JP2018535544A - 圧電トランス - Google Patents

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Abstract

本発明は、長さLの所定の長さ寸法を有する1つの圧電素子を備える圧電トランスに関し、この長さ寸法に沿ってこのトランスの少なくとも1つの入力側と少なくとも1つの出力側とが規定されており、入力電圧Uinが印加されて、昇圧比Uout/Uin=Kに従って出力電圧Uoutに変換される。この圧電素子は、複数の内部電極のシートを備え、これらは上記の長さ寸法の方向に対して垂直な方向において異なる層に配設されている。前記内部電極の各々のシートが、上記の長さ寸法の少なくとも1つの所定の部分に渡って延在し、そしてこの部分の上記の第1のグループの層のシートのセグメントとこの部分の上記の第2のグループの層のシートのセグメントとが異なる寸法を備えることにより、この圧電トランスは、Cin≦Noutの条件を満足する。Cinは、入力キャパシタンス、Coutは出力キャパシタンス、Nは理想的なトランスの昇圧比を表している。
【選択図】 図3

Description

本発明は、長さLの所定の長さ寸法を有する1つの圧電素子を備える1つの圧電トランスに関し、この長さ寸法に沿ってこのトランスの少なくとも1つの入力側と少なくとも1つの出力側とが規定されている。この入力側には入力電圧Uinを印加することができ、昇圧比Uout/Uin=Kに従ってこの出力側での出力電圧Uoutに変換される。ここでこの圧電素子は、複数の内部電極のシートを備え、これらの内部電極のシートは上記の長さ寸法の方向に対して垂直な方向において複数の異なる層に配設されている。
このような圧電トランスは、電圧変換用に多様に使用されている。このような圧電トランスの最大効率は、上記の出力側での負荷が上記の圧電トランスの出力キャパシタンス(上記の出力側での適宜メタライジングされている領域と上記の内部電極(複数)との間の電気的キャパシタンス)のインピーダンスに相当する場合に、特定の共鳴周波数で達成される。従来の圧電トランスでは、入力インピーダンスは、この最大効率近傍の所定の領域においてキャパシタンス的な特性を示す。こうしてこのトランスの入力電力は、この領域において無効電力成分を含んでいる。
従来の方法では、この圧電トランスの駆動におけるキャパシタンス的な入力特性の補償のために1つの直列インダクタンスが設けられる。しかしながら、この駆動におけるこの圧電トランスの入力キャパシタンス(入力側での内部電極の層(複数)と上記の圧電基板との間の電気的キャパシタンス)と、この直列インダクタンスとの間のエネルギーの移し替えは、損失無しでは行われない。さらにこれらの内部電極の有限の電気伝導率は、このデバイスの発熱をもたらす。
もう1つの方法は、この圧電トランスを、その入力インピーダンスが純粋なオーミック抵抗となるように、上記の最大効率領域の外側で駆動することである。しかしながらこの最大効率領域の外側では、上記の圧電素子における損失もまた大きくなる。
したがって本発明の課題は、圧電トランスの上記の入力インピーダンスの無効電力成分を極小化あるいは全く抑圧し、このデバイスにおける電気的損失が極小となるように、そしてなおこのトランスが最大の可能な効率で駆動することができるようにすることである。
この課題は、最初に説明したような圧電トランスを用いることによって、内部電極の各々のシートが、上記の長さ寸法の少なくとも1つの所定の部分に渡って延在することによって、そして当該部分の第1のグループの層のシート(セグメント)と当該部分の第2のグループの層のシート(セグメント)とが異なる寸法を有することによって解決され、こうしてこの圧電トランスは、以下の条件を満足している。
in≦Nout
ここでCinは、入力キャパシタンス、Coutは出力キャパシタンスであり、そしてNは理想的なトランスの昇圧比を表す。
