JP2009231651A - 圧電トランス - Google Patents

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Abstract


【課題】 1次側領域と2次側領域の間において十分な耐電圧を有し、それにより汎用の用途に用いることのできる圧電トランスを提供する。
【解決手段】 圧電トランスの1次側領域12と2次側領域13のそれぞれの端子が互いに絶縁された構成とするとともに、圧電トランスの表面の入力電極14a,14bとグランド電極16aの間に絶縁部17を設け、両電極の間の直線距離が5mm以上となるように構成する。これにより、圧電トランスの入力側と出力側の間の耐電圧が10kV以上となり、圧電トランスを汎用の用途に用いるために十分な耐電圧を得ることができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、圧電セラミックからなる矩形板を用いた圧電トランスに関し、とくに汎用的な用途を有する圧電トランスに関する。
圧電セラミックの応用デバイスとして圧電トランスが知られている。図5はローゼン型と称される一般的な圧電トランスの構成の例を示す斜視図である。図5において、圧電セラミックからなる矩形板51は、入力側である1次側領域52および出力側である2次側領域53の2つの領域からなり、このうち1次側領域52には入力電極54a,54bが、2次側領域53には出力電極55がそれぞれ設けられている。ここで入力電極54a,54bは、矩形板51の1次側領域52において、その上面および下面のそれぞれ全面に設けられて入力電極対を形成している。また出力電極55は矩形板51の2次側領域53のうち、その端部領域に矩形板51の幅方向に沿って延びた帯状の電極として設けられている。ここで出力側の電極は出力電極55の1箇所のみであるが、入力電極54a,54bのいずれか一方をグランドに接続することにより、出力電極55からのグランドに対する出力信号の強度をこの圧電トランスの出力として取り出すことができる。
ここで入力電極54a,54bに入力される信号によって、矩形板51の1次側領域52に励起される入力側の分極の向き58は図5の上下方向(縦方向)である。この分極によって矩形板51の1次側領域52が縦方向に振動(縦モード振動)することにより、2次側領域53にも振動が励起される。この励起された振動の向きは図5の左右方向(横方向)であり、この横方向の振動(横モード振動)によって、矩形板51の2次側領域53には分極が形成される。この出力側の分極の向き59は図5に示すように、入力電極54a,54bに対して出力電極55が対向する向きであり、この分極によってグランドと出力電極55との間には入力信号と同じ周波数の出力信号が励起される。この出力信号の信号強度がこのローゼン型の圧電トランスにおける出力強度である。
なおこのようなローゼン型圧電トランスでの横モード振動は、図5に振動モード60として点線にて示す通りである。即ち、1次側領域52および2次側領域53のそれぞれ中央部が振動における節(不動点)となり、各領域の端部、および1次側領域52と2次側領域53の中間点がそれぞれ腹(可動点)となる。従って図5に示した一般的な圧電トランスでは、矩形板の全長が内部に生じる横モード振動の1波長分に相当する。このような振動を2次振動モードと称する。ローゼン型の圧電トランスでは、電気−電気変換のためにこの2次振動モードを利用することが一般的である。
この図5に示される一般的な圧電トランスは、2箇所の入力電極からなる入力電極対と1箇所の出力電極から構成される3端子構造である。この場合は入力側と出力側のグランドを共用する構成であるため、圧電トランスの入力側と出力側の間を互いに絶縁することは構成上不可能である。従来の圧電トランスの主な用途は冷陰極管の点灯のための昇圧トランスであり、また冷陰極管はパソコン用液晶画面のバックライトが主要な用途である。一般にこのような用途では圧電トランスが設置される機器の内部に電源装置より供給される直流電流が存在し、圧電トランスの入力電極にはこの直流電流から生成される交流の駆動電流が供給される。この直流電流はノイズ成分が十分に小さいものであるため、従来は圧電トランスに内部の絶縁性を求められることがなかった。
しかしながら、圧電トランスを冷陰極管点灯用の昇圧トランス以外の用途、例えば商用交流電流を直流に変換するACアダプタの構成素子などに適用する場合には、圧電トランス内部での1次側と2次側の絶縁性が要求される場合がある。ACアダプタでは入力された交流電流を直流電流に変換する作業が行われるが、その内部に設置されるトランスは電圧の変換だけではなく、入力側と出力側の間を絶縁する作用も行っている。従って、圧電トランスの用途を拡大してこのようなトランスの用途に用いるためには、巻線を用いた一般的なトランスの場合と同じように、入力側と出力側とを絶縁する機能を圧電トランスにも具備させる必要がある。
