運転状態が変化している場合においても、モータユニット4の回転角度位置と所望する回転角度位置とのズレ及びモータユニット4の回転速度と所望する回転速度とのズレを小さくすることができる。その結果、モータユニット4の位置制御精度および速度追従精度を向上させることができる。
また、モータユニット4が動作状態(駆動力または制動力を発生している状態)において、指令パルス信号とサーボ信号とのズレの修正を行うことができるので、別途、位置精度または速度精度を校正する作業を省略することができる。よって、サーボモータユニット110のメンテナンスの手間を省いて、無人搬送車100のランニングコストの低減を図ることができる。
次いで、図2を参照して、モータユニット4の構成について説明する。図2は、モータユニット4の分解状態における断面を示した分解断面図である。なお、理解を容易とするために、規制ボルトB72及びトルクスプリング72gは側面を示し、ベアリングB5及びブレーキベアリングB7のハッチングを省略している。
図2に示すように、モータユニット4は、駆動ドライバ3から供給された電流により発生された駆動力および制動力を無人搬送車100の駆動輪130に付与する装置であり、駆動力および制動力を発生するモータ5と、そのモータ5の後述するモータ軸51の周方向の位置(回転角度位置)を検出するエンコーダ6と、モータ5の後述するモータ軸51を制動または保持する電磁ブレーキユニット7と、その電磁ブレーキユニット7を介してモータ5から伝達された駆動力および制動力を減速して増幅する減速機8とを主に備えている。
図2に示すように、モータ5は、駆動ドライバ3(図1参照)から供給された電流により駆動力および制動力を発生する直流サーボモータであり、モータ軸51と、ロータマグネット52と、ステータ53と、整流子54と、モータケース55とを主に備えている。
モータ軸51は、駆動力および制動力をモータ5の外部へ出力する部材であり、金属材料から軸心Oを有する略円柱状に形成されている。また、モータ軸51は、後述する電磁ブレーキユニット7のスプライン軸71に内嵌される。そのモータ軸51の両端の内の一端側(図2右側)の外周面には、直方体形状に構成されその長手方向(図2左右方向)を軸心Oに沿って配設する嵌合凸部51aが形成されている。なお、嵌合凸部51aは、モータ軸51に形成された凹部に嵌合されるキーとして構成されている。
ロータマグネット52は、磁力を発生する部材であり、永久磁石にて略円筒状に構成されモータ軸51の外周面上に外嵌されると共にモータ軸51と一体とされている。ステータ53は、電流が流されることで磁力を発生する部材であり、電磁石にて略円筒状に構成されると共に内周面をロータマグネット52の外周面に対抗して配設されモータケース55に内嵌されている。
ステータ53は、電磁石として構成されロータマグネット52の外周面に対抗する位置に配設されると共に後述するモータケース55に固定されている。
整流子54は、ステータ53が発生する磁力をロータマグネット52の磁力に対して反発するように切り替える部材であり、ロータマグネット52の回転に連動してステータ53に流れる電流の極性を切り替えている。
モータケース55は、軸心Oを有する略円筒状に形成され一対のモータベアリングB5を介してモータ軸51を軸支すると共にフランジ部55aと、ケース内壁55cとを主に備えている。
フランジ部55aは、嵌合凸部51a側の外周面から径方向外側(図2上下方向外側)にフランジ状に張り出しており、複数(本実施の形態では3個)の貫通孔55bが軸心O方向(図2左右方向)に沿って貫通形成されている。なお、貫通孔55bは、軸心Oを中心とする周方向に120度間隔で配設されている。
ケース内壁55cは、フランジ部55aの反対側(図2左側)の内側面から径方向内側(図2上下方向内側)に円周方向に連続して張り出しており、エンコーダ6側(図2左側)のケース内壁55cの側面には、後述する第1検出部62及び第2検出部63が取着されている。
また、モータケース55の内周面には、ステータ53とモータベアリングB5が内嵌されており、軸心Oに沿った方向のステータ53の両側(図2左右方向)にモータ軸51を軸支したモータベアリングB5が配設されている。
図2に示すように、エンコーダ6は、モータ5のモータ軸51の回転角度および回転速度を検知すると共にモータ軸51の位置情報および回転速度情報が含まれたエンコーダ信号を駆動ドライバ3に送る検出機であり、回転子61と、第1検出部62と、第2検出部63とを備えている。なお、エンコーダ信号は、回転子61が周方向に1度変化する毎に出力される信号である第1エンコーダ信号と、回転子61が周方向に360度変化する毎に出力される信号である第2エンコーダ信号との2種類の信号を備えている。
