JP2009227289A - 紙容器用注出具 - Google Patents

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Abstract

【課題】注出具付紙容器の紙資源回収に際し、手指で注出具を容易に除去でき回収自体を
促進させ、異種材料の混入を押さえ且つ液密性に優れた紙容器用注出具を提供する。
【解決手段】紙容器の開口部に液密に溶着ないし接着される取付面が外周に設けられているフランジ部と、該フランジ部の内周端に破断可能な複数のブリッジを介して連結されている台座部と該台座部の上部内周側から立設させた注出筒とからなる注出筒本体と、台座部の下端面及びフランジ部の下端面に弱溶着ないし弱接着されて複数のブリッジ間の空間部を液密に塞ぐリング状部材とからなり、このリング状部材は注出筒本体及びフランジ部とは異材料から形成され、複数のブリッジを破断しフランジ部からリング状部材も離脱させて、注出筒本体と共に除去可能とすることで、上記の課題を達成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、紙容器の開口部に液密に溶着ないし接着される紙容器用注出具に関し、より詳しくは、使用後の紙容器から注出具部分を除去し易い形状にすることにより、廃棄時に分別収集に寄与し得る紙容器用注出具に関する。
従来、各種乳製品、ジュース類、酒類の容器として、紙容器が使用されることが多い。
この紙容器の上部には液状の内容物の注出具として、加工性やコスト面から合成樹脂製の
ものが付設されている。このため、紙容器使用後の廃棄に関しては、そのまま捨てられて
焼却処分されるか、紙容器と合成樹脂製の注出具とをハサミなどを利用して分離し紙容器
が紙資源として回収され再利用されるか、のいずれかの方法により処分されている。紙容
器は、再生されて再利用されるのが望ましいが、紙容器に付設された合成樹脂製注出具は
溶着ないし接着により強固に取り付けられているために、分離するのが容易でなく、紙資
源として回収されずに、その多くがそのまま捨てられているのが現状である。このような
状況を踏まえて、紙容器と合成樹脂製の注出具とを、手指のみで容易に分離出来る紙容器
用注出具として、下記のものが提案されている。
特許第3855179号公報
この特許文献1に係る紙容器用注出具は、図10に示すように、紙容器50の開口部51に液密に溶着ないし接着される取付部52が外周に設けられているフランジ部53を有すると共に、該フランジ部53の内周端から起立した注出筒54を有してなり、この注出筒54に破断可能な直線状弱化部55を注出筒54上端から下端まで設けると共に、注出筒54の下端部に破断可能な横溝56を設けてなるものである。これにより、手指にて注出筒54の直線状弱化部55を破断し、続いて横溝56を破断することにより、注出筒54を紙容器50から容易に除去出来るようにしたものである。
しかしながら、上記特許文献1の紙容器用注出具は、その合成樹脂製の注出筒54部分
が紙容器50から除去出来るものの、手指で弱化部及び横溝を容易に破断することは非常に困難である。例えば、小径の注出筒の場合、指を注出筒内に入れにくく、しっかりとつまむ事自体が難しい。その他、破断し易さを考慮した場合、弱化部及び横溝の薄肉部分をそれ相応の厚みにする必要が生じるが、今度は超音波溶着による薄肉部のピンホール発生という別の懸念事項も配慮しなければならず、両者のバランスを維持する事は非常に難しいのである。また、合成樹脂製のフランジ部53が全て紙容器50側に残り、合成樹脂製の注出筒54部分のみを除去しただけでは、紙と合成樹脂という異種材料の分離としては不十分である。したがって、このままでは紙容器の紙資源として回収され、再利用されることは難しくなる虞がある。さらに、紙容器50の開口部51に紙容器用注出具を取り付けるのに超音波溶着を採用すると、前記横溝56を変形せしめ、液密性に難が発生する虞がある。
そこで、本発明の目的は、注出具付の紙容器における紙資源としての回収に際して、ハ
サミなどの道具を使用する煩わしさを無くし、紙容器から注出具の除去回収を容易にして