特許文献1にはローゼン型の圧電トランスの改良例が記載されている。ここで開示された圧電トランスでは、1次側と2次側とがグランドを共有することなく、両者は互いに分離されて4端子型の構成となっている。この改良された圧電トランスの構成の例を図6に示す。ここで図6(a)は特許文献1に記載の圧電トランスの例の斜視図、図6(b)は図6(a)における円形領域Aの部分の拡大図である。図6において、圧電セラミックからなる矩形板61は、入力側である1次側領域62と出力側である2次側領域63の2つの領域からなる。このうち1次側領域62の構成は図5に示した一般的な圧電トランスの例の場合と同様であり、1次側領域62には入力電極64a,64bが設けられ、両者は入力電極対を形成している。一方、2次側領域には1箇所の出力電極65と2箇所のグランド電極66a,66bがそれぞれ設けられている。ここで1次側領域62の入力電極64a,64bと2次側領域63のグランド電極66aとの間は、絶縁体である矩形板61によって互いに絶縁されている。
このうち出力電極65は、矩形板61において、2次側領域63の長さ方向での中央部に矩形板61の幅方向に沿って延びた帯状の電極として設けられている。またグランド電極66a,66bは、2次側領域63の長さ方向の両端部に、出力電極65と平行な帯状の電極としてそれぞれ設けられている。この2箇所のグランド電極66a,66bからの出力は互いに電気的に接続されており、2次側領域63からの出力は、出力電極65からの出力とグランド電極66a,66bからの出力の2本である。以上の構成により、特許文献1に記載の圧電トランスでは入力側、出力側がそれぞれ共に2端子ずつであり、巻線を用いた一般的なトランスの場合と同様に、入力側と出力側とがそれぞれ絶縁された構成を実現することができる。
なおこの圧電トランスでは、入力側の分極の向き68は図6の上下方向(縦方向)である。また出力側である2次側領域63における2箇所の領域でのそれぞれの出力側の分極の向き69a,69bは矩形板61の長さ方向であって、しかも互いに逆向きであり、いずれも図6の左右方向(横方向)である。しかし特許文献1に記載の圧電トランスの場合は、図6に振動モード70として点線にて示す通り、1次側領域62と2次側領域63におけるそれぞれの中央部が振動における腹(可動点)となり、各領域の端部、および1次側領域62と2次側領域63との中間部がそれぞれ節(不動点)となっている。つまり図5に示した一般的な圧電トランスの場合とは、その腹と節の位置が逆転している。なおこの圧電トランスにおいて、その駆動のために利用している長さ方向振動モードは図5の場合と同じく2次振動モードであり、その全長が内部に生じる横モード振動の1波長分に相当することは、一般的な圧電トランスの場合と同じである。
特開平1−160067号公報
特許文献1に記載の4端子型の圧電トランスでは、入力側と出力側のそれぞれの端子が互いに絶縁された構成となっている。しかしこのような構成の圧電トランスにおける、1次側領域と2次側領域の間の耐電圧の値は必ずしも高いものではなかった。圧電トランスを冷陰極管の点灯のための昇圧トランスなど、従来の用途以外の汎用の用途に用いる場合には、この1次側領域と2次側領域の間での耐電圧の大きさが問題となる場合がある。例えば圧電トランスを前記のACアダプタなどに用いる場合には、入力側の電流に数百〜数千V程度のパルス状のノイズが含まれている場合がある。もしそのようなノイズが圧電トランスに入力すると、入力側と出力側の間の絶縁が一時的に破られることとなり、その間は入力側に加えられている電流が出力側にそのまま流れ、結果として出力側に接続された機器にダメージを与えてしまうなどの可能性がある。しかし従来の圧電トランスでは入力側と出力側の間の絶縁についてはとくに考慮されておらず、耐電圧の大きさの向上のために何らかの対策が講じられた例はなかった。
即ち、本発明の課題は、圧電トランスにおける1次側と2次側の間の耐電圧の大きさを一定値以上に保つことができるようにして、それにより様々な用途に使用可能な圧電トランスを提供することである。