上記の条件は、この圧電トランスの等価回路図に示すものに対応している。このような等価回路図が図5に示されている。この等価回路図は、ここで説明するような圧電トランスを、従来使用されている、回路技術的に簡略化した記載で示すものである。入力側には、入力電圧Uinが印加され、そして出力側には出力電圧Uoutが印加される。この入力側には上記の入力キャパシタンスCinが形成されており、そして出力側には上記の出力キャパシタンスCoutが形成されている。上記の圧電基板の伝送特性および結合特性を表す等価回路図の他のパラメータR,C,およびLの他に、この等価回路図には、出力側に対する入力側の昇圧比1:N(あるいは入力側に対する出力側の昇圧比=N)を有する1つの理想的なトランスによる昇圧が示されている。
従来の構成のトランスに対して、ここで説明するような圧電トランスの利点は、このトランスの入力インピーダンスが、任意の抵抗性負荷および容量性負荷において、それぞれ最大の可能な効率において、純粋にオーミック抵抗であり、そしてこれに応じてほんの無視できる程度の無効電力成分を含むことである。この特性は、上記の圧電トランスが、上述したように、Cin≦Noutの条件を満足することによって達成される。この条件は、適合した内部電極(複数)の電極構成によりこの圧電トランスの入力キャパシタンスを小さくすることによって満足され、一方同時に上記の昇圧比は大きく変化されないままとなる。上記の圧電素子における、第2のグループの層の内部電極(複数)の上記のシート(複数)のセグメントに対する、第1のグループの層の内部電極(複数)の上記のシート(複数)のセグメントの異なる寸法によって、特にこの圧電トランスの入力キャパシタンスCinの出力キャパシタンスCoutへの比例関係を変化させることができる。
具体的には、上記の第1のグループの層のシート(複数)のセグメントは、上記の第2のグループの層のセグメントのシートより小さい寸法となっていてよい。この第1のグループの層のシートは、これらが従来の電極構成に対して、上記の第1のグループの層のセグメントのシートを縮小し、これに対応して上記の入力キャパシタンスが小さくされることによって、この入力キャパシタンスに影響を与える。
こうして上記の第2のグループの層のシート(複数)のセグメントが上記の第1のグループの層のシート(複数)のセグメントより大きくスケーリングされることで、この第2のグループの層のシートは、上記の圧電トランスの出力側に関するキャパシタンス、すなわちこのトランスの出力キャパシタンスCoutを電気物理的に決定する。上記の第1のグループの層のセグメントのシートに対する上記の第2のグループの層のセグメントのシートの適切なスケーリングによって、こうして上記の出力キャパシタンスCoutは変化することなく、あるいはむしろ従来の圧電トランスにおける電極構成と比較して、さらに大きくすることができる。
要約すれば、第2のグループの内部電極の層のセグメントのシートに対して異なる、第1のグループの内部電極の層のセグメントのシートのスケーリングおよび寸法によって、入力キャパシタンスCinが出力キャパシタンスCoutに昇圧比Nの二乗を掛けたもの以下となるようにして上記の条件を満たすことを達成することができる。既に説明したように、以上により圧電トランスの純粋なオーミック入力インピーダンスを実現することができ、ここでこの圧電トランスは、その出力側での異なる負荷に対し、その入力側に無効電力をまったく有しない。
1つの実施形態においては、上記の圧電トランスはローゼン型トランスとして構成されている。この圧電素子はたとえばチタン酸ジルコン酸鉛(PZT)から構成されている。上記の内部電極(複数)はたとえば銀−パラジウムまたは銅から製造されている。適合した多層構造で製造された圧電素子では、たとえば50の層がこの圧電素子の上記の長さ寸法の方向に対し垂直な方向に積層されていてよく、ここでこれらの層の特定のもの(あるいは全て)においてそれぞれの電極の層のシートが形成されている。この圧電素子は、たとえばこの圧電素子が長さLの特定の長さ寸法、幅Bの特定の幅寸法、そして高さHの特定の高さ寸法を備える。ここで長さLのこの長さ寸法は、この圧電素子の主寸法を表す。またこの圧電素子は、幅よりも長さが大きく、そして高さよりも長さが大きくなっている。
1つの実施形態によれば、上記の圧電素子は、その入力側では上記の長さ寸法に対して垂直な方向で分極されており、そしてその出力側では上記の長さ寸法の方向に分極されている。これは、この圧電トランスがその入力側でいわゆる31モード(横方向モード)で駆動され、そしてその出力側でいわゆる33モード(長手方向モード)で駆動されることを意味し、ここでこの圧電素子は、その入力側で分極方向に電界を印加した際に、上記の長さ寸法の方向に横方向の動きを行う。この動きはこの圧電素子における電荷キャリアの移動をもたらし、上記の長さ寸法の方向において、すなわち長手方向において、今度は電圧を生成し、この電圧はこの圧電トランスの出力電圧Uoutとしてその出力側に印加される。