、分別回収に寄与し、且つ液密性にもすぐれた紙容器用注出具を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するために提案されたものであって、下記の構成からなるこ
とを特徴とするものである。
すなわち、本発明によれば、紙容器の開口部に液密に溶着ないし接着される取付面が外
周に設けられているフランジ部と、該フランジ部の内周端に破断可能な複数のブリッジを
介して連結されている台座部と該台座部の上部内周側から立設させた注出筒とからなる注
出筒本体と、該台座部の下端面及び前記フランジ部の下端面に弱溶着ないし弱接着されて
前記複数のブリッジ間の空間部を液密に塞ぐリング状部材とからなり、前記リング状部材
は、前記注出筒本体及びフランジ部とは異材料から形成されてなり、前記複数のブリッジ
を破断すると共に、前記台座部または前記フランジ部から前記リング状部材を離脱させて
、前記紙容器から少なくとも前記注出筒本体を除去可能としたことを特徴とする紙容器用
注出具が提供される。
また、本発明によれば、前記リング状部材における前記台座部の下端面との溶着ないし
接着面の面積(S1)は、前記フランジ部の下端面との溶着ないし接着面の面積(S2)
よりも大(S1>S2)に設定され、前記リング状部材と前記台座部との溶着ないし接着
力を前記フランジ部との接着力よりも大とされており、前記複数のブリッジを破断すると
共に前記フランジ部の下端面から前記リング状部材を離脱させて、前記紙容器から前記注
出筒本体及び前記リング状部材を除去可能とした紙容器用注出具が提供される。
また、本発明によれば、前記フランジ部の内周端と前記台座部の下端部との間に幅広連
結部を設けると共に、該幅広連結部に隣接した前記フランジ部に径方向内周端から外周端
にかけて破断可能な弱化部を設けてなり、前記複数のブリッジを破断すると共に前記弱化
部を破断させることにより、前記フランジ部を前記紙容器の開口部から離脱させて、前記
紙容器から前記注出筒本体、前記リング状部材及び前記フランジ部を除去可能とした紙容
器用注出具が提供される。
また、本発明によれば、前記台座部の上部外周端に複数の紙容器開口端部仮止め爪を設
けた紙容器用注出具が提供される。
本発明の紙容器用注出具は、手指にて注出筒をつかみ力を与えて複数のブリッジを破断
すれば、紙容器から少なくとも注出筒本体を除去でき、加えて、除去される注出筒本体に
連なって、フランジ部に弱溶着ないし弱接着されているリング状部材も除去できるようになっている。したがって、注出具付の紙容器の紙資源としての回収に際して、特にハサミなどの道具を使用する煩わしさを無くして回収自体を促進させ、且つ紙容器に溶着ないし接着されるフランジ部の取付部を除く注出具をほぼ除去できるため、紙以外の異種材料の混入を出来るだけ押さえ再利用され得る効果があり、さらに分別収集に基づく破断のための弱化部や溝部が無いから、これらに対する超音波溶着の際に変形する虞もなく、液密性に難が生じない効果もある。
また、本発明の紙容器用注出具は、リング状部材と台座部との溶着ないし接着力が、フ
ランジ部との接着力よりも大であるから、複数のブリッジを破断すると共にフランジ部の
下端面からリング状部材を離脱させて、紙容器から注出筒本体及びリング状部材を除去す
ることができる。したがって、上記の効果に加えて、紙容器から注出筒本体は無論、リング状部材も確実に除去出来る効果がある。
また、本発明の紙容器用注出具は、手指にて注出筒をつかみ力を与えて複数のブリッジ
を破断し、さらに、幅広連結部を介してフランジ部の弱化部を破断させることにより、フ
ランジ部も紙容器の開口部から離脱させて、紙容器から注出筒本体、リング状部材及びフ
ランジ部を除去することができる。したがって、上記の効果に加えて、紙容器に溶着ないし接着されている注出具の全てを除去できるから、紙以外の異種材料の混入を完全に押さえ、再利用され得る効果がある。
また、本発明の紙容器用注出具は、紙容器の開口部にその注出筒が下から通され、さらに、台座部にある複数の紙容器開口端部仮止め爪が開口部を乗り越えさせられて、紙容器の開口部に仮止めされ、その状態でフランジ部の取付面が開口部に液密に溶着ないし接着されるために、上記の効果に加えて、紙容器用注出具が紙容器の開口部に容易に取り付け