圧電トランスを構成する矩形板には圧電セラミックが用いられるが、一般に圧電セラミックは絶縁性が非常に大きな材料であり、従って矩形板の内部での1次側領域と2次側領域の絶縁における耐電圧は相当に大きい。従って圧電トランスにおける入力側と出力側の間の絶縁性は、本来はかなり大きくなるはずである。発明者らは圧電トランスの耐電圧が小さくなる原因について鋭意研究した結果、その原因が、特許文献1に記載の構成の圧電トランスにおいて、矩形板の1次側領域と2次側領域の表面にそれぞれ形成された、入力電極とグランド電極の間の距離が接近しているためであることを見出した。
矩形板の表面での入力側と出力側の各電極の間の絶縁は、その周囲の空気によって保たれている。しかし空気における単位長さ当たりの耐電圧の値は、一般に圧電セラミックにおける単位長さ当たりの耐電圧の値よりもずっと小さい。そのため入力側と出力側の両電極を隔てる矩形板の表面付近での空気の厚さ、即ち入力側と出力側の両電極間の、矩形板の表面における直線距離が、圧電トランスの耐電圧を決定する主要な要素となるのである。本発明は、圧電トランスにおける矩形板の表面における、両電極間のこの直線距離を一定値以上に保つことのできる、圧電トランスの電極構造を具体的に提示する。その電極構造によって、入力側と出力側の電極間の耐電圧を、圧電トランスを実際に使用する際に必要とされる値よりも大きく保つことが可能となる。
なお入力側と出力側の両電極が矩形板の異なる面上に存在する場合には、前記の直線距離の代わりに、矩形板の表面の空気中での両電極間の道のりの最短距離が、圧電トランスの耐電圧を決定する主要な要素となる。以下では、両電極が矩形板の異なる面上にある場合の、この道のりの最短距離も含めて直線距離と称する。矩形板の各表面が平坦な場合には、この道のりの最短距離は両電極間の沿面距離に等しい。
即ち、本発明は、圧電セラミックからなる矩形板を有し、前記矩形板の長さ方向に互いに分割された第1の領域および第2の領域に対し、前記第1の領域において、前記矩形板には厚さ方向に互いに対向する1対以上の入力電極対が形成され、前記第2の領域において、前記矩形板の幅方向に沿って延びる1以上の出力電極、および前記矩形板の幅方向に沿って延びる2以上のグランド電極が形成され、前記2以上のグランド電極が、前記1以上の出力電極を間に挟む位置にそれぞれ設けられてなる圧電トランスであって、前記第1の領域における1対以上の前記入力電極対のうち、少なくとも前記矩形板の厚み方向の表面に形成された入力電極対における、前記第2の領域に最も接近した部位と、前記第2の領域に形成された2以上のグランド電極のうち、前記第1の領域により接近した位置に形成されたグランド電極の、前記第1の領域に最も接近した部位との間の相互の距離が、5mm以上であることを特徴とする圧電トランスである。
また、本発明は、1対以上の前記入力電極対が、前記矩形板の厚み方向の表面および内部の両方に形成されており、前記入力電極対のうち、前記矩形板の厚み方向の表面に形成された入力電極対の、前記第2の領域に最も接近した部位に比較して、前記矩形板の内部に形成された入力電極対の、前記第2の領域に最も接近した部位の方が、前記第2の領域に形成された2以上のグランド電極のうち、前記第1の領域により接近した位置に形成されたグランド電極の、前記第1の領域に最も接近した部位に対してより接近していることを特徴とする圧電トランスである。
さらに、本発明は、前記第2の領域に形成された2以上のグランド電極のうち、前記第1の領域に最も接近した位置に形成されたグランド電極が、前記矩形板の内部のみに形成され、前記矩形板の厚み方向の表面には形成されていないことを特徴とする圧電トランスである。
さらに、本発明は、前記第2の領域に形成された2以上のグランド電極のうち、前記第1の領域に最も接近した位置に形成されたグランド電極が、前記矩形板の少なくとも一方の側面に露出しており、前記第1の領域における1対以上の前記入力電極対のうち、少なくとも前記矩形板の厚み方向の表面に形成された入力電極対における、前記グランド電極の前記矩形板の側面の露出面に接近した領域が、略三角形状に除去された形状をなしていることを特徴とする圧電トランスである。
さらに、本発明は、前記第2の領域の2箇所に前記グランド電極が形成されており、前記第2の領域の1箇所に前記出力電極が形成されていることを特徴とする圧電トランスである。
さらに、本発明は、圧電セラミックからなる前記矩形板がチタン酸ジルコン酸鉛(PZT)からなることを特徴とする圧電トランスである。
さらに、本発明は、前記矩形板が、面上に電極が形成された複数の圧電セラミックシートを互いに積層することにより形成されており、前記矩形板に形成された入力電極対、出力電極およびグランド電極が、前記圧電セラミックシートの面上に形成された複数の電極により形成されてなる特徴とする圧電トランスである。
