JP2009229463A - 一体構造型二重バランススプリング及びその製造方法 - Google Patents

一体構造型二重バランススプリング及びその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】熱弾性係数を調整可能である、二重一体構造型バランススプリングを提供すること。
【解決手段】本発明は、シリコンベース材料(11)の1つの層内に作られた二重バランススプリング(21)に関し、該二重バランススプリングは、コレット(13、27)上に同軸に装着された第1のバランススプリング(23)を含み、コレット(13、27)がバランススプリングから突出し且つシリコンベース材料の第2の層内に作られた1つの延長部(9)を含む。本発明によれば、延長部は、第2のバランススプリング(25)と同軸のシリコンベース材料の第3の層(7)に延びて(17)、シリコンベース材料で作られた一体構造型の二重バランススプリング(21)を形成するようにする。本発明はまた、このタイプのバランススプリングを含む時計及びこれを製造する方法に関する。本発明は、時計ムーブメントの分野に関する。
【選択図】図10

Description

本発明は、二重バランススプリング及びその製造方法に関し、より具体的には、単一部品で形成された二重バランススプリングに関する。
時計の調速部材は一般に、テンプ(バランス)と呼ばれる慣性ホイールと、バランススプリングと呼ばれる共振子とを含む。これらの部品は、時計の動作品質に関しての決定的役割を果たしている。実際、これらはムーブメントを調速し、すなわちムーブメントの振動数を制御する。
二重バランススプリングの場合では、一体化される調速部材に対する温度変化の影響を抑制するために材料が試験されているが、組み立て又は共振調整に関する困難さが解決されてはいない。
欧州特許EP1422436公報 欧州特許EP1655642公報 欧州特許EP1584994公報 欧州特許EP1837722公報
本発明の目的は、熱弾性係数を調整可能であり、且つ組み立ての困難性を最小限にする製造方法を用いて得られる二重一体構造型バランススプリングを提供することによって、上記の欠点の一部又は全てを克服することである。
従って、本発明は、シリコンベース材料の1つの層内に作られた二重バランススプリングに関し、該二重バランススプリングは、コレット上に同軸に装着された第1のバランススプリングを含み、コレットがバランススプリングから突出し且つシリコンベース材料の第2の層内に作られた1つの延長部を含み、該延長部が、第2のバランススプリングと同軸のシリコンベース材料の第3の層に延びて、シリコンベース材料で作られた一体構造型の二重バランススプリングを形成することを特徴とする。
本発明の他の有利な特徴に従って以下のようになる。
コレットは、二重バランススプリングの調整を可能にするために、層の各々においてほぼ同じ断面を有する。
コレットは、層の少なくとも1つにわたる実質的に異なる断面を有する。
バランススプリングは、同じ又は異なる方向に巻かれたコイルを含む。
バランススプリングの各々の外側曲線部の端部は互いに垂直であり、二重バランススプリングをコレットに至るまでピン止めするために単一の手段を利用できるようになる。
バランススプリングは、同じ角度変位剛性又はピッチを有する。
バランススプリングの少なくとも1つは、二酸化ケイ素で作られた少なくとも1つの部分を有し、バランススプリングの機械的耐性を高め且つその熱弾性係数を調整するようにする。
バランススプリングの少なくとも1つの内側コイルが、Grossman曲線を有し、二重バランススプリングの同心展開を改善するようにする。
コレットが、軸部が受けられる金属部品を有する。
より一般的には、本発明は、前出の変形形態のいずれかによる二重バランススプリングを含むことを特徴とする時計に関する。
最後に、本発明は、二重バランススプリングを製造する方法に関し、該方法は、
a)シリコンベース材料の上層及び下層を含む基材を準備するステップと、
b)上層内の少なくとも1つのキャビティを選択的にエッチングして、シリコンベース材料で作られた、二重バランススプリングのコレットの第1の部分のパターンを定めるようにするステップと、
c)シリコンベース材料の追加層を基材のエッチングされた上層に接合するステップと、
d)追加層内に少なくとも1つのキャビティを選択的にエッチングし、コレットのパターンを継続し、シリコンベース材料で作られた、二重バランススプリングの第1のバランススプリングのパターンを定めるようにするステップと、