1つの実施形態においては、上記の圧電素子の入力側は、上記の長さ寸法の0から1/2Lまでの領域に形成されており、ここでこの圧電素子の出力側は、上記の長さ寸法の1/2LからLまでの領域に形成されている。
本出願で開示されている圧電トランスの上述の有利な特性の実現は、従来の圧電トランスの最大効率におけるキャパシタンス特性が、この圧電トランスの入力を31モードを駆動し、そしてその出力を33モードで駆動することで確立されるという考察に基づいている。これは、この入力側での圧電定数d31が、この出力側での圧電定数d33より小さくなっていることを意味し、ここで入力の有効結合係数keff,inは、出力の有効結合係数keff,outより小さくなっている。電気的に考えると、これは従来の構造の圧電トランスでは、上記の入力キャパシタンスCinが常に、上記の出力キャパシタンスCoutに昇圧比Nの二乗を掛けたものより大きくなることを意味している。この圧電トランスの特性をこれに対応する等価回路図を用いて分析して考えれば、このトランスの動作の際に上記の出力負荷Rが、以下のように数学的に記述することができる所定の効率領域内にある場合に、このトランスの入力インピーダンスが容量性になることが分る。この効率領域は、数学的には以下のように記述することができる。
L,eff/k<R<RL,eff・k
ここで

となっている。
この従来の圧電トランスの特性は、図1からも明らかである。図1は、まず従来の圧電トランスの効率の特性曲線Iを示しており、この特性曲線は出力での規格化された負荷(RωCout)に対し、入力と出力の有効電力の比(Pout/Pin)として規定されている。さらに図1は、もう1つの特性曲線IIを示し、この特性曲線は、皮相入力電力Sinの値に対する出力有効電力Poutの関係を表している。図1から見てとれるように、特性曲線IIは1/k<RωCout<kの領域において、2つの外縁極大部(垂直方向のマーキング参照)からRωCout=1の1つの局所的な最小値に低下する。上記で示した領域においては、従来の圧電トランスの入力インピーダンスは、無効電力を決定するキャパシタンス成分を有する。こうして皮相入力電力Sinの値に対する出力有効電力Poutは、この無効電力成分のために、対称的にRωCout=1に向かって低下する。この点では、この無効電力は、上記の入力インピーダンスのキャパシタンス的な振舞いが最大となるため、こうして有効電力の効率Pout/Pinはここで最小となっている。
ここで本発明は、上記のCin≦Noutの関係が、その一次近似において、圧電定数の比d33/d31に依存するという知見を利用している。適合した電極設計により、Cin=Noutの条件に達することで、上述のこの領域の分析的な記述では、図1からも分るように、これはkに対してはk=1と表される条件を達成することで、上記の入力キャパシタンスが低減されることを達成することができる。これはCin≦Noutの条件下では、上記の図1に示す領域は消滅することを意味している。ここで挙げた条件下では、これより圧電トランスの入力インピーダンスは最大効率で純粋にオーミックとなり、そしてまた入力電力の無効電力を生じかねないキャパシタンス成分を全く含むことがない。さらに入力側での上記の圧電定数d31は、この条件下で出力側での圧電定数d33より大きくなっている。これは、入力側での有効結合係数keff,inも,出力側での有効結合係数keff,outよりも大きくなっていることを意味している。