さらに、本発明は、1次側と2次側とを絶縁するための電気素子として用いられることを特徴とする圧電トランスである。
本発明によれば、入力側と出力側のそれぞれの端子が互いに絶縁された構成であり、しかも入力側と出力側の端子間での耐電圧が、汎用の用途に用いる場合であっても十分に高い値の圧電トランスを得ることができる。大きな耐電圧が得られることにより、圧電トランスを例えばACアダプタに内蔵される電圧変換用トランスなど、従来の主な用途である冷陰極管の点灯のための昇圧トランス以外の様々な用途に用いることが可能となり、圧電トランスの適用範囲を大きく広げることが可能となる。
以下に本発明の圧電トランスの実施の形態について、図1〜図4をもとに説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態における圧電トランスの構成の例を斜視図として示したものである。図1において、矩形板11は1次側領域12および2次側領域13の2つの領域からなり、両者の間には絶縁部17が設けられている。矩形板11の1次側領域12の上面および下面には入力電極14a,14bが設けられており、入力信号によってこの領域には入力側の分極の向き18として示した図の上下方向の分極が生じる。一方、2次側領域13には1箇所の出力電極15および2箇所のグランド電極16a,16bが形成されているので、1次側領域12の分極によって、2次側領域13には矩形板11の長さ方向の2次振動モードの振動が生じ、各電極の間に出力側の分極の向き19a,19bとして示した図の左右方向の分極が生じる。この分極によって生じる出力信号を取り出すことにより、1次側に印加する入力信号と2次側から取り出される出力信号とが電気的に絶縁された圧電トランスを構成することができる。
以上の圧電トランスの主な構成は、図6に示した特許文献1に記載の従来の圧電トランスの場合と同じである。図1に示した本発明の圧電トランスと従来の圧電トランスとの違いは、本発明の場合は1次側領域と2次側領域との間に5mm以上の距離を持つ絶縁部を設けていることである。一般に圧電セラミックの耐電圧は十分に大きいことから、この絶縁部は1次側領域や2次側領域を構成する圧電セラミックと同じ材質により構成しても構わない。この絶縁部に相当する領域は、その距離の大きさをとくに規定していないものの、従来の圧電トランスにも存在していたものである。本発明ではこの絶縁部の距離を、矩形板の長さ方向に5mm以上とするよう規定したことが特徴である。
圧電トランスの用途の拡大において、その1次側と2次側との絶縁に対して要求される耐電圧は10kVとされる。これは以下の理由による。事務機器を含む一般的な情報機器に適用される世界的な規格として、米国の製品安全規格であるUL60950(IEC60950と同一)が定められており、圧電トランスを含む電子部品をこの種の機器に用いるためには、前記の規格を満足することが必要である。情報機器は一般にAC100V〜AC240にて使用することが想定されており、このような機器において突発的なノイズなどに対して必要とされる耐電圧は3kV程度とされる。ここで通常の信号に対するノイズの重畳分が存在することや、安全係数としてさらに3倍の耐電圧が必要であることがさらに勘案される。前記規格によれば、結果として情報機器に用いられる電子部品には10kV以上の耐電圧を有していることが求められる。このことから、圧電トランスの応用範囲を拡大して情報機器などに使用可能とするためには、1次側と2次側の各領域の間に10kV以上の耐電圧を確保することが必要である。
圧電トランスにおける入力側と出力側の絶縁における耐電圧の大きさは、2つの領域の各電極を隔てる矩形板の表面付近での空気の厚さ、即ち入力側と出力側の両電極間の直線距離によって決定される。図2は圧電トランスの1次側領域と2次側領域の電極間に設けた絶縁部の距離と、そのときの耐電圧との関係を示すグラフである。ここで用いた圧電トランスは図1に示した形状であって、その寸法は長さ53mm×幅6mm×厚さ3mmである。矩形板を構成する圧電セラミックの材質はMn(マンガン)およびSb(アンチモン)を添加したチタン酸ジルコン酸鉛(PZT)であって、ハード材PZTと称されるものである。この圧電セラミックは機械的品質係数Qmが比較的高いという特徴を有する。