を含み、更に、
下層内に少なくとも1つのキャビティを選択的にエッチングし、コレットのパターンを継続し、シリコンベース材料で作られた、二重バランススプリングの第2のバランススプリングのパターンを定めるようにするステップと、
基材から二重バランススプリングを解放するステップと、
を含む。
本発明の別の有利な特徴によれば、
ステップ(d)の後に、g)シリコンベース材料で作られた、第1のバランススプリングを酸化して、バランススプリングの機械的耐性を高め且つその熱弾性係数を調整するようにするステップを含み、
ステップ(e)の後に、g')シリコンベース材料で作られた、第2のバランススプリングを酸化して、バランススプリングの機械的耐性を高め且つその熱弾性係数を調整するようにするステップを更に含み、
ステップ(e)の前に、h)下層上に少なくとも1つの金属層を選択的に堆積して、コレット上に金属部分のパターンを定めるようにするステップを更に含み、
ステップ(h)が、i)堆積を連続する金属層により下層の表面を覆って少なくとも部分的に成長させ、そこで駆動される軸部を受けるための金属部分を形成するようにするステップを含み、
ステップ(h)が、j)金属部分を受けるために下層内に少なくとも1つのキャビティを選択的にエッチングするステップと、
k)堆積を連続する金属層により少なくとも1つのキャビティ内に少なくとも部分的に成長させ、そこで駆動される軸部を受けるための金属部分を形成するようにするステップとを含み、
ステップ(h)が、l)金属堆積部を研磨する最後のステップを含む。
本発明による製造方法の連続した図である。 本発明による製造方法の連続した図である。 本発明による製造方法の連続した図である。 本発明による製造方法の連続した図である。 本発明による製造方法の連続した図である。 代替の実施形態の連続するステップの図である。 代替の実施形態の連続するステップの図である。 代替の実施形態の連続するステップの図である。 本発明による方法のフローチャートを示す。 第1の実施形態における一体構造型二重バランススプリングの斜視図である。 第1の実施形態によける一体構造型二重バランススプリングの斜視図である。
他の特質及び特徴は、添付図面を参照しながら非限定的な例証として与えられる以下の説明からより明らかになるであろう。
本発明は、時計ムーブメント用の二重バランススプリング21を製造するための方法(全体的に符号1で示す)に関する。図1から9に示すように、方法1は、全体的にシリコンベースの材料から形成することができる、少なくとも1つのタイプの一体構造型二重バランススプリングを形成する連続ステップを含む。
図1から9を参照すると、第1のステップ100は、シリコン・オン・インシュレータ(SOI)基材3を準備することからなる。基材3は、上層5と下層7とを含み、各々がシリコンベースの材料から形成される。
好ましくは、このステップ100において、基材3は、下層7の高さが最終の二重バランススプリング21の一部分の高さと一致するように選択される。
好ましくは、上層5は、下層7に対するスペーサ手段として使用される。その結果、上層5の高さは、二重バランススプリング21の配置に従って適応されることになる。従って上記配置に応じて、上層5の厚みは、例えば10から200μmの間で推移する可能性がある。
図2で見られる第2のステップ101では、キャビティ8及び10は、シリコンベース材料の上層5において、例えばDRIE(ディープ反応性イオンエッチング)プロセスにより選択的にエッチングされる。これらのキャビティ8及び10は、好ましくは、二重バランススプリングのコレット(シリコンベース材料から作られる)の一部分の内側及び外側輪郭を定めるパターン9を形成することができる。
図10及び11に示す実施例において、パターン9は、二重バランススプリング21のコレットの中央部分を形成する。図2に示すように、パターン9は、円形断面を備えたほぼ円筒形である。しかしながら、方法1に従って有利なことには、上層5のエッチングにより、パターン9の幾何形状に関して完全な自由度が許容される。従って、該パターンは、必ずしも円形である必要はなく、例えば、楕円形、及び/又は非円形の内径を有することもできる。
図3に示す第3のステップ102において、シリコンベースの材料の追加層11が基材3に付加される。好ましくは、追加層11は、シリコン融解ボンディング(SFB)により上層に固定される。従って、ステップ102は、有利には、超高レベルの接着でパターン9の上面を追加層11の下面に接合することにより上層5を覆う。追加層11は、例えば下層7と同様の厚みを有することができる。