既に説明した上記の知見および上述した圧電素子の様々な層における内部電極の異なるスケーリングに基づいて、上記の入力インピーダンスは、トランスの出力での任意の抵抗性または容量性負荷で、それぞれ最大効率で純粋にオーミックとなるようにスケーリングすることができ、これよりこの入力インピーダンスは無効電力成分を全く含まない。この利点は、駆動の際には従来の直列インダクタンスを省略することができ、そしてこの結果圧電トランスと駆動回路とからなるシステムの全体効率を高くすることができるということにある。もう1つの利点は、出力での任意の負荷で最大の効率に制御することを簡単に実現することができるということである。上記の純粋にオーミックな入力インピーダンスのおかげで、最大効率での入力インピーダンスの位相角は、常にφ=0°となっており、これより入力電流および入力電圧の時間変化は常に一致している。このようにして、圧電トランスの制御を容易に継続することができ、ここでは、出力に印加される負荷に対応した効率のよいPout/Pinを最大値に制御するように周波数制御を行うだけである。理想的には、出力負荷が上記の圧電トランスの出力キャパシタンスCoutのインピーダンスに相当する場合は、この最大効率は、上記の圧電素子の共鳴周波数のところにある。
圧電トランスの制御の1つの例は、非熱大気圧プラズマの生成のようなアプリケーションである。この場合には、非誘導性、すなわち抵抗性および/または容量性と見做されるこの圧電トランスの出力での負荷は、このプラズマが担っている。ここでまたこのプラズマは大気、あるいは用いられている作業ガスの特性に依存するので、このプラズマによってもたらされる負荷は原理的に可変である。このような可変な負荷は、この圧電トランスでの入力電流および入力電圧の時間変化の位相差に影響し得るが、しかしながらその周波数は、この位相差がφ=0°となるように、比較的容易に再調整することができる。以上により最大効率への制御は容易に設計することができる。
有利には、上記の本発明のような圧電トランスの駆動は、正弦波形状の入力電圧信号によって行われる。この正弦波形状の入力電圧信号は、たとえば高周波数のパルス幅変調(PWM)のスイッチング信号によって生成することができる。
上述のような圧電トランスの1つの実施形態においては、上記の第1のグループの層は上記の第2のグループの層と交互になっている。これは、上記の長さ寸法に関して1つの第1の構成による内部電極(複数)の1つのシートを有する1つの層と、上記の長さ寸法に関して1つの第2の構成による内部電極(複数)の1つのシートを備える1つの層とが、それぞれこの圧電素子での積層の方向において交互になっていることを意味している。このようにして、この圧電素子の積層方向に沿って、異なる寸法を有する内部電極(複数)のシートの均一な分布を実現することができる。
本圧電トランスの1つの実施形態によれば、上記の第1のグループの層の内部電極のシート(複数)は、それぞれ上記の長さ寸法の>0かつ≦(1/2)・Lの領域における第1の位置と第2の位置との間に延在しており、ここでこの第1の位置とこの第2の位置との間のそれぞれの上記のセグメントは、上記の長さ寸法の(1/4)・Lの長さを有する。このような第1のグループの層の内部電極のシート(複数)のスケーリングでは、上記の圧電トランスの入力キャパシタンスCinが、上記の条件Cin≦Noutを満たすように、充分小さくスケーリングされ得ることが判明した。
本圧電トランスの1つの実施形態においては、上記の第1のグループの層の内部電極のシート(複数)は、それぞれ上記の第1の位置と上記の第2の位置との間で、上記の長さ寸法の(1/4)・Lの位置に対して対称に延在している。このような上記の長さ寸法の(1/4)・Lの位置に対して対称な内部電極のシート(複数)の構成体とするのは、電気機械的な理由がある。周期的な入力電圧信号を用いたこの圧電トランスの動作では、このトランスでは、基本周波数に対して第2高調波の振動の横方向の振動が励起され得る。この際、この圧電素子に沿って、2つの節点が上記の長さ寸法の(1/4)・Lおよび(3/4)・Lに設定される。これらの位置においては以上のように、この圧電素子での機械的な変形作用が全く発生しない(またはほんの無視できる程度発生する)。さらに電気エネルギーのこの圧電素子への結合作用がこれらの点で最適となる。上記の長さ寸法0≦(1/2)・Lの領域におけるこの圧電素子の入力側に着目すると、上記の長さ寸法の(1/4)・Lでの位置は、上記の第1の層のグループの内部電極(複数)のシートの形成に最適な対称点となっている。