この矩形板を長さ方向に2分割し、このうち半分の2次側の領域には矩形板の両面にそれぞれ1箇所の出力電極、および2箇所のグランド電極を設けた。各電極の矩形板の長さ方向の幅はそれぞれ2mmであり、各電極の両面は矩形板の側面にて互いに接続されている。次いでもう半分の1次側の領域のうち、矩形板の中央部のグランド電極に接した領域に絶縁部を設け、絶縁部以外の領域には両面に入力電極を形成した。このようにして形成した絶縁部は、矩形板の中で単に表面に電極が設けられていない領域であって、圧電セラミックの材質が他の領域と異なるものではない。以上の構成により、矩形板の長さ方向の絶縁部の距離のみを変えた圧電トランスを順次作製して、それぞれの入力側と出力側の耐電圧の大きさを測定した。作製した圧電トランスは、絶縁部の距離がそれぞれ1mm,2mm,・・・,8mmと互いに異なる合計8個である。この絶縁部の両側はそれぞれ1次側領域の入力電極、2次側領域のグランド電極であるので、両電極の間を隔てる空気の厚さである直線距離は、この絶縁部の距離に等しい。
図2のグラフによれば、この圧電トランスにおける直線距離とその耐電圧とは比例関係にあることが分かる。ここで圧電トランスの1次側と2次側との間の耐電圧は、前記の通り10kV以上が要求されることから、グラフより、圧電トランスの絶縁を確保するために必要な直線距離は5mm以上であることが分かる。本発明では圧電トランスにおける絶縁部の距離(直線距離)を5mm以上に規定することによって、この10kV以上の耐電圧を確保することを可能としている。
図3は、本発明の第2の実施の形態における圧電トランスの構成の例を示したもので、面上に電極が形成された複数の圧電セラミックシートを互いに積層することにより形成していることが特徴である。ここで図3(a)は斜視図、図3(b)は図3(a)の円形領域Aの部分の拡大図である。図3において、矩形板31およびその1次側領域32および2次側領域33の構成や、2次側領域33における1箇所の出力電極35および2箇所のグランド電極36a,36bの配置については図1に示す本発明の第1の実施の形態における圧電トランスの構成の場合と同じである。一方、1次側領域32に設けられる入力電極は、矩形板31の上面および下面に設けた入力電極34a,34bの他に、その内部にも内部入力電極34cを設け、各層は互いに積層されている。ここで入力側の分極の向き38は図の上下方向であり、積層される圧電セラミックシートごとに互いに逆向きである。出力側の分極の向き39a,39bは図の左右方向である。
この圧電セラミックシートの層の間に設けられた内部入力電極34cは矩形板31の内部に隠れていて、矩形板31の側面には一部の領域を除き露出していない。このため図3では内部入力電極34cを点線にて示している。なお矩形板31の側面の一部には内部入力電極34cの露出領域があり、そこには側面電極34dが設けられている。側面電極34dは、入力電極34a,34bと内部入力電極34cとの間の電気的な接続を行うためのもので、この側面電極34dによって入力電極34a,34bおよび内部入力電極34cは互いに1層おきに接続されている。図3(a)に記載の例では、矩形板31の左側端面近くの側面にこの露出領域が設けられている。この例では、入力電極34bと内部入力電極34cとを接続する側面電極は、図で矩形板31の裏側の反対面に設けられているため、図示されていない。また2次側領域33の3箇所の各電極においても、矩形板31の内部に電極が設けられていることは同じである。出力電極35とグランド電極36a,36bには、矩形板31の表面だけではなく、その内部にも互いに平行な複数の電極が形成されており、各電極は矩形板31の側面で互いに接続されている。
ここで入力電極34a,34bと矩形板31の表面のグランド電極36aとの間には、直線距離を5mm以上確保しなければならないので、両者の間には5mm以上の絶縁領域が設けられている。ただし矩形板31の内部に形成された内部入力電極34cは、グランド電極36aに近い領域では矩形板31の表面に露出していないので、その端部は入力電極34a,34bよりも、グランド電極36aに近い部分にまで延在させることが可能である。図3に示した本発明の第2の実施の形態では、このように矩形板31の表面の入力電極34a,34bには距離が5mm以上の絶縁領域を設けるとともに、内部に形成した内部入力電極34cをこの絶縁領域よりもグランド電極36aに近い部分にまで設けることとする。これにより、1次側領域32の絶縁領域も1次側の分極に関与するように構成することができ、圧電トランスにおける電力変換の効率をより向上させることが可能である。