回転子61は、モータ軸51と同一の軸心Oを有する円盤状に構成され、モータ軸51の嵌合凸部51aが形成される端部と反対側(図2左側)の端部に連結されている。また、円盤状に構成される回転子61の平坦面である一対の側面の内の一方の側面(図2右面)には、複数(本実施の形態では360個)の第1検出溝が凹設されている。その第1検出溝は、軸心Oに向かってそれぞれ直線状に延設されると共に軸心Oを中心とする周方向に360度毎の間隔をおいて配設されている。また、第1検出溝の外周側には、第2検出溝が1個凹設され、軸心Oに向かって直線状に延設されている。
第1検出部62は、回転子61に凹設される第1検出溝を検出し、その検出情報が含まれた信号である第1エンコーダ信号を駆動ドライバ3に出力する装置であり、モータケース55のケース内壁55cに固定されている。第2検出部63は、回転子61に凹設される第2検出溝を検出し、その検出情報が含まれた信号である第2エンコーダ信号を駆動ドライバ3に出力する装置であり、モータケース55のケース内壁55cに固定されている。
このように、回転子61がモータ軸51に連結され、検出部62がモータケース55のケース内壁55cに固定されているので、回転子61に凹設される第1検出溝または第2検出溝を検出部62が検出することでモータ軸51のモータケース55に対する軸心Oを中心とした周方向の変位を検出することができる。
なお、エンコーダ6は、モータケース55の内部に収容されているので、後述する電磁ブレーキユニット7から隔離された状態とすることができる。よって、後述する電磁ブレーキユニット7からの磨耗粉が付着して検出精度や耐久性が低下することを防止することができる。
また、第1実施の形態のサーボモータユニット110によれば、ケース内壁55cを備え、エンコーダ6の回転子61がモータ5のモータ軸51に連結された状態では、モータ5の内部空間とエンコーダ6の内部空間とをケース内壁55cにより区画する構成であるので、モータ5の整流子54からの摩耗粉が、モータ5の内部空間を介して、エンコーダ6の内部空間に侵入することを抑制することができる。その結果、摩耗粉による影響を抑制して、第1検出部62及び第2検出部63による検出精度や耐久性を確保することができると共に、耐久性の向上を図ることができる。
図2に示すように、電磁ブレーキユニット7は、コイル72f(図3参照)に通電することによって発生する吸引力を利用してモータ軸51の制動および保持を制御する無励磁作動形のブレーキ装置であり、軸心Oを有する略円柱状に構成されたスプライン軸71と、そのスプライン軸71の外周面に歯合される電磁ブレーキ部72と、その電磁ブレーキ部72を収容する電磁ブレーキケース73とを主に備えている。なお、電磁ブレーキユニット7の詳細構成については、図3を参照して後述する。
図2に示すように、スプライン軸71は、ブレーキベアリングB7を介して電磁ブレーキケース73に軸支されている。また、スプライン軸71の軸心Oに沿った方向におけるスプライン軸71の両端の内の一端側(図2右側)の外周面には、直方体形状に構成されその長手方向(図2左右方向)を軸心Oに沿って配設する嵌合凸部71aが形成されている。なお、嵌合凸部71aは、スプライン軸71に形成された凹部に嵌合されるキーとして構成されている。
また、他端側には、スプライン軸71と同一の軸心Oを有する嵌合穴71bが凹設され、その嵌合穴71bの内周面には、断面矩形状に構成され軸心Oに沿って延設される嵌合凹部71cが凹設されている。
また、軸心Oに直交する仮想平面におけるモータ軸51と嵌合凸部51aとの断面形状と、軸心Oに直交する仮想平面における嵌合穴71bと嵌合凹部71cとの断面形状は、隙間嵌めに対応した形状に構成されている。即ち、モータ軸51を嵌合穴71bに、嵌合凸部51aを嵌合凹部71cにそれぞれ内嵌することができる。
また、嵌合穴71bの反対側(図2右側)に形成されるスプライン軸71および嵌合凸部71aの断面形状と後述する減速機8の入力軸81の断面形状とは、隙間嵌めに対応した形状に構成されており、スプライン軸71および嵌合凸部71aを入力軸81に内嵌することができる。
また、軸心Oに直交する仮想平面におけるモータ軸51と嵌合凸部51aとの断面形状と、軸心Oに直交する仮想平面におけるプライン軸71および嵌合凸部71aの断面形状とは、同じ断面形状に構成されている。
上述したように、電磁ブレーキユニット7は、その嵌合穴71bにモータ5のモータ軸51の軸端(図2右端)を内嵌させると共に、スプライン軸71の他端側(図2右側)の軸端を減速機8の嵌合穴81bに内嵌することで、モータ5のモータ軸51を減速機の入力軸81に接続するものであるところ、スプライン軸71の他端側の軸端における断面形状がモータ5のモータ軸51の軸端における断面形状と同じ断面形状に構成されているので、モータ5のモータ軸51の軸端を減速機8の嵌合穴81bに内嵌させることができる。即ち、これらモータ5のモータ軸51と減速機8の入力軸81とを、電磁ブレーキユニット7のスプライン軸71を介在させることなく、直接連結させて、サーボモータユニット110を構成することができる。
言い換えれば、減速機8にモータ5が直接連結されている既存のサーボモータユニット110に対して、電磁ブレーキユニット7を後から追加して、サーボモータユニット110を新たに構成することができる。