本圧電トランスの1つの実施形態においては、上記の第2のグループの層の内部電極のシート(複数)は、それぞれ上記の長さ寸法の>0かつ≦(1/2)・Lの領域における第1の位置と第2の位置との間に延在しており、ここでこの第1の位置とこの第2の位置との間のそれぞれの上記のセグメントは、上記の長さ寸法の>(1/4)・Lかつ<(1/2)・Lの長さを有する。このような第2のグループの層の内部電極のシート(複数)の構成は、出力キャパシタンスCoutが小さくならないという利点を有する。上記の第1の層のグループの内部電極のシート(複数)と協働して、こうして、上述したように上記の条件Cin≦Noutを非常に良好に達成することができる。
さらに加えて、上記の第2のグループの層の内部電極のシート(複数)は、1つの実施形態においては、それぞれ追加的に、上記の長さ寸法の≧(7/8)・Lかつ≦Lの領域における第3の位置と第4の位置との間の部分において、延在してもよい。
本圧電トランスの1つの代替の実施形態によれば、上記の第2のグループの層の内部電極のシート(複数)は、それぞれ上記の長さ寸法の>0かつ≦(3/4)・Lの領域における第1の位置と第2の位置との間に延在しており、ここでこの第1の位置とこの第2の位置との間のそれぞれの上記のセグメントは、上記の長さ寸法の≧(3/8)・Lかつ<(3/4)・Lの長さとなっている。
上記の最後に述べた代替の実施形態によって、上記の出力キャパシタンスCoutを大きくすることができ、これによって同様に上記の条件Cin≦Noutを満たすことができる。
以下では、複数の図を参照して、本発明を詳細に説明する。
従来技術の圧電トランスの出力側での1つの規格化された負荷に対する電力特性曲線を示す。 従来技術の圧電トランスの部分的な層構造の概略図を示す。 本発明の1つの実施形態による圧電トランスの部分的な層構造の概略図を示す。 本発明の1つの第2の実施形態による圧電トランスの部分的な層構造の概略図を示す。 従来使用されていた、1つの圧電トランスの等価回路図を示す。
図1は既に上記で詳述したが、図5に示す等価回路図の圧電トランスのものである。
図2は、従来技術の圧電トランスの部分的な層構造の概略図を示す。このトランスは、長さLの1つの所定の長さ寸法を有する1つの圧電素子1を備え、この長さは左側(長さ=0)から右側(長さ=L)で規定される。この圧電素子1は、1つの入力側2ならびに1つの出力側3を備える。この出力側3の外側の端部は、たとえばメタライジング化されていてよく、そして1つの出力電極を形成することができる。入力側2は、この圧電素子1の左側まで、上記の長さ寸法の0〜(1/2)・Lの領域において延在している。出力側3は、この圧電素子1の右側まで、上記の長さ寸法の(1/2)・L〜Lの領域において延在している。
この圧電素子1は、多層構造で実装されており、ここで図2には複数の層S1,S2,およびS3が示されており、これらは上記の長さ寸法の方向と垂直な方向に積み上げられている。より分りやすくするために、これらの層S1〜S3は、互いに分離されて示されているが、ただし完成したデバイスにおいては、これらは積層方向に重なり合って積層されており、そして圧電素子1を形成するためにしっかりと結合されている。これは製造方法に応じて、たとえば1つの特別な焼結処理で行われる。この圧電素子1は、たとえば1つのPZT化合物から形成されている。
各々の層S1〜S3上には、それぞれ内部電極の1つのシート4a,4b,および4cが取り付けられており、これらは圧電素子1の入力側の>0から<(1/2)・Lの領域における第1の位置P1と第2の位置P2との間に延在している。これらの内部電極のシート4a,4b,および4cは、側部でこの圧電素子1の側面に交互に配設されており、側部の外部接続部(複数)K1を介して、入力側の電圧源に電気的に接続されている。このようにしてこれらの内部電極のシート4a〜4cに電圧を印加することができ、こうしてこの圧電素子1を駆動することができ、そしてこれによってこの圧電トランスを駆動することができる。動作の際には、この圧電素子1は、入力側の正弦波状の交流電圧Uinを用いて励振され、これによって上記の長さ寸法に沿って横方向の波が形成される。この結果、この圧電素子1の出力側3には、出力電圧Uoutが形成され、ここで所定の昇圧比Uout/Uin=Kに従って、上記の入力電圧Uinは、この出力電圧Uoutに変換される。この出力電圧Uoutは、この圧電素子1の出力側3の第2の外部接続部を介して取り出されるか、または特定の他の機能に用いられる。たとえばこの圧電素子1は、プラズマ生成のために非熱大気圧プラズマを点火するために使用される圧電トランスとして用いることができる。この圧電素子1の出力側3での非常に高い出力電圧Uoutのために、以上のようにして大気圧下での非熱プラズマを生成することができる。この出力側での高い電界強度のために、所定の作業ガスをイオン化することができ、こうして作業ガスのプラズマが生成する。