図4に示す第4のステップ103では、キャビティ12、14が、例えばステップ101と同様のDRIEプロセスにより追加シリコン層11に選択的にエッチングされる。これらのキャビティ12、14は2つのパターン13、15を形成し、二重バランススプリング21のシリコン部分の内側及び外側輪郭を定める。
図4に示す実施例において、パターン13は、円形断面を有するほぼ円筒形であり、パターン15は、ほぼ螺旋形状である。しかしながら、方法1に従って有利なことには、追加層11のエッチングにより、パターン13の幾何形状に関して完全な自由度をもたせることができる。従って、詳細にはパターン15は、例えば、それ以上のコイル状、もしくは開放外側曲線部を含むことができる。
好ましくは、追加層11に作られたパターン13は、上層5に作られたパターン9と同様の形状で垂直である。これは、パターン9、13の内径を形成するキャビティ10、12はそれぞれ、互いに連通し、実質的に重なり合うことを意味する。図10及び11に示す実施例において、パターン13、9はそれぞれ、二重バランススプリング21のコレット27の上側及び中央部分を形成する。
好ましくは、材料16の少なくとも1つのブリッジは、製造中に基材3上の二重バランススプリング21を保持するように形成される。図4に示す実施例において、材料16のブリッジは、パターン15の外側曲線部と非エッチング層11の残りの部分との間に残されることが理解することができる。
有利には、パターン13、15は同時にエッチングされるので、追加層11内に一体構造部品を形成する。図10及び11に示す実施例において、パターン13、15はそれぞれ、二重バランススプリング21のコレット27の上部分と第1のバランススプリング23とを形成する。
この第4のステップ103の後、追加層11内にエッチングされたパターン13、15は、上層5内にエッチングされたパターン9上に高レベルの接着でパターン13の下部により接続され、更に、パターン15の外側曲線部により追加層11に横方向で接続される。
好ましくは、図9の破線で示すように、方法1は、第5のステップ104を含むことができ、該ステップは、少なくともパターン15、すなわち二重バランススプリングの第1のバランススプリング23を酸化し、当該第1のバランススプリングの機械的耐性を高め且つその熱弾性係数を調整するようにすることからなる。この酸化ステップは、引用により本明細書に組み込まれる欧州特許EP1422436で説明されている。
有利には、本発明によれば、第4のステップ103又は第5のステップ104の後、方法1は、図9に示すように3つの実施形態A、B、及びCを含むことができる。しかしながら、3つの実施形態A、B、及びCの各々は、製造した二重バランススプリング21を基材3から解放することからなる、同じ最終ステップ106で終了する。
有利には、解放ステップ106は、単に材料16のブリッジを破断させるのに十分な力を二重バランススプリング21に加えることにより行うことができる。この力は、例えば、操作者が手動で或いは機械により発生することができる。
第1の実施形態Aによれば、図5に示す第6のステップでは、キャビティ18及び20は、例えばステップ101及び103と同様のDRIEプロセスによりシリコンベース材料からなる下層7内に選択的にエッチングされる。これらのキャビティ19及び20は、2つのパターン17及び19を形成し、これらは二重バランススプリング21のシリコン部分の内側及び外側輪郭を定める。
図5に示す実施例において、パターン17は円形断面を有するほぼ円筒形であり、パターン19は、ほぼ螺旋形状である。しかしながら、方法1に従って有利なことには、下層7内のエッチングにより、パターン17、19の幾何形状に関して完全な自由度が許容される。従って、詳細にはパターン19は、例えば、それ以上のコイル状、もしくは開放外側曲線部を含むことができる。
好ましくは、下層7に作られたパターン17は、上層5に作られたパターン9と同様の形状で垂直である。これは、パターン17、9、及び13の内径を形成するキャビティ18、10、及び12はそれぞれ、互いに連通し、ほぼ重なり合うことを意味する。図10及び11に示す実施例において、パターン13、9、及び17は、二重バランススプリング21の一体構造型コレットを形成する。
好ましくは、材料16の少なくとも第2のブリッジは、製造中に基材3上の二重バランススプリング21を保持するように形成される。図5に示す実施例は、材料16の1つのブリッジがパターン19の外側曲線部と非エッチング層7の残りの部分との間に残されることを示している。