図4は、本発明の第3の実施の形態における圧電トランスの構成の例を示したもので、複数の圧電セラミックシートを互いに積層した構成とするとともに、矩形板の表面においてグランド電極の一部を省略したことが特徴である。ここで図4(a)は斜視図、図4(b)は図4(a)の円形領域Aの部分の拡大図である。図4において、入力電極44a,44bおよびグランド電極46a以外の、矩形板41、1次側領域42および2次側領域43の構成、矩形板41の内部に設けられた内部入力電極44c、側面電極44d、出力電極45およびグランド電極46b、入力側の分極の向き48および出力側の分極の向き49a,49bの各々の形状や配置などは、いずれも図3に示す本発明の第2の実施の形態における圧電トランスの構成の場合と同じである。ここで入力電極44a,44bに近い位置に設けられたグランド電極46aは矩形板41の内部のみに配置し、矩形板41の上面および下面には電極構造を設けないこととする。
矩形板41の表面では、入力電極44a,44bの近傍には出力側の電極が存在しない。このため入力電極44a,44bは、矩形板41の1次側領域42の両表面のほぼ全域に形成することができる。ただし2次側領域43のグランド電極46aでは、矩形板41の側面にてその内部の電極どうしを互いに接続する必要があるため、矩形板41の側面にグランド電極46aの露出領域を設けている。従って、入力電極44a,44bのうち、この露出領域に近い領域では、グランド電極46aとの5mm以上の直線距離を確保するために、その一部を切除するなどの対処が必要である。図4の例では、入力電極44a,44bのうち、グランド電極46aが露出した側面領域に近い部分を三角形状に除去した形状とすることで、矩形板41の側面のグランド電極46aとの直線距離を確保している。なお矩形板41の内部に設けられた内部入力電極44cについては、矩形板41から露出していないためにその一部を切除するなどの対処は必要ない。このような形状とすることにより、本発明の第2の実施の形態の場合と同様に、この場合も圧電トランスにおける電力変換の効率をより向上させることが可能である。
(実施例1〜4、比較例1〜4)
長さ53mm×幅6mm×厚さ3mmの圧電セラミックによる矩形板を用意し、その表面に入力電極、出力電極およびグランド電極を形成した。この電極は銀ペーストを矩形板の表面に印刷し、その後、焼成により焼き付けを行う方法にて形成している。圧電セラミックの材質はMnおよびSbを添加したハード材PZTである。まず矩形板を長さ方向に2等分し、その片方の領域を2次側領域として、その両端部および中央部の3箇所に、矩形板の長さ方向の幅が各2mmの帯状の電極を形成した。3本の電極間の長さは各10.25mmであり、各電極は矩形板の上面と下面、および一方の側面に設けられ、上面と下面の各電極は矩形板の側面にて互いに接続している。この3本の電極のうち、中央の1本が出力電極、両側の2本がグランド電極である。
一方、2等分された領域のもう一方を1次側領域として、矩形板の上面と下面にそれぞれ同様の方法にて電極を形成して入力電極とした。この電極は1次側領域の矩形板の両面にそれぞれ設けたが、矩形板の中央のグランド電極の端から5mmまでの領域は絶縁部として除外し、それ以外の領域の全域に設けている。矩形板の両面の入力電極には2本の入力端子をそれぞれ1本ずつ接続した。また2本のグランド電極は相互に電気的に接続して、出力電極とこのグランド電極からの合計2本の出力を出力端子とした。以上の方法により圧電トランスを計1台作製し、実施例1とした。この圧電トランスの形状は、図1に記載の本発明の第1の実施の形態における圧電トランスの構成の例と同一である。
実施例1の圧電トランスと全く同様の方法にて7種類、各1台ずつの圧電トランスを作製し、それぞれ実施例2〜4、比較例1〜4とした。実施例1と実施例2〜4、比較例1〜4の相違は、矩形板中央部のグランド電極と1次側領域の両面の入力電極との間に設けられた絶縁部の距離である。両電極間の絶縁部の距離は、実施例2の場合が6mm、実施例3が7mm、実施例4が8mmであり、また比較例1が1mm、比較例2が2mm、比較例3が3mm、比較例4が4mmである。これら実施例1〜4、比較例1〜4の各々の圧電トランスに関して電力変換の効率を測定したところ、いずれも良好な特性を得た。一方、グランド電極と入力電極との間の絶縁部の距離を両電極間の直線距離として、各々の圧電トランスの1次側と2次側との絶縁に関する耐電圧を測定したところ、図2のグラフの結果となった。ここで、横軸の直線距離が1〜4mmのときの測定値がそれぞれ比較例1〜4に、5〜8mmのときの測定値がそれぞれ実施例1〜4に対応している。このように、汎用的な用途に使用可能な圧電トランスが備えるべき10kV以上の耐電圧を確保するには、両電極間の絶縁部の距離である直線距離が、5mm以上必要となる。
(実施例5)