図2に部分的な層構造を示す圧電トランスは、従来の構造を示すものである。この圧電トランスの動作特性は、ほぼ図1に示す電力特性曲線IおよびIIに対応し、これらの特性は、上記で既に説明されているがここでこれらの特性を参照する。図2に示す圧電トランスは、図1に示す規格化された出力負荷の特徴的領域において、その入力側2での入力インピーダンスがキャパシタンス的な振舞いを示す。このようにしてこの入力側には無効電力成分が発生し、この無効電力成分は損失電力となる。
図3は、図2による圧電トランスに対して改善された特性を有する、本発明の第1の実施形態による1つの圧電トランスの部分的な層構造の概略図を示す。図3に示すトランスでも、例示的に1つの圧電素子1の3つの層S1〜S3が、それぞれ対応して取り付けられている内部電極の層4a〜4bと共に示されている。図3においては、これらの内部電極も同様に圧電素子1の入力側2に配設されている。
図2に示す構造と異なり、この圧電素子1は、2つのグループの層(複数)を備え、これらのグループの層は上記の長さ寸法に関して内部電極(複数)のシートの上記のセグメントの寸法が異なっており、そして、積層構造の方向で交互に配設されている。第1のグループの層S1およびS3では、内部電極のシート4aおよび4cの上記のセグメントが上記の長さ寸法に沿って、層S2で示されている第2のグループの層のものよりも短くスケーリングされており、この層S2では、ここに示す内部電極のシート4bの上記のセグメントが上記の長さ寸法に関して長くスケーリングされている。当然ではあるが、図3は層構造の一部のみとなっている。ここに示すシート4bを有する層S2の他に、それぞれ対応するシート4bを有するさらなるシート(複数)S2が存在している。
上記の第1のグループの層S1およびS2のシート4aおよび4cの上記のセグメントが上記の第2のグループの層S2のシート4bの上記のセグメントと異なる寸法を備えることにより、図3に示す圧電トランスは、条件Cin≦Noutを満たす。ここでCinは入力キャパシタンスであり、Coutは出力キャパシタンスであり、そしてNは図5に示す等価回路図に基づいた理想的なトランスの入力側と出力側との昇圧比である。図3に示すトランスは、従来のトランスに対して、その入力インピーダンスが上述の条件のおかげで純粋にオーミックとなっており、そしてキャパシタンス成分が全く無いかあるいはほんの無視できる程度であるという利点を有する。このようにしてこのトランスの入力側での入力電力は実電力となり、そして無効電力を全く含まない。以上により、周期的な入力電圧および入力電流の時間変化も一致し、これより最大の効率での位相ずれが常にφ=0°となる。したがって図3に示す圧電トランスは、とりわけ損失が少なく、そしてたとえば従来の駆動回路における直列インダクタンスのような、追加のデバイスを全く必要としない。
さらに図3に示す圧電トランスの駆動部は、非常に簡単に構成することができる。これは出力側3に存在する負荷に依存して最大効率に制御されなければならないだけであるからであり、このトランスの入力側2での入力電圧と入力電流との間の負荷依存の位相ずれを考慮する必要がないからである。出力側の負荷は、たとえばこのトランスをプラズマ生成用に使用するように可変に構成することができ、ここでこのプラズマは、使用される作業ガスあるいはここで述べた大気の関係から様々な特性を有し得る。
具体的には、図3に示す実施形態においては、上記の層S1およびS3に示す内部電極のシート4aおよび4cは、これらが第1の位置P1と第2の位置P2との間で上記の長さ寸法の(1/4)・Lの位置に対して対称的に延在しており、そして長さ(1/4)・Lを有する1つのセグメントとなるようにスケーリングされている。これはこの第1の位置P1が(1/8)・Lにあり、一方この位置P2は(3/8)・Lにあることを意味している。これらの層S1およびS3における内部電極の長さのスケーリングのために、この圧電トランスの入力キャパシタンスCinは比較的小さくスケーリングすることができる。いずれの場合にも、図3に示すこれらの層S1およびS3における内部電極のシート4aおよび4cは、図2に示すトランスにおける層S1およびS3の内部電極のシート4aおよび4cより顕著に小さくスケーリングされている。