有利には、パターン17、19は同時にエッチングされるので、下層7内に一体構造部品を形成する。図10及び11に示す実施例において、パターン17、19はそれぞれ、二重バランススプリング21のコレット27の下部分と第2のバランススプリング25とを形成する。
この第6のステップ105の後、下層7内にエッチングされたパターン17、19は、上層5内にエッチングされたパターン9上に高レベルの接着でパターン17の上部により接続され、更に、パターン19の外側曲線部により下層7に横方向で接続される。
最後のステップ106の後、第1の実施形態Aは、図10及び11で示すような、全体的にシリコンベースの材料から形成された一体構造型二重バランススプリング21を提供する。このようにして、二重バランススプリング21の製造の間に組み付けが直接行われるので、どのような組み付け性の問題ももはや存在しないことは明らかである。二重バランススプリング21は、第1のバランススプリング23と第2のバランススプリング25とを含み、これらは単一のコレット27によって互いに同軸上に接合される。
上記で説明したように、コレット27は、連続するそれぞれの層11、5、及び7をエッチングすることによって、3つの連続パターン13、9、及び17で形成される。従って、中央パターン9は、第1のバランススプリング23と第2のバランススプリング25との間のスペーサ手段として、更に上記バランススプリングの誘導手段としても有用であることは明らかである。有利には、方法1によれば、上層5の厚みを選択することにより、2つのバランススプリング23、25間のスペースとその誘導品質とを直接定めることができる。
同様に、バランススプリング23、25の高さ並びに付随的にコレット27の上部13及び下部17の高さは、必ずしも等しい必要はないが、追加層11と下層7の厚みを選択することによって直接定めることができる。
更に、方法1のステップ103及び105で実施されるエッチングにより、バランススプリング23、25及びコレット27の幾何形状に関して完全な自由度をもたせることができる。従って、詳細には各バランススプリング23、25は、固有のコイル数、コレット27に近接する固有の幾何学的特徴、固有のコイル巻線方向、及び更に外部部分に関して固有の曲線幾何形状を有することができる。例証として、バランススプリング23、25の一方及び/又は他方は、インデックス組立体と協働するような開放外側曲線部を有し、或いは、外側曲線部の端部では、アタッチメントの先端部として使用することができる隆起部を有することができる。
同じ理由により、コレット27は、一様に、下部17、中央部9、及び/又は上部13の少なくとも1つの上に特異的な又は異なる幾何形状を有することができる。実際、コレット27が装着されることになる軸部に応じて、内径は、コレット27の高さの全部又は一部を覆う相補的形状を有することができる。同様に、内径及び/又は外形は、必ずしも円形でなくてもよいが、例えば、楕円及び/又は多角形であってもよい。
図10及び11に示す実施例において、バランススプリング23、25は同じ高さを有し、すなわち、同じ厚みの層7、11にエッチングされ、同じ数のコイルを有する。これらの外側曲線部の端部は、コレットに対して約180°の角度でシフトされている。最終的に、バランススプリング23、25のコイルは、反対の巻線方向を有する。更に、コレット27は、全体的に一様な高さであり、円形断面を有するほぼ円筒形状である。
上記で説明したように、方法1によって製造の自由度が許容されることに起因して、状況が異なる可能性があり、すなわち、各バランススプリング23、25の外側曲線部の端部は、互いに垂直になることができ、これは、有利には、2つのバランススプリング23、25をコレットに至るまでピン止めするために単一の手段を利用できることになる。
また、ディープ反応性イオンエッチングの構造上の精度が極めて良好であることにより、バランススプリング23、25の各々の開始半径すなわちコレット27の外径が小さくなり、これは、コレット27の内径及び外径を小型化できることを意味する点に留意されたい。従って、二重バランススプリング21は、有利には、現在一般的に製造されているよりも小さい直径の軸部をキャビティ18、10、12を介して受けることができる点は明らかである。
好ましくは、上記軸部は、コレット27の内径18及び/又は10及び/又は12に固定することができる。シリコンコレット27内にエッチングされた弾性手段を用いて固締することができる。こうした弾性手段は、例えば、欧州特許EP1655642の図10Aから10Eに開示された形態、又は欧州特許EP1584994の図1、3及び5に開示された形態をとることができ、これらの特許は引用により本明細書に組み込まれる。