られる効果がある。
以下に、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態を説明する。
図1は本発明の実施の形態を示す紙容器用注出具を紙容器に取り付け、キャップを装着した状態の断面図、図2はキャップを外した状態の紙容器用注出具の斜視図、図3はリング状部材を取り付ける前の紙容器用注出具の底面図、図4はリング状部材を取り付けた後の紙容器用注出具の底面図、図5は紙容器に紙容器用注出具(キャップ付)を取り付けた状態の斜視図である。
これらの図面において、紙容器用注出具1は、紙容器2の開口部3に液密に溶着ないし接着される取付面4が外周に設けられているフランジ部5と、このフランジ部5の内周端に破断可能な複数のブリッジ6を介して連結されている台座部7とこの台座部7の上部内周側から立設させた注出筒8とからなる注出筒本体9と、台座部7の下端面及びフランジ部5の下端面に弱溶着ないし弱接着されて複数のブリッジ6間の空間部10を液密に塞ぐリング状部材11とからなり、このリング状部材11は注出筒本体9及びフランジ部5とは異材料から形成されてなり、複数のブリッジ6を破断すると共に、台座部7またはフランジ部5からリング状部材11を離脱させて、紙容器2から少なくとも注出筒本体9を除去可能としたものである。
前記紙容器2としては、各種乳製品、ジュース類、酒類などの液状の内容物を充填出来るものであり、且つその開口部3に紙容器用注出具1の取付面4が液密に溶着ないし接着され得るものであれば、形状などに特に限定がない。紙容器2は、上記液状の内容物を充填するため、少なくとも内面にこれに耐えうるための処置、例えば、樹脂コーティングなどが施されている。
前記注出筒本体9は、既述のとおり、台座部7とこの台座部7の上部内周側から立設した注出筒8とからなり、この注出筒8には、その外周面に螺条20が刻設されてキャップ21が螺着脱自在となっている。この注出筒8には底板22が設けられ、その底板22には開封予定部23があり、この開封予定部23はスコア24により囲まれ、破断除去可能な部位である。この開封予定部23に設けたスコア引裂用タブ25に手指を掛けて引っ張り、スコア24を破断すれば開封予定部23を除去、すなわち、開封することが出来る。なお、開封後のシールは、キャップ21に設けたインナーリング26と注出筒8の上端部内周面とが嵌合することによりなされる。
一方、前記フランジ部5は、その上面が紙容器2の開口部3に液密に溶着ないし接着される前記取付面4となり、さらに、その内周端が破断可能な複数のブリッジ6を介して前記注出筒本体9の台座部7に連結されている。したがって、複数のブリッジ6間に空間部10が生じ、この空間部10は、フランジ部5と前記台座部7との間に渡され、弱溶着ないし弱接着された前記リング状部材11によって塞がれている。すなわち、フランジ部5の下端面の内周側に環状段差部30が形成され、さらに、台座部7の下端面の外周側に幅広環状段差部31が形成されて、これら環状段差部30及び幅広環状段差部31にリング状部材11が嵌められた状態で、弱溶着ないし弱接着され液密とされる。
この紙容器用注出具1は、以下のような2色成形により作製される。まず、金型にて複
数のブリッジ6を含んでフランジ部5と注出筒本体9とを、例えば、ポリエチレン樹脂に
て射出成形し、その後、リング状部材11に相当する空間を金型をずらし移動することで
形成して、その空間に異材料の樹脂、例えば、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)
などのポリエチレン樹脂より軟質な材料を供給することで、リング状部材11を射出成形
するものである。