さらに、(1/4)・Lの位置に対し対称的に、これらの層S1およびS3における内部電極のシート4aおよび4cを配設することは、このトランスの(1/4)・Lおよび(3/4)・Lでのノード点を有する高調波の動作で、(1/4)・Lでの機械的負荷が極小となり、そして同時にこの位置で電気エネルギーを圧電素子1へ結合するための極めて優れた結合特性が存在するという利点を有する。
さらに、図3における層S2の内部電極のシート4bは、(1/8)・Lでの第1の位置P1と、(1/2)・Lでの第2の位置P2との間に延在しているようにスケーリングされている。以上のようにこの層S2の内部電極は、(3/8)・Lの長さを有する1つのセグメントとなる。このようなスケーリングのために、図3に示す圧電トランスの出力キャパシタンスCoutは、実質的に図2に示すトランスの出力キャパシタンスCoutのように振る舞う。図3に示すこれらの層S1,S2,およびS3における内部電極のシート4a,4b,および4cのスケーリングのおかげで、このトランスはCin≦Noutの条件を満たすことが達成される。
図4は、本発明の1つの第2の実施形態による圧電トランスの部分的な層構造の概略図を示す。この層構造は、層S2における内部電極のシート4bが第1の位置P1と第2の位置P2との間のセグメントとなることで、図3の層構造と異なっており、ここでこの第1の位置は(1/8)・Lに配設されており、そしてこの位置P2は>(1/2)・Lの領域に配設されており、こうしてこの内部電極は(1/2)・Lを越えて右側に突出している。たとえばこの内部電極のシート4bは、≧(3/8)・Lかつ<(3/4)・Lの長さとなる。
図4に示す層構造は、上記とは別に層S2における内部電極のシート4bが、≧(7/8)・Lかつ≦Lの領域における第3の位置P3と第4の位置P4との間の第2のセグメントに延在していることで、図3の層構造とは異なっている。出力側3での追加の電極面の設置のおかげで、層S2はこのトランスの出力キャパシタンスCoutを増大することができ、これによってまた上記の条件Cin≦Noutも満たすことができる。
図3および図4に示す実施形態を組み合わせることも可能であり、ここで層S2の内部電極のシート4bは、図3の実施形態に対応して左側でスケーリングされていてよく、そして右側には出力側3に図4の実施形態による追加のセグメントを備えてよい。上記で説明したような一般的に表された領域内での他のスケーリングも当然ながら同様に可能である。
また一般的に、電極設計および/またはそれぞれ対応するシート4a,4b,4cを有する層S1,S2,およびS3の分布も、積層方向で変化することが可能である。ここで内部電極を全く備えない中間層(複数)を導入することも可能である。重要なことは、繰り返して説明した上記の出力キャパシタンスCoutに対する入力キャパシタンスCinの比の条件を満たすために、第1のグループの層のシート(複数)のセグメント(複数)と第2のグループの層のシート(複数)のセグメント(複数)とが、圧電素子1の上記の長さ寸法に関して異なる寸法を備えることである。たとえば図3に示す層S2の内部電極のシート4bは、上記の長さ寸法の(3/8)・L〜(1/2)・Lの長さとなっていてよい。一般的に図3および図4に示す実施形態の多様な組み合わせの方式、構成、また変形も可能である。
上記の実施形態は単に例示的に選択されたものである。
1 : 圧電素子
2 : 入力側
3 : 出力側
4a,4b,4c : 内部電極のシート
K1,K2 : 外部接続部
L : 長さ
P1 : 1つのセグメントの第1の位置
P2 : 1つのセグメントの第2の位置
P3 : 1つのセグメントの第3の位置
P4 : 1つのセグメントの第4の位置
S1,S2,S3 : 層

Claims (10)

  1. 長さLの所定の長さ寸法を有する1つの圧電素子(1)を備える圧電トランスであって、