第2の実施形態Bによれば、ステップ103又は104の後、方法1は、LIGAプロセス(LIGAはドイツ語の「roentgenLIthographie, Galvanoformung & Abformung」から)を実装することからなる、図6に示す第6のステップを含む。このプロセスは、光構造化樹脂を用いて基材3の下層7上の金属を特定の形状に電気メッキする一連のステップを含む。このLIGAプロセスは公知であるので、本明細書ではこれ以上詳細には説明しない。好ましくは、堆積される金属は、例えば、金、ニッケル、又はこれらの金属の合金とすることができる。
図6に示す実施例において、ステップ107は、シリンダ29を堆積する段階からなることができる。図6に示す実施例において、シリンダ29は、有利にはここで駆動される軸部を受けるためのものである。実際、シリコンの1つの欠点は、弾性及び塑性領域がほとんどないので、極めて脆性になることである。従って、本発明は、軸部例えば天真をコレット27のシリコンに対してではなく、ステップ107の間に電気メッキされた金属シリンダ29の内径28に固定することを提案している。
有利には、方法1によれば、電気メッキによって得られるシリンダ29により、その幾何形状に関して完全な自由度をもたせることができる。従って、詳細には、内径28は、必ずしも円形ではなく、例えば多角形状であってもよく、一致する形状の軸部と共に回転して応力の伝達を改善することができる。
図5に示したステップ105と類似した第7のステップ108において、キャビティが、例えばDRIE法によってシリコンベースの材料の下層7内に選択的にエッチングされる。これらのキャビティにより、第1の実施形態Aのパターン19、17に類似した第2のバランススプリング及びコレット用にパターンが形成できるようになる。
上記で説明された最終ステップ106の後、第2の実施形態Bは、金属部分29を付加して、実施形態Aと同じ利点を有するシリコンベース材料から形成された一体構造型二重バランススプリングを提供する。このようにして、二重バランススプリングの製造の間に組み付けが直接行われるので、どのような組み付け性の問題ももはや存在しないことは明らかである。最後に、有利なことには、軸部は金属部分29の内径28に接して駆動することができる。従って、軸部がコレット27と押込嵌め接触になるのを防ぐために、金属部分29の内径28よりも大きな断面寸法を含むキャビティ10、12が想起することができる。
第3の実施形態Cによれば、ステップ103又は104の後、方法1は、図7に示す第6のステップ109を含み、該ステップは、例えばDRIEプロセスにより、シリコンベースの材料の下層内に限定深さまでキャビティ30を選択的にエッチングすることからなる。キャビティ30は、金属部分用の収容部として使用されることになる陥凹部を形成する。図7に示す実施例のように、得られるキャビティ30は、ディスクの形態をとることができる。しかしながら、方法1に従って有利なことには、下層7のエッチングにより、キャビティ30の幾何形状に関して完全な自由度をもたせることができる。
第7のステップ110では、図8に示すように、方法1は、特定の金属形状に従ってキャビティ30を充填するガルバニック成長又はLIGAプロセスの実施を含む。好ましくは、堆積される金属は、例えば、金又はニッケルとすることができる。
図8に示す実施例において、ステップ110は、キャビティ30内にシリンダ31を堆積することからなることができる。シリンダ31は、有利にはここで駆動される軸部を受けるためのものである。実際、上記で説明したように、本発明の1つの有利な特徴は、軸部例えば天真をコレット27のシリコンに対してではなく、ステップ110の間に電気メッキされた金属シリンダ31の内径32に締結することからなる。
方法1に従って有利なことには、電気メッキによって得られるシリンダ31により、その幾何形状に関して完全な自由度をもたせることができる。従って、詳細には、内径32は、必ずしも円形である必要はなく、例えば、多角形状であり、一致する形状の軸部と共に回転して応力の伝達を改善することができる。
好ましくは、方法1は、上記堆積部を平坦にするためにステップ110の間に作られた金属堆積31を研磨することからなる、第8のステップ111を含む。