圧電セラミックシートに電極を印刷し、各シートを積層して焼成することにより、実施例1と同じ、長さ53mm×幅6mm×厚さ3mmの形状の圧電トランスを作製した。使用した圧電セラミックシートは5枚であり、各圧電セラミックシートの片面(1枚のみは両面)にそれぞれ銀ペーストにて電極を形成している。各々の圧電セラミックシートに形成した入力電極のうち、矩形板の両表面の電極に相当する2箇所の電極のみ、グランド電極から5mmの絶縁部を設けて形成している。矩形板の内部の入力電極では絶縁部の距離は1mmである。この矩形板の内部の入力電極は、グランド電極に近い領域では矩形板の側面から露出していない。各々の圧電セラミックシートを積層して焼成した後に、銀ペーストにてその側面に必要な電極を形成して焼き付けを行った。作製した圧電トランスは1台であり、これを実施例5とした。
以上の方法により作製された圧電トランスの形状は、図3に記載の本発明の第2の実施の形態における圧電トランスの構成の例と同一である。この圧電トランスに関して電力変換の効率を測定したところ、実施例1〜4の場合と同様に良好な特性を得た。一方、グランド電極と入力電極との間の絶縁部の距離を両電極間の直線距離として、その1次側と2次側との絶縁に関する耐電圧を測定したところ、10kVの耐電圧を得た。このことから実施例5の圧電トランスでは耐電圧においても良好な結果が得られ、この圧電トランスは実施例1〜4の場合と同様、汎用的な用途にも十分に使用可能であることが分かる。
(実施例6)
圧電セラミックシートに電極を印刷し、各シートを積層して焼成することにより、実施例1と同じ、長さ53mm×幅6mm×厚さ3mmの形状の圧電トランスを作製した。使用した圧電セラミックシートは5枚であり、各圧電セラミックシートの片面(1枚のみは両面)にそれぞれ銀ペーストにて電極を形成している。各々の圧電セラミックシートに形成した入力電極のうち、矩形板の両表面の電極に相当する2箇所の電極では、グランド電極に近い部分を三角形状に除去した形状として、このグランド電極が露出した側面領域からの直線距離を5mmとしている。矩形板の内部の入力電極では絶縁部の距離は1mmである。この矩形板の内部の入力電極は、グランド電極に近い領域では矩形板の側面から露出しておらず、矩形板の両表面の電極のような三角形状の絶縁領域も設けられていない。
一方、この側面に電極を露出させたグランド電極では、矩形板の両表面には電極を設けず、矩形板の内部および1箇所の側面のみに電極を設けている。これら各々の圧電セラミックシートを積層して焼成した後に、銀ペーストにてその側面に必要な電極を形成して焼き付けを行った。作製した圧電トランスは1台であり、これを実施例6とした。
以上の方法により作製された圧電トランスの形状は、図4に記載の本発明の第3の実施の形態における圧電トランスの構成の例と同一である。この圧電トランスに関して電力変換の効率を測定したところ、実施例1〜5の場合と同様に良好な特性を得た。一方、グランド電極と入力電極との間の絶縁部の距離を両電極間の直線距離として、その1次側と2次側との絶縁に関する耐電圧を測定したところ、10kVの耐電圧を得た。このことから実施例6の圧電トランスでは耐電圧においても良好な結果が得られ、この圧電トランスは実施例1〜5の場合と同様、汎用的な用途にも十分に使用可能であることが分かる。
以上示したように、本発明の実施の形態に基づき、圧電トランスを構成する矩形板の1次側領域の表面に形成した入力電極と2次側領域のグランド電極との間に絶縁部を設け、この絶縁部によって両電極の間に形成される直線距離が5mm以上となるように、これらの電極を配置することとする。これにより、圧電トランスにおける1次側と2次側との絶縁における耐電圧を10kV以上とすることができ、圧電トランスを汎用的な用途に使用することが可能となる。ここで、上記説明は、本発明の実施の形態に係る場合の効果について説明するためのものであって、これによって特許請求の範囲に記載の発明を限定し、あるいは請求の範囲を減縮するものではない。また、本発明の各部構成は上記実施の形態に限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能である。
本発明の第1の実施の形態における圧電トランスの構成の例の斜視図。 圧電トランスの電極間の直線距離と耐電圧との関係を示すグラフ。 本発明の第2の実施の形態における圧電トランスの構成の例を示す図。図3(a)は斜視図、図3(b)は図3(a)における円形領域Aの部分の拡大図。 本発明の第3の実施の形態における圧電トランスの構成の例を示す図。図4(a)は斜視図、図4(b)は図4(a)における円形領域Aの部分の拡大図。 一般的な圧電トランスの構成の例を示す斜視図。 従来の圧電トランスの構成の例を示す図。図6(a)は斜視図、図6(b)は図6(a)における円形領域Aの部分の拡大図。