    前記長さ寸法に沿って前記トランスの少なくとも1つの入力側(2)と少なくとも1つの出力側(3)とが規定されており、前記入力側(2)には入力電圧Uinを印加することができ、昇圧比Uout/Uin=Kに従って前記出力側(3)での出力電圧Uoutに変換され、
    前記圧電素子(1)は、複数の内部電極のシート(4a,4b,4c)を備え、複数の当該内部電極のシートは前記長さ寸法の方向に対して垂直な方向において複数の異なる層(S1,S2,S3)に配設されており、
    複数の前記内部電極の各々のシート(4a,4b,4c)が、前記長さ寸法の少なくとも1つの所定の部分に渡って延在することによって、そして当該部分の第1のグループの層(S1,S3)のシート(4a,4c)のセグメントと当該部分の第2のグループの層(S2)のシート(4b)のセグメントとが異なる寸法を備え、これより前記圧電トランスが、Cin≦Noutの条件を満足し、Cinは入力キャパシタンス、Coutは出力キャパシタンスであり、そしてNは理想的なトランスの昇圧比を表す、
    ことを特徴とする圧電トランス。
  2. 前記第1のグループの層(S1,S3)は前記第2のグループの層(S2)と交互になっていることを特徴とする、請求項1に記載の圧電トランス。
  3. 前記第1のグループの層(S1,S3)複数の内部電極のシート(4a,4c)は、それぞれ前記長さ寸法の>0かつ≦(1/2)・Lの領域における第1の位置(P1)と第2の位置(P2)との間に延在しており、当該第1の位置(P1)と当該第2の位置(P2)との間のそれぞれの前記セグメントは、前記長さ寸法の(1/4)・Lの長さを有することを特徴とする、請求項2に記載の圧電トランス。
  4. 前記第1のグループの層(S1,S3)の複数の内部電極のシート(4a,4c)は、それぞれ前記第1の位置(P1)と前記第2の位置(P2)との間で、前記長さ寸法の(1/4)・Lの位置に対して対称に延在していることを特徴とする、請求項3に記載の圧電トランス。
  5. 前記第2のグループの層(S2)の複数の内部電極のシート(4b)は、それぞれ前記長さ寸法の>0かつ≦(1/2)・Lの領域における第1の位置(P1)と第2の位置(P2)との間に延在しており、当該第1の位置(P1)と当該第2の位置(P2)との間のそれぞれの前記セグメントは、前記長さ寸法の>(1/4)・Lかつ<(1/2)・Lの長さとなっていることを特徴とする、請求項3または4に記載の圧電トランス。
  6. 前記第2のグループの層(S2)の複数の内部電極のシート(4b)は、それぞれ前記長さ寸法の>0かつ≦(3/4)・Lの領域における第1の位置(P1)と第2の位置(P2)との間に延在しており、当該第1の位置(P1)と当該第2の位置(P2)との間のそれぞれの前記セグメントは、前記長さ寸法の≧(3/8)・Lかつ<(3/4)・Lの長さとなっていることを特徴とする、請求項3または4に記載の圧電トランス。
  7. 前記第2のグループの層(S2)の複数の内部電極のシート(4b)は、それぞれ追加的に、前記長さ寸法の≧(7/8)・Lかつ≦Lの領域における第3の位置(P3)と第4の位置(P4)との間の部分に延在していることを特徴とする、請求項5または6に記載の圧電トランス。
  8. 前記長さ寸法に対して、前記第2のグループの層(S2)の複数の内部電極のシート(4b)の前記第1の位置(P1)は、前記第1のグループの層(S1,S3)の複数の内部電極のシート(4a,4b)の前記第1の位置(P1)に対応していることを特徴とする、請求項5乃至7のいずれか1項に記載の圧電トランス。
  9. 前記圧電素子(1)は、その入力側(2)では前記長さ寸法に対して垂直な方向で分極されており、そしてその出力側(3)では前記長さ寸法の方向に分極されていることを特徴とする、請求項1乃至8のいずれか1項に記載の圧電トランス。
  10. 前記入力側(2)は、前記圧電素子(1)の前記長さ寸法の0〜(1/2)・Lの領域に設けられており、そして前記出力側(3)は、前記圧電素子(1)の前記長さ寸法の(1/2)・L〜Lの領域に設けられていることを特徴とする、請求項1乃至9のいずれか1項に記載の圧電トランス。
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