そして、このように、電磁ブレーキユニット7を追加して構成されるサーボモータユニット110であれば、エンコーダ6をモータ5に連結した状態のままで(即ち、エンコーダ6をモータ5から取り外すことなく)、電磁ブレーキユニット7のみをモータ5から取り外して、整備することができる。
よって、かかるサーボモータユニット110においても、電磁ブレーキユニット7の整備に伴い、サーボモータユニット110を組み立てる際には、回転位置(位相)合わせを不要とすることができるの、作業工程を簡素化して、その分、作業コストの削減を図ることができる。
図2に示すように、電磁ブレーキケース73は、メインケース73aと、略円環状に形成されるサブケース73bとを備えている。メインケース73aは、軸心Oを有する略円環状に形成されるケース底部73a1と、そのケース底部73a1と同一の軸心Oを有する略円筒状に形成されるケース筒部73a2とを備え、それらケース底部73a1とケース筒部73a2とから一体に構成されている。
ケース筒部73a2には、複数(本実施の形態では3個)の貫通孔73cと、1個の貫通孔73dとが軸心O方向(図2左右方向)に沿って貫通形成されている。なお、貫通孔73cは、軸心Oを中心とする周方向に120度間隔で配設され、貫通孔73dは、貫通孔73cから60度離間した位置に配設されている。
また、サブケース73bには、複数(本実施の形態では3個)の貫通孔73eと、1個の貫通孔73fとが軸心O方向(図2左右方向)に沿って貫通形成されている。なお、貫通孔73eは、軸心Oを中心とする周方向に120度間隔で配設され、貫通孔73fは、貫通孔73eから60度離間した位置に配設されている。また、貫通孔73fは、挿通されるボルトB2の頭すべてをサブケース73bの内部に収容できるようにボルトB2の頭の高さ分のザグリ加工が施されている。
また、メインケース73aおよびサブケース73bはそれぞれ軸心Oを有しており、それら軸心Oを一致させて組み合わせられている。その組み合わせ状態において、メインケース73aの貫通孔73cは、サブケース73bの貫通孔73eと連通され、メインケース73aの貫通孔73dは、サブケース73bの貫通孔73fと連通される。
また、ケース底部73a1の内縁の直径は、スプライン軸71および嵌合凸部71aを合わせた外形より大きく設定されているので、スプライン軸71をメインケース73a側から突出させることができる。よって、電磁ブレーキユニット7のメインケース73a側からサブケース73bに向けて減速機8を電磁ブレーキユニット7に近接させると、減速機8の後述する入力軸81がスプライン軸71に外嵌される。
また、サブケース73bの内縁の直径は、嵌合穴71bおよび嵌合凹部71cを合わせた内形より大きく設定されているので、電磁ブレーキユニット7のサブケース73b側からメインケース73a側に向けてモータ5を電磁ブレーキユニット7に近接させると、モータ5のモータ軸51がスプライン軸71に嵌合される。
減速機8は、電磁ブレーキユニット7を介して伝達された駆動力および制動力を減速することで増幅し、増幅された駆動力および制動力を出力する装置であり、入力軸81と、出力軸82と、減速ギヤ部83と、減速機ケース84とを主に備えている。
入力軸81は、軸心Oを有する略円柱状に構成された部材である。また、軸心Oに沿った方向(図2左右方向)における入力軸81の両端の内の一端側(図2左右方向左側)には、入力軸81と同一の軸心Oを有する嵌合穴81bが凹設され、その嵌合穴81bの内周面には、断面矩形状に構成され軸心Oに沿って延設される嵌合凹部81cが凹設されている。
また、軸心Oに直交する仮想平面におけるスプライン軸71と嵌合凸部71aとの断面形状と、軸心Oに直交する仮想平面における嵌合穴81bと嵌合凹部81cとの断面形状は、隙間嵌めに対応した略同一形状に構成されている。即ち、スプライン軸71を嵌合穴81bに、嵌合凸部71aを嵌合凹部81cにそれぞれ内嵌することができる。
出力軸82は、軸心Oを有する略円柱状に構成された部材である。また、軸心Oに沿った方向(図2左右方向)における出力軸82の両端の内の一端側(図2右側)の外周面には、直方体形状に構成されその長手方向(図2左右方向)を軸心Oに沿って配設する嵌合凸部82aが形成されている。
なお、出力軸82の直径は、スプライン軸71及びモータ軸51の直径より大きな寸法値に設定されており、減速機8にて増幅された駆動力および制動力に対応する強度を有している。
減速ギヤ部83は、入力軸81と出力軸82との間に介在すると共に歯車の組み合わせにより出力軸82の回転速度を入力軸81の回転速度より減速させて、入力軸81に入力された駆動力および制動力を増幅して出力軸82から出力する装置である。
減速機ケース84は、略円筒状に構成されると共に入力軸81と減速ギヤ部83とを収容する部材であり、その減速機ケース84には、複数(本実施の形態では3個)の貫通孔84bと、1個の貫通孔84dとが軸心O方向(図2左右方向)に沿って貫通形成されている。なお、貫通孔84bは、軸心Oを中心とする周方向に120度間隔で配設され、貫通孔84dは、貫通孔84bから60度離間した位置に配設されている。