図5に示したステップ105と類似した第9のステップ112において、キャビティが、例えばDRIE法によってシリコンベースの材料の下層7内に選択的にエッチングされる。これらのキャビティにより、第1の実施形態Aのパターン19、17に類似した第2のバランススプリング及びコレットのパターンが形成可能になる。
上記で説明された最終ステップ106の後、第3の実施形態Cは、金属部分31を付加して、実施形態Aと同じ利点を有するシリコンベース材料から形成された一体構造型二重バランススプリングを提供する。従って、二重バランススプリングの製造の間に組み付けが直接行われるので、どのような組み付け性の問題ももはや存在しないことは明らかである。最終的に、有利なことには、軸部は金属部分の内径32に接して駆動することができる。従って、軸部がコレット27と押込嵌め接触になるのを防ぐために、金属部分31の内径32よりも大きな断面寸法を含むキャビティ10、12が想起することができるのが好ましい。
3つの実施形態A、B、及びCによれば、最終の二重バランススプリング21が、構造化の前すなわちエッチング及び/又は電気メッキにより改変される前にこのように組み付けられることを理解されたい。これにより、有利には、2つのバランススプリングの現行の組み付けにより生じる分散が最小にされ、その結果、これに依存する調速部材の精度が改善される。
有利には、本発明によれば、複数の二重バランススプリングを同じ基材3上で作ることができることも明らかであり、これにより大量生産が可能になる。
更に、金属堆積物29及び/又は31と同じタイプ或いは単に追加層11及び/又は上層5により駆動挿入体を作ることができる。また、2つのバランススプリング23、25は、機械的耐性をより高め、熱弾性係数を調整するために酸化することも想定することができる。更に、等時性の問題を防ぐために、二重バランススプリング21の少なくとも一部上に導電層を堆積することもできる。この層は、欧州特許EP1837722で開示されたタイプのものとすることができ、該特許は引用により本明細書に組み込まれる。最後に、図9に破線で示されるように、ステップ111のような研磨ステップをステップ107とステップ108との間に実施してもよい。
21 二重バランススプリング
23 第1のバランススプリング
25 第2のバランススプリング
27 コレット

Claims (20)

  1. シリコンベース材料の1つの層(11)内に作られた二重バランススプリングであって、コレット(13、27)上に同軸に装着された第1のバランススプリング(23)を備えており、
    前記コレット(13、27)が、前記バランススプリングから突出し且つシリコンベース材料の第2の層(5)内に作られた1つの延長部を含み、前記延長部が、第2のバランススプリング(25)と同軸のシリコンベース材料の第3の層(7)に延びて、シリコンベース材料で作られた一体構造型の二重バランススプリング(21)を形成する、
    ことを特徴とする二重バランススプリング。
  2. 前記コレット(13、9、17、27)が、前記二重バランススプリングの調整を可能にするために、前記層の各々においてほぼ同じ断面を有する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の二重バランススプリング。
  3. 前記コレットが、前記層(5、7、11)の少なくとも1つにわたる実質的に異なる断面を有する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の二重バランススプリング。
  4. 前記バランススプリング(23、25)が、同じ方向に巻かれたコイルを含む、
    ことを特徴とする前記請求項のいずれかに記載の二重バランススプリング。
  5. 前記バランススプリング(23、25)が、異なる方向に巻かれたコイルを含む、
    ことを特徴とする請求項1から3に記載の二重バランススプリング。
  6. 前記バランススプリング(23、25)の各々の外側曲線部の端部が互いに垂直であり、前記二重バランススプリングをコレットに至るまでピン止めするために単一の手段を利用できるようになる、
    ことを特徴とする前記請求項のいずれかに記載の二重バランススプリング。
  7. 前記バランススプリング(23、25)が同じ角度変位剛性を有する、
    ことを特徴とする前記請求項のいずれかに記載の二重バランススプリング。
  8. 前記バランススプリング(23、25)が各々異なる角度変位剛性を有する、
    ことを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の二重バランススプリング。