符号の説明
11,31,41,51,61 矩形板
12,32,42,52,62 1次側領域
13,33,43,53,63 2次側領域
14a,14b,34a,34b,44a,44b,54a,54b,64a,64b 入力電極
34c,44c 内部入力電極
34d,44d 側面電極
15,35,45,55,65 出力電極
16a,16b,36a,36b,46a,46b,66a,66b グランド電極
17 絶縁部
18,38,48,58,68 入力側の分極の向き
19a,19b,39a,39b,49,59,69a,69b 出力側の分極の向き
60,70 振動モード

Claims (8)

  1. 圧電セラミックからなる矩形板を有し、
    前記矩形板の長さ方向に互いに分割された第1の領域および第2の領域に対し、
    前記第1の領域において、前記矩形板には厚さ方向に互いに対向する1対以上の入力電極対が形成され、
    前記第2の領域において、前記矩形板の幅方向に沿って延びる1以上の出力電極、および前記矩形板の幅方向に沿って延びる2以上のグランド電極が形成され、
    前記2以上のグランド電極が、前記1以上の出力電極を間に挟む位置にそれぞれ設けられてなる圧電トランスであって、
    前記第1の領域における1対以上の前記入力電極対のうち、少なくとも前記矩形板の厚み方向の表面に形成された入力電極対における、前記第2の領域に最も接近した部位と、
    前記第2の領域に形成された2以上のグランド電極のうち、前記第1の領域により接近した位置に形成されたグランド電極の、前記第1の領域に最も接近した部位との間の相互の距離が、5mm以上であることを特徴とする圧電トランス。
  2. 1対以上の前記入力電極対が、前記矩形板の厚み方向の表面および内部の両方に形成されており、
    前記入力電極対のうち、前記矩形板の厚み方向の表面に形成された入力電極対の、前記第2の領域に最も接近した部位に比較して、
    前記矩形板の内部に形成された入力電極対の、前記第2の領域に最も接近した部位の方が、前記第2の領域に形成された2以上のグランド電極のうち、前記第1の領域により接近した位置に形成されたグランド電極の、前記第1の領域に最も接近した部位に対してより接近していることを特徴とする請求項1に記載の圧電トランス。
  3. 前記第2の領域に形成された2以上のグランド電極のうち、前記第1の領域に最も接近した位置に形成されたグランド電極が、前記矩形板の内部のみに形成され、前記矩形板の厚み方向の表面には形成されていないことを特徴とする請求項1に記載の圧電トランス。
  4. 前記第2の領域に形成された2以上のグランド電極のうち、前記第1の領域に最も接近した位置に形成されたグランド電極が、前記矩形板の少なくとも一方の側面に露出しており、
    前記第1の領域における1対以上の前記入力電極対のうち、少なくとも前記矩形板の厚み方向の表面に形成された入力電極対における、前記グランド電極の前記矩形板の側面の露出面に接近した領域が、略三角形状に除去された形状をなしていることを特徴とする請求項3に記載の圧電トランス。
  5. 前記第2の領域の2箇所に前記グランド電極が形成されており、前記第2の領域の1箇所に前記出力電極が形成されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の圧電トランス。
  6. 圧電セラミックからなる前記矩形板がチタン酸ジルコン酸鉛(PZT)からなることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の圧電トランス。
  7. 前記矩形板が、面上に電極が形成された複数の圧電セラミックシートを互いに積層することにより形成されており、
    前記矩形板に形成された入力電極対、出力電極およびグランド電極が、前記圧電セラミックシートの面上に形成された複数の電極により形成されてなる特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の圧電トランス。
  8. 1次側と2次側とを絶縁するための電気素子として用いられることを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1項に記載の圧電トランス。
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