上述したように、軸心Oに沿った方向(図2左右方向)におけるスプライン軸71の両端の内の一端側(図2左側)にモータ軸51が嵌合され他端側(図2右側)に入力軸81に嵌合される。
そしてモータ軸51、スプライン軸71及び入力軸81が互いに嵌合された状態において、モータ軸51、スプライン軸71及び入力軸81のそれぞれの軸心Oが一致した状態となるので、軸心Oを中心とする周方向にモータ軸51、スプライン軸71及び入力軸81をそれぞれ回転させることで、モータ5の貫通孔55bと、電磁ブレーキユニット7の貫通孔73c,73eと、減速機8の貫通孔84bとを連通させることができる。
また、同時に、電磁ブレーキユニット7の貫通孔73d,73fと、減速機8の貫通孔84dとを連通させることができる。
上述したように、第1実施の形態のサーボモータユニット110によれば、電磁ブレーキユニット7のスプライン軸71の一端側(図2左側)がモータ5のモータ軸51に連結されると共に電磁ブレーキユニット7のスプライン軸71の他端側(図2右側)が減速機8の入力軸81に連結されているので、モータ5のモータ軸51が回転されると、そのモータ軸51の回転が、電磁ブレーキユニット7のスプライン軸71を介して、減速機8の入力軸81に入力される。
減速機8の入力軸81に回転が入力されると、その入力軸81の回転が、減速ギヤ部83により減速された後、出力軸82に伝達され、出力軸82が回転される。この場合、電磁ブレーキユニット7の電磁ブレーキ部72によりスプライン軸71が制動されると、モータ5のモータ軸51の回転が制動される、或いは、モータ5のモータ軸51が停止状態に保持される。
また、エンコーダ6の回転子61がモータ5のモータ軸51に連結されているので、モータ5のモータ軸51が回転されると、その回転に伴って、エンコーダ6の回転子61が回転されると共に、その回転子61の回転を介して、モータ5のモータ軸51の回転位置がエンコーダ6の検出器により検出される。
ここで、第1実施の形態のサーボモータユニット110によれば、上述したように、電磁ブレーキユニット7のスプライン軸71の一端側(図2左側)をモータ5のモータ軸51に連結すると共に電磁ブレーキユニット7のスプライン軸71の他端側(図2右側)を減速機8の入力軸81に連結し(即ち、電磁ブレーキユニット7をモータ5と減速機8との間に介設し)、かつ、エンコーダ6の回転子61を電磁ブレーキユニット7とは反対側においてモータ5のモータ軸51に連結する構成であるので、モータ5から減速機8への駆動トルクの伝達を電磁ブレーキユニット7のスプライン軸71にすべて分担させることができ、エンコーダ6の回転子61に分担させる必要がない。よって、エンコーダ6の回転子61を小径化することができるので、その分、製品コストの削減を図ることができる。
また、第1実施の形態のサーボモータユニット110によれば、エンコーダ6が電磁ブレーキユニット7とは反対側においてモータ5に連結されているので、かかるエンコーダ6をモータ5に連結した状態のままで、電磁ブレーキユニット7のみをモータ5から取り外して、整備することができる。
よって、電磁ブレーキユニット7の整備後、サーボモータユニット110を組み立てる際には、モータ5に対してエンコーダ6の回転位置(位相)合わせを再度行う必要がないので、復帰までの作業工程を簡素化して、その分、作業コストの削減を図ることができる。
スプライン軸71は、ブレーキベアリングB7を介して電磁ブレーキケース73に軸支されているので、回転軸を安定させて回転することができる。そのため、スプライン軸71に嵌合されるロータ72aの回転軸が安定されて、ロータ72aの両側面に取り付けられるライニング72bのアーマチャ72eと取り付けフランジ72cとの隙間(クリアランス)が安定する。よって、電磁ブレーキ部72の引きずりを低減すると共に電磁ブレーキ部72のブレーキ力を安定させることができる。
上述したように、電磁ブレーキ部72は電磁ブレーキケース73に収容され、エンコーダ6は、モータケース55に収容されているので、ライニング72bの摩耗粉がモータ5及びエンコーダ6に進入することを防止することができる。よって、モータ5及びエンコーダ6の耐久性が向上されるので、サーボモータユニット110の耐久性の向上を図ることができる。
モータ5の貫通孔55bと、電磁ブレーキユニット7の貫通孔73c,73eと、減速機8の貫通孔84bとを連通させ、同時に、電磁ブレーキユニット7の貫通孔73d,73fと、減速機8の貫通孔84dとを連通させることができる。
即ち、ボルトB1を貫通孔55b,73c,73eに挿通して貫通孔84bに螺合させてモータ5、電磁ブレーキユニット7を減速機8に締結することができると同時にボルトB2を貫通孔73f,73dに挿通して貫通孔84dに螺合させて電磁ブレーキユニット7を減速機8に締結することができる。