  9. 前記バランススプリング(23、25)の少なくとも1つが、少なくとも1つの二酸化ケイ素ベースの部分を有し、前記バランススプリングの機械的耐性を高め且つその熱弾性係数を調整するようにする、
    ことを特徴とする前記請求項のいずれかに記載の二重バランススプリング。
  10. 前記バランススプリング(23、25)の少なくとも1つの内側コイルが、Grossman曲線を有し、前記二重バランススプリングの同心展開を改善するようにする、
    ことを特徴とする前記請求項のいずれかに記載の二重バランススプリング。
  11. 前記コレット(27)が、ここで駆動される軸部を受けるための1つの金属部品(29、31)を有する、
    ことを特徴とする前記請求項のいずれかに記載の二重バランススプリング。
  12. 前記請求項のいずれかによる二重バランススプリングを含む時計。
  13. 二重バランススプリング(21)を製造する方法(1)であって、
    a)シリコンベース材料の上層(5)及び下層(7)を含む基材(3)を準備するステップ(100)と、
    b)前記上層(5)内の少なくとも1つのキャビティ(8、10)を選択的にエッチングして、シリコンベース材料で作られた、前記二重バランススプリングのコレット(27)の第1の部分のパターン(9)を定めるようにするステップ(101)と、
    を含み、前記方法が更に、
    c)シリコンベース材料の追加層(11)を前記基材(3)のエッチングされた上層(5)に接合するステップ(102)と、
    d)前記追加層(11)内に少なくとも1つのキャビティ(12、14)を選択的にエッチング(103)し、前記コレット(27)のパターンを継続して、シリコンベース材料で作られた、前記二重バランススプリングの第1のバランススプリング(23)のパターン(15)を定めるようにするステップと、
    e)前記下層(7)内に少なくとも1つのキャビティ(18、20)を選択的にエッチング(105、108、112)し、前記コレット(27)のパターンを継続し、シリコンベース材料で作られた、前記二重バランススプリングの第2のバランススプリング(25)のパターン(19)を定めるようにするステップと、
    f)前記基材(3)から前記二重バランススプリング(21)を解放するステップと、
    を含む方法。
  14. 前記ステップ(d)の後に、
    g)シリコンベース材料で作られた、前記第1のバランススプリング(23)を酸化して、前記バランススプリングの機械的耐性を高め且つその熱弾性係数を調整するようにするステップを更に含む、
    請求項13に記載の方法。
  15. 前記ステップ(e)の後に、
    g')シリコンベース材料で作られた、前記第2のバランススプリング(25)を酸化して、前記バランススプリングの機械的耐性を高め且つその熱弾性係数を調整するようにするステップを更に含む、
    請求項13又は14に記載の方法。
  16. 前記ステップ(e)の前に、
    h)前記下層(7)上に少なくとも1つの金属層を選択的に堆積(107、110)して、前記コレット(27)上に金属部分(29、31)のパターンを定めるようにするステップを更に含む、
    請求項13から15のいずれかに記載の製造方法。
  17. 前記ステップ(h)が、
    i)連続する金属層により前記堆積部を前記下層(7)の表面を覆って少なくとも部分的に成長(107)させ、そこで駆動される軸部を受けるための金属部分(29)を形成するようにするステップを含む、
    請求項16に記載の製造方法。
  18. 前記ステップ(h)が、
    j)前記金属部分(31)を受けるために前記下層(7)内に少なくとも1つのキャビティ(30)を選択的にエッチングするステップ(109)と、
    k)連続する金属層により前記堆積を前記少なくとも1つのキャビティ内に少なくとも部分的に成長(110)させ、そこで駆動される軸部を受けるための金属部分(31)を形成するようにするステップと、
    を含む請求項16に記載の製造方法。
  19. 前記ステップ(h)が、
    l)前記金属堆積部(29、31)を研磨する最後のステップ(111)を含む、
    請求項16から18のいずれかに記載の製造方法。
  20. 複数の二重バランススプリング(21)が同じ基材(3)上に作られる、
    ことを特徴とする請求項13から19に記載の製造方法。
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