なお、リング状部材11が上記したフランジ部5の環状段差部30及び注出筒本体9の幅広環状段差部31に弱溶着ないし弱接着されることは、フランジ部5及び注出筒本体9の材料であるポリエチレン樹脂に対して強接着し難いエチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)という異材料が採用されることにより実現される。また、紙容器2の開口部3に紙容器用注出具1を取り付ける際、紙容器2とフランジ部5とを超音波溶着によって強固に接着する必要があるが、リング状部材11がEVAなどの軟質材料であると、超音波溶着時に生じる振動を吸収し易く、紙容器用注出具1内にある諸々の脆弱な部分の変形を緩和して、開封予定部23の周りに設けられるスコア24のような薄肉部へのピンホールなどの発生を防ぎ、液密性を保持することが出来ることになる。リング状部材11の材料については、上記種類に限定される訳ではなく、フランジ部5及び注出筒本体9の材料に対して、軟質且つ弱溶着ないし弱接着する異材料であれば、何を使用しても構わない。
上記のように作製されたリング状部材11は、注出筒本体9の台座部7における下端面
の面積、すなわち、幅広環状段差部31との弱溶着ないし弱接着面の面積(S1)は、フランジ部5の下端面の面積、すなわち、環状段差部30との弱溶着ないし弱接着面の面積(S2)よりも大(S1>S2)に設定され、リング状部材11と台座部7との溶着ないし接着力をフランジ部5との溶着ないし接着力よりも大とされている。
したがって、紙容器2使用後の廃棄の際、手指にて注出筒8をつかみ力を与えて複数の
ブリッジ6を破断すれば、リング状部材11は注出筒本体9の台座部7との溶着ないし接
着力が大であるから、注出筒本体9側に連なってリング状部材11がフランジ部5の環状段差部30から離脱して、紙容器2から注出筒本体9およびリング状部材11をも確実に除去することが出来る。
そして、前記注出筒本体9の台座部7における上部外周端には、複数(この例では4本
)の紙容器開口端部仮止め爪32が設けられている。この紙容器開口端部仮止め爪32は
、紙容器2の開口部3に紙容器用注出具1を液密に溶着ないし接着するのを容易にするた
めのものである。すなわち、紙容器2の開口部3に紙容器用注出具1の注出筒8が通され
、さらに、台座部7にある4本の紙容器開口端部仮止め爪32が乗り越えさせられて、こ
の紙容器開口端部仮止め爪32により開口部3に仮止めされ、その状態でフランジ部5の
取付面4が開口部3に液密に溶着ないし接着される。
次に、図面を参照して、上記構成になる紙容器用注出具1の使用について説明する。
まず、紙容器2の開口部3に紙容器用注出具1を上述の紙容器開口端部仮止め爪32に
より仮止めして、超音波溶着する。その際生じる振動を、リング状部材11にEVAなど
の軟質材料を採用することで吸収し、紙容器用注出具1の注出筒8の底板22にあるスコ
ア24などへの変形を緩和して、ピンホールなどの発生を防ぎ、液密性を保持する。その
後、図5の紙容器2内に収容されている各種乳製品、ジュース類、酒類などの液状の内容
物を利用するには、紙容器用注出具1に装着していたキャップ21を螺脱し(図6参照)
、スコア引裂用タブ25に手指を掛けて引っ張り、スコア24を破断して開封予定部23
を除去して開封し(図7参照)、紙容器用注出具1の注出筒8から液状内容物を他の容器に注ぐという通常の使用形態に供される。
紙容器2の液状内容物を全て消費し終わったら、注出筒8を手指でつかみ力を与えて複
数のブリッジ6を破断すれば、リング状部材11は注出筒本体9に連なってフランジ部5
の環状段差部30から離脱して、紙容器2から注出筒本体9とともにリング状部材11も確実に除去出来て(図8参照)、除去後の紙容器2を紙資源回収処分に付せばよい。
図9は本発明の他の実施形態を示す紙容器用注出具1Aを示し、この紙容器用注出具1
Aと図1ないし図8に示す紙容器用注出具1との相違点は、フランジ部5の内周端と台座部7の下端部との間に幅広連結部33を設けると共に、この幅広連結部33に隣接したフランジ部5に径方向内周端から外周端にかけて破断可能な弱化部34を設けた点にある。これにより、手指にて注出筒8をつかみ力を与えて複数のブリッジ6を破断し、さらに、幅広連結部33を介してフランジ部5の弱化部34を破断させることにより、フランジ部5も紙容器2の開口部4から離脱させて、紙容器2から注出筒本体9、リング状部材11及びフランジ部5の紙容器用注出具1全てを除去することが出来、紙以外の異種材料の混入を完全に押さえ、良好に再利用することが出来る。その他の構成、作用は図1ないし図8に示す紙容器用注出具1と同じなので、その詳細な説明を省略する。