よって、モータ5を取り外す場合に、ボルトB1のみをすべて取り外すことで電磁ブレーキユニット7を減速機8に固定した状態でモータ5のみを取り外すことができる。その結果、モータ5を取り外す際に電磁ブレーキユニット7が減速機8から外れることを防止して、作業性の向上を図ることができる。また、加えて、電磁ブレーキユニット7の交換作業における作業者の安全性を確保することもできる。
次いで、図3を参照して、電磁ブレーキユニット7の詳細構成について説明する。図3は、電磁ブレーキユニット7の断面図である。なお、理解を容易とするために、規制ボルトB72及びトルクスプリング72gは側面を示し、ブレーキベアリングB7のハッチングを省略している。
電磁ブレーキユニット7は、上述したように、サークリップ溝71fに通電することによって発生する吸引力を利用してモータ軸51の制動および保持を制御する無励磁作動形のブレーキ装置であり、軸心Oを有する略円柱状に構成されたスプライン軸71と、そのスプライン軸71の外周面に歯合される電磁ブレーキ部72と、その電磁ブレーキ部72を収容する電磁ブレーキケース73とを主に備えている。
図3に示すように、スプライン軸71は、ブレーキベアリングB7を介して電磁ブレーキケース73に軸支されている。また、スプライン軸71の軸心Oに沿った方向におけるスプライン軸71の両端の内の一端側(図3右側)の外周面には、直方体形状に構成されその長手方向(図3左右方向)を軸心Oに沿って配設する嵌合凸部71aが形成されている。
また、他端側には、スプライン軸71と同一の軸心Oを有する嵌合穴71bが凹設され、その嵌合穴71bの内周面には、断面矩形状に構成され軸心Oに沿って延設される嵌合凹部71cが凹設されている。
また、スプライン軸71の嵌合穴71bの径方向外側(図3上下方向外側)の部位にスプライン71dが形成されている。嵌合穴71bの径方向外側の部位は、嵌合穴71b及び嵌合凹部71cの形状を保持するために肉厚が必要な部位であり、スプライン軸71の外径が最大となる部位である。そのため、スプライン軸71に伝達する回転力が同一の場合には、外径が小さい部位にスプライン71dを形成する場合と比較して、スプライン72a1とスプライン71dとに掛かる力を小さくすることができる。
よって、スプライン71d及びスプライン72a1の軸心O方向(図3左右方向)の寸法を小さく設定することができる。その結果、円盤状に構成されるロータ72aの板厚(図3左右方向寸法値)を小さくして、電磁ブレーキユニット7の小型化を図ることができる。
スプライン軸71の外径が最大となる部位にスプライン71dを形成したので、スプライン71dとロータ72aのスプライン72a1との組み付け隙間が同一の場合には、外径が小さい部位にスプライン71dを形成する場合と比較して、スプライン71dとロータ72aのスプライン72a1との組み付け隙間による軸心Oを中心とした周方向のガタを低減することができる。よって、スプライン軸71の制御精度の向上を図ることができ、電磁ブレーキユニット7の制御精度が向上される。その結果、無人搬送車100の制御精度の向上を図ることができる。
図3に示すように、嵌合凸部71aと嵌合穴71bとの間のスプライン軸71の部位には、軸心Oを有し円環状の平坦面として構成されるベアリング当接面71eと、スプライン軸71の外周に一回り連続して凹設されるサークリップ溝71fとが形成されている。
ベアリング当接面71eは、嵌合凸部71a側(図3右側)に対面しており、ベアリング当接面71eの外径はブレーキベアリングB7の内径より大きな寸法値とされている。よって、ブレーキベアリングB7は、嵌合凸部71a側から挿入されてベアリング当接面71eに当接される。
サークリップ溝71fは、ベアリング当接面71eに当接されたブレーキベアリングB7より嵌合凸部71a側(図3右側)のスプライン軸71の外周面上に配設されており、サークリップS1が嵌合される。よって、ブレーキベアリングB7は、サークリップS1によって係止される。
このように、サークリップ溝71fに嵌合されるサークリップS1と、ベアリング当接面71eとによってブレーキベアリングB7の位置が決まるので、スプライン軸71にブレーキベアリングB7を組み付ける際の位置決めの手間を省いて、サーボモータユニット110の製造コストを削減することができる。
また、ブレーキベアリングB7は、嵌合凸部71aと嵌合穴71bとの間のスプライン軸71の部位を支持するので、スプライン軸71の電磁ブレーキケース73に対する傾きを低減することができる。よって、ブレーキベアリングB7に掛かる負荷を低減して、ブレーキベアリングB7の磨耗を低減することができる。その結果、ブレーキベアリングB7の交換時期を長く設定することができるので、無人搬送車100のメンテナンスコストの削減を図ることができる。
図3に示すように、電磁ブレーキ部72は、ロータ72aと、ライニング72bと、取り付けフランジ72cと、ケース72dと、アーマチャ72eと、コイル72fと、トルクスプリング72gと、トルクスプリング調整リング72hと、規制ボルトB72とを主に備えている。
ロータ72aは、軸心Oを有する円盤状に構成され内縁側にはスプライン72a1が形成されており、そのスプライン72a1がスプライン軸71の外周面に形成されるスプライン71dと歯合される。
上述したように、スプライン軸71のスプライン71dは、嵌合穴71bの径方向外側(図3上下方向外側)の部位に形成されている。嵌合穴71b及び嵌合凹部71cの形状を保持するために肉厚が必要な部位に形成されている。スプライン72a1とスプライン71dとに掛かる力を小さくすることができる。
また、ロータ72aの軸心O方向両側(図3左右方向両側)には、ライニング72bが1個ずつ取着されている。ライニング72bは、取り付けフランジ72c及びアーマチャ72eに付勢されることで摩擦力を発生する部材である。
取り付けフランジ72cは、ロータ72aの嵌合凸部71a側(図3右側)に配設されロータ72aの嵌合凸部71aの反対側(図3左側)に配設されるケース72dに取り付けフランジ72cから所定の距離を保った位置に規制ボルトB72を介して固定されている。
ケース72dとアーマチャ72eとの間には、コイル72fとトルクスプリング72gとが並列に並んでいる。トルクスプリング72gの一端はアーマチャ72eに当接されており、他端は、ケース72dに螺合されるトルクスプリング調整リング72hに当接されている。
そのため、トルクスプリング調整リング72hがケース72dに対して螺進することで、アーマチャ72eとの距離を縮めることができる。よって、トルクスプリング72gがアーマチャ72eに付与する弾性力を調整することができる。
コイル72fは、電流が供給されることで磁力を発生してアーマチャ72eを吸引する。コイル72fの吸引力は、トルクスプリング72gがアーマチャ72eに付与する弾性力より大きく設定されている。
よって、コイル72fへの電流の供給を切り替えることでアーマチャ72eをライニング72bに付勢したり、コイル72fに吸着させることでライニング72bから離間させたりすることができる。
上述したように構成された電磁ブレーキ部72は、コイル72fに電流が供給されていない状態において、トルクスプリング72gの弾性力でライニング72bが両側に取着されるロータ72aをアーマチャ72eと取り付けフランジ72cとで挟持する。よって、ライニング72bと取り付けフランジ72c及びアーマチャ72eとの間に摩擦力が発生することで、ロータ72aに制動力または保持力が付与され、ロータ72aに歯合されるスプライン軸71が制動または保持される。
そして、スプライン軸71が制動または保持された状態から、コイル72fに電流を流してコイル72fの吸引力がトルクスプリング72gの弾性力に打ち勝つとアーマチャ72eがコイル72fに吸着される。よって、ライニング72bと取り付けフランジ72c及びアーマチャ72eとの間の摩擦力が消滅することで、ロータ72aから制動力または保持力が取り除かれ、ロータ72aに歯合されるスプライン軸71の回転が開放される。
このように、コイル72fに電流の供給がない状態において、スプライン軸71が制動または保持される構成であるので、停電など非常時において、すばやく無人搬送車100を停止させることができる。
図3に示すように、電磁ブレーキケース73は、上述したように、メインケース73aと、略円環状に形成されるサブケース73bとを備えている。メインケース73aは、軸心Oを有する略円環状に形成されるケース底部73a1と、そのケース底部73a1と同一の軸心Oを有する略円筒状に形成されるケース筒部73a2とを備え、それらケース底部73a1とケース筒部73a2とから一体に構成されている。
ケース底部73a1の内周面には、軸心Oを有し円環状の平坦面として構成されるベアリング当接面73gと、ケース底部73a1の内周面に一回り連続して凹設されるサークリップ溝73hとが形成されている。
ベアリング当接面73gは、サブケース73b側(図3左側)に対面しており、ベアリング当接面73gの内径はブレーキベアリングB7の外径より小さな寸法値とされている。よって、ブレーキベアリングB7は、サブケース73b側から挿入されてベアリング当接面73gに当接される。
サークリップ溝73hは、ベアリング当接面73gに当接されたブレーキベアリングB7よりサブケース73b側(図3左側)のケース底部73a1の内周面上に配設されており、サークリップS2が嵌合される。よって、ブレーキベアリングB7は、サークリップS2によって係止される。
このように、サークリップ溝73hに嵌合されるサークリップS2と、ベアリング当接面73gとによってブレーキベアリングB7の位置が決まるので、ケース底部73a1にブレーキベアリングB7を組み付ける際の位置決めの手間を省いて、サーボモータユニット110の製造コストを削減することができる。
ここで、ライニング72bが磨耗することで発生する磨耗粉について説明する。ライニング72bは、軸心Oを中心として回転する回転体であり、ライニング72bが取り付けフランジ72cとアーマチャ72eに挟持されて磨耗すると磨耗粉が発生する。