以上、本発明の実施例1、2について説明したが、具体的な構成はこれに限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲での変更は適宜可能であることは理解されるべきである。
本発明の紙容器用注出具は、注出具付の紙容器における紙資源としての回収に際して、
紙以外の異種材料である合成樹脂などの混入を出来るだけ押さえ、しかもハサミなどの道
具を使用する煩わしさから開放して、資源回収自体を促進させることができる点に極めて
高い利用可能性がある。
本発明の実施例1に示した実施の形態を示す紙容器用注出具を紙容器に取り付けキャップを装着した状態の断面図である。 図1の注出具のキャップを外した状態の紙容器用注出具の斜視図である。 同じく、リング状部材を取り付ける前の紙容器用注出具の裏面図である。 同じく、リング状部材を取り付けた後の紙容器用注出具の裏面図である。 実施例1に示した紙容器に紙容器用注出具(キャップ付)を取り付けた状態の斜視図である。 同じく、紙容器の利用状態を示す斜視図である。 同じく、紙容器の利用状態を示す斜視図である。 実施例1に示した紙容器から注出具を除去する状態の斜視図である。 実施例2に示した実施形態を示す紙容器用注出具の斜視図である。 特許文献1に示された紙容器用注出具の側断面図である。
符号の説明
1、1A 紙容器用注出具
2、50 紙容器
3、51 開口部
4 取付面
5、53 フランジ部
6 ブリッジ
7 台座部
8、54 注出筒
9 注出筒本体
10 空間部
11 リング状部材
20 螺条
21 キャップ
22 底板
23 開封予定部
24 スコア
25 スコア引裂用タブ
26 インナーリング
30 環状段差部
31 幅広環状段差部
32 紙容器開口端部仮止め爪
33 幅広連結部
34 弱化部
52 取付部
55 直線状弱化部
56 横溝

Claims (4)

  1. 紙容器の開口部に液密に溶着ないし接着される取付面が外周に設けられているフランジ
    部と、該フランジ部の内周端に破断可能な複数のブリッジを介して連結されている台座部
    と該台座部の上部内周側から立設させた注出筒とからなる注出筒本体と、該台座部の下端
    面及び前記フランジ部の下端面に弱溶着ないし弱接着されて前記複数のブリッジ間の空間
    部を液密に塞ぐリング状部材とからなり、
    前記リング状部材は、前記注出筒本体及びフランジ部とは異材料から形成されてなり、
    前記複数のブリッジを破断すると共に、前記台座部または前記フランジ部から前記リング
    状部材を離脱させて、前記紙容器から少なくとも前記注出筒本体を除去可能としたことを
    特徴とする紙容器用注出具。
  2. 前記リング状部材における前記台座部の下端面との溶着ないし接着面の面積(S1)は
    、前記フランジ部の下端面との溶着ないし接着面の面積(S2)よりも大(S1>S2)
    に設定され、前記リング状部材と前記台座部との溶着ないし接着力を前記フランジ部との
    接着力よりも大とされており、前記複数のブリッジを破断すると共に前記フランジ部の下
    端面から前記リング状部材を離脱させて、前記紙容器から前記注出筒本体及び前記リング
    状部材を除去可能とした請求項1記載の紙容器用注出具。
  3. 前記フランジ部の内周端と前記台座部の下端部との間に幅広連結部を設けると共に、該
    幅広連結部に隣接した前記フランジ部に径方向内周端から外周端にかけて破断可能な弱化
    部を設けてなり、前記複数のブリッジを破断すると共に前記弱化部を破断させることによ
    り、前記フランジ部を前記紙容器の開口部から離脱させて、前記紙容器から前記注出筒本
    体、前記リング状部材及び前記フランジ部を除去可能とした請求項1または2記載の紙容
    器用注出具。
  4. 前記台座部の上部外周端に複数の紙容器開口端部仮止め爪を設けた請求項1ないし3の
    いずれかに記載の紙容器用注出具。
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