その磨耗粉は、遠心力で径方向外側に飛散するが、一度径方向に飛散した磨耗粉は、ケース筒部73a2の内周面で跳ね返され取り付けフランジ72cとケース底部73a1との隙間を通ってブレーキベアリングB7に到達する。
ここで、第1実施の形態では、ケース底部73a1のサブケース73b側(図3左側)の側面には、ケース防塵壁73iがサブケース73b側へ向けて凸設されており、そのケース防塵壁73iは、正面視(図3左側から右側方向視)において軸心Oを中心とする円環状に構成されている。
そのため、取り付けフランジ72cとケース底部73a1との隙間を狭めて、ライニング72bの磨耗粉の進入路を狭くすることで、ブレーキベアリングB7まで到達する磨耗粉の量を低減することができる。よって、ブレーキベアリングB7の磨耗を低減することができる。その結果、ブレーキベアリングB7の交換時期を長く設定することができるので、無人搬送車100のメンテナンスコストの削減を図ることができる。
また、ベアリング当接面73gは、サブケース73b側(図3左側)に対面しているので、ブレーキベアリングB7が組み込まれたスプライン軸71をサブケース73b側(図3左側)から挿入すると、ブレーキベアリングB7がベアリング当接面73gに当接され、ベアリング当接面73gの反力をベアリング当接面71eが受ける。
例えば、サークリップでベアリング当接面73gの反力を受ける構成とした場合には、サークリップは、スプライン軸71に嵌合される構成であるので、ベアリング当接面73gに比べて剛性が低くサークリップや、サークリップが嵌合される溝が変形するという不具合が生じる。
ここで、第1実施の形態では、ベアリング当接面73gの反力をスプライン軸71と一体とされるベアリング当接面71eが受ける構成であるので、スプライン軸71の変形を防ぐことができる。
次に、図4を参照して、第2実施の形態について説明する。図4は、第2実施の形態におけるモータユニット204の分解状態における断面を示した分解断面図であり、図2におけるモータユニット4の分解断面図に対応する。
第1実施の形態(図2参照)では、モータ5を減速機8から分離とする構成としたが、第2実施の形態では、モータ205が減速機208から分離されずに摺動可能に連結されている。なお、上記各実施の形態と同一の部分には同一の符号を付して、その説明は省略する。
図4に示すように、モータユニット204は、第1実施の形態と同様に、駆動ドライバ3から供給された電流により発生された駆動力および制動力を無人搬送車100の駆動輪130に付与する装置であり、駆動力および制動力を発生するモータ205と、そのモータ205から伝達された駆動力および制動力を減速して増幅する減速機208とを主に備えている。
モータ205は、モータケース255を備えており、モータケース255の外周面からは、一対のガイド256が凸設されている。ガイド256には、貫通孔256aが軸心O方向(図4左右方向)に沿って貫通形成されている。
減速機208は、略円柱状に構成され軸心O方向(図4左右方向)に沿って立設されるスライドシャフト285を備えている。そのスライドシャフト285には、上述したモータ205のガイド256に貫通形成される貫通孔256aが摺動可能に外嵌されている。
また、電磁ブレーキユニット7は、上述したライニング72b(図3参照)が磨耗するので、メンテナンスするために減速機208から取り外す必要がある。例えば、ボルトB1をすべて取り外すとモータ5が減速機8から分離される構成とした場合には、電磁ブレーキユニット7を取り外すために、モータ5を減速機8から分離する必要がある。その場合、作業者がモータ5を持ち上げる必要性があり作業の手間がかかるという不具合が生じていた。
ここで、第2実施の形態では、ガイド256とスライドシャフト285とが摺動可能に嵌合されているので、モータ205からボルトB1をすべて取り外しても、モータ205が減速機208から分離することを防ぐことができる。よって、モータ205が減速機208から分離して落下することを防いで、ボルトB1の取り外しを安全に行うことができる。
また、モータ205をスライドシャフト285に支持された状態として減速機208から離間する方向(図4左方向)に移動させることができるので、電磁ブレーキユニット7を減速機208に固定しているボルトB2を取り外して、電磁ブレーキユニット7を減速機208から分離することができる。そして、分離された減速機208をメンテナンスした後に、減速機208を取り外した手順と逆の手順で、電磁ブレーキユニット7を組み付けることができる。
このように、作業者がモータ205を持ち上げることなく電磁ブレーキユニット7の交換作業を終了することができるので、メンテナンスの手間を省いて、メンテナンスコストを削減することができる。
また、加えて、作業者がモータ205を持ち上げることがないので、モータ205を落下させてしまう危険性から作業者が解放され、電磁ブレーキユニット7の交換作業における作業者の安全性を確保することもできる。
以上、実施の形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形が可能であることは容易に推察できるものである。
例えば、上記各実施の形態で挙げた数値(例えば、各構成の数量や寸法など)は一例を示すものであり、他の数値を採用することは当然可能である。
なお、請求項2に記載した「同じ断面形状」とは、断面の形状が同一であることのみに限定する趣旨ではなく、モータ軸51がスプライン軸71の嵌合凹部71cに回動不能に嵌合されて、モータ軸51の回転がスプライン軸71に伝達される状態との趣旨であり、単に、断面形状が同一であることに限定されるものではない。
例えば、嵌合凹部71cの内形の断面を断面四角形に構成し、モータ軸51の外形の断面を断面三角形に構成しても良い。この場合、モータ軸51の断面三角形に外接する仮想外接円の直径が嵌合凹部71cの断面四角形に内接する仮想内接円の直径より小さく構成することで、嵌合凹部71cにモータ軸51が内嵌された状態で嵌合凹部71cにモータ軸51が係合される。よって、モータ軸51の回転力がスプライン軸71に伝達される。
同様に、入力軸81の嵌合凹部81c内形の断面を断面四角形に構成し、スプライン軸71の外形の断面を断面三角形に構成しても良い。この場合、スプライン軸71の断面三角形に外接する仮想外接円の直径が嵌合凹部81cの断面四角形に内接する仮想内接円の直径より小さく構成することで、嵌合凹部81cにスプライン軸71が内嵌された状態で嵌合凹部81cにスプライン軸71が係止される。よって、スプライン軸71の回転力が入力軸81に伝達される。
即ち、請求項2に記載した「同じ断面形状」とは、凹部(嵌合凹部71c、嵌合凹部81c)の内周面に軸部(モータ軸51、スプライン軸71)の外周面が係止されて、凹部(嵌合凹部71c、嵌合凹部81c)と軸部(モータ軸51、スプライン軸71)が一体となって回動するための断面形状を示している。
上記実施の形態では、本発明の搬送車の適用対象として、無人搬送車100を例に説明したが、無人に限られるものではなく、有人の搬送車に本発明を適用することは当然可能である。また、上記実施の形態では、路面Gに敷設された誘導体に誘導されて走行する場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものではなく、例えば、車外の操作者が無線または有線によりサーボモータユニット110及び操舵装置の駆動状態を制御して、無人搬送車100を走行させるようにしても良い。
本発明の第1実施の形態における無人搬送車を上面から視た概略図である。 モータユニットの分解状態における断面を示した分解断面図である。 電磁ブレーキユニットの断面図である。 第2実施の形態におけるモータユニットの分解状態における断面を示した分解断面図である。
符号の説明
100 無人搬送車(搬送車)
110 サーボモータユニット(駆動ユニット)
130 駆動輪(車輪)
5,205 モータ
51 モータ軸(駆動軸)
55c ケース内壁(区画部材)
6 エンコーダ(回転位置検出装置)
61 回転子(回転軸)
62 第1検出部(検出器の一部)
63 第2検出部(検出器の一部)
7 電磁ブレーキユニット(制動装置)
71 スプライン軸(制動軸)
71b 嵌合穴(制動軸の一端側の凹部)
71c 嵌合凹部
72 電磁ブレーキ部(制動部)
8,208 減速機(減速装置)
81 入力軸
81b 嵌合穴(入力軸の凹部)
81c 嵌合凹部
82 出力軸
83 減速ギヤ部(減速部)

Claims (3)

  1. 車輪を駆動する駆動ユニットを備えた搬送車において、
    前記駆動ユニットは、
    駆動軸を有するモータと、
    回転軸およびその回転軸の回転位置を検出する検出器を有する回転位置検出装置と、
    入力軸、出力軸および前記入力軸の回転を減速して前記出力軸に伝達する減速部を有する減速装置と、
    制動軸およびその制動軸の回転を制動する制動部を有する制動装置と、を備え、
    前記制動装置の制動軸の一端側が前記モータの駆動軸に連結されると共に前記制動装置の制動軸の他端側が前記減速装置の入力軸に連結され、かつ、前記回転位置検出装置の回転軸が前記制動装置とは反対側において前記モータの駆動軸に連結されていることを特徴とする搬送車。
  2. 前記制動装置は、その制動軸の一端側の凹部に前記モータの駆動軸の軸端が内嵌されると共に、前記制動軸の他端側の軸端が前記減速装置の入力軸の凹部に内嵌されることで、前記モータの駆動軸を前記減速機の入力軸に接続するものであり、
    前記制動軸の他端側の軸端における断面形状が前記モータの駆動軸の軸端における断面形状と同じ断面形状に構成されていることを特徴とする請求項1記載の搬送車。
  3. 駆動ユニットは、前記回転位置検出装置の回転軸が前記モータの駆動軸に連結された状態において、前記モータの内部空間と前記回転位置検出装置の内部空間とを区画する区画部材を備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載の搬送